Fate/starlight   作:小仏トンネル

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第10話 聖杯戦争

 

「・・・さて。今日外出届を出したばかりの花海さんから、この時間に連絡が来た時は少し肝を冷やしたけれど、確かにこれはボクの仕事だね。ことねの過去最高の門限破りも含めて。まぁ想定してたのとは随分違った状況だけれど」

 

その後、煩雑な状況を一つも飲み込めていないことねは、咲季に連れられるがままセイバーと共に学生寮へと戻った。そして三人が寮内の共有スペースに着いた時には、既に有村麻央が薄明るい常夜灯で照らされた一角にある縦長の席に着いていた

 

「あ、あははは〜…えっと、なんで麻央先輩?私は咲季が色々と状況を説明してくれるって言うから帰ってきたんだけど…ひょっとして説明ってお説教?」

 

「違うよことね。正しくはボクからも説明するんだ。お説教については…まぁ、今回は本当に悪気がないし、仕方のない状況だったのかもしれないから不問にするよ。それで、彼がセイバーでいいのかな?」

 

肩にストールを巻いたパジャマ姿で席に着いていた麻央の隣に咲季が座り、麻央の正面にことねが座った。それから麻央は一度立ち上がって、寮内の設備を興味深そうに見つめて回るセイバーを見た。すると自分を呼ぶ声に気づいたセイバーが、三人の女性が座る卓へと歩み寄ってきた

 

「おう、儂がセイバーだ。…それはいいんだが、ここはどう見ても女所帯じゃねェか。入った後で聞くのも変な話だが、儂はここにいて大丈夫なモンか?」

 

「状況が状況ですし、今回ばかりは寮長であるボクが許可します。それとここには既に結界を張ってあります。ボクらの声は共有スペースより外には聞こえませんし、誰かが近づいてくれば即座に分かります。どうか安心して一緒に席に着いて、話を共にして下さると助かります」

 

「・・・そういう事なら、ありがたく居させてもらうぜ。儂自身、儂のマスターをどう御するべきか分からんかったんでな。まぁしたらそっちがやりてェように始めてくんな」

 

セイバーは麻央の言葉に礼で返すと、マスターであることねの隣の椅子を引いて、椅子の背もたれに白い羽織を掛けると、そのまま自分も腰を落ち着けて席へと着いた

 

「それじゃあ役者も揃ったことだし、話を始めようか。今日ことねが巻き込まれた魔術儀式、聖杯戦争について」

 

「ま、魔術!?戦争ぉ!?」

 

セイバーとランサーの戦いを見て、もはやその渦中にいて、自分が尋常ならざる何かに巻き込まれているという自覚はあったが、魔術という如何にもなワード、そして戦争という物騒極まりない単語にことねは目を見開いて繰り返した

 

「はは、まぁそうなるよね。だからこそ、どうかこの先は心して聞いてほしい。まず最初に言っておくと、ボクはその聖杯戦争の監督役、花海さんは参加者なんだ。そしてことねは、この戦争に参加したというより、巻き込まれた…というのが正しい。だからこうして君に事情を話している。本来であればコレは魔術師同士で隠匿すべき、他言無用の殺し合いなんだ」

 

「───ッ」

 

有村真央は、言葉を選ばなかった。殺し合い。物心ついた人間ならば、いつかは耳にする言葉だ。それは歴史の授業かもしれないし、創作物の何かかもしれない。それにまさか実体験で巻き込まれていたとは毛ほども知らなかったことねは生唾を飲み込み、麻央の薄青色の瞳を見つめながら食い入る様に耳を傾けた

 

「聖杯戦争。それは七人のマスター、七騎のサーヴァントによる、七組の陣営に分かれての殺し合い。七人の魔術師は、それぞれ七つのクラスに分けられたサーヴァントを一騎召喚し、最後の一人、最後の一騎になるまで争う。これが聖杯戦争の大雑把なルール」

 

