仮面ライダーガヴ&ひろがるスカイ!プリキュア   作:仮面大佐

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第8話 デュアル チョコレイト

 ソウマは、虹ヶ丘ましろ/キュアプリズムと共にディーンを撃破して、珠希を救った。

 ソウマは珠希のヒトプレスの紐を千切ると、ましろと共に即座に隠れる。

 

「あれ?え?ここどこ?」

 

 珠希が困惑している中、変身解除したソウマは口笛を吹きながら何食わぬ顔で出てきて、ましろも出てくる。

 

「あれ?珠希さん!?こんなとこでどうしたんですか?」

「ソウマ君!いや、私、ギャラリーにいて……………えっ?」

「「えっ?」」

 

 ソウマがそう言いながら出てくると、珠希はそう説明しようとするが、ましろも一緒に首を傾げる。

 その頃、グロッタと戦闘をしていた辛一は。

 

「ハハハハッ!」

「うわっ!?」

 

 グロッタの戦闘能力の高さに終始押されていた。

 辛一は反撃にヴァレンバスターで銃撃するが、躱されてしまい、落とされてしまう。

 辛一は踏まれそうになったが躱して、ヴァレンバスターで銃撃するが、鎌によって防がれる。

 そこから、殴打や鎌による攻撃を受けて、圧倒されていく。

 グロッタは笑っていた。

 グロッタはヴァレンの頭のチョコ部分を持つと、そのまま頭突きをする。

 

「人間にも抵抗する奴が居たとはねぇ…………」

「ハァァァァァ!」

 

 グロッタがそう呟く中、辛一はパンチの攻撃をするが、グロッタには効いていなかった。

 

「なっ!?」

「歯ァ、食いしばれ!」

 

 辛一が驚く中、グロッタはそう言うと、スマッシュアッパーで辛一を高く飛ばす。

 

「ハァァァァァ!」

「うわっ!?」

 

 ピンク色のオーラを纏わせた鎌で辛一を壁に叩きつけると、そのまま足蹴にする。

 それを受けた辛一は壁にめり込むと、そのまま倒れて変身解除して、チョコドンゴチゾウが塵となって消えていく。

 

「勝てると思ってんなら、甘すぎね」

 

 グロッタがそう言いながら去っていく中、辛一は口を開く。

 

「なんだあいつ……………この前倒したのと全然違ぇ……………」

 

 辛一はダメージに苦しみながら、そんな風に言う。

 その頃、ソラ達はアンダーグ帝国へと赴いていた。

 

「急な来訪になってしまって、すいません」

「全くだよ。急に来られても困るんだけど」

「お前、少しは空気を読めねん!」

「何かあったのか?」

「実は、スカイランドとアンダーグ帝国での失踪事件での手がかりを掴みまして!」

「……………話を聞こう」

 

 エルがそんな風に謝ると、バッタの姿の男であるバッタモンダーがそう言うと、豚の様な容姿のカバトンがそう突っ込み、猪とミノタウロスを混ぜた様な容姿のミノトンがそう聞くと、ソラはそう言う。

 それを聞いたアンダーグ帝国の女帝であるカイゼリン・アンダーグがそう言う。

 その頃、ソウマは珠希を宝屋敷邸に連れて行っていた。

 ましろは用事がある為に離脱していた。

 

「珠希ちゃん…………!?」

「ただいまです…………」

「パリは?」

「ええっ!?珠希ちゃん、帰ってきちゃったの!?」

 

 雅子が驚きながら出迎えると、そんな風に言いながら、陽香がやってくる。

 それを見た雅子達は驚いた。

 

「あら、陽香ちゃんどうしたの?その格好?」

「うちの事は後。それより珠希ちゃん、何があったの?」

「えっ…………えっと……………なんか、化け物に襲われたらしくて……………」

「「ええっ!?」」

 

 雅子がそう聞くと、陽香ははぐらかしながらそう言う。

 それに対して、ソウマがそう答えると、珠希が口を開く。

 

「記憶ぼやぼやで……………自分でもよく分かんないんだけど、多分、ギャラリーで攫われて…………戻ってきたら岩清水さんも居なくて……………ううっ…………!」

 

 珠希はそんな風に言う。

 かなり混乱しており、最後には泣いていた。

 陽香と雅子が気にする中、ソウマは陽香の事を見ていた。

 その頃、アンダーグ帝国では。

 

「何!?アンダーグ帝国とスカイランドの失踪事件にグラニュートという種族が関わっているのかもしれない!?」

「はい。そのグラニュートは、闇菓子と呼ばれる嗜好品を食べる為に人達を攫っていて、その闇菓子を作るのに、人間が使われているという事です」

「腹にも口がある種族ねぇ……………聞いた事ねぇよ」

「我も同じく。そもそも、そのような者が居れば、あっという間に広まるであろう。人間に化けれるというのであれば、判別は難しいであろうな」

 

 カバトンがそう叫ぶと、ツバサはそんな風に説明をする。

 それを聞いたバッタモンダーとミノトンは、そんな風に話し合う。

 話を聞いていたカイゼリンが口を開く。

 

「なるほど……………それに関しては分かった。かなり厄介な問題になりそうだな」

「それと、実はランボーグが現れて…………」

「何!?我ら以外にアンダーグ・エナジーを使える者がいるというのか!?」

「それで、ある映像が手に入って…………」

 

