IS 天の道を行き総てを司る   作:√Mr.N

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やっと書けた。
じゃ早速恒例の挨拶で始めます。
駄文です。
それでもよろしければ
どうぞ


03

 授業に入ろうかと言うところで千冬は思い出したかのように言った。

 

「そういえばクラス代表を決めていなかったな」

「「クラス代表?」」

「要は学級委員ってことだろ」

「天道の言う通りだ。そしてこれは一年間やり通してもらう。誰かやらんか、自薦他薦問わん」

 

 この言葉を皮切りに数人が手を挙げ希望を口にする。

 

「はい、織斑君を推薦します!!」

「あっ、わたしも!!」

「わたしは加賀美君を!!」

「それ、意外といけるかも!!」

「いや、ここは天の道を行き総てを司る男を推すべきよ!!」

「それ私が言いたかった!!」

 

 それを聞いた3人は驚いたり、やっぱりかと諦めた顔をしたり、選ばれて当然と余裕の笑みを浮かべたり三者三様のリアクションを取った。

 

「他にいないか。いないなら投票になるが」

「ちょっと千冬姉「ちなみに他薦された奴には拒否権はない…呼んだか織斑」…何でもないです…」

「ほんとに他にいないな」

 

 その時机を叩き立ち上がった生徒がいた。セシリア・オルコットだ。

 

「納得いきませんわ!!」

 

 ヒステリックな叫びはクラスメイト全員の目線を集めた。

 

「そのような選出は認められませんわ!!大体、男がクラス代表だなんていい恥晒しですわ!!私に、このセシリア・オルコットにそのような屈辱を一年間味わえとおっしゃるのですか!?」

「おいおい、落ち着けって。まだ決まった訳じゃねぇから」

「少し黙ってて下さい!!」

 

 ハジメの言葉は聞き流され彼女は更にヒートアップしていく。

 

「実力から行けば私がクラス代表になるのは必然。それを、物珍しいからという理由で極東の猿にされては困ります!!私はこのような島国までIS技術の修練に来ているのであって、サーカスをする気は毛頭ございませんわ!!」

 

 この発言には流石に司も片眉を吊り上げた。ハジメも限界寸前だ。だが反論したのはこの2人でなく、

 

「いいですか、クラス代表は実力トップがなるべきそしてそれはこの私ですわ!!大体文化としても後進的な国で暮らさなくてはいけないこと自体わたくしにとっては耐え難い苦痛で…「イギリスだって大してお国自慢ないだろ。世界一まずい料理で何年覇者だよ」…なっ!?」

 

 そう、一夏だ。

 

「あなた…わたくしの祖国を侮辱しますの!?」

「先に日本を侮辱したのはそっちだろ」

「なっ!!」

「お祖父ちゃんが言っていた…」

 

 ここで介入してきたのはハジメでなく司の方だった。司は立ち上がりセシリアと一夏の方を向いた。

 

「未熟な果物は酸っぱい。未熟者ほど喧嘩をする」

「このわたくしが…未熟者ですって!?」

「一夏も含めてそうだろ」

 

 ここでハジメも入ってきた。

 

「お前らはお互いの良いところをろくに見ず自分の考えだけで判断している。天道はそこを含めて未熟者と言ってるんだよ」

「俺から見ればお前も未熟者だがな」

「ぶっ飛ばすぞ天道!!」

 

 司の胸ぐらを掴み上げるハジメに毒気を抜かれそうになったセシリアだがそれを振り切り言った。

 

「あなたも自分の実力を理解していない未熟者でしょう!!」

「それは問題ない。俺は強い。そしてお前は俺に勝てない」

「そこまで言うのなら決闘です。わたくしの実力、存分に思い知らせますわ」

「良いだろう。受けて立つ」

「決まったな」

 

 ここまで黙ってこのやり取りを見ていた千冬が4人に近づいた。

 

「1週間後の月曜日の放課後、第3アリーナでクラス代表者決定戦を行う4人は各自準備しておくように」

「はい」

「あぁ」

「「やっぱ俺もか」」

「何か言ったか?」

「「いいえ!!何も!!」」

「では、授業を再開する」

 

 

 

