ゆうぽむの間に挟まりたくねぇ!   作:ぁさ

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9-④

 

 

 

 

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁ…………」

「なんなのさっきから辛気臭い!もっとやる気出してよ!」

「うっせーうっせー仕事はしてるだろー……」

 

 

 侑からの告白を聞いた日から数日後。ワタシはイマイチ上がり切らないテンションのまま、漲りまくってる侑と一緒に部室で事務仕事をしていた。沈んでる原因は言うまでもなく、侑の夢が明かされちゃった事についてだ。

 

 歩夢ちゃんがあれやこれやを溜め切る前に、侑がその心内を明かした。それも歩夢ちゃんに一番先に。これによって歩夢ちゃんの精神の平静は、ある程度保たれた。"11話"の爆発が起きる可能性はグッと下がったと見て良いだろう。

 反対に、歩夢ちゃんが心を曝け出す機会が無くなった。誰かを慮り過ぎるあまりに自己主張するのが苦手な歩夢ちゃんが吹っ切れるための重要なトリガーだったのに。今の状態でせつ菜ちゃんに相談とかする?するかもしれないけど、しないかもしれない。歩夢ちゃん、基本は我慢の子だしなぁ……

 

 というわけで現状、先が全く見えない状態になっちゃった。今まではなんだかんだ"原作"展開に入った後は行き着くべきゴールが分かってたのに……ここにきて新パターンかよ……勘弁してよ……

 

 

「……調子悪いなら休んできてね?」

「そーいうんじゃないって……はぁぁ」

「ほんと、倒れないでよ?」

 

 

 侑は企画の提案書作り、ワタシは候補会場の情報整理。みんなが下見したステージの管理会社とかに連絡して、許可取って寸法やら設備やらの詳細をまとめている。モチベの有無はあんま関係ない作業である。とはいえ……

 

 

「これマジで大変なんだけど。普段使わないメールボックスが見たことない宛先でいっぱいになってるんだけど。怖い」

「普段使ってないならいいじゃん」

「知らないうちに重要なメール来てても気づかなさそうなのが嫌なんだよ……」

 

 

 比較しやすいようにファイリングするだけならともかく、各所と連絡取り合うのにめっちゃ神経使う。顔の見えない年上とやりとりするのすげー怖い。失礼してないか超気になる。

 社会人ってみんなこれやってるの?凄くない?ワタシ社会に出てやってけるかなぁ……こういうのこそ授業で教えてよ……

 

 

「……あ。ここ良いな。エマさんに合いそう」

「え?どこ?」

「これ」

「あー、空が開けた芝生のスペースかぁ。確かにエマさんにピッタリ!」

「でしょ?ただピンキーちゃんにはちょっとなー」

「まぁ、璃奈ちゃんの今の持ち歌だとちょっとアンマッチ感あるよねー」

「なー……やっぱ全メンバーに完璧にフィットするステージなんて無理じゃね?」

「……でも」

「はいはい、わーかってる。諦めたくないんでしょ?もーちょい探してみるよ」

「……ありがと」

 

 

 同好会メンバーだけでも大概なのに、そこに藤黄や東雲のメンバーまで加わる。向こうも人気グループだけあってと言うべきか、一人ひとり個性が強い。"原作"で歩夢ちゃんも言ってた通り、そのみんなの希望を叶えるなんて……まったく、先の展開を知ってても気が遠くなりそうだ。

 

 

「……ん。メール来た」

「なんの?」

「ステージ候補の庭園の見学許可。寸法、測って良いってさ。行ってくるわ」

「うん、分かった。よろしくー」

 

 

 メジャーやらなんやらを詰めたバッグを抱えて部室の外に出る。真夏の日差しに、僅かに漏れ聞こえてくる生徒達の声。あぁ、青春だなぁ、なんて、柄にもない事を考えてしまう。