 カイゼリンはそんな風に言うと、エルがそう言う。

 すると、ミノトンが驚愕して、あげははソウマのガヴフォンに映っていた映像をカイゼリン達にも見せる。

 

「これ、ソラ・ハレワタールだよな!?」

「だが、髪の色というか……………気配が違うのねん」

「うむ。以前に現れたブラックスカイに似ている気がするな」

 

 それを見たバッタモンダー、カバトン、ミノトンはそう話す。

 すると、ソラが口を開く。

 

「教えて下さい!何か心当たりはありませんか!?」

「ソラ…………?」

「……………そうだな。私の推測になるが、話しておこう」

 

 ソラがそんな風に言うと、エルは首を傾げる。

 それを聞いたカイゼリンは、口を開いた。

 

「以前、スキアヘッド……………いや、ダークヘッドによって、ソラにアンダーグ・エナジーが注ぎ込まれた。その時は、キュアプリズムによって浄化された事で元に戻ったが、もしかしたら、その時に使われたアンダーグ・エナジーにソラの記憶や人格が宿って、独立した存在になり、今になって動き出した…………その可能性がある」

「そんな事が……………!?」

  

 カイゼリンはそんな考察を口にする。

 それを聞いたツバサが驚愕すると。

 

「無論、これは私の推測に過ぎない。だが、そんな事もあり得るかもしれない。それだけは肝に銘じてくれ」

「……………はい」

 

 カイゼリンがそんな風に言うと、ソラはそんな風に頷く。

 その夕方、ブンブンの風呂場から、陽香が出てくる。

 

「ああ〜……………さっぱり!一生取れないかと思った!」

「ねえ、陽香さん」

「ってかさ、珠希ちゃん襲った化け物、絶対りっつん襲ったのと同じだと思うんだよね。あっ、ウマソー話したっけ?りっつん襲われたんだよね。やばいよね」

 

 陽香がわざと明るい様にそう言う。

 ソウマが話しかけようとしても、別の話題で話を逸らしていた。

 ソウマが口を開く。

 

「陽香さん。化け物も心配だけど、陽香さんは何があったの?」

「……………だから、うっかりペンキをひっくり返しただけだって」

「本当に?あんなに何でも出来た陽香さんが?」

 

 ソウマがそう聞くと、陽香はそう答える。

 だが、陽香のスペックを知っているソウマからしたら、違和感があったのだ。

 すると、陽香が口を開く。

 

「きっと疲れてたんだな。よし!今日は早く帰って寝よ!じゃあね、ウマソー。また明日……………」

 

 陽香はそう言って、ブンブンから出る。

 出る間際の陽香の表情は、辛いのを必死に抑えていた様に見えた。

 それを見たソウマは。

 

「……………俺、全然役に立ててないな…………」

 

 そんな風に自虐をする。

 陽香の役に立てていないという事に。

 その夜、辛一は酸田の研究室に来ていた。

 

「グラニュートは人間に化けられるよ」

「知ってんなら、先教えとけよ!」

「恐らくなんだけど、俺たちが服を着替えるみたいに、奴らは色んな人間の姿になれる。思いのままだ」

「そんなの……………どうやって人間と見分けんだよ…………」

 

 酸田がそう言うと、辛一はそう叫ぶ。

 酸田がそんな風に考察を口にすると、辛一はそんな風に頭を抱える。

 すると、酸田が口を開く。

 

「意外と簡単でね。奴ら、人間に化けても、お腹の口は隠せないんだ。ハハハハッ!」

 

 酸田は自分の腹を指しながらそんな風に笑いながら言う。

 すると、それを聞いた辛一は酸田に詰め寄る。

 

「ちょっと見せろ!」

「何!?何何何!?辛一君!?辛一君!?」

 

 辛一がそう言うと、酸田の腹を捲る。

 だが、そこにはグラニュートの様な口が見当たらなかった。

 それを見た辛一は。

 

「ちっ!」

「舌打ち?」

「人間か…………」

 

 辛一は舌打ちしながらそう言う。

 辛一としては、酸田がグラニュートではと疑っていた様で、普通の人間である事が分かった。

 その頃、ストマック社では。

 

「グロッタから聞いた。仕入れの邪魔をしている奴が居るらしいな」

「違う!俺たちだって知らなかったんだ!」

「そうなの!赤ガヴにあんな力があるなんて…………!」

 

 ランゴがそう聞くと、シータとジープがそう言う。

 すると、ランゴが反応する。

 

「赤ガヴだと?」

「私が見たのは赤ガヴじゃないんだけど…………それに、ニエルブの話じゃ、プリキュアとかいうのも居るって話だけど」

「「えっ?あっ…………!」」

 

 ランゴがそう聞くと、グロッタはそう言う。

 ニエルブは、ソウマの存在は伏せて、プリキュアの存在だけを伝えていたのだ。

 すると、ランゴが口を開く。

 

「シータ、ジープ。お前達はあいつを見つけたのに、俺に黙っていた。そういう事だな?」

「「……………はい」」

「そして、みすみす人間の仕入れ数を減らした……………そういう事だな?」

「「……………はい」」

 

 ランゴはシータとジープの2人にそう聞く。

 シータとジープは、ソウマを倒して、ランゴ達を追い詰めるという思惑があった為、何も返す事が出来なかった。

 すると、ランゴが口を開く。

 