「マスターについては言わずもがな、サーヴァントを召喚し、使役する魔術師の事だ。そして次にサーヴァントについて。これは言葉としては使い魔の意味合いが強いけれど、聖杯戦争においては当てはまらない。聖杯戦争で召喚されるサーヴァントは、七つのクラスに分けられた、過去に実在したとされる正真正銘の『英霊』さ」

 

「七つのクラス…英霊…クラスっていうのは、つまり…あたしの場合はセイバー?ってことです?」

 

「飲み込みが早くて助かるよ。そう、召喚される七騎の英雄は必ずそれぞれ別のクラスを持つ。最初にことねが召喚した彼、セイバー。剣士のクラス。剣の扱いを得意とするサーヴァントで、あらゆる戦況に対処できることから、最優のクラスとされている」

 

「アーチャー、弓兵のクラス。弓矢だったりボウガンだったり、遠距離攻撃と高い単独行動力が優秀なクラスのサーヴァント」

 

「ランサー、槍兵のクラス。槍や薙刀みたいな長柄の武器の扱いを得意とするサーヴァント。話に聞いた限り、ことねを襲ってきたサーヴァントはこのランサーだ」

 

「ライダー。騎乗兵のクラス。騎馬や船、戦車といった騎乗する物の扱いを得意とするサーヴァント。複数の宝具だったり、強力な宝具を持つのがこのクラスの特権だね」

 

「アサシン。暗殺者のクラス。文字通り敵の暗殺や隠密行動に長けたクラスで、非力なサーヴァントが多いけど、持ち前の高い気配遮断スキルを使ってマスターの背後に忍び寄る、いわばマスターの天敵」

 

「キャスター。魔術師のクラス。ボクらも魔術師だけど、キャスターのサーヴァントはそれとは扱う魔術のレベルが違う。そして陣地作成や使い魔の使役で戦争を優位に進めるクラス」

 

「バーサーカー。狂戦士のクラス。筋力、敏捷、耐久力、あらゆるステータスが頭抜けて高い代わりに、人としての理性を失っている扱い辛いクラス。正直、このサーヴァントを召喚する人はよっぽどの規格外か、ハズレくじを引いたか、考えなしな人くらいかな」

 

「この七つのクラスという概念は、英霊という規格外の存在を召喚するに当たって、その格を下げる役割を持っている。例えばアーサー王伝説のアーサー王。彼は聖剣を使うことで有名だけど、聖槍を武器に戦ったという逸話もある。そんな英雄として規格外な力を持つ彼本人を呼ぶことは、とてもじゃないけど不可能だ」

 

「しかしアーサー王の人格と能力を、聖剣使いだったという逸話を素にしたセイバーの側面に特化させることで、英霊としての格を下げれば召喚を可能にできる、という寸法さ」

 

「質を下げるとは言っても、それでも過去に伝説を残した英雄だ。その強さは強いなんて言葉じゃ測りきれない。そして七つのクラスに振り分けられたサーヴァントは、その人物が生きた全盛期の状態で現代に召喚されるんだ」

 

「それと厳密にはまだエクストラクラスがあるんだけど、今回は省略。マスターは聖杯戦争の間、自ら召喚したサーヴァントをクラスで呼ぶ。これはサーヴァント自身の真名を隠すためでもある」

 

「は、はぁ…真名というのは……?」

 

「・・・セイバー。つかぬことを聞くけど、君の名前は?」

 

「あん?名乗れってか?監督役の嬢ちゃんはいいが、こっちの咲季って娘は参加者なんだろう?だったらこの場で名乗るのはごめん被るぜ」

 

「ほら、こういうこと」

 

「いや、全く意味わかりませんケド」

 

麻央に名前、もといサーヴァントとしての真名を訊ねられたセイバーは頬杖をついて口を閉ざした。それを見て麻央は彼に掌を差し向けて言ったが、ことねにはてんで伝わっていなかった

 

