ビッグゲテスターに転生したので、科学の力で宇宙一を目指したいと思います 作:ちいさな魔女
久々だね。孫桜花ことキャロだよ。私はモンガーに乗って、闘いの様子を眺めていた。
神様の神殿で、私が声を掛けて集めた地球の戦士達が、決戦となる荒野へやって来たのだ。
先ず、地球人組VS栽培マンの闘い。
栽培マンA「グギャアアアッ!!」
ギラン「おら!これでどうだ!」
先ずはギラン。彼は一度悟空に勝ちそうになった事がある。力だけでなく戦略的思考も可能な頭脳も合わせ持つ。
すると、栽培マンAがギランに飛び掛かる。
キャロ『危ない!』
ギラン「へっ!分かってるよ!」
ギランが口から必殺の粘液を吐き出し、栽培マンAを包みこんだ。
栽培マンA「ムグッ!?」
栽培マンAはギランに引っ付こうとしたが、突然全身をグルグルガムに覆われてしまう。そして、ギランに引っ付いて自爆した。しかし、グルグルガムが若干膨らんだだけでギランには自爆の影響は無い。
グルグルガムなら、栽培マンの自爆にも耐えられると思ったからだ。ギラン自身の戦闘力が栽培マンより上だから尚更だ。
次に、ナムさん。
ナム「動きが単調です」
栽培マンB「ギャギャー!!」
栽培マンBはナムさんを捕まえようとするが、ナムさんは落ち着いた動きで栽培マンBの腕を避けていく。
ナム「天空に上がっては隙が出来てしまう!しかし、私も気をコントロールする力を手に入れました!故に、天空☓字拳は距離を問わず放てるようになりました!」
ナムさんは栽培マンBの腕を掴み、上空へ投げ飛ばす。
ナム「喰らえ!狙撃式☓字拳!」
ナムが☓字に腕を組み、その腕から光線を放つ。ウルトラマンの光線みたいだけど、どっかで見たような?
ナム「地球を狙う侵略者とはいえ、冥福をお祈りします!南無阿弥陀仏!」
栽培マンB「グギャアアアアア……」
栽培マンBはナムさんの光線に当たり、上空に飛ばされた後に爆散した。
次にチャパ王。
チャパ王「真・八手拳!ハァァァッ!!」
栽培マンC「ガッ!?」
チャパ王の腕が八本に増える。これは天津飯の使う『四妖拳』。つまり、背中の肩甲骨を2本の腕へと変化させ、計4本の腕で戦う技の事だ。あれは通常の倍以上の攻撃力を発揮することが出来るし、解除する際は増えた腕が背中にスッと消えていく。まあ、チャパ王の場合は気を具現化して腕の形を作ってるだけだ。脳の電気信号の限界がある筈なのに、あの腕を器用に操ってる。地球人ってサイヤ人に劣る印象が強いけど、技を見ると技術や発想力はサイヤ人よりハイスペックなのでは?
チャパ王の8つの腕から繰り出される連撃に栽培マンCは怯んでしまうが、やはり自爆狙いでチャパ王に迫る。しかし、チャパ王は先程のギランと栽培マンAの闘いを見てたのか、接近してきた栽培マンに八本の手で繰り出す掌底の一撃を頭に浴びせた。掌底は思っているよりもダメージは入るし、内部への影響や振動も強い。下顎にクリーンヒットしたなら尚更だ。さて、それが8つだ。オマケにチャパ王も武道家で、その上今回は相手を確実に殺す為に使っている。すると何が起きる?