「今日この場をもって、お前達はクビだ」

「「待って、兄さん!」」

「今後、仕入れのマネジメントは俺のエージェントが引き継ぐ」

「会議中、失礼します」

 

 ランゴは2人にクビを宣告する。

 シータとジープがそう言う中、ランゴがそう言うと、エージェントがもう1人のソラを連れて入ってくる。

 

「おい、会議中なのが分からないのか?」

「いや、僕が呼んだんだ。ランゴ兄さん、彼女をスカウトしてみない?」

「何だと?」

 

 ランゴがそう言うと、ずっと黙っていたニエルブが口を開く。

 ランゴがそう聞くと、ニエルブが口を開く。

 

「彼女、ランボーグという怪物を召喚する事が出来るらしいからさ。赤ガヴやプリキュアの相手をさせるのはどうかな?」

「はっ!?いきなり何だよ!?」

「そんな奴をスカウトする気!?」

「お前達は黙っていろ。……………それで、お前は何なんだ?」

 

 ニエルブがそんな風に言うと、シータとジープの2人は反対する。

 ランゴは2人を黙らせると、もう1人のソラにそう聞く。

 それを聞いたもう1人のソラは口を開く。

 

「はい!私はアンダーグ・エナジーに意思が宿った存在で、私の事は黒ソラと呼んで下さい!」

「……………ほう。いいだろう。お前には、バイトやエージェントのサポートをして、プリキュアや赤ガヴともう1人の邪魔者を始末しろ。結果次第では、闇菓子をやろう」

「はい!分かりました!」

 

 もう1人のソラ……………黒ソラがそう言うと、ランゴは彼女をスカウトする事に決めた。

 ランゴはニエルブに話しかける。

 

「ニエルブ」

「何?」

「赤ガヴやプリキュアとやらを含めた邪魔者対策に、仕入れアルバイトの改造を強化しろ。予算はつける」

「は〜い」

 

 ランゴはニエルブにそう言うと、ニエルブは頷く。

 そんな中、エージェントを出すと。

 

「…………あの古菓子を作っていた奴らの生き残りが脱走した。見つけ次第、始末しろ」

「はっ」

 

 ランゴはエージェントにそう命じると、エージェントは動き出し、ランゴは去っていく。

 すると、グロッタが口を開く。

 

「可哀想に……………でも安心して。会社はクビでも、あんた達は可愛い妹と弟…………だから。それにしても、あんた。いい感じね」

「これからよろしくお願いします!グロッタお姉様!」

「いいじゃない!」

 

 グロッタがそんな風に言うと、黒ソラとそんな風に話す。

 それを見ていたシータとジープは、黒ソラとソウマへの恨みを募らせていた。

 その頃、虹ヶ丘邸では。

 

「ソラちゃん、大丈夫?」

「……………大丈夫です」

 

 ましろがそう話しかけると、ソラはそんなふうに答える。

 それを見たましろ達は。

 

「ソラちゃん……………」

「アンダーグ帝国から戻って、シャララ隊長を始めとする青の護衛隊にグラニュートの事を報告してから、ずっとあの様子ですよ」

「やっぱり、ソラちゃんは気にしてるんだろうね。ブラックスカイが再び生まれた事を」

「ソラ……………」

 

 ましろ、ツバサ、あげは、エルの4人はそう話す。

 青の護衛隊にグラニュートとブラックスカイの存在を報告した後、ソラはずっと思い詰めていた。

 ソラの心境は……………。

 

『……………あのブラックスカイは、私1人でどうにかしてみせます』

 

 1人で抱え込む事を決意していた。

 翌日、宝屋敷邸にソウマ達が来ていた。

 ソウマは慎重に壺を下ろした。

 

「ふぅ……………」

「大分慣れてきたかな。ねぇ、陽香ちゃん」

「うん!じゃあ、次ウチ庭やるから。ウマソーはアトリエね」

「えっ!?俺1人で?いいの!?」

「ただし、ガチ慎重に。無理は絶対なし。分かった?」

「分かった!」

 

 ソウマが壺を下ろすと、雅子はそう言う。

 陽香がそう言うと、ソウマはアトリエの方に向かう。

 雅子は、陽香の事を見ていた。

 ソウマがアトリエの方に向かおうとすると、インターホンが鳴る。

 ソウマが外に出ると、辛一の姿があった。

 

「は〜い」

「何でお前が…………」

「それは、お仕事で…………。狩夜さんこそ、何で?」

 

 ソウマが外に出ると、辛一はそう反応して、ソウマはそう答える。 

 ソウマがそう聞くと、辛一は口を開く。

 

「ちょっと、調べたい事があって…………」

「それって……………仮面ライダーの…………?」

 

 辛一がそう言うと、ソウマはそう言う。

 すると、辛一はソウマを引き寄せて、口を開く。

 

「別件!実は、この失踪した安芸田真悟ってアーティスト探してんだけど、今分かってる最後の足取りが、ギャラリー岩清水って所でさ…………」

 

 辛一はスマホの画面を見せながらそう言う。

 ギャラリー岩清水は、ディーンの変装していた岩清水という人物のギャラリーだ。

 

「ここにも居るよな?ギャラリー岩清水に縁のあるアーティスト。立彫珠希さん。ちょっと、話聞きたくて」

 

 辛一はそう言う。

 やってきた理由は、珠希さんに話を聞く事だった。

 それを聞いたソウマは。

 

