IFの世界かもしれないし、そうじゃないかもしれないね
青衣が推しなのにトダーの時にあまり出せなかったのが心残りだからここに出すことにするよ
1/1に投稿するように設定してたのに何故か早く投稿されてしまったんだよね、怖くない?
クリスマスのマネモブ達
タフ・ホロウ。灘・真・神影流総本山にて、マネモブ以下門弟達はクリスマスのために飾り付けをしていた。
「ボケーッ。靴下人数分、用意しとけ言うたやろうが」
「おいっ。ジャワティー買ってきてくれ」
「なんじゃあ、この小さいツリーは」
『あのう、チンチン見せましょうか?』
「今から伐採しますか?」
「そんな時間あるかあ」
『あのう、肛門見せましょうか?』
クリスマス数時間前の、マネモブと門弟達との壮絶な会話である。
『師匠はチンチンも肛門も無いっスよね? 見せなくていいからツリーを運ぶの手伝って欲しいっス』
『何でもいいですよ』
マネモブはモンキー・ボンプの頼みを聞き、ツリーを運ぶのを手伝う。
しかし、その身長差はエグいくらい開いており、バランスが悪い。
『あっ、手が滑ったっ』
モンキー・ボンプの手が滑り、ツリーが落ちる。
マネモブはそれを見て咄嗟に身体が反応した……
『しゃあっコブラ・ソード!!』
『えっ』
「なにっ」
「な……なんだあっ」
『あっ』『一発で折れたッ』
マネモブは落ちそうになったツリーに対し、反射的にコブラ・ソードを使用。
ツリーを真っ二つにへし折ってしまった。辺りに沈黙が流れる。
やがて、その空気に耐えきれなくなったマネモブが口を開いた。
『細カイコトハ気ニスルナ』
「クソボケが―――ッ」
『はうっ』
そしてマネモブはもみの木を伐採した。その本数……500億。
Now Loading......
淫魔の乱舞を回収しつつラーメンを食べるマネモブ
その日、とあるホロウレイダーがホロウで本を読んでいた。
「ククク、ついに手に入れたぜェ。“淫魔の乱舞”を!」
そう、この本は旧時代のエロ本“淫魔の乱舞”。
すでに絶版になっており、もう新しく手に入れることはできない幻の一品である。
「さぁ読ませてもらうぜ――なにっ」
だが、レイダーの手から淫魔の乱舞が消える。
今までそこにあったのに、忽然と姿を消してしまったのだ。
そして、目の前には――
『ラーメンは麻薬ですね』
「な、なに―――ッ!!」
マネモブが座り込み、それなりにデカい器に入ったラーメンを食べていた。
「こ、これは……!? ……………」
辺りを見回せど、淫魔の乱舞はどこにもない。
いるのはマネモブのみである。
「今まで読んでいた淫魔の乱舞は……?」
『じゃーん』『あなたがボロボロになってまで欲しがった“淫魔の乱舞”はここにありますよ』
そう、マネモブは目にもとまらぬ速度で淫魔の乱舞を回収していたのだ。
「うおおおおっ淫魔の乱舞を返せマネモブぅーっ」
「マネモブをブチ殺せェッ」
「灘・回収・神影流は一人残らずみな殺しだぁっ」
今まで淫魔の乱舞を回収されてきた恨みを持つホロウレイダー達が大挙してきた。
しかし、それでもマネモブは冷静だった。なぜなら、マネモブは強力な“回収”の使い手。
『灘神影流“回収乱舞”!! 速すぎて敵は回収されたこともわからないまま失神する!! 鬼龍が最も得意とする回収の技だ!!』
「う あ あ あ あ」
「い や あ あ あ あ」
ホロウレイダーは全ての淫魔の乱舞を回収され、失神した。
だが、まだ回収は終わっていない。マネモブは徹底的に淫魔の乱舞を回収するッ。
「やめろっやめてくれマネモブっやめろッ」
『“回収”の衝撃波の軌道を自在に変化させる…“回完拳”』『たとえば胸を打ち…軌道を変え…』
マネモブがホロウレイダーの胸を打つ。
痛い衝撃ではなかったが……次第にホロウレイダーの顔が青ざめる。
「ま……まさか」
『脳から淫魔の乱舞の記憶を回収する!!』
「あ あ あ あ」
そう、マネモブは回完拳によって、記憶までをも回収したのだ。
『回収ッ』『回収ッ』『回収乱舞ッ』
マネモブは、全ての淫魔の乱舞を回収するまで止まらない……
Now Loading......
