ビッグゲテスターに転生したので、科学の力で宇宙一を目指したいと思います 作:ちいさな魔女
どうも皆様。サイヤ人の王女べジューですわ。まあそんな話は置いておくとしましょう。えっ?地の文がおかしい。心配要りませんわ。話す時(喋れません)と心の声以外は普通の文章にしてますので。
アレから暫く時が経ち、私は兄様にも並ぶ位に強くなった。まあラディッツを特訓次いでにフリーザやその部下からの罵詈雑言に対する鬱憤晴らしですわ。
そんな時に、ラディッツがフリーザから有給を頂いたそうだ。
ラディッツ『そうだ。もし俺を倒したとしても、そいつ等は俺がやられた事を知って、この地球にやって来る。精々1年だ――ドガッ!!ピーッ………ピーッ………』
私のスカウターで拾っていた通信が途切れた。
ナッパ「……ラディッツの奴、やられたのか」
ベジータ「全く下らん奴だ。たかが戦闘力1000の連中に負けるとはな」
兄様、小汚い異星人の死体を食べないでくださいまし。
ビルカ「べジュー様、掃除は終わったよ」
ロス「捕まえたけど、これで良い?」
ビルカとロスが、この星で役立ちそうな捕虜達を、私専用の宇宙船に乗せていく。
べジュー『ええっ。一人たりとも宇宙船から逃がしてなりませんわ。まあ逃げれば有能でも殺すまでですわ』
私が話してるように見える?いいえ、そんな訳ありませんわ。これは私が口に装備してる装置から発してる音声だ。
その名も『人工声帯発声機』。声帯の代わりに声を出すマスク型の装置で、簡単に言えば声帯を使わずに私の声を出せる代物だ。もっと簡単に言えば、話せるようになる装置だ。とはいえ、この装置が無ければ私は口が利けなくなる。
これは私が造った訳では無い。フリーザ軍の兵士から聞いたのだが、どうもある機械惑星の住人から兵器の取り引きをした際に、この装置を買い取ったそうだ。フリーザ曰く、『いくら手話で話しても、マトモにコミュニケーションも取れなければ連携も難しくなりますから使いなさい』との事だ。
私は星に住む人達の中から、使えそうな人材を引き抜いてフリーザ軍に所属させている。フリーザは口にしなかったものの、ギニュー特戦隊のギニューからは『お前が引き抜いた人材の中には、我々のポーズを褒めてくれた者が居たぞ!よくやった!』と褒められた。ドドリアも『この前捕獲した料理人のメシは美味かったぜ!』と言ってた。ザーボンも『私の髪を手入れする美容師の腕前は、そこそこだが彼女は成長するぞ』との事だ。
フリーザが何をしたのかは知ってる。とはいえ仇討ちを考えてはいるが、其処まで憎しみがあるかと言われれば、そうでもない。反逆した父は素晴らしいし勇気があったのは認めるが、負けて死んだらそれまでなのだ。それなりに成果を上げて、コミュニケーションを取っていけば、普通に良い上司だと思う。クウラを以前に見掛けた事はあるが、彼とはまた違った形での理想の上司だろう。
その中で私はフリーザ軍に人材斡旋をして来た為、専用の宇宙船や発声機も支給して貰えた。
ロイン「ねえ、ベジータさんとナッパさん、どっかに行こうとしてるよ?」
べジュー『恐らく地球に向かおうとしてますわね。私達も向かいますわ』
因みに言うが、ビルカ、ロス、ロインの三兄妹は私の直属の奴隷になった。まあ奴隷と言っても正社員と同じ立ち位置だ。ちゃんと給料も休暇も与えて、コンディションを保たせている。
3人の役目は、私の身の回りのお世話だ。今の私は、家事とか料理、掃除等は難しくなった。それは身の回りの世話をする3人の仕事だ。
ベジータ『なんだべジュー?お前はラディッツの心配か?まあお前は彼奴にかなり熱があるようだからな』
べジュー『兄様、勘違いしないでくださいまし。ラディッツからの通信が途切れる前の会話に、少し違和感を感じたので確認に行きたいだけですわ』
ナッパ『ラディッツの奴がか?一時期俺に並ぶ戦闘力にはなったが、俺達もアレから戦って強くなったしよ。オメェに至ってはベジータどころかキュイのクソ野郎に並ぶ戦闘力だしな』
