山系新聞より抜粋
『石間総理、パ皇との講和会談を指示』
朝の記者会見で、石間総理は外務大臣にパ皇との講和会議に向けて全権大使の選出をするように指示したと発表した。転移してまもなくパ皇と接触した際に起こったヘリ撃墜事件、3日前にデュロ沖で起きた海保巡視船の拿捕、日本政府はこれらの賠償、首謀者引渡しを要求する見込みだ。世論は徹底した処罰を望む声も多く、怒りは収まりそうにない状態だ。
旭新聞より抜粋
『国会前で抗議デモ、軍事介入するな』
日本政府がデュロを併合したことに対し、50人余りの人権平和団体が国会前で平和を世間に訴えた。武力で地域を爆撃し自国に併合したのは120年前に起こった韓国併合と変わらないと切実な思いを口にした。今後の日本政府の動きを見極めていく必要があるだろう。
東京経財新聞より抜粋
『教科書の作成に混乱か、高校大学受験にも影響』
突然の転移に伴って、文部科学省は地理歴史総合等の作成見直しを各社印刷会社に通達した。これにより来年度以降の地理歴史総合の授業は大きく変化する模様。既存の歴史と新世界での歴史も教育課程に盛り込む見通しだ。教育界では混乱を極めている。
パーパルディア皇国 首都エストシラント パラディス城 皇帝の間
「陛下、ニホンの蛮族どもに講和会談の場を設けると伝達しました。3日後にはここエストシラントにやってくるそうです。」レミールが言う
「そうか、やっとデュロが戻ってくるってわけか。」
「もちろんでございます陛下。私としてはデュロの即時返還は早急に行うべきものと考えております。」
「うむ、ではあとはお前とエルトに任せる。ただ、ニホンがこちらに要求を呑まない場合は開戦も視野に入れている。高速の鏃に鋼鉄の戦列艦、ニホンは確かな技術力を持っている。ぜひ、皇国のものにしたいものだ。」
「はは、お任せください。」
「頼りにしているぞ、レミール。」
間を出ていくレミール。
(あぁ、なんて幸せなことなの!陛下から頼られちゃうなんて…。)
エルトと合流する。
「お疲れ様です、レミール殿。ニホンとの講和において、講和条件をまとめた資料とムー国経由で入手したニホン国についての資料です。」
「そうか、ありがとう。」
エストシラント城を出て、第1外務局に向かうため馬車に乗り込む。
「と言うかよく短期間でニホンの情報を集められたな。大変だったであろう。」
「ムー国大使館に赴いてニホンについての資料がないかお願いしていました。そしたらこちらを頂きまして。」
そう言って紙袋から取り出したのは日本の政治体制から文化、歴史を紹介しているごく一般の雑誌が複数。もちろん全て日本語表記なのでエルト達が既に翻訳して別の紙にまとめてある。
「なに?これは機密情報並みの詳しく書かれているではないか!?こんなものが手に入れれるのか?」
「ムー国大使によれば普通に書店で売っていたそうです、しかもかなり安価な価格で。」
「これは政治体制と食文化か…。」するとレミールの目にあるものが目に留まる
「これは、兵器か!」食い気味に表紙をめくる
「はい、中でも私が懸念しているのがここに書かれているニホン軍の主力兵器です。もしここにあるものが全て本当なら、状況はかなり不味いかと。」顔をしかめるエルト
レミールは手を振るわせながな、兵器の雑誌を見る。
「そんな馬鹿な、蛮族どもに皇国のワイバーンオーバーロードを遥かに越した速度を、出せるわけが、作れるわけがない!!」
そこにあったのはF-35A戦闘機についての説明欄
乗員 1名
全長 15.67m
全幅 10.67m
最高速度 約マッハ2
航続距離 2200km以上
固定兵装 GAU-22/A 25mm ガトリング砲 1基
「なんだこの航続距離は!?こんなもの欺瞞情報に決まっている!こんなもの当てにならないぞエルト!」エルトに叫ぶ
「あくまでも参考程度に、がいいかと。」エルトも動揺を隠せなかった
F-35だけでなく、デュロ占領時に登場した10式や90式戦車、海保の巡視船も全てが報告書にあった外観と一致する。こんなものを陸海軍上層部に報告なんかすれば更なる混乱を招きかねない。頭の固い指揮官なんかは受け入れようとしないだろう。