 全ての授業が終わり放課後、一夏、司、ハジメの3人は教室に残っていた。

 

「何でこんな事になったんだろうな…」

「元をたどればお前が原因だ一夏」

「そりゃそうだけど…」

「てか、天道も何で挑発するような事言ったんだよ」

「…この前は中華風にした…今回はイタリアン風にやるのも良いか…」

「ハジメ!!司が現実逃避している!!」

「落ち着け、あいつはこれが普通だ」

「騒がしいぞお前ら」

「「お前が原因だろが!!」」

「あ、いた!!織斑君、天道君、加賀美君!!」

 

 山田先生が走って3人の元にやってきた。千冬も一緒にいる。

 

「何ですか先生」

「3人に寮の鍵を渡しておこうと思いまして」

「あれ?俺は近くのホテルに泊まるって聞きましたけど」

「俺は今日から寮だって親父から聞かされていたけどな」

 

 言ってることが食い違う2人は顔を見合わせた。山田先生はハジメに恐る恐る尋ねた。

 

「えっと…加賀美君のお父様って…」

「あぁ、警視総監です」

「あ、なるほど…」

「警備の関係で耳に入っていたのか」

「でも、俺の荷物は…」

「それは私がすでに送ってある。感謝しろ」

「あ、はい…」

 

 一夏の表情が引きつったのは言うまでもない。

 

「では、鍵を渡しますね。あと寮には食堂があるので是非利用して下さい。部屋にキッチンがあるので自分で作っても良いですよ。あと大浴場があるのですが今は使えないので部屋のシャワーで我慢して下さい」

「えっ何故ですか」

 

 この言葉に山田先生は赤面し、司とハジメは一歩距離を取った。千冬は呆れ顔でいった。

 

「お前は女子と風呂に入りたいのか?」

「あ!!いや、入りたくないです!!」

「それはそれで問題が…」

「お前ホモだったのか!!」

「何でそうなるんですか先生!!あと司!!そんな目で俺を見るな!!」

「ドンマイ一夏」

「ハジメも司と同じ顔をするなよ!!」

「まぁそれはどうでも良いとして」

「良くねぇよ!?」

「山田先生」

「は、はい!!」

「この近くに手作り豆腐を売っている店はあるか?」

 

 その場が一瞬凍り付いたのは言うまでもない。

 

 

 

 それから天道達は山田先生に豆腐屋の場所を聞き、買い物を済ませ学園寮へと向かっている。

 

「流石IS学園、良い豆腐を仕入れている」

「それにしてもあのおっちゃんめっちゃ笑ってたな」

「そういえば部屋割りはどうなってるんだ?」

 

 それぞれ鍵を取り出し部屋番号を確認した。

 

「2506号室だ」

「天道と同じだ」

「2506…隣だな。俺は2505号室だ」

「…弁護はしてやる」

「何故に!!」

「腕は確かだぜ一夏」

「お前ら俺が何かやらかす前提で話しているだろ!!」

「「当然」」

「酷すぎだろ!!」

「今日のことをふまえたら当然だろ」

「…否定できない」

 

 そして何だかんだで部屋の前まで来た3人だった。

 

「じゃぁな」

「あぁ、また明日」

 

 そう言ってそれぞれ部屋にはいる。ハジメは早速ベットに横になり、司はキッチンに豆腐を置きに行った。

 

「すげー豪華だな」

「キッチンもなかなかだ」

「そうだ、お前決闘はどうするんだ。あっちは専用機があるんだぞ」

「それなら大丈夫だ。俺は負けない。それにお祖父ちゃんにもらった奴がある」

「アレか…説明は聞いたけどいまいち分からないところがあるからな」

「俺の戦い方を見ていれば分かるだろ」

 

 その言葉にハジメは顔を顰めた。

 

「気が向かねぇな」

「昔は俺のまねをしてたのにか?」

「今は違げーよ。俺は俺だ」

「そうだったな」

「ところで天道」

「何だ」

「何か隣が騒がしいような気がするんだが」

 

 その時聞いた悲鳴のような声は聞かなかったことにした2人であった。

 




今度から次回予告しよっかな…
初変身はまだ待て!しかとて期待せよ。

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