仮面ライダーガヴ&ひろがるスカイ!プリキュア   作:仮面大佐

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第16話 約束の手作りケーキ

 スイクスとひろプリ、ソウマは、スコーピオンを撃破した。

 スイクスも、新たな力を獲得した。

 そんな中、ソウマはデンテの元に向かい、辛一とソラとましろとの共闘を見せる。

 それを見たデンテは。

 

「…………つまり、このヴァレンっちゅうのは、人間がお前さんの眷属を使って、お前さんと似た様な力を使っとる…………と?」

「うん。人間にそういう事が出来るのか、デンテおじさんに聞きたくて」

 

 デンテがそう聞くと、ソウマはそう答える。

 それを聞いたデンテは、口を開く。

 

「わしの研究じゃと……………人間に眷属を扱う能力はない!」

「だよね。辛一も眷属出せないって言ってた」

「お前さんの特殊な能力は、グラニュートと人間、両方の特性を持っているこそじゃ!ちゅう事は…………う〜ん…………!え〜と…………なんじゃったけ?」

 

 デンテはそう断言して、ソウマはそう言う。

 デンテはそう唸り出すと、ソウマは煎餅を取り出す。

 

「頑張って!」

「おお!あ〜ん!うまうま!そうじゃ!ヴァレンがされた改造というのは、恐らく、グラニュートの力を体内に宿す手術じゃ!」

 

 ソウマがそう言って、煎餅を渡すと、デンテはそれを食べる。

 すると、デンテはそう言う。

 

「グラニュートの力を人間に?…………できるの!?」

「うん。わしの理論では…………可能だったはずじゃ。ただ、人間がそこまで思いつくかっちゅうと……………う〜ん…………分かった!こやつを改造したのは、グラニュートじゃ!」

 

 ソウマがそう聞くと、デンテはそう言う。

 唸り出すと、辛一を改造したのがグラニュートだと結論する。

 辛一を改造したのは、酸田満で、人間ではあったが。

 だが、それを聞いたソウマからはすぐに否定の声が上がる。

 

「それはないよ。辛一はグラニュートの事を憎んでるから。グラニュートと手を組むなんて、絶対しない」

 

 ソウマはそう言う。

 グラニュートを憎む辛一が、グラニュートと手を組むというのは、あり得ないと分かっているからだ。

 

『子供ん時、母親が攫われた。たった1人の家族だった…………!』

『グラニュートども…………!絶対許さねぇ!!

 

 辛一のその言葉を思い出す。

 すると、ソウマは口を開く。

 

「そういえば、辛一のお母さんを見た時、頭ん中で、なんか、バチっと火花が散ったんだけど…………あれ、何だったんだろう?」

 

 ソウマは、辛一のお母さんを見た時、火花が散った事を気にしていた。

 すると、デンテが口を開く。

 

「お前さん、もしかして所々、記憶が抜けてるのかもしれないぞ?」

「えっ!?」

「ワシのことも覚えておらんかったしな」

「デンテおじさんも、俺の名前忘れてるよね?」

「ぎくっ!?ほら!ワシは…………お爺ちゃんだから!へへっ!う〜ん!やっぱり美味いのう!」

 

 デンテがそう言うと、ソウマは驚く。

 ソウマの質問に対しても、そんな風に誤魔化す様に聞こえる様に答えた。

 ゴチゾウ達がデンテに体当たりをする中、ソウマは考えていた。

 すると、すぐに切り替えて口を開く。

 

「デンテおじさん。少し、頼みたい事があるんだけど」

「ん?何じゃ?」

「さっき、映像に見せたあの2人の女の子(ソラとましろ)。あの子達にも、ゴチゾウの力を使える様にして欲しいんだ」

「ん?」

 

 ソウマがそう言うと、デンテは首を傾げる。

 すると、ソウマはそう言う。

 デンテは首を傾げるが、ソウマは理由を説明する。

 黒ソラという強敵が出てきた事、少しでもひろがるスカイ!プリキュアの力になってあげたいことをだ。

 それを聞いたデンテは。

 

「なるほどのう…………『ひろがるスカイ!プリキュア』か…………。ワシもこの街での彼女達の噂は聞いておるからなぁ」

「どうにか、出来ないかな?」

「う〜ん…………プリキュアの力なら、お前さんの眷属の力を引き出せる可能性はあるが…………どういう力なのかを調べない限りはなぁ………」

 

 デンテがそう言うと、ソウマはそう聞く。

 デンテは、出来なくはないだろうが、実際にどういう力なのかを調べない事には、難しいと答える。

 その頃、シータとジープは。

 

「誰でも良い…………!動け…………!動け…………!」

「バイト君が動いたら、赤ガヴは必ず出てくる」

 

 シータがスマホを見ながらそう言うと、ジープがそう言う。

 シータはスマホを地面に叩きつけると。

 

「次こそ絶対始末する!」

 

 シータがそう言うと、2人揃って、近くの壁を殴る。

 

「「必ず…………この手で…………!!」」

 

 シータとジープがそう言うと、移動を開始する。

 シータとジープの魔の手が、迫りつつあった。

 その頃、ブンブンでは。

 

「こんな感じか……」

「そうそう!スイクスって料理めっちゃ上手じゃん!」

「まあ、このぐらいは普通……」

「素直じゃないですね。スイクス様は」

「まっ、それが美少年だけど!」

「揶揄うなよ…………」

 

 スイクスはブンブンで何か料理をしていた。

 素直じゃないと言われ顔を赤くするスイクス。

 聖あげはもそう言い、揶揄う。

 そこに、ソウマが戻ってくる。

 