「だめだ、私は疲れた…。私はこのまま邸宅に向かう。」
「お体大事にです、レミール殿。」
「おい、このままレミール邸に向かってくれ。」そう車夫に言うエルト
「はっ。」
この日、レミールは自宅に戻る。エルトは第1外務局に戻り、ニホンとの会談に向けて最終調整に入った。
第3外務局 局長室
「いやぁ、しかしあのニホン軍の戦列艦を丸々鹵獲して、船員も人質にすることに成功するとはなぁ!」高笑いしながら言う第2外務局長のリウス
「監査軍の人達が頑張ってくれたおかげですよ。」酒を交わしながら言うカイオス
(少しは3外を見直してくれるだろう。)
安堵するカイオス
3つの外務局の中では1番職員がいる第3外務局。文明圏外国家を相手に外交をしているので立ち位置的には弱く、他部署からも馬鹿にされがちであったのだ。
「外1の職員から聞いたのですが、数日後にはニホンと会談を行うようです。」
「え、外1がか?ニホンは文明圏外国家だろう?」
「どうやら外務局監査室のレミール殿がニホンと相手をするらしい。皇帝陛下直々の指名だそうです。」
「なるほどな。」
新しいワイン瓶を取り出すリウス
「話は変わるのですが、国家戦略室に人達がロウリア王国に皇国のワイバーンロードを貸出していたのはご存知でしたよね。」グラスを手にするカイオス
「あぁ、戦力増大は順調に進んでいて、数日前に攻勢を始めたとか聞いていたが?」
「それがどうやらニホンによって停滞しているそうなんです。ロウリア王国に圧力をかけているそうです、」
「なんだって?ニホンはそんなに強大な国なのか?」
「私もなんとも言えませんが、デュロが占領されていることで説明がつくかと。」
「はっ、あれは完全なる奇襲攻撃だ。ストリーム司令官が不在だったがため、対応が遅れたのだよ。」ないない、と言うリウス
「まぁそうかもしれませんが…。」納得がいかないカイオス
日本にとって、クワ・トイネ公国とクイラ王国は生命線である。この2国に手出しをすると困るのは当たり前で、2国の了承により海自の艦艇が日々警備を勤めていた。ではなぜ海保ではないのか、言うまでもない。
「まぁ、最悪の場合は隠滅すればいい。陛下の耳に入らなければ我々、皇国は安泰だ。」
どうも引っかかるカイオスであった。
数日後 パーパルディア皇国 皇都エストシラント エストシラント沖合
今回、皇国と会談するにおいて選出された外交官朝田。彼は今、かつてない問題に直面していた。
「…。」真剣な顔をしている朝田
「おい、大丈夫か?」同僚の福原が心配そうに聞く
「き、気持ち悪い…。」
「一国の代表がなんてことだ…。」呆れ気味に言う
「私は、陸勤務だ…。海じゃない…。」
空母いせに搭乗し、2日かけて皇国に到着した外交団とそれを護衛する第2護衛艦隊群。彼は今、いせからエストシラント港を虹をちらつかせながら眺めている。
「はぁ、上には体調不良って伝えとくからお前は休んでろ〜。」
「すまん…。」
数十分後
外交官と警備隊の約60人は無事に上陸、おおすみ型揚陸艦から政府専用車のセンチュリーに乗り込む。
「かなり人が集まってきましたね。」朝田の代わりに福原が言う
「そりゃ首都に他国の軍船がやってきたからな。しかし…、」
藤元外務部長が窓の外を見て言う。
「なんでしょう?」
「パ皇の警備官が少なすぎる。他国の外交官がやってきているのに誠意が見れん。まるで我々を軽視しているようだ。」
「まぁ、自国の都市を爆撃しましたからねぇ。敵対視するのも無理はないかと。」
「そうだな。ただ、我々は日本の意思を貫く必要がある。元は皇国が始めた争いだ。賠償金と捕虜の返還、首謀者引渡しは絶対だ。」
騎兵を先頭に、車列は進んで行く。
「そう簡単に飲んでくれますかね?ムー国の大使によればプライドがかなり高く、傲慢な国家と聞いています。」
「あぁそうだったな。てか、ムー国の仲介は断ってもよかったのか?」
「…、首相は9割方戦争になるだろうと言っていました。そうなると我々が例の物を使用するにおいて、目撃者がいると厄介だとか。」
「ほう、やっぱり本当にそうなってしまいそうか。犠牲は、避けられないな…。」
