機動戦士ガンダム 水星の魔女 -SEEDを宿す少年- 作:SEEDに出会えてよかった
ミオリネ可愛過ぎない?
あの後、2人は無事に目的へと到着した。
ニカ「スレッタ・マーキュリーさんと、ツルギ・ソラさん?」
スレッタ「え!?はっ、はい!!」
ソラ「緊張し過ぎだよ、スレッタ。」
ニカ「2人は実習、見学なんだよね。メカニック科2年の『ニカ・ナナウラ』です。わかんない事あったら聞いてね。」
ニカという人は、物腰柔らかく2人に話しかける。
しかし…
スレッタ「へうっ!あっ、え、え、#/a#@//#d&/(h.rj#/&&!」
ニカ「緊張してる?」
スレッタ「が、学校、来たの…初めて…だから…」
ニカ「初めて?」
すると3人の女子生徒がやってくる。
女子生徒「水星から来たって本当?」
女子生徒「人住んでたんだ。」
女子生徒「専科は?」
スレッタ「パイロット科…です。」
ソラ「僕も同じ。」
女子生徒「2人ともエリートじゃん。」
女子生徒「なんで編入して来たの?」
スレッタ「お母さんが、行きなさいって、言うから…」
女子生徒「お母さん?」
などと話していると…
女子生徒「じゃあその古そうなヘアバンドも、お母さんが言うから付けてるの?」
と、1人がスレッタのヘアバンドをバカにして、他の2人も笑う。
しかしスレッタは…
スレッタ「もちろんです!」
女子生徒「マジ?…」
そんな会話をしていると
ソラ「あっ。あの人って、確か…」
すると、その少女がソラを睨みつける。
しかし、何故か頬に赤みがさしている。
「ミオリネ・レンブラン、事情は聞いている。すぐに授業に参加するように。」
ミオリネ「はい。」
ミオリネと呼ばれた少女は返事をする。
ソラ「あの、せ、責任…責任なら、取るよ…」
と、ソラが少女に話しかける。
ミオリネ「あぁー!アンタ!」
ソラ「脱出、手伝うよ、ど、どうすればいいの?」
ミオリネ「アンタ!あの時の邪魔男!」
周りの生徒は不思議そうに見ている。
ミオリネ「バカなの…!こんなところで!」
女子生徒「責任、とって貰えばいいじゃないですかぁ。逃げたいんですよね?地球に。」
スレッタ「地球?」
すると、突然警報がなり出した。
ソラ「なんだろ?」
そして、一箇所扉が開き、中からは2機のモビルスーツが出てきた。
2機のモビルスーツは激しい攻防を繰り広げる。
すると、放送が流れる。
『実習中失礼する。これは決闘委員会が承認した、正式な決闘である。立会人は、このシャディク・ゼネリが務める。各自手出し無用に願いたい。』
スレッタ「決闘?」
赤いディランザは、手に持っているビームランスで素早く攻撃を仕掛ける。
女子生徒「グエルせんぱーい!」
女子生徒「やっちゃえー!」
グエル、おそらく赤いディランザに乗っている人物の名だろう。
すると赤いディランザは、もう一機のモビルスーツの頭部を貫く。そしてそのままスラスターを吹かして前進してくる。
ソラ「ハッ!スレッタ、危ない!」
すると、ミオリネが駆け出して、スレッタの手を引いて、その場を離れる。
すると、頭部を貫かれたモビルスーツは頭部のアンテナを斬られる。
そのモビルスーツは倒れ、決闘は終わった。
そしてディランザから人が出てくる。
グエル「見たかミオリネ!このグエル・ジェタークの決闘を!俺はお前も会社も、全部手に入れて見せるぞ。」
と、宣言してくる。
グエル「コイツは俺を笑ったんだ。『花嫁に逃げられた男』だとな。」
コイツとは、おそらく倒されたモビルスーツのパイロットだろう。
スレッタ「花嫁?」
ミオリネ「最低…」
そう言ってミオリネが去ろうとすると
グエル「待てよミオリネ、負けたら虫の言葉で謝るルールだ。コイツの謝罪を見ていけよ。ハハハハハ!」
そんな言葉もお構いなしに、ミオリネは去って行く。
