一次創作してたり別の二次創作してたりしました。申し訳ございません
私、
「おはようございます女将さん」
「おはようクロエちゃん!いつも朝早くに悪いわねぇ……まかないご飯はできてるから早く食べて頂戴!」
「いつもありがとうございます。いただきます」
いつから手伝い始めたのか忘れたけど平台礦泉の番頭兼食堂の女将の◯◯さんのお手伝いをしている。今日は麦ご飯と味噌汁、そして目玉焼きであった。
「……んー、おはよぉ」
「おはよー。……あれ?アビドスに出張してたんじゃないの?」
「アビドスの採砂場の拡張工事が終わって一旦帰ってきたの。それに今日はアビドスにハイランダー専用の引き込み線もつくるからそれの打ち合わせ」
「いろいろ大変そうねアドビス支社も……」
「アドビス高校のホシノって子にほぼ毎日扱かれてるよ……はぁしんど、新入生のシロコって子にもボコボコにされるし散々だよ。優しいのはノノミって子だけだよ……」
「そ、それはご愁傷様……」
元スケバン仲間である阿仁マナコが顔を出してくる。初めはローテーションで回していくってタンネから聞いていたけど結局マナコで固定されちゃった。ご愁傷様です。
「ふぅ……ご馳走様それじゃあまたあとで!」
「うん、じゃあね」
手伝ったご褒美としてまかない朝食を頂いたは戦場となる。なんせマイナリーで働く生徒たちが一斉にこの平台礦泉の食堂を利用するのである。最近は他の食堂にも流れつつあるけど最近アリウスという学園からの転入生が大勢転入してきたこともあってか目まぐるしいという他ない。
「クロエちゃん!はいこれ!A定食とB定食3番さんのテーブルにね!」
「はい!」
「女将さん!5番テーブルにB3つ!」
「はいよっ!上り超特急で用意するよ!」
他のアルバイターたちと共に戦場を切り盛りする。アリウス生徒たちも手伝いに来てくれて大変ありがたい限りなんだけど……たまに生徒じゃないんだけど何て表したらいいんだろう、生徒の亡霊?みたいな?人影が配膳を手伝ったり食器洗いをしてくれたりと色々と不思議な出来事が起こる。
女将さんに聞いてみると座敷童子?のお仲間じゃないかということらしい。昔からいる存在で家人に悪戯を働く、見た者には幸運が訪れる、家に富をもたらす……ってされている妖怪?の一種らしい。
……にしては女将さんのお話だと座敷童子っていうのは黒髪のおかっぱで和風の服を着ているという妖怪らしく、例えるなら百鬼夜行連合学院の生徒のような見た目をしているのだそう。だけどここに現れるのは白い長髪に透き通りそうなほどに白い肌、そして黒と白のメイド服のような服で給仕の仕事をこなしているのは妖怪といえるのだろうか。
まぁそれはおいておいて朝の戦場が一段落したところで平台礦泉に別れを告げてマイナリー礦業学院に向かう。そこの体育館では毎朝坑道へ向かうアルバイトたちの朝礼を行っているけど、今朝の朝礼担当は私なので適当なスピーチをでっち上げないといけない。
「……おはようございます」
「「「「「おはようございます!」」」」」
「えー……、先日からアリウスからの生徒数が増加しています。新人である彼女たちが不慣れな作業や不適切な作業を行った結果、崩落や爆発事故といった労働災害の発生リスクが高まっております。そのため、新人教育に重きをおいた作業を行ってください」
「「「「「「はい!」」」」」」
「それでは……安全旗に注目!今日もゼロ災で行こう!ヨシ!」
「「「「「「今日もゼロ災で行こう!ヨシ!」」」」」」
しっかりと指差し呼称をさせてからそれぞれの坑道へと潜っていくのを見送る。私やヒイラは地上で掘られた石炭の選炭作業の監督をすることになっており、地下での監督業務は元ヘルメット団のリーダーだったものや経験を積んだ熟練度の炭鉱婦に任せてある。
