感想欄のご意見を参考にエレキ伯爵の台詞を片言に変更
ゲームだと目がイっちゃってるのに普通に喋るのギャップが凄ぇよ
炎山の護衛付き生活2日目。
放課後、珍しくやいとからお誘いを受けたので二つ返事で頷いてから詳細を聞いてみれば、なんと長らく空き家だった場所に新しく店ができたらしい。
いつもの4人+おまけ2人の集団寄り道で訪れたのは『ヒグレヤ』の四文字を掲げる店。
時系列が前後しているが、とうとう出所しやがったか、あのチップオタク。開店資金をどうやって調達したのか……大学退学コース決めた奴にも金を貸してくれる親切な人がいただけさ。
「いらっしゃいでマス~」
短いとはいえ刑務所生活を送ったとは思えない腑抜けた挨拶に、それぞれ小学生らしい返事を送る。尚、おまけ1名はサボった模様。挨拶もできないとか碌な大人にならねぇわ。
「で? こんな店に一体何の用事があるんだ?」
「少しは社交性を磨きたまえよ伊集院くん」
「低いレベルの人間に合わせても今後役には立たん」
プライドがつよつよ過ぎて真っ当な人間関係が築けてなさそうな天才少年は置いておき、各自店内を物色する。
ショーケースに展示されているのはレアチップばかり……らしいのだが、ラインナップがどうもね。実用性も含めれば【トリプルランス】くらいか。
逆に店売りの【クイックゲージ】のがコスパ良いぜ、まったく。チップの回転率を上げる爆アドチップが驚きの低価格。俺なんて即複数枚購入したね。
とはいえチップを多用する俺と熱斗以外にはそこまで評判がよろしくない模様。ナビの性能ごり押しマンが多過ぎるよーこの世界。
さて視線がある程度バラけたところで、
「日暮さん」
「なんでマスか隠岐くん? そんな小声で」
「本当に更生したんすか?」
「なんてこと言うでマスか! ちゃーんと改心したからアッシはこうして店を出せてマスよ!」
「いくらなんでも早過ぎません?」
「それはこの男が司法取引を行ったからだ」
横からしゃしゃり出る炎山に目線で詳しい話を要求するものの無視される。口挟むなら説明責任果たせよ。
「やらかした重さ考えるとな……大学生にコネとかあるんで?」
「キミたちは本当に小学生でマスか? 優れた技術者には特赦が与えられるんでマス。国に貢献することを条件に更なる減刑が得られるんでマスよ」
「個人の趣味全開の店が国益に繋がるとは思えないなぁ。まさか片手間で店回すなんて無理でしょうし」
「うっ……」
「これじゃあ、まりこ先生に良い報告ができないなぁ」
「ななな何故まりこ先生!?」
「俺の気のせいじゃなければ、日暮さんの今後を気にした素振りしてたのになぁ」
「ううっ」
わかりやすいリアクションだこと。もう少し揺さぶろうと思った矢先に日暮さんが早々に口を割る。
「……隠岐くんは競争社会の残酷さを知ってるでマスか?」
「子供でも夢を追うなら嫌でも知りますよね。それが狭き門なら特に。殆どが敗者になる」
「子供の世界はまだマシでマス。環境に左右されることもあるとはいえ、才能と努力をぶつけ合うだけでマスからね。でも大人の世界で上を目指そうとなると個人の努力だけではどうにもならないんでマス」
「あー……とにかく上に気に入られないと先に進めないと?」
「それだけじゃないでマス。大体のポストは始めから埋まってるでマスから、不幸な事故でもない限りは誰かを蹴落とす必要があるんでマスよ」
「つまり清廉潔白でいられない」
「自分から手を染めなくとも人付き合い次第でいつの間にか黒になってることもあるでマスからね。当人をつつかなくとも埃が出てくるでマスし、敵対してる相手に渡せば仲良くやれるんでマスよ」
何故その行動力を別の形で活かせなかったのか。