「ウマソー!見てみて!じゃ〜ん!どうよ、これ!」

 

 ソウマに気付いた陽香がそう言うと、ソウマは反応する。

 テーブルにあったのは、ブッシュ・ド・ノエルだった。

 

「何これ!?甘い匂い…………!」

「これはブッシュ・ド・ノエル。ケーキの一つだよ。クリスマスの」

「えっ!?ケーキ!?これが!?『お母さんが描いてくれた中にはなかったやつだ』」

 

 ソウマがそう言うと、あげははそう言う。

 ソウマは、みちるが教えてくれた物の中にない事に気づく中、口を開く。

 

「でも、クリスマスっていうのは、もうちょっと先じゃ…………?」

「近所の子供会のクリパが近いからね。ちょっと試作」

「私の場合は、保育園でクリスマスパーティーをやるから、その為に準備してたんだ。美少年にも手伝ってもらってね!」

「そういう事だ」

 

 ソウマが首を傾げると、陽香とあげはは、それぞれの理由でケーキを試作していた事が明らかになる。

 

「試作?って事は、陽香さんとあげはさんとスイクスが作ったんだ!」

「イェース!」

「まぁな」

「そうだ!せっかくなら、味見してよ!」

「いいの!?するする!」

 

 ソウマがそう聞くと、陽香とスイクスはそう言う。

 あげはがそう提案すると、ソウマは了承する。

 陽香とあげはがケーキを切ると、ソウマの前に置く。

 

「はい、どうぞ!」

「どうぞ!美少年もね!」

「いただきます…………!」

「いただきます」

 

 陽香とあげはがそう言って、ブッシュ・ド・ノエルを置くと、ソウマとスイクスはそれを食べる。

 

「うま〜!」

「よっしゃ!うん!大成功!」

「うん!美味しい!」

「美味いね」

「そうですね」

 

 ソウマがそう言うと、他の人たちもブッシュ・ド・ノエルを食べる。

 

「優しい甘さでしっとりふわふわ!パクパク食べるより、じっくり味わいたい感じ!う〜ん!」

 

 ソウマはそう言いながら、ブッシュ・ド・ノエルを食べていく。

 すると、ソウマのガヴとスイクスのアイスボックスバスターから、ゴチゾウが4体ずつ生成される。

 ブシュエルゴチゾウだ。

 すると、ソウマが立ち上がる。

 

「そうか!これがケーキだったんだ!」

「えっ?ブッシュ・ド・ノエルどころか、ケーキ知らなかった感じ?」

「ううん。ケーキは知ってるよ。食べた事は無かったけど」

 

 ソウマがそう言うと、陽香はそう聞き、ソウマはそう答える。

 ソウマはある事を思い出す。

 まだストマック家に囚われていた頃、シータとジープの誕生日会を見ていたのだ。

 

『シータ、ジープ。誕生日おめでとう』

 

 ランゴがそう言うと、ランゴのエージェント2体が、シータとジープに誕生日プレゼントを渡す。

 

『『ありがとう、兄さん、姉さん!』』

『じゃあ…………』

 

 ソウマは少し離れた場所でその光景を見ていた。

 すると、ある事を思いついたのか、どこかへと向かう。

 その後、シータとジープの元に花を持って現れる。

 

『シータ姉さん、ジープ兄さん。誕生日おめでとう!』

 

 ソウマはそう言って、花を渡そうとする。

 すると、シータとジープは立ち上がって、ソウマの花を落とすと、足で踏み潰す。

 

『『あっち行け!』』

 

 シータとジープは、ソウマを拒絶したのだ。

 それを思い返していたソウマは、口を開く。

 

「だから……………食べてみたかったんだ。こうやって、誰かと分け合って」

 

 ソウマはそう言う。

 そんな中、ブシュエルゴチゾウは、他のゴチゾウ達と一緒にいた。

 すると、陽香は口を開く。

 

「そっか」

 

 陽香はそう言うと、ブッシュ・ド・ノエルを食べる。

 すると、ソウマが口を開く。

 

「こんな綺麗で美味しいケーキ作れるなんて…………やっぱ、陽香さんは凄いな」

「ウマソーも作れるよ」

「えっ?本当?俺、やってみたい!教えてよ陽香さん!」

 

 ソウマがそう呟くと、陽香はそう言う。

 それを聞いたソウマは、陽香にそう言う。

 

「うんじゃあ、明日、チャレンジしてみる?うち、昼過ぎまで暇だし。どんなケーキがいい?」

 

 陽香はそう言うと、ケーキのレシピ本を取り出す。

 ソウマに見せると、ソウマは口を開く。

 

「うわぁ…………!色々ある!これもいいし…………これもいいな…………。あっ、陽香さんは何食べたい?俺、陽香さんが食べたいの作るよ」

「え?うち?うちは……………あっ!これ!」

 

 ソウマは色々と見ていく中、陽香が食べたいケーキを聞く。

 すると、陽香はイチゴのショートケーキを見せる。

 

「これか……………!」

 

 ソウマはそれを見て、そう呟く。

 その頃、グラニュート界のストマック社では、ランゴがニエルブの研究室にクラゲのグラニュートを連れてきていた。

 

「新しく雇う仕入れのアルバイトだ」

「うっ…………!?あっ…………?」

「へぇ…………こいつが」

「まずは1人だ。支度は任せたぞ」

「……………了解」

 