べジュー『キュイも残念ですわね。ずっと前まで私達では勝てなかったというのに、
ベジータ『ふん。帰ったらあの野郎に吠え面かかせてやる』
通信越しに会話する私達。兄様とナッパは一人用のポッドに乗って、私は専用の宇宙船に3人と一緒に乗り込み、地球の座標を入力して自動操縦にした。
途中で寄った星があったものの、兄様とナッパだけで破壊した。まあ汚い星であったので、私が出るまでもなかった。
―――――――――――――――――――――――
アレから長い時が経過した。エイジ762の11月3日。
いよいよ地球が見えて来た。
悟空達が待ち構えているだろう。しかし、此方としても何度か兄様と喧嘩したり、ナッパと手合わせしたお陰か、それぞれも少しは強くなってる筈だ。
宇宙船は地球の大気圏を過ぎた後、東の都へ向けて飛行を続けた。兄様とナッパのポッドも東の都へ落下していき、多くの建物を破壊しながら地面へ降着した。
ポッドが降り立った場所に、私の宇宙船も降り立った。
べジュー『お前達は此処で待機していなさい。操縦は教えたので、出来ますわね?』
ロイン「うん。行ってらっしゃい」
ビルカ「すぐに追いかけるよ」
宇宙船の扉を開けた私は、2人の元へ跳んだ。大勢の人々で溢れかえる頭上を飛び越えて、私は兄様やナッパの元へ降り立った。
べジュー『兄様、ナッパ。ご無事で何よりですわ』
ベジータ「ふん。減らず口だけは一人前だな」
ナッパ「まあまあ良いじゃねえか。それより、地球の空気は美味ぇなぁ」
べジュー『あら、私を馬鹿にしてまして?』
ナッパ「ち、ちげぇよ!そりゃそのマスクしてるお前には分かんねえかもしれねぇけどよ」
私はマスクを取り、息を吸う。
ホントに良い空気ですわ。前世の地球とは大違いですわね。
私はマスクを装着する。でなければ、私は声を出せない。
べジュー『………兄様、ナッパ。この者達は無視しましょう。この地球には………強い戦闘力持ちが向こうにお集まりになっておりますわ。ここは後回しで構わないでしょう』
ベジータ「それもそうだな。こんな雑魚共は後で蹴散らしてしまえば良い」
ナッパ「つまんねぇなぁ。折角挨拶でもしてやろうと思ってたのによぉ」
べジュー『この星の自然は、宇宙から見た限りとても綺麗でしたわ。それに、あまりやり過ぎて使える人材を奴隷に出来なくなっては意味がありませんわよ』
ナッパ「そうか。まっ、強え奴等が集まってんなら、そいつ等を蹴散らしてから地球を頂くとするか!」
そう言った後、ナッパと兄様は強い戦闘力が大勢集まっている場所へ向かって飛び立ち始めた。騒ぎ出す人々の中心で、私は全員にお辞儀をした。丁度テレビ局の方々や、インフルエンサーらしき人々も居るので、宣伝には持って来いだ。
べジュー『初めまして。地球人の皆様方。私はサイヤ人の王女べジューと申しますわ。そして先程飛び立たれた方々は、私の兄にしてサイヤ人の王子ベジータ。そして、私と兄様の教育係であるナッパですわ。私達の目的はこの地球を手に入れ、移住を望む外星人に売る事ですわ。今から私達は、この星に住まう最高戦力と戦います。皆様が勝てば、私達はこの星に手を出さず、大人しく引き上げましょう。しかし、もし我々が勝てば………この地球は明け渡して頂きますわ。この星を護りたくば、死力を尽くして止めに来なさい。止められればの、話ですが』
私は空へ浮かび上がる。
べジュー『皆様で選びなさい!地球を明け渡して出ていくか、それとも僅かでも勝てる希望に縋って戦いに来るか!何時でも答えを待っておりますわ!勝てればの、話ですわよ』
そして、私は隣に浮かぶ宇宙船と共に兄様とナッパを追いかけ始めた。
そして、私達はその場所に降り立った。
ベジータ「ほう。思ったよりも戦闘力が高いな」
ナッパ「環境の良い星ほど戦闘力が高い奴が産まれやすいのか?にしてもこれは、大当たりだぜ!」
べジュー『嘘………まさか、こんなに?』
私の誤算が産まれた。
