ZZZ × 555   作:びぎなぁ

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未確認複合侵蝕体

 

 

 

 

 

モニュメントの中から突如現れた謎の異形。異形はこちらを視認すると猛スピードでファイズへと襲いかかる。

 

 

「ファイズ! 来る!!」

 

「フッ!!」

 

 

ファイズはあらかじめ装備しておいたファイズショットで異形の攻撃を弾く。そのまま流れるようにフォンのENTERキーを押す。

 

 

[Exceed Charge]

 

 

 

そして追撃の『グランインパクト』を異形目掛けて繰り出した。

 

衝撃で吹っ飛ぶ異形。吹っ飛んだ先で体勢を立て直し、再びファイズへと襲いかかろうとし──

 

 

『逃がすかい!』

 

 

ハンスの足で異形は抑えつけられた。逃げ出そうともがくが、そう出来るほどのパワーは無いようだ。

 

 

『ねんねしとれ!』

 

「ふぅ……ヒヤッとしたぜ」

 

「ファイズ、大丈夫!?」

 

「大丈夫だ……にしても、何者なんだ?エーテリアスなのかコイツ」

 

「……そうには見えない。人間の侵蝕体って訳でもなさそうだし……」

 

 

プロキシは異形に近付き、まじまじと観察をする。すると──

 

 

「グォォオオオオオ!!!」

 

 

「っ!?」

 

 

突如異形の周りに大量のエーテル結晶の柱が飛び出し、壁を作るように皆を吹き飛ばした。

 

 

「マジか……ハンス!フライデー!応えろ!」

 

「シグナルロスト! エーテル指数増大!気を付けて──」

 

 

瞬間、エーテル結晶の壁の向こう側で大きな爆発が起こった。その衝撃波だけでも吹き飛ばされそうになる。

 

そこから現れたのは──

 

 

「ガァァァアアアアアア!!!」

 

 

「あの野郎……重機を取り込みやがった……!」

 

 

グレーテルのチェーンソー。

 

フライデーのパイルドライバー。

 

ハンスのショベル。

 

 

三台の重機を取り込み、巨大なエーテリアス、複合侵蝕体が生み出された。

 

侵蝕体は左手の極太のチェーンソーでファイズを叩き潰そうと振り下ろされる。

 

 

「……!!」

 

 

ファイズは後ろへ飛び攻撃をかわす。そして近くのオートバジンの左グリップにミッションメモリーを装填する。

 

 

[Ready]

 

 

ファイズエッジを引き抜き、そのまま侵蝕体に向かって走り出す。それを見た侵蝕体は迎撃にパイルドライバーを振り下ろした。

 

 

「っ!!」

 

 

ファイズはエッジを構えてショベルを辛うじて防ぐ。パイルドライバーとエッジが激しくぶつかり、火花が散る。

 

 

「てめぇの相手はオレだ!!行くぜ兄弟!」

 

「子供たちを返してもらうよ!」

 

 

ファイズがパイルドライバーを防いでいる隙に、アンドーが左手のドリルで攻撃をし、グレースがネイルガンで援護をする。

 

 

「グォォオオオオオ!!!」

 

 

やはり重機が相手なだけあり、電気による攻撃は効果抜群のようだ。しかし、侵蝕体の方もなんのこれしきと言わんばかりにショベルを振り回し、三人は吹き飛ばされる。

 

アンドーとファイズはなんとか受身を取ったが、グレースの方はこのままでは壁にぶつかってしまう。

 

その時、オートバジンがバトルモードに変形し、吹き飛ばされたグレースを見事受け止めた。

 

 

「──おお!ありがとう、助かったよバジンたん!」

 

(バジンたん?)

 

「ベン!あたしたちも行くぞ!」

 

 

クレタはベンのタンピングランマーを踏み台にし、大きく飛び上がる。

 

 

「これでも……っ、喰らえぇぇええ!!」

 

 

そして侵蝕体のコアに向けて思い切りハンマーを振り下ろした。しかし──

 

 

「うわぁっ!?」

 

 

ハンマーが本体に当たる前に、侵蝕体が振り回したチェーンソーを喰らい、クレタはエーテル結晶の壁の方へと吹き飛ばされてしまった。

 

 

「クレタ!!」

 

 

ファイズはフォンのENTERキーを押し、侵蝕体に向かって走り出す。

 

チェーンソーを足場にし、フォトンブラッドをチャージしたファイズエッジで本体を突き刺そうとするが──

 

 

「グォォオアアアアア!!」

 

 

「ぐっ!!」

 

 

グラップルに掴まれた後、思い切り地面へと叩きつけられてしまった。

 

 

(さっきから、攻撃が……通らねぇ)

 

 

攻撃をしようとすればチェーンソーやらで叩き落とされ、様子見をすればミサイルが飛んでくる。

 

このままジリ貧の状態が続けば体力切れで負けるのも時間の問題だ。

 

 

(……こうなったら、アレを使うしか……)

 

 

ファイズは左手首に装着しているデジタルリストウォッチ型ツール──『ファイズアクセル』に目を落としながらそう考えた。




二章でコイツを出すのはちょっと早い気もするけど書きたかったからしょうがない!!
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