仮面ライダーガヴ&ひろがるスカイ!プリキュア   作:仮面大佐

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第19話 脱走グラニュート!

 スイクスが新たな力であるパンケーキングフォームを手に入れた。

 そんな中、酸田の研究室に、ニエルブが現れた。

 

「…………こんばんは。酸田さん」

 

 ニエルブがそう言うと、酸田は反応する。

 

「やあ、ニエルブ君。この間は置き配、ありがとうね。辛一君がさあ、俺のこと警戒してるみたいで、あんまり情報くれないんだよねぇ…………。で、今日は?」

 

 酸田はニエルブが現れた事に驚きもせず、そんな他愛もない話をしていく。

 ガヴなどの戦闘データは、ニエルブが送っていたのだ。

 酸田がそう聞くと、ニエルブが口を開く。

 

「…………赤ガヴが進化を遂げたよ」

「ほう…………」

「僕たち研究者も負けていられないからね。情報交換だ」

 

 ニエルブがそう言うと、酸田は興味深そうにそう言う。

 ニエルブは、鞄からグラニュート器官が入ったケースと、ポッピングミ、キッキングミ、パンチングミのゴチゾウが入ったケースを取り出す。

 酸田はグラニュート器官が入ったケースを取ると、ニエルブのことを見る。

 この2人は、何を企んでいるのか。

 クリスマスが近いある日。

 ブンブンでは、ソウマがある本を読んでいる中、陽香が話しかける。

 

「よいしょ…………ウマソー、出かけるよ〜。ウマソー?」

 

 陽香が出かける準備をしていて、ソウマにそう話しかける。

 ソウマは本を閉じると、口を開く。

 

「陽香さん。ましろちゃんから紹介してもらったこの『賢者の贈り物』っていうのは、妻が夫に金時計の金の鎖をあげるために自分の髪を売り、夫は妻に髪飾りを贈るために金時計を売る…………お互いにあげたものが、役に立たなかった…………ってことだよね?」

 

 ソウマはそう聞く。

 実は、ましろから本を紹介してもらって、読んでおり、今回は賢者の贈り物という本だった。

 ソウマがそう言うと、陽香が口を開く。

 

「う〜ん……………好きピ同士の2人が、ガチ大事なものを贈ったって訳。お互いを思いやる気持ち。ましろちゃんは、それを伝えたくて、その本を紹介したんじゃないかな?」

「そうか…………!金の鎖や髪飾りよりも、ずーっと大事な物を贈り合ったんだ!陽香さんには、何が良いかな!?」

 

 陽香はそう伝える。

 それを聞いて、ましろが伝えたい事を察したのだ。

 ソウマがそう聞くと、陽香は口を開く。

 

「えっ?いや、ウチはいいよ。ああ…………じゃあさ、例えば、シンチーやましろちゃんとかは?最近、仲良さげじゃん」

「辛一とましろちゃんにか…………」

 

 陽香は遠慮する様にそう言うと、辛一やましろにあげる事を提案する。

 それを聞いたソウマは、何かを考える。

 その後、ある商店街では、辛一が歩いていた。

 

「今度こそ、あいつ(ロジョー)を捕まえてやる…………!」

 

 辛一はそう呟いていた。

 ロジョーを今度こそ、確保すると。

 すると、誰かにぶつかってしまう。

 

「うわっ!?あっ、すんません!」

「辛一!」

「辛一さん!」

「辛一…………」

 

 辛一がそう謝ると、そこに居たのは、ソウマとソラとスイクスだった。

 

「ソウマ、ソラ、スイクス。なんだその格好?」

「ああ…………クリスマスの大福引き大会!」

「僕は無理矢理連れられてきただけだ」

「私たちも、そのお手伝いをしているんです!」

「お、シンチーじゃん!奇遇だねぇ!」

「ソウマ君、渡したい物があるんでしょ?」

 

 辛一が呆気にとられると、ソウマとソラはそう言う。

 商店街の大福引き大会を行っており、ソラ達はその手伝いだ。

 陽香とあげはがそう言うと、ソウマは。

 

「え?あっ!これ、使ってみてよ!」

「お、おお…………ありがとうな」

「辛一、これクリスマスプレゼント」

 

 ソウマはそう言うと、ブシュエルゴチゾウを辛一に渡す。

 辛一はブシュエルゴチゾウを受け取る。

 スイクスはブシュエルゴチゾウを2個取り出して、辛一のコートのポケットに入れ込んだ。

 ソウマの心境は。

 

(なんか違う…………これじゃあ、ただのプレゼントだよな。お互いを思いやる気持ちって…………難しい…………)

 

 ソウマはそんな風に考え込んでいた。

 それを見たましろと辛一は、ソウマに話しかける。

 

「ソウマ君?」

「どうしたんだ?」

「えっ?あっ、いや…………ああっと………」

 

 ましろと辛一がそう話しかけると、ソウマはそう答える事しか出来なかった。

 

「おめでとうございま〜す!」

「最後尾はこちらです!」

「人が増えてきましたね…………」

「そうだね…………」

「ウマソー、ましろちゃん!お客さんエグい!シンチーも手伝って!」

「は?」

「分かった!」

「うん!」

「おい!?」

 

 すると、徐々に人が増えてきた。

 その為、辛一も手伝わされる事になった。

 

「大当たり〜!」

「最後尾はこちらで〜す!」

「順番に並んでください!」

 

 辛一がベルを持ってそう言う中、ソラとソウマは最後尾の方にいた。

 その頃、ロジョーはエージェントにヒトプレスを納品していた。

 だが、その数は数個だった。

 

「これだけか?質も悪い」

「いや…………それはさ、邪魔が入っただけなんだよ…………。ていうかさ、良いから良いから、もう闇菓子くれよ。頼む。なあ?」

「今回は無しだ。せめて、数を集めろ」

「は…………!?」

 

 エージェントがそう言うと、ロジョーの人間態である可児はそう言う。

 ヴァレンやプリキュアによって、ヒトプレスを解放されていたのだ。

 可児は闇菓子を貰えないかと聞くが、エージェントは一蹴する。

 可児はギターケースを持って、移動する。

 

「ランゴ様が仕切る様になってから、渋すぎるぜ。ちまちまちまやってても埒があかねぇ。なんか、でっけぇ事、考えねぇとな…………」

 

 可児はそう愚痴りながら、商店街の方に出る。

 すると、ある光景が目に入る。

 

「大福引き大会はこちらで〜す!」

「辛一さん、似合ってますよ!」

「うるせぇ」

 

 そこには、ソウマ達の姿があった。

 それを見た可児は。

 