 虹ヶ咲の部活動は活発だ。多種多様な同好会があるといことは、それだけやりたい事に溢れた生徒がいるということ。そんな奴らが夏休みにジッとしてるわけもなく、そして自由な校風を謳う虹ヶ咲学園がそんな生徒の活動を制限するわけもなく、こうして学校は今日も息づいている。とはいえ、流石に学期中ほどの人気は感じないけれど……あ。

 

 

「歩夢ちゃん」

「あ、お疲れ様」

 

 

 手提げ鞄を肩に掛けたマイエンジェルが階段を上がってきた。

 手に持ったペットボトルから垂れる雫、それが伝う白い腕、陽光に僅かに透ける夏服のシャツ。

 うーん……夏って、良いね!

 

 

「侑ちゃん、部室にいる?」

「うん、居るよ。バタバタしてる」

「そっか。じゃあ飲み物差し入れに行こうかな」

「ワタシのは?これから頑張るワタシのは?」

「え?うーん……これ、飲む?飲みかけだけど……」

「良いの!?」

「良いわけないよ!?冗談だよ!はい、新しいの!」

「ちぇーっ」

 

 

 カバンから出された別のお茶を素直に受け取る。

 ……もしかしてあの中、みんなの分の飲み物が入ってるの?気遣いの権化かよ……早速いただきまーす。

 

 

「……ねぇ、あのブログに書いてくれてた事、ほんと?」

「ぶっふ……え?何が?」

 

 

 口をつけたばかりのそれを吹き出すのをなんとか耐えて、そう聞き返す。

 

 ……バレた日以降なんも言ってこないから忘れてくれたのかと思ってたら、機会を伺ってただけですか……ってか侑といい歩夢ちゃんといい、飲み物口に含んだ時に話しかけるのプチブームなの?似たもの夫婦なの??

 

 

「私の紹介。どこが良いとか、ここが好き、とか……」

「いや、そりゃホントもホント。ウソなんか書いてないよ」

「……そっか……アナタの目線だと、スクールアイドルとしての私は、あんな風に見えてたんだね」

「えーっと……気に障った?」

「ううん。アナタから第三者目線で評価されたの、新鮮だったよ」

 

 

 そう言いながらくすり、と笑う。いつもなら見惚れてるとこだけど、話題が話題だけに落ち着かなさが勝つ。黒歴史ノートを見られてる気分だ……現在進行形で刻んでるだろって?黙っててくださーい。

 

 

「あーははー……しっかり見てらっしゃる感じ?」

「見させていただいた感じです」

「お目汚しして申し訳ねぇ……」

「そう?そんなことないと思ったけど。ちょっと勢い任せというか……煩悩任せ?な所はあるけど、纏まってて読みやすかったよ」

「そおー?そんならいいけどー?」

「ふふ。恥ずかしがってる」

「んなことないけどー?」

 

 

 あーあーやだやだ。どんなテンションで入ればいいかまだ分かんねーや。こういうときは話を逸らすに限る。うん。

 

 

「……あのさ。歩夢ちゃん、最近なんか悩んでる?」

 

 

 ワタシの唐突な話題転換に目を丸くした歩夢ちゃんは、けれど否定はせずに苦笑いして、バッグを抱え直した。

 

 

「……どうしたの?珍しいね、そういうことを直接聞いてくるなんて。いつもはもっと回りくどく聴きだそうとするのに」

「んー……なんだろ。ワタシも慣れない事して疲れてんのかなー」

「そっか……そんなに私、分かりやすかった?」

「まぁ、多少はね?幼馴染だし」

「そっかぁ……」

 

 

 誰かと接している時は普通だけど、時折ぽやっとしている。その程度の違和感。正直、"原作"からのカンニングに近いところはあるけど……これくらいは良いっしょ。とにかく今は情報が欲しい。今の歩夢ちゃんは、"原作"通りに悩んでるとは思えないから。今後のためにも。

 

 

 

 

 

「……私ね。どんなスクールアイドルになるべきなのかなって、最近考えてるんだ」

「……どんな?」

「どんな」

 

