IS 天の道を行き総てを司る   作:√Mr.N

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やっと書けた…
53日お待たせして申し訳ございません

それでは始めます

駄文です
それでもよろしければ
どうぞ



07

 試合?を終えてピットに戻ってきた一夏とハジメは正座をさせられていた。

 それもそのはず2人の目の前には世界最強の女(千冬)が全てを切り裂くような視線を向けているからだ。

 その後ろでは箒、本音、山田先生の3人が哀れむような視線を向けていた。

 

「何か言う事は」

「「ただ勝つ事だけを考えていました…」」

「…次は無いからな」

「「肝に銘じておきます」」

 

 これだけでもかなりの恐怖感があるがこれだけで済んだのは幸運と言うべきかもしれない。

 

「織斑、待機状態のISを渡してもらうぞ」

「えっ、何で…ですか」

一次移行(ファーストシフト)に成っていないからだ。後日最適化(フィッティング)初期化(フォーマット)を行う」

「そういう事なら…」

 

 一夏はガンレットに成っている白式を腕から外して千冬に渡した。それと同時に山田先生が辞書ぐらいの厚さの本を差し出された。

 

「…先生…これは?」

「ISに関する規約などが書いてあるので覚えてくださいね」

 

 一夏は引きつった笑みを浮かべるしか無かった。

 

「次は…加賀美、アレは何か説明しろ」

 

 ハジメは少し考える仕草をすると千冬に目を向け話し始めた。

 

「あれはマスクドライダーシステムです」

「マスクドライダー…仮面ライダーの意味ですか?」

 

 山田先生の質問にハジメは頷いて答えた。

 

「そう名乗る事もあります。あれはZECTと言う秘密組織が地球外生物『ワーム』に対抗するために作られた物です」

「ISではないのか?」

「でも白式にはマスクドライダーシステムの文字が出てきたぞ」

「なんでハイパーセンサーに反応したかは俺には分かんねぇよ一夏」

 

 箒と一夏の疑問が解決していないが千冬は次の質問をした。

 

「加賀美、カブトとガタックの説明は出来るか」

「カブトはマスクドライダーシステム1号機でカブトゼクターに選ばれた者だけがなれる物です」

「「「「「カブトゼクター?」」」」」

 

 ハジメの言葉に全員疑問符を浮かべるのを見るとガタックゼクターを呼び出し全員の前に制止させる。

 

「マスクドライダーになるために必要なツールをゼクターと呼びます。自己判断能力を持つ昆虫型コアで外見はそのゼクターによって変身するライダーのモチーフとなる生物に準じます。こいつらに選ばれた者が身に付けた変身ツールと合体する事でライダーへと変身させる事が出来ます。俺のガタックゼクターはクワガタムシ、天道のはカブトムシがモチーフとなっていますね」

「あの赤いカブトムシがカブトゼクターか」

「そう言う事です。因みに俺のガタックは5号機でカブトの兄弟機にあたります」

 

他にも聞きたい事があったが聞く前に千冬が前に出た。

 

「他にも聞きたい事があるが、時間も時間だ。2人はもう休め。残りの話は後日やる」

「はい」

「分かりました」

 

 全員がピッドから出て行こうとした時だった。

 

「織斑先生、ちょっと頼みたい事が」

 

 

 

 

 時間は少し遡り、一夏とハジメが慌ててピットに戻っている時、司は客席の陰からその光景を見ていた。試食会が早く終わったため2人の試合を観ていたのだ。

 

「全く…面白い奴らだ」

 

 そう呟くとアリーナを後にした。司は少し歩き回り、食堂に向かうと探していた人が1人でご飯を食べていたが、時々考え込んだように箸を止めていた。

 司は食券を買ってご飯を受け取るとその人物の正面に座って言った。

 

