IS 天の道を行き総てを司る   作:√Mr.N

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 夢中で書いたら長くなった…
そしていつも通り駄文
 それでもよろしければ
どうぞ


01

 司とハジメがISを動かしてから数ヶ月後、今日は学校初日だ。

 もちろん学校はIS学園。

ISを動かしてから猛スピードで話が進み入学が決まった。その間にマスコミに追いかけ回されたり(無論全て撒いた)、IS関連の企業にスカウトされたり(無論全て断った)、研究のためか誘拐されかけたり(無論全て返り討ち)したことはここだけの話だ。

 そして全寮制であるため総司の家を出ることになった司は和風に改造したIS学園の制服を着ている。

 

「もう行くのか」

「あぁ、加賀美が待ってる」

「そうか…荷物はそれだけか?」

「大体あっちに送っている。まぁ、足りない物があればここへ来るがな」

「少し待っていろ司」

 

 2、3分待っていると総司はアタッシュケースを持って現れた。司は無言でこれを受け取り蓋を開けた。そこには銀のベルトがあった。

 

「まさか、これは…」

「使い方は分かっているな」

「でもこれは…」

「大丈夫だ。お前が望めば天は必ずお前に味方する」

「…使わせてもらう」

 

 司は最低限の荷物を持つと玄関へ歩いていった。

 

「頑張れよ…司」

「あぁ、行ってくる」

 

 こうして司は例の赤いバイクに乗ってIS学園を目指すのだった。

 

 

 

 舞台は替わりIS学園1年1組の教室3列目1番目から3番目その席に生徒の視線が集まっていた。それもそのはず、世界で3人だけの男性IS適合者がそこにいるのだから。

 ちなみに1番前にいるのは司とハジメより先にISを動かした織斑 一夏、2番目にハジメ、3番目に司という順番になっている。

 それぞれの心境は…

 

(1人だけだったら…やばい考えないでおこう)

(思った以上にくるなこれ…)

(今日の冷奴(ひややっこ)はシンプルに醤油で…)

 

 …1人だけ動ずることなく座っていた。

 

「はい、それではSHRを始めます。このクラスの副担任の山田(ヤマダ) 真耶(マヤ)です。よろしくお願いします」

「あっ、よろしくお願いします…ってあれ?」

 

 司とハジメの学校に来ていた人が挨拶をした。しかし反応したのがハジメだけだったので少し涙目になっていた。

 

「ありがとう…加賀美君」

「いえ…気にしないで下さい…いろんな意味で…」

「じゃ、じゃあ自己紹介に入るので出席番号の早い人からお願いします」

 

 こうして自己紹介が始まった。そして出席番号が早い順、つまり五十音順の早い人からなので…

 

「次は織斑君、自己紹介をお願いします」

「えっ、もう!!はっはい!!」

 

 この通りすぐに順番が来るのだ。一夏は跳ね上がるように立ち上がり全員の方を向いた。

 

「えっと…織斑 一夏です。よろしくお願いします…」

 

 他に言うことは?という視線が集まり思わず怯む一夏、そしてそれを振り切るように決心した。

 

「以上です」

 

 何か言うと思った者達は全員その場でずっこける。キョトンとしている一夏の頭に黒い何かが猛スピードで降ってきた。

 

スパーン!!「いっ!!」

「自己紹介もまともに出来ないのかお前は」

「てぇ…てっ千冬(チフユ)姉!!」

 

2発目が降ってきた。黒い物体は出席簿だった。

 

「っぐ…」

「ここでは織斑先生だ」

「ハイ…ワカリマシタ…」

「よろしい」

 

 出席簿で一夏の頭を叩いたのは織斑 千冬、第1回モンドグロッソに出場し総合優勝を果たし初代ブリュンヒルデの称号を手に入れた世界最強のIS操縦者である。

 そして一夏の姉でもある。

 

「諸君、私がこのクラスの担任の織斑 千冬だ。君たち新人を1年間でものにするのが私の仕事だ。ISで分からないことがあれば私に聞くがいい、そして私の言ったことを理解し、考え、行動しろ。そして返事をしろ。無理でも返事をしろ。以上だ」

 

(うわぁスゲーな…)

(何処の国の軍人だよ…)

(こいつが世界最強の…フッ面白い)

 

 3人が心の中で感想を述べていると劈くような歓声が教室を震わせた。

 

『キャァァァ!!千冬様よ!!』

『わたし千冬様に憧れてこの学園に入りました!!』

『あなたのためなら死んでも構いません!!』

 

 千冬はこんな反応にうんざりとした表情を浮かべた。

 

「やれやれ、何で私のクラスにはこんなに馬鹿が集まるのか…これは仕組まれているのか?」

 

 しかしこの台詞は女子達をヒ-トアップさせた。

 

『千冬様、もっと罵って!!』

『そして時に優しく!!』

「…山田先生、自己紹介を再開させてくれ…」

 

 どうやら千冬はこの反応を無視することにしたようだ。

 

「では次は加賀美君、お願いします」

「はい!!」

 

 加賀美は立ち上がり全員の方を向いた。

 

「加賀美 一です!!興味は野球とバイクで出かけることです!!ISのことはあんまり分からないですがみんなに遅れないよう頑張るんでよろしくお願いします!!」

 

 大声でしかもやや早口になってしまったが無事自己紹介を終えた。

 

『キャァァァァ!!』

『熱血系男子!!』

『堂々と言いたいことを言ってのける!!』

『そこに痺れる憧れる!!』

 

 本日2度目の歓声、千冬の時より少し小さいが教室を震わすには十分だった。

ハジメは苦笑いを浮かべるしか出来なかった。

 

「静かにしろ!!まだ残ってるんだ!!」

「はい次の人、どんどん行きましょう」

 

 2人の教師によって騒ぎが収まった。その後順調に自己紹介が進んだ。

…ただみんな心なしか早口になっていた。

 

「次は天道君の番です」

 

 山田先生に呼ばれると司は席を立ち教壇に上がった。

 

「あの…天道君?」

 

 山田先生は戸惑い千冬は不審な目で司を見た。

本人は気にせず全員の方を向き天に指さしながら言った。

 

「お祖父ちゃんが言っていた。俺は天の道を行き総てを司る男、俺の名は…天道 司。以上だ」

 

 そして3度目の歓声は今日一番の大きさだった。中には気絶している者もいる。

 

『絶滅したと思っていた俺様系男子!!』

『しかもかなりのイケメン!!』

『神様、彼に会わせてくれてありがとう!!』

 

 本人は気にする素振りを見せず、堂々とした足取りで席に着いた。

 

「騒ぎを大きくするとは…」

「みなさん落ち着いて!!気絶した人起こして!!」

 

 少し時間がかかったが自己紹介と連絡事項を終え、1組最初のHRは終わった。

 




 今回はここまで
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