ZZZ × 555   作:びぎなぁ

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助太刀

 

 

 

 

 

 

レースがスタートし、ゴール地点のシンダーグロー・レイクへ向かうためにバイクを走らせていたシーザー達。

 

途中までは失速する事もなく、順調に進んでいたが……ここで思わぬアクシデントが起きる。

 

何者かが設置したエーテル爆薬により、巨大な岩が落下し、シーザー達がいた地面を吹き飛ばしてしまったのだ。

 

こんなことが起きれば、本来なら『ツール・ド・インフェルノ』所では無いはずなのだが……

 

 

「……プロキシ、どうだった?」

 

「やっぱりタクミも何も知らないみたい。Fairyの言う通り、ライブ中継の映像が細工されてる!」

 

 

ルーシーやライトと合流し、今の状況を確認する。

 

レースがライブ中継されている会場のモニターやテレビで使われている映像は完全なフェイク。

 

映像には爆発の様子はなく、レースが白熱している様子が映し出されていた。

 

ホロウの中の情報を一切遮断されているこの状況。敵の狙いは恐らくシンダーグロー・レイクだろうとプロキシは推測した。

 

 

「シーザー、どうする?」

 

「決まってんだろ、シンダーグロー・レイクに行く! ヤツらの好きにはさせねぇ!」

 

 

爆発の衝撃でバイクから放り出されたシーザー達だったが、幸い彼女達の近くにそのバイクが落ちていた。

 

一行はバイクに乗り、シンダーグロー・レイクへと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、ファイズは超大型バイク『ジェットスライガー』に乗り、オートバジンと共にシンダーグロー・レイクがあるホロウへと突入していた。

 

何故オートバジンではなく、ジェットスライガーに乗ってホロウへ入ったのか。

 

その理由はジェットスライガーに隠されているある機能にある。

 

ジェットスライガーにはなんと、無秩序に変化し続けるホロウの状況を分析し、自動で脱出ルートを算出してくれる機能があるのだ。

 

ただし、Fairyより演算速度は遅い。Fairyがこれを聞いた時は『下位互換』と罵っていた。

 

その下位互換でも、この状況ならかなり頼りになる機能だ。

 

だが欠点もある。バレエツインズのような狭い場所では使えないのと、そもそもプロキシがいるため使う機会があまりない事だ。

 

 

 

液晶に表示されたガイドを元に、シンダーグロー・レイクへ向かうファイズ。

 

そこに思わぬ横槍が入る。

 

 

「グォォオオオ!!」

 

「っ!? ぐわあっ!!」

 

 

二本角の巨大なエーテリアスが猛スピードで突進してきたことにより、ファイズはジェットスライガーから放り出された。

 

ファイズはすぐに起き上がり、ファイズポインターにミッションメモリーを装填し右腿部にセット。

 

 

[Complete]

 

 

そしてアクセルメモリーをファイズフォンに装填し、アクセルフォームへと変身した。

 

 

「グゥウアアアアアア!!!」

 

 

「っ! ぐぅッ!!」

 

[Start Up]

 

 

エーテリアスの突進を抑え込みながら、スタータースイッチを押す。

 

エーテリアスを蹴り飛ばして引き剥がした後、ファイズは大きく飛び上がり複数のポインティングマーカーを射出する。

 

 

「ハァァァアアアッ!!」

 

 

そして動きを封じ込めたエーテリアスに無数の『クリムゾンスマッシュ』を叩き込み、消し飛ばした。

 

 

[Reformation]

 

「もう邪魔すんなよ……!」

 

 

アクセルメモリーを外し、通常形態へ戻るファイズ。再びジェットスライガーに乗り、シンダーグロー・レイクへ向かおうとするのだが──

 

 

「グォォォオオオ!!!」

 

「…………!」

 

 

先程と別のエーテリアスが、今度は複数体やって来た。なんとも間が悪いが、ここで足止めを食らう訳には行かない。

 

ミサイルを発射するのも一つの手としてある。しかし、それによりホロウ内の構造が変化してしまうのは避けたい。

 

ファイズはジェットスライガーから降り、戦闘態勢に入る。その時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ファイア」

 

[Burst Mode]

 

 

「!? グォォォ!!」

 

 

何者かの銃撃によって、エーテリアスが怯んだ。

 

ファイズは何事かと銃撃が飛んできた方向を見る。そこには──

 

 

「……! アンタは……」

 

 

黒いボディ、白いフォトンストリームを纏った強化スーツ。そして──オレンジ色の複眼。

 

タクミが探していたホロウレイダー、デルタの姿がそこにはあった。




良い子の諸君!

お察しの通り原作のジェットスライガーにそんな機能はない!またしても作者の捏造だ!
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