龍姫達がラステイションで足止めを食らっていた頃、輝龍・飛龍はリーンボックス教会に向かっていた。
「取り敢えず、教会に着いたね‼」
「中に入ろう‼」
教会に到着した輝龍・飛龍はアナゴ族もとい下っ端もといインカローズことリンダ達より先に教会に入るのであった。
もちろん愛用している槍はいつでも戦闘が出来るように粒子化しているのである。
「ようこそ‼ リーンボックス教会へ、わたくしは教祖の箱崎チカですわ‼」
「ボクは神楽堂輝龍です」
「妹の神楽堂飛龍です(外史世界だけど、やっぱりチカお姉ちゃんはいるんだね)」
「御用件は何ですの?」
「実はマジェコンヌの事で折り入って聞きたいことが」
教会に入った輝龍・飛龍は外史世界の胸の大きさ以外は瓜二つの教祖チカが出迎えてくれたのである。
二人はこっちに来て間もないのでマジェコンヌについて聞こうとした矢先、
「邪魔するぜ‼ お前がリーンボックスの教祖の箱崎チカだな‼ 今さっき、船着場の定期船を壊してきたんでな‼ 大人しくしてもらおうか‼」
「こんな時、ベールお姉さまがいてくれた‼」
「観念するんだな‼」
「あの~ボクたちのこと忘れてないかな?」
「部外者はすっこんでろ‼」
リンダが教会に乱入してきたのだが、輝龍・飛龍の事が目に入っていなかったのであった。
得物の鉄パイプでチカに殴り掛かったのだが、
「させないよ‼」
「テメェには関係ないだろうが‼」
「わたくしを置いてお逃げなさい‼」
「嫌だよ‼ 龍姫ちゃん達が来るまではボクたちがやらなきゃ‼ 誰が此処を守るの‼」
「龍姫だと‼ テメェらあの暴力黒髪ポニーテール侍の姉の仲間だな‼ 野郎ども‼ やっちまえ‼」
「輝龍‼ 教祖様を連れて逃げて‼ ここはボクに任せて‼」
「でも・・・」
「行って‼」
「ちょっと‼ あなた‼」
「待ちやがれ‼ チッ‼ まぁいい‼ こいつをリーンボックスのアジトに連れてけ‼」
「あとは任せたよ、龍姫ちゃん」
飛龍が粒子化していた槍を実体化させ防いだのだ。輝龍にチカを連れて逃げるように言い、輝龍は無言でチカをお姫様抱っこして窓を突き破って町の方へ逃げるのであった。
しかし多勢に無勢だったので、飛龍は槍を床に放り投げて降参して、リンダ達マジェコンヌのリーンボックス支部のアジトに連行されてしまった。
「ここまで来れば大丈夫だね、飛龍は大丈夫かな~」
「これからどうするのですの?」
「そうですよね、その格好だと目立ちますし、あ‼ ちょっと待てってください‼ いきますよ‼ これで良し‼」
「あなた、その端末どういう仕組みですの? そんなことは後にして、なるほど、パーカワンピにジーパン姿で、フードを深く被ってしまえば顔が見られる心配がありませんわね‼ これからどこへ行きましょうか?」
「龍姫ちゃん達が来るまで、ホテルに隠れましょう‼」
「そうですわね、背に腹は代えられないですわ‼」
何とかマジェコンヌを撒くことに成功した輝龍は人目が付かない路地裏に行き、ツクヨミからもらったデバイスに備え付けられているリライズ機能を使ってチカの服をジャージワンピとジーパンとスニーカーに精製した。
チカは自分が着ていた服が緑と白のパーカワンピに変わってしまったことに驚いてしまったが、パーカワンピについてあるフードを深く被り、輝龍達が泊まっているホテルに逃げ込んだのだ。
一方その頃
「今度こそは大丈夫ね‼」
龍姫達はリーンボックスに向かうためラステイションの船着場に来ていたのだが、
「え、全便欠航ですって‼」
「はい‼ どうやら、リーンボックス側でトラブルに巻き込まれてしまったらしく」
「アナゴ族の仕業だね(´・ω・`)」
なんとラステイションの船着場に定期船が一隻も戻ってきてなく全便欠航になっていたのである。
「何とか出来ないのかしら?」
「実は船蔵に故障中の船が一隻残ってるのですが、錨・帆・船首像があれば直せるんですが、確かギルドにクエストが出ていたはずです‼」
「わかった、今回は3チームに分けるぞ‼」
「錨はボクたちが調達してくるよ‼」
「帆はボクたちが行くね‼」
「船首像はボクたちが行ってくるで‼」
「ありがとうございます‼ お礼として無料で乗船してください‼」
「それじゃあ‼ 各自手に入れたらここに集合だよ‼」
全員「応‼」
船蔵に故障中の定期船が閉まってるらしく、それを直すのに怒り・帆・船首像の三つが必要と言われたので、錨は鳴流神家&ネプギアが、帆は獅子神家・ユニが、船首像は御子神家・ロムとラムがそれぞれ担当することになり、一刻も早く輝龍・飛龍がいるリーンボックスに行くため急いでパーツ集めに向かうのであった。
この時、飛龍がマジェコンヌの手に墜ちたことを知る由もなかった。