WWWを草と笑えない恐ろしい世界   作:じぱんぐ

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ひたすら難産な回でした……



54.緑川ケロのケロケロニュース 特別編!

「お茶の間のみなさーん! こんばんはー! DNNニュースキャスターの緑川ケロです!」

 

「いつもは朝の1コーナー『緑川ケロ*1のケロケロニュース』……なんですが! 今回は特別編としてゴールデンタイムにお邪魔させてもらってまーす!」

 

「その内容は……ババン! 本日より本戦が開始したN1グランプリ! その熱いネットバトルの見所をたっぷりお届けしようと思います!」

 

「仕事や用事で見逃してしまった視聴者もご安心! 既に見たという方も一緒に振り返ることでより楽しめるかも?」

 

「と、挨拶はこの辺にして! 本日はゲストをお招きしているようです! わたしも聞かされてないんですけど誰なんでしょうね!? どうぞ!」

 

『どうも』

『はじめまして☆』

『アタシたちぃ~』

『『『ウィスタリアです』』』

 

「ネットナビのアイドルユニット! AKIちゃんのようなヴァーチャルアイドルなんですか?」

 

『厳密にはそうではないのだけど。概ねそう思ってくれて構わないよ、Ms.ケロ』

『こ~ら☆ ケロちゃんを困らせないの☆』

『ネットナビかそうでないかの違いなんて誰も気にしてないしぃ』

 

「なるほど! 素直に気にしないことにします!」

 

『じゃあ☆ 改めて自己紹介しよっか☆』

『ボクはアルト。リーダーを務めさせてもらっているよ』

『あたしはソプラノ☆ みんなのお姉さん役かな☆』

『メゾピアノちゃんだよ。そこの情けな~いお姉さんたちと違って正統派妹系アイドルやってま~す♡』

 

「アルトさんにソプラノさん、メゾピアノさんですね! ウィスタリアのお三方はネットバトルを嗜んでいられますか?」

 

『ケロさ~ん? アイドルに聞く質問じゃなくな~い?』

『メゾピアノちゃん☆ 番組の趣旨☆』

『すまないねMs.ケロ。ボクらは本業に力を入れていてね』

 

「メゾピアノさん失礼しました! でも詳しくないよーって方でも楽しめるよう番組作りをしているとのことなので、早速参りましょう! 『ケロでもわかる! N1グランプリ』!」

 

「本戦に出場するのは世界中から選りすぐりの48名*2! 特別推薦を受けた選手を除けば実に狭き門を勝ち抜いてきた猛者ばかり! そんな彼らを待ち受けるのは8人6組に分かれてのサバイバルバトル! バトルチップも番組が用意した4つのフォルダに制限される中、ビクトリーデータをその手にした者が勝つというシンプルなルール! そのグループで勝ち残れるのはたったの2名*3という厳しい勝負*4を制するのは一体誰なんだ!?」

 

『わー☆ ぱちぱち☆』

『すごーい♡』

『おー』

 

「まずはAグループから! トップバッターは北アメロッパ招待選手のジョンソン*5選手です! アメロッパ生まれのアジーナ育ち! 持ちナビはラストマン*6!」

 

『アジーナ育ちでアメロッパの招待選手?』

『ラストマン渋ーい☆ 全身に浮かぶ錆がいいアクセントしてる☆』

 

「選手からのコメントは『オフィシャルレッドの胸を借りるつもりで頑張るぜ』とのことです! ニホンだけでなくアメロッパでも人気のオフィシャルレッド選手ですが残念ながらAグループにはいないようです!」

 

『足元掬われそうなコメントー♡』

 

「続いては小学生ネットバトラー大山デカオ選手! 公式に目立った戦績はありませんが、あの光熱斗選手のライバル関係として有名だそうで期待大でしょう! 持ちナビはガッツマン選手!」

 

『あぁ。インタビューで見たね。凄い見切れてたけど』

『ふたり揃ってパワー馬鹿っぽい♡』

 

「選手からのコメントは『決勝で待ってるぜ熱斗ォ!』だそうです!」

 

『青春っぽくていいよね☆』

 

「またもや小学生ネットバトラー! 桜井メイル選手! 本大会でも数少ない女の子! という訳で個人的には是非決勝まで進んでいただきたいと思うところです! 持ちナビはロール選手!」

 

『むぅー。可愛さなら負けてないしぃー』

『メゾピー、対抗心☆ ここまで勝ち残ってるし、見た目で油断したら危なさそう☆』

 

「選手からのコメントは『が、がんばります』と初々しくて会場からは大好評だったそうです!」

 

『Ms.ロールのぷりっとしたお尻*7……』

『自重しろ☆』

 

「続いてはチョイナから勝ち上がったウォンレイ*8選手! 民族衣装を纏って気合十分! 持ちナビはワカメマン*9選手!」

 

『ワカメだ』

『まんまワカメだね☆』

『手も足も無いけどどうやって戦うワケぇ?』

 

「『アイヤー! 目ん玉かっぽじって見るがよろシ!』だそうです」

 

『言い回しがニホンっぽくなぁい?』

 

「クリームランドより訪れた貴人! 吾輩の辞書に敗北はない!? ノデアール*10選手! 持ちナビはフォートマン*11選手!」

 

『くるりんとしたおヒゲが面白ぉい♡』

『そのヒゲ、フォートマンとはお揃いなんだね』

 

「『クリームランドの威信に懸けて負ける訳にはいかないのでアール』だそうです」

 

『ビシっときめた重装備、倒すのは難しそう☆』

 

 

「そしてAグループラストを飾るのは白泉たま子*12選手! カッコイイ女性ということで憧れちゃいますねー! 持ちナビはメタルマン!」

 

『パワータイプさっそく被ってなぁい?』

『握手会に来たら周りの人に怪我させちゃいそうな肩だね』

 

「『このたま子さんとメタルマン! 逃げも隠れもしないからかかってきな!』だそうです! 実に気風が良いですよね!」

 

『サバイバルに不向きそうだけど頑張って☆』

 

「さてここからは見所だけをぐぐっとまとめて放映しちゃいます! まず接敵したのはロール選手と――あぁっ!? ワカメマン選手!? ちょ、ストップストップ!!」

 