「あいつら…………ふふっ…………!」

 

 何かを思いついたのか、笑みを浮かべていた。

 それからしばらくして、大福引き大会に来る人も落ち着いた。

 

「ああ…………やっと落ち着いた…………」

「お疲れ…………」

「辛一さん、助かりました」

「ありがとう…………!」

「貸し一な」

 

 あげはとエルちゃんがそう言うと、ツバサと陽香はそう話す。

 辛一は着替えながらそう言う。

 ちなみに、ソラ達も離脱する事になっている為か、ソラ達は着替え終わっていた。

 

「もう帰っちゃうの?」

「近ぇな………」

「まだいなよ」

「忙しいんだよ」

 

 ソウマはそう話しかける。

 辛一はそう言う。

 辛一が押し出すと、ソウマは外にまで出る。

 すると、ソウマは何かに気付いた。

 

「そういえば、ソウマさん、少し様子が変じゃないですか?」

「それね…………ウマソー、なんか企んでるみたいだよ」

「え?」

「はあ?」

 

 ツバサがそう言うと、陽香はそう言う。

 それに対して、エルちゃんと辛一が首を傾げる。

 

「大丈夫か?お前」

「あれって…………」

「うん?」

「あれは…………」

 

 辛一がそう話しかけると、ソウマはそう言う。

 ソウマの視線の先には、可児の姿があった。

 人間態としての姿は、プリキュア達にも共有されていた為、ソラとましろも気づく。

 

「あいつ…………!この前、取り逃した奴だ!」

「つまり、グラニュート…………!」

「でも、なんでこんな人通りが多い場所で?」

 

 辛一がそう言うと、ソラはそう言い、ましろは首を傾げる。

 これまで、可児が出没したのは、人が少ない場所だったのだ。

 すると、可児はソウマ達に気付いたのか、逃走する。

 

「ソウマ!じゃあな!」

「追いかけましょう!」

「うん!」

 

 辛一はそう言うと、ロジョーの追跡をする。

 ソラ達も、ロジョーの追跡を行う。

 

「ああ…………!ちょっと、お腹が…………!ごめん、陽香さん!俺、トイレ行ってくるね!」

「は〜い」

 

 ソウマはそんな風に言うと、服を持って、ロジョーの追跡を行う。

 すると。

 

「お願いします」

「は〜い、どうぞ」

 

 お客さんがやってきて、陽香は対応する。

 だが、そこから大量にやってくる。

 

「やば…………!秒でピンチなんだけど…………!?」

 

 それを見た陽香は、そんな風に頭を抱える。

 すると。

 

「手続うよ。クリス。」

 

 スイクスが指を鳴らすと、クリスが瞬時に出てくる。

 

「はい。スイクス様」

「スイくん!クリスん!マジ助かる〜!」

 

 陽香はスイクスとクリスの2人と一緒に大福引き大会の仕事を手続う。

 その際、ケーキングゴチゾウとコーラバーゴチゾウをズボンのポケットから取り出し足元に乗せる。

 水色のガヴフォンにグラニュート・ロジョーと例のアルバイトの画像を2体のゴチゾウに見せる。

 

「分かれて探して欲しい。見つけたら報告を頼む」

 

 ケーキングゴチゾウとコーラバーゴチゾウは頷き2体のグラニュートを探しに行った。

 辛一達は、ロジョーの追跡を行っていたが、逃げられてしまった。

 

「居ましたか!?」

「居ない…………」

 

 ソラがそう話しかけると、辛一はそう答える。

 T字路の様な場所に出たが、可児の姿は見えなかった。

 すると、そこにソウマもやってくる。

 

「辛一!あいつは!?」

「見失った…………俺、こっち行くから、お前はそっち頼む」

「私たちも行くわ」

「ソラさんとソウマさんはそちらを頼みます!」

「ああ」

「気をつけてね…………」

「はい!」

「それじゃあ!」

 

 ソウマ達はそう話すと、辛一、ましろ、ツバサ、あげは、エルちゃんのグループと、ソウマ、ソラのグループに分かれて、捜索する。

 すると、隠れていた可児が出てきて、ソウマとソラの方に向かう。

 その頃、ある廃墟では、ジープが破損したシータのミミックキーを見ていた。

 

『ふっ…………よかった…………』

 

 ジープの脳裏には、シータの最期が刻まれていた。

 

「シータ…………!」

 

 ジープはそう呟く。

 その頃、ストマック社では。

 

「シータが赤ガヴにやられた?」

「嘘でしょ…………!?いくらあの子達とはいえ、赤ガヴなんかに…………ジープはどうしたの?」

「ニエルブ様もそこまでは把握しておらず、行方知れずです」

 

 ランゴがそう聞くと、グロッタは驚愕の表情を浮かべながらそう聞くと、ニエルブのエージェントはそう答える。

 すると、ランゴが口を開く。

 

「何にも出来ない子供のくせに…………早まったな。バカめ」

「ニエルブも意地悪よねぇ…………助けてやればよかったのに…………」

「ふんっ。あいつはそういう奴だ…………」

 

 ランゴはシータとジープに対して、そんな風に発言する。

 グロッタがそう言うと、ランゴは呆れ気味にそう言う。

 その頃、ニエルブは。

 

「赤ガヴの進化を見られたのは、シータの尊い犠牲のおかげだ。感謝しなきゃ」

 

 ニエルブはそう言う。

 シータの事は、尊い犠牲だと判断していた。

 ニエルブは、プリンを取り出す。

 何故、プリンを持っているのかは、酸田の研究室に赴いていた頃に遡る。

 酸田がグラニュート器官とゴチゾウをクーラーボックスに入れる中、ニエルブはプリンを見ながら口を開く。

 

『…………人間はこんな物を喜んで食べるのかい?』

『好きな人は多いんじゃない?ああ、俺も大好き』

 

 ニエルブがそう言うと、酸田はそんな風に答える。

 ニエルブは、プリンを開けると、一口食べる。

 だが、食べた途端、顔を顰めていた。

 どうやら、口には合わなかった様だ。

 すると、酸田は口を開く。

 

『赤ガヴ君や青ガヴ君の戦闘能力の源でもある』

『…………酸田さんは、これをヴァレンシステムに応用したわけ…………』

『そういう事』

 

 酸田はそう言うと、机から何かを取り出す。

 ニエルブはチョコを持ちながらそう言うと、酸田はニエルブの前に何かを置き、肯定する。

 そんなやり取りがあったのだ。

 ニエルブは、プリンをシャーレに入れる。

 