「まぁそれを未然に防ぐのが我々の仕事です!頑張りましょう!」福原が励ます。
この時2人は思ってもいなかったであろう、皇国がどのような礼儀を示すのかを。
数十分後 第1外務局 外務局別館
無事に到着、迎賓館に入ろうとするも外交の場に兵は認めることはできないとして、警備班の者は外で待機という形になった。
入るや否やいろんな目で見られる2人。
「おい、あれってニホンの人たちじゃないか?」
「あぁ、今日予定に入っていたが、なぜ文明圏外国家が第1外務局に?」
コソコソと話しているようだ。
案内の人に案内してもらい、予定の部屋の前で止まる。
「遂にですか、なんだか緊張してきました。」福原が言う
「弱気は見せるな、舐められたら終わりだ。」
部屋の扉をノックする。
「失礼致します。」
中に入ると男が1人、女が2人、窓を背にテーブル越しに座っている。それに対して、2人に用意されたのはただの木の椅子のみ。
(なんか思ってたのと違うな。)
(舐めやがって…。)
「ようこそいらっしゃった!ニホンの者ども!私、第2外務局長のリウム、そして隣にいるのが第1外務局長のエルトだ。」
席を立って言う。
「そして今回、ニホンと対応してくださるのがこの方。」
右側を見るリウム
「私は外務局監査室のレミールだ。今回お前らの交渉担当となった、ありがたく思うがいい。」レミール発動
「はあ、私日本国外務省外務部長の藤元です。」
「同じく日本国外務省外交官の福原です。」
放送用のカメラ機材を設置して椅子に座る2人。
そんな物に目も留めないレミール。
(なんだあれは?黒い箱?)
カイオスが不審に思う。
「それではこれより交渉を始めよう。」
藤元たちの顔は真剣だ。初顔合わせなどで友好的ではない雰囲気だ。
「お前らニホン人を知る必要はないが、報告書作成の為ニホンという国を教えてもらおう。」腕を組みながら目を細くして言うレミール
(うわぁ、聞いてた通り態度がでかいなぁ。)
(余程余裕なのか?)
藤元たちはそう思いながら鞄から小型の立体投影機を取り出して電源を入れる。現れたのは日本の地形と周辺国の地図だ。
「なっ!?」
レミール達は驚きを隠せない。
「なんでしょう?」わざとらしく福原が問う
すでに日本政府はパーパルディア皇国が中世の大英帝国レベルの技術力しか保持していないことを結論づけている。これは技研の人達がデュロにあった戦列艦、住居、工場の焼け跡、偵察衛星などの上空写真などから全て推測された。勿論、仮に皇国と全面戦争になっても負けることはない、と言うことも。
「いいや、続けたまえ。」落ち着こうとするレミール
「では、我が国は貴国の東部海域に位置しております。国土面積約38万㎢、人口1億3000万人の立憲君主制の民主主義国家です。」
地図を指しながら淡々と話す藤元。
「あそこの海域には、文明など無かったはずだ!突然文明国家ができるなどありえん!」リウムが言う
「はて、ムー国から聞いているのかと思いましたが。我々は移転国家なのですよ。」
「そんなお伽話を信じろと言うのか?」レミールが睨む
「まぁ、そこは別にどうでもいいんですよ。我々日本国は貴国に対して、損害賠償且つ今回衝突にきっかけとなった首謀者引渡し、そして不当に拘束された海上保安庁の職員、隊員全員の返還を要求します。このためにわざわざ足を運んでいるんですよ。」
藤元ははっきりと言った。要求する、と。
「ふははははは!そこまで愚かか、蛮族共!」笑いが止まらないレミール
「お前ら新興国家が話を遮った挙句、我々列強に要求をするだと?1万年早いわ!」
呆れ顔の福原
「いいか、お前達が皇国デュロを占領できたのは無礼極まりない不意打ちでだ!皇軍が本気でかかれば、お前たちなんぞ一網打尽!」
「そこでだ!陛下はお前たちの為を思って、今回は大目に見てくれるとのことだ!我々の要求は以下の通り!」
要求の書かれた書類を藤元に投げつける。
そこに書かれた要求はとても飲めるものではない。(勿論はじめから飲むつもりは毛頭ないが。)
・日本国はパーパルディア皇国に宗主権を認め、皇国の属国となること
・日本国はパーパルディア皇国の政治的介入を認めること