彼女たちが坑道に潜ってから1時間もすれば採掘された石やら石炭で満載になったトロッコたちが地上へと上がってくる。それを選別して石炭だけをホッパー車に積載してセイント・ネフティスの発電所や鉄鋼所へ輸出したりガラスを作るためにオータム学園に引っ張って行ったりする。最近はワイルドハント芸術学院の一部生徒がオータム学園の作るガラスに目をつけたりしているが概ね平穏だと思う。
……石炭や鉱石に混じってたま変なものが出てきたりするんだけど、トーテムポールやら水晶の埴輪やら解読不能な本の一ページとか状態が良ければ一冊まるまる見つかることもあった。
そういったものは蒐集家が高値で買い取ってくれるよとタンネは話していたので種類ごとに分けて分別して保管しておく。
そんなこんなをしていれば石炭が満載された石炭車がずらりと並ぶ。殆どがセイント・ネフティス社行で一日二往復の運炭列車が運行している。
「前ー前ー前……ストップ!チョイ前ー!前ー前ーはいオッケー」
輸送には本来、ハイランダー鉄道学園、貨物輸送管理部のディーゼル機関車が使われるはずだけど他学園の生徒が暴れただの、線路が爆破されただのでまず、定刻通りにハイランダーの機関車が来ることが滅多にない。そのため専らマイナリー礦業学園所有の機関車で運行される日がほとんどである。
黒い煙と白い煙を巻き上げた黒鉄の巨人、蒸気機関車がマイナリー礦業学園の保有する機関車D51型蒸気機関車であった。
「クロエさん!機関車の連結完了しました!」
「りょーかい、気をつけてねー」
タンネ曰くいつの間にかマイナリー礦業学園の備品として増備されていた……らしい。問い詰めるとオータム建築学園の担当者、男鹿カズサ曰く……。
『ハイランダーの貨物輸送管理部はあんまり信用できないから自前で輸送した方が安上がりですからね!』
とのことである。ハイランダーには申し訳ないけどその通りだからぐうの音も出ない。
午前中の運炭列車を見送ったところで正午を知らせるサイレンがなる。ここから1時間の昼休憩である。
「おなかすいたー!女将さん!今日はとんかつ定食ちょーだい!」
昼食は平台礦泉のニ階でいただく。朝食時の戦場のような光景はどこへやら、昼時は比較的落ち着いて食事を取ることができる。
マイナリーで働く生徒たちは学食で弁当を取ることができるので平台礦泉で食事を取るのは休日か2部で働く生徒たちであった。
「はいクロエちゃんおまたせ、とんかつ定食よ」
「女将さんありがと!んー!美味しそう」
私はここのとんかつ定食をなんだかんだいって週に2~3回ぐらいは食べている。そんな頻度で食べたらと思われそうだけどたまに坑道へと潜るってなればこれぐらい食べないと身体がもたないってのもある。
昼食とお昼寝を済ませれば2部の生徒たちが出勤してくるので朝礼と同じように挨拶をして選炭作業に潜っていく。
それからは15時のサイレンがなるが15時は1部の従業員の終業時間と重なるのでちょっとマイナリーの中が騒がしくなるが特に大きなトラブルといったものはなく、1部と2部の生徒たちが入れ替わる。
「お疲れ様ー!明日もよろしくねー!」
「明日は休業日でしょー!お疲れ様でしたー!」
「……そういえば明日は休業日だった……忘れるとこだった」
とまぁこんな感じで仕事上がりの1部で働き終えた生徒たちを見送ったら午後の運炭の返却便が帰ってくると機関車に補給を済ませて午後の運炭列車の準備を進める。
「今日はこの便でおしまいだからそのままマイナリーに帰っていいからねー」
「「はーい」」
マイナリーの生徒たちは石炭車を運び終えたらそのままマイナリーに直帰することになっているので見送ったら後は事務作業をする。
「ねぇタンネ、今週の石炭運搬量についてなんだけど……」