「僕はこれで進めようかな。彼にも合いそうだし」

 

 ニエルブはそう言う。

 すると。

 

「ニエルブ兄さん、失礼します」

 

 黒ソラはそう言うと、ニエルブの研究室に入る。

 

「やあ、よく来たね」

 

 ニエルブは作業しながら何かを作って居て黒ソラが入ったタイミングで作業を一旦中断して黒ソラに向く。

 

「其れで呼んだ理由は?」

「呼んだ理由はね………」

 

 黒ソラがそう聞くと、ニエルブは一旦下を向いて、口を開く。

 

「君の仕事は赤ガヴ達からバイトを守る事だよね?」

「はい。そうですね」

「だけど、流石に押さえつけるのは難しいでしょ?」

「まぁそうですね。プリキュアの方を抑え付けていると、赤ガヴ達がバイトの方に行っちゃいますし。かと言ってランボーグを出しても大した足止めにもなりませんし。プリキュアの足止めとしては悪手ですがからね」

「成程ね…………一応、僕の方でバイトを守るバイトを用意するつもりだよ」

 

 ニエルブの質問に対して、黒ソラはそう答える。

 それに対して、ニエルブはそう言うと、下を見る

 

「?」

 

 黒ソラも気になってニエルブが向いている方を見ると、何かの設計図があった。

 

「此れは変身アイテム?」

「そう、デンテおじさんの赤ガヴの改造記録と僕の友達が作ったヴァレンバスターの制作記録を基に、僕なりに新しい変身アイテムを作ってみようかなって」

「へぇ~」

 

 黒ソラがそう聞くと、ニエルブはそう答える。

 ニエルブは、赤ガヴ………ソウマの改造記録とヴァレンバスターの製造記録を元に、新たな変身アイテムを作ろうとしていたのだ。

 

「まぁ変身候補者のバイト君はある程度決めているけど、もう一人ぐらい欲しいんだよね。だけど此れと言ったバイト君も居なければ如何言った変身アイテムのアイデアも無いんだよね。其処で黒ソラなら何かアイデアあるんじゃないかな?」

「そうは言っても………」

 

 ニエルブはそう言う。

 黒ソラを呼んだのは、それが理由だったのだ。

 それを聞いた黒ソラは少し悩むと。

 

「あ!」

 

 何か思いついたようで、口を開く。

 

「プリキュアのクローンを作ってみるのは如何でしょうか?」

「クローン?」

「はい!私のオリジナルの記憶を持っていて、其れでオリジナルの先輩にあたるプリキュアが居るんですけど其の人から聞いた事なんですけど………」

 

 黒ソラはそう提案する。

 ニエルブは首を傾げると、黒ソラはプリキュアと敵対していた組織が、プリキュアに抵抗する為に作られた存在であるダークプリキュアの事を話した。

 それを聞いたニエルブは。

 

「成程…………試してみる価値はあるね」

「其れじゃあお菓子関係に関わって居るプリキュアを纏めておきますね」

 

 黒ソラはそう言ってニエルブの研究室にあった紙とペンを取り、お菓子に関わって居るプリキュアを書いていく。

 

「……ふぅ。なら楽しみにさせて貰おうか」

 

 ニエルブはそう言って、今作って居る物の作業を続ける。

 その頃、ソウマとソラは。

 

「居ましたか?」

「居ない…………」

 

 二人はそう話す。 

 すると、背後をついてきていた可児は空き缶をわざと蹴る。

 

「ああっ!」

「居ました!」

「ああっ…………!」

 

 その音に気づいたソウマとソラは、変身しようとする。

 

「もう逃さない…………!」

「行きましょう!」

 

グミ!

EAT(イート) グミ!

ガヴ……ガヴ……

 

「スカイミラージュ!」

 

 ソウマはガヴにポッピングミゴチゾウを装填して、ソラはスカイミラージュにスカイトーンを装填する。

 

「変身!」

「トーンコネクト!ひろがるチェンジ!スカイ!」

 

 二人はそう言うと、変身を開始する。

 

ポッピングミ!ジューシー!

 

「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」

 

 ソウマは仮面ライダーガヴに、ソラはキュアスカイに変身する。

 

「どうする?二度と闇菓子に関わらないか、それとも俺に倒されるか!」

「はい!もう、闇菓子には関わりません!」

「分かった…………え?」

「今…………なんて?」

 

 ソウマがいつもの最終通告を言うと、可児はそう言う。

 それには、ソウマとソラは呆気にとられる。

 すると、可児は口を開く。

 

「赤ガヴさん…………プリキュアさん………俺、ストマック社を抜けたいです…………力を貸してくれませんか!?お願いします!」

 

 可児はそう言う。

 ソウマとソラは、事情を聞く事にした。

 

「俺は、ストマック社でバイトをする様になって…………もう20年になります。人間を襲っては、報酬に闇菓子を貰う。最初は、ほんの軽い気持ちだったんですよね」

「軽い気持ち…………?」

「それでどれだけの人間が犠牲になったと思ってるんですか!?」

 

 可児はそう独白する。

 軽い気持ちで行っていたと話す可児に、ソウマとソラは激昂する。

 すると。

 

「分かってます!俺が間違ってました…………。でも、だからこそ辞めたいんです!ストマック社を!でも、きっと…………そんな簡単に辞めさせてもらえない…………」

 

 可児はそんな風に言う。

 それを聞いたソウマとソラは、なんとも言えない表情を浮かべる。

 すると。

 

「お願いします!もう人間は襲いません!だから…………力を貸してもらえませんか…………?罪を償いたいんです…………!信じて下さい!もう闇菓子なんかに手出しません!だから…………だから!俺にチャンスを下さい!お願いします!お願いします!」

 

 可児はソウマとソラにそう言う。

 すると。

 

「蟹のグラニュート!」

「ソウマ、ソラ!離れろ!」

 

 そこに、辛一達も現れて、辛一はヴァレンバスターで銃撃する。

 吹き飛ばされた可児はロジョーへと戻る。

 辛一はヴァレンに変身しようとすると。

 

「待って下さい!」

「話を聞いて!」

 

 ソラとソウマは辛一を止める。

 その隙に、ロジョーは逃走した。

 その頃、黒ソラとニエルブは。

 

「書けました!」

 

 黒ソラはそう叫ぶと、ニエルブにお菓子に関わって居るプリキュアのリストを渡す。

 

「どれどれ」

 

 ニエルブは黒ソラが書いたリストを見る。

 

お菓子に関わって居るプリキュア、一覧

 

キュアブルーム 日向咲

お店の名前 ベーカリーPANPAKAパン

関係しているお菓子 ケーキ 菓子パン

 