『あー、うん☆ 狙ってやってる感じじゃないけどね☆』

『全身を使った拘束攻撃、だね。ぬるぬるしていてなかなか抜け出せないようだ』

『放映して大丈夫なの~?』

 

「砂山ディレクター! カットするんじゃなかったんですか!? 『見所は外せないのサ?』 ふざけるのも大概にしろー!!」

 

『しばらくお待ちくださいってテロップが必要かい?』

 

「はぁ、はぁ……いえ、続行します。砂山が減給されますように……! 開始10分でピンチに陥ったロール選手ですが! メイル選手から転送された【プラズマボール】によって脱出! しかし、ここで時間を食ったのは非常に痛手!」

 

『ロールって子のHPが減ってるね?』

『対してワカメマン選手のHPは全然って感じ☆ HPドレイン効果があるんじゃない?』

『サバイバルで長期戦向けの戦いとか判断力ざぁこざぁこ♡』

 

「別の場面ではメタルマン選手とラストマン選手が激突! しかしメタルマン選手、これは相性不利か!?」

 

『メゾピアノちゃん、金属音きら~い』

『ウォーターガンに当たった相手は錆びちゃって動きが鈍る感じかな☆*13

『ボロボロと崩れていく姿はホラーじゃないかい?(震え声)』

 

「しかし背中のバーニアを吹かせて果敢に距離を詰めるメタルマン選手! メタルミサイルとメタルブーメランを牽制にして、途中右足を失いながらも戦い続ける雄姿!」

 

『贔屓がすご~い♡』

『ラストマンの方は相手の動きを計算して撃ってる感じかな☆ 遠くからバンバン撃ってるけど被弾が少ない立ち回りは凄いと思う☆』

『はやくおわって(小声)』

 

「自身の拳を砕きながらもメタルフィストがついにラストマン選手へ突き刺さる! インファイトに持ち込んだメタルマン選手の猛攻にラストマン選手ダウン!」

 

『接近戦用のウォーターカッター*14も装備してたけどガンより明らかに練度が違ったよね☆』

『強い選手倒したのすご~い♡ でもサバイバルなの忘れてなぁい?』

『いたそう(小声)』

 

「決着後、そこに現れるガッツマン選手。しかーし! 『決勝で万全のオマエと戦いたいでガス』とフェアな精神を見せるガッツマン選手の心意気!」

 

『サバイバル♡』

『手を組んでる選手たちもいるみたいだし☆ 全然アリじゃない?』

『いたいのおわった?(小声)』

 

「鈍足ながらも運に恵まれたか! フォートマン選手がビクトリーデータを発見! しかしガッツマン選手が乱入したことで惜しくもゲットならず!」

 

『大砲のドカンドカンうるさぁい……』

『正面からの制圧力にガッツマンもタジタジみたい☆』

『しかしガッツマンもタフだね』

 

「あぁっと!? いつの間にか放たれていた【ラットン】の起爆でフォートマン選手が転倒! 相手ばかりに意識を向け過ぎていたのがマズかったか!」

 

『思うんだけど背中だけ鎧の部分がなくないかい?』

『あーあ言っちゃったぁ』

『起き上がるのにも手こずってるみたい☆』

 

「無情の【ガッツパンチ】が貴人の背中に突き刺さるー! ここでノデアール&フォートマン選手が無念の脱落! デカオ&ガッツマン選手の1位通過が決まったー!」

 

 

「――(中略)――出遅れが酷かったものの残る1枠を懸けて揉めるチームを出し抜いて*15! メイル&ロール選手が2位通過となりました! ここまで見て如何でしょうか?」

 

『メタルマンとラストマンが潰し合いにならなきゃ結果が変わってそう♡』

『だね。素人目からしても彼らとそのオペレーターの強さは頭ひとつ抜けていたと思うよ』

『運の偏りもあったけど☆ 勝ち抜けたガッツマン選手とロール選手が弱い、ってことにはならないかな☆』

 

「総括コメントが素晴らしくて私が言うことがなくなっちゃいました! 敗北した選手にも皆チャンスがあった。Aグループはそんな試合運びでしたね!」

 

 

「続いてのBグループ! まずは今大会優勝候補! 言わずと知れたオフィシャルのエース! 伊集院炎山選手だー! その相棒は勿論ブルース選手!」

 

『大本命、といった感じかな?』

『ブルース様ー♡』

『メゾピー、メス出すな☆』

 

「選手からのコメントは『勝つ。それだけだ』とクールな一言!」

 

『テレビ向けのコメントとしてはマイナスだと思うね』

『キャラとしては満点♡』

 

「――(中略)――な、なんと僅か10分にして決着*16!? ブルース選手がBグループの選手をすべて切り捨て2位はまさかの空位という展開で幕を閉じました!」

 

『強い♡ 流石はブルース様♡』

『ドリルマッハとツルハシーダ*17、脱落か……』

『圧倒的スピードで相手選手に何もさせなかった☆ 他の選手の印象残らないしすっごい残酷☆』

 

「なお空位となった枠は敗者復活として使われるようです!」

 

『Bグループ以外も、とか番組スタッフは鬼畜♡』

『その方が盛り上がるからだろうね』

『Bグループの人たち頑張って☆ 応援してるゾ☆』

 

 

「波乱のBグループを終えてCグループ! まずは世界を救ったスーパー小学生! 光熱斗選手! 持ちナビはロックマン選手!」

 

『セ界? 小学生で野球選手なのかい?』

『ベタなボケつまんなぁい。てかロックマン弱そー♡』

『あたし的には注目選手かな☆』

 

「『優勝目指してがんばります』とのコメント。注目度の高い選手ということでシアンさん以外にも会場からは大きな声援が送られていましたね!」

 

『ふぅん? 人気はあるんだぁ?』

『なら注目して見ても悪くないかもね』

 

 

「続いては……炎山選手に次ぐ優勝候補! オフィシャルレッド選手! テレビからそのまま飛び出してきたような抜群の運動神経! 数々の特殊装備に! 仮面の下に秘めても隠し切れないルックス! 老若男女問わず人気爆発中のリアルヒーローがN1に見参! その持ちナビはシャークマン選手!」

 

『ブルース様のライバルにふさわしい相手♡』

『シャークマンって良く見るとカワイイよね☆』

『カラー的にオフィシャルレッドのナビってブルースの方が向いてないかい?』

 