・日本国はパーパルディア皇国の総督府を設置すること
・日本国はパーパルディア皇国に毎月一定の奴隷を差し出すこと
・日本国はパーパルディア皇国に自国の持つ魔法、技術力を全て皇国に差し出すこと
・日本国はパーパルディア皇国に対して行った行為の損害賠償、1000000000000パソを全額支払うこと
・日本国は直ちにデュロから完全に撤収すること
・日本国は現在の国王を下ろし、代わりにパーパルディア皇国の貴族を国王に任命すること
・日本国はパーパルディア皇国に市民の生殺与奪権を認めること
・
・
・
皇国は寛大である。できれば武力による抑圧は避けたいものだ。
「…、あの、これは本気で言っているのですか?」どうでも良くなってきたなぁと思う藤元
「当たり前だ!今ここでお前らが生きているのは、陛下の慈悲なのだ!」レミールが言う
「はぁ、貴方たちは現状を理解しておりませんね。」穏やかに言うつもりの福原
「認めない気か蛮族?」
「我々日本国としては、一度に大量の要件を飲むことはできません。なので一度本国に戻って検討致します。」淡々と言う藤元
レミールがふと笑う
「時間を稼ぐつもりか?」
「いえ、そう言うわけではありません。」はっきりと答える藤元
いよいよ痺れを切らすレミール
「ええい忌々しい蛮族め!これほどの慈悲を受け入れない気か!」
「我々は法治国家です。他国による侵害は到底受け入れられない。」
顔がひきつくレミール
「あぁそうか。お前らの立場はよくわかった。では仕方がないな。」
「何をする気で?」
「おい、連れて来い。」レミールが外にいた衛兵に言う
しばらくして服はボロボロの1人の男を拘束したまま連れてくる
「こいつに見覚えはないのか?」ニヤニヤしながら問うレミール
「…あ、あなたは!」福原が言う
そう、彼は皇国と初めて衝突した海上自衛隊のシーホークの機長、押田だった。顔に気力はなく、明らかに衰弱している
「ここにいらっしゃいましたか!レミール殿、我々は即刻彼の解放を要求する!」
静まり返る部屋
「また要求か!蛮族にはやはり教育が必要だな!やれ!」衛兵に言う
すると背中に担いでいたマスケット銃を手に取り、押田を床につけさせ、銃口を頭に向ける
「やめろ!お前らがしていることは明らかな国際法違反だぞ!」
「いちいちうるさいぞ蛮族!こいつが死にたくなければ、皇国の要求を飲め!」叫ぶレミール
「ちっ!卑怯だぞ!」
「えぇい、うるさい!おい、やれ!」
衛兵が引き金を引く
乾いた音が部屋全体に響く、
押田は床に伏せたまま、動かない
「どうした?怖くなって声も出ないか?」バカにして聞くレミール
「…、はぁ、列強という国だとは聞いていましたがここまで愚かだとは思いませんでした。皇国が始めた争い事を、まるで他人事のように押し付けて非を認めないその態度。日本国民全員があなた達を憎むことでしょう。」顔は怒りに満ちていた
福原が話している間に、藤元が胸ポケットに忍ばせておいた小型の通信機でボタンを押す。
「我々日本国は貴国のこの残虐を宣戦布告と見なします。貴国が宣戦布告した以上、これより我が国と皇国は戦争状態入りますがよろしいですね?」念のため聞いておく藤元
「当たり前だ。次会う時はお前たちの国が我々皇軍に焼き払われた後に会うことになるだろう。」教育できて嬉しそうなレミール
「そうですか、では我々はこれで失礼します。」
チャチャっと片付けをして動かなくなった押田を後にする2人。別館の廊下を戻り、入り口で待機していた警備隊と合流する。
「配信できたか?」
「はい、できました。」真顔で言う
「これで皇国とは戦争状態に入った。あとは捻り潰していくだけだ。」
(押田さん、すまん。)
車に乗り込んで、やってきた港まで移動する。すると藤元のスマホが鳴る。
「あぁもしもし。朝田か、体調はどうだ?…、うん、人質が殺害されて、皇国からは宣戦布告を受けた。これより日本国は皇国と戦争状態に入る。」
この時、2人は気づいていなかった。彼らに近づく悪の手が。
「既に待機中に艦隊に連絡だ。あと内閣府にも連絡を…」
言いかけたその時、2人の乗っていた車両が突如爆発する。センチュリーの右側は完全に大破。爆発の威力で回転、家屋に激突し停止した。