「どれどれ?……先週よりも多いわね。製鉄所からの発注が多いみたいね。……原因は?」
「おそらくだけど……どうもミレニアムサイエンススクールからの発注が激増しているらしいわ。何か企んでいるのかも……」
(……エリドゥの建設かしらね……)
「タンネ?どうしたの?何か思いあたるところでも?」
「……なんでもないわ、発注が増えてるってことは輸送量を増やした方がいいかもしれないわね」
「それはいいけど……石炭の採掘は間に合うの?」
「今で採掘量に余裕はあるから1往復は増やしても大丈夫よ。いざとなれば24時間3交代制にもするわ」
簡単にタンネは言うけど2交代制から24時間3交代制にするのはちょっとキビシイんじゃないのとは思いつつも事務作業を終えるとサイレンが鳴る。時計を見れば18時過ぎ、2部の操業も終わりマイナリー礦業学院に静寂が訪れる。
「おつかれっしたー」
「お疲れ様。じゃタンネ私も上がるわ」
「お疲れ様ー明日は全坑休業日だからしっかりと英気を養ってね」
19時過ぎにマイナリー校舎を出る。そのまま平台礦泉でその日の疲れを癒やしてから外に出るとすっかり日は落ち、空は暗がりに沈んでいるが、地上はネオンに彩られている。
炭鉱が開坑してから自然と駅前へ人が集まり始め今では平台礦泉周辺にゲーセンや飲食店がひしめきあっている。……一般生徒が運営する無許可の花屋がいくつかあるそうだけど私は行ったことがないからどういったことをしているのかは知らない。
「ま、行き過ぎると私たちじゃない人たちからしょっぴかれるからほどほどに」
そんなことを考えながら夕食を見繕おうとエンジェル24に入る……『金を出せ!』……タイミング悪いなぁ。
「は、早くこ、このバッグに金を詰めろ……!お、お前は人質だ!」
サイボーグ市民がM9を私とエンジェル24の店員に向けながらお金をせびっている。1発ぐらいなら痛くはないけど何発も食らうと……ね。大人しく手を上げておく。
「貴方、今すぐ強盗なんて止めたほうがいいわよ。じゃないと亡霊たちによって痛い目にあうわよ」
「う、うるさい!あ、頭の上で手を組め。銃はそこにおけ……う、撃つぞ!」
言われた通り頭の上で手を組む。……チラリと窓の外を見ればガスマスクの亡霊たちが鎮座しているのが見えた。
「後悔するわよ……」
愛銃を床へ置く、と見せかけてそのままサイボーグ市民に向ける。
「お、おい!撃つぞ!」
ちょっとした隙を見せたところでガラスを割ってガスマスクの亡霊たちが突入しサイボーグ市民をあっという間に制圧する。
「やめろ!痛い!離せ!」
そうサイボーグ市民は叫び、喚くがガスマスクの亡霊は冷酷にサイボーグ市民の停止コードを起動させて動きを止めるとそのまま溶けるようにして消えていく。
「はぁ……またですか……」
エンジェル24の店員がため息をつきながらサイボーグ市民を縛り上げてヴァルキューレ・マイナリー支署に連絡をする。
「災難だったわね。罹災証明なら預かって明日オータムの方に出して上げるけど……」
「あー……大丈夫っす、仕事しない店長にやらせておくんで、何か買っていきますか?」
「え、えっとじゃあサラダサンドイッチとコンソメスープ、それにミネラルウォーターを……」
「730円です」
支払いを終えて夕食をゲットして帰宅する。その道中でヴァルキューレとすれ違ったり再びガスマスクの亡霊を見かけたりしながらもようやく自宅にたどり着く。
「ただいまぁ……つっかれたー」
簡単な夕食を終えて後は自由時間、スマホのアプリで遊んだりモモトークをしたりして目を閉じる。
(明日は休みだし……映画でも見に行こうかな……ペロロVSメカペロロ、いやスパリゾートで遊ぶのもありか……)
まだ決めていない明日の予定を考えながら目を閉じ眠りについた。
書き溜めがまっっっっっっっっったくないので次回更新は未定です。