 ランゴはそう言うと、そのグラニュートの頭を覆っていた袋を外す。

 ランゴがそう言って出ていくと、ニエルブは準備をしていく。

 そのグラニュートは、口を開く。

 

「えっ…………?あの…………私は一体何をすれば……………?」

「じゃあ…………ここに寝てみようか」

 

 そのグラニュートがそう聞くと、ニエルブはそう答える。

 ランゴが歩いている中、グロッタが話しかける。

 

「シータとジープ、家出したみいよ」

「行き先は人間界か。往生際の悪い」

「連れ戻さなくていいの?」

「……………気の済むまでやらせておけ。どうせ、赤ガヴ狙いだろ。あいつらが暴れるのなら、その裏で俺の計画を進めるまでだ」

 

 グロッタは、ランゴにシータとジープが家出をした事を伝える。

 それを聞いたランゴがそう言う中、グロッタはそう聞く。

 それに対して、ランゴはそう答えると、どこかへと向かう。

 その頃、あるカフェで情報を整理していた辛一。

 

「情報は集まってきたけど…………記事にして世に出すべきか否か…………。啓発にはなるだろうけど…………グラニュート退治は、やりづらくなるよな……………」

 

 辛一はそう呟く。

 記事にして世に出せば、啓発にはなるが、その分、仮面ライダーとして動きづらくなるのだ。

 そんな中、ある声が聞こえてくる。

 

「そういやさ、これ見た?」

「あっ!最近、話題になってるよね」

「俺も見た事あるんだよね。仮面ライダー」

「嘘?怪物倒してくれる奴でしょ?襲われたの?」

「違う、違う!なんか、乗り物に乗ってて、プリキュアと一緒に戦ってるのを見たんだよ」

 

 周りのお客さんは、そんな風に話していた。

 仮面ライダーやプリキュアについてだ。

 それを聞いた辛一は。

 

「……………この広まり具合なら、わざわざ記事にしなくても、皆、用心してくれるか…………」

 

 辛一はそう判断する。

 SNSによって、仮面ライダーやプリキュアなどの情報が広まっている以上、無理に記事にする必要はないと判断したのだ。

 辛一がスマホを操作すると、ある投稿が目に入る。

 

「ん?『友人、西野陸が行方不明になりました。左が友人で、右は彼が最後に送ってきた画像です。目撃情報聞きたくて、ここに映っているミュージシャンを探しています』…………人気のない場所で路上ライブ…………」

 

 辛一はその投稿を見る。

 それを見た辛一は、ソウマに電話をかける。

 その頃、買い物していたソウマと陽香は。

 

「えっ!?」

「どうした?」

「大丈夫。…………それ、グラニュートかな?」

 

 ソウマがそう叫び、陽香は訝しむが、ソウマはそう言って、辛一に聞く。

 

「分かんねぇけど、一応調べてみる」

『じゃあ、俺も…………!』

「いや、とりあえず俺だけでいいわ。なんかあったら連絡する。その時はよろしく。プリキュアにも伝えておく。じゃあ!」

 

 辛一はカフェから出る準備をしていて、ソウマがそう言うと、ひろプリの面々にも伝える事を話した。

 ソウマが卵を取ると。

 

「何してんの、ウマソー?薄力粉こっち!」

「うん!今行く!」

 

 陽香がそう言うと、ソウマはそう答える。

 ソウマはゴチゾウを出すと。

 

「この人、君たちも探してみてくれるかな?」

 

 ソウマが送られてきた画像を見せながらそう言うと、ゴチゾウたちはそれを見て、すぐに動き出す。

 その頃、虹ヶ丘邸では。

 

「人気のない所で路上ライブか…………」

「それって、あの逃したカニのグラニュートが関与しているのではないでしょうか?」

「確かに…………楽器とか置いてあったし」

 

 辛一から画像が送られてきて、あげは、ツバサ、エルの3人はそう話す。

 以前、逃げられてしまったグラニュートの仕業である可能性があると判断したのだ。

 それを聞いたソラとましろは。

 

「なら、早くそのグラニュートを見つけましょう!」

「うん!」

「いや、まずは僕たちが探します」

「ソラちゃんとましろんは、ブンブンに行くんでしょ?」

「でも…………!」

「大丈夫。私たちを信じて」

 

 ソラとましろがそう言うと、ツバサ達はソラ達にブンブンに行かせるようにする。

 ソラがそう言うと、エルちゃんはそう言う。

 

「…………分かりました。いざという時は呼んでくださいね!」

「お願いね」

「分かりました!」

「任せて!」

 

 ソラはそう言う。

 仲間を信じる事にした。

 そうして、ソラ達はブンブンに向かい、ツバサたちは辛一と合流をする事に。

 ソラ達がブンブンに到着すると、ケーキを作る為の材料が揃っていた。

 

「ありがとうね!手伝ってくれるんだよね?」

「はい!私も、ケーキを作ってみたいと思って!」

「こちらこそ、誘ってくれてありがとうね」

「よし!まずは材料をきっちり量る!」

「押忍!」

「「「「ああ〜!」」」」

「ちょっと、何やってんの!?」

 

 陽香がそう話しかけると、ソラとましろはそう答える。

 実は、ソウマから誘われていたのだ。

 陽香がそう言うと、ソウマは気合を入れるが、牛乳とバターを落としてしまう。

 

「湯煎しながら混ぜるのがポイントね」

「おっす!」

 

 ソウマは陽香の言葉を聞いて、卵を混ぜようとすると、お湯がかかってしまう。

 