「つまり、サーヴァントにとって他人に名前を知られるというのは、それだけのリスクを伴うものなんだ。サーヴァントは過去の時代の英雄。つまり逸話が現代にまで残っている。その逸話の中には、当然彼らの弱点や死亡した時の話なんかもある。代表例を挙げると、ギリシャ神話のアキレウス。彼の弱点がアキレス腱であることは、余りに有名な話だ」

 

「はぇ〜…よく出来てるなぁ〜。じゃあクラスの名前っていうのは、名は体を表すってだけじゃなく、正体を隠す偽名としての役割があるってことなんですね」

 

「その通り。そしてサーヴァントはそれぞれ武器、技量、術理から成る宝具を持っている。これも真名からなる逸話にある物だから、例えばさっきも例に出したアーサー王のエクスカリバー。エクスカリバーを見せれば、あのサーヴァントはアーサー王だと分かるし、アーサー王だと真名が分かれば、持っている宝具はエクスカリバーだと分かる」

 

「そしてこの宝具の発動には、莫大な魔力の消費と、宝具の持つ真名を開帳する必要がある。だから宝具はサーヴァントにとって、有り体にいえば必殺技であるのと同時に、マスターは魔力を殆ど持っていかれるし、サーヴァントにとっては自分の真名…弱点を看破されかねない諸刃の剣とも言える」

 

「じゃあ…セイバーさんが持ってた刀は、アレが宝具ってこと?」

 

「残念だがそれは違ぇ。俺が振ってる刀は大半が銘も付けてねぇなまくらだ。だが勿論、真名があるヤツも持って来てるぜ。ソイツが俺の宝具だ。もっとも、この赤毛の嬢ちゃんの前で言う気はねぇがな」

 

「ちょっと。さっきもそうだったけど、そこまであからさまに敵認定しなくてもいいんじゃないの?一応あたしは親切心で、聖杯戦争について右も左もわからなさそうなことねを、その場で襲わずにここへ連れて来たのよ?」

 

「どうだか。少なくとも、嬢ちゃんのサーヴァントは儂らがここで卓を囲んでいる事に納得してなさそうだぜ?」

 

そう言って、セイバーは咲季と少しだけ語気が強い会話をして、その視線の先を中空へと向けた。しかしことねにとって、そこには何かがあるようにも、誰かがいるようにも見えなかった

 

「・・・え、え?サーヴァント?咲季のサーヴァントってこと?そこにいんの?」

 

「そう。サーヴァントは過去に亡くなった英雄だから、召喚されるのは彼らの姿をした霊体なんだ。だからサーヴァントは実体化しない限りは、同じ霊体であるサーヴァント同士にしか見えないんだ」

 

「ってぇと何かい。ついでにずっと嬢ちゃんの隣にいるソイツの事もやっと説明してくれるってのかい?」

 

「は?麻央先輩の隣?」

 

「・・・やっぱり見えてはいるんだね。仕方ない。一応ついて来てって言ったのはボクの方だしね。ルーラー」

 

何のこと?と言いたげな咲季を無視して、麻央は隣に座る彼女とは丁度逆側に向かって声をかけた。すると霊体化を解いたサーヴァントが、まるで天から降りてくるように、頭からその姿を見せた

 

絹と見紛う美しい肌艶の顔。光が透き通っているかのような金髪は丁寧に編まれ腰まで伸びている。鎧とドレスを掛け合わせた甲冑を纏い、頭上にはティアラを模した髪留めが光る、凛とした佇まいの女性は、まるで女神のような神々しさで思わず見惚れたことねは感嘆の声を呟いた

 

「うっわ…エグい美人……」

 

「初めまして。麻央の召喚に応じ参上しました、サーヴァント・ルーラーです。今回の聖杯戦争では、マスターと共に監督役を務めさせていただきます。以後よろしくお願い致します」

 

「ちょ…!?ちょっと麻央先輩!?コレどういうことですか!私何も聞いてませんよ!?」

 

「そりゃそうだよ。言ったら意味ないもの」

 

