ノワールの緊急手術が終わった頃ベールの緊急手術が終わったのである。
「お姉さま‼ 先生‼ お姉さまは、お姉さまは」
「落ち着てください‼ チカ様、幸いにも、応急手当が早かったので、峠は越えました、後は、意識が戻るのを持つだけです、ですが、グリーンハート様には残念ですが、もう、〇房は損傷が酷かったので、全摘出しました」
「つまり、お姉さまの胸は、」
「はい、こうするしかグリーンハート様を助けることが出来ないと判断を下しました、ではこれにて失礼します」
「ありがとうございました」
ベールの緊急手術の執刀医にチカがベールの容態を血相を変えて訊ねたら、幸いにも応急手当が早かったので、一命を取りとめたのだが、ベールのあの豊満な胸は壊死が始まっていたらしく、全摘出したと医師から告げられたのだ。
「わたしは、なんとお姉さまに言えばいいのですの」
「そういえば、天界総合病院に連れて行けば何とかなるんじゃないかな?」
「そうですわ‼ わたくしとしたことがすっかり忘れてましたわ‼ ありがとう、輝龍」
「どういたしまして」
「あとはわたくしに任せて、教会に戻っていてください」
「頼みましたよ、チカ」
余りの宣告にチカがベールに顔向けできないと、嘆いていたら、輝龍が天界総合病院に連れて行けば治るんじゃないかと言ったら、そうやらチカは忘れていたららしく、輝龍にお礼を言った。
チカは此処は任せてほしいと神子龍達に伝え、神子龍達は一足先に教会に戻るのであった。
一方その頃
「お姉ちゃん・・・」
「すまねぇな、心配かけちまった、痛てて‼」
「もう、肺に刺さってなかったとはいえ、あばらが行ってもうてんねん‼ しばらくは大人しいせいや‼」
「流石のわたしでも、これはすぐに動けねぇことぐらいわかってるよ‼ イテテテテ」
「もう、しゃべるだけで、傷が疼くんだから、ほらよ」
「すまん、芽龍」
「別に構わないわよ」
「さぁ、教会に帰るで‼」
ブランは病院で治療を受けていた。
幸いにもあばらが肺に刺さってなくて、一本だけ折れていただけなので、そのまま教会で療養を余儀なくされて、芽龍におんぶされて、教会に帰るのであった。
それから一週間が過ぎた。
「お姉ちゃん・・・あのね」
「ユニ、わかってるわ、もうわたしの両足が動かないことは、あの時から気づいてたから」
「ごめん、そうだ‼ 天界総合病院に行こう‼」
「ユニ、あなた、けど、わたしが長くここを開けるわけには」
「何言ってるの、ボクたちが、代わりにできることはやっておくよ‼」
「そうよ、安心しなさい、あなたがいない間は、わたし達が代わりにやっておくから」
「わかったわよ、ユニ、行きましょう、天界総合病院に」
「うん‼ お姉ちゃん」
ノワールが病院から退院して両足に痛々しくギブスが巻かれていた状態で電動車椅子に乗せられて教会に戻ってきたのだが、ユニが真実を話そうとしたら、ノワールからあの時すでに足に感覚が無くなったと告げられたので、ユニは天界総合病院で治療を受ければ治せると言った。
ノワールは自分がラステイションを開けるわけには行かないと言ったが、星龍達が代わりにできることはしておくとノワールに伝えた。
ノワールは安心してユニに連れられて転送装置から天界総合病院にいくのであった。
ところ変わってベールはと言うと、
「もう、わたくしの胸はないのですのね・・・」
「お姉さま・・・」
「ベール、今すぐに天界総合病院に行くのですわ‼」
「ですが」
「行きましょう‼お姉さま‼天界総合病院に‼」
「チカ、わかりましたわ‼行きましょう‼天界総合病院に、ブランには「偽乳」呼ばわれされますけど、背に腹は代えられないですわ‼」
退院して教会に戻ってきたのだが、自分の部屋の姿見鏡の前で胸に巻かれていた包帯を外していたら、後ろから神子龍達が来ていたので、今の自分の胸がブラン以上にぺったんこになっていた上に、大きな手術痕が残っていたのである。
今着てる服はジャージワンピにロングスカートの出で立ちである。
自分の胸が無くなったことに一瞬、愕然としていたが、神子龍が今すぐに天界総合病院で治療を受けるように諭した。
その事を聞いたベールはチカと共に天界総合病院に転送装置に乗って向かったのだった。
後悔してません