ZZZ × 555   作:びぎなぁ

62 / 302
この作品を書き始めてちょうど二ヶ月が経ちました
ここまでやって来れたのも、ひとえに皆様の応援のおかげです!

これからもよろしくお願いします!


マリオネット・ツインズ①

 

 

 

 

 

バレエツインズの主であるマリオネット・ツインズとの戦闘。

 

最初に動き出したのは、ツインズの片割れであるブラックベールだった。

 

 

「!!」

 

[Ready]

 

 

ファイズショットを装備し、ブラックベールの攻撃を殴って弾く。

 

すると続けざまにもう一体の片割れのグレイベールの攻撃が飛んできた。

 

鋭利な足を回してファイズを切り裂こうとする。

 

 

「ハッ! タァッ!!」

 

 

ファイズは持ち前の反射神経で二体の猛攻をかわしていく。

 

そして反撃にファイズショットによるパンチと、エクシードチャージ抜きでも強力なキックを織り交ぜ、着実にダメージを与えていく。

 

デッドエンドブッチャーや未確認侵蝕体と違い、攻撃が中々通らないという事はなかった。

 

 

(このまま片方を倒して、タイマンに持ち込む……!)

 

 

一対一なら負ける道理はない。飛行船のタイムリミットも迫っているので、ファイズは早期決着に動く。

 

ツインズ二体を蹴りで吹き飛ばしたあと、ミッションメモリーをファイズポインターに付け替える。そして右下腿部のエナジーホルスターにセットした。

 

 

[Exceed Charge]

 

「ハッ!!」

 

 

フォトンブラッドをチャージ後、グレイベールに向けてポインティングマーカーを発射し、動きを封じ込める。

 

 

「ハァァァァァアアッ!!」

 

 

そしてファイズはグレイベールへ『クリムゾンスマッシュ』を叩き込んだ。

 

ポインティングマーカーは弾かれること無く、キックはグレイベールへヒット。

 

『Φ』のマークを浮かべ、グレイベールはその場に倒れ伏せた。

 

 

(よし……あとはアイツを──)

 

 

ファイズが残ったブラックベールへと向き直ったその時だった。

 

突然ブラックベールは、美しくも恐ろしい歌声とともに、グレイベールに向けて哀悼の舞を捧げ始めた。

 

 

「なに……これ……?」

 

「……っ、何かヤバい!」

 

[Exceed Charge]

 

 

ファイズは再びフォンのENTERキーを押し、ブラックベールに『クリムゾンスマッシュ』を喰らわせるべく走り出す。

 

そしてポインティングマーカーを射出しようとジャンプをした所を──

 

 

「っ!ぐわぁっ!!」

 

「ファイズ!」

 

 

──エーテルの弾によって撃ち落とされた。そのまま地面へと落ちるファイズ。

 

弾を撃ったのは……先程『クリムゾンスマッシュ』で倒したはずのグレイベールだった。

 

 

「嘘……?」

 

「……復活しやがった 」

 

 

こちらを嘲るかのように奇っ怪な笑い声を上げながら、ツインズは再びファイズへと襲いかかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

「皆、こっちだよ! 急いで!」

 

「ま、まさか屋上への通路が爆破されてたなんて……!」

 

 

一行はレインが捕らわれているであろう屋上へと急いでいた。

 

しかしそれを読んでか、すでに反乱軍は屋上への通路を時限爆弾で爆破。

 

別のルートによる迂回を強いられることとなった。

 

 

「着いた! あそこだよ!」

 

 

屋上への裂け目があるB棟のロビーへと到着したプロキシ達。

 

するとそこに人影がいるのを見つける。

 

 

「……あれは」

 

 

レインではない。その姿はプロキシ達にとってひどく見覚えのあるものだった。

 

 

「タクミ……? タクミだよね!?」

 

「よ、良かった……! 無事だったんですね、タクミ様!」

 

「…………」

 

 

普段から見慣れている弟の姿。見間違えるはずもなかった。

 

 

「おーい、タク──」

 

「待ってプロキシ」

 

 

プロキシがタクミの元に駆け寄ろうとした所をエレンが止める。

 

 

「? どうしたの、エレン?」

 

「よく見て。なんでアイツ、ファイズに変身してないの?」

 

「なんでって──あ」

 

 

ここはバレエツインズのホロウ。ただでさえ危険なこの場所で、変身せずに生身でいるのはおかしい。

 

何者かは不明だが、本物のタクミでは無いことは確かだ。

 

 

「ホロウ内に生息し、当人そっくりにその姿を変える……ライカンさん、彼は──いえ、あの者はもしや……」

 

「ええ。間違いなく、『ドッペルゲンガー』の類でしょう」

 

 

目の前のタクミと思しき少年。

 

その腰には──金色のベルトが装着されていた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。