丁寧な挨拶で、お辞儀までしたサーヴァントを指差しながら、咲季は慌てふためきながら椅子を立って麻央を問いただしたが、麻央はきょとんとして、それが当たり前かのように答えた

 

「ボクはまだ未熟者だからね。今回の聖杯戦争の監督役は本来ボクのお父さんがやるハズだったんだけれど、どうしても海外出張の予定で折り合いが付かなかったんだ。だから急遽代理でボクが監督役を務めることになったんだけど、ボク単独じゃあサーヴァントの荒事には対処できる自信がなくて。それで今回は対サーヴァント時の監督補佐として、裁定者のクラスであるルーラーを召喚したんだ」

 

「紹介するよ。彼女はルーラー。さっき説明した基本7クラスには含まれない、エクストラクラスの一つ、裁定者のサーヴァント。ルーラーは各英霊を召喚したマスターとは別に、全てのサーヴァントを対象に使える令呪がその身に刻まれている。その令呪を使って暴走したサーヴァントを律したり、時には共通の敵に対して他のサーヴァントに協力を求めたりすることで、聖杯戦争をより円滑に、より安全に遂行させる役目を担っているんだ」

 

「へ〜…だけどそれって、麻央先輩もマスターなんですよね?監督役が聖杯戦争に参加するのっていいんですか?」

 

「違う違う。ボクはあくまで監督役だよ。召喚したルーラーの役割も、そのクラス名の通りだよ。ボクの家系…有村家は代々魔術師の為の教会である聖堂教会を受け継いでいるんだ。聖杯戦争を監督するのもその聖堂教会で、本当はこういうマスターとの面会は教会でやらなきゃいけないんだけど、まぁ今回は特別かな」

 

「あ、そっか…考えてみればそれもそうですよね。ごめんなさい、私ってば早とちりして。麻央先輩が聖杯戦争に参加してたなら、こんな風に私だけサーヴァントを知るのは不公平だって思っちゃって…」

 

「あはは、花海さんはボクと魔術アリの勝負だと、一度も勝ったことないもんね。大丈夫、またその勝負は別の機会に作るよ」

 

(へ、へぇ〜魔術師の麻央先輩って、そんなに強いんだ。カッケェ〜…流石は初星のリトルプリンス…ってことかぁ…)

 

「呼び立ててごめんよルーラー。もう戻ってくれても大丈夫。ありがとう」

 

「いいえ、お安い御用です。またいつでも頼って下さい、マスター」

 

ルーラーを名乗るサーヴァントは、最後にことね達にお辞儀をしてその姿を霊体化させた。霧のように音もなく彼女の姿が消えると、麻央は咳払いをして再び話し始めた

 

「話を戻そうか。今見せたように、サーヴァントの体は霊体…つまりは魔力で編まれている。そしてサーヴァントが現界するのに必要な魔力は、召喚したマスターが供給する魔力で補っている。だから聖杯戦争では、サーヴァントではなくマスターを狙うのがセオリーとされている。マスターを倒せばサーヴァントはいつか魔力が無くなって、現界できなくなるからね」

 

「だけど、それはマスター自身も分かっている。だから自分を狙うサーヴァントには、同じサーヴァントをぶつける。過去に栄華を築いた英雄や、戦いの逸話を残したような英雄には、いくら魔術師といえど相手にならないからね。だからサーヴァント対サーヴァントというこのセオリーをどう崩していくか…というのも、この聖杯戦争を勝ち抜く為の攻略法の一つだ」

 

「え?ご、ごめんなさい。ちょっとおかしくないですか?サーヴァントが人間よりずっと強いって言うなら、なんでセイバーや、麻央先輩のルーラーは召喚されたってだけで私達に従ってくれるんです?」

 

「ことね、右手を見せてご覧。そこに英霊を召喚した時に刻まれた令呪があるはずだ」

 

「え?あぁ、はい。そういえばさっきもセイバーが令呪の使いどころがどうって…私はてっきり入れ墨だと思ってましたけど、コレ一体なんなんです?」

 