『やっぱ、グラニュートの事調べてたんだ。岩清水は倒したけど……………危ないから近づかない方が……………』

 

 そんな風に思う。

 すると、ソウマは口を開く。

 

「今、珠希さん具合悪くて。だから、今日はごめんなさい!」

 

 ソウマは珠希さんのパスポートをひったくると、そのまま屋敷の中へと戻る。

 それを呆然としながら見ていた辛一は。

 

「……………分かりました…………。とはいえ、明らかな手がかりは今、ここだけなんでね」

 

 辛一はそう言うと、屋敷の外で待つ事に。

 しばらくすると寝始めた。

 目を覚ますと、既に夕方になっていた。

 

「あれ?もうこんな時間か……………うん?」

 

 辛一はスマホを見て、そう言う中、宝屋敷邸にお客さんがやってくる。

 辛一がそれを見ていると。

 

「はい」

「こんばんは。私、イタリアで画商をしているサルディーノと申します」

『画商……………?』

 

 宝屋敷邸にやってきたのは、サルディーノと名乗るイタリア人だった。

 それを聞いて、辛一は違和感を抱いた。

 その夜、陽香はソウマの卵を割る特訓に付き合っていた。

 

「出来た……………!ちゃんと割れたよ、陽香さん!」

 

 ソウマは卵を上手く割る事ができて、陽香にそう言う。

 陽香はどこか上の空だったが、すぐに反応する。

 

「おお…………!やれば出来んじゃん!じゃあ次は……………これで、卵焼き作ろう!」

「こんばんは」

 

 陽香はそう言うと、卵焼き用のフライパンをソウマに渡す。

 すると、来客が来た。

 やって来たのは、宝屋敷雅子だった。

 

「えっ?雅子ちゃん」

「夜分、ごめんなさい。時間まだ大丈夫?」

「ううん。全然大丈夫だけど、何?」

 

 雅子がそう言うと、陽香はそう答えつつ、用件を聞く。

 すると、雅子が口を開く。

 

「陽香ちゃん。この間のペンキ、末継君がかけたのよね?さっき、ようやっと話してくれたわ。謝罪が遅くなって、ごめんなさい」

 

 雅子がやって来た理由は、末継が陽香にペンキをかけた一件だった。

 謝ると同時に、謝罪の品を渡すと、陽香が口を開く。

 

「いや……………あれは……………末継さん励まそうとしたうちが無神経だった……………」

「だとしても、あれはやりすぎ」

「そうだよ!何で怒らなかったの?」

 

 陽香がそう言うと、雅子はそう言い、ソウマはそう聞く。  

 すると、陽香は口を開く。

 

「……………キレかけたよ。キレかけてすぐ、凹んだだけで……………。子供の時からやりがちなんだよね。元気出してほしくて、励ますんだけど……………『陽香はいいよね。陽香にはうちらの気持ち分かんないよ』って言われて…………だから……………『ああ……………またやっちゃったんだ』……………って。多分うち、苦労とかあんまりしてないんだよね。だからきっと…………うちには人の気持ちとか分かんないんだよ…………」

 

 陽香はそう語る。

 これまで、励まそうとしたが、そのお節介が空回りして、状況を悪化させるミスを何度もした事がある。

 その過去は、陽香の心に深い影を落としていた。

 すると、雅子が口を開く。

 

「ううん。本当に人の気持ちが分からない人は、そんな顔しないわ。上手くいかない事もあるでしょうけど、人の事を想って、真っ直ぐに動ける陽香ちゃんの事、私は好きよ」

「俺も!俺は陽香さんに元気もらったし、美味しいものノートも、嬉しかった!」

「雅子ちゃん……………ウマソー……………」

 

 落ち込む陽香に対して、雅子とソウマの2人はそう言う。

 それを聞いた陽香は、口を開く。

 

「……………ありがとう。ってか、せっかく黙ってたのに泣かせんなし……………」

「えっ!?大丈夫、陽香さん!?」

 

 陽香がそう言うと、ソウマはそう謝る。

 その翌日、2人は再び宝屋敷邸へと赴いていた。

 

「今日はアトリエ、うちが掃除行くね」

「はい!」

 

 2人がそう話すと、辛一の姿が目に入る。

 

「あれ?シンチーじゃん!」

「げっ!」

「狩夜さんって、シンチーって言うんだ」

「言わねえよ!こいつだけだ」

 

 陽香がそう話しかけると、辛一は苦虫を噛み潰したかのような表情を浮かべる。

 ソウマがそう聞くと、辛一がそう答える中、陽香は口を開く。

 

「こんな所で何してんの?」

「あっ!もしかして、珠希さんの事を見張って……………」

「違えよ!今は……………しっ!」

 

 陽香がそう聞くと、ソウマはそう言う。

 辛一が訂正しようとすると、ある人が見えて、その人物を見る。

 

「はい」

 

 その人物はインターホンを鳴らす。

 昨日来ていたサルディーノという人物だった。

 

「今日は末継さんのアトリエを見に来ました」

「どうぞ、お入り下さい」

「グラッツェ」

 

 サルディーノがそう言うと、宝屋敷邸の中に入る。

 

「えぇ〜!末継さんにもスカウト来たんだ!やった〜!」

 

 陽香が喜ぶ中、ソウマと辛一は口を開く。

 

「そんな事あるのかな?」

「お前もそう思うか?」

「あ、うん…………」

 