新しく治安局ルミナ分署に配属されたロボット
『パトロール終了ヤンケ。報告書作ルヤンケ』
トダーはパトロールを終え、ルミナ分署に戻ってきていた。
高性能ロボットであるトダーの力を以てすれば、書類製作などお手の物。
『今日ハ青衣ニ頼マレテ茶葉買ッテキタヤンケ。早速淹レテヤルヤンケ』
トダーの力があれば、茶を淹れるなど造作もないことである。
『オイ青衣。頼マレタヤツ買ッテキタヤンケ。トダーハコレカラ休憩ダカラ一緒ニ淹レテヤルヤンケ……?』
トダーが部屋を覗く。
そこでは、青衣が何やら変なことになっていた。
「これこれ、よさぬか木魚マン。我の玉壺青氷をどうするつもりだ」
茶色のふっくらとした何者かにすがりつく青衣。
木魚みたいな奴の手には、青衣の音動機が握られていた。どうやら捨てるつもりらしい。
『オ前ラ何シテルヤンケ? 治安官ニ通報スルヤンケ』
『……』
木魚に見える奴は、困った顔でトダーを見る。
そんな顔しても、トダーはロボットの心を読めるわけではない。
「トダー、良いところに。木魚マンから玉壺青氷を取り返すのを手伝ってくれ」
『2人共アホナコトシテナイデソノ音動機ヲ置クヤンケ。ソレメチャクチャ高イヤンケ、ゾンザイニ扱ウナヤンケ、チャント無傷デ質ニ入レルヤンケ』
「トダー?」
木魚は音動機を机に置いた。
それを見た青衣も落ち着いたようだ。
『何ガアッタヤンケ?』
「うむ、それがな……」
青衣が話をしようとしたと同時に、扉が開く。
そこには、木魚と瓜二つの白い奴が、青衣の三節棍を持っていた。どうやら捨てようとしているようだ。
「これこれ、よさぬかベイマックス。我の驚堂木をどうするつもりだ」
『何シテルヤンケ。覚悟スルヤンケ、オ前ラ全員好事家ニ高値デ売リ払ッテヤルヤンケ』
ルミナ分署は今日も平和である。
「これこれ、よさぬかトダー。我らをどうするつもりだ」
『元ノ所ニ送リ返スヤンケ』
多分平和だ。
Now Loading......
クソスレ
ポチェくん
♥35967
【緊急依頼!】マネモブ…待ってるよ
概要:エーテリアス“マネキン・モブ”に加勢し、巨大ホロウレイダー集団“鬼喪傘”を討伐する。報酬は以下の通りだが、確実に戦闘に参加しなければならない。後方支援はこちら側が全て負担する。
参加者…見ているよ。
・報酬:前金100万ディニー、達成報酬500万ディニー、幹部1人につき100万ディニー、雑兵は1人につき3万ディニー
・保険:キモ傘との戦闘で負傷した場合、医療費はこちらが負担。それ以外の負傷については要相談。応急処置はするので必ず報告すること
・場所:タフ・ホロウ
・移動手段:電車、タクシーなどでもこちらが全額負担、基本タフ・ホロウ集合
・状況:マネモブ単独、拮抗
●ザンッ
またキモ傘が湧いてきたから畜生!
●コピペ・ダッシュ
キモ傘をブチ殺せェッ ヒガンジマ・ホロウの連中は皆殺しだぁっ
●金玉不良
何だよこのクソ吸血鬼!俺達はヒィィィィって怯えて喰われるだけの餌か?なめてんじゃねえぞコラァ!
●武器商人
あったよ丸太が!
●漂流者
でかした!
●ドリフター
でかした!
●白鯨
でかした!
●宮本明
Now Loading......
初日の出
「……」
『グゥ……グゥ……』
ここは灘・真・神影流総本山。
門弟達は寝ていた。主に野良ボンプ、ホロウレイダー崩れ、反乱軍崩れなどで構成された弟子達は、マネモブの作ったスケジュール通り、規則正しい生活を送っている。
そのため、元は荒くれ者だった者でも、荒んだ心は癒されて真人間に近くはなっている。それでも、荒々しさが消え去ったわけではないが。
深夜か、早朝か分からないほどの時間。その音は唐突に鳴り響いた。
ブ オ オ ォ ォ
マネモブがほら貝を鳴らす。
すると、門弟達は飛び起きた。
『御来光だあッ』
門弟達が我先にと道場の外に出て、山頂への道を駆け上がる。
登るのが難しかったりする者を背負ったり、ボンプを持ったり。それぞれの方法で山頂を目指す。
そして、全員が山頂に上ると、最後にマネモブがやってくる。
『“S”だ』『“S”が正体を現すぞ』
「御来光が“S”?」
岩場に座った彼らは、御来光を待つ。
すると、向こうの山から徐々に初日の出が顔を覗かせる……そう、
『
我
が
名
は
尊
鷹
』
「う あ あ あ あ」
「尊鷹ダーッ助ケテクレーッ」
初日の出は、
この予想外の展開に、門弟達は阿鼻叫喚している。しかし、ただ1人マネモブだけは……
『ヒャハハハ』『こいつらの試合メチャクチャおもろいでエ』
笑っていた。
『臨時ニュースをお伝えします。先ほど、太陽が人の顔になるという現象が確認されており、専門家はこれを尊鷹化現象と――』
「あのお爺さんと目が合ったのは……僕なんだ!」
「私もあの顔と目が合っちゃったんだよね、怖くない?」」
もちろんこのことはめちゃくちゃニュースになっている。
さて、今年も新年が始まる。彼らはこの先、どのような軌跡を描いて進んで行くのだろうか。ただ一つ言えることは。
「あけましておめでとう、リン」
「あけましておめでとう、お兄ちゃん」
今年もよろしくお願いします。
希望に満ち溢れた声が、六分街に響いた。