IS 天の道を行き総てを司る   作:√Mr.N

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 お久し振りです
 1年と4ヶ月振りの投稿です
 リアルが忙しいのもありましたが頭の中にあるシーンを文章に出来ませんでした。本当すみませんでしたm(_ _)m
 これからは月1更新を目指したいです・・・(あれ・・・また1年位待たせちゃうフラグ・・・?)

 何はともあれ参ります

 駄文です
 それでもよろしければ
 どうぞ



08

 一夏がクラス代表に就任してから数日後IS学園の正門に1人の少女がいた。

 彼女はくしゃくしゃになっているプリントを見詰めるとそれをからっているボストンバッグの中に詰め込むとIS学園に足を踏み入れた。

 

 

 

数分後…

 

 

 

「ここ何処なのよー!!」

 

 

 

 少女の叫んだ理由は単純、迷子だ。

 目的地である本校舎1階総合事務受付の場所が分からず叫んだのだった。

 

「キュイイイイ?」

「ガシャ、ガシャ」

 

 少女の叫びに反応したのかカブトゼクターとガタックゼクターが何処からともなく現れ2体は少女の前に停滞した。

 

「赤いカブトに青いクワガタ?」

 

 奇妙な昆虫の登場に多少驚いたがすぐに冷静になり現実逃避気味に話しかけた。

 

「あんた達が総合事務受付の窓口に案内してくれるのかしら」

「キュイイイイ!!」

「キュイイ!!カシャ!!」

 

 少女は冗談半分に言ったつもりだったがカブトゼクターとガタックゼクターは付いて来いと言わんばかりに音を立て飛んでいく。

 そして距離が開くと留まって少女の方を見ていた。

 

「…追いかけていいのかな?」

 

 だが少女は好奇心に負けカブトゼクターとガタックゼクターを追い掛けた。

 

 

 

………数分後

 

 

 

「…本当に着いた…」

 

 目の前の窓口を見ながらそうつぶやいた少女、カブトゼクターとガタックゼクターは役目を終えたからなのかすぐにその場から飛び去っていった。

 

 

 

 

 そんな事があった中、別の場所では1年1組がISの実習授業が行われていた。

 

「専用機持ちは前に出てISを起動させろ」

「ブルーティアーズ!!」

「来い!!白式!!」

「変身」

《HENSIN》

「変身!!」

《HENSIN》

 

 千冬の掛け声で一斉に展開した。

 全員かなりの速さで展開したが千冬の表情はあまり変わらなかった。

 

「0.5秒を切ったのは良いが織斑とオルコットはコールせずに展開しろ」

「「はい!!」」

「それと天道と加賀美は部分的な展開しか出来ないのか?」

 

 マスクドライダーシステムはISのように一瞬で展開が出来ずゼクターを中心に少しずつ展開されていく。そのため必然的に展開時間がISよりも長くなるのだ。

 千冬がその点を指摘すると司はハジメに目を向けた。ハジメは司の視線に気付くと溜め息を付いて説明しだした。

 

「こればかりはどうにもならないですけどちゃんとメリットはあります」

「どういうものだ」

「ISの展開には人のイメージ力が反映されているため必ずどこかで動きが止まりますがゼクターが自動展開してくれるライダーシステムはそのラグが無いので行動しながらの展開が可能です」

「そうか、時間を取らせたな。次はそれぞれの武器を展開しろ」

 

 言われるとすぐに一夏は雪平弐型をセシリアはスターライトmk.3を司はカブトクナイガンをハジメはゼクトマイザーを構えた。

 千冬は全員を1度見渡してから一夏の方を向いて言った。

 

「織斑は…まぁ一応及第点っと行ったところか…」

「あ、ありがとう!!…ございます」

 

 一夏は褒められた事を喜んで敬語を一瞬忘れたが千冬の持っている出席簿が目に入りすぐに敬語に直した。

 だがすでに千冬はセシリアの方を向いていたため何事も無くすんだ。

 

「セシリアも及第点を与えてもいいが…加賀美の頭を撃ち抜く気か」

「あ!!」

「今更だけどセーフティーかかってるよなこれ」

「取り敢えずその癖を治せ」

「でも…「治せ」…はい」

「ついでだ近接装備を出してみろ」

 

 千冬に言われてセシリアはインターセプターを出そうと試みるがなかなか取り出せずにいた。

 