「『デンサンドームに来られなかった諸君も! どうか私の雄姿を見守ってくれたまえ』とコメント!」

 

『ヒーローだね』

『ファンサも凄い質だし☆ あたしも応援してます☆』

 

 

「今大会最年少! アッフリクから遥々参戦! 神童ポレポレ*18選手ー! 持ちナビはジュア*19選手!」

 

『うーんどっちも地味♡』

『そういうキャラが一番油断ならないんだゾ☆』

 

「大会へのコメントは『村一番のウイルス採りの実力見せてやるぜ』と意気揚々!」

 

『そういう種目がN1にあるのかいMs.ケロ?』

 

 

「シーサーアイランドからやって来た! 巫女さんネットバトラー五十嵐ラン*20選手! 持ちナビはウインドマン*21選手!」

 

『なぁんか顔が赤くなぁい?』

『心なしか目の焦点が合っていないようにも見えるね?』

 

「『みんなぶっつぶしてやるのら~』と意外なコメント!」

 

『ウィンドマンは真面目っぽいから大丈夫だと信じたいゾ☆』

 

「ジャワイ島で武者修行中の強い男が参戦だー! 70超えても現役バリバリの格闘家! 最高齢ネットバトラー覇戒翁*22選手! 持ちナビはカラテマン*23!」

 

『空手……?』

『ジャワイナイズされてる見た目ぇ』

 

「『ここいらでひとつカラテマンに経験を積ませる為に参加した。願わくばカラテマンに苦難の道を』と渋いコメント!」

 

『見た目も台詞もお爺さんの方が強そう☆』

 

 

「――(中略)――さてCブロックも開幕早々、ウインドマンによる大規模攻撃だー! 凄まじい嵐が電脳世界に吹き荒れて立っているのもやっとの選手ばかりの中! 注目選手のシャークマン選手はパネルの下を潜って風の影響を受けない立ち回り!」

 

『あれって【ユカシタ】に近い感じかな?』

『わかんなーい♡ てかウィンドマン、マジパなくない?』

『あの力、ボクらと同じネットナビとは思えないよ』

 

「おっとロックマン選手も嵐の中、盾を構えて少しずつ前進していく!」

 

『青から緑に変わってないかい?』

『多分スタイルチェンジじゃないかな☆』

 

「カラテマン選手、全く動かなーい! 滝行か何かと勘違いしているのか!?」

 

『お爺ちゃんが実戦しに来たって言ってたのに理解力ざぁこざぁこ♡』

『自分のペースを守っている、とも取れなくはないさ』

 

「同時刻ジュア選手が【インビジブル】を用いて冷静に対処! しかしすぐに周りに真似されて抗議に入る!」

 

『時間がもったいなぁい。忍耐力ざぁこ♡』

 

「おぉっと! 舞い上がるビクトリーデータが徐々にウインドマンの元へやってくるのをジュア選手が狙撃して妨げることに成功! ってアレはP.Aの【ゼータキャノン2】じゃありませんか!?」

 

『P.Aってなぁに?』

『プログラムアドバンス、いい響きだ』

『ハイキャノンを一点に連射してウインドマンの風のバリアも破壊してるみたい☆』

 

「風で弾道がズレることも計算に入れているのか!? 素晴らしい命中精度です! そんなジュア選手に呼応して他の選手もまずはステージギミック染みたウインドマンを協力戦線で落とす模様!

 そんな彼らから外れて先行していたシャークマン選手でしたが風に後押しされる形で前進していたロックマン選手とエンカウント! 両者好戦的な笑みを浮かべてバトルが開始!」

 

『風で見にくいから助かる~♡』

『またロックマンの身体が黄色に変わったけど?』

『二度目のスタイルチェンジかな?』

 

「分身による攪乱に暴風の中でも全く衰えないシャークマン選手のスピードに対して! ロックマン選手がなっ、なんと! パネルが波のようにうねらせている!?」

 

『ぐにょぐにょしてきもぉい……』

『然しものシャークマンも戸惑っているみたいだね』

『能力的に地形変化*24って感じかな?』

 

「身動き取れないシャークマン選手の周囲が穴パネルへと変化してしまっては分身とも分断! 突進攻撃も使えない~! そこに追るロックマン選手の追撃! 【バリアブルソード】から4連続の飛ぶ斬撃だー!」

 

『きれい……』

『4属性攻撃のエレメントソニック*25! かなりのテクニックが要求されるけど威力は強力なんだって☆』

『ねぇ、ふたりとも。今度のライブでアレやらないかい?』

 

「しかしオフィシャルレッド選手の【エリアスチール】で間一髪回避! 攻撃直後で硬直したロックマン選手へ鋭い切れ味のヒレが炸裂ゥ!」

 

『あっ、逃げたぁ』

『倒すのに時間がかかるって思ったんじゃない? 目標はあくまでビクトリーデータだし☆』

『ねぇソプラノ、メゾピアノ』

『うっさい♡』

『仕事中だゾ☆』

 

「しかしロックマン選手しつこく食い下がる! 周辺をマグマパネルに変更して潜水能力を封じてみせたところにマグネットパネルで急加速!?」

 

『うわ~うっざ♡』

『シャークマンはダメージ覚悟で突っ込んだけど、その分ロスがあるね☆』

『ロックマンの動き、酔っちゃいそうだ……』

 

「機動力の差で見せつけロックマン選手がビクトリーデータを搔っ攫い1位通過だー! とここでウインドマン選手の方に動きが! どうやら嵐がやんだ模様です! しかし、ウインドマン選手が脱落した訳ではないようで?」

 

『あっ、謝ってる♡』

『さっきまで暴走状態だったんだね』

『個人的にはエンタメに収まる範囲だから問題無いと思うけど☆』

 

「自責の念からラン選手がリタイア宣言しようとしたところを熱斗選手が待ったをかける! 覇戒翁選手もまた静かに諭していますね」

 

『まぁ散々引っ掻き回しておいて退場なのは萎えるからね~』

『「主は一体何の為に参加した」か。字面自体は大したことないのに何故かココロに来るね』

 