やったのはもちろん皇国陸軍。家と家の間の路地に一門設置された牽引式魔導砲が日本国外交団の乗ったセンチュリーに命中したのだった。
パーパルディア皇国 エストシラント沖合 旗艦いせ
「上空から監視していた航空自衛隊の早期警戒機から連絡!外務官の乗っていた車両が攻撃を受けたとのこと!」
「なんだって!?警護隊は何をしていたんだ!」
「路地からの奇襲攻撃を受けたとのこと!」
「くそ!それでも列強か、パ皇め!」吐き捨てるように言ういせの艦長
「電話していた朝田外務官も、藤元外務部長と連絡が途切れたとのこと!」乗組員が言う
朝田がいせの司令室に駆け込んできたらしい
「内閣府からの返答は!?」
「外交官を救助でき次第攻撃を開始せよ、です!」
下の机をみて考えるいせ艦長
「直ちに救助隊を編成!エストシラントから脱出でき次第、報復攻撃を開始する!」
パーパルディア皇国 首都エストシラント 第1外務局別館
「レミール殿、攻撃は成功した模様です。」報告に来るエルト
「当たり前だ、デュロにやった事を思い知るが良い!」イライラが止まらないレミール
「しかしレミール様、本当によかったのでしょうか。敵は皇国のワイバーンオーバーロードを遥かに凌駕する速度を出す飛行機械を操っています。情報がほとんどない状況では今後更なる混乱を招くかと…。」恐れい多いように言うエルト
「エルトよ、お前はニホンを恐れているのか?元々何もなかった海域に突如として国が転移しました〜、とかの戯言を信じるのか?」
「いえ、そう言うつもりでは…。」
監査室のレミールに意見進言はリスクが高い
(何もないと良いのだけど…。)
部屋を出て第1外務局に戻ろうと廊下を出るエルト。
(ムーから入手したあの書籍、どうも引っかかるなぁ。)
(仮にあの内容が本当だとすれば、皇国は、ひとたまりもないいだろうか。)
エストシラント沖合 旗艦いせ
「目的は外務官の救出、保護され次第、我々海上、陸上、航空自衛隊は全力をもって皇国に報復攻撃を開始する。この作戦は今後の日本国の運命を決めるものだと思え。あと補足で知っているとは思うが先ほどの会談では人質が1名殺害されている。目に入った皇国兵は殺せ。以上、質問があるやつは手を挙げろ。」
1名が手を挙げる
「領空に入った途端皇国の迎撃が来ると思うのですが?」
「あぁ当たり前だ。そこは空自が対処してくれる。我々はただ外交官救出に専念すれば良い。」
ブリーフィングしていた部屋に、通信士が入ってくる
「会議中失礼します!皇国領空から監視していた早期警戒機から緊急連絡!外務官とその警備隊が皇国軍と銃撃戦を始めた模様!」
「これより救出作戦を開始する!総員搭乗!」
「おう!!」
総勢60名特殊作戦群の隊員が一斉に部屋を出る。全員が20式小銃を手にし、飛行甲板に全力ダッシュ。4機のオスプレイが待機中だ。
「こちらリベンジ1。管制室へ、離陸許可を求める。」
『こちら管制室、離陸を許可する。作戦成功を祈る。』
「リベンジ1、感謝する。」
4機は既に交戦している外交官とその一行を救助するべく、エストシラントに飛び立って行った。
模試も終わって、英検も終わってあとは3月にある考査だけになりました。フー、
評価では2件厳しい評価をいただきました。
以後、頑張っていきますのでどうか日本国戦記を、どうぞよろしくお願いします。
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ロウリア王国、どうしたい?
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クワ・トイネに侵攻→日本が報復
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パ皇に援軍→日本がボコボコに
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難癖つけて植民地化
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