ロマンス詐欺の要領でヒトプレスを集めていたアーリーを倒したソウマ達。
ある日の虹ヶ丘邸。
ツバサがノートパソコンを開き、ある記事を見ていた。
すると、あげはが話しかける。
「少年、これは?」
「最近、立て続けに起きている失踪事件です。人がいない路地裏や建物の中で起きているらしくて………ホテルの宿泊代金目当てに多数20代の大人が失踪したと書かれています」
あげはがそう聞くと、ツバサはそう答える。
ツバサは、グラニュートが絡んでいるかもしれない事件をネットで調べていたのだ。
すると、ツバサはあげはに話しかける。
「あげはさんも気をつけてくださいよ」
「わかってるって、少年」
ツバサの忠告に、あげはそう答える。
その頃、メイド喫茶プリティ。
かつて、メガロドンが潜伏していたメイド喫茶は、リニューアルオープンしたのだ。
そこで、スイクスは働いていた。
「スイクスさん。お疲れ様。あがっていいよ」
「ありがとうございます」
他のメイドにそう言われて、スイクスはあがることに。
すると、店内でアイスボックスゴチゾウがスイクスの足元に現れる。
「イートアイス!イートアイス!」
「わかった。ありがとう」
アイスボックスゴチゾウは、スイクスに何かを伝えて、スイクスは礼を言う。
スイクスは、着替えを済まして店内を出る。
すると。あげはが手を振りながら呼んでいた。
「おーい!美少年!」
「はぁ…………」
あげはがそう言う中、スイクスは溜息を吐いて、あげはに近づいた。
すると、あげはが冷たい物をスイクスの頬に当てた。
「!?」
「びっくりした?」
「サムいことするなよ」
「折角差し入れ持ってきたのに釣れないなぁ」
スイクスが驚く中、あげははいたずらが成功した子供のような笑みを浮かべながらそう言う。
スイクスは、あげはからアイスボックスが入ったビニール袋を受け取ると、近くのベンチに座り袋から一個取り出して、食べ始める。
「人間界は慣れた?」
「2週間しか経っていないが、慣れたよ」
「そっか。最近グラニュートは見かけた?」
「眷属に探し回ってはいるけど、今の所、変化はない。それよりただ会いに来た訳じゃないんだろう?」
あげははそんなふうに聞く。
すると、スイクスはそんな風に聞くと、あげはは口を開く。
「鋭いね。実は最近失踪事件が起きてるのは知ってるよね?」
「ああ…………これの事か」
あげははそう言うと、スイクスはガヴフォンを取り出して、画面にストマック社のバイトリストを表示させた。
「すごい!何これ?」
「目星はついてる。後は居場所だけだ」
「ソウマ君と同じの持ってんだ」
あげはがそう言うと、スイクスはそう答える。
ソウマがガヴフォンを所持していたことを知っていたあげははスイクスも同じのを所持していたことに驚く。
スイクスのガヴフォンは、水色になっていた。
「自分で開発した色違いだけどね。手口についてはマッチングアプリで、指定された場所に引き寄せ対象を回収する。大体はホテル近くの路地裏や建物の中が多い。夜だから大量にヒトプレスにしやすいからね」
「それで…………なんか、前にソウマ君達が倒したワニのグラニュートと手口が似てるな…………」
スイクスはそんな風に言うと、あげははそう呟く。
その手口が、グラニュート・アーリーと似ているのだと。
すると、スイクスが口を開く。
「あと、毒針には注意した方がいい。これがバイトが使用しているマッチングアプリ。名前はRieって検索すればヒットするはずだ」
スイクスはそう言うと、マッチングアプリを見せる。
その後、建物内の3階にて、あげはが変装して、マッチングアプリでRieと連絡を取り歩いていた。
それで、待ち合わせる事になったのだった。
「…………」
「…………」
あげはが通る中、通路には女子小学生がいた。
すると、女子小学生が腹を捲り、腹部から舌が伸びてきて、あげはをヒトプレスにしようとする。
だが、避けられた。
「何!?」
「引っかかったみたいだね」
女子小学生が驚く中、あげははそう言うと、カツラを取り外す。
実は、あげは本人ではなく、あげはに変装したスイクスだったのだ。
遡る事、虹ヶ丘邸にて。
「じゃあ、失踪事件の犯人はグラニュートなんだ」
「マッチングアプリで知り合った20代の大人の男性を狙ってヒトプレスにしてるんだけど、犯人は女子小学生のRieってユーザーなんだ」
ましろがそう言うと、あげははスマホにスイクスが教えたマッチングアプリのRieのプロフィールを見せる。
それを見たツバサは、違和感を感じたのか、口を開く。
「顔写真は12歳くらいに見えますが……えーと、特技が新体操って書いてますね」
「なら、誘き出しましょう!」
ツバサがそう言うと、ソラは意気揚々とそんな風に叫ぶ。
すると、スイクスが口を開く。
「だったら、ボクがやる。プリキュアの皆には危険すぎる」
「なら、私がスイクス様を聖あげはに変装させバイトを誘き出します」
「大丈夫なの?」
「私はスイクス様の執事なので」
