戦国武将に憧れて強くなりすぎた男の物語   作:カサシチ

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 口調がおかしい可能性があります。
 あと、シンプルに物語を復習してくるので投稿が遅れるかもしれません。

 


鬼=豆腐

 

 突然だが、俺は転生した。

  

 戦国時代だと思ってワクワクしてたら戦国恋姫だった。

 

 ……………ダメとも言えねぇよ!?

 

 という流れだ。

 

 

 

 

 「なぁ、光璃さんよ。」

 

 「どうしたの?」

 

 俺は光璃の方を見る、ゲームで見た時と同じように無表情だが、この世界の俺の経験でなんとなく感情わかるような気がする。

 

 「俺、どのくらい寝てた?」

 

 「だいたい、5時間。」

 

 俺はあたりを見回そうとした所でやめた。

 ………時計ないじゃん。

 

 「はぁ、」

 

 俺は立ち上がってとりあえず大きく息を吸った。

 

 ………さてと、どうすっか。

 

 「そういえば秀昌。」

 

 「どした。」

 

 「上川隊の訓練はしなくてもいいの?」

 

 「あー、じゃあしてくるわ。」

 

 俺は光璃を見て振り返り、自分の記憶を辿りながらその場を後にした。

 

 

 

 

 

 …………ここか。

 

 「あ、秀昌様ぁ!」

 「秀昌様、よろしくお願いします!」

 

 俺は体育館ほどの大きさの茶色の木造の道場らしい場所に来ていた。

 

 俺の記憶を辿っていくと小笠原家攻略の時に活躍して正式に部隊を貰ったことになっている。

 

 それが拡大していき、今では数千人の武田家主力の部隊になっている。

 

 

 まぁ、神さんが言った通り俺自身でもそうやるだろうなという感じの行動をしている。

 

 実際、俺は今非常にテンションが高い。

 

 「遅れて悪かったな!それじゃあ今回は俺とタイマン勝負してみるか!」

 

 そうして俺は部隊の皆(道場にいるのは50人。)と対決することになった

 

 

 

 

 

 「踏み込みが弱い!」

 

 「技術がシンプルに足りない!」

 

 「お前はパワーだ!」

 

 

 

 

 ……俺は1時間ほどで50人全員を倒した。

 まぁ、皆の練度は相当高い、だが俺は前世で色々やりこんでいたが、特にやりこんでいた剣道のスキルは高い。

 

 この世界の本多忠勝……綾那相手でも余裕で勝てる。

 

 それほどまでに強いと思っている。

 まぁ、剣道のスキルだけならって話だ

 

 俺は汗を腕で拭き、周りを見回しながら

 

 「皆、10間休憩をとった後に各々と模擬戦をしておけ!」

 

 と言った。すると

 

 「「「「「「はい!」」」」」

 

 と帰ってきた。

 

 その言葉を聞いた俺はその場から離れた。

 

 

 

 

  

 

 

 

 いやー、楽しかった!

 

 1時間もできたぜ! 

 

 まぁ、だいぶ手加減したけど。

 それでも前世じゃそれでも一瞬で終わってたし。

 

 1時間出来たのは皆の練度が相当高いおかげだな。

 

 「いやー、楽しかったな!」

 

 そうして俺が道場から離れた縁側でゆっくりしていると、俺に話しかけてくる奴がいた。

 

 「やぁ!元気そうじゃないか!」

 

 「よ、一二三。」

 

 光璃の赤色より少しオレンジがかった髪色をしているこいつは真田一二三昌幸。

 

 俗に言う、何考えているかわからん愉快犯。

 そう、犯罪者だ。

 

 「何か失礼なこと考えてない?」

 

 「イヤソンナコトナイゾ!」

 

 俺がカタコトでそう言うと一二三は俺を見つめて、俺の隣に座った。

 

 「それで、また道場で暴れてきたのかい?」

 

 「あぁ、楽しかったぞ。お前もやるか?」

 

 「遠慮しておくよ、君には勝てないからねぇ。」

 