「あっつ!?」

「大丈夫!?」

「火傷してない?」

「大丈夫」

 

 ソウマがそう言うと、ましろと陽香はそう言う。

 そして、小麦粉をボウルに入れようとすると。

 

「げほっ!?げほっ!?」

「薄力粉は一気に入れないで!」

「薄力粉は、篩入れる感じだよ!」

「げほっ…………」

 

 ソウマが薄力粉を一気に入れてしまい、4人は咳き込む。

 

「うぉぉぉぉぉ!」

「ちょっ!力任せはダメ!」

「ここは丁寧にやるの」

「そうなんですね」

 

 ソウマが卵をかき混ぜる中、陽香とましろはそう言う。

 すると、陽香は口を開く。

 

「うちはね、食べてもらいたい人の顔を思い浮かべるんだ。食べた人が幸せな気持ちになれるようにって。したら、手つきも丁寧になる」

「そうなんですね…………」

「食べてもらいたい人…………じゃあ、陽香さんとましろちゃんとソラちゃんだ!」

 

 陽香はそう語る。

 それを聞いたましろが頷く中、ソウマはそう言う。

 すると、ソウマは陽香達を見ながらかき混ぜていく。

 

「そ、ソウマ君…………?」

「ちょっ、こっち見んなし!ちゃんと材料を見てね」

「なるほど!では、私も!」

「ソラちゃんも、材料を見て、丁寧にね!」

 

 ましろが顔を赤くしながらそう言うと、陽香はそう指摘する。

 その後、卵をかき混ぜるのに少し時間がかかったが、オーブンに生地を入れる。

 

「うわぁ…………!やっとここまできた………!」

「あっ!もうこんな時間!」

「あっ、そうだ陽香さん、お仕事だ」

「そっ。広田さん家の留守番。ウマソー、ごめんね。ましろちゃん達も、ウマソーのサポート、お願いね」

「はい!」

「分かりました!」

 

 ソウマがそう言うと、陽香のスマホのアラームが鳴る。

 陽香がそう言うと、ましろとソラはそう答える。  

 

「大丈夫。あとは任せて」

「うん。あとはレシピを見てやれば大丈夫だから。完成楽しみにしてる。帰ってきたら一緒に食べよう!」

「うん!約束!いってらっしゃい!」

「行ってきま〜す!」

「気をつけてね!」

「ありがとう」

 

 ソウマと陽香はそう話すと、陽香は出かけていく。

 ましろは、ソラとソウマに話しかける。

 

「それじゃあ、頑張ろう!」

「はい!」

「うん!」

 

 ましろがそう言うと、ソラとソウマはそう答える。

 その頃、ある場所では。

 

「はぁぁぁ…………どれも品質はイマイチかぁ…………。社長がランゴ様になってから、余計に注文がうるさくなったな。まあいいか。俺は昔ながらの数で勝負だ」

 

 可児というミュージシャンは、ヒトプレスを見ながらそう言う。

 あげは達の予想通り、ロジョーの正体はこのミュージシャンだった。

 ヒトプレスの中には、その友達の姿もあった。

 そんな中、辛一は聞き込みを行っていた。

 

「この人たち、見た事ないですかね?」

「ああ…………こっちのミュージシャンの方なら」

 

 辛一は、ミュージシャンに聞き込みを行うと、そのミュージシャンはそう答える。

 別の聞き込みでは。

 

「えっ!?どこで!?」

「だいぶ前っすよ。駅前とかじゃなくて、人のいないちっさい公園で歌ってて…………」

 

 辛一がそう聞くと、その人はそう答える。

 また別の聞き込みでは。

 

「練習かなって…………」

「やっぱりそうか…………ありがとうございます」

「ラムネどうぞ!」

 

 その人がそう答えると、辛一はお礼を言う。

 その際、ラムネを受け取っていた。

 辛一はタブレットで目撃情報を整理していた。

 

「この辺りが縄張りか…………」

「シンチー!」

 

 辛一がそう言うと、そんな声と共に、あげは達がやってくる。

 

「シンチーじゃねぇよ。…………それで、本当なんだよな?そのミュージシャンの正体が、カニみたいなグラニュートだって」

「間違い無いと思います」

「私たちが逃しちゃったグラニュートかも」

「おう。行くぞ」

 

 辛一がそう突っ込みつつそう聞くと、ツバサとエルちゃんはそう答える。

 辛一は、ミュージシャンと思われるグラニュートと遭遇したツバサ達にも協力してもらっていたのだ。

 その頃、ソウマ達は。

 

「……………出来たぁぁぁ!」

「完成です!」

 

 ソウマとソラはそう叫ぶ。

 ケーキが無事に完成したのだ。

 

「ありがとう!陽香さん、喜んでくれるかな!」

「きっと喜ぶよ」

 

 ソウマがそう言うと、ましろはそう答える。

 ましろも達成感と共に、笑顔を見せていた。

 すると、窓にヒリヒリチップスゴチゾウが現れる。

 

「あっ!お帰り!どうだった?」

 

 ソウマがそう聞くと、ヒリヒリチップスゴチゾウはそう言う。

 それを聞いたソウマは、ブンブンから出ようとする。

 

「グラニュートが見つかったのかな?」

「私たちも行きましょう!」

「行こう!」

 

 ソラとましろも、ソウマと共にブンブンから出かける。

 もちろん、ケーキは冷蔵庫にしまった。 

 その頃、人気があまり無い公園にミュージシャンが居て、その公園にツバサ達がやってくる。

 

「あの人ですね」

 

 ツバサがそう言うと、可児という男の元に向かう。

 すると、可児は舌を出すが、4人には避けられてしまう。

 

「見つけたぜ、グラニュート!」

「やっと見つけた!」

「まさかお前ら…………噂の赤ガヴとプリキュアか!?」

「ガヴじゃねぇよ。ヴァレンだ」

「今度こそ、逃さない!」

 

 辛一達は避けると、それぞれの変身アイテムを取り出す。

 可児がそう聞くと、辛一とエルちゃんはそう言う。

 

チョコ!