「ああ!!もう!!インターセプター!!」

 

 しびれを切らしたセシリアはコールでインターセプターを取り出した。

 

「遅い。それでは接近された時の対応が遅れるぞ」

「その前に接近させませんわ!!」

「ほう…接近を許して武器を破壊された挙げ句接近戦を挑んで手加減されて負けたのは何処の何奴だろうな」

 

 千冬の指摘にライフポイントの殆どを削られたセシリアは俯くしか出来なかった。

 

「天道と加賀美の武器はそれだけか?」

「そうだ」

「カブトとガタックは格闘主体ですから」

「武器はどうやって出したんだ?ISとは何処か違うように見えたんだが」

「愚問だな。お前は太陽に何故輝くと聞くか?」

「加賀美、通訳」

「ゼクターを介して、以下略、ってことです」

(((ゼクターって便利!!)))

 

 全員の心が一致した所で千冬は次の指示を出した。

 

「次は飛行だ。天道と加賀美は飛べないから待機しろ」

「うっす」

「了解した」

「2人は飛行を開始しろ」

「「はい!!」」

 

 2人は返事をするとすぐに飛んだ。

 そして経験の差が出たのかセシリアを追いかけるような形で一夏は飛んでいた。

 

『どうした織斑、性能では白式の方が上だぞ』

 

 通信越しに千冬は檄を飛ばすが一夏は顔を顰めるのだった。

 

「そう言われても…自分の前に角錘を展開するイメージって…」

「一夏さん、所詮イメージはイメージ。自分でやりやすい方法を探し出すのが建設的でしてよ」

『そんなことはない』

「「天道(さん)!?」」

 

 地上を見ると変身を解除している司がインカムを付けておりそれを取り戻そうとしているのは箒でありインカムの元の持ち主であろう山田先生はその横でオロオロしていた。

 

『お祖父ちゃんが言っていた。『返せ天道!!』『私のなんですけど…』あらゆる成功の始まりはイメージすることからそのイメージが成功へ繋がる』

「成功の始まりって…」

「いくら何でも…」

『織斑は自分でイメージしていない。『いい加減に!!『おまえら伏せ…!!』…あ!?』 スパーン スパーン 『かがみん!?』『加賀美君大丈夫!?』成功の為には他人のイメージではなく自分でイメージするんだ』

「自分で…イメージ…」

「それより下の惨劇に何か申した方が…」

 

 一夏が下を見ると箒が千冬に叩かれたであろう部分を抑えてしゃがみ込んでいる横で巻き込まれたのか倒れているハジメを本音と山田先生の2人が抱き起こしていた。

 司はさりげなく千冬にインカムを返却していた。

 

「ハジメ…うらやm…いや、大丈夫なのか?」

「今何と言おうとしたのですか…」

「ナンデモゴザイマセン」

 

 織斑一夏 恋愛方面に鈍感なれども立派な思春期の少年である。

 

『全く…次は急降下から完全停止だ。目標は地表10㎝』

 

 千冬の指示を聞くとまずはセシリアが急降下を始めた。そして地表ギリギリで停止に成功した。

 

「10㎝ジャスト、上出来だ」

「ありがとうございます」

「織斑、降下を始めろ」

 

 一夏は返事を返すと降下を始めた。自由落下とスラスターの加速によって徐々に速度が上がっていきそして…

 

「あれ!?止まらねぇ!!」

 

 減速を試みるもむなしく地面に激突した。

 

「一夏!!」

「派手に逝ったな」

「かがみん漢字が違わない?」

「大丈夫でしょうか…」

「奴は流星に…」

「「「「なってない(ません)から!!」」」」

「…酷くないかハジメ、そして司」

 

 2人に抗議しながら自ら作ったクレーターから這い出ると千冬が仁王立ちで見下ろしていた。

 

「グラウンドに穴を開けてどうする馬鹿者」

「…もう少し白式が応えてくれたら行けたんだよ」

 

 拗ねたように言う一夏の頭を千冬は軽く叩いた。

 

「機体の所為にするな。以上で授業を終わる!各々次の授業に遅れないように」

『はい!!』

「それから織斑、この穴を埋めておけ…逃げるなよ」

「いや、逃げないよ…」

 

 一夏はそう呟くと道具を取りに行くため立ち上がった。

 