ジャブのつもりがヘビーなの貰っちまったぜ。
「じゃあ取り調べの時は証拠品全部提出したんですね?」
「まだ疑うでマスか!? 流石に酷いでマス!」
「いや忘れてる可能性もあるかなって。友人に預けてたり、自分名義じゃない貸倉庫とか」
「……WWWに関わるモノは全て出したでマスよ?」
完全に目が泳いでいるし、態度が全て物語ってるんだよなぁ。違法性のある物、所持してそう。
「WWWのアジトとかも知らないんで?」
「アッシ下っ端でマスよ? 知る訳無いでマショ」
「でも接点は必要ですよね? ウラか受け子か」
「……隠岐くんは知っててからかってる訳ではないんでマスよね?」
「知らないから聞いているんです」
「……はぁああああ」
日暮さんはがっくりと肩を落とし、大きく溜息を吐くと
「興味本位で首を突っ込んでいい事柄では無いんでマスよ?」
「わかってますよ。でも、こうでもしないとウラには行けないんで」
「それが本題でマスか。ダメでマス! 絶対ダメでマス! 子供がウラインターネットに行くなんて無謀でマス!」
「そうだ。ウラはオフィシャルでも易々と手を出せない。無法者が集まる場所だ」
己の欲望の為に子供の洗脳教育に加担する倫理観の無さならワンチャンいけるかと思ったが、本気で改心しているようで少し安心した。
炎山も警告してくるし、日暮さんからウラインターネット――通称ウラのアクセスポイントを貰うのは厳しいか。
しかし、粗方聞きたいことは聞けた。
やはり原作と違って下っ端をアジトに招くガバは発生していない。WWWがウラで活動しているのも確定。
まぁ、シナリオ通りにはいかなくなったが、まだ手立ては幾つか思い浮かぶ。
「んだこれ?」
「それはチップトレーダーでマスよデカオくん! ウチの目玉となる機械でマス!」
空気を変える為か、日暮さんが大声で反応する。
デカオが目に付けたのは、まんま見た目ガチャガチャだ。
前世だと駅や空港、ゲーセンなどに設置されており、硬貨を入れてハンドルを回すとカプセルトイが出てくる。その中身を収集する遊びがガチャという文化だ。
で、チップトレーダーはお金の代わりにチップを複数枚入れると、新しいチップが1枚ランダムで手に入る仕組みとなっている。
こいつが本日のお目当てで、ずっと触りたくてウズウズしていたが、そんなことすれば浮くからな。卵の殻被ったどこぞの人間と違って空気を読める男よ、俺は。
日暮さん? ウラについてはないものねだりよ。
「なんだよ【ミニボム】かよ~」
「【アクアタワー】だって? 強いのかな?」
「やったわねメイルちゃん!」
手持ちが少ないデカオとメイルが3枚レートの通常のチップトレーダーで一喜一憂し、やいとは勝ち組の余裕でそれを見守っている。
残った俺と熱斗はもちろん、
「男ならデカく勝負しないとな!」
「おうよ」
10枚でレアリティが高めのチップが排出しやすいと謳うチップトレーダースペシャルに挑戦。
この日の為にせこせこ必要のないチップまで集めてきた甲斐があったというもんよ。
とはいえ前世のテーブルの決まったランダム排出と違って、日暮さんが封入したチップしか無いのが魅力激減なのだけども。
定番の【パラディンソード】や壊れの【ポイズンアヌビス】、使いどころは難しいがその分強い【ムラマサ】は期待できまい。
まぁ、偏ったチップコードをいい感じに散らしてくれることを願って、ガチャの時間だ。
「【コールドパンチ】、【ショックウェーブ】、おっ【エレキソード】じゃん! ラッキー!」
熱斗の結果はそこそこ当たり。
【エレキソード】はウイルス入手ができないから、ハッキングパパから結構なお小遣い貰っている割に浪費激しくて金欠な熱斗には嬉しい結果だろう。