答えは簡単。栽培マンCの頭部は、跡形もなく吹き飛んだ。
次にチチだ。
チチ「悟飯はな!将来は学者になりてぇと言ってただ!だどもオメェ等が居たら、迷惑だ!」
栽培マンD「グギッ!?グギャア!?」
栽培マンDの攻撃を四肢で受け流しながら、着実に攻撃を当てていくチチ。
チチ「これでも食らってけろ!」
チチは頭に手を添えた瞬間、栽培マンに向かって投げ始めた。それは、なんとアイスラッガーであった。そう。過去にチチが来ていたビキニアーマーの武器を、気で再現したのである。
栽培マンDは声を上げる間もなく、縦に真っ二つに切断された。
次に亀仙人。
栽培マンE「グギャアアアアア!!」
亀仙人「ふむ。力も速さもお主が上じゃ。じゃが経験はワシが上。ほれ、隙だらけじゃよ」
亀仙人はやはり凄い。戦闘力が自分よりも高い栽培マンの攻撃を軽々と避けて、隙を見つけて指で突く。すると、栽培マンEの動きが徐々に鈍くなる。
人体の弱点である身体の箇所を突いたのだ。其処を突かれた栽培マンEは、徐々に動きが悪くなる。
亀仙人「力だけが自慢の奴など、工夫次第で何とでもなるんじゃよ」
そして、亀仙人が栽培マンの額に指を突っ込んだ瞬間、亀仙人の指先が光る。そして、栽培マンはそのまま白目を向き、何もせずその場で倒れて死んだ。
凄い。
最後にサタンだ。
サタン「ハァァァッ!!」
栽培マンF「グギギギッ!?」
サタンは格闘において世界チャンピオンになってるだけあって、やはりセンスは凄かった。ソレに成長速度も良い。
サタン「ビーデルには強く、健やかで優しい子になって欲しいんだ!幸せに生きて欲しい!お前達みたいな奴等に、娘の将来の、邪魔をさせるものか!」
サタンは拳に力を込める。すると、サタンの拳が虹色に輝き始める。右手を握り締めて作った拳が虹色に輝いたかと思えば、炎を纏い始めたのだ。。
サタン「『ダイナマイトパンチ』!!」
サタンの拳が栽培マンFの眉間を捉える。すると、サタンの右拳を中心に大きな大爆発が起きた。
キャロ『えっ!?サタン大丈夫!?』
爆発の煙が晴れていき、周囲が炎に包まれる中でその場に平然と立つサタンの姿があった。しかし、右手が無くなっている。不思議な事に出血も無いし、断面は虹色に輝いていた。そして、瞬きの一瞬の速度で右手が再生した。
サタン「大丈夫だ桜花さん!私が編み出した『ダイナマイトパンチ』は、本当に右手が吹き飛ぶ訳ではありませんから!気で再生するだけです!」
キャロ『どっち道右手が爆発してんじゃん!?』
ヤバイよ。自爆技が最強な上に再生するとか怖いよ。敵からしたら恐怖だよ。
アレじゃん。ウルトラマンタロウじゃん。技名分からないけど、彼も確か自爆したのに体が戻ってたし。
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とある機械惑星。その機械惑星は二つに並んでいた。の、ある実験。その実験用の戦闘ルームで大爆発が起きた。その残骸として、三つの角を生やすウルトラマンの頭部が転がり落ちる。それは、ウルトラマンタロウを模して造られたロボットであった。
フィーリア『んなぁぁー!!失敗だぁー!!』
クウラ「何が失敗なんだ?特攻兵器として申し分無い筈だ」
のどか「そうですよ!大成功です!」
フィーリア『違うんだよぉー!!タロウはこれじゃダメなんだよぉー!!』
機械惑星ビッグゲテスターの主人、フィーリアが嘆く。
彼女がやろうとしているのは、ウルトラマンタロウの完全なコピーロボットだ。
しかし、光線技や戦闘力、姿を再現出来たものの、まだ未完成だ。
タロウ最強の大技の一つ『ウルトラダイナマイト』を再現しようとしたら、機体がただ自爆するだけになってしまうのだ。
フィーリア『なんで上手く行かないの……?何が足りないの?』
クウラ「よ、よく分からん奴だ………」
のどか「私も時々そう思います……」
クウラも冷や汗をかき、のどかは苦笑いを浮かべる。
フィーリアは頭を抱える。
彼女は知る由もない。地球では既に、一人の地球人が似たような技を編み出し、その上にせウルトラマンタロウでやりたかった事を部分的とはいえ成し遂げてしまった事を。
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キャロだよ。
ナッパVSピッコロ達の闘いは、ピッコロ達が工夫して立ち回る形になった。