 ソウマが違和感を感じながらそう言うと、辛一はそう聞く。

 その後、キッチンにて話をする。

 

「ええっ!?あのスカウトが化け物!?末継さん狙いの!?」

「かもしれないって話だ。確証はねぇ」

「珠希さんも襲われたし、もしかしたらって」

「はっ?お前それ、聞いてねえぞ!」

 

 陽香が驚きながらそう言うと、辛一とソウマはそう言う。

 辛一がソウマに詰め寄ろうとすると、陽香が口を開く。

 

「ねぇ!なんか確かめる方法とかないわけ!?」

「……………化け物の腹には口があるって噂だけど……………」

『ええっ!?そんな事まで知られてんの!?』

「う〜ん……………でも、いきなり脱がせるの変じゃない?だって、化け物じゃなかったらうちら、ヤバい人だよ?」

「なんか方法ねぇかな…………」

 

 陽香がそう聞くと、辛一はそう言い、ソウマはそこまで知られている事に驚く。

 ただ、それは一歩間違えばヤバい人として見られかねない。

 そんな風に考えていると。

 

「あっ……………!そうだ」

 

 ソウマは視線の先のティーカップを見て、何かを思いついた。

 その頃、末継のアトリエでは。

 

「良いですね。実に素晴らしい」

「ありがとうございます……………!」

 

 サルディーノは末継の絵を褒めて、末継は嬉しそうにそう言う。

 すると。

 

「失礼しま〜す!お飲み物どうぞで〜す」

 

 ソウマがそう言いながら、飲み物を持って来た。

 すると。

 

「うわっ!?」

「うぉぉぉぉ!?」

「お前…………!何してくれてんだ!」

「今、拭きます!」

 

 ソウマはこけて、飲み物がサルディーノにかかってしまう。

 末継がそう言う中、ソウマはそう言って、服を拭こうとする。

 その際、腹を捲ると口が見えて、雅子と末継も気付いた。

 

「きもっ!」

「わぁ、バケモノー」

「バレたら意味ねぇな!」

 

 陽香がそう言う中、ソウマは棒読み気味にそう言う。

 サルディーノがそう言うと、グラニュートとしての姿になる。

 その姿は、ディーンだった。

 ソウマが躱すと、ディーンはジャンプする。

 

『あのグラニュートは…………!?』

 

 ソウマは驚いた。

 自分が倒したはずのグラニュートが生きていた事を。

 

「アリーヴェデルチ」

「あっ!待ちやがれ!」

「待ちなよ、シンチー!危ないって!」

「陽香さん達はここにいて!俺見てくる!」

 

 ディーンがそう言いながら逃げると、辛一とソウマが後を追う。

 その頃、ソラとましろは。

 

「ソラちゃん、大丈夫?」

「大丈夫です」

 

 2人はそんな風に話しながら歩いていた。

 すると。

 

「ソラちゃん、あれ!」

「グラニュート!?私たちも追いましょう!」

「でもあのグラニュート、倒したはずじゃ…………?」

 

 逃げていくディーンが目に入り、2人も後を追う。

 すると。

 

「逃すかよ!」

「ソラちゃん、隠れて!」

「うわっ!?」

 

 そこに辛一がやって来て、2人は隠れる。

 そんな中、辛一はヴァレンバスターにチョコドンゴチゾウを装填する。

 

チョコ!

SET(セット) チョコ!SET(セット) チョコ!

 

 装填すると、クラッキジャッキを操作すると、銃口みたいな形になり、ゴチゾウが展開する。

 電気ショックの様な音と、ゴチゾウの悲鳴の様な音が鳴る中、辛一は左拳を握りながらヴァレンバスターを地面に当てて叫ぶ。

 

「変身!」

 

 そう言いながらトリガーを引くと、チョコのエネルギーが辛一にまとわりついて、素体を形成する。

 さらに上から板チョコ状の生体組織が身体の各所に装甲板として分割して配置される。

 

チョコドン!パキパキ!

 

 その音声が鳴る中、銀紙状に固まった表面の保護膜を破り捨てて、変身を完了する。

 変身が完了すると同時に、銃撃する。

 

「うわっ!?」

「グラニュート退治。二匹目行くぜ!ハァァァァァ!」

 

 ディーンが倒れる中、辛一はそう言って、ディーンと応戦していく。

 それを見ていたソラとましろは。

 

「あの人も仮面ライダーなんですか!?」

「チョコの仮面ライダー……………?」

「あれ?2人とも」

 

 ソラとましろがそう言う中、そこにソウマもやってくる。

 

「ソウマさん!」

「どういう状況なの!?何で倒したはずのグラニュートが……………?」

「よく分かんないけど、俺たちも行こう!」

 

 3人は小声でそんな風に話すと、隠れて変身しようとする。

 

グミ!

EAT(イート) グミ!

 

「「スカイミラージュ!」」

 

 ソウマはポッピングミゴチゾウをガヴに装填して、ソラとましろはスカイミラージュを取り出す。

 すると、グミが現れて、ソウマはそれを隠して、3人は口を開く。

 

「変身…………!」

「トーンコネクト!ひろがるチェンジ!スカイ(プリズム)!」

 

 3人はそう言うと、変身を開始する。

 

ポッピングミ!ジューシー!