 

 そう言いながら、歩夢ちゃんは廊下の吹き抜け側の手すりに、手を掛ける。

 視線の先には、目立ったものは特に無い。いつかのベランダで話した時の姿が、ふいに蘇った。

 

 

「侑ちゃん、おっきな夢を見つけたでしょ?スクールアイドルフェスティバルを開催したい、とか。音楽をやってみたい、とか」

「生意気にもね」

「一緒に夢を見つけようって、一緒に始めたのに……置いてかれちゃったなぁ、って」

「……置いてかれた、って」

「……侑ちゃんはきっとこの先、どんどん進んでいく。隣に居られなくなった私は、眼にも入れられなくなる……」

「いや、無いでしょ。侑だよ?もしそうやって先に進むとしても、歩夢ちゃんの手を引っ張ってくって」

「ふふ。そうかも……でも、そうだとしても……それじゃあ私は、ただのお荷物。侑ちゃんの歩みを遅らせる、重荷でしかない。それは、嫌なの」

「…………」

「でも……だからって侑ちゃんに応援してもらうのを諦めるのは……もっと嫌で……」

 

 

 ちきり、と。手すりを握る手に。

 どこともなく、けれど前を見据える目に。

 想いを語る口に。少しずつ、力が込められている。

 

 歩夢ちゃんの葛藤が、現れたかのように。

 

 

「……だからね?探そうと思って」

「……何を?」

「―― 私の、夢を」

 

 

 ……けれど。

 

 こちらに振り返った歩夢ちゃんのその表情に悲嘆は無く。

 意外と頑固で、一度決めたら諦めず、コツコツと進み続ける。

 そんな意志の強さが、既に秘められていた。

 

 

 

 

 

「私は、スクールアイドルが好き。まだ初めて2ヶ月くらいだけど、スクールアイドルをやってみて、もっと好きになった。この道を選んだのは間違いじゃないって、胸を張って言えるくらいに」

 

 

「……でもね、気が付いたの。私は今まで、"なんとなく"スクールアイドルをやってるだけだった。目の前の課題に集中して、スクールアイドルとしての基礎能力を身に着けるための練習をして、それだけでも楽しくて……ただそれだけで、どんな"スクールアイドルに成りたいか"。そこまで考えられてなかった。自分の好きな服を着て、アイドルみたいに可愛く歌ってみたい……ただ、それだけで」

 

 

「もちろん、それはそれで大切な私の想いだし、特別な理由なんか無くたって誰でもなれるのが、スクールアイドルの素敵なところ。だけど……アナタのブログを見て……みんなの記事とも見比べて、より思ったの」

 

 

「かすみちゃんみたいな、"世界一可愛いスクールアイドル"」

「しずくちゃんみたいな、"無限の物語を表現するスクールアイドル"」

「愛ちゃんみたいな、"みんなと一緒に最高に盛り上がるスクールアイドル"」

「果林さんみたいな、"見るものすべてを虜にするスクールアイドル"」

「彼方さんみたいな、"ワガママに自分らしさを解放するスクールアイドル"」

「せつ菜ちゃんみたいな、"情熱と大好きに満ち溢れるスクールアイドル"」

「エマさんみたいな、"誰もを分け隔てなく癒すスクールアイドル"」

「璃奈ちゃんみたいな、"誰かとココロでツナガるスクールアイドル"」

 

 

「私は。そんな、自分だけのスクールアイドル像が……持ててなかった」

 

 

「皆が煌めいてるのは、そんななりたい自分に近づこうと努力してるから。なりたい理想の自分に近づくにつれ、素敵になって行っているから。ただ何となくスクールアイドルをやっているだけの私と差が出来て、当然だよね」

 

 

「だから……探してるんだ。今、私はどんなスクールアイドルに成りたいんだろうって」

 

 

「それが見つかれば、私も皆みたいに魅力的になれるんじゃないかって」

 