スイクスは、そんな風に言う。
その後、クリスの手によって、あげはの姿に変装したのだ。
「チッ!邪魔しやがって!ただじゃおかねぇからな!」
その女子小学生がそう言うと、腹部からミミックキーを取り外し、蠍のような見た目のグラニュートであるグラニュート・スコーピオンに変貌する。
それを見たスイクスは。
「グラニュートは全て始末する」
スイクスはそう言うと、ゴチゾウをアイスボックスバスターに装填する。
『アイス!』
『
アイスボックスバスターにゴチゾウを装填すると、待機音が流れてくると共に、エネルギー状のアイスボックスがスイクスを包む。
すると、スイクスは口を開く。
「………………変身!」
そう言うと、アイスボックスバスターのトリガーを引く。
『
『アイスボックス!ジャリジャリ!』
その音声が鳴ると、アーマーが現れて、変身していく。
スイクスは仮面ライダーボイクスに変身が完了すると、アイスボックスバスターのトリガーを押して冷凍弾を発射していく。
「行くぞ。ハァァァァァ!」
「くっ!?」
スイクスは冷凍弾を発射しながら、グラニュート・スコーピオンに接近する。
建物内の窓ガラスを破って外へ出ると、地面に着地した2人は戦闘を始める。
「ふっ!ハアッ!」
「おらっ!この野郎!」
路地裏内でボイクスはアイスボックスバスターをボックスブレードモードに変形させ、グラニュート・スコーピオンの口から放つ毒の粘液を躱しながら、氷のバリアを展開して防ぎつつ、尾に警戒しながら戦う。
スコーピオンは、スイクスに押されていく。
「はぁっ!」
「コイツ、強い!」
「当たり前だ。
スイクスが攻撃すると、スイクスの攻撃を受けて怯んだスコーピオンはそう言う。
スイクスはそう言いながら、ボックスボルバーを操作して必殺技を発動しようとした次の瞬間、何者かの攻撃を受ける。
「何!?」
スイクスは、攻撃が飛んできた方向を見る。
正体は、眷属のエージェントだった。
しかも、紐の色は赤色だった。
これが意味する事は………………。
「やっと見つけたぞ」
そんな声が聞こえてきて、スイクスは声のした方を向く。
そこには、ランゴの姿があった。
「お前は…………ランゴ!」
「よぉ、青ガヴ。昔は可愛げがあったが、今はもう捻くれている。詰まらない奴だな」
「お前達ストマック社がボクの母さん父さんを奪ったんだろ!」
「はて……………なんの事だが、さっぱり覚えていないな」
スイクスがそう言うと、ランゴはそんな風に言う。
スイクスの言葉に対しては、ランゴは惚けた。
かつて、スイクス達の身に何があったのか。
それは、スイクスの住む屋敷にランゴが訪れたときにまで遡る。
「取引ですか?」
「ああ。古菓子の製造工場の規模を増やすいい機会だ。こちらにサインして我々ストマック社を世界企業へ導くためにも」
スイクスの母親であるリーフ・ストマックがそう聞くと、ランゴはそんなふうに答える。
すると、父親であるグラン・ストマックが口を開く。
「ああ。だがいいのか?ストマック社の開発中の闇菓子は中毒性が高いと聞いたが」
「(ブーシュの奴め、余計なことを)心配無用だ。闇菓子は安全で幸せの菓子だから何も問題は無い」
グランがそう聞くと、ランゴは心の中でそんな風に毒づき、そう答える。
一応、訝しげな反応をされたが、取引は無事に終了した。
取引が終わり、屋敷のダイニングの扉を閉めると、隣にいたグロッタはランゴに話しかけた。
「いいの?本当のこと話さなくて?」
「先代の社長のブーシュが開発した闇菓子は俺達が奪い、グラニュート社会を支配するための道具だ。俺達ストマック社を邪魔する奴は、潰すまでだ」
グロッタがそんな風に聞くと、ランゴはそう答える。
2人は気づいていなかった。
幼い頃のスイクスが、ランゴ達の話を盗み聞きしていた事を。
そして…………。
「あぁぁ…………!?」
ランゴ達の手によって、燃え盛る古菓子の製造工場を見つめるスイクス達。
グランとリーフは、執事のクリスと幼いスイクスを連れて、逃げていた。
グランは、クリスにある物を渡す。
「クリス。古菓子の製造方法が書かれたUSBメモリだ。これを持って逃げなさい!」
「お父さんとお母さんは?」
「私たちのことは心配しないで。クリス。お願いね」
「畏まりました。行きましょう。スイクス様」
グランは古菓子の製造方法を記したUSBメモリを渡して、スイクスとクリスの2人を逃がすことにした。
すると。
「居たぞ!あそこだ!」
「始末しろ!」
「逃げろ!スイクス!」
「お願い!早く!」
「お母さん!お父さん!」
「歯ぁ、食いしばれ!!」
ランゴとグロッタのエージェントに見つかってしまい、2人はスイクス達を逃す。
すると、グロッタは鎌でリーフとグランを切り裂いて2人は地面に倒れる。
「スイクス様!逃げましょう!」
「駄目!お父さんとお母さんが!」
スイクスは嫌がるが、クリスが一緒に逃げていく。
エージェントは、ランゴに報告をしていた。
「古菓子の工場は全て潰したか。分かった」
