マネモブがしつこい
ボンプ達の間でまことしやかに
まるで天使のように振舞う悪魔としか思えない存在の信号を受信したリン(ピュロイスあり)、ノルムー……そして不法侵入者レミエールは、領空総管塔を目指していた。
「その天使はどこにいるのだ?」
「あの領空総管塔の下の方だね、今のところは」
「へぇ、でも確か算枢局の執務エリアがそのあたりじゃなかった? 天使の正体にも興味が湧いてきたよ」
「もし天使を見つけたら、とっ捕まえてブッ潰……ブッ殺してやるのだ」
「どうしてより物騒な方に言い直したの?」
ノルムーは、ミス・サンブリンガーを除けばボンプの第一人者と言っても過言ではない。
そのため、ボンプを騙しているようにしか見えない天使に人一倍怒りを覚えていたのだ。
一行が意気揚々としているその時だった。Fairyからの警告が届いたのは。
『警告。異常事態です、“天使”の信号が消失。算枢局周辺にて強力な電磁干渉が発生し、追跡対象とのリンクが途絶えました』
「なにっ、まさか追ってることを気づかれた……!?」
「今一歩のところを~!! 今から総管塔に突っ走れば間に合うのだ!? どうなのだリン! 考え事はいいからノルムーの質問に――」
「いやっ、違うんだ。空気が、変な感じがする……!」
リンがそう口にした時、青い粒子が舞う。
そして、次の瞬間に三人は、シンギュラ・リークへと引きずり込まれた。
「なにっ、シンギュラ・リーク」
「引きずり込まれた!?」
リンとノルムーが慌てていると、レミエールは……この場において最も修羅場をくぐり抜けた、歴戦たる虚狩りの彼女は迅速に対応した。
彼女は二人を即座に抱きかかえ、建物に身を隠す。
「おいっ、なにするのだ――」
「しーッ」
直後に一行の目と鼻の先に降り立ったのは……すでに生命活動を停止し、消滅が始まったエーテリアス。そして……
『ぬおおおくされ姫次ッ』『ぶっ殺してやる』
口汚いセリフを吐きながら、一撃でエーテリアスを屠り去るマネモブだった。
マネモブが睨む方向には、まるで蜘蛛にもサソリにも似た謎のエーテリアス。マネモブはそのエーテリアスを追跡し、奥の方へと去って行った。
「うああああ……ま、マネモブが算枢局を練り歩いてるのだ」
「や、ヤバいよマジでここまで追いかけてきたよ。レミエールを追って」
「え? 彼って私を追ってきたの? 彼、もしかしてストーカーだったりする?」
「そうとも言えるし、そうでないとも言えるね。どう見るかだよ」
「何かお前が強盗? したことに怒ってるらしいのだ。ミス・サンブリンガーの暗殺未遂だけじゃないなんて、もしかして新エリー都じゃ殺人以外の犯罪は大体やったレベルなのだ?」
「いや流石にそんなことは……でも、あー……アレかぁ……」
レミエールは心当たりがあった。
マネモブと最初に邂逅し、激突したあの時。自分のいた時代でもそう見ないようなエーテリアスが、明確な怒気を向けてきた。
エーテルの質などからも一般的なエーテリアスとそう変わらないというのに、まるで自我のあるような振舞いをするマネモブには内心驚いていた。
「やっぱり心当たりあるのだ! リン、やっぱりコイツ空巡局に突き出すのだ」
「いやいや! レミエールは新エリー都じゃ大した犯罪はしてないよ……多分」
「そこは否定して欲しかったな……」
苦笑するレミエール。
まあ、ホロウ・ザ・ヒーローという大会に関しては身分の偽装も大した犯罪ではないし、音動機の件もホロウでの事件・事故は自己責任である。
ぶっちゃけて言うと、レミエールが音動機を持ち去った件はホロウレイダー同士のいざこざでしかないのだ。
リンはそれに関して責任を追及するつもりはないし、音動機もすでにリンの元に返ってきた。
ビリーやシーシィアも思うところはあれど、そこまでの感情を抱いていない。ルーシー、ライトも同様である。