 

「侑ちゃんの隣に……お荷物にならずに、皆みたいに立てるんじゃないかって」

 

 

「応援してもらえるのに、相応しい子に、なれるんじゃないかって」

 

 

「……あはは!不純だね!かすみちゃんに怒られちゃうかも!」

 

 

 

 

 

 ……語り続けたのが恥ずかしかったのか、歩夢ちゃんは、そう笑って締め括った。

 ワタシは、それに……言い知れない感動を覚えていた。

 

 仮に歩夢ちゃんが何歩も遅れてるとしても。

 自分の現状に逃げずに向き合って、他者との差を受け入れて。

 めげずに、僻まずに、自分を変えようと歩き続けてる。

 

 地味かもしれない。分かりづらいかもしれない。けれど、ワタシは。

 歩夢ちゃんはスクールアイドルとして、確かに成長を続けていると、そう思う。

 カッコ良すぎるよ、まったく。

 

 

「そっかぁ……でもそういう悩みじゃ、ワタシのやれる事は無いか。なんせ……」

「……ううん。もう、して貰ったよ」

「……え?」

 

 

 スクールアイドル"もどき"で終わったワタシにゃアドバイス出来ない領域だから。

 そう自嘲しかけていたら……歩夢ちゃんに、遮られた。

 まるでそう言うのが分かっていたかのように、強い口調で。

 

 

「えっと……なんかした?」

「私の紹介動画、作ってくれたでしょ?」

「まぁ……作ったけど」

「去年の事があってから、動画撮るの、怖くなってたのに」

 

 

 ドキリ、と。その言葉に、一瞬、心臓が強く跳ねた。

 

 

「………なんで」

「分かるよ」

「なんで」

「幼馴染だもん」

「…………」

 

 

 曇りなく美しい瞳が、ワタシを捉える。

 ふわりとした微笑みに、眼が捉えられる。

 

 

 

 

 

「アナタは"一歩"踏み出せた。また新しい事に挑戦し始めた。怖かったし、不安だったと思うのに、1人で。それを見て……私も頑張らなきゃって、変わらなきゃって思ったの。傷ついてもまた歩き出したアナタに、失望されたくなくて。アナタにも応援してもらえる資格がある、私で居たいって……そう思ったの」

 

 

 

 

 

 ……あーあーあー

 

 もう、なんだよ。

 これだから。これだからさ。

 この子は、ワタシの最推しさんはさ。

 

 人を見つめて、心を重ねて。

 相手の気持ちを慮って。

 くすぐってくるんだからさ。

 

 

「だから ―― 私、頑張るね」

 

 

 そんなんだから、さ。

 応援したく、なるんじゃないか。

 力になったよ、ありがとうなんて言われたら、もうね。もう、だよ。

 

 

「……そっか。頑張れ」

「うん、頑張る」

 

 

 ったく。励ますつもりがこっちが励まされちゃってどうすんの!

 やる気出ちゃって仕方ねーなー!ったくもー!

 

 

 

 

 

「ふふ……でもまずは、お仕事しっかりしないとね!侑ちゃんも皆も頑張ってるし!」

「大丈夫?手伝おっか?」

「手伝うって、アナタも大変なんでしょ?」

「歩夢ちゃんに褒めてもらえるならやれるよ。分身だってしてみせる」

「人間の範疇で居て欲しいなぁ……」

「じゃあ止める」

 

 

 手元のスマホで生成AIが出力しかけてた『分身のやり方』という画面を閉じる。けど確かに、そんなに時間は無いんだよね。動画編集もしないとだし……

 

 

「ホントに大丈夫だよ。実はね?もう見つかってるの。協力してくれる子」

「え?」

 

 

 とか思ってたら、意外な言葉が歩夢ちゃんから飛び出してきた。

 

 

