デュエカツ!—デュエルカツドウ!—   作:PowaPuRi

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15話

 

「負けたー!」

 

悔しそうに腕をバタつかせるあおい。

 

「面白かったー!あおい、デュエルモンスターズって楽しいね!」

「うん!いちご、初めてのデュエルとは思えないほどうまかったよ!」

「ホント?ありがとう!」

「本当、凄かったぞいちご。特に最後のオネスト2枚」

 

感心した風に蘭が言う。

 

「たまたま2枚引いてね。もしかしたらいけるかなーって!」

 

あおいと蘭は顔を見合わせる。

 

「オネスト2枚引いてくるのも凄いし」

「実行に移せるのも凄いな。あたしだったら怖くてできない」

「わたしも」

 

「あおい姐さん!お疲れ様です!凄いデュエルでした!」

「いちごちゃんもかっこよかった!」

 

いちごとあおいの周りを子供達が囲む。

 

「ありがとう、みんな!……あっ!」

「どうしたの?いちご」

 

何かを思いついたいちご。あおいが尋ねる。

 

「みんなも一緒にデュエルしよう?ね、あおい。蘭!」

 

「ああ、いいな」

「賛成。わたしももっとデュエルして、デッキの弱点を知りたいし」

 

2人とも賛成する。

 

「なら俺もデュエルしようかな」

「クロウさん!」

 

「クロウ兄ちゃん、デュエル強いの?」

「そりゃモチのロンだ!俺は強いぜ!」

 

男の子の問いに自信満々で答えるクロウ。

 

「よーし、みんな!デュエルしよー!」

 

「「「おー!」」」

 

いちごの掛け声に合わせ、店にいた全員が声を揃えた。

 

 

 

 

 

 

閉店後のカードショップ、ブラックバード。

店仕舞いをしていたクロウの元に1本の電話が届く。

電話の相手を確認したクロウは受話器をとり話しかける。

 

「よ、遊星。元気か?」

 

『ああ。今日はどうしたんだ?」

 

遊星と呼ばれた声の主は尋ねる。

 

「スターライト学園の生徒がウチの店に来たぜ。確か名前は……"星宮いちご""霧矢あおい""紫吹蘭"だな」

 

『soleilの3人か。デュエルの腕は?』

 

「ああ。3人とも凄かった。特に"星宮いちご"は凄かったぜ。初デュエルとは思えないほどのセンスだ。少ししたら追い抜かれちまいそうだ」

 

そう言ってクロウは笑う。

 

『それほどなのか……』

 

クロウの実力を知る遊星は驚く。クロウにそこまで言わせるとは。

 

「でもよー、遊星。なんでわざわざ彼女達にデュエルモンスターズをさせるんだ?敵もデュエリストなんだろ?だったら逆にデュエルさせない方がいいんじゃないか?」

 

クロウは疑問をぶつける。

 

『"敵がデュエル以外の手段をとってくるかもしれない。デュエルなら勝てる可能性がある。"だそうだ』

 

「あの社長らしいぜ……ま、こっちも引き続きサポートするぜ」

 

『ありがとう。俺も引き続き"星座の証"を持つ人間を調査する。そっちもsoleilとPowa2×PuRiRiNについて頼む』

 

「ああ」

 

受話器を置く。そしてクロウは店を出た。

 

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