FZMZのVRCライブ見ました!!!滅茶苦茶よかった!!!でも二曲だけあったのがちょっと残念…新曲まだですか?
あとこの作品はフィクションであり実在する人物地名団体とは一切関係ありません。
洞窟の最奥に存在する巨大樹。その中にやつはいた。
巨大樹を自らの根城とし、張り巡らされた糸を駆使し、侵入してきたものの命を無慈悲に奪う一匹の蜘蛛。
腹にある赤い紋章は、獲物をあざ笑う道化のようにも見える。
第三のエリアボス、クラウンスパイダー。道化の名を冠する蜘蛛が俺らの前に現れた。
「【
俺とサイザの開幕魔法ぶっぱで奇襲を突くといういつものやつで戦いの火蓋は切られた。
「なあいつもこれで始めるの風情ねぇから誰かひとり生贄として突貫させね?」
「お前がやれクソ聖職者」
セロの提案に言い出しっぺの法則を押し付けたところで外周にあるあからさまな階段を使い、デカ蜘蛛の元に近づこうとした俺らだったが、とあることに気が付いた。
「あれ?」
「あ」
「お?」
上から俺、サイザ、セロの順でその変化に気が付いた。
「ねえなんか巣燃えてない?」
巨大樹に張り巡らされた蜘蛛の糸は俺とサイザの魔法攻撃で引火していた。
そしてクラウンスパイダーはその炎から逃げるように上に向かって行った。
「・・・【
「え?【
サイザと俺は追い打ちをかけるように魔法を畳みかけた。
だがその対象はクラウンスパイダーではなく、サイザはその行く先にあった糸に、俺は通った後の糸に向けて放った。
サイザの攻撃は見事に直撃しクラウンスパイダーの退路を塞いだと思われたが距離による威力減少か。引火するまでには至らなかった。しかし俺の放った魔法は見事蜘蛛の糸を燃やすことに成功し、道化の住処をさらに炎上させる結果をもたらした。
「え?これヌルゲー?てか兵糧丸まずっ」
「はーシケるわ」
俺とセロは攻略法を見つけてしまったことに驚き言葉を漏らしその場で少し立ち尽くした。
しかし、サイザは違った。こいつは諸々あってかなりストレスが溜まっていた。そして目の前には背を向けるカモ。彼に足を止める選択肢などなかった。
「殺す」
ただ一言、その一言にサイザの全てが詰まっていた。
大っ嫌いな虫まみれのエリアの探索、カスみたいなアイドル活動の強制斡旋、不意打ちによる死亡。それらのストレスが、怒りが、恩讐の炎が、クラウンスパイダーに押し付けられたのだ。
八つ当たりじゃねぇか。
正直なんの面白みもない塩試合だったのでダイジェスト。
〜〜〜〜〜〜
「上から来るぞ気をつけろ!!!」
「なんだこの階段は!!!」
「【
〜〜〜〜〜〜
「あいつMPおかしくね?」
「軍資金手に入れたって言ったじゃん?その時にMP系のアクセ買ったらしい」
「死ね、死ね。死ッね」
〜〜〜〜〜〜
「あ、落ちてやんのー追撃しとこ【
「これ瓦礫落とせば大ダメージじゃね?やっと出番来たよ…」
「殺す、【
「あいつ落下中に飛び移りやがった…殺意やばいなぁ…俺も降りるねぇー【
「おっけーバッチリ落石当たるね。お前に」
「は!?っぶね!死ね!」
〜〜〜〜〜〜
「クソ塩試合でしたね。まあ、あのロリコーンが楽しそうならええんじゃないですかね?」
戦闘が終わり、ドロップ品を分配しながら俺は今回のエリアボスの感想について苦言を呈した。
「楽しかった。それはそれとしてお前を殺させろ」
「塩試合が嫌なら初手魔法やめろや。お前が肉ロケットになって神風しろ」
「どっちもいやでぇぇぇぇすぅぅぅぅ!!!!」
「きっしょ」「殺したい理由が一つ増えたわ首を出せ」
やっぱりこいつら人の心ねえな。この3人の中で一番俺がマシやな。
「まあそれはそうと、次の街に行ったらおいらのジョブ関係で単独行動取らせてもらうわ」
「クソマイナーな忍者ジョブにサブクエとかあるんだ。意外だな」
セロのその発言に俺はすぐさま煽り返した。
「聖職者が職業差別とか世も末だな。流石ファッキンC教、主の教えにそぐわぬ黄色い猿の文化は差別対象かぁ?」
「信仰してるのはC教じゃないのでセーフです。それはそれとしてそれは神に対する冒涜ってことで今ここで異端審問を開始する」
「結局やってることC教じゃねぇか、まあこのクソ甲殻類を処すのは賛成だが」
ん?何か2対1の構図が出来上がってないか?
「まあ落ち着けよ兄弟、実際のカトなんちゃらはあそこまで地動説を迫害してたわけじゃないらしいぞ」
俺はこの状態を何とか打開せねばと、この場を収めようとした。
「お前が言い出したことだろ。ついにボケでも始まったか?なら今ここで悪化する前に解釈したるわ」
「目には目を歯には歯を、死には死を。安心してくれ、灰すら残さず燃やし尽くしてやる」
しかしどうやら彼らには聞く耳を持っていないらしい。野蛮人が過ぎるだろ。
「…こうなったら仕方ねぇな…」
俺はインベントリからとあるアイテムを取り出しすぐさま地面に叩きつけた。
「煙玉じゃぼけぇ!!!」
「うぇ!!煙た!」
「【
煙玉!効果は単純!煙幕を張る!以上!