つまるところ、怒りを抱いて積極的に追跡してきているのはマネモブだけなのだ。
「まあ今はそんなイカれた虚狩りの力でも借りたい気分なのだ。まさか算枢局の上層にシンギュラ・リークなんて……! ここはロスカリファの中心部、厳重に保護されまくっててどんな異常も起こりようがないのだ!」
「まさかさっきのエーテリアスのせいで特異点が……? いや、マネモブも怪しくなってきた……それに、どっちもエーテルの気配が弱かった。マネモブはともかく、あのエーテリアスも……」
「うん、途中まで私でも気づけなかったよ。マネモブがこれ見よがしに殺気を振りまいてなければね」
事件への関与を真っ先に疑われるマネモブだが、所業が所業だけに仕方ない。
そして、消えた天使の信号とエーテリアス&マネモブが絶対に関係あるとこれ以上なく確信した彼女達は、マネモブの追跡を開始した。
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エーテリアス……後に“ギルタブルル”と命名される怪物を追った先で、それは行われていた。
行方不明ボンプ、トビーの反応はエーテリアス達の行く先を示している。途切れつつある反応を追ってきた一行は、怪物同士の戦いを目撃した。
「マネモブ!」
「トビーもいるのだ!」
ギルタブルルの手には、動くことのないトビー。マネモブは彼を傷つけないように戦っていた。
『人間の身体を支えているのは足やっ』
強烈なローキックが、ギルタブルルのサソリの如き脚を打ち付ける。
キックは硬い外骨格に阻まれるが、しかしマネモブに気にした様子はなかった。
『足を壊せば敵の攻撃は無力化できる』
ギルタブルルが槍を突き出すが、いくら俊敏であるとはいえ、直線的攻撃はマネモブにとってあまりにも避けやすいものだった。
『フットワークでかく乱しローキックでダメージを蓄積させる』『体重差のある相手と闘うときのセオリーや』
確かにギルタブルルは俊敏だ。
しかし、マネモブはそれ以上に俊敏……まるで疾風の如く移動し、幽玄の如く消える。
『そして体勢がくずれたとき…』
ギルタブルルもワームホールを駆使し、あらゆる方向から奇襲をしかけている。
だがマネモブは、それすらも見切って対応していた。その中で、マネモブは一撃だけ被弾し、わずかに体勢が崩れた。
その隙をギルタブルルは狙う。それこそが、マネモブの罠であるとも知らずに。
『急所の9割が集中しているチンへのカウンター!!』
マネモブの中高一本拳がギルタブルルの下顎を捉えた。
“チン”とはおとがい、下顎の先端部分のことである。
並の人間ならば文字通り脳がシェイクされ、頭部のあらゆる穴から血を吹き出し死んでいただろう。
もちろん高危険度エーテリアスであるギルタブルルの弱点が人体と同じはずであるはずがない。
だが、頭部や顔があるというということは、それなりの役割があると言うこと。マネモブの目論見通り、ギルタブルルはそこそこのダメージを受けていた。
「マネモブ! 加勢するよ!」
『パパ感謝するよ』『誰やねん!?』『誰やねん!?』
マネモブは誰かの接近に気づいていた。
しかし、それがリンと仲間であるとは分からなかった。
「紹介するよ、ノルムーとピュロイスに……」
マネキンフェイスの視線がノルムーとピュロイスを見る。
ノルムーは顔見知り。しかしピュロイスは、知っている気配はするが恐らく初対面。ピュロイスは無言だった。
そしてレミエールに視線が向くと……
「レミエール・ダンでーす。久しぶりだね?」
『オ○コ○○○が○○コの○○ん○○○ー○』
「なんて?」
『このく○○の○ン○の○○コ野○が』
「なんて??」
何故かリン達と行動を共にしているレミエールを口汚く罵る。
しかし、あまりにも汚言すぎるせいで何を言っているか分からなかった。