麻央に言われて、ことねは膝の上に置いていた右手を持ち上げ、机の上に置いた。その手の甲には、血のような鮮やかな赤で刻まれた、音楽記号の三連符があった。しかしその内一つの音符の点はまるで消え掛かっているように滲んでいた

 

「ふふっ、まさか三連符だなんて。こんなに分かりやすい令呪もあるんだね。これが令呪。視覚化された強力な魔力の塊だ。マスターがサーヴァントに行使できる、3回までの絶対命令権。ことねの令呪は既に1回使われた形跡があるから、あと2回だね」

 

「この令呪に強い意思を掛けて、サーヴァントに命令を下せば、サーヴァントはそれに従う。だからサーヴァントはこの令呪がマスターにある限り、基本的には逆らわない。例えば自害しろ、なんて令呪を使って指示されたら、そうするしかなくなるからね。逆にもちろん、令呪を使わなければマスターの指示に従うかはサーヴァントの自由さ。ことね、試しにあまり強く願わずにセイバーに何か断られそうなお願いをしてごらん」

 

「え?あぁ、はい。じゃあえっと…セイバーさん。や、焼きそばパンとか買ってきてもらっても?」

 

「断る」

 

「ほら、こういうこと」

 

「なんか不本意なんですケドぉ!?」

 

「ふふっ。まぁ今のは最たる例だよ。そして大事なのは、令呪を使ってもサーヴァントは全ての指示に従うわけではないという点。いかにサーヴァントという過去の奇跡を従える令呪も、期間ややる事が不明瞭な命令には効果が薄い。例えば、聖杯戦争に必ず勝て。だったり、マスターの言う事全てに絶対服従。という期間や条件が曖昧な命令には、令呪を使ってもあまり意味を為さない」

 

「反対に令呪は魔力の塊だから、明確な指示であれば物理法則だって破るほどの絶大な効果を発揮できる。今すぐここに来い!なんて命令があれば、たとえ日本からアメリカにだって一瞬で移動するし…宝具を使え!という命令なら、令呪の魔力をそのまま行使して宝具を使わせる事だって出来るんだ」

 

「その令呪も、ことねはあと二回しか使えないから、使いどころは大切に選んでね。もしも令呪を使い切った後に、セイバーと仲違いしても、ことねに彼を止める術はないから、その場で斬り伏せられても文句は言えないからね」

 

「え、えぇ…。でもそれはホラ、例えばこう拳銃を突きつけて脅せば、まだ何とかなるんじゃないですかね?流石に過去の英雄でも、銃火器が相手ならどうすることも…」

 

「残念。霊体のサーヴァントに対して、魔術以外の神秘性の薄い攻撃はほとんど意味がない。たとえ戦車の弾丸を浴びようと、地形が変わるほどの戦略兵器を使われようと、彼らはビクともしないよ。もし仮に効果があったとしても英霊は現界する際に、聖杯から現代に関する様々な知識を得ているから、銃火器なんて使っても対策されちゃうと思うよ」

 

「あぁそれと、マスターは令呪がある限りは、サーヴァントと再契約できる。もし仮にサーヴァントだけを倒しても、そこで慢心せずにマスターも倒した方がいい。その逆にマスターだけを倒した場合も、残されたサーヴァントが他のマスターと再契約しない内に、魔力が枯渇している時に倒してしまうのが得策だね」

 

「ま、ボクからマスターとサーヴァントについて説明できるのは、ざっくりコレくらいかな。ことねの方から、何か聞きたいことはあるかな?」

 

「え、えぇ…聞きたいことって言われても…そもそもあたしは、原因は分かんないですけど、咲季と麻央先輩が言うにはあたしは巻き込まれた訳なんですよね?ってことは、あたし以外は自分から望んで聖杯戦争に参加してると…じゃあなんだって、そんな物騒な戦いに参加してるんです?」

 

「・・・願いを叶えるため」

 

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