「さっさととんずらさせていただきますわ!」
「クソ甲殻類が!絶対に追いついて身包み剥いで生きたまま解体してやらぁ!」
セロの叫び声に俺は鼻で笑い返した。
しかし実際問題AGIはセロの方が格段に上、ただの追いかけっこじゃ負けるのは俺だろう。
「だからこうする、【
俺は煙幕の中にまぎれセロの体に触れ、その動きを停止させた。
「更に追い煙玉×3!これこそが我が逃走経路よ!」
そのまま俺は【
~~~~~~
「クッソ疲れたぁ!!!…なんで俺はパーティメンバーから逃亡してるんだ…?」
自分の今の現状に謎を抱きながら俺は忍者の巣で例の人物を探していた。
「あ、いたいた!すみません!いきなり呼び出してしまい」
「そうかしこまらずともよい、同じ志を持つ者のよしみではないか」
兵糧丸のやべぇやつ、えのきマンである。
「それで、どのような用件で我を呼び寄せたのだ?」
「あー大変言いずらいのですが…ちょっと俺はあなたの領域まで行ける気がしなくてですね…あなたが作ったものに届く気がしないんですよ」
「…そうか」
俺の言葉に彼女は少し安堵の表情を浮かべた。
そして俺は続けざまにこう言い放った。
「なのであなたのパトロンさせてください。とりあえずこれ前金の100万マーニです」
「え?」
俺の提示してきたいきなりの提案にえのきマンさんはRPの皮が取れてしまった。
「待ってそんな金額どこからrほんとに送金されたぁ!!??」
「俺はあなたに追いつくことはできません、でもあなたをより前へと前進させることは出来ると考えています」
「え?いやまっておかしくない!?君まだ初めてそんなに経ってないでしょ!?」
この人の素かわいいな。
そう思いながらそのまま手を差し伸べ契約を持ち掛けた。
「手伝わせてください、あなたの夢を」
ありがとう!着せ替え隊!ありがとうアンチロリー!さらばサイザ!お前らの金は無駄にはしないぜ!
~~~~~~
というわけで、俺は資金やアイテムを提供する代わりに、えのきマンの作る兵糧丸を優先的に確保することが出来るようになった。なんで俺このゲームで対人外交してんの?
「そんじゃあ忍者のサブクエ進めますかぁ」
忍者の巣、それはまさにからくり屋敷であり、様々な隠し通路が設けられている。それを完全に把握しているのは彼らを除いて存在しないだろう。
数多な隠し通路を抜けたその先、おそらくわずかな者しか招き入れられていないエリア。
ぱっと見は道場のような場所だが、異彩を放つは壁に埋められた13の鎧。
【
ここに俺の奥義のサブクエが存在してる。
7人の声が響く、彼らこそがこの忍者の巣の頭…だと思ってる。
[飢えるものにこそ、力が与えられる。飢えるものにこそ、幸が与えられる。されど満たされることなどなく。求め、手を伸ばし、飢え続ける。貴様にその道を進めるか。証明せよ]
「なんか無駄に壮大だな…本当に1奥義のサブクエか?これ」
目の前に異形が現れる。下半身が異様に太っているがそれ以外はやせ細っている。しかし弱いようには決して見えない。その姿は正しく餓鬼。
「ステータスに…あ、追加されてるな、まあ一旦様子見でこっち使うか。」
忍者は就職時にランダムで一つ奥義というものをもらえる。これは人によって異なる言わばガチャであり、そのせいで嘆くものもいれば、歓喜するものもいる。俺の場合後者だ。それどころか調べたところ俺が最初に伝授されているっぽい。
「刃隠心得奥義【
全身が黒衣に覆われ、体に籠手と面頬が形成される。
「マジでthe・忍者って見た目だなこれ…よーっしさっさとサブクエ終わらせるかぁ!」
『ユニークシナリオ「六道無上誓願成~餓鬼道~」を開始します』
奥義【
かつて、人でありながら真理に到達したとされる男が説いた6つの道の一つ。
五分間、全ステータス1.25倍。全スキル・全魔法に僅かな補正。刃隠系列に更に補正。
使用者のレベルと同数値のVITを部位ごとに得る。
オリ主だし多少ぶっ壊れてもいいよね…というわけで本当にお待たせいたしました。
いきなりの急展開ですが許してください。
ついに奥義解禁ですよ。ちなみにこの奥義、オリジナル設定もりもりです。詳しい設定に関してはいつか公開出来たらなぁって思ってます。
えのきマンの深堀!ぽっと出のオリキャラが多い作品ですが一人一人愛着がしっかりとあるので全員活躍させることが出来たらいいなぁーって思ってます。
色々と描写がままならないところが多く存在していますがどうかこれからも応援のほどをよろしくお願いいたします。
そして感想いっぱいくれえええええ!!!!