エージェントの報告を、ランゴはそう答えた。
これが、かつて、スイクスに起こった出来事だった。
「まあ、俺達のためによく働いてくれたよ。俺たちの闇菓子の為にな」
「だまれぇぇぇぇぇぇ!!!!」
ランゴは嘲笑いながらそう言うと、スイクスは激昂しながら、アイスボックスバスターをボックスガンモードに変形させ冷凍弾を発射する。
だが、冷静さを失っていたのか、攻撃が乱れており、まともに当たらなかった。
「ふっ!はっ!」
「おらっ!ハアッ!」
「ぐっ!?」
そこから、エージェントの攻撃とグラニュート・スコーピオンの伸縮自在な尾による攻撃がスイクスに当たる。
急所は外れるも、攻撃をまともに受けしまい、変身が強制解除してしまう。
「がはぁっ!はぁ………はぁ………」
「USBメモリを渡せ。そうすれば、命だけは見逃してやる」
「黙れ!誰が……お前達に渡すか……人の幸せを奪って、弄び、社員を道具にしか思ってないお前らなんかに……」
スイクスが倒れる中、ランゴはそう言う。
スイクスはそう言いながら、近くにいたゴチゾウを手に取るも、エージェントの銃撃で弾き飛ばされる。
ランゴは、スコーピオンに話しかける。
「スコーピオン。あとの始末は任せる」
「ああ。これで、終わりだ」
ランゴはそう言って、その場から去っていく。
スコーピオンはそう言うと、伸縮自在の尾を伸ばしスイクスに向けて、攻撃しようとする。
すると。
「バタフライバリア!」
「なっ!?」
そんな声が聞こえてきて、蝶型のバリアが展開され、尾の攻撃を防いだ。
そここら現れたのは、キュアバタフライだった。
「大丈夫!美少年!?」
「プリキュア……」
あげはがそう聞くと、スイクスは意識を失う。
それを見たあげはは。
「待ってて!ミックスカラーパレット!2つの力を一つに!イエロー!ブルー!癒しの力、アゲてこ!」
あげははそう言うと、黄、青の順でカラーボタンを押して、スイクスの傷を癒す。
「あ?なんだお前!邪魔するんじゃねぇよ!」
「プリズムショット!」
スコーピオンがそう言うと、ましろが現れて、光弾を複数放つ。
光弾はスコーピオンの足元に命中して、土煙が上がり、視界を封じさせる。
「前が見えない!クソっ、どこ行きやがった!」
「今の内だよ!ウイング!」
「わかりました!うわっ!軽くないですか!?」
スコーピオンがそう言う中、ましろはそう叫んで、ツバサはスイクスをお姫様抱っこする。
ツバサは、スイクスがあまりにも軽かったことに驚く。
「撤退です!」
ソラはそう叫ぶ。
煙が晴れると、プリキュアとスイクスは既にいなかった。
「ちっ!逃げられたか」
スコーピオンはそう言うと、ミミックキーを腹部に挿して、人間に擬態し直した。
「まあ良い。すぐに始末するさ」
スコーピオンはそう言うと、その場から去っていく。
ニエルブは物陰でその様子を見ていた。
「へぇ。面白くなってきたみたいだね」
ニエルブはそんな風に呟いた。
果たして、スイクスはどうなるのか。
今回はここまでです。
今回は、スイクス関連の話になります。
ソウマは登場しませんが、次回にはちゃんと登場します。
スイクスの過去が判明する。
ランゴやグロッタによって、両親を奪われていた事が判明する。
ランゴのエージェントやスコーピオンの連携で、敗れてしまう。
次回は、後半になります。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
ビターガヴが登場しましたが、ショウマのクローンみたいですね。
絆斗とショウマの対立も、次回で和解しそうですね。
ラキアが冷静に物事を見ていましたね。
一応、辛一とひろプリが対立すると言いましたが、すぐに和解させます。
今後の展開などでリクエストがあれば、活動報告から受け付けています。
ひろプリの強化はどんな感じにするか
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デンテが作ったアイテムで強化
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スカイミラージュにゴチゾウの力が宿る
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ゴチゾウがスカイトーンに変化する
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スカイトーンとゴチゾウが融合する
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スカイトーンにゴチゾウが取り込れる
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ダイヤモンドリボンスタイルみたいな感じ
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強化なし