ソラ「あんなの、弱いヤツがする事だ…」
そしてソラとスレッタはミオリネの後を追う。
ミオリネ「ただいま…」
スレッタ「あ、あの!」
ミオリネ「まだなんか用?」
スレッタ「さ、さっきは、た、助けてくれて、あ、ありがとうございました!」
ソラ「僕もお礼を言いに来たんだ。スレッタを助けてくれてありがとう。」
ミオリネ「は?」
スレッタ「さ、さっきのは、ミオリネさんの、婚約者…」
ミオリネ「やめて!私は認めてないから!」
ミオリネはスレッタの言葉を遮って言う。
スレッタ「え?じゃあ、さっきの人、勝手に自分を、こ、婚約者って!?///」
ソラ(スレッタも年頃だね)
ミオリネ「決闘よ。」
スレッタ「え?」
ミオリネ「この学園ではね、生徒同士が大切な物を賭けて決闘をするの。お金、権利、謝罪…結婚相手。」
ソラ「何でも決闘で決めるなんて、野蛮だね。」
スレッタ「だから、結婚、するんですか?どうして?」
ミオリネ「うちのクソ親父が決めたから。」
ソラ「ひどい親だね。自分の子供の結婚相手を勝手に決めるなんて。」
ミオリネ「全くだわ。」
そう言いながら、ミオリネは植物の水を取り替える。
スレッタが興味津々に見ている。
ミオリネ「入らないで!」
スレッタ「す、すいません!」
ソラ「ねぇ、それって何?」
ソラはミオリネが手に持っている物を指さす。
ミオリネ「何って、トマトに決まってるでしょ。」
スレッタ「それが…トマト…」
ソラ「初めて見たね。」
ミオリネ「水星人って普段何食べてるわけ…」
スレッタ「トマト味…なら…」
グゥゥゥゥゥ…
スレッタの可愛らしいお腹の鳴る音が聞こえる。
ソラ「スレッタ、お腹すいたの?」
すると、ミオリネが紙に包んだトマトを一つ置いて行く。
ミオリネ「あげる…」
スレッタ「あ!あ、ありがとうございます!えっと…」
ミオリネ「そのままかぶりつく。」
言われた通り、スレッタはトマトにかぶりついた。
すると、目をキラキラさせて
スレッタ「美味しい…!」
ソラ「よかったね、スレッタ。」
ミオリネ「トマトならどれでも美味しいわけじゃないわ。そのトマトは特別。お母さんが作ったの。」
スレッタ「トマトを?」
ミオリネ「品種に決まってるでしょ。」
スレッタ「お母さんが…。私も、同じ、です。お母さんが水星を、豊かな星にするため、勉強して来なさいって。だから…」
ミオリネ「そう、あなたのお母さんは生きてるのね。」
スレッタ「あ!ご、ご、ご、ご、ごめんなさ…」
ミオリネ「生徒手帳、貸して。アンタのも。」
ソラ「僕のも?」
2人は言われた通り、ミオリネに生徒手帳である端末を渡す。
ミオリネ「帰り道、わかんないんでしょ。学園マップ、入れてあげるからさっさと出てって。」
そう言って、2人の端末にマップを入れていると…
グエル「また土いじりか。地球の真似事を、何が楽しいんだか。」
ミオリネ「グエル…」
グエル「いいアイデアを考えた。お前はこれから俺たちのジェターク寮で暮らすんだ。脱出騒ぎは、もうごめんだからな。」
ミオリネ「私は認めてないから。」
グエル「お前の父親が決めたルールだぞ。」
ミオリネ「親が決めたら絶対?アンタは親の言いなりだもんね!」
ミオリネがそう言うと、グエルは突然、花が植えてある鉢を壊し始めた。
ミオリネ「っ!なにすんの!やめろ!」
ミオリネは止めに入るが、グエルに振り払われる。
そして、グエルの取り巻きの女子生徒はミオリネを笑う。
スレッタは後ろにいた男子生徒に助けを求めるが
『兄さんを止めたきゃ自分でやれ』と言われる。
グエル「俺は少し優し過ぎたようだ。未来の夫として、これからは厳しくして行く。お前は大人しく俺のものになればいいんだよ。」
と、自分勝手なことを言うグエルの尻を、スレッタが引っ叩く。