「お祖父ちゃんが言っていた。食事の時間には天使が降りてくる。そういう神聖な時間だ。そんな表情じゃ天使が逃げてしまうぞ…」

「つかっ…天道さん!!」

「早く食べろ。話はそれからだ」

「…はい」

 

 それから2人は黙ってご飯を食べた。

 

「「ごちそうさま」」

 

 2人は同時に食べ終わり司が先に席を立った。

 

「あの…天道さん」

「クラス代表を辞退する事を言う時俺も辞退する事を伝えておいてくれ」

 

 セシリアは自分がクラス代表を辞退しようと思っていた事を見破られた事と司も辞退する事に驚いていた。

 

「…どうしてですか?」

「俺にはここの仕事があるからな、そんな暇はない。あとお前の表情を見ていれば分かる事だ」

 

 セシリアは驚きを越えて苦笑いを漏らした。

 

「見ただけで人の考えは普通読めませんわ…」

「俺を誰だと思っているんだ。俺は天の道を行き…」

「総てを司る男、ですよね」

 

 台詞を取られた司だが悪い気はしなかった。

 

「そうだな」

「分かりました。織斑先生には言っておきます」

「頼んだぞ」

「はい、それと…これからはセシリアとお呼び下さい」

「分かった」

 

 司はそれだけを言うとその場から立ち去った。それを追いかけようとセシリアも立ち上がった。

 その表情は悩みが消えたような明るい表情だった。

 

 

 

 

「腹減ったな~」

 

 そう呟きながらハジメは1人歩いていた。

 

「…ハジメ」

「うん?」

 

 誰かに呼ばれたハジメは後ろを振り向くと眼鏡をかけた儚げな少女の様な生徒がいた。

 ハジメは誰か分からず戸惑ったが内側に跳ねた水色のセミロングの髪型に見覚えがあった。

 

「…(カンザシ)?…簪なのか!?」

 

 簪と呼ばれた少女は更識(サラシキ) 簪、ハジメとは本音と同じ幼馴染みの関係にあたる。

 

「久しぶり…ハジメ」

「久しぶりだな!!本音もここに入学してたからもしかしてって思ったが本当に会えるとはな!!」

「本音に会ったの?」

「おう、同じクラスだからな」

「同じクラス………(…いいなぁ)

「何か言ったか?」

「いや…何も…」

「…そうか。それより腹減ったな…一緒に食堂行かね?」

「!!…うん!!」

「じゃぁ行こうぜ」

「その前に待って」

 

 改めてハジメが簪の方を向こうとした時、簪が抱きついてきた。

 

「えっ!?簪!?」

「寂しかった…」

「えっ?」

 

 突然のことで驚いたハジメだったが簪の一言ですぐに平常心を取り戻した。

 

「ここ数年会えなかったから…」

「…なんか…ごめん」

「でも元気そうで安心した」

「それが俺の取り柄だからな」

「そうだったね」

 

 しばらくこのままの状態の2人だったがハジメから何か軋むような音が聞こえた。

 

「ところで簪…」

「何?」

「そろそろ放していただけないでしょうか」

「嫌…」

「じゃぁせめて力を抜いてくれ」

「嫌…」

「そろそろやばい!!俺の内蔵が!!俺の背骨が!!」

「…充電中」

「せめて充電器が壊れない程度にしてくれ!!」

「…(バカ)

 

 やっと放された時にはハジメは立っているのがままならない状態で咳き込んでおり、簪の方はどこか晴れたような表情だった。

 

「ひでぇ…ここまで…しなくても」

「それは罰だから…」

「俺、何かしたか…?」

「自分で考えて」

「…何なんだよ一体…」

 

 このまま2人は食堂に行ったのだがハジメは空腹と腹痛、両方が重なり地獄を見た。

 

 

 

 

 翌日…

 

「1年1組のクラス代表は織斑 一夏君に決まりました!!あっ、一繋がりでいいですね」

「ちょっと待って下さい!!」

 

 クラスが盛り上がる中、一夏は抗議の声を上げた。

 