「涙を拭いて続行を決意したラン選手の準備が整ったところで手を止めていたCブロック選手一同が残るビクトリーデータを求めて再び動き出す! 空へと浮かび上がるウインドマンへジュア選手の【ブーメラン】とカラテマン選手のロケットチョップが襲い掛かる!」

 

『抜け駆けした選手にも【ブーメラン】放つ辺り、ジュアって子抜け目なぁい♡』

『逆にカラテマンはビクトリーデータに見向きもしないね』

 

「しかしそんな彼らの攻撃も風による防壁は分厚く立ちはだかる! そこに遅れてやってくるのがお約束なのか! シャークマン選手の合流だ!」

 

『さっきまでウインドマンにご執心だったのにカラテマンの浮気者♡』

『シャークマンへ見事な跳び蹴りだ』

 

「カラテマンの拳打によるラッシュもシャークマンは華麗に捌く! クリーンヒットを許しません! あぁっと! 無視されて面白くないジュア選手が背後から【ヨーヨー】の凶刃が迫る!」

 

『わぉ♡』

『足痛くないのかな?』

『すごい必殺技☆』

 

「ウルトラ回し蹴りで【ヨーヨー】を一撃粉砕! シャークマン選手も目の色変えて距離を置きます!」

 

『名前のダサさに反して……凄いパフォーマンス♡』

『あれだけで全員の視線を集めたからね』

『現場だと動画じゃ伝わらない怖さがあったのかもね☆』

 

「固唾を呑む一同にウインドマン選手が仕掛ける! 【プロペラボム】*26を大量展開し、地上を爆破するつもりか!?

 しかし他の選手が黙ってやられるつもりなどありません! 各選手が遠距離から撃ち落とす中、カラテマン選手が回転を開始! スピンアタックの体勢だー!」

 

『竜巻旋風脚?』

『昇竜拳じゃないかい?』

『こぉら♡ メゾピアノちゃんにツッコミやらせるなぁ』

 

「その余波だけで起爆する【プロペラボム】! 両手のジェット噴射で飛翔したカラテマン選手がウインドマン選手へ初めてのクリーンヒット! 大ダメージを食らい墜落するウインドマン選手にフライング・ニー・アタックの追撃!」

 

『アレって空手なのかい?』

『今☆更☆感』

『あっ』

 

「攻撃後の隙を見逃さず、ジュア選手が【ドリームソード】で決めたー! ウインドマン選手、カラテマン選手が脱落です!」

 

『気付いたら他の選手もやられてるぅ』

『どうもジュアとシャークマンがやっつけたみたいだ』

『勝負所を見極めてる分、ジュア選手が一枚上手だったのは間違いないゾ☆』

 

「残るはシャークマン選手とジュア選手の一騎打ち!」

 

『シャークマン漁夫らなかったんだ~』

『ヒーロー、だからさ』

『決着も近いね☆』

 

「戦闘経験の差が響いたんでしょうか! 1分と短いながらも濃密な時間でジュア選手がヒーローの前に敗れるー! 2位通過はオフィシャルレッド&シャークマン選手となりました!

 Cブロックは如何でしたしょう、ウィスタリアの皆さん?」

 

『ロックマンが1位だったけど乱戦見てたら運が良かったように見えちゃう♡』

『そう? ウインドマン選手はともかくカラテマン選手とジュア選手は地形変化の影響受けそうじゃない?』

『ボクにはウインドマンとカラテマンが凄いようにしか見えなかったね。でも勝つには凄いだけじゃダメなんだって思ったよ』

 

 

「――折り返しのDブロック! 最大の国土を誇るアメロッパからまたもや参戦! クールな見た目に秘めた熱き闘志! アメロッパ招待選手のラウル選手! 持ちナビはサンダーマン選手!」

 

『レトロな床屋で見そうなカラーの揉み上げだね』

『ニホンの出場選手のが多いと思うけど♡』

『サンダーマンは知る人ぞ知る強いナビなんだって☆』

 

「『部族の誇りにかけて恥じぬ勝負がしたい』と決意の乗ったコメント!」

 

『がんばれ♡ がんばれ♡』

『言い方☆』

 

 

「年齢、性別、出身地一切不明! ネットバトラーQ選手! 持ちナビも登録名がAAAと実に適当! これで本当にいいのかDNN!?」

 

『情報が無いからMs.ケロが喋ることに困ってるね』

『ネタバラしの時のハードル、釣り上げとこ♡』

 

「大会からのコメントもくれませんでした! まったくTV泣かせですよ、ほんと!」

 

『徹底したキャラ作りはいいけど崩壊しないように気を付けて☆』

 

 

「またまたニホンの小学生! あのGABCOMのご令嬢でもある綾小路やいと選手! 持ちナビはグライド選手!」

 

『おでこが眩しいね』

『財力もひとつのステータスだよね☆』

 

「『やいとちゃんの活躍! たーんと御覧なさい』と自信満々にコメントです!」

 

『勝つところも負けるところもちゃーんと見てるよー♡』 

 

 

「オフィシャルの若き精鋭は炎山選手だけじゃないぞ! 刑部タイホ*27選手! 持ちナビはオフィシャルナビVer.X*28選手!」

 

『暑苦しい顔♡』

『オフィシャル製のナビって全部が高水準に纏まった性能で憧れるナビは多いんだって☆』

 

「『会場で警備する先輩方の顔に泥を塗らないよう微力を尽くします』と爽やかにコメント!」

 

『タイホくん……?』

『自重☆』

 

 

「シャーロ軍から電撃参戦! 寡黙なエリート軍人ライカ*29選手! 持ちナビはサーチマン*30!」

 

『わぁ♡ すっごいクール♡』

『二回目だゾ☆ 控えろ☆』

 

「『自分は己の任を全うするまでです』と言葉少なくコメント!」

 

『あの大きな狙撃銃も伊達じゃなさそうだ』

 

「メラメラ祭りの三連続覇者!? 火村アツキ*31選手! 持ちナビはバーナーマン*32選手!」

 

『メラメラ祭りって聞いたことあるかい?』

『さあ? 頭もオーバーヒートしてそう♡』

 

「『この勝負……燃えるべ!』と短いながらも熱量のあるコメント!」

 

『熱い勝負ができるといいね☆』

 

 

「――Dブロックは静かな立ち上がり。誰かを見かけても無暗に戦闘は仕掛けず、まずはビクトリーデータの探索に力を入れるようです!」

 