 

「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」

「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!」

「レディ…………!」

「「ゴー!ひろがるスカイ!プリキュア!」」

 

 ソウマがバレないようにグミを集める中、2人は変身して、先に出て名乗る。

 ソウマが倒れる中、辛一も気付いた。

 

「ん?プリキュア!それに……………アンタも来たのか」

「……………気をつけろ」

「えっ?」

「そいつは俺が一度倒したグラニュートだ」

「何っ!?」

 

 辛一がそう言うと、倒れていたソウマは起き上がりながらそう言い、ディーンへと向かっていく。

 そんな中、ディーンは。

 

「てめぇは!俺の闇菓子を奪った奴!」

「人違いです!」

「スカイじゃないって、言ってるでしょ!」

 

 ディーンがそう言うと、2人はそんな風に答えながら応戦していく。

 その頃、宝屋敷邸では。

 

「ハハハハッ……………!全部、全部!全部嘘だったんだ……………」

「末継君……………」

 

 末継は自暴自棄に陥っていた。

 これまで、自分の絵が評価されずにいて、やっと評価されたと思ったら、化け物だった。

 ぬか喜びをされたのだから。

 陽香は声をかけようとするが、ペンキをかけられた光景が甦る。

 

「全部……………!誰も!俺の絵なんか…………!!」

 

 末継はそう言いながら、絵を投げ飛ばしたりていく。

 

『何も分からない癖に…………適当な事言うな!!』

 

 末継のそんな言葉が蘇っていた。

 すると、雅子の悲鳴が響き渡る。

 

「やめなさい、末継君!だめ!」

「…………俺の絵なんか!!」

 

 雅子がそう言う中、末継は絵の一つを取ると、それを破壊しようとする。

 陽香は意を決して、口を開く。

 

「やめろ、末継!」

 

 陽香はそう叫ぶと、末継の手を止めて、下ろさせると口を開く。

 

「ボコられんのはアンタの絵じゃない!あいつだよ!!」

 

 陽香はそんな風に叱咤する。

 絵や末継には罪はない。

 本当に悪いのは、末継をぬか喜びさせたあの化け物(ディーン)であると。

 それを聞いた末継は、涙を流しながら顔を俯かせる。

 それを見た陽香は、近くに置いてあったペンキを持って、どこかへと向かう。

 

「陽香ちゃん!?」

 

 それを見て、雅子は驚いた。

 その頃、ソウマ達は。

 

「ハアッ!」

「おらっ!」

「はっ!」

「てやっ!」

 

 ソウマ達は、ディーンと応戦していた。

 ディーンも、負けじと銀の小魚を発射する。

 ソウマはガヴガブレイドを回転させて防ぐと、チョコダンゴチゾウを取り出して、装填する。

 

チョコ!

EAT(イート) チョコ!

 

 その音声が鳴ると、ソウマの周りにお菓子の袋状のエネルギーが現れ、チョコレートが現れる。

 デリカッションを押すと、ゴチゾウが展開して、姿が変わっていく。

 

チョコダン!パキパキ!

 

「ふっ!」

「いだっ!?ああっ!?」

 

 ソウマはチョコダンフォームになると、躱しつつチョコダンガンで銃撃する。

 それを受けて、ディーンが怯んでいると、辛一はヴァレンバスターのクラッキジャッキを操作する。

 エネルギーが溜まり、球状のチョコの形に固形化する。

 

「食らえぇぇぇぇぇっ!!」

 

 辛一がそう叫ぶと、そのチョコの球をディーンに向かって飛ばす。

 

チョコドン!

 

「マンマミーア!?」

 

 それを受けたディーンはそう叫ぶと、爆発する。

 

「今度は…………倒した?」

「だと良いんだけど…………」

「残念だったなぁ!」

 

 それを見たソウマとプリズムがそう言うと、そんな声が聞こえてくる。

 4人が周囲を見る中、ディーンが魚を飛ばして来て、4人は倒れる。

 

「えっ!?倒したはずでは!?」

「何っ!?」

「ええっ!?」

「どうなってんだ!?」

「教えてやろう。俺は不死身なんだよ!」

 

 それを見た4人が驚く中、ディーンは得意げにそう言う。

 一方、グラニュート界のニエルブの部屋では。

 

「ランゴ兄さんに言われなくても、強化改造実験はこっちでとっくに始めてるんだよね。さて、彼はあの能力を上手く使えてるかな?」

 

 ニエルブはそう言う。

 ディーンは、ニエルブの改造によって、新たな力を得たのだ。

 その頃、ソウマ達の方は。

 

「何が不死身だ!」

「絶対に倒せないはずはないです!」

 

 辛一とソラがそう言いながらディーンに向かって行き、ディーンは2人の攻撃を受けて吹っ飛ぶ。

 

「そんなグラニュート、居るはずない!何か仕掛けが…………!」

 

 ソウマはそう言うと、ガヴドルを回転させる。

 

CHARGE(チャージ) ME(ミー)CHARGE(チャージ) ME(ミー)

 

 その音声が鳴ると、ソウマはデリカッションを押す。

 

「これで終わりだ!」

 

チョコダン!フィニッシュ!

