龍姫は模擬戦で龍姫に負けて気絶したノワールを闘技場の医務室に運んだのである。
「すいません~誰かいませんか?」
「あら、さっきブラックハート様と模擬戦をやっていた方ですか? それにしても派手にやらかしましたね」
「自分でも申し訳ないのは、自覚しています‼」
「では、こちらのベットに寝かせてください‼」
「わかりました‼」
闘技場の医務室に到着した龍姫は女性の医師の指示通りに備え付けられたベットにお姫様抱っこで運んできたノワールを寝かせた。
龍姫は医師にノワールを任せて医務室から出ようとしたら医師に止められた。
「ブラックハートは掠り傷ですね、それとあなた様の左手の傷の手当をさせていただきます」
「別にいいですよ‼ 自分で回復魔法が使えますから‼ 聖なる活力、此処へ ファーストエイド‼」
「そうだったんですか‼」
どうやら、ノワールとの模擬戦で気づかないうちに左手の甲に擦り傷が出来ていたらしく、龍姫は自分で治せると言って治癒術「ファーストエイド」を詠唱して傷を治した。
それを見た医師は驚きを隠せないでいた。
医師はノワールの胸などに傷薬などを塗って治療を行った。
その間、龍姫は近くにあったパイプいすを持って離れて後ろを向いて座っていた。
「はい、これでブラックハートの治療を終了しました」
「それじゃあ、頼みました」
龍姫はノワールの治療が終わったのを見届けて真龍婭達の所へ戻って行った。
「う~ん・・・あれ、此処どこ、確か、わたし龍姫に」
「目が覚めたんですね‼ ブラックハート様‼ 此処は闘技場の医務室ですよ‼」
「そっか、わたし龍姫に負けたんだった、ってなんでわたし龍姫のジャケット着てるの‼」
「落ち着いてください‼ ブラックハート様‼ さっきその龍姫と言う方が、そのジャケットをブラックハートに着せて、お姫様抱っこで此処に運んでくれたんですよ‼」
「そうだったの‼Σ(゚Д゚) あとでお礼しなきゃ」
龍姫が医務室から出て数分後に気絶していたノワールが目をしましたのである。
ノワールは龍姫にジャケットを着させてもらっておまけにお姫様抱っこで医務室に搬送されたと医師から聞かされて、赤面していた。
「お姉ちゃん‼ 大丈夫?」
「ユニ‼ それに星龍達まで、一体どうしたの?」
「何じゃない‼ 折角、星龍さん達のデバイスのリライズ機能で着替えさせてあげようと思ったのに」
「これじゃ、どっちが妹かわからないわね‼」
「そうだね、だって知らない人がこの状況を見たらユニちゃんがノワールさんに、見るもん」
「ありがとう、ユニ、星龍お願いしてもいいかしら、いつまでも龍姫のジャケットを着てる訳にはいかないから」
「わかったよ、ノワールちゃん‼ お願い‼ アスタリア‼」
「かしこまりました‼ マスター‼」
「何‼」
「この方のお着替え、終了しました‼」
「ありがとう、アスタリア」
「これで教会に帰れるわ‼ ありがとうみんな‼」
しばらくして星龍達が医務室に駆けつけて、星龍が次元デバイス「アスタリア」でノワールのクリアドレスをリライズした。
ノワールは龍姫のジャケットを着たままクリアドレスを着せてもらって星龍にお礼を言って、医務室を後にしたのである。
「ノワール‼ もう大丈夫そうだね‼」
「ありがとう、龍姫‼ これ返すわ、今度は絶対負けないんだから‼」
「それでもボクは負けてあげないから」
「さてと、客席に行こう‼」
ちょうど、龍姫が自動販売機でペットボトルのお茶を購入していたのでノワールは借りていたジャケットを返し、龍姫に宣戦布告をし、一緒に観覧席に戻るのであった。