ミオリネ「あ…」
グエル「ぐっ!チィッ!」
スレッタ「お、お、お母さんから、教わらなかったんですか?そ、そんなことしちゃ、ダメです!」
グエル「何だお前は!?俺が誰だか分かってるのか!?」
ソラ「大丈夫?スレッタ。」
スレッタはグエルの圧に押されて、ソラの後ろに隠れる。
グエル「俺はな!ベネリットグループ御三家の御曹司で!決闘委員会の筆頭で!現在のホルダーだ!」
スレッタ「ホル、ダー…。」
グエル「決闘で選ばれた、学園No.1のパイロットだ!」
スレッタ「それ、でも…悪いことは、悪いです!ミオリネさんに、あ、謝って、く、ください!」
グエル「ハッ!ここではな、何が善か悪かは決闘で決めるんだよ。それとも、俺と決闘するか?ハハハハハ!」
スレッタ「やり、ます。」
グエル「何?」
スレッタ「あなたと、決闘、します!」
ミオリネ「やめて!アンタに関係ない…」
グエル「面白い、お前が負けたら退学してもらうぞ。」
スレッタ「は、はい!」
ミオリネ「このバカ!」
すると、それまで黙っていたソラが口を開いた。
ソラ「いや、スレッタはやらなくていい。僕がやる。」
スレッタ「え!?」
グエル「あ?何だお前は。」
ソラ「ツルギ・ソラ。スレッタと同じ編入生だよ。」
グエル「編入生が揃いも揃って俺にケンカを売るとはな。いいだろう。なら、お前が負けたら2人とも退学だ。いいな。」
ソラ「いいよ。お前みたいなヤツには負ける気がしない。」
グエル「チッ!調子に乗るなよ…!」
そして、2人の決闘の準備が行われている。
グエル「来たか、水星男。」
フリーダムはディランザの目の前に降り立つ。
生徒「すげえ。何だこの機体。」
生徒「キレイ…」
生徒「カッケェ!」
映像で見ていた生徒たちは、多種多様な反応をする。
『これより、双方の同意のもと、決闘を執り行う。勝敗は通常通り、相手モビルスーツのブレードアンテナを折った者の勝利とする。両者、向顔。』
なんとフリーダムに乗っていたのは、ソラでもスレッタでもなく、ミオリネだったのだ。
ソラ「ミオリネさんが、何で僕のフリーダムに…」
ふと、ミオリネに端末を渡したことを思い出す。
ソラ「あ…」
ニカ「あれ?スレッタさんに、ソラさん?」
グエル「何のつもりだ、ミオリネ。」
ミオリネ「なんだって皆勝手に決めるの…。これは私のケンカよ!」
グエル「生意気な女だ。いいさ、お前じゃ俺に勝てないってことを証明してやる。」
シャディク「グエル、対戦相手の変更を了承するのか?」
グエル「了承する。」
『勝敗はモビルスーツの性能で決まらず。操縦者の技のみで決まらず。
ただ、結果のみが真実!』
シャディク「フィックスリリース」
その言葉と共に決闘が始まる。
ミオリネ「武器!武器は!?」
ミオリネはフリーダムのビームライフルを取り出して撃つ。
しかし反動に耐えられず倒れてしまう。
グエル「素人にモビルスーツが扱えるかよ!」
ディランザはバルカンで攻撃する。
負けじとフリーダムも頭部のバルカンで応戦する。
しかしディランザはそれを躱わしてフリーダムに向かって行く。
ミオリネ「好きにさせてよ…人の人生、勝手に決めるな!」
ディランザはビームランスの持ち手でフリーダムの腹部を突く。
グエル「身の程を知れ。お前はただのトロフィーなんだよ。」
グエルはディランザのビームランスをフリーダムに突きつけて言う。
すると、突然侵入者を知らせるアラートが鳴る。
その侵入者の正体は…
スレッタ「気をつけてね、ソラ」
他でもないフリーダムの持ち主、ソラだった。
そしてソラはフリーダムのコックピットを開け、ミオリネの頭に、この前のお返しと言わんばかりに頭突きをかました。
ミオリネ「イッタ!何すんのよ!」
ソラ「返してくれ!」