SET(セット) チョコ!SET(セット) チョコ!

 

「「「スカイミラージュ!トーンコネクト!」」」

 

 辛一達が変身アイテムを装填すると、可児はグラニュートの姿になる。

 

「変身!」

「ひろがるチェンジ!ウィング(バタフライ)(マジェスティ)!」

 

 4人はそう言うと、プリキュアやら仮面ライダーに変身する。

 

チョコドン!パキパキ!

 

「天高くひろがる勇気!キュアウィング!」

「アゲてひろがるワンダホー!キュアバタフライ!」

「降り立つ気高き神秘!キュアマジェスティ!」

 

 変身して、プリキュアが名乗る中、辛一はロジョーに対して、ドロップキックを決める。

 

「攫った人を返してもらうぜ!」

「行くわよ!」

「お前達のせいで失ったけど、苦労して集めたヒトプレス、誰が返すかよ!」

 

 辛一とあげはがそう言うと、ロジョーと戦闘を開始する。

 そこに、ソウマとソラとましろが到着する。

 

「行きましょう!」

「うん!」

 

 ソラとましろがそう言うと、ソウマも変身する。

 

「変身!」

 

グミ!

EAT(イート) グミ!

 

「「スカイミラージュ!トーンコネクト!」」

「ひろがるチェンジ!スカイ(プリズム)!」

 

 そう叫ぶと、変身する。

 

ポッピングミ!ジューシー!

 

「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」

「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!」

「レディ…………!」

「「ゴー!ひろがるスカイ!プリキュア!」」

 

 それぞれが変身して、ロジョーに向かおうとすると、ソウマの肩に攻撃が当たる。

 

「見つけたぞ。赤ガヴ」

 

 そこには、白いリボンのエージェントがいて、どこかへと向かう。

 それを見たソウマは。

 

「お前は…………!はっ!ヴァレン!ウイング!バタフライ!マジェスティ!そっちは頼む!」

「おう!」

「私たちも追いましょう!」

「うん!」

「させませんよ?」

 

 ソウマはそう言うと、エージェントの後を追う。

 ソラとましろもソウマを追おうとすると、そんな声と共に攻撃が飛んでくる。

 飛んできた方を向くと、そこには黒ソラがいた。

 

「あなたは…………!」

「黒ソラ…………!」

「私とも遊びましょう!」

 

 ソラとましろがそう言うと、黒ソラはダークスカイに変身しており、2人と応戦する。

 

「おらっ!」

「冷たっ!?」

「この…………っ!」

 

 ロジョーが近くの水に辛一達を落とすと、辛一達は応戦していく。

 すると。

 

「やめろ!やめろって!ちょっ、この………!」

「へへっ!どうだ、この野郎!」

「やったわね〜!」

「そりゃ!」

「やめろって!」

 

 途中から、水の掛け合いになっていく。

 どこか、海辺で遊ぶ恋人同士みたいな雰囲気になっていた。

 

「どういう状況ですか!?バタフライもプリンセスも!遊んでないでくださいよ!」

 

 唯一、呆気に取られていたツバサはそう叫ぶ。

 辛一はヴァレンバスターで銃撃するが、固い甲羅に阻まれる。

 弾丸が水に落ちる中。

 

「固いわね…………!」

「やっぱり…………!」

「とにかく、まずは被害者の人たちを助けましょう!」

「そうだな!俺に任せろ!」

 

 あげはとエルちゃんがそう言うと、ツバサはそう提案する。

 それを聞いた辛一は、水に落ちた弾丸を蹴る。

 ロジョーに当たって跳ね返ると、ヒトプレスが入ってた箱に命中する。

 

「あっ!しまった!」

「今です!」

 

 ロジョーがそう叫ぶと、ツバサが飛んで先行して、ヒトプレスが入った箱を確保する。

 あげは達も合流すると。

 

「ああ〜!もう!最近は邪魔が入るわ、ヒトプレスにしろとか!うるせぇから!昔はシンプルに人間とっ捕まえるだけでよかったのによ!」

 

 ロジョーは苛立ち気味にそう言う。

 すると、それを聞いた辛一達は。

 

「昔から…………?そんなに昔から行ってきたって事!?」

「お前…………いつから人間を攫ってるんだ?」

「ざっと!20年前からやってるよ!」

「20年も前から…………!?」

 

 あげはが驚く中、辛一がそう聞くと、ロジョーはそう答える。

 それを聞いたツバサが驚くと。

 

「お前!こいつの事知らねぇか?」

「知らねえよ!」

 

 辛一が例の母親を攫ったグラニュートの絵を見せるが、ロジョーはそう言うと、水を巻き上げて、逃走する。

 

「あっ!逃げました!」

「ヴァレンはその人達のこと、お願い!あのグラニュートは私たちが追うわ!」

「頼んだぞ!…………母ちゃん」

 

 ツバサがそう言うと、あげははそう言い、ロジョーの後を追う。

 辛一がそう言うと、絵を見ながらそう呟く。

 3人は、ロジョーに追いついた。

 

