「と、ここまでは召喚に特殊な魔法カードが必要な召喚方法を説明した訳だ。ここからはモンスターだけでできる2つの召喚方法を紹介するぞ。まず始めに"シンクロ召喚"だ」
モニターに白い枠のカードが表示される。
「真っ白で綺麗!……"シンクロ召喚"ってことは、このモンスターは"シンクロモンスター"?」
「正解!そう、いちごちゃんの言う通り、こいつは"シンクロモンスター"。 そしてそれの召喚法、"シンクロ召喚"は簡単に言うと、"レベルの足し算"だ」
「レベルってカードの星の数ですか?ということはレベル4と4でレベル8のシンクロモンスターが出たりするのかな」
いちごの言葉に一同が目を丸くする。"シンクロ召喚"はいちごの言う通りシンクロ召喚に使用するカードの
「あおい、いちごって天才か?」
「かも。一度デュエルを見ただけで大まかなルールを把握してたし。穏やかじゃないわね」
「どうしたの?あおい、蘭」
当の本人には自覚がなさそうだ。キョトンとしている。
「いちごちゃんの推理通り、シンクロ召喚に使用する2体以上のモンスターのレベルの合計と同じレベルのシンクロモンスターをシンクロ召喚できるんだが、それだけじゃないんだ」
画面に表示されていたシンクロモンスターのテキスト部分のみが抜き出され、拡大される。そこには、『チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上』という文字が書かれていた。
「シンクロ召喚には、普通のモンスターとは別に"チューナーモンスター"が1体必要なんだ。このカードのレベルは8だから、もしチューナーモンスターのレベルが3だとするとシンクロ召喚のルールから考えて、チューナーでないモンスターのレベルは?」
「レベル3に何かを足すとレベル8になるんだから……レベル、5?」
「正解!じゃあレベル4だと?」
「レベル4!」
「それも正解!完璧だな」
少し俯き、顎に手を当て考えるいちご。
「3+5でも8だし、4+4でも2+6でも8になるから、もしかしてシンクロ召喚って何通りも方法があるんですか?」
「ああ。チューナーとチューナー以外のモンスターを用意して、そいつらのレベルの合計をシンクロモンスターのレベルに合わせさえすれば、3+5でも4+4でも、1+7でもいいんだ。シンクロ召喚の利点だな」
「その簡単な召喚条件と強力な効果によって、沢山の人が使っているの」
「あたしも昔使ってた。レベル5で出しやすいのに魔法・罠を一回無効にできるんだ」
「他にも、倒した相手を仲間にしたり、攻撃した後に相手に直接ダメージを与えるカードとかもあるんだぜ。俺のデッキもシンクロ召喚が主体のデッキだ」
「へえー、シンクロ召喚って凄いんだね!」
クロウ達の説明を聞いていちごは驚嘆する。
「ああ。それじゃあ最後に、エクシーズ召喚だ」