で、俺は【ショットガン】、【スモールボム】、【クロスガン】、【ダッシュアタック】、【リカバリー10】、【ショックウェーブ】と立て続けに外れを引いたものの、
「【ロックオン】!? よっしゃああ!!」
最後の最後に当たりを引けたのでホクホク顔である。
原作とは使用感が違ってガッカリする恐れもあるが、決して弱いということもあるまい。
原作の性能でも空中に衛星型のバルカンを浮かべて自動で連続攻撃、といったものだったし。自分で動かせないファンネルみたいなものだ。
できれば複数枚欲しいけど贅沢は言うまい。デススティンガー用にも欲しいけど我慢だ我慢。
「ようやく気が済んだか? 行くぞ」
「おい! ごめんみんな。先帰るわ」
いよいよ痺れを切らした炎山に腕を引かれてヒグレヤを後にする。
「伊集院は欲しいチップとかなかったのかよ?」
「あれくらいのチップならオフィシャルからいくらでも支給される」
「特権階級っすなぁ」
オフィシャルの太っ腹な懐事情を羨ましく思うが、炎山ほどの功績を残しているからこその特別待遇なのかもしれないと考え直す。
やっぱり下っ端には【ハイキャノン】くらいしかくれなさそう。
「これから貴様はどうする? 家で大人しくするならこちらも助かるんだがな」
「伊集院でも冗談くらいは言えるんだな」
「なに?」
「いやだって俺に求めてるのって餌役なんだろ? 動いてた方が相手も食いつきやすいだろ」
俺の問いかけに対して返答はなく、鼻を鳴らすだけ。
図星だとすぐ黙るからわかりやすくて良い。
「今日も中央街に行こうと思う」
「人が集まるからか?」
「それもあるけど……水道局なんてデカい施設狙ったんだ。今度は都市部を狙ってもおかしくないだろ?」
俺の説明に納得しきれない様子の炎山だったが、明確に反対の意思はなく本日もデンサンシティの心臓部へ向かうこととなった。
何日も空振るかもしれないが、根気良くいこう。
今までの例からして時系列通りにWWWが動く保証もないが、
ぐおんぐおんと、どこそこから唸る駆動音に片耳を塞ぎ、あちこちに伸びる太いケーブルに未だ足を取られながら色綾まどいは例の如く招集場所へと向かっていた。
厳重な金属扉を幾度と抜けた先、巨大なモニターを背景に立つ老人、敬愛するDr.ワイリーが待っていた。
彼の右腕たるマハ・ジャラマも彼の傍に控え、テーブルを挟んで同僚であるヒノケンイチとエレキ伯爵の姿もある。どうも自分が最後のようだった。
「……たるんどる」
前置きもなく、開口一番にワイリーが漏らしたのは不満であった。
「ネットワーク支配計画が動き出して早数か月。なのに得られた成果はどうじゃ!」
「しかしワイリー様! つい先日アクアプログラムを入手したではありませんか!」
「オフィシャルのナビに敗走して、じゃろ?」
苛立ちを隠し切れないワイリーは手に持った杖で床を鳴らす。
まどいは思わず肩を竦めるが、雷は落ちてこない。わなわなと唇を震わせるが、その怒りは声にならずにワイリーの喉元に留まっているらしい。
「……ヒノ。ファイアプログラムの件、どうなっておる?」
「はっ、ワイリー様。未だその足取りは追えずじまいでして」
「よもや遊んでいるのではあるまいな?」
「い、いえ! 決してそのようなことは! 痕跡のあった例の家を調査しているのですが、どうにもオフィシャルが出入りしている形跡は無いようでして」
困り果てた様子でパーマのかかった自身の赤髪を乱暴に掻くヒノケンイチに、ワイリーは荒く鼻息を鳴らした後、
「
「はっ」
「次の目標は科学省。その準備を進めよ」
「畏まりましタ、ワイリー様」
ニホン人には見られない彫りの深い顔立ちのエレキ伯爵に命じる。