『地味な絵面ぁ』

『一応、お邪魔としてウイルスが投入されてるけどね』

『相手にならない☆』

 

「グライド選手がビクトリーデータを発見したことで事態が動き出す! ライバルの動向を窺っていたオフィシャルX選手と激突だー!」

 

『グライドキャノンって何? オフィシャル・デ・バルバロッサ・デンジャラス・キャノンって何ぃ?』

『連射性はグライドキャノン*33の方が上かな? でも威力と誘爆範囲を見るにオフィシャル・デ・バルバロッサ・デンジャラス・キャノン*34はかなり驚異的だね☆』 

『P.Aってヤツじゃないのか。凄いな』

 

「グライド選手、やや押され気味か――あぁッ!? 急にグライド選手がダウン!? 続けてオフィシャルX選手もダウン! 一体どういうことだー!?」

 

『頭に穴空いてる……グロぉ』

『狙撃だろうね』

『でもカメラじゃ確認できないくらいの遠距離☆』

 

「な、な、なんと!! サーチマン選手の長距離スナイプだー!! 視界の悪さを物ともせず各々3発のヘッドショットで決めたー!!

 爆発音に駆け付けたバーナーマンがバーニングジェットの加速を殺さずビクトリーデータを狙う!」

 

『速いね』

『でも一直線過ぎる☆』

『ま~そうなるよね~♡』

 

「それでもサーチマン選手ヘッドショットを外さなーい! 一発目は頭に吸い込まれ、体勢を崩したバーナーマン選手に追撃のヘッドショット! 合計5発が立て続けに決まり、またもサーチマン選手の餌食となってしまったー!」

 

『超絶技巧♡』

『おや? オペレーターの火村選手がリアルファイトに持ち込んだみたいだね』

『一瞬で取り押さえられてる☆ 流石は軍人さん☆』

 

「熱くなり過ぎた火村選手、涙の退場処分です! 気持ちはわからなくもないですが手を出すのはマズかったですねー」

 

『別の場面ではネットバトラーQ選手のナビとサンダーマン選手がビクトリーデータを挟む形で遭遇! 先制攻撃はサンダーマンからの雷だー!』

 

『当たった。けど』

『効いてない感じ~?』

 

「連続のエレキビームも意に介さずビクトリーデータに歩み寄るQ選手のナビ! 穴が空いてもすぐに塞がる姿はホラーでしかありません!」

 

『反撃しないんだ?』

『余裕かましててちょっとムカつく♡』

『でも油断してると痛い目見ちゃうんだよね☆』

 

「死神サーチマンの弾丸がまたもQ選手のナビとサンダーマン選手に襲い掛かる! Q選手のナビはそのまま脳天を狙撃! サンダーマン選手は電磁波によるバリアで防ぐことに成功!

 しかしこの選択が明白を分けましたー! 無敵を誇ったQ選手のナビ、元に戻らない! その身体から零れるのは砂、でしょうか?」

 

『その正体は不定形ナビなんだね☆』

『聞いたことないけど何なんだいソプラノ?』

『あたしも詳しくないけど☆ 普通は大ダメージを受けるとその部位が機能しなくなるのが普通なんだけど☆ 水属性でスライムみたいな身体の子はそういうのが無いんだって☆』

『名前がわかんない人は砂だったパターンねぇ』

 

「身体が硬直したQ選手のナビにサンダーマン選手の大技炸裂! 極大のサンダーボルトが吞み込み……プラグアウト!」

 

『あーあ、正体ネタバレしないままもったいぶって脱落って残念♡ よわよわなのが悪いよね♡』

 

「ラウル&サンダーマン選手がビクトリーデータを手にして1位通過! それに少し遅れてライカ&サーチマンが2位通過という結果に終わりました! Dブロックはどうでした?」

 

『サーチマン理不尽♡』

『Bブロックのブルース選手みたく違うブロックならもっと違った展開があったかも☆』

『でもサンダーマンみたく備えがあった選手が順当に勝ち残る、というのには納得がいくと思うよ』

 

 

「――まだまだ続くぞEブロック! オフィシャルからのニューカマー! 正体不明の美少女黒バラ仮面*35の登場だー! 持ちナビはウッドマン選手!」

 

『仮面ってぇ言うけど覆面してるだけ♡』

『ウッドマン、いい匂いしそうだ』

『オフィシャルってだけでも要注意人物だね☆』

 

「『みゆみゆ*36め……参加するつもりは無かったのに』と愚痴を漏らしていました! オフィシャル的にはいいんでしょうか!?」

 

『ドタキャンしないから口だけ~♡』

 

「南アメロッパの招待選手! 褐色肌がセクシーなジェニファー*37選手! 持ちナビはベアーマン*38選手!」

 

『カッコイイ女性♡ まーたケロちゃんが贔屓しそう♡』

『ベアーマンはなかなかにユニークだね』

 

「『気負いせずベストを尽くすわ』とお茶目なウインクと共にコメント!」

 

『メンタル面は一流って感じがする☆』

 

 

「シャーロの厳しい自然に鍛えられた男! 分厚い脂肪は伊達じゃない!? イワン・コオリスキー*39選手! 持ちナビはコールドマン*40選手!」

 

『ねぇ、そんなに会場って寒いのかな? 彼、凄い厚着してるけど』

『空調はバッチリ効いてると思うゾ☆』

 

「『熱いチョフ! こんな所で戦えって冗談コフか?』とだけ言って意気込みは聞けませんでした! 申し訳ありません!」

 

『カメラを前に言う方が悪いと思うなぁ♡』

 

 

「アキンドシティでは知らぬ者無し! 将棋もチェスもネットバトルも!? 叶う者無しの頭脳派! 荒駒虎吉選手! 持ちナビはキングマン選手!」

 

『実に威厳のあるデザインだ。素晴らしい』

『チェスって良くわかんなーい♡』

 

「『まっ、おもろい勝負期待しとるわ』と飄々としたコメントをいただきました!」

 

『頭脳派らしいバトルに期待だね☆』

 

「チップへの深い知識で掲示板では大人気! コーエツ兄さんでお馴染みのコーエツ*41選手! 持ちナビはグラスマン!」

 

『ボクも知ってるよ、コーエツ兄さん。鼻からロングソードの人だっけ?』

『身体についてる葉っぱ取れそうだけど大丈夫~?』

 

「『ここで弾みをつけて彼女に告白を……!』とコメントです」

 

『女の子はそんなことに告白絡めるよりちゃんとしたシチュエーションを用意した方がいいと思うゾ☆』

 

 

「――(中略)――Eブロック開始! 周りが動き出す中、キングマン選手だけ動きませんね? いや、ポーンとルークっていう部下に任せているみたいです!」

 

『アレってアリなの~?』

『審判からは何の警告も飛ばされていないみたいだ』

 

「おっとベアーマン選手が標的を見つけて一気に大ジャンプ! ベアー・ストンプ・ショックという名のフライングプレスを受けたのはウッドマン選手だー!