「手伝うぜ一夏」

「ありがとな…って司も手伝ってくれるのか?」

「ああ、今日の主役に倒れてもらっては困るからな」

「?」

 

 

 

 一夏が司の言葉の真意を知ったのは放課後になってからだった。

 

「えーそれでは一夏の1組代表就任を祝って」

『カンパーイ!!』

 

 1組のクラスメイト達が食堂の1画を貸し切り一夏の代表就任パーティーを開いたのだ。

 ただ他のクラスの者まで混ざっているのは明らかだった。

 

「ははは…」

「楽しそうだな一夏」

「そう見えるか?あと箒…主役って俺だよな」

 

 箒は一夏が見ている方向を見ると女子達に囲まれながらもはしゃいでいるハジメがいた。

 端から見たら祝われているのがハジメと思うぐらいだ。

 

「まるであいつが主役だな」

「そうですね…」

「言わないでくれよ箒、セシリア…なんか負けた気がするから」

「あれがあいつの唯一の取り柄みたいなものだからな」

 

 司は一夏をフォローしつつテーブルに数多くのカップケーキやクッキーなどの菓子を乗せた皿を置いた。

 

「追加だ、まだまだ作るからゆっくり味わってくれ」

 

 司の言葉を聞いてほぼ全員が集まり皿の上の菓子を手に取り口へと運んでいく。

 

『おいし~!!』

「相変わらず外れは無いな」

「当然だ」

 

 ハジメやみんなの言葉を聞いて3人は菓子を手に取りひとくち食べてみた。

 

「む…美味いな…」

「ま…負けた…」

「うめぇ!!なんだよこれ美味すぎる!!」

「天道の料理の腕はプロ並みだからな」

「プロ以上、そう言え加賀美」

 

 2人が軽口をたたき合っていると一夏が司に迫らんばかりに距離を詰めてきた。

 

「司!!今度これのレシピを教えてくれ!!」

「分かったから離れろ」

「絶対教えろよ!!」

「とりあえず離れろ」

 

 司に詰め寄る一夏を見てハジメとセシリアは傍観しながら菓子を食べ箒は少し嫉妬の目で見ていた。そして一部の者は異様にテンションが上がっていた。

 

「はい、ちょっと失礼しまーす」

 

 混沌(カオス)となりかけていたパーティー会場にカメラを持った女子生徒が割り込んできた。

 制服のリボンから見て2年生であった。

 

「織斑一夏君に天道司君それに加賀美一君とセシリア・オルコットさんね。私新聞部の(マユズミ) 薫子(カオルコ)っていいます。あ、これ名刺ね」

 

 司、ハジメ、一夏、セシリアの4人に名刺が渡される。

 

「画数多いですね」

「テストの時いつも困るのよね」

「それで、俺たちに何の用だ」

「勿論取材よ。まずは一夏君からね」

 

 そう言いながら薫子はボイスレコーダーを机に置きメモ帳を取り出した。

 断り切れないと悟った3人は三者三様の表情を浮かべ薫子の質問を待った。

 

「それじゃまずは織斑君、クラス代表になった意気込みをどうぞ」

「えっと・・・頑張ります」

「え~これだけ?もっとあるでしょ『命燃やすぜ!!』とか」

「なんか違わないですか?あと自分不器用なんで・・・」

「まぁそこら辺は適当に捏造するとして・・・」

 

 それでいいのかと男子共は思ったが口に出す前に次の質問に移ってしまった。

 

「次は加賀美君ね。何故織斑君にクラス代表を譲ったのか教えて下さい」

「ただめんd・・・じゃなかった拳で語り合ってこいつなら任せれると思ったからっすね」

「今面倒だって言おうとしたよなハジメ!!」

「ちょっと黙ってような一夏」

 

 立ち上がった一夏の肩をハジメは無理矢理押さえつけもう一度座らせた。

 座らされた一夏はどこか納得出来ないような表情だった。

 

「まぁ模範解答だね。そう言えば加賀美君のお父さんは警視総監なのよね。さぞモテたでしょ・・・彼女とかいる?」

 

ガタッ!!

