ビッグゲテスターに転生したので、科学の力で宇宙一を目指したいと思います 作:ちいさな魔女
キャロだよ。私はウィローと戦っている。
モンガーと殴り合うウィローは、機械のボディを徐々に凹ませていく。モンガーには出来てない。元々この機体は、大気圏突入と星への激突に完全に耐えられる耐久力と、光速より速く動ける宇宙飛行能力がある。
キャロ『流石に強い……!モンガーはまだ耐えられるけど、私自身が追い付けてない!』
ブルマ『キャロ!しっかりしなさいよ!ほら、左から来るわよ!』
ブルマに指摘された方向から、ウィローの尻尾が迫る。私はモンガーをしゃがませて、尻尾攻撃を避ける。そして、尻尾を掴んだ後に空中へ放り投げた。
ウィロー『おのれぇ!たかがロボット風情が!』
ウィローが掌から気弾を放つ。
私は気弾を片腕で弾き、ウィローの脳に蹴りを入れる。硝子に阻まれたものの、ウィローは吹き飛ばされた。
キャロ『お前みたいな薄汚い化け物よりもマシだっての!』
ウィロー『好きでこの身体になった訳では無いわ!』
ウィローの拳を掴んで止める。
ブルマ『それにしたって、脳だけが生きてるなんて!アンタの科学力には恐ろしさすら感じるわ!』
キャロ『全くだよ!それを少しでも人類の為に役立ててくれたら、地球の医療技術はもっと進歩してたのに!』
ウィロー『全てはワシを否定した学会の馬鹿共のせいじゃ!ワシが蘇ったからには、ワシの新たなる身体と共に全世界を支配してやる!』
キャロ『ああっ、もう!頭良いくせに単純過ぎだっての!世界征服なんかしてもその後がつまんないだけだっつーの!』
ウィロー『おのれぇ!ワシの野望を馬鹿にするなぁ!』
キャロ『じゃあ何度でも馬鹿にしてやる!アホ科学者ァ!』
私は拳でウィローのボディを殴り飛ばす。
キャロ『『コメットパンチ』!』
モンガーの拳を、星間飛行の速度で繰り出す。ウィローのボディにヒビが入り、氷の大地を転がっていく。
バチバチと壊れた箇所から電気が漏れる。
ウィロー『ぬおおおおおおっ!!もうこうなれば、こんな星など要らん!!地球を丸ごと破壊してやる!!』
ウィローは上空へ飛ぶ。
ブルマ『い、一体何をする気!?』
キャロ『エネルギーを全て出して、地球を消すつもりだよ!そうはさせない!』
私はスイッチを押して、モンガーの形態を変形させる。一人用のポッドの姿だ。これは本来、宇宙空間を飛行する為の形態だが、今回のように攻撃に使う事もある。
ブルマ『だ、大丈夫なの!?モンガー爆発しない!?』
キャロ『心配しないで!モンガーは大気圏突入にも耐えられるし、コックピットだってそれに耐えられるように設計した!後は、特攻あるのみだー!!』
私は操縦桿を引く。ポッド形態のモンガーは、宇宙と地球の境目まで飛んだウィローに向かって、真っ直ぐ飛んでいく。
キャロ『進路そのまま!幸いにも奴は動かない!』
モンガーはあっという間にウィローへ向かって行く。
ウィロー『何ぃ!?』
キャロ『突撃ぃ!!』
ウィロー『そうはさせるかぁ!!『プラネットゲイザー』!!』
ウィローは全身を輝かせた後に、赤黒いエネルギー波を私達に向けて放った。
モンガーとウィローのエネルギー波がぶつかり合い、衝撃波が周囲に拡散する。
キャロ『ヌアアアアッ!!耐えてよモンガー!!私の最高の相棒!!お前は誰にも負けない!!命を懸けて進め!!』
ずんだもん『無茶が過ぎるのだ!でも、やらなきゃ地球が危ないのだ!』
キャロ『そう言う事だぁぁぁぁー!!』
モンガーの出力を上げる。
キャロ『『コメットバーニング』ゥゥー!!』
そして、私は気を全身から迸らせる。気はエネルギーとなってモンガー全体を包み込み、機体から気が放出されてロケットの噴射のように加速した。
そのままウィローのエネルギー波を押し返していく。
ウィロー『ば、バカな!?』
キャロ『行っけええええええ!!』
そして、モンガーはウィローのボディを貫き、一直線に突き抜けて行った。
ウィロー『わ、ワシの……野望が……』
そして、ウィローのボディは大爆発を起こし、脳みそも爆発に巻き込まれて消滅した。
キャロ『………よし!』
ずんだもん『生体反応ゼロ。Dr.ウィローは完全に死んだのだ!やった!流石キャロなのだ!』
ずんだもんに励まされた。コックピット内で、ブルマに抱き締められる。
ブルマ「やったわ!アンタ、中々やるじゃない!」
キャロ「喜びたい所だけど、まだ仕事は残ってるよ。ウィローの研究成果を全て頂こう」
モンガーを地球に向けて発進させる。戻って来ると、其処には無傷のゲロの姿があり、既に勝利したのだと理解出来た。
ゲロ「Dr.ウィローは倒したようじゃな」
キャロ「うん。これで研究成果は取り放題。早速やって行こう!」
彼の研究成果はモンガーのさらなる強化と、私の研究でより多くの人達を救う事が出来る。