 しかし、ウッドマン選手は姿を変えてガッチリキャッチ!」

 

『また変身してるけど流行っているのかい?』

『多分スタイルチェンジだと思うな☆』

 

「ベアハッグに移るベアーマン選手に対してウッドマン選手、腕力だけで抜け出した! 両手のエアシュートで勢いを付けてタックルを仕掛けるベアーマン選手! けれどウッドマン選手のラリアットカウンター!」

 

『プロレスかなぁ?』

『ネットバトルだよメゾピアノ』

 

「重量級が激突する場面から離れて――グラスマン選手がアイスキューブに吹っ飛ばされたぁ!」

 

『葉っぱみたいに飛んだね~♡』

『あれは痛そう☆』

 

「どうやらコールドマン選手の仕業だったようで、次から次へとアイスキューブを召喚しては道を塞いで妨害に出た模様」

 

『現実世界と違って自然解凍が無いからね。凄い迷惑だ』

 

「それに対してグラスマン選手は【エアシュート】でズラすことでそれを突破――できない! アイスキューブが複数個並んでしまって動かせない様子! そうこうしている内に囲まれてしまったー!」

 

『ちょっとコーエツ兄さんがテンパったみたい☆』

『おそ~い♡ グラスマンが可哀想♡』

『案外見ているこっちと実際にやっている方では色々と体感が違うからね。無理もないさ』

 

「コールドマン選手が腹を抱えて大笑い! 流石にマナーが悪いのではありませんか――と思いましたが! どうやらこれもグラスマン選手からの攻撃だったみたいです!」

 

『花粉をコールドマンに飛ばしているみたい☆』

『手元が狂ってアイスキューブ同士がぶつかったね』

『あーあ壊れちゃった』

 

「敵のミスを誘う作戦でグラスマン選手が脱出に成功! おっとキングマン選手のルークがビクトリーデータを発見! しかしキングマン選手本人が獲得しなければなりません! えっ、嘘でしょ!?」

 

『キングマンがルークのとこまで瞬間移動した~? 【エリアスチール】ってここまでできるの?』

『ううん、それは無理かな☆』

『キャスリング、だと思う。チェスのルールだとルークを動かした時点でキャスリングはできない筈なんだけど。ネットバトル用に条件を緩和したのかもね』

 

「反則染みた長距離移動でキングマン&虎吉コンビがまさかの1位抜け! 頭脳プレーと言っていいのかこれはー!?」

 

『アタシとしてはズルだと思うなぁ♡』

『確かに駒の数で有利な面は否めない』

『そうだね☆ でもポーンやルークを同時に動かして全部ひとりで見てたんでしょ? キングマンが無防備になるデメリットもあるし、複数を処理するって結構大変だって思うな☆』

 

 

「さて残るは1枠とアナウンスが鳴ったことでベアーマン選手とウッドマン選手のプロレスも中断! 本来のビクトリーデータ探しに戻ったところでグラスマン選手が発見! しかし手にする前にコールドマン選手がアイスキューブを滑らせ、その中に取り込んでしまったー!」

 

『中に入るんだ、アレ?』

 

「グラスマンが【ヒートショット】で溶かしにかかりますが、なかなか骨が折れる様子! そこにコールドマン選手がアイスバーグプレスで襲い掛かるも――ベアーマン選手のベアー・ストンプ・ショックによるダイナミックエントリー! コールドマンを上から吹き飛ばし、アイスキューブがその衝撃で割れ、腹でのキャッチなるか!?」

 

『ゴチャゴチャしてきたね』

 

「しかーし! 真下からウッディタワーが突き出し、ベアーマン選手が弾かれる! ウッドマン選手が咄嗟に生やしたウッディタワーに跳び付いたグラスマン選手がビクトリーデータに手を伸ばすもコールドマン選手のホワイトブレスがその手を凍らせる!」

 

『もどかしい♡』

 

「ウッディタワーからウッディタワーが枝分かれ!? 弾かれたビクトリーデータの先にはウッドマン選手! 2位通過はウッドマン&黒バラ仮面選手となりましたー!」

 

『ベアーマンカワイイって思ったのに戦ってる姿はコワくてちょっとショック~』

『ウッドマンは終始余裕を崩さなかったのも勝因なのかな?』

『かもね☆ グラスマン選手なんかはオペレーターがもっと搦め手を使っていれば違ったと思うゾ☆』

 

 

「――トリを務めるFブロック! 強豪揃いのアメロッパから! ジャック・ボマー*42選手! 持ちナビはゴールデン・キックマン*43選手!」

 

『アメロッパでリーゼントってジョンソン選手のファンボーイかい?』

『それにしてはナビの方は寄せてなくなぁい?』

 

「『フットボムの魅力を伝える為に頑張るぜ』と謎の宣伝を意思表明!」

 

『大きな足パーツはフットボムに使うのかな?』

 

 

「――(中略)――もうネットバトラーQだけにしてくれませんか!? 正体不明のMr.S*44選手! 持ちナビも紛らわしいぞ同名のMr.S選手!」

 

「で、同じグループに入れたのは何でですかね!? Mr.B*45選手! 持ちナビも同名のMr.B選手!」

 

『酷いキャラ被りを見た♡』

『もう何も言えないゾ☆』

『実に困ったね』

 

「賛同を得られて嬉しい限りです! ふたり続いてのノーコメントですし!」

 

『君は良く頑張った。自分をいっぱい褒めるといいよMs.ケロ』

 

