キヴォトス D.U.近郊 シラトリ区立図書館へようこそ! 作:ぱる@鏡崎琴春夜
皆さんこんにちは、今日も今日とて、がんばるヒジリです。昨日は英雄譚がテーマでしたね。いいですよね英雄譚、私はギリシアや北欧の方が好きですが・・・・・・と、話が逸れますね。今回のテーマは英雄譚のような話の書かれた資料以外のもの、つまりは本ではない資料についてです。
本日、カウンターを訪れた生徒さんは、白髪の長髪・・・・・・あれ、来る人みんな長髪なんじゃ。気にしないことにしましょう。サイドテールのようにも見える片翼の羽がある生徒さんです。
「すみません、こちらの資料はどこにあるのでしょうか?」
「拝見します・・・・・・あぁ、視聴覚資料ですね。ご案内いたします」
差し出されたのはレシートのような紙。これは利用者さんが使える検索機で資料の情報を印刷したものです。
情報化の波はこの知識の殿堂にもきちんと届いており、当館は館内に数台の検索機を設置しています。利用者の方が本のタイトルや作者名、またはキーワードを打ち込むとそれにあった本を表示してくれるのです。
ちなみに、私たち司書も検索機を使いますが、利用者さんが使える検索機よりもより多くの情報が表示されますよ。まぁ、業務用と一般用です。
話を戻しましょう。渡された紙に書かれていたのは、視聴覚資料の文字です。まぁ、わかりやすく言うならDVDやCD、レコードやらマイクロフィルムやらですね。
図書と同じフロアに視聴覚資料の書架を設ける図書館や、一階と二階のようにフロアを分ける図書館、同じフロアでも部屋を分ける図書館もあります。スペース分けは建築物によって異なりますからね、図書館ごとに部屋割りが異なるのは仕方ないことです。
当館は二階に用意しています。
カウンター近くの階段を昇り、二階に向かう。二階には視聴覚スペース以外にも学習スペースや新聞閲覧スペースなどもあります。
「これは・・・・・・壮観ですね」
「えぇ、学習用BDなどもシャーレから寄付をいただき、全学校が揃っています。勿論、映画や音楽も色々と揃えていますよ」
白髪の生徒さんは、壁一面のCD、DVD、VHS、レコードに近づいていく。
CDの棚に歩み寄った彼女は、立ち止まって順番に眺めていた。
「ここで聞いて行かれるなら、ブースへどうぞ。ヘッドホンは備え付けがありますが、お持ちになられているなら、そちらを使っていただいてもかまいませんよ」
「ありがとうございます、楽しませていただきます」
私は棚からCDを一つ抜き取り、生徒さんに手渡す。彼女は視聴覚スペースの脇に用意された、視聴ブースの方へ歩いていった。
さて、今回は紹介できる作品が無いので、もう少し図書以外の資料についてお話ししましょう。
図書館の収集する資料にどんなものがあるのかは、みなさまの国に併せて、国立国会図書館法と図書館法に書かれています。
まずは国立国会図書館法第二十四条から行きましょう。図書、小冊子、逐次刊行物、楽譜、地図、映画フィルム、前各号に掲げるものの他、印刷その他の方法により複製した文書又は図面、蓄音機用レコード、電子的方法、磁気的方法その他の人の知覚によっては認識できない方法によって文字・映像・音又はプログラムを記録したもの。
大変長いし、まどろっこしいですね。これらは納本制度で集めるものを示した条文です。逐次刊行物は雑誌のような定期的に発行されるもので、電子的~はDVDやVHSなどに記録されたものを指します。
ちなみにプログラムを含むのでゲームソフトなんかも収集対象です。それをプレイできなきゃ意味ないので、本体も備品であるとか何とか・・・・・・。
では次に、図書館法です。こちらは第三条ですね。こちらであげられてる資料は、郷土資料、地方行政資料、美術品、レコード及びフィルム、図書、記録、視聴覚教育の資料、電磁的記録になります。
こちらは短いですね、まぁ、集めるものは国立国会図書館に倣えばいいですからね。
図書館は地域に根付くものでもありますから、郷土資料などを積極的に集めたりするわけです。集めると言ってもなんにもかんにも集められるわけでは無いですからね。それに郷土資料は自費出版なども多いですし・・・・・・とにかく、図書館の集める資料は色んなものがある、そう言うお話でした。
ちなみに、私の最近のマイブームはプレスリーです。かっこいいですよね彼・・・・・・
追いついた。
明日はどんな生徒さんが来るのかな~