 そうニヤニヤしながら言う一二三。

 一二三は単純な武力ならば俺には勝てない。だが、こいつの武器は武力ではなく

 

 「謀略があるだろ、お前には。」

 

 そうこいつの最強の武器、それは謀略や戦略。

 戦術的な面でも強いが、特にこいつは時勢を見るのに長けている。

 

 逆に言うと俺はそれが苦手だったりする。

 

 「逆に言うと君にはそれ以外勝てないんだけどねぇ。」

 

 そう言って相変わらずニヤニヤする一二三。

 流石に俺でもこいつは部下にできないな。

 

 「ニコニコしてどうしたんだい?」

 

 「あぁ、お前や俺とか他の癖だらけの連中纏めてる光璃って凄いなって。」

 

 「確かにお館様は凄い方だよ。まぁ、でもそれ以上に。」

 

 すると一二三はぐいっと俺の方に顔を近付いて

 

 「君のその武力や統率力もまたその原因の一つだと思うけどねぇ。」

 

 「そうか?俺自身、統率力なら光璃に勝てない気がするが。」

 

 純粋にそう思ったのでそういうと一二三は指を俺に指して言った

 

 「タイプが違うんだよ、君とお館様とではね。」

 

 「よくわからんが、俺は俺なりに頑張るとするかな。」

 

 そう言って俺は立ち上がる。

 

 「何をするんだい?」

 

 俺は振り返って

 

 「腹減ったから道場の連中と飯を食う。」

 

 「……なんというか、実に君らしい回答だったよ。」

 

 少し呆れられた気がするが、俺はその場を離れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「いや、美味いな。」

 

 俺は今生まれて初めて食べる(記憶抜き)この時代のご飯を食ったらつい言葉に出てしまった。

 

 マジで美味い。

 

 「わかります!美味しいですよね!」

 「おいおい、失礼だぞ!」

 

 失礼ではあるが、なんとも思わないけどな!

 

 「別に構わないぞ、今は同じ味覚を持つ者同士だからな!」

 

 とこんぐらいテンションが上がるぐらいには美味い。

 誰が作ってるのか気になるわぁ。

 

 「そうだ、秀昌様。」

 

 「どうした?」

 

 「最近流行りの鬼の噂って知ってます?」

 

 鬼の噂、それはこの戦国恋姫のストーリーにおいての一番の肝と言っていい部分だ。

 

 詳しくは覚えていないが確かー、鬼が出現しててなんかぁ、信虎とか義景とかが鬼になってたって感じだっけか。

 

 まぁ、これは俺だけの秘密だが。

 

 「あぁ、聞いている。ここ最近、行方不明者も多いらしいから気をつけておくことに損はないかもな。」

 

 「ちょ、ちょっと怖くなってきましたよ……。」

   

 その後、俺は飯を食って城下町を歩くことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……夜 城下町

 

 

 

 「うん、やっぱり夜の空気は澄んでて美味しいな。それに月も綺麗だ。」

 

 俺は改めて自分の状況を確認する為に来たのだ。

 

 俺は戦国恋姫の世界にやってきて上川隊武田家の重臣であること、おそらく武田のあの雰囲気から見るに桶狭間の戦いよりも前だ。と言ってももうそろそろと言った所だろう。

 

 そして、今後俺がどう動くかがこの世界の肝になる。

 俺がストーリーを理解していたらまた話は別なんだろうが。

 

 「はぁ……、ゆっくり考えごともさせてくれないのか。」

 

 俺は自身の後ろにあるおおよそ横1.5メートルほどの間の路地に、ある気配を感じた。

 

 「いるんだろう?鬼さんよ。」

 

 俺がそういうのと同時にのそのそと路地から出てきた。肌色の荒れた肌、理性を感じさせない顔、それはやはり鬼であった。

 

 

 その鬼は俺を見るとこっちにダッシュしてきた。

 

 「俺と戦うとみた、俺も戦おう。」

 

 俺は剣を抜き相手との距離を測る。

 

 残り6メートル、5メートル、4メートル、3メートル。

 

