ベールが槍使いランに勝利して、神子龍が病院に搬送している頃
「来てやったぜ‼ 出て来いよ‼」
「やっとお出ましですか、わたしはユイです~」
「おい‼ おまえ・・・」
「わたしは、先代の白の女神に一族を殺され、わたしも巻き込まれて死んだ、けど犯罪神様はこの肉体を与えてくれた」
「人の命をなんやと思ってるんや‼」
「始めましょう、それと、そこにいる方々にはそこから観戦してもらいましょう~」
「ブラン‼」
「お姉ちゃん‼」
「大丈夫だ、心配いらねぇ‼」
パナンジャングルに到着した武龍達は指定された地点に辿りつたら、髪は灰色のセミロングに、またも両腕が大きな義手を付けて、心臓部の赤いランプが付いたサイボーグ少女ユイが待構えていた。
手には斧が握られていた。
ユイはブランにデスマッチを仕掛けて、武龍達は手も足も出ない状態にされてしまった。
ブランは女神化して戦闘態勢に入った。
「行きますよ~ 爆砕斬‼」
「なんで‼ お前が、武龍達の技を使えるんだよ‼」
「だって~犯罪神様が教えてくれたから~」
「なんやて~」
先に動いたのはユイだった、斧を叩き付け石つぶてを飛ばす特技「爆砕斬」をブランに仕掛けて来たのだ。
それをブランはなんとかかわした。
「今度は、こっちから行くぜ‼ 弧月閃‼」
「流石、ホワイトハート、ですが、わたしも本気で行かせてもらいます~」
「まさか‼ オーバーリミッツ‼?」
ブランは月を描くように攻撃する特技「弧月閃」をユニ仕掛けたのだ。
ユイはブランの弧月閃を斧で受け流して、オーバーリミッツLv3を発動したのだ。
「喰らえ~ 空破特攻弾‼」
「あぶねぇーじゃねぇかよ‼」
ユイは錐もみ状態で体当たりする奥義「空破特攻弾」をブラン目掛けて繰り出してきた。
何とかかわしたブランだったが、
「我が道突き進む~ スパイラルドライバー‼」
「うわぁあぁ‼」
「ブラン‼」
「お姉ちゃん‼」
「大丈夫だ、しかし、次喰らったらまずいな」
「そんな~これで決まったと思ったのに」
ユイはまた錐もみ状態で特攻する秘奥義「スパイラルドライバー」を繰り出した。
ブランはなんとか立ち上がったが、満身創痍であるのは変わりなかった。
そんな時だったブランの脳裏にある光景が映ったのだ。
「・・・自分の心を偽るのは良くないと思います」
「こいつ、わたしと同じくらいだな、おまけに得物まで一緒かよ」
ピンク色の髪をツインテールに結っていて、斧を得物にしている少女が映った。
そして場所が変わり、
「・・・さん、あなたは優しい人です‼ でも、優しさに惑わされて判断を誤るなら・・・甘い人です」
「あの赤い奴、ネプテューヌと一緒で二刀流かよ‼ まさか、あの野郎、あいつを先に行かせるために、こうしちゃいられねぇな‼ 飛ばして行きますか‼」
ピンク色の髪の少女が龍姫達と同じく赤い服を着て二刀を両腰に差した少年を先に
行かせるために自分を犠牲にして言い放った。
そしてブランはオーバーリミッツLv3を発動させたのだ。
「いい加減~諦めてっ下さいよ~」
「悪いが、わたしは優しさで判断を誤る訳にはいかねぇんだよ‼ 芽龍直伝‼ 獅吼滅龍閃‼」
「キャァ‼」
ユイはブランにいい加減にして欲しいと言ったのだが、ブランはお構いなしに、芽龍から教わった、斧を振り回して、獅子の闘気を叩き付ける奥義「獅吼滅龍閃」をお見舞いして、
「これで終わりだ‼ 塵に成りやがれ‼ 緋焔滅焦陣‼ 時は戻らねぇ」
「そん・・な~」
芽龍に以前、模擬戦でブランに止めをした闘気を纏った斧を叩き付けて反動で上空に飛び上り、そのまま斧を叩き付ける秘奥義「緋焔滅焦陣」で勝負を決めたのだ。
「お姉ちゃん‼」
「大丈夫だ、…ふぐ‼」
「ほら、見せてみぃ‼ あちゃ~、こりゃ、あばらの一~二本は逝ってるで」
「大丈夫だ、痛テテテ‼」
「ほら、しかないわね、聖なる恩恵を、キュア‼」
「ありがとうな、芽龍」
「さてと、治癒術で応急手当したけど、念のため病院行くで~」
「決めろよ・・・ネプテューヌ」
ユイは斧ごと光になって消えていき、武龍達は結界が消えたのを確認してブランに駈け寄ったのだが、どうやらさっきのユイのスパイラルドライバーを受けた時にあばらを一~二本折れていたのであった。
芽龍はブランに治癒術「キュア」を掛けて応急手当を施して、ブランをお姫様抱っこで病院に搬送するのであった。