キュアミント 秋元こまち

お店の名前 小町

関係しているお菓子 和菓子

 

キュアリズム 南野奏

お店の名前 ラッキースプーン

関係しているお菓子 カップケーキ

 

キュアフローラ 春野はるか

お店の名前 春屋

関係しているお菓子 和菓子

 

キュアホイップ 宇佐美いちか

キュアカスタード 有栖川ひまり

キュアジェラート 立神あおい

キュアマカロン 琴爪ゆかり

キュアショコラ 剣城あきら

キュアパルフェ キラ星シエル

 

お店の名前 キラキラパティスリー

関係しているお菓子は其々

キュアホイップ ショートケーキ

キュアカスタード プリン

キュアジェラート アイス

キュアマカロン マカロン

キュアショコラ チョコレート

キュアパルフェ パフェ

 

キュアフィナーレ 菓彩あまね

お店の名前 フルーツパーラーKASAI

関係しているお菓子 グミ パフェ

 

 

 そんな風に書かれていた。

 

「あと、裏面にお菓子と関係無い食事系の飲食店が実家のプリキュアですけど有名なお菓子が有るので、念の為に書いておきました」

「へぇ~」

 

 黒ソラがそう言うので、ニエルブは裏面を見る。

 そこには。

 

お菓子に関係ないけど有名なお菓子があるプリキュア、一覧

 

キュアハニー 大森ゆうこ

お店の名前 おおもりご飯

有名なお菓子 ハニーキャンディ

 

キュアスパークル 平光ひなた

お店の名前 CAFE Wonderful Juice H

有名なお菓子 ワンダフルジュースグミ

 

PS 中国のお菓子が手に入るかも知れないので書いてみました

キュアヤムヤム / 華満らん

ぱんだ軒

 

 

 そんな風に書かれていた。

 それを見たニエルブは。

 

「随分飲食店が実家のプリキュアが多いね。其れで誰にしようかな………」

 

 ニエルブはそう呟くと、考える。

 考える中、ニエルブは口を開く。

 

「…………そういえば、この一覧の中で、君みたいな存在は居るのかい?」

「そうですね…………あ!この人たちはどうでしょうか?」

 

 ニエルブは黒ソラにそう聞く。

 すると、黒ソラはメモに何かを書いていく。

 そこには、キュアミントとキュアフィナーレのところに丸がついていた。

 

「これは?」

「ソラ・ハレワタールが聞いていたのですが、キュアミントは鏡の世界の闇のプリキュアとして、ダークミントが居て、キュアフィナーレはかつてはブンドル団の怪盗、ジェントルーとして活動していたそうです!」

「ほう…………」

 

 ニエルブがそう聞くと、黒ソラはそう答える。

 キュアミントの鏡の存在として、ダークミントが居て、キュアフィナーレ/菓彩あまねは、ブンドル団の怪盗の1人、ジェントルーとして操られていたのだ。

 それを聞いたニエルブは。

 

「…………よし。まずはキュアミントの細胞を手に入れたい。頼めるかな?闇菓子を弾んであげよう」

「分かりました!」

 

 ニエルブはそんな風に言う。

 それを聞いた黒ソラはどこかへと向かう。

 それを見送ったニエルブは。

 

「…………さて、面白くなりそうだ」

 

 そんな風に呟きながら、メガネを動かす。

 その頃、ブンブンでは、ソウマとソラは可児がストマック社を抜けたいと話した事を辛一達に話す。

 それを聞いた辛一は。

 

「ふざけんな!もう人間は襲わない…………?そんな寝言をお前達は信じるのか!?」

「…………完全に信じたわけじゃない。でも…………そういうグラニュートがいるかもしれない。あいつは上の指示で人間を集めてる…………だけかもしれないし」

 

 辛一は激昂しながらそう言う。

 それに対して、ソウマは完全に信じたわけじゃない事を明かしつつも、そう言う。

 辛一は口を開く。

 

「ストマックって奴らか?」

「な、なんでそれを…………?」

「知ってるんですか?」

「あのグラニュートが言ってた。自分は、ストマック社の下っ端に過ぎないって。お前………どこまで知ってるんだ?」

 

 辛一がそう聞くと、ソウマとソラはそう言う。

 辛一はロジョーから聞いた事を明かしつつ、ソウマにそう聞く。

 

「俺もまだよく知らないけど…………あいつはストマック社のバイトで、闇菓子を貰う為に、働いてるって…………」

「その闇菓子のスパイスにされてんだよ!俺の母ちゃんも……………お前の母ちゃんも!そんな奴を……………お前は許せるのか!?」

 

 ソウマはそう答える。

 辛一はそう叫ぶ。

 その様子には、ソラ達は何も言うことが出来なかった。

 

「許せないよ!…………でも…………一番悪いのが、別にいるなら…………反省して、やり直せるやつもいるかもしれない!」

「そうですよ!アンダーグ帝国のカイゼリンも、やり直す事が出来ました!きっと………!」

「話になんねぇ。アンダーグ帝国って奴らはそうでも、グラニュートは違う」

 

 ソウマはそう言う。

 ストマック社が諸悪の根源である為、他のグラニュートが改心出来るかもしれないと話す。

 それには、ソラも同意する。

 アンダーグ帝国のトップであるカイゼリンも、やり直す事が出来たので、信じたいという気持ちがあったのだ。

 だが、辛一はそれを一蹴する。

 辛一は、ソラ達からアンダーグ帝国の話も聞いていたのだ。

 辛一からしたら、信用できないという気持ちがあるのだろう。

 辛一が出て行こうとすると、ましろが話しかける。

 

「もし…………もしもだよ。闇菓子に関わらないグラニュートが居たとしたら、辛一さんは信用出来る?」

「そうだよ!美少年だって…………!」

無理に決まってんだろ!グラニュートは…………根こそぎぶっ倒す!スイクスって奴もいずれはぶっ潰す!!