 

 ソウマはポンチョ部分から生成される高熱の液体チョコレートでディーンを今度は筒状のチョコレートタワーに包み込む様に捕縛して、チョコダンガンで銃撃する。

 それを受けたディーンは爆発する。

 

「やったか!?」

「油断は禁物です!」

 

 辛一がそう言う中、ソラはそう言い、周囲を見渡す。

 そんな中、4人の背後にディーンが潜んでいて、攻撃しようとする。

 すると。

 

「おい、そこのモンスター!」

 

 そんな風に声をかけられ、全員が声のした方を向くと。

 

「ううっ!」

「うわぁぁぁ!?」

 

 そこには陽香の姿があって、陽香はディーンにペンキを思い切り掛ける。

 それを見たソウマ達は。

 

「陽香さん!?」

「社長!?」

「プリズム、あの人って…………」

「あげはちゃんの知り合いの……………」

 

 4人はそんな風に言う。

 陽香は、ペンキの缶を捨てると口を開く。

 

「ううっ!人の事、喜ばして騙しやがって!ふざけんじゃねぇ!地獄へ落ちろ!!」

 

 陽香はそんな風に叫ぶ。

 それは、末継の事を騙した怒りも入っていた。

 ディーンが陽香に襲い掛かろうとすると、ソウマ達が銃撃する。

 

「ここは危ないです!」

「離れてて下さい!」

「しまった…………!?」

 

 ソラとましろは、陽香を下がらせる。

 ディーンが物陰に隠れる中、ソラが動いた。

 

「ヒーローガール…………!スカイパンチ!!」

 

 ソラはその技を放ち、そのパンチによって爆発が起こる。

 

「よっしゃあ!」

「今度こそ、やったのか?」

 

 それを見て、陽香はそんな声を出す。

 辛一がそう言うと。

 

「ハッハッハッ!だから俺は不死身なんだよ!」

「野郎…………!」

「このっ!」

 

 ディーンは健在であり、辛一とソラはそう言いながら、ソウマとましろと共にディーンに向かっていく。

 すると、陽香が口を開く。

 

「何あいつ!もう綺麗じゃん!ガチムカつく!」

「えっ?」

 

 陽香がそう言うと、ソウマとましろはディーンの体を見る。

 かけられたはずのペンキが消えていたのだ。

 

「本当だ!綺麗になってる!」

「もしかして!プリズム、手伝って!」

「うん!」

 

 2人はそれに気づくと、周囲を見渡し始める。

 

「こんの!」

 

チョコドン!

 

 そんな中、辛一の必殺技がディーンに命中する。

 ソウマとましろは捜索を続ける。

 

「ヒーローガール…………!スカイパンチ!!」

「ハッハッハッ!チャオ!」

「なっ!?」

 

 今度はソラの必殺技が当たり、爆発するがディーンはそう言って、辛一にも攻撃する。

 そんな中、2人はある物を見つける。

 

「見つけた…………!」

「やっぱり…………!」

「アンダーレ」

「ヴァベーネ」

 

 それは、ディーンが二体に分裂していた事だ。

 それを見た2人は、チョコダンガンの銃撃と光球を放ち、2人を吹き飛ばす。

 

「これが本体だよ!」

「ええっ!?」

「じゃあ、俺とこいつが何度も倒したのは…………!?」

「ああ、こいつが作った分身だ!」

 

 ましろがそう言うと、ソラと辛一がそう言い、ソウマはそう言う。

 真相は、小魚を群れさせて分身を作り、身代わりにしていたのだ。

 

「チッ!バレたか!これならどうだ!」

 

 ディーンはそう言うと、分身の方を小魚の状態に戻して、4人に向かわせる。

 4人が突進を受けて、隠れると、チョコドンゴチゾウが現れる。

 

「だったらこっちは!」

 

 ソウマはそう言うと、チョコドンゴチゾウをガヴに装填する。

 

チョコ!

EAT(イート) チョコ!

 

 装填するとそんな音が流れて、デリカッションを押す。

 

チョコドン!

 

 すると、チョコダンガンの色違いであるチョコドンガンが現れ、チョコドンゴチゾウがそれを銃の形にする。

 

「はい!これ使って!」

「えっ?ああ!」

 

 ソウマはチョコドンガンを辛一に渡す。

 そして、別のチョコドンゴチゾウをガヴに装填する。

 

チョコ!

チョコドン!

 

「2人も使って!」

「はい!」

「ありがとう!」

 

 ソウマは新たなチョコドンガンを三丁生成して、ソラとましろにも渡す。

 

「「「「ハァァァァァ!」」」」

 

 小魚が4人の隠れている場所に向かっていくと、4人は飛び出して、チョコドンガンで銃撃していく。

 ソウマはチョコダンガン、辛一はヴァレンバスターも使っているが。

 4人は小魚を躱しつつ、銃撃していく。

   

「ふっ!はっ!おらっ!」

 

 辛一は高台に乗って、そこから銃撃していく。

 

「ふっ!ハアッ!」

 

 ソウマは躱しつつ、銃撃をしていく。

 何かの小屋に入ると、その中からも銃撃していって、ガラスに穴を開けると、そこから出てくる。

 

「ハアッ!はっ!」

 

 ソラはチョコドンガンの銃撃と、格闘戦で攻撃していく。

 

「はっ!てやっ!」

 

 ましろは、チョコドンガンの銃撃と共に、光球を放って攻撃していく。

 

「うっ!?うわぁぁ!?」

「フッ!」

 

 辛一が高台から落とされるが、すぐにソウマが駆け寄って、背中を合わせて、回転しながら銃撃していく。

 4人の猛攻により、小魚は全滅して、4人はディーンにも銃撃していく。

 

「ああっ!?」

 

 ディーンはそれを受けて怯む中、ソラとソウマがキックをして、銃撃する。

 ましろと辛一の攻撃を受けて、ディーンは大きく怯んだ。

 

「これで終わりだ!」

 

CHARGE(チャージ) ME(ミー)CHARGE(チャージ) ME(ミー)

 

 ソウマはそう言いながらチョコダンガンを捨てると、ガヴドルを回転させて、辛一はヴァレンバスターのクラッキジャッキを操作する。

 その音声が鳴ると、ソウマはデリカッションを押す。

 すると、4人の銃にエネルギーが溜まっていく。

 

チョコドンバースト!