「ありがとうございます! 元気をもらったところでFブロックの様子を窺ってみましょう! ……はっ!?」

 

『大爆発に落石事故だね』

『なんにも見えな~い』

 

「ド派手な妨害をかましたMr.S選手とMr.B選手コンビ! とにかくエリアの破壊活動が止まらなーい! 視界を遮るものがあれば爆破! 道なき道も岩を召喚して大胆ショートカットでビクトリーデータを獲得!?」

 

『もう怪獣映画か何かだよね☆』

 

「結果に納得のいかないジャック選手が猛抗議! あぁっとDNNの審判を無視してMr.S選手とMr.B選手が勝手に挑戦を受けてしまう*46! 掟破りの延長戦! フットボム勝負の始まりだー!」

 

『ルール的にPKじゃなぁい?』

『指摘されて怒っているから若干ニュアンスが違うんだろうね』

『強い宣伝の意思を感じる☆』

 

「キッカーはMr.B選手、キーパーはゴールデン・キックマン選手からスタート! 助走をつけて――ボールを真上に蹴り上げ大ジャンプ! 肩から炎を出して回転する姿は――」

 

『ファイアトルネードだ!』

『アルトがこれだけ嬉しがってるから再現度高そう♡』

 

「イナズマイレブンのレベルファ〇ブに許可取れてるんですか、これ!? 取れてる!? アポ無しで許してくださった御社には後日砂山ディレクターが伺うとして!

 ゴール! ゴールデン・キックマン選手一歩も動けなーい!」

 

『キックの衝撃じゃ爆発しないんだ☆』

 

「キッカーとキーパーが交代となるのですが、ここでMr.BとMr.Sが選手交代!? ゴールデン・キックマン選手から抗議が入りますが、『そちらの要望を呑んだから今度はこちらの意見を通すのが筋では』というカウンターパンチで通りました!」

 

『金の人のキック、比べるとショボ♡』

『オーソドックスなものを馬鹿にするべきじゃないよメゾピアノ』

 

「ゴールデン・キックマン選手のシュート! しかしこれを地面から生えてきた指のような岩に阻まれゴールならず!」

 

『フェンス・オブ・ガイア!』

『フットボムの宣伝じゃなくて超次元サッカーの宣伝になってるゾ☆』

 

「泣きの1回もまたMr.B&Mr.Sコンビに敗れるー! 2巡目はありません! N1グランプリとは別の所でリベンジしてくださーい!」

 

『もっと見たかったのに』

『小学生からそういう意見多そう♡』

 

 

「波乱続きのN1グランプリ1日目は如何でしたでしょうか? 総括コメントをどうぞ」

 

『わかんないことも多かったけど、楽しかったです♡』

『純粋に楽しめたのもそうですがライブの演出の参考になったね』

『レベルが高くて今後も見逃せないゾ☆』

 

「今回のゲスト、ウィスタリアの皆さん本当にありがとうございました~。今回の特別編もここまで! 2日目でまた会いましょう! それでは緑川ケロでした!」

 

 

 

*1
『2』から登場する人気アナウンサー。ハイライトが無いレ〇プ目など言われているけれど明るくてとても可愛い。Black版のポスターは見所のひとつ。なお今回トードマンの出番はない

*2
原作本編は32名。誰かさんの影響で枠が増えた

*3
原(ryだと4名

*4
原作本編だとジゴク島という舞台に移動していたけど、移動の手間やら待ち時間が発生する為、お蔵入り。第一安全設計がクソ。

*5
『2』のアメロッパ城で出てきた小物臭い金髪リーゼントのモブ。『3』のN1グランプリでも登場する。

*6
見た目は仮面ライダーイメージ。雲をイメージしたマフラーを巻き、全身の所々にサビが浮かんでいて渋い感じ。基本装備は腰に搭載されたパイルドラモンみたいなブラスター

*7
尻尾生えてるのどうなん?

*8
原作にはいない数合わせ。完全なるモブ。

*9
月影 忍様のアイデアから一部採用。ごめんなさい。ふよふよと浮いて移動する。打撃、斬撃に耐性持ちでストーンボディと同じ効果を持つ。炎属性攻撃を受けると乾いて耐性が消えてしまうのが難点。

*10
南蛮仁様のアイデアから採用。見た目は遊戯王GXのクロノス教諭っぽい容姿。クリームランドの爵位持ち貴族。見た目も言動も鼻につくけれど民の為に動いているので国民からかなり好かれている。バトルは逃げも隠れもしない力押しスタイル

*11
同上南蛮仁様のアイデアから。がっしりとした体格でプレートアーマーの隙間からヒゲが飛び出している感じの見た目。前面に防御をガチガチに固めており、その防御力はナイトマン以上。ブレイク系統の攻撃でないとまともに攻撃が通らない。クリームランド砲と名付けた大砲持ちで一発辺りガッツマンV3のガッツパンチくらいの威力はある。デメリットとしてナイトマン以上の鈍足で、背面がボディ剥き出しのびんぼっちゃま仕様。ただ弱点が明白なので仲間がいるとかなり厄介になるタイプ

*12
『3』のうらかわ旅館の近くのお土産屋を構えている。浦川まもるの叔母。高身長で細身。黒髪で豊かなポニーテール。へそ出しタンクトップ姿は小学生には目に毒だと思う

*13
パネル上に残留した水に触れても影響アリ。移動速度減少に加えて耐久力も下がる。原作的に言うならサンドパネル+被ダメージ増加。

*14
こちらに錆び付与効果は無し。【ソード】より攻撃力は低いがその分リーチが長い。

*15
機動力と魅力判定とウイルス使役でごちゃらせて勝利

*16
父親が見ているから、えらいハリキリ☆ボーイとなった結果。容赦なくアサシンもした

*17
アニメのN1グランプリに登場。見た目が完全に手抜きモブ。意外とその後もアニメでちょくちょく出番があったりする。

*18
『4』の世界大会『レッドサン』及び『ブルームーン』トーナメント出場者。原作プレイヤーとしては熱斗に嫉妬したポレポレよりミズガミさまの電脳の方が印象深いと思う。フルカスタム手に入るし