 

 一部の女子達が反応して聞き耳を立てているがその様子に一夏とハジメは全く気付いてなかった。

 

「いやいや、それとこれは関係無いですよ。あと野球部に入っていてそっちの方で忙しくて彼女とか作ってる暇なんてなかったっすよ」

「ハジメ野球やってたんだな」

「あぁ、高校入ったら今頃甲子園目指して頑張っていたんだがどっかの誰かがISを動かした所為で検査に引っかかってここにいるんだけどな」

「ちょっと待て、それ俺の所為ってことじゃん!!俺だって動かしたくて動かしたわけじゃないのに!!」

「そう言うことだな・・・うん、一発殴らせろ」

「いや何でだよ!!」

「うるせ、一発で済むだけでもありがたいと思え!!」

 

 ハジメは拳を振りかざし一夏はそれを全力で押さえていた。ハジメはその様子を面白がっている。

 呆れ目で見る者やその様子を携帯で撮る者がいる中インタビューは続いていく。

 

「加賀美君は現在フリーだが鈍感でヒートアップしやすい・・・と、次セシリアちゃんいくよ」

「いや、止めなくてよろしいのですか?」

「あのやり取りに巻き込まれる勇気があるならな」

 

 セシリアは司の言葉を聞いて顔を引き攣らせ首を横に降った。

 

「じゃぁいくよ。一夏君にクラス代表を譲った理由を教えてくれる?」

「そうですね・・・私が譲った理由は・・・」

「あ、やっぱりいいや写真だけで」

「ちょっと!!」

「まあまあ、適当に3人の内の1人に惚れたってことにしておくから」

 

 セシリアはその言葉を聞くと考え込むように固まってしまった。

 薫子はその様子を見て少し考えメモに何かを書き込むと次の質問のため切り替えた。

 

「さてと、〆は天道君。まずは就任した織斑君に一言」

「お祖父ちゃんが言っていた。真の才能は少ない。そしてそれに気付くのはもっと少ない・・・これを期に一夏が未だ気付けていない才能に気付けることを期待する」

「お、早速天道語録に新たな1ページが・・・次に食堂の料理長になった意気込みをどうぞ」

「栄養バランスと味は保障する。そして必ず美味いと言わせてやる」

「いいねいいね!その強気コメ!!最後に例の自己紹介をしてもらって良いかな」

「・・・フッ何度でもやってやるさ」

 

 司は立ち上がり天を指差し掲げる。

 

「俺は天の道を行き全てを司る男、天道 司だ」

「ポーズもボイスも頂きました!!じゃぁ質問した4人の写真が欲しいから集まっちゃって」

 

 右からハジメ、セシリア、司、一夏の順に並び片手を重ねる形になった。

 

「いい絵だね。じゃぁいくよ!!35×51÷24は?」

「「「はい!?」」」

「74.375だ」

「正解♪」

 

 予想外の掛け声に司以外戸惑う3人だが無常にもシャッターは切られてしまった。

 

「あれ?箒ってみんな入ってんじゃん!!」

「これ4人の写真ですよね!?よろしいのですか!?」

「・・・まぁいっか」

「いや、いいのかよそれで」

「・・・やれやれ」

 

 それからパーティーは就寝時間ギリギリまで続いた。

 余談だが後日出た新聞部の記事は食堂の広告が1面を取るという主旨の変わった形で出されていた。

 




次回 IS 天の道を行き全てを司る

ねぇ聞いた?転校生のこと

           中国か・・・

               懐かしんでる場合じゃないぞ

   そうよ!!オマケにクラス代表よ!!

                  また騒がしくなるな・・・

    言っとくけど私はかなりのラーメン通よ

                      そう言えば簪は出るのか?

         1人でやらなきゃ駄目なの・・・

                      そこで何をしている

      取りあえず入れよ。話聞くからよ

                     あの馬鹿一夏!!



天の道を行き全てを司れ



司「読者の皆さん」
「「「お久し振りです」」」
一「更新遅れて本当にすみませんでした!!」
箒「止まっている間にUAが20000を突破していた」
セシリア「これを糧にさらに頑張っていきますわ」
一夏「これからも応援」
「「「よろしくお願いします!!」」」
簪「因みにアンケートは

本音・・・6
簪・・・4
シャル・・・1
ラウラ・・・1

となっています(2票差・・・)」
本音「まだ続くから活動報告の方に投票よろしく~」
一「ところでこれってなんのアンケートだ?」
「「「細かい事は気にするな」」」

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