それはレミエールにとっても、マネモブにとっても幸いなことだったのかもしれない。
「マネモブが何言ってるかはどうでもいいのだ。それよりもさっさとあのサソリ野郎をぶちのめしてトビーを助けるのだ!」
「相手が何を言ってるのか理解するのはとっても大事なことだと思うんだよね。ま、ここは共闘と行こうよ。マネモブ君?」
『調子こいてんじゃねえぞいんらんブタァ』『あ…あの自分…ファンなんスよ』『握手してもらっていいスか』
「ごめん、絶対裏があるから無理かな」
『殺す…』
口だけは殺意の波動に目覚めたマネモブは、渋々と矛を収めギルタブルルに向き直った。
ここに、リン&ピュロイス、ノルムー、レミエール、マネモブの奇妙な共闘が幕を開ける。
「幸いマネモブが結構ダメージを与えてるのだ! 多勢に無勢なのだいっけぇ」
ノルムーのミサイルがギルタブルルを追尾する。
爆炎を上げながら次々に命中するそれは、ギルタブルルに衝撃を与え、バランスを崩させた。
「ピュロイス!」
「フン……」
ピュロイスの剣が、ギルタブルルの外殻を斬り刻む。
怪力で振るう剛剣の如き威力、極限まで研ぎ澄まされた技の両方を併せ持つ魔剣とも言うべき絶技は、硬い装甲すら容易く切断することができる。
「これは元虚狩りとして負けてられないね」
レミエールが剣を振るう。
たったそれだけで凄まじい威力のエーテルが雨あられのようにギルタブルルへ降り注ぐ。
しかし、そんじょそこらのエーテリアスとは格が違うギルタブルルは例にもれずタフであり、ついに動き出して槍を突き出しす。だが――
『柔術は戦国時代武将たちの“組み打ち”から発生した』『戦場で矢尽き刀折れたとき素手で敵を倒す…』
マネモブが突き出された槍を掴む。
そして、そのままギルタブルルを梃子の原理を利用して持ち上げる。
ギルタブルルに、この槍を手放すと言う選択肢はなかった。
『人殺しの術やっ』
ギルタブルルが、頭から地面に叩きつけられる。
あまりのダメージに、全ての脚がワシャワシャと虚しく空を切った。
ちなみに、侵蝕防壁はすでにマネモブ相手に使っているが突破済みである。
「トビー!」
『おっしゃあ』
「まだ助かるのだ!」
『薬の時間だぜ…』『さあ飲めっ』
『ンナッ』
「なにっ」
マネモブはトビーを片手間で仮死状態にした。
その視線は、レミエールを凝視したままである。
「ちょっと雰囲気変わった? イメチェンしたでしょ。その金属製の頭……」
『それはどうもです』『ワシの
「そこまで言ってないんだよね酷くない? 仲良くしようとは言わないけどさ、ちょっとくらいお話しようよ」
『いえっ結構です』『今からこの龍星を殺しますッ』
レミエール=天使(ボンプをブッ殺す悪い存在)という勘違いのせいで聞く耳を持たないマネモブ。
真似モブとレミエールとのにらみ合い(当のレミエールは警戒しながらも苦笑している)が続く中、わさわさしていたギルタブルルが起き上がり、逃走を図った。
「逃げられる!」
ギルタブルルは自分からホロウの底へ身を投げる。
あの頑丈さ、身軽さなら相当高いところから落下しても死ぬことは無いだろう。
皆が一斉に追いかけようとしたその時だった、一行の立っていた場所が、破壊された。
「なにっ」
「な……なんなのだあっ」
裂け目へと落下する一行を見下ろす……そう、見下ろしている。
高い場所にいるからではない。あまりにも、あまりにも巨大な体がそれを可能としているのだ。
「こいつ……!」
まるで蛇にも、龍にも見える超巨大なエーテリアスが一行を
そのエーテリアスは巨体をくねらせ、一向をめがけて宙を泳いでいる。
『う あ あ あ あ』『なにっ』
瓦礫を足場にしてちょっと粘ったせいで落ちるのが遅れたマネモブは、そのまま巨体と激突する……ことはなく、巨体の上にガッチリと掴まった。