そして最後に右腕たるマハ・ジャラマを睨むと、
「このところ停滞気味ですので新たに資金を調達する必要がありますな」
その視線に臆することなく、褐色肌の彼は懸念材料を口にする。
しかし不遜とも取れる彼の態度にワイリーは咎めることなく、まどい達に背を向けて彼を伴って退出していった。
「なにあれ! せっかく念願のアクアプログラムを手に入れてきたのに!」
「まぁ落ち着けよまどい。オレたちが不甲斐ないのが悪い」
歯を食いしばって叫ぶまといをヒノケンが宥める。
彼も熱くなりやすい質ではあるが、彼女と違ってワイリーの言葉をしっかり受け止めたようだった。
それを見てまどいは渋々声を引っ込めると、光る装飾にスーツ姿という変な恰好のエレキ伯爵へ問いかける。
「エレキ伯爵。そっち手伝おうか?」
「いや……オレとエレキマンだけで十分ダゼ。まどいとヒノケンは資金繰りの方を頼ム」
「りょーかい」
すげなく断られたまどいは自身の爪を噛み、もやもやとした頭で資金調達の方法を考える。
しかし、これといった方法を思いつかず、焦燥感が胸を渦巻く。
元来、快楽主義者の彼女だ。頭脳労働はできなくもないが、あくせくと働くのが嫌だからこそWWWに入団したのだ。
数分悩んだところでスマートな方向性を放棄し、自分の趣味である人々が戸惑う方向へ思考を切り替える。
「そうね……どうせなら派手にやっちゃおうか」
短絡的に思える手だがワイリーの望む方向性とは合致している。
ワイリーという強力な後ろ盾があることがまどいを強気にさせ――デンサン中央街の交通システムを混乱させる、という大胆な手を取らせた。
「ヒノケン」
「おう。何か思いついたのか?」
「えぇ。いいマッチポンプを思いついたわ」
信号機をハッキングし、自動運転システムの誤作動だと見せかける。
そして、それを颯爽と解決する手段を持ち合わせた自分が現れ、困った人々から金をふんだくる。
自動運転によって平和ボケした人間を騙すくらい、まどいには容易いことだ。
「交通管制センターを占拠した方が手っ取り
「マハ・ジャラマのアレ、催促よ? 悠長にやってる暇ないわ」
ヒノケンの言う通り、要点を抑えれば一見話は早いかもしれない。
しかし重要拠点はその分セキュリティが固く、突破するのに相応の時間がかかる。その間に凄腕のオフィシャルが複数駆け付ければ、カラードマンやファイアマンでも厳しいものがある。
成功例の水道局では十分な調査を行い、人質を取ることでのスケープゴートによるリスクヘッジ、ウイルスの仕込みによって相手の時間を奪ったからこそ上手くいったのだ。
まどいの結論は短絡的ではあったが、考えなしという訳でもない。
「早速行きましょう」
ヒノケンを連れたって採光窓のないDr.ワイリーのアジトを出る。
大した旨味もなく遺産放棄され、国からも碌に管理されていない山中に建てられたそれは、人が行き来するのに大変な苦労を強いる筈なのだが――WWW幹部である2人の顔に苦痛の色は見られない。
アジトを歩いてすぐに枯れた大木があり、その
外身は動物の住処か何かを思わせる荒い入口であるが、内部に進めばそこは人の手が加えられているのがわかる。
――後にデンサンとなる街には城が建てられており、その地下には要人が逃げる為の裏口と通路が存在したという。
それを秘密裏に拡張し、デンサンシティと直通だとは流石のオフィシャルも露程にも思うまい。
「カラードマン」
まどいは行きの時にも利用したモーターカーにプラグインすると、相棒に運転を任せて座席に体重を預ける。
共に乗車したヒノケンとは一言も交わさず、揺られること数十分。