ミオリネ「は!?」
ソラ「フリーダム、僕のだ!」
ミオリネ「アンタには関係ないって言ってるでしょ!」
ソラ「なら自分の機体を使ってよ!」
その光景を見た生徒たちは呆れた様子だ。
ミオリネ「ケチ!いいじゃない!たかがモビルスーツくらい!」
ソラ「フリーダムは、たかがじゃない!僕をいつも守ってくれた、僕の家族だ!」
ミオリネ「は?家族?」
ソラ「責任なら、勝って果たすよ!俺とフリーダムは、あんなのに負けない!」
グエル「あんなのだと…!シャディク!決闘相手を再変更だ!」
シャディク「了承しよう。セセリア。」
セセリア「はいは〜い。」
そして決闘の相手は、ミオリネからソラに変更される。
グエル「田舎者の無知を修正してやる!」
そう言ってビームライフルでフリーダムを撃つ。
ソラ「スレッタのお母さんが言ってた…『逃げたら1つ、進めば2つ手に入る』って。」
ミオリネ「はぁ?」
ソラ「逃げたら負けないが手に入る。でも、進めば…!」
ミオリネ「勝てるっていうの?」
ソラ「勝てなくても、手に入るよ。経験値も、プライドも…信頼だって!!」
すると、フリーダムの目が光り、立ち上がる。
そしてフリーダムは翼を大きく広げ、シールドを構える。
グエル「防いだか!だったら!」
そう言ってビームサーベルを取り出して、フリーダムに向かって行く。
するとフリーダムの翼からビーム砲が2つ現れ、ディランザに狙いを定める。
そして、超高火力のビームを放つ。
ディランザはそれを回避しようとするが、両腕を撃ち抜かれてしまう。
グエル「なにっ!?」
今度はフリーダムの腰のレールガンが起動し、ディランザの足を撃ち、破壊した。
グエル「なんなんだ、そのモビルスーツは…!」
「GUND-ARM…ガンダム。」
誰かがそう呟いた。
フリーダムはビームサーベルを取り出し、大きく振りかぶる。
グエル「なんなんだ、お前は!」
フリーダムはディランザのブレードアンテナを切り落とした。
そしてフリーダムからソラとミオリネが降りてくる。
ソラ「あの、さ。勝ったけど…」
ミオリネ「そう見たいね。ツルギ・ソラ。」
そしてミオリネがソラの端末を取り出して操作すると、
灰色だったソラのパイロットスーツが、グエルの着ていた物と同様に白、金、黒のカラーリングに変化する。
ソラ「え!?あれ!?ええっ!?」
ミオリネ「その衣装は決闘の勝者。ホルダーの証よ。」
ソラ「え?」
ミオリネ「そして、私の婚約者の証でもあるわ。」
ソラ「え?ええ!?こ、婚約者!?」
ミオリネ「言ったでしょ。そう言うルールだって。」
ソラ「で、で、でも僕そんな急に言われても!心の準備とか、親への挨拶とかが…」
ミオリネ「水星ってお堅いのね。こっちじゃそんなのを省略するのは、ザラにあるわよ。」
すると、何故か突然ミオリネがソラに抱きつき、フリーダムのコックピットに倒れ込む。
ミオリネ「よろしくね、旦那様♪んっ…///」
ソラ「い、いやちょっと待っ((ンムッ!?」
なんと、ミオリネは突然ソラにキスをしたのだ。
それも…
ミオリネ「んっ…れろっ…ピチャピチャ ヂュル…」
中々にディープなやつを。
ミオリネ「アンタのこと、初めて会った時から、ちょっと気になってたのよ…///だから、大人しく私の夫になりなさい///」
ソラ「うぅ〜///」
この日はソラにとって、色んな意味で忘れられない日になった。
その頃スレッタは…
スレッタ「もう!遅いよソラったら!いつまでミオリネさんといる気だろう!?私だって一緒に居たいのに!」プンプン
めちゃくちゃヤキモチを妬いていた。
てな訳で初戦闘でした。本編見ながらオリジナルの展開も入れつつ書いてるので、中々に時間がかかります。
これからミオリネは主人公にゾッコンになります。