 「2メートル、ここだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 秀昌が降った剣は鬼の腹部に入った。

 すると鬼はまるで豆腐のように切れたのだ。

 

 「え?」

 

 混乱している秀昌は真っ二つになって倒れた鬼に近寄り、しゃがんで死体を突っつき始める。

 

 「こりゃ、死んだな。」

 

 「(それにしても、なんで豆腐のように切れたんだ?)」

 

 そう思った秀昌は自身の刀を見る。

 

 「別に特別な剣でもないよなぁ……。」

 

 実は秀昌はゲームにより鬼が自身の剣による攻撃を弾けると思いこんでいる。

 

 普段は自身の実力をちゃんと理解している秀昌は鬼の強さを過大評価しているのだ。

 

 普通に考えてムキムキが今までの経験で相手の弱点を瞬時に見抜いて落ち着いて斬ってきたらいくら鬼でも斬れるのだ。

 

 忘れてるかもしれないが秀昌は筋トレ毎日5種類を1万回ずつやっている男である。

 

 さらには武田家というか戦国最強の立場の人間である。

 

 斬れない訳がないのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……翌日昼 躑躅ヶ崎館

 

 「鬼が豆腐のように斬れた……?」

 

 「そう、別に特別な剣は使ってないんだけどな。」

 

 俺は今仕事をしている光璃に夜にあったことを話している。

 

 別に話さなくても良かったんだが、共有するべきだと思ったからだ。

 

 「……それってどんな鬼だった?」

 

 「んーとな、まぁグレーの肌で大きさも噂に聞いていたのと同じくらい。」

 

 俺がそういうと光璃は仕事の手を止めて考え始めた。

 

 「…………なんとなくわかった気がする。」

 

 そういうと俺に光璃はジト目を向けてきた。

 

 「……どうした?」

 

 「普通に秀昌が強いだけだと思った。」

 

 「……………?」

 

 ちょっとよく理解ができなかったのでもう一度聞くとしよう。

 

 「どういうことですか……?」

 

 「秀昌が強いから鬼が豆腐のように斬れたんだと思った。」

 

 「流石にそんなこと………………。」

 

 あるかもしれないと思ってしまった。

 

 確かによくよく考えたらこんなムキムキが剣術を全力で使ったらなるかもしれない。

 

 「光璃は俺のことよくわかってんな。」

 

 「秀昌が疎いだけ。」

 

 グフゥアァ!!!正論だ!!

 ダメージがデカすぎるだろ!?

 

 一通りふざけ終わったな。

 真面目モードになるか。いや、戦国武将モードだな。

 

 俺は全神経を集中させた。

 「………………………!」

 

 

 「それで、光璃は鬼をどう対処するんだ?」

 

 「……………害する存在なら倒す、それだけ。」

 

 うん、流石光璃といった感じだ。

 

 「倒す時の武力は任せとけ。」

 

 「わかった。」

 

 俺はゆっくりと立ち上がってちょっと痺れた足を引きずりながら部屋から出る。

 

 「そうだ、秀昌。」

 

 その言葉に反応して俺は後ろに振り返る。

 

 「今日、一緒に寝よ。」

 

 光璃はニコッと笑う。

 

 記憶の中では小さい頃から一緒に寝てたという記憶があるし、最近でも一緒に寝ていたようだ。

 

 「……………そろそろ流石に『ダメ?』……いいぞ。」

 

 これでいいんや。男は女の笑顔には弱いんだ。

 

 「秀昌と一緒に寝るの楽しみ。」

 

 「そうかい。」

 

 俺はそう言って痺れがいつのまにかなくなっていた足でその部屋から出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 その後、しっかりと二人で寝たそうです。
 
 秀昌君は恋姫世界の記憶の影響で特に何も言われずとも光璃の頭を撫でます。

 後外見載せておきます。

 黒髪黒目
 178cm
 79kg(ほぼ筋肉)
 自覚はないがイケメン。
 
 服装はいつも肩衣袴で外に出る時は編笠を着用。
 戦闘時は編笠を脱いで戦う。

 the頼りになる人間って感じです
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