色々と研究成果を漁っていき、彼等の技術を全部片っ端から盗んでいく。
ブルマとゲロは研究室で設計図やバイオ研究のカプセルを取っていき、私はコンピューターにアクセスしてデータを全て抜き取っていく。
私の職業は医療と研究だ。会社ではないが、小さな研究所で開発を続けている。ずんだもんを含めた多数の人工知能に大体を管理させ、必要な時に私を呼ぶのだ。
勿論人間も雇っている。私が直々に面接し、能力テストや履歴調査、そして女の勘で見抜いた逸材だ。産業スパイなんかに私の研究成果を奪わせるものか。
ブルマ「凄い技術ね!彼、ホントに科学者として優秀だわ!」
ゲロ「当然じゃ。ワシと腕は同格じゃからのう。お主の腕前も孫桜花から聞いていたが、中々じゃわい」
私も研究所を見て回る。ホントに凄い腕前だと理解出来る。Dr.ウィローはホントに惜しい逸材だ。しかし、成果を見ればどんな研究をしていたのか、大体予想は付く。
生物兵器の製造。この世界では特に違法とされてない。もしなってたとしても、ゲロは人造人間を産み出してただろう。
バイオ戦士達は鍛えれば役に立つ。私のボディガードにもなれるかな。モンガーが無くなれば私は、この強すぎる奴等の餌になる。だから、護る手段は多いに越した事はない。
キャロ「さて、全部取ったら神様の宮殿に行こう。ゲロ、君の研究もそれで進む筈だよ。なんなら、私の研究室に引っ越して来なよ」
ゲロ「言っておくが、ワシはあくまで孫悟空を倒すのが目的じゃぞ。殺しはせんが、ワシの人造人間に孫悟空が負けても文句垂れるんじゃないぞ」
キャロ「殺さないならね。でももし殺したら、私が君を殺す」
それは変わらない。ゲロが裏切るならそうするだけだ。
私達は研究成果を全て手にして、研究所を破壊した後に神様の宮殿に向かった。
アレから、色々あった。
私も精神と時の部屋に入り、可能な限りの特訓をした。どうも、神様が入室制限を全て取っ払ったようだ。お陰で運命の日になるまで好きなだけ特訓が出来るようになった。リハビリはあまり効果は無いが、それでも自分の体のレベルアップになった。
勿論仕事も忘れず、ドローン越しにずんだもんを含めたAIが迎えに来て、仕事に戻る時もあった。仕事も修行も両立させる。私の信条だ。
ピッコロと悟飯も、一緒に特訓したのは間違いではなかった。悟飯も幼年期ながら逞しくなったし、私が勉強を教えたから頭も良くなった。
チチも過去の自分よりも強くなった。ヤムチャ、クリリン、天津飯、餃子、サタンも、精神と時の部屋で修行してからかなり強くなった。多分栽培マンの自爆攻撃にも、余裕で耐えられるだろう。
ゲロも半年後にやって来た事には驚いた。しかも、自分の身体をエネルギー吸収型の人造人間に改造した状態で。
更に、原作で嘗て悟空が闘った人達も居た。悟空を場外負け寸前にまで追い込んだギラン。8つの腕に分裂したような拳法を使うチャパ王。空から落下し☓字で首にトドメを刺して気絶させる事で悟空を追い詰めたナムさん。
彼等も精神と時の部屋で強くなった。地球人もサイヤ人に近いレベルで成長性が高い。高い戦闘力を技術で補えるのも地球人の強みだ。
そして、エイジ762の11月3日。サイヤ人達が襲来した。
さあ、やれるだけの事はやった。
悟空、兄さん、ママはまだ来てない。だから、メインアタッカーは私だ。私が頑張らなくてはならない。
後はやれる事をやるのみだ。
《戦闘力:個人の推定なので悪しからず》
Dr.ウィロー:39000
↑なんであのボディでベジータより強いんです?
キャロ+モンガー:40600
モンガーは一人用のポッドの性能を複数組み合わせ、星間飛行能力を戦闘用に組み込んでいる。その気になれば光より速く動けるのだが、それを地球上でしたら周囲への被害が強い為に、強敵や周りに味方が居ない時にしか使わない。
キャロもトレーニングはしてる上にサイヤ人なので伸びしろはあるが、歩けない分モンガーに頼る他無い。しかし、並の地球人よりは強い。
モンガーはあの伝説の超サイヤ人化したブロリーも雄叫び上げながら破壊しなくてはならなかった一人用のポッドを複数組み合わせているので、耐久力は一人用のポッドの10倍。但し、操縦者のキャロの戦闘力自体が600しか無い為に、今回の戦闘力しか無い。
《オリジナル技》
『コメットパンチ』
星間飛行能力を利用したパンチ。星間飛行の速度で殴るので、威力は高い。
『コメットバーニング』
モンガーを一人用のポッドの形態へ変化させて、光速を遥かに超える速さで激突する特攻。コックピットへの衝撃も殆ど無い。目標を着地する着地地点として見れば目標が移動しても、ギリギリで避けられなければ追跡して特攻。キャロが気を纏わせればより強くなる。
私なりに頑張って考えた、地球人レベルアップの件。嘗て悟空と闘った者達が、襲来してきたサイヤ人と闘うなんて、中々のカードではありません?