デュエカツ!—デュエルカツドウ!—   作:PowaPuRi

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デュエリストはカードが命!!
第1話


「いちご!これを見て!」

「?どうしたのあおい?」

 

トゥインクルスターカップから数週間が経ったある日の午後。

食堂でいちごパフェを食べていた少女――黄色のロングヘアに頭部の赤いリボン型のカチューシャが特徴的な――の下に、興奮してきた様子で青髪の少女――サイドポニーテールに水色のシュシュをつけている――がやって来た。

 

彼女達の名前は星宮いちごと霧矢あおい。スターライト学園高等部の1年生で、アイドルだ。

 

青髪の少女――あおいはいちごの前の椅子に座り、携帯型端末――アイカツフォンルックと呼ばれる――を見せる。

 

「海馬コーポレーション、キャンペーンデュエリストオーディション?」

 

画面には白い龍を背景に『海馬コーポレーション キャンペーンデュエリストオーディション』と書かれていた。

 

「そう!あの海馬コーポレーションがCMオーディションを開催するらしいの!これは穏やかじゃない!」

「海馬コーポレーションって、あのカードゲームの会社だよね」

「そう!カードゲーム"デュエルモンスターズ"を日本で販売して、大旋風を起こした大企業!わたし達の使っているアイカツシステムの開発にも関わっていた過去もある」

「凄い会社なんだね」

 

興奮気味で語るあおい。

 

「それだけじゃないぞ」

「蘭、おはよう!」

「ああ」

 

そう言いながら歩いてきたのはいちご達と同じアイドル。紫吹蘭。

茶色のストレートロングが特徴の彼女はあおいの横の席に座る。

 

「それだけじゃないって?」

 

いちごの疑問にあおいが答える。

 

「海馬コーポレーションは玩具・ゲームの開発が主なの。いちご前に"アイカツ!うたバッチ"のCMに出たでしょ?」

「うん。あんな小さなバッチから音楽が流れてきてビックリしたよ〜!」

「あれも海馬コーポレーションの製品なの。他にもわたしがCMに出た"アイカツ!バトルドーム"とか」

「『ボールをゴールにシューーッ!!!』ってやつだよね?」

「そうそれ。他にも"アイカツ!ビューティフルブレード"とか――」

「それ結構前にあたしが出てたやつだろ。よく覚えてるな」

「アイドル博士ですから」

 

得意気に言うあおい。

 

「とにかく数え切れない程のゲームや玩具を開発してるの。その中でも一番人気のデュエルモンスターズのCMに出れる。それがどれだけ凄いことか!」

「あたしもデュエルモンスターズのCMを見たことあるが凄かったぞ。あの会社の全てが詰まってる感じだった」

「そんなに凄いCM、わたしも出てみたい!よーし、オーディション絶対受合格するぞ!」

 

そう言いながら立ち上がるいちご。そして「ちょっと走ってくる!」と言い残し食堂から飛び出した。

 

「行っちゃった……」

「決めてからの行動が早いからな。いちごは」

 

そういえば、とあおいは言う。

 

「いちご、オーディションの存在を知らなかったって事はオーディション合格に絶対必要なもの知らないんじゃ……」

 

二人は苦笑いする。

 

「よし。追いかけよう!」

「だな」

 

そう言って二人も食堂から出て行った。

 

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