 

 ましろはそう聞く。

 あげはも、先日のスイクスの事を挙げつつ、そう言う。

 だが、辛一はそう宣言する。

 スイクスの事は、完全に信用したわけではなく、いずれ倒すと考えていたのだ。

 ブンブンを出て行こうとすると、陽香が入ってくる。

 

「うわっ!?」

「ちょっ…………!もう急にいなくなって、マジ詰んだ!ああ…………あ、シンチー。あ!明後日、ここでクリパやるんだけど、一緒にどう?」

「…………悪い」

 

 辛一が驚くと、陽香は疲れた表情でそう言う。

 そう聞くと、辛一はそう言い、出ていく。

 

「あっ…………!シンチーも手伝ってくれたし…………なんかあった?」

「い、いや…………ちょっと、その…………」

「大した事じゃないから!」

「そ、そうそう!」

 

 陽香がそう言うと、重い空気になっていた事を聞くが、ソラ達はそう誤魔化す。

 ソウマは落ち込んでおり、陽香もなんとも言えない表情になっていた。

 その頃、ジープの元に。

 

「おい〜…………おあっ!ジープ様!探しましたよ!やっとお目にかかれた!実はですね…………」

 

 ロジョーがやってきていた。

 ロジョーは、茫然自失のジープにそう話しかける。

 ロジョーは何を企んでいるのか。

 翌日、とある裁判所では。

 

「被告人は、前に出て下さい」

「早く出なさい」

 

 裁判が行われていた。

 そんな中、黒い外套に黒い帽子を被った男が入ってくる。

 

「名前はなんと言いますか?」

「川原航でーす」

「生年月日はいつですか?」

 

 そんな風なやり取りの中、その男は傍聴席に座る。

 その男はある事を思い出していた。

 それは、改造手術が終わった直後だった。

 

『…………あ…………?』

『改造は無事に終わったよ。これで君は、うちの立派なアルバイトだ。ラーゲ9君』

 

 その男…………ラーゲ9が目を覚ますと、ニエルブはそう話しかける。

 

『え?』

『お前の仕事は分かってるな?』

『は、はい!人間の世界に潜み、闇菓子の材料となる人間を攫ってくる事です。その報酬が…………闇菓子』

 

 ニエルブにそう言われて、首を傾げると、ランゴはそう聞く。

 それに対して、ラーゲ9はそう答える。

 すると、ランゴはラーゲ9にスマホを渡す。

 

『詳しいマニュアルはここに書いてある。熟読しろ』

『はい』

『それから…………これをここにセットすると…………』

 

 ランゴがそう言うと、ラーゲ9は頷く。

 ニエルブはそう言って、ミミックキーを装填する。

 すると、人間態となる。

 

『…………人間に化ける事が出来る。上手く活用する事だ』

 

 ニエルブはそう言うと、ラーゲ9は頭を下げる。

 すると、ランゴが話しかける。

 

『それと……………向こうには我々の邪魔をするグラニュートハンターが三人、プリキュアという存在が五人いる。くれぐれも見つかるな。特にお前はな』

『はい』

『あとは頼んだぞ』

『はっ』

 

 ランゴは、三人のグラニュートハンター(ガヴとヴァレンとボイクス)に、プリキュアがいる事を話す。

 ランゴがそう言うと、エージェントはラーゲ9に皮袋を被せると、扉がたくさんある空間に向かい、とある扉からラーゲ9を出す。

 

『行け』

 

 エージェントはそう言うと、そのまま扉を閉じる。

 機密保持の為だ。

 ラーゲ9は袋を外すと、そこはソラシド市だった。

 すると、ラーゲ9が口を開く。

 

『あ〜あ…………ここが人間の世界か。やっと近づいたと思ったら、コツコツ実績作って、本社戻れってか。……………だる』

 

 すると、先ほどまでの態度と打って変わり、気怠げな表情を浮かべつつ、太々しい態度でそう言う。

 果たして、ラーゲ9は何の為にストマック社に入ったのか。

 そして、現在に戻る。

 それを思い出すと。

 

「俺はやってねぇって!」

「証拠もアリバイも全て揃ってるんだ!」

「俺じゃねぇよ!俺じゃねぇって何度言えば分かるんだ!」

 

 そんな風に裁判が行われていた。

 すると、ラーゲ9は立ち上がりつつ、傍聴席から裁判が行われてる場所に入る。

 

「傍聴人は座って下さい」

 

 それに気づいた裁判官はそう言う。

 すると、ラーゲ9はグラニュートとしての姿に戻る。

 

「「「「うわぁぁぁぁぁ!?」」」」

 

 突然、怪物が現れて、パニックになる。

 だが、ラーゲ9が伸ばした光の触手の様なものが当たると、全員が幸せそうな表情を浮かべる。

 ラーゲ9の触手には、刺した対象の幸福度を一時的に極限まで高める神経毒を打ち込む事ができるのだ。

 幸せそうな表情を浮かべている人たちを、片っ端からヒトプレスにしていく。

 ラーゲ9は、それを回収していく。

 その頃、黒ソラはというと、グラニュート界と人間界の狭間にある空間無数のドアのある空間に居た。

 

「えっと~確か………」

 

 無数のドアが有る中、黒ソラはドアを探していた。

 しばらくすると。

 

「あ!あった!!」

 

 黒ソラは目的のドアを見つけて、そのドアを開ける。

 開けた先は人間界だった。

 

「えっと…………合って居るか確認をしますか」

 

 黒ソラはそう言うと、ストマック社製のスマートフォンを操作する。

 しばらく操作すると。

 

「合って居ましたね!」

 

 スマートフォン(ストマック社製の)には、黒ソラの現在地がプリキュア5が在籍しているサンクルミエール学園が有る街の路地裏に出ていた事が判明する。

 

「其れでキュアミントの実家は……」 

 

 黒ソラは其のままスマートフォン(ストマック社製の)を使って、キュアミント/秋元こまちの実家である和菓子屋『小町』を目指そうとした。

 すると。

 

「お嬢ちゃん迷っちゃたのかな?」

「優しいお兄さんは道案内してあげるよ」

「ついでに良い事教えてアゲルぜ」

 

 如何にもな不良たちが、黒ソラの前と後ろからの挟み撃ちにして居たのだ。

 

「………」

 

 黒ソラが少しボーッとして居ると。

 

「!」

 

 何か思いついたような笑みを浮かべると、口を開く。

 

「丁度良かったです」

「そうだろう?優しい……」

 

 黒ソラがそう言い、不良たちが言いかけている途中、黒ソラが口を開く。

 

「はい!ボコってお金を巻き上げる口実が出来ましたので」

『え!?』

 

 黒ソラがそう言うと、不良たちは驚いた反応をする。

 その数分後。

 

「1、2、3、4、5…………五千円が有れば大抵のお菓子は買えますね」

 

 黒ソラはそう言いながら、千円札を数えていた。

 その後ろでは…………。

 

『…………』

 

 黒ソラにボコボコされた不良たちが居た。

 黒ソラは、スマートフォン(ストマック社製の)のマップ機能を使ってキュアミント/秋元こまちの実家である和菓子屋『小町』に辿り着いた。

 

「失礼します!」

 