「くそっ!しつけぇよ!」

「これ以上、人を攫う事はさせない!」

「バタフライ、決めましょう!」

「ええ!これで…………!」

「うわっ!?」

「きゃああ!?」

 

 ロジョーがそう悪態をつく中、エルちゃんとツバサがそう言うと、あげははミックスパレットを取り出す。

 すると、ソラとましろが倒れる。

 

「スカイ!プリズム!」

「ハァァァァァ!」

「うわっ!?」

 

 あげはがソラとましろに気を取られると、黒ソラがあげはを吹き飛ばし、ミックスパレットを落としてしまう。

 

「大丈夫ですか!?」

「ええ…………」

「これは貰いましたよ!」

 

 ツバサがそう話しかけると、あげははそう答える。

 すると、黒ソラはミックスパレットを拾い上げる。

 

「しまった…………!」

「確か…………これでしたね!」

「うおっ!?力が湧いてくる…………!うおりゃああ!」

「うわっ!?」

「くっ!?」

 

 あげはがそう言うと、黒ソラはミックスパレットを操作して、ロジョーにバフをかける。

 すると、ロジョーの素早さが上がって、ツバサとエルを吹き飛ばす。

 

「サンキュー!助かったぜ!」

「さて、行きますか!」

「待ちなさい!」

「それは…………バタフライのだよ!」

 

 ロジョーはそのまま逃走する中、黒ソラはどこかへと向かい、ソラ達は後を追う。

 その頃、ソウマはエージェントを追うと、エージェントが待ち構えていた。

 すると、肩にブシュエルゴチゾウが現れる。

 

「分かった」

 

 ソウマはガヴにブシュエルゴチゾウを装填する。

 

ケーキ!

EAT(イート) ケーキ!

ガヴ……ガヴ……

 

 ソウマはガヴにブシュエルゴチゾウを装填すると、ガヴドルを回転させる。

 すると、目の前にブッシュ・ド・ノエルが現れる。

 ソウマはデリカッションを押すと、ゴチゾウが展開される。

 

ブシュエル!ふわふわ〜!

 

 その音声が鳴ると、ブッシュ・ド・ノエルが三等分されて、肩と胸に装着されると、他のアーマーが装着されて、クリスマックスという斧を装備する。

 

「陽香さんとあげはさんが作った…………ブッシュ・ド・ノエルの力だ!ふっ!」

 

 ソウマはそう言うと、クリスマックスを持って、エージェントに向かっていく。

 

「ふっ!はっ!」

「ぐっ!?」

 

 ソウマは、クリスマックスで攻撃していく。

 そのパワーには、エージェントも押され気味になる。

 

「ハァァァァァ!」

「うわぁぁぁ!?」

 

 ソウマはクリスマックスを地面に叩きつけると同時に回転して、攻撃する。

 エージェントが倒れる中、ソウマはガヴドルを回転させる。

 

ガヴ……ガヴ……

CHARGE(チャージ) ME(ミー)CHARGE(チャージ) ME(ミー)

 

 そんな音声が鳴る中、エージェントはソウマの方に向かう。

 ソウマがデリカッションを押すと、丸太が現れる。

 

ブシュエル!フィニッシュ!

 

 その音声が鳴ると、更に丸太が現れて、エージェントの身動きを取れなくする。

 クリスマックスにエネルギーが溜まると。

 

「これで終わりだ!はっ!ふっ!」

「うわぁぁぁぁぁぁ!?」

 

 ソウマはそのクリスマックスで攻撃して、エージェントを撃破する。

 ブシュエルゴチゾウが昇天すると、ポッピングミフォームになる。

 すると、背後から銃撃が飛んできて、ソウマはそれを躱す。

 

「やっぱり来たな…………シータ姉さん、ジープ兄さん!」

 

 その視線の先にいた二人組に対して、ソウマはそう言う。

 シータとジープがソウマを誘き寄せたのだ。

 

「お前なんかに私たちがわざわざ手を下す必要はないって思ってた。でも…………」

「必要かどうかじゃねぇ。この手で始末しなきゃ気がすまねぇ!」

 

 シータとジープはそう言うと、飛び降りながらミミックデバイザーからミミックキーを取り外す。

 すると、着地すると凄まじい衝撃波が出てくる。

 ソウマが防御する中、煙が晴れると、そこには狼のような見た目のシータとジープが居た。

 本気になったのだ。

 

「ふっ!」

「ハァァァァァ!」

 

 シータが銃撃すると、ジープはソウマの方へと向かう。

 ソウマが躱すと、ジープは短剣で攻撃していく。

 ソウマが攻撃しようとしても、シータが銃撃して、怯ませる。

 

「赤ガヴ!」

 

 ソウマがシータに気を取られると、ジープに背後を取られ、装甲を剥ぎ取られる。

 

「ふっ!」

「うわぁぁぁぁぁ!?ううっ!?」

 

 そこに、シータが銃撃をする。

 防御力が下がってしまい、大ダメージを受けてしまう。

 そこに、追撃と言わんがばかりに斬撃と銃撃を放つ。

 ソウマが倒れると。

 

「追いつきました!」

「ソウマ君!」

「なんですか、あれ!?」

「あれ…………グラニュート!?」

「でも、明らかに気配が違う…………!?」

 

 そこに、黒ソラを追っていたひろがるスカイ!プリキュアの面々が到着した。

 すると。

 

「頼まれた物、手に入れましたよ!」

「お前はそこのそいつらを抑えてろ!」

「エージェントは貸してやる!」

「追加の闇菓子を忘れずに!」

 

 黒ソラはミックスパレットを見せながらそう言う。

 すると、シータとジープは苛立ち気味にエージェントを黒ソラに貸す。

 

「それでは…………行きますよ!」

「「「「きゃあああああ!?」」」」

「うわっ!?」

 

 黒ソラはそう言うと、ミックスパレットでバフを自分とエージェントにかけると、高速移動をして、ソラ達を翻弄する。

 ソウマは立ち上がり、ジープの攻撃を避けると、ザクザクチップスゴチゾウを取り出す。

 

スナック!