ナッパ「ヘッヘッヘッ!そんな攻撃が効くと思ってんのか!」
ナッパに対して、あらゆる攻撃を仕掛けるクリリンやヤムチャ、天津飯に餃子、ピッコロに悟飯が攻撃を仕掛ける。しかし、ナッパにはかすり傷一つ入らない。
しかし、それは彼等も承知の上だ。
クリリン「ハァ!『気円斬』!」
クリリンは気円斬を掌から出すと、それを放つのではなく両手で浮かせたままにした。つまり、投げずにナッパへ接近したのだ。
ナッパ「へっ!受け止めて――」
べジュー『避けなさいナッパ!』
ナッパ「うおっ!?」
ナッパはクリリンの振り上げた気円斬を避けた。気円斬で接近戦してくるとか怖いね。ウルトラマンAか君は。
しかし、ナッパの皮膚に切り傷が出来る。あの女サイヤ人が叫んだからだ。
ベジータ「全くあの単細胞め。どういう技か見切れんのか」
べジュー『厄介ですわね。地球人の工夫と知恵の成せる技ですわね』
あの二人、気の強さはウィローより下だが、恐らく戦闘経験やセンスはウィローより上だ。
クリリンはナッパに気円斬を使った接近戦を行うが、冷静になったナッパが次々と避けていく。しかし、反撃は無い。
ナッパが拳を繰り出そうとしたら、クリリンが気円斬を盾にしたのだ。円を変形させて、楕円形にしたのだ。しかし、ナッパは気付いた。ただの盾ではなく、攻撃する防御壁だと。もしあのまま拳で殴りかかってたら、仮に盾化した気円斬を破れても腕が抉られていただろう。
しかし、他の地球人達も何もしない訳では無い。
ヤムチャ「『真・狼牙風風拳』!」
ヤムチャが自身の拳法を使用し、ナッパの腹に狼の口のように突き出した一撃を食らわせる。それだけではなく、攻撃した箇所へ集中的に狙いを定め、掌底の連打を浴びせていく。まるで獲物に群がる狼のように、一カ所に素早く攻撃を叩き込んでいく。
ナッパ「っ!!舐めんじゃねぇぞ!!」
ナッパは攻撃を仕掛けるが、ヤムチャがその場を後退した瞬間、突然ヤムチャが先程まで攻撃を続けたナッパの腹に、二つの光線が直撃した。
ナッパ「ぐあああっ!!」
ナッパは腹に受けた攻撃に怯む。ダメージは少ないにも関わらず、腹には光線が当たった事によって傷が出来始めていた。火傷だ。それも筋肉に到達する程の。
ピッコロ&悟飯「「たあああああっ!!」」
ピッコロと悟飯も、同時に攻撃。ナッパの腹に二人の拳が直撃する。
ゲロ「ハァァァッ!!」
ゲロも気の光線を放ち、ナッパの傷ついた腹へ集中攻撃を行う。
そう。同じ所へ正確に攻撃したのだ。
どんなに頑丈でも、同じ所へ攻撃を続ければいずれ貫通するのだ。
しかし、ナッパは怯むだけで倒れない。いや、マジでタフ過ぎるんですけど。
ナッパ「畜生がぁぁ!!」
ナッパは腕を振り上げて、悟飯へ攻撃を仕掛けようとした。原作で見た、ピッコロを殺した技だ。他の皆も動き出すが、流石に間に合わない。
キャロ『流石に不味い!』
近くに居た私は動き出そうとしたが、突然横から誰かに吹き飛ばされる。
べジュー『余計な事はさせませんわよ!』
その声は、ベジータの隣に居た女サイヤ人のものだった。そのまま私は、その女に吹き飛ばされてしまい、悟飯から離されてしまった。
私が最後に見たのは、ピッコロが悟飯を庇い、ナッパの攻撃に直撃してしまう光景であった。
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私は遠くに吹き飛ばされたが、機体を立て直して飛び直す。
私は操縦席の窓から、相手を見た。
べジュー『成る程。私の攻撃でも壊れないとは、面白い玩具ですわ。やはり貴女も同じですわね』
キャロ『君もでしょ?まさか、悪人がベジータ側に付くなんてね』
べジュー『悪人で結構。下手な善人で居るより楽しいものですわ。それと自己紹介を。サイヤ人の王女にしてベジータ兄様の双子の妹、べジューですわ』
キャロ『べジュー?そんな野菜あったっけ?まさか、ベジタブルジュースの略?うわ、野菜じゃなくてジュースじゃん』
べジュー『ふん。そういう貴女は?まさか、名を名乗るおつもりが無いのでしょうか?』
キャロ『キャロだよ………本当なら名乗りたくないね。君みたいな邪魔者に!』
べジュー『私が何もしなくとも、ピッコロが彼処で死ぬのは確定してましたわ。地球人達を強くしたのはお見事ですが、ナッパを仮に倒せても兄様は無理でしょう?』