降車した先にあるのは、とある工場地帯だ。ここでなら騒音に紛れてバレないという寸法だ。
勝手に間借りしている工場内でメイクや服装を普段とは違ったものにして、外へ。
指名手配される前ならば必要なかった工程であるが仕方がない。長い髪をキャップに押し込んだヒノケンと共に交通機関を利用してデンサンの中央部に向かう。
現在時刻は昼も過ぎて夕刻に近付きつつある。ちょうど下校途中の学生や買い物に出かける主婦、外回りの営業や早上がりのスーツ姿の人の波が途切れることなく流れていく。
木を隠すなら森の中。
闇夜にこそこそ動くよりも人混みの中で堂々と動いた方が案外バレないことを、まどいは経験則で学んでいた。
ここからは二手に分かれ、まどいは右回りに行くことに。信号待ちで一団となる人々の合間を縫って信号機のコンパネに辿り着くと、その電脳世界にカラードマンを送り込む。
『炎山様の時間を浪費させるばかりだと思っていたが、その認識を改めるべきだな』
『わおっ!?』
それはまさしく不意打ちであった。その事実は脳を揺らし、まどいは我知らず自身のPETに顔を寄せる。
赤を基調としたナビ――右腕に展開した薄紅色のソードの切れ味は法を破るならず者の間で長らく恐怖の存在として語られる存在。
オフィシャルのエース、伊集院炎山のナビ、ブルースの姿に間違いない。
「なんでここに!?」
その高い実力を遊ばせておくほどオフィシャルが愚かだとは考えられない。
つまり――まどいの思惑など全てお見通しだというのか。
「プラグアウト!」
背筋に走る寒気に逆らわず、乱暴にケーブルを引っこ抜くとまどいは不自然にならない程度の速さでこの場から離れる。
居場所がバレた。最悪、包囲網が築かれている恐れがある。
公共交通機関は足取りを追われやすい。だから――
「タクシーを捕まえなきゃ……!」
焦りが自然とまどいの口に出ていた。
ヒノケンには短文のメールで警告を送り、合流はしない。彼まで気を回している余裕がなかった。
そして自分の心に振り回され、視界の狭まったまどいの足元は疎かで、
「いたっ……!」
何かに躓いてしまい、受け身も取れず彼女は地面に叩きつけられる。
思わずやり場のない感情を誰かへぶつけそうになるが、これ以上目立つ行為をしては状況は悪化するだけ。
痛みでひりつく鼻頭に手をやろうとしたところで――まどいの背中に衝撃が走る。だが、それに気を取られている余裕もなく、顔に伸ばしかけた腕は後ろ手にやられ、関節を極められる。
「オフィシャルだ。抵抗するならば、折る」
まどいに警告したのは声変わりを迎えていない子供。
基本成人以外認められていないオフィシャルで特例の子供と言えば、彼しかいない。
「伊集院炎山!」
「そんな大声で叫ばれても周囲に迷惑だ。黙れ」
相手は所詮子供だと判断したまどいであったが、全身を捩ろうとも重心を捉えられているのか十分に動けない。極まった関節から痛みが走り、彼女は力業での抵抗を諦める。
弁舌ならばあるいは、と口を開いた矢先、
「まどい!」
キャップからズレた赤髪と、尖った形に整えられた同色の顎鬚。
存外仲間想いらしいヒノケンがまどいの救助に向かう最中、彼に足払いを仕掛ける小さい影。
目深に被ったパーカー姿の少年は素早くヒノケンの背に馬乗りになると、
「返品じゃオラァ!」
彼目掛けて火花を散らすスタンガンを振り下ろし、電撃を浴びせる。
念入りに、とばかりに長々と押し当てられ、気絶に至ったヒノケンを確認した少年が、まどいに視線を向け、
「どうも奇遇だな、
小憎たらしい笑みを浮かべて、彼女を見下ろすのだった。
割と日暮さんに辛辣な主人公だけど、『2』の熱斗くんを諫める台詞を直接聞けば掌クルーする模様