ザクザクチップス!ザックザク〜!

 

 ソウマはザクザクチップスフォームに変身する。

 攻撃するが、2人には圧倒される。

 

「なんでだよ…………!?何でそんなに、俺の事が憎いんだよ!?」

「「うるさい!!」」

「ぐはっ!?」

 

 ソウマがそう聞くと、シータとジープはそう叫び、ジープが短剣でザクザクチップスラッシャーの刀身を破壊する。

 そして、シータがゼロ距離射撃を行い、吹き飛ぶ。

 

お前のせいで、私たちが惨めになるの!

 

 ソウマはザクザクチップスラッシャーで攻撃しようとするが、ジープはそう叫びながら短剣で攻撃する。

 短剣の方がリーチは短いが、懐に潜る事が出来て、連続攻撃をしていく。

 

お前なんか!最初から存在しなきゃ良かったんだ!!

 

 ジープがかがむと、シータが銃撃していく。

 それぞれのフォームの特性を理解して、連携してソウマを圧倒していた。

 一方、ソラ達は劣勢を強いられていた。

 

「くっ…………!」

「さて!行きますよ!ダークスカイブレイク!!」

「きゃあああ!?」

 

 ソラ達が劣勢の中、黒ソラはスカイパンチのダーク版で、ソラを攻撃する。

 

「スカイ!」

「余所見は禁物ですよ!ダークスカイショット!」

「きゃあああ!?」

 

 ましろがそう叫ぶと、プリズムショットのダーク版を放ち、ましろが吹き飛ぶ。

 

「くっ!」

「まだまだ行きますよ!ダークスカイアタック!」

「うわぁぁぁぁ!?」

 

 今度はウイングアタックのダーク版を放ち、ツバサを吹き飛ばす。

 

「少年!」

「次です!ダークスカイプレス!」

「キャアアアア!?」

 

 次に、バタフライプレスのダーク版を放ち、あげはを押し潰す。

 

「皆!」

「最後は…………!ダークスカイアワーズエンド!」

「きゃああああ!?」

 

 最後に、マジックアワーズエンドのダーク版を放ち、エルちゃんを吹き飛ばす。

 ひろプリはピンチに陥っていた。

 そんな中、ソウマは。

 

チョコダン!パキパキ!

 

 ソウマはチョコダンフォームになると、チョコダンガンとチョコドンガンの2丁拳銃で攻撃していく。

 だが、シータとジープの2人には当たらなかった。

 

お前のせいで!!

私たちは引き離される!!

「ハァァァァァ!」

「ぐはっ!?」

 

 シータとジープはそんなふうに叫ぶと、シータの銃撃で武器を落として、丸腰のソウマにジープが攻撃する。

 ソウマが吹き飛ばされるが。

 

ふわマロ!ふわふわ〜!

 

 すぐにふわマロフォームになって、反動によるダメージを抑える。

 シータが乱射する中、ソウマはポッピングミゴチゾウを装填する。

 

グミ!

EAT(イート) グミ!

 

 ガヴドルを回転させると、デリカッションを押す。

 

ポッピングミ!ジューシー!

 

 ソウマはポッピングミフォームになりつつ、パンチングミゴチゾウとキッキングミゴチゾウを取り出して、パンチングミアシストとキッキングミアシストを同時発動する。

 

「ハァァァァァ!」

 

パンチングミパンチ!

キッキングミキック!

 

 ソウマは必殺技を発動するが、シータとジープには躱される。

 ソウマは地面を踏み込むと、衝撃波が出るが、2人はジャンプして躱し、ソウマもパンチをするが、躱されてしまう。

 

「「ふっ!はぁぁぁぁ!!」」

「うわぁぁぁぁぁぁ!?」

 

 シータとジープの攻撃でそれぞれのアシストが解除され、倒れてしまう。

 一方、ひろプリのほうは。

 

「くっ………!」

「ソウマ君…………!」

「これで止めです!」

 

 黒ソラはそう言うと、ミックスパレットにスカイトーンを装填して、操作する。

 すると。

 

「えっ!?何が!?」

「少年!?」

「まさか…………!?」

 

 ツバサが黒い炎に包まれて、黒い炎の鳥になると、それを見たあげはとエルちゃんは嫌な予感がした。

 ソラ達が突き飛ばされると。

 

「ダークスカイ・タイタニック・ブラック!」

 

 黒ソラがそう叫ぶと、その鳥が闇に包まれると、赤い吊り目に黒と紫の巨大プニバード形態に変わる。

 

「アタック!」

「「「「「うわぁぁぁぁぁぁぁ!?」」」」」

 

 黒ソラは、タイタニック・レインボー・アタックのような技を発動して、ひろプリをツバサごと押し潰す。

 それを受けて、変身が維持できなくなってしまい、変身解除されてしまう。

 

「これが私の強さです!」

「ぐっ…………!?」

 

 ソラ達が倒れる中、黒ソラはそう叫ぶ。

 一方、ソウマは。

 