キャロ『知ってる筈だよ。出番は彼等だけじゃない。悟空が居る。そして……ママと兄さんも!』
べジュー『ハッ?ラディッツは死んだんですのよ?それに、もしママというのがギネの事ならば…………まさか!?』
べジューがスカウターを確認する。すると、スカウターの結果を見て驚愕する。
べジュー『そんな!?なんで……ラディッツが此処までの強さを!?』
キャロ『行かせない!』
べジューが行こうとしたので、私はモンガーの足で蹴り飛ばす。
キャロ『悪いけど邪魔はさせない!』
べジュー『お邪魔虫はそちらでしてよ!』
私達は拳をぶつけ合う。衝撃波が放たれる。
私達は互いに攻撃しあう。モンガーはダメージを負わない。べジューの攻撃を受けても損傷は無い。
べジューはイライラしているようだった。
しかし、私は思わぬ出来事に遭遇する。
それは、私達が闘い始めてからしばらく経った後に、突然空に浮かび上がった、小さなパワーボールの存在だった。
ベジータ&ナッパ『『ウオオオオオオオッ!!』』
獣のような咆哮が放たれる。
べジュー『マスクが壊れて言葉を話せなくなるのは嫌ですけれど、これはチャンスですわ!』
そして、べジューも見た。
キャロ『ヤバい!!』
それが何を意味するか、すぐに理解した。しかし、モンガーで接近しようとした途端、機体が突然停止してしまう。
キャロ『えっ!?な、なんで!?』
私はあちこち操作するが、機体は私の意志に反して動こうとしない。
べジュー「………………!!」
べジューの口に付いたマスクが、ガラスの割れる音と共に粉々に砕け散る。
その姿はモンガーよりも遥かに巨大な猿の姿へ、徐々に変化していく。
べジュー「…………………………!!!!」
その姿は、正に大猿だった。茶色い体毛に包まれた巨大な大猿となる。
私はモンガーのガラスに仕込んだブルーツ波遮断バリアによって、パワーボールを見ても平気だ。
キャロ『冗談でしょ!?』
そして、大猿となったべジューが、声を出さないで、しかし口を大きく開いて私に襲いかかってきた。
今になって気付いたけど、べジューってもしかして声帯がダメで声を出せないの?
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悟空「すまねえ。待たせちまったな」
ラディッツ「ピッコロだったか………コイツは間に合わなかったか………」
ギネ「悟飯………間に合わなくてごめんね」
悟空達が到着した頃には、ピッコロはナッパの攻撃で死んでしまった。
悟飯も怒りによって必殺技『魔閃光』を放つも、ナッパは避けてしまう。流石に同じ箇所へ攻撃を受け続けるのは危険と理解したのだ。
ヤムチャとギランが、ピッコロの遺体をカメハウスに運ぶ事になり、天津飯と亀仙人が案内を行った。
餃子が仙豆を持っていた事で、残りのメンバーを回復させに掛かる。餃子の仙豆は、キャロが仙豆の成分を解析して量産化した、量産型の仙豆なのだ。その効果は仙豆の95%である。完全回復ではなく、スタミナを完全に回復しても、傷は大幅に回復する所まで効果が落ちていた。それでも立て直すには充分な効果である。
ナッパとベジータの相手に、悟空とギネ、そしてラディッツが挑む事になる。
何故ならベジータとナッパは、全身から黒いオーラを放って居たからだ。明らかにおかしい。
そして、ベジータの行動もだ。
ベジータは突然手に光る球体を生み出したと思えば、空へ投げつける。
ベジータ「弾けて混ざれ!!」
ベジータがパワーボールを使用し、擬似的な月を作り出したのだ。これは、キャロの知識にも無い、あまりにも早すぎる展開である。
ラディッツ「ちぃ!あのパワーボールを見るな!母さん!」
ギネ「分かってるよ!!」
ラディッツとギネは、パワーボールを見ないように目を逸らす。直接見てないので、大猿にはならない。なってしまったら、味方をも見境無く襲ってしまう大猿になるからだ。
しかし、ベジータとナッパは大猿となってしまった。
嘗て無いピンチが、此処に訪れてしまった。
亀仙人の戦闘力に関する言及は、凄い名言だと思いますよ。他の作品でも、元々自分より強い相手を工夫して負かす事は沢山ありましたからね。最強の能力持ち主人公だって負ける時はありますし、私はあの言葉は好きです。
次回は、どうしてクリリンが死亡したのか、そして悟空の超サイヤ人化した理由が、明らかとなる回です。