「私、今それぞれの部室を回って要望や希望を聞いてるでしょ?同好会が多くて色々大変なんだーって話をしたら、手伝いたいって言ってくれたの」

「へぇ……」

「まだ1年生なのに、私なんかよりずっとしっかりしてる子だよ」

 

 

 歩夢ちゃんはその面倒見のよさからか、特に年下からの好感度が高くなる傾向にある。侑の事をあれこれ言う割には自分も大概タラシのケがあるんだよな。あのかすみちゃんだってなんだかんだ言いつつ懐いてるし。これも魔性ってやつだろうか。

 

 

「ふーん、1年ね……今日子ちゃん?」

「違うよ」

「ん?じゃあ色葉ちゃんか浅希ちゃん?」

「ううん」

 

 

 あれ、いろは歌トリオじゃないのか。じゃあもう分かんないや。ワタシの面識のあるニジガクの下級生ってその3人くらいだし。一方的に知ってるだけなら、もう1人くらいは居るけどさ。

 

 

「あ、もしかして同中の後輩の子?」

「はーずれっ」

 

 

 かーわいっ!

 

 

「私、朝にランニングしてるでしょ?その時に出会った子なの」

「ほぉ」

「その子、河川敷でゴミ拾いのボランティアしてたんだ。大人の人たちに混ざってテキパキお仕事してたのが格好良くて……その子とちょっとした切っ掛けでお話するようになったの。そしたら同じニジガクの子で、またビックリしちゃった」

「そりゃまた奇遇な」

「でしょ?とりあえず侑ちゃんに紹介してからってことで、実は今、その子が来るのを待ってるんだ」

「はー……」

 

 

 なんだその青春ドラマめいたエピソード。見たかったんだけど。その子とやら、歩夢ちゃんの魅力にやられちゃったんじゃないの?ちょっと興味湧いてきちゃったじゃん。

 

 

「……あ。ほら来た。あの子だよ」

「ん?どれどれ?」

 

 

 たったったっ……と聞こえてきた、階段を急いで登ってくる足音。それがどうやら件の待ち人のものらしい。

 どれどれ、新たな同志はどんな子かなぁ?

 

 

 

 

 

「お待たせしてすみません!協力したいと言っておきながら……!」

「あはは、大丈夫だよ。私も今来たところだから」

「この遅れは仕事で挽回します!」

 

 

 ほうほう、こりゃまた真面目そうな子だ。

 黒髪のボブカットに、首元まできっちり止められたボタンにタイ。清潔感のあるパリッとしたシャツにスカート。遊びが少ない、絵に描いたような優等生って感じ。側頭部の小さいリボンが唯一にして控えめなオシャレと言って良いだろう。

 

 

「もう、もっと肩の力を抜いてよ。私も気合入っちゃうから。むん!」

「ふ……ふふっ。なんですか、それ。全然力こぶ、出来てないですよ」

「えへへ。やっぱりダメかあ」

「……ありがとうございます。落ち着きました」

「そっか。ふふ、良かった」

 

 

 初見だと少しばかり冷たい印象を持ってしまうかもしれない。けれど歩夢ちゃんに絆されて笑う姿を見れば、年相応の可愛げのある女の子なんだと誰もが認識を改める事だろう。

 実際、可愛いしね。スクールアイドルやってても不思議じゃないくらいに。ちらりと覗く八重歯がセクシーだ。

 

 

「……その、ところでそちらの方は……」

「あ、紹介が遅れてごめんね。スクールアイドルフェスティバルの準備に協力してくれてる、私の幼馴染だよ」

「幼馴染……そうなんですね。初めまして」

 

 

 そう。寧ろスクールアイドルをやってないと、おかしいくらいに。

 

 ……将来的にはね。

 

 少なくとも、今じゃなくてね。

 

 っていうか……ここ居るのも、今じゃないはず、っていうか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

普通科1年、三船栞子です。以後お見知りおきを

 

 

 

 なんでぇっ!?なんで今きみがここに居るぅっ!?

 

 

 

 

 

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