『ヒャハハハ』『こいつらの試合メチャクチャおもろいでエ』
「あちゃー……厄介どころじゃない組み合わせ……!」
目の色が変わった……いよいよレミエールが本気になる。
レミエールは落下するリン、ピュロイス、ノルムーとトビーを守るために巨大エーテリアスへとぶつかった。
エーテルの輝かしい光と龍が如き巨躯がせめぎ合う。
『多勢に無勢だいっけぇ』
「多勢ってほどでも無勢ってほどでもないで……しょッ!」
『なにっ』
巨体が少しだけ押し返される。それができるのは流石の虚狩りと言ったところである。レミエールは方向を転換し、裂け目の方へ飛んで行った。
それを見たマネモブはエーテリアスをベシベシと叩き、早く追うように指示する。
『HUNT/69 大追跡』
巨体が、マネモブの指示を聞いているのかいないのか動き出す。
そんな中、ピュロイスはリンとノルムー、トビーをコア内の空間送りにし、一息ついていた。しかし、すぐに裂け目からレミエールが飛んでくる。
「離れて! 早く!」
その警告を聞いた瞬間、ピュロイスはレールの上を全力疾走する。
『お――っ』『それは
「!」
マネモブがエーテリアスから飛び降り、ピュロイスの横のレールに飛び乗って並走した。
狙いは別にピュロイスではなく、レミエールである。
『お――っ』
「……」
ピュロイスが別のレールに飛び移ると、マネモブも飛び移る。
それの繰り返し……しかし、マネモブは確実にホロウ外へと通じるシンギュラ・リークの裂け目を避け、レミエールだけを追っていた。
『俺は“疾風の春草”だ』
「マネキン・モブではないのか?」
『俺はアイアン木場だぜ?』
ピュロイスはマネモブを無視することにした。
また会う機会があるなら、以前(焦天残火の時)の戦いの決着をつけたいと思っていないこともないのだが……今はマネモブの冗談に反応するのにも状況が悪すぎた。
何度かピュロイスが現実とシンギュラ・リークを行き来していると、ようやく出口が見えてきた。
「……ここから出られそう!」
リンはプロキシとして頭脳で分析。
ピュロイスは指示通り動き、剣で邪魔なな障害物を切り裂きながら落下、さらに下のレールへ飛び乗った。
「これじゃ逃げられないよ!」
再びシンギュラリークへ入る。
レミエールが命がけで巨大エーテリアスの囮になり、引き付けている。
しかし、マネモブとは違い標的は別にレミエールだけではないエーテリアスはレール上のピュロイスに、大口を開けて食らいつこうとした。
『リカルド何しとるんや逃げろっ』『走れっ』『う あ あ あ あ』
「マネモブが食べられたのだあっ」
「いや、今のは意外と避けてた。外側に引っかかってたよ」
「あいつレミエール以外には優しいのだ!!」
しかし、食われかけたのはマネモブだった。
マネモブは大口をなんとか避けて外殻にへばりついて難を逃れた。
「もうレールがもたないよ!」
前方ではレールが途切れている。
そこに巨大エーテリアスが待機している。すぐにでもピュロイスを食うために。
「う あ あ あ あ」
「はっ!」
ガシッ
その危機を救ったのは天使、レミエールだった。
両手でピュロイスの腕を掴んで持ち上げ、何とか飛行している。しかし、変化した体重とバランスでは割と機敏な巨大エーテリアスから逃れることはできない。
だが、その目には何一つ諦めというものはなかった。それこそ、虚狩りたる所以の一つなのかもしれない。
「何か考えないと……」
レミエールの階級は、元とはいえ中佐だ。それなり以上の知識はあるしホロウにも詳しい。
だがそれは百年以上前のものだ。今のホロウの常識とは違う可能性が高い。それでもできることを探していると、リンが声を上げた。
「あそこなら……」
一向の真上には裂け目。
リンは思い返す。自身が身に着けてきた力を、ピュロイスの能力を……