*19
原作の見た目はヒールナビだけど悪くない奴というエグゼでも珍しくないパターン

*20
『4』のニホン大会イーグルトーナメントの出場者。素面は真面目だけど酒が入ると性格が豹変する。原作グラの変わり様は一見の価値アリ。酒乱時で彩斗兄さんの入ったPETを水没させたのは割と酷いと思う。

*21
本家とまったく違うスリムなシルエット。風の神という設定があってかなり強いのだけど普段はその力を封印しているらしい。アニメだと台風起こせるレベルのシステムと割と互角の描写ある辺り、ガチの強キャラ

*22
りゅうだろう様のアイデアから。剛拳みたいな見た目の爺。瞬獄殺できる婆さんがいるエグゼ世界なら普通にいそうな存在。機械に疎い訳ではないが、かといってオペレーターとしては凡庸

*23
同じくりゅうだろう様から。KARATE003号っぽい見た目。☆柄マークのついた道着に大きな肩パット、頭にはアンテナを生やした風変りなナビ。元は自立型で覇戒翁の強さを知って強引に弟子入りした経歴を持つ。オペレートはしてくれないが苦手な駆け引きなどの指導してくれる為、本人は満足している

*24
原作のグランドスタイルはセットパネル系のナビカスを生み出せる。その効果は戦闘突入時にパネルをすべて特殊パネルというもの。尚グランドスタイルでなくとも組み込める。グランドスタイル特有の能力はチャージショットがヒビ割れになるけれどチャージ速度がマジで遅い。拙作だと自由度が高いのでスタイルチェンジの中でも割と強い

*25
【バリアブルソード】全盛期である『3』のコマンド入力で出せるバランスブレイカー。炎、水、電気、木属性のソニックブームを放ち、合計威力は640ダメージ。P.Aの【エレメントソード】君の威力より高い上にコマンド入力さえできれば使い勝手も上というね。悲しいね。

*26
『4』のチップだと当たってもダメージにならない。画面端に消えて奥2列が爆発してようやくダメージが発生する。しかも遅い。拙作だと衝撃で起爆、プロペラで軌道を操作できる強化を受けている。

*27
『2』のマザーコンピュータ防衛で出てきた若い名無しモブ。多分これ以降出番は無さそう

*28
『X』シリーズとは全くの無関係。『バトルチップGP』のノーマルナビXのパロ的なネーミング。万能型から少し射撃寄りのパラメータの試作型。見た目はオフィシャルのナビを少し豪華にしたイメージ。オフィシャル・デ・バルバロッサ・デンジャラス・キャノンを搭載

*29
『4』と『5』に登場したメインキャラ。13歳。多分渡くんと絡む際に深堀りする予定。

*30
同上。全身緑の迷彩柄にスカウターみたいなものを左目に装着し、スコープガンを持った凄腕スナイパー

*31
『4』のニホン大会イーグル及びホークトーナメント出場者。青く逆立った髪型に鋭い目つきのした青年。田舎っぺな口調で割と短気で喧嘩っ早い。原作だとヒノケン&ファイアマン共々喧嘩してネットワークを火の海にした割と迷惑な奴

*32
赤と黄を基調としたボディに腕と頭部からバーナーのような青い炎を出すネットナビ。原作ではヒートチェイサーというギミックが強いが拙作には出てこない。アニメは『AXESS』30話を筆頭に不憫なキャラ

*33
アニメでも碌な説明がなかった武器。【パラディンソード】に並んで使用頻度が高いので多分威力も相応に高いと思われる

*34
『2』のオフィシャル・ビームと共に登場した一発ネタ。必殺技的なポジだし、効果音も爆発していたので結構強いと思われる

*35
サロマさんが変装した姿。ネーミングセンスは自前のもの。ボディラインの出るオフィシャル戦隊の恰好を拒否した結果、急遽変装したのでアニメと同じく覆面とマントだけの雑な感じ。

*36
アニメで黒井みゆきがネットエージェントとしてそう名乗った。尚、その見た目は目出し帽を被っただけというシンプル過ぎる変装

*37
ジョンソンと同じく『2』と『3』に登場。ハートマークを飛ばして腰を捻るモーションは確かにセクシー

*38
山本二等兵様のアイデアから。見た目はレゴブロックみたいな構造の某ボンバーマンのAAみたいな顔したクマ。動きにラグがあるように見えて処理的にはシンプル故に早い。近距離特化のパワータイプ。今回はウッドマンがそこまで反撃しなかったので凶暴化しなかった

*39
『4』の世界大会レッドサン及びブルームーントーナメント出場者。原作だと暑いから、という理由で気象衛星をハッキングしてアメロッパの気候を変えたやべー奴。『4』にて犯罪犯したキャラの中でも珍しく逮捕描写があったりする。アニメでも別の理由で逮捕された。

*40
冷蔵庫みたいな見た目で首元にマフラーを巻き、股間辺りに温度表記のあるネットナビ。彼の発言でシャーロとアメロッパのネットワーク内でも温度差があることが判明した。オペレーターと同じく暑がり

*41
シリーズ通して掲示板で見るコテハンの人。『3』でN1グランプリにまで出場する腕前。依頼掲示板の依頼でもその姿が拝むことができる

*42
世界大会レッドサン及びブルームーン出場者。フットボムの宣伝の為だけにトーナメント初出場で世界まで上り詰めた天才。見た目は完全に不良のモブ。

*43
足パーツを入念に改造されたノーマルナビ。拙作のネットバトルの性能的には移動速度がかなり早く、蹴りでボンバーシュートする某爆弾男とバトルスタイルが被っている。割とメンタルが弱い

*44
その正体は自立型ネットナビのストーンマン。アニメ同様ロボットをオペレーターに見立てて参加。予選から姿が伏せられていたせいで渡くんの目に留まらなかった。オフィシャルの審査が通ったのは砂山以外にもWWWの内通者がいる為

*45
ボンバーマン。手段もストーンマンと同様。こちらは表立った犯罪歴が無いのでワイリーとの関係性が証明されないと出場を拒むのは難しいと思われる。両名共に一般の知名度が無いのでツッコミが入らない

*46
Dr.ワイリー「少し遊んでやれと言いはした。言いはしたがそうではないじゃろ……(頭抱え」




多分、全部描写していたら終わりが見えないし、ストレスでハゲるのでダイジェストです


後、次話は掲示板回挟むかどうかのアンケートを実験的に投げておきます。
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