 

 その音声が鳴ると、ソウマとソラとましろのチョコドンガンからホワイトチョコレート型の弾丸が発射される。

 それをディーンが受ける中、周囲についたホワイトチョコレートに触れると爆発する。

 どうやら、触れた衝撃だけでも爆発をするようだ。

 ディーンが怯んで動くだけでも爆発して、身動きが取れなくなる。

 

「ああっ…………!?ああっ!?」

 

チョコドン!

 

「食らえぇぇぇっ!!」

 

 ディーンが怯む中、辛一はエネルギー弾を発射する。

 それを受けると、周囲のホワイトチョコレートが連鎖爆発を起こして、ディーンは今度こそ倒される。

 それを見た陽香は。

 

「よっしゃぁぁ!……………ああっ!仮面ライダーにプリキュアじゃん!プリキュアは5人いるのは知ってるけど、仮面ライダーは2人もいたんだ!シンチーにも教えなきゃ!はいチーズ!」

 

 陽香はそう言うと、4人に駆け寄り、写真を撮っていく。

 すると、ソウマと辛一は思わずポーズを取ってしまった。

 

「やっちまった…………」

「やべ…………」

「スカイ、逃げよう!」

「はい!」

「モンスターも撮っときゃよかった…………」

 

 ソウマと辛一がそう呟く中、2人はすぐに逃げた。

 陽香がそう言い、ソウマと辛一がコソコソと逃げようとすると。

 

「ああっ!ちょっ!逃げんなって!」

「勘弁してくれ!」

「逃げろ!」

 

 陽香はそう言い、2人は逃走していく。

 それを柱の陰から見ていたある1人の男が口を開く。

 

「あれが、仮面ライダーにプリキュアか…………」

 

 そんな風に呟いていた。

 その後、ソウマ達は宝屋敷邸から去ろうとしていた。

 

「色々ありがとうね」

「こちらこそありがとうございました!またブンブンをよろしくお願いします!」

「陽香さん!」

 

 雅子がそう言うと、陽香は宣伝しつつそう言う。

 すると、末継がやってくる。

 

「この前は……………ごめん」

「ああ……………いや、あれはこっちが悪くて…………」

「僕の為に、怒ってくれてありがとう!」

「……………何もしてないよ」

 

 末継がそう謝ると、陽香はそう言う。

 末継がそんな風に言うと、他の人たちは微笑ましそうに見て、陽香はそう言う。

 陽香は、末継から受け取った絵を見ながら歩いていると、口を開く。

 

「そういえばさ、せっかく仮面ライダーとプリキュア間近で見られるチャンスだったのに、シンチーどこ行ってたの?」

「うっせぇな!見失ったんだよ!」

「ええ〜…………ウマソーは?あっ、もしかして怖くて逃げた?」

「逃げてないよ!俺も見失ったんだよ」

「え〜…………」

 

 陽香がそう聞くと、辛一とソウマはそう言う。

 すると、辛一が口を開く。

 

「ってかさ、もう探さなくて良いわ。仮面ライダー」

「えっ!?」

「俺も、やめた方がいいと思う」

「ええっ!?何でよ!俄然モチベ上がってたんだけど!」

「「あははは…………あははは…………」」

 

 辛一とソウマがそう言うと、陽香は不服そうにそう言う。

 2人が苦笑すると。

 

「陽香さん、危なかっしいよ…………」

「何するか分かんねぇし…………」

「ハアッ!?ちょっと今のどういう事!?」

「やべっ…………気のせいですよ!」

「何でもねぇよ!」

 

 ソウマと辛一がそう呟くと、陽香はそう言う。

 2人は陽香の勘の良さに恐れて、そんな風に誤魔化す。

 そうして、3人は帰路に着いたのだった。




今回はここまでです。
今回は、デュアル チョコレイトの話です。
アンダーグ帝国の面々が登場したり、ブラックスカイである黒ソラがストマック社に入ったりしました。
ブラックスカイは、ひろプリの感謝祭で登場したキャラです。
その存在は、ソラはどう思うのか。
そして、ソウマと辛一が陽香から逃げる中、それを見ていた人物とは。
次回はオリジナルの話になります。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
今後の展開などでリクエストがあれば受け付けています。
次回の本家ガヴはいよいよ、ケーキングフォームが登場しますね。
果たして、どうなるのか。

ひろプリの強化はどんな感じにするか

  • デンテが作ったアイテムで強化
  • スカイミラージュにゴチゾウの力が宿る
  • ゴチゾウがスカイトーンに変化する
  • スカイトーンとゴチゾウが融合する
  • スカイトーンにゴチゾウが取り込れる
  • ダイヤモンドリボンスタイルみたいな感じ
  • 強化なし
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