其処には何と、少なくともこの時代に居るはずの無い、地球人の無印編の強者達も多く混じっていたのだ。
クリリン「あ、アレがラディッツの言っていたサイヤ人達か!なんて気なんだ……!」
ヤムチャ「皆!油断するなよ……特に、髪が逆立った男と短髪の女がヤバい……!」
天津飯「ああっ………あの2人だけ格が違う……!」
悟飯「アレがサイヤ人……」
ピッコロ「あんなに強い奴等が居たとは……大魔王として地球の支配者気取りしてた自分が、つくづく恥ずかしくなるぜ!」
原作のキャラ達は当然居た。しかし、ここからが違った。
亀仙人「ワシも修行を積んだ…!しかし、まさかここまでとは……!」
ギラン「おいおいマジかよ……!見ただけでも分かるぜ!彼奴等ヤベェ!」
ナム「しかし、負ける訳にはいかない……!村の皆を守る為にも……!」
チャパ王「キャロ殿には、自らの身体を動かせぬ民を救ってもらった恩がある……!民の為にも、此処で止める!」
サタン「娘には幸せに生きてもらいたいんです!だから、格闘チャンピオンの意地を、見せてやります!」
チチ「んだ!オラも悟飯ちゃんを護る為に強くなっただ!息子の分まで戦うだよ!」
そう。無印編で強い枠だった者達まで集まっていた。この荒野に何故?
それに、ラディッツと言った?彼が生きている事には驚いたが、それで全てを確信した。
あの通信の終わり方は、やられたようには感じなかった。途中から通信が途切れた事もあり、その後に通信が再開したかと思えば爆発と共に通信が途絶えた。爆発する前の会話も、死にかけの声には聴こえなかった。
やはり、ラディッツは裏切った。もしかしたら、この地球に居る姉と母から真実を知らされたのだろう。
キャロ『皆お待たせー!』
ゲロ「奴等がサイヤ人か!」
そして、この場に居るにはあり得ない人物と、見たことのないロボットがこの場に降り立った。
一つは、パトレイバー?とガンダムを足して2で割ったようなロボットだ。気を感じないが、中に操縦者が居るのだろう。恐らく中に居るのが、ラディッツの言っていたキャロという下半身不随のサイヤ人だろう。
そして、もう一人はこの時代に居るにはおかしい老人。人造人間というチートサイボーグを開発したレッドリボン軍の天才科学者、ドクター・ゲロであった。それも、気を感じない。人造人間としての姿で。
ゲロ「ウィローを倒して良かったな」
キャロ『まあね。頭良い筈なのに短気だったね』
ゲロ「まあ良い。ワシは孫悟空を倒せればそれで良いだけじゃ。其処でお前達は邪魔になるのでな」
キャロ『殺さないでよ』
ドクター・ゲロまで居るのは予想外だった。
ベジータ「ほう?スカウターを見るに、中々の戦闘力なようだ。お前達がどうやってラディッツを倒したかは知らんが、俺達に勝てると思っているのか?」
ナッパ「へっへっへっ。地球人共は栽培マンに任せるか。他の奴等はこの俺だけで充分だ」
べジュー『あら残念。なら私は此処で見てますわ』
私は兄様の隣に立ち、様子見する。
この変わった場面、そしてロボットに乗る転生者らしきサイヤ人。何処まで原作が変えられたのか、見せて頂きましょうか。
《最大戦闘力》面倒だけど、現時点でのべジュー側の戦闘力です。べジューが作中でも言及したように、ベジータとべジューは時折喧嘩してましたし、ナッパとも手合わせした結果ですね。
ベジータ:20000
べジュー:19000
ナッパ:10000
あの転生ヤムチャは居ませんよ?居てもヤバそうですが。
地球を守る為に現れたメンバー。
未到着組:孫悟空、ギネ、ラディッツ。
到着組:ピッコロ、孫悟飯、チチ、ヤムチャ、クリリン、天津飯、餃子、ナム、ギラン、チャパ王、サタン、亀仙人、キャロ、ゲロ(人造人間化)。
此処までの戦力が揃った理由は、キャロ編にて明かしたいと思います。この形式で話を進めるのは、中々難しい!MCU凄すぎる…!
・精神と時の部屋の制限時間と制限人数は?
・何故此処まで集まった?
・彼等の戦闘力は?
・餃子は何処へ?
それは、次回のキャロ編で明かしたいと思います。