 黒ソラが和菓子屋『小町』の中に入ると、1人の女性が出てくる。

 

「あら!ソラちゃんいらっしゃ………?」

 

 店番をして居たのは、キュアミントの変身者である秋元こまちだった。 

 プリム/キュアシュプリームとの一件の際、ソラ達は他のプリキュアとの面識ができたのだ。

 

「お久しぶりです。こまちさん」

 

 黒ソラはオリジナルのソラの記憶を利用して、こまちに違和感を感じさせないように会話をする。

 こまちは、黒ソラに話しかける。

 

「あら?ソラちゃん、髪を黒く染めたの?」

「あ、はい。そうなんですよ。最近だーくひーろーとか言うジャンルを最近知ったのでちょっと髪染めてみたんです。其れにプリキュアに変身すれば元に戻るので」

「そうなのね」

 

 こまちがそう聞くと、黒ソラはそう答える。

 それを聞いたこまちは、納得してしまった。

 

「其れで今日はお菓子を買いにきました」

「ならゆっくり見て行ってね」

「はい!有り難うございます」

 

 黒ソラがそう言うと、こまちはそう言う。

 黒ソラはこまちに違和感を持たせずに商品を見る事が出来た。

 黒ソラは小町にある商品を見ていく。

 それで、商品を取る。

 

「此れをお願いします」

 

 黒ソラが選んだものは竹筒羊羹、抹茶味の水まんじゅう、桃味の葛アイスだった。

 

「ちょっと待っててね」

 

 それを見たこまちは、電卓を取り出して操作する。

 

「合計5000円になるわね」

「あ!丁度持っていますよ」

 

 こまちがそう言うと、黒ソラは先程ボコボコにした不良たちから巻き上げた五千円を出して、こまちに渡す。

 

「数えるわね」

 

 こまちは黒ソラが取り出した五千円を受け取り数える。

 

「えぇ、丁度あるわ。あ!今から此処からソラシド市に行くなら、袋があるなら丁度良いわ」

 

 こまちはそう言いながら、ビニール袋を取り出して、其処に黒ソラが買ったお土産を入れる。

 

「はい、どうぞ」

「有り難うございます。其れでは失礼します」

 

 こまちは袋を黒ソラに渡そうとして、黒ソラはそれを受け取ろうとした瞬間。

 

「!?こまちさん、肩にゴミが付いていますよ」

 

 黒ソラはそう言って、目にも止まらない早技で肩に付いているゴミと嘘を言って、こまちの髪を引っ張る。

 

「いたっ!?」

「あ!?すいません」

「いいのよ。次回から気を付けて」

 

 黒ソラはそう謝ると、こまちはそんな風に言う。

 再度お菓子が入って居る内容でビニール袋を黒ソラに差し出す。

 

「はい」

「ありがとうございます!」

「ありがとうございました」

 

 黒ソラは其れを受け取り、小町から出ると、こまちはそう言う。

 

「必要な物を受け取りましたので、失礼します」

 

 黒ソラはそう呟くと、そのまま何処かへと向かう。

 すると。

 

「黒ソラ様」

「あなたは…………ジープのエージェント。どうしたんですか?」

「少し、手伝ってもらおう」

「え?」

 

 黒ソラの元に、ジープのエージェントが現れる。

 ジープのエージェントがそう言うと、黒ソラは首を傾げる。

 そんな中、ソウマはデンテの元に来ていた。

 

「うむ…………ストマック社を辞めたいグラニュートか…………。そんな奴おるかのぅ?闇菓子の魅力に、抗えるかのぅ…………。わしは、お菓子の魅力には勝てんがのぅ!」

 

 ソウマから、ロジョーの事を聞いたデンテは、グミやチョコを食べながらそう言う。

 それを聞いたソウマは。

 

「やっぱり、そうなのかな…………?」

「おったとしても、そういう奴は、誰にも言わずこっそり消えるもんじゃからな。いや、ひょっとしたら、消えたんじゃなく、秘密裏に消されとるのかもしれん」

「そんな…………!?」

 

 ソウマがそう呟くと、デンテはそう言う。

 ストマック社の機密保持の為に、消されている可能性もあるのだ。

 ソウマがそう言うと、パンチングミゴチゾウが駆けつける。

 

「え?」

「あの人が危ない…………!?デンテおじさん、またね!」

「おお、そうか!気をつけてな〜!」

 

 ソウマはそう聞くと、デンテのアジトから出ていく。

 デンテはそれを見送る。

 そんな中、辛一はロジョーの捜索を行う。

 

「どこにいやがる…………!?この辺りにあいつが居たって情報が…………!」

 

 辛一は、目撃情報を元に、ロジョーの捜索を行っていた。

 そんな中、ある言葉が脳裏をよぎる。

 

『…………完全に信じたわけじゃない。でも…………そういうグラニュートがいるかもしれない。あいつは上の指示で人間を集めてる…………だけかもしれないし』

 

 ソウマの言葉だった。

 そして。

 

『許せないよ!…………でも…………一番悪いのが、別にいるなら…………反省して、やり直せるやつもいるかもしれない!』

『そうですよ!アンダーグ帝国のカイゼリンも、やり直す事が出来ました!きっと………!』

 

 ソラとソウマの言葉が過った。

 それを思い出した辛一は。

 

「……………簡単に騙されやがって…………俺が奴を捕まえて、証明してやる!」

 

 辛一はそう言って、捜索を再開する。

 その頃、ましろ達は。

 

「あのグラニュート、居た!?」

「居ません!」

「どこに行ったの…………?」

「早く探そう!」

 

 ましろ達も、グラニュートの捜索を行っていた。

 すると。

 

「「「「ランボーグ!」」」」

『っ!?』

 

 そんな声が聞こえてきて、ましろ達は振り返ると、そこにはプレゼント箱のランボーグが居た。

 

「ランボーグ!?」

「足止めという事でしょうか…………?」

「とにかく、倒すよ!」

「ええ!」

 

 それを見たましろ達は、スカイミラージュを構える。

 

「「「「スカイミラージュ!」」」」

「トーンコネクト!ひろがるチェンジ!プリズム!(ウィング!)(バタフライ!)(マジェスティ!)」

 

 ましろ達はそんな風に叫び、変身を開始する。

 

「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!」

「天高くひろがる勇気!キュアウィング!」

「アゲてひろがるワンダホー!キュアバタフライ!」

「降り立つ気高き神秘!キュアマジェスティ!」

 

 ましろ達は、プリキュアに変身して、ランボーグと応戦していく。

 その頃、ソウマとソラは。

 

「居ましたか!?」

「居ない…………!」

 

 ソラとソウマは、ロジョーの捜索を行っていた。

 すると。

 

「助けて下さい〜!」

 

 そんな悲鳴が聞こえてきて、ソウマとソラが向かう。

 すると、エージェント2体に黒ソラの攻撃で追い詰められているロジョーの姿があった。

 

「赤ガヴさん!キュアスカイさん!助けて………!助けて下さい!」

 

 ロジョーは、ソウマとソラに助けを求める。

 それを見た二人は、変身する。

 

グミ!