「くっ…………!?うっ…………!?やばい………!もう限界…………!ダメかも…………!」

 

 ソウマは起きあがろうとするが、ダメージによって、起き上がれなかった。

 シータとジープが迫ってくる中、ゴチゾウ達がシータとジープを足止めしようとするが、あっさり振り払われて、ブシュエルゴチゾウがソウマの近くに落ちる。

 そして、ソラ達が倒れているのを見ると。

 

「あっ…………!くっ…………!」

 

 ソウマはそんな呻き声を出す。

 一方、そんな状況になっていると知る由もない陽香は。

 

「たっだいま〜!…………あれ?ウマソー、居ないの?」

 

 陽香はそう言うと、冷蔵庫のほうに向かう。

 そこには、ホールケーキが入っていた。

 

「ちゃんと出来てんじゃん!…………ってか、どこ行った?」

 

 陽香はそう言うが、ソウマの所在を気にしていた。

 ソウマは這いつくばりながらも、ブシュエルゴチゾウを手に取る。

 

「ダメだ…………!絶対に……………!絶対に…………!絶対に…………ましろちゃん達と帰らなきゃ…………!!」

「ソウマ君…………!」

 

 ソウマはそう言うと立ち上がり、ましろがそう呟く中、ガヴにブシュエルゴチゾウを装填する。

 

ケーキ!

EAT(イート) ケーキ!

ガヴ……ガヴ……

 

 ソウマはガヴにブシュエルゴチゾウを装填すると、ガヴドルを回転させる。

 そんな中、そこに辛一が駆けつける。

 

「ガヴ…………。プリキュアまでやられてんのかよ!?助けに…………!」

 

ブシュエル!ふわふわ〜!

 

 辛一がそう呟く中、ソウマは再びブシュエルフォームに変身する。

 辛一が助けに行こうとすると。

 

「あれは、ジープ兄さんとシータ姉さん!?」

 

 そんな声がして、辛一が横を見ると、そこにはボイクスに変身したスイクスの姿があった。

 

「あ?ソウマと戦ってるやつは兄弟ってことか?つうか、ガヴの奴ピンチじゃねぇか!助けねぇと!」

「駄目だ。今行けば、敵の思う壺だ」

 

 辛一がそう言うと、スイクスは辛一を止める。

 そんな中、ソウマはガヴドルを回転させる。

 

ガヴ……ガヴ……

CHARGE(チャージ) ME(ミー)CHARGE(チャージ) ME(ミー)

 

「ハァァァァァ!」

 

 ソウマはガヴドルを回転させると、デリカッションを押し込む。

 すると、ソウマとシータとジープの間に、大量の丸太が生えてくる。

 だが、シータとジープの高速移動の前には、無意味だった。

 

消えろ!赤ガヴ!!

「ハァァァァァ!」

 

ブシュエル!フィニッシュ!

 

 ジープがそう叫びながら斬撃波を放つと、ソウマもクリスマックスから斬撃波を放つ。

 2人の斬撃波がぶつかり合い、拮抗していると。

 

うわぁぁぁぁ!!

 

 シータが銃撃を放ち、それにより、ジープの攻撃が上回り、ブシュエルフォームの必殺技を打ち破って、ソウマの方に向かう。

 それを見たソウマは。

 

キャンディ!

EAT(イート)キャンディ!

 

 ソウマがガヴドルを回転させると、ソウマは大量のキャンディに囲まれて、デリカッションを押す。

 防御力の高いグルキャンフォームで凌ごうとしたのだ。

 

グルキャン!ペロペロ!

 

 その音声と共にグルキャンフォームになると、シータとジープの攻撃が命中する。

 

「うわぁぁぁぁぁぁ!?」

「そんな…………!?」

ソウマ君!!

 

 ソウマは吹き飛び、崖下に落ちていく。

 それを見たソラは驚愕して、ましろはそんな悲痛な叫び声を出す。

 果たして、ソウマの運命は…………。




今回はここまでです。
今回は、ブシュエルが初登場した話です。
シータとジープは、連携でソウマを追い詰める。
ひろプリの面々も、ミックスパレットを奪われてしまい、劣勢に追い込まれる。
ただでさえ強い黒ソラが、ミックスパレットの効果で強くなりますからね。
次回はいよいよ、ケーキングフォームの初登場です。
つまり、シータとジープにある運命が迫る。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
今日のガヴで、ブリザードソルベフォームとチョコルドフォームが登場しましたね。
果たして、どんな活躍をしていくのか。
少し、アンケートを取ろうと思います。
現在、黒ソラ相手に、劣勢に追い込まれがちなひろプリの面々ですが、わんぷりのダイヤモンドリボンスタイルみたいな、強化フォームみたいなのを出そうかなと考えています。
ひろプリは、強化が無かったですし。
それに関して、アンケートを取ります。
あと、ガヴとガッチャードの冬映画はやりませんでしたが、自分が投稿している賢者の孫とガッチャードとのコラボエピソードをやろうかなと検討しています。
どんなストーリーにするのかは、未定ですが。
リクエストがあれば、活動報告から受け付けています。

ひろプリの強化はどんな感じにするか

  • デンテが作ったアイテムで強化
  • スカイミラージュにゴチゾウの力が宿る
  • ゴチゾウがスカイトーンに変化する
  • スカイトーンとゴチゾウが融合する
  • スカイトーンにゴチゾウが取り込れる
  • ダイヤモンドリボンスタイルみたいな感じ
  • 強化なし
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