「レミエール! 上に裂け目がある!」
「!」
「なんとかできるかも!」
リンは確信していた。
自信に満ち溢れた言葉を聞いたレミエールは、ピュロイスを裂け目へと投げ飛ばした。
「うわぁはぁ」
「うっ……」
裂け目からリンとトビーを抱えたノルムーが転げ落ちる。
ちなみにピュロイスはスーッと出てきた後リンの中に戻った。
「裂け目も、シンギュラ・リークもルーツは同じはず……なら」
裂け目からレミエールが飛び出し、直後に巨大エーテリアスが追従する。
マネモブもオマケ程度に上に乗っていた。
「もし私の予想通りなら……」
レミエールが羽を突き刺し、巨大エーテリアスを食い止める。
だが、完全に停止するのではなく拘束されたようにもがいていた。破られるのも時間の問題だろう。
マネモブは鬱陶しそうに羽を受け流していた。
「抑え込んだよ。やって!」
「ッ……!」
リンがその力を使い、裂け目を閉じようとする。
だが、それをマネモブが阻止した。
『リカルドダメだろ勝手に能力解放したら』
「なにっ」
マネモブは、なんと裂け目の
技術を行使するリンと違い、あまりにもエーテリアスらしく力任せな方法に呆れかえる気分だ。
「……思えば、こうやってあんたと闘うってのは初めてだね、マネモブ」
『しかし龍星』『お前強くなったなあ』
リンとマネモブが、何らかの形で直接闘うというのは初めてだ。
今回は裂け目を閉じるか、広げるか。こんな状況だが、二人は奇妙な感動を覚えていた。
「それより広げちゃっていいの? マネモブも消えちゃうかもよ?」
『そんなん知らんよ』『内海選手はいけると思ったから試合受けたんやろ』『プロは自己責任やん』
「マネモブってそういうとこシビアだよね……!」
マネモブの“気”が、裂け目を更に押し広げる。
このままではリンは負けるだろう。もしかしたら、あの巨大エーテリアスも後でマネモブに始末されるかもしれない。
だが、何となく負けたくなかった。
「私なら、やれる!」
『見事やな…』
マネキン・フェイスが笑った気がした。
「へぇ、すごい仲いいんだね」
『龍星お前何を言っているかわかってるのか』『答えろ優希はどこにいる?』『自白剤を使わなくても脳のある部分に刺激を加えることによってどんな寡黙な者でも幼児のように喋るようになる』
「私相手だと急に早口になるのやめなよ」
レミエールに関しては急に早口でレスバに持ち込むマネモブ。
しかし、もうレミエールも慣れてきつつあった。
「彼なんて言ってるの?」
「私に何をしたかって言ってるみたい」
リンはマネモブの言葉を翻訳する。
そう、レミエールがどうやってリンに取り入ったのかを聞いているのだ。
マネモブ視点ではボンプの敵で、友人を停止させた強盗だ。
マネモブはホロウに住んでる癖に、ホロウレイダーがホロウに入るときは基本的に自己責任という認識がそこまでなかった。
エーテリアスとしての認識のズレか、あるいはホロウを住処とする者の違いか……ともかく何かホロウに対しての認識が人と食い違っているのだ。
『そうですけど何か?』『まさかゲイってわけじゃないで――』
「うーんとね……あ、あれだ」
マネモブは耳を澄ませた。
それが致命傷だった。
「“夜のターン制バトル”……かな?」
『あ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――ん?』
そしてマネモブの脳は破壊され、それに伴いシンギュラ・リークの裂け目も閉じた。
そしてレミエールという目標を見失い、マネモブと巨大エーテリアスは殺し合った。
てめぇがノルムーか?
・炎属性
・かわいい
・少女
・S級
・組織に属している
・金属製品を身に着けている
・上司の女性に可愛がられている
・純粋無垢っぽいけど芯が強い