EAT(イート) グミ!

ガヴ……ガヴ……

 

「スカイミラージュ!」

 

 ソウマはガヴにポッピングミゴチゾウを装填して、ソラはスカイミラージュにスカイトーンを装填する。

 

「変身!」

「トーンコネクト!ひろがるチェンジ!スカイ!」

 

 二人はそう言うと、変身を開始する。

 

ポッピングミ!ジューシー!

 

「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」

 

 ソウマは仮面ライダーガヴに、ソラはキュアスカイに変身する。

 そのまま、エージェントと黒ソラと応戦する。

 

「こっち!」

 

 ソウマはロジョーを連れて、広い場所へと向かう。

 

「下がって!」

 

 ソウマがロジョーを下がらせると、エージェントと黒ソラと応戦する。

 ソウマとソラは、エージェントからロジョーを守る様に戦う。

 すると。

 

「へへへっ!ハァァァァァ!」

「「っ!?」」

 

 ロジョーはそんな風に笑うと、ソウマとソラに攻撃する。

 ソウマとソラは、油断を突かれて、エージェントによって、階段下に落とされる。

 

「まんまと引っかかったな!」

「やっぱり……………騙してたのか!」

「そんな…………!?」

「当たり前だ!そんなに簡単に闇菓子を諦められると思うなよ!というより、本気で殺しに来るんじゃねぇよ!」

「本気でやらないとバレるじゃないですか」

 

 ロジョーはそう言う。

 二人を騙していたのだ。

 ソラとソウマがそう言うと、ロジョーはそう言い、黒ソラに文句を言う。

 すると、ソウマとソラは口を開く。

 

「……………信じたかったんだ…………!人を襲わないグラニュートが…………居たら良いなって…………!」

「私もです…………!己の罪を認めて、やり直せると信じてたのに……………!」

「あ?あ〜ま〜ちゃ〜ん〜だな!オリャアーッ!お?あれ?」

 

 ソウマとソラはそう言う。

 アンダーグ帝国の面々と同じ様に、やり直す事を信じていたのだ。

 だが、ロジョーはそんな二人を嘲笑うと、攻撃する。

 ロジョーの攻撃は、ソウマの左手によって阻まれていた。

 

「……………残念だよ」

「……………ええ。残念です」

 

 ソウマとソラは、落胆とも失望とも取れて、静かな怒りを滲ませた様にそう言うと、ソウマはケーキングゴチゾウを装填する。

 

ケーキ!

EAT(イート) ケーキ!

ガヴ……ガヴ……

 

 ソウマはガヴにケーキングゴチゾウを装填すると、ガヴドルを回転させる。

 デリカッションを押すと、ゴチゾウが展開される。

 

「ハァァァァァ!」

「うわぁぁぁぁ!?」

 

 すると、アーマーが弾けると共に、ソラはロジョーに攻撃する。

 ソウマにクリームがかかっていき、ホールケーキのような形状になる。

 そんな中、エージェントが攻撃するが、ガヴホイッピアによって阻まれる。

 すると、ケーキが8等分に分かれて、アーマーに変化して装着される。

 最後に、周囲を飛び交っていたイチゴが、トッピングされる。

 

ケーキング!アメイジング!

 

 ソウマは、ケーキングフォームに変身する。

 

「ふっ!」

「ちょっと待って!?こんなの聞いてな〜い!!」

「「ハァァァァァ!」」

 

 ソウマとソラは大きくジャンプすると、ソウマはガヴホイッピアからクリームを発射して攻撃する。

 ロジョーが狼狽える中、二人は攻撃する。

 

「ふっ!はっ!」

「うわっ!?」

「ハアッ!」

 

 ソウマとソラは、ロジョーに激しい攻撃をしていく。

 ソウマが背中越しにガヴホイッピアのクリーム攻撃をする。

 そこから、ロジョーはガヴホイッピアを掴む。

 だが、ソウマはガヴホイッピアにザクザクチップスゴチゾウをセットする。

 ゴチゾウが消えると、ソウマはパンチする要領でホイップッシュを長押しする。

 

デコレーション!

 

「ホイップ兵!」

 

 その音声が鳴り、ソウマがそう叫ぶと、腕と足の部分にザクザクチップスフォームのアーマーを装着したホイップ兵が召喚される。

 

「誰っ!?」

 

 召喚されたザクホイップ兵は、ザクザクチップスラッシャーで攻撃していく。

 

「させませんよ!」

「それはこっちのセリフです!」

 

 黒ソラが妨害しようとするが、ソラが黒ソラを妨害する。

 そして、今度はチョコダンゴチゾウをセットする。

 再びホイップッシュを長押しすると。

 

デコレーション!

 

「ああっ!?また増えた!?」

 

 上空にチョコダンフォームのアーマーを装着したチョコホイップ兵が召喚され、チョコダンガンで銃撃する。

 

「くぅぅぅ………!たまらん!あとは任せたぞ!」

「ええ」

「待て!」

「逃しませんよ!」

 

 ロジョーはそう言うと、エージェントと黒ソラにソウマとソラの相手をさせ、逃走する。

 ソウマとソラは、エージェントと黒ソラに阻まれる。

 すると、そこに辛一がやってくる。

 

「ガヴ!スカイ!」

「辛一!」

「ごめんなさい…………!やっぱり…………!」

「だから言っただろ!あいつは俺に任せろ!」

 

 辛一がそう言うと、ソウマとソラはそう言う。

 それを聞いて、二人も騙されていた事が分かると、辛一はそう言って、ロジョーを追いかける。

 すると、ソウマの元にザクホイップ兵が倒れてきて、エージェントはソウマに攻撃する。

 

「まずはこいつらを…………!」

「そうですね!」

 

 ソウマとソラはそう言うと、エージェントと黒ソラと応戦する。

 ロジョーが逃げていると。

 

「危ない、危ない!おっと!?」

 

チョコ!

SET(セット) チョコ!SET(セット) チョコ!