「何で俺がクラス代表なんですか!!司がいるじゃないですか!!」

「食堂の事があるから辞退した」

「ぐ…ならハジメとオルコットさんは!!」

「今回の一件で自分の未熟さに気が付きましたので辞退致しますわ」

「なん…だと…」

「まっ、諦めな一夏」

「そう言うハジメがやれよ!!」

「一夏…俺にはその能力がない…だがお前にはある」

「俺にもないからな!!」

「加賀美の言う通り諦めろ一夏。そしてセシリア、言いたい事があるんだろ」

「はい」

 

 セシリアは全員に向かって頭を下げた。

 

「申し訳ございませんでした」

『えっ!?』

 

 突然の謝罪に全員驚いているがセシリアは気にせずに続けた。

 

「自分の偏見だけで日本の事を悪く言ってしまいました。この事をお詫びします。申し訳ございませんでした」

「だとよ一夏」

「えっ、俺!?」

「当たり前だ」

「クラス代表になる以上責任を果たさないとな」

 

 一夏は戸惑いながらもセシリアと向かい合った。

 

「えっと…こっちもごめんなイギリスの事悪く言って」

「いえ、気にしないで下さい」

「俺らは元から気にしてないがお前達はどうだ」

 

 ハジメの呼びかけにクラスメイト達は口々に言い始めた。

 

『元から気にしてなかったよ』

『セシリアさんも気にしないで』

『織斑君に譲ってくれたしね』

 

 クラスメイト達の反応にセシリアは安堵の表情を浮かべた。

 

「よかったなセシリア」

「はい、ハジメさんあと一夏さんこれからはセシリアとお呼び下さい」

「おう、俺の事も一夏って呼んでくれ」

「もう呼んでるぞ一夏」

「そうだっけ?」

 

 クラスが笑い声に包まれた。

 

「それから一夏さん、ISについて解らない事があればお教え致しますわ」

「マジで!!サンキュー!!」

「待て!!一夏は私が!!」

「落ち着け箒さん、まだHR中だ!!」

「放せ!!」

 

 箒はハジメに引きずられていった。

 

「では、連絡事項を言います」

 

 山田先生の号令でHRが無事進められ…

 

「あっ!!クラス代表の事ガァ!!」

「五月蠅いぞ織斑」

 

 千冬の投げた出席簿は一夏の頭に当たった。

 




次回 IS 天の道を行き総てを司る

これよりISの実習を始める

            カブトとガタックの武装はこれだけですか?

                                主役に倒れて貰ったら困る

クラス代表就任おめでとう!!

              かんぱ~い!!

                     新聞部副部長の黛 薫子です



天の道を行き総てを司れ



司「祝 お気に入り登録数100突破」
全員「「「「ありがとうございます」」」」
一夏「これからも応援よろしくな!!」
箒「セシリア、アンケートの方は」
セシリア「はい、ただいまの結果は

本音…5
簪…3
シャル…1
ラウラ…1

となっていますね」
一夏「てかこれいつまでやるんだ?」
司「シャルが来るまでだ」
箒「誰の情報だ」
司「作者」
セシリア「まだまだ続くという事で活動報告の方で投票お願いします」
ハジメ「おーい遅れてすまねぇ」
一夏「何処行ってたんだよ!!」
ハジメ「すまん、2人を捜すのとこれ運ぶのに手間取った」
本音「ねぇこれ何なのかがみん」
簪「何かの幕みたいだけど」
ハジメ「ちょっと端を持ってくれいくぞ」

祝 10000UA お気に入り登録数100突破!!

本音「この為の段幕だったんだ~」
ハジメ「みんな言いたい事は分かるよな」
司「愚問だ」
一夏「勿論」
箒「うむ」
セシリア「はい」
本音「オッケ~」
簪「うん」

「「「「「「「これからもよろしくお願いします」」」」」」」



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