 

「変身!」

 

 ロジョーがそう言いながら歩いていると、辛一はヴァレンバスターにチョコドンゴチゾウを装填して、銃撃する。

 すると、ロジョーの足元がチョコの様になり、ロジョーは倒れる。

 

「ハァァァァァ!おりゃぁぁぁぁ!!」

「誰っ!?」

 

 ロジョーが倒れる中、辛一はロジョーにプロレス技をかけつつ倒れて、ヴァレンに変身する。

 

「またお前か…………!」

「今度こそ、お前をぶっ倒す!」

「保険をかけておいてよかったよ!」

 

 ロジョーがそう言うと、辛一はそう叫ぶ。

 すると、エージェントが現れ、辛一を引き剥がす。

 

「おっ!?何だお前ら…………!?」

「赤ガヴ狙いだったが、作戦変更だ!はっはあっ!」

 

 辛一がエージェントと応戦する中、ロジョーはそう言う。

 その頃、ソウマとソラは。

 

「ふっ!はっ!」

「ハァァァァァ!」

「ふっ!ハアッ!」

 

 黒ソラとエージェントと応戦していた。

 エージェントの一人がザクホイップ兵のザクザクチップスラッシャーを破壊する中、チョコホイップ兵が銃撃する。

 もう一体のエージェントがチョコホイップ兵に攻撃するが、ソウマが攻撃する。

 黒ソラも、ソラが抑えていた。

 そんな中、ソウマはケーキングゴチゾウをガヴホイッピアに装填する。

 

ホールケーキ!

 

 その音声が鳴ると、ソウマはガヴホイッピアのホイップッシュを3回押す。 

 すると、ガヴホイッピアの刀身にエネルギーが溜まっていき、二人のホイップ兵がソウマの近くに来る。

 

ホイップチャージ!

 

「これで終わりだ!ハァァァァァ!」

 

ケーキングブレイキング!

 

「「うわぁぁぁ!?」」

 

 ソウマは、ケーキングブレイキングを発動して、エージェントを倒す。

 すると、疲労から少し倒れる。

 

「でも…………何でジープ兄さんのエージェントが…………?」

 

 ソウマはそんな風に呟く。

 すると。

 

「隙だらけですよ!」

「させません!」

 

 黒ソラが攻撃しようとするが、ソラに阻まれる。

 

「ソウマさん!辛一さんの元に向かって下さい!どうにか抑えます!」

「分かった!」

 

 ソラがそう言うと、ソウマはポッピングミフォームに戻りつつ、辛一の元に向かう。

 その頃、ましろ達は。

 

「ハァァァァァ!」

 

 ましろは、ランボーグに向かって光球を放って、攻撃をしていく。

 

「ハアッ!てやっ!」

 

 ツバサは、ヒットアンドアウェイの要領で空中を素早く飛び、ランボーグを翻弄しつつ攻撃していく。

 

「はっ!よっ!」

 

 あげはは、蝶形のバリアで攻撃を防ぎつつ、素早く動いて、ランボーグに攻撃していく。

 

「ふっ!てやっ!」

 

 エルちゃんは、相手の懐に素早く潜り込み、ランボーグに攻撃していく。

 すると。

 

「「「「ランボーグ!」」」」

 

 ランボーグはそう言うと、何かの箱をましろ達に投げつける。

 

「えっ?何これ?」

「さぁ…………?」

「開けて良いのかな?」

「分かんないけど…………」

 

 それを受け取ったましろ達は困惑する。

 すると。

 

「きゃっ!?」

「うわっ!?」

「えっ!?」

「きゃっ!?」

 

 箱が開くと、そこから、爆弾だったりびっくり箱のように顔が出てきたりする。

 

「何これ!?」

「随分と悪趣味なプレゼントボックスですね!」

「許せない…………!」

「行こう!」

 

 それを受けたましろ達は、驚きつつも、ランボーグと応戦していく。

 その頃、辛一は。

 

「ふっ!はっ!」

 

 辛一は、エージェントと応戦していた。

 だが。

 

「ふっ!フッ!おらっ!」

 

 辛一は一人のエージェントに蹴りを入れようとするが、躱されてしまい、地面に叩きつけられ、関節を固められ、倒れてしまう。

 

「てめぇ…………!だったら、これで!」

 

 辛一はそう言うと、ブシュエルゴチゾウを取り出して、ヴァレンバスターに装填する。

 

ケーキ!

SET(セット) ケーキ!SET(セット) ケーキ!

 

 ブシュエルゴチゾウをセットして、クラックジャッキを動かそうとしたが、エージェントに抑えられ、ブシュエルゴチゾウをロジョーに奪われてしまう。

 

「へっへっへっへ!残念だったな!これで終わりだ…………!ふふふふっ!」

 

 ロジョーはそう言うと、体を赤く光らせて、横に素早く動いていく。

 辛一はエージェントに抑えられてしまった。

 

「必殺!横歩き!ハァァァァァ!」

「うわぁぁぁぁぁ!?」

 

 ロジョーはそう言うと、辛一に突っ込み、エージェントに抑えられていた辛一は避けられずに当たってしまい、変身解除に追い込まれる。

 

「はっはっは!お前を捕まえて、ストマック社に突き出す!そうすれば、大量の闇菓子を手に入れられるってわけだ!オリャアーッ!」

「うわぁぁぁぁ!?」

 

 ロジョーはそう叫ぶ。

 ストマック社にガヴやヴァレン、プリキュアを突き出せば、大量の闇菓子を貰えると考えたのだ。

 ロジョーは辛一を踏みつける。

 辛一は気絶してしまい、そこにソウマがやってくる。

 

「おっと!?おお!?」

「はっ…………!辛一!」

 

 ロジョーが驚く中、ソウマはそう叫ぶ。

 果たして、辛一の運命は。




今回はここまでです。
今回は、辛一が倒された直後までです。
ソウマとソラの優しさに漬け込んだロジョー。
二人の逆鱗に触れてしまい、圧倒される。
だが、辛一に手を出す。
そんな中、黒ソラは秋元こまち/キュアミントに接触する。
彼女の髪の毛を採取しましたが、果たして、ニエルブが企んでいる事とは。
次回で、ロジョーとの決着がつきます。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
ひろプリの強化フォームに関してのアンケートについては、次回で締め切ります。
現状は、デンテが強化アイテムを作る感じですね。
賢者の孫とガッチャードとのコラボエピソードに関しては、時系列はどのタイミングにするのかは、考えていきます。
あと、ガヴのショートアニメであるガヴっとアニメや、16日に配信されたおかしなスクールデイズに関しても、やろうかなと考えています。
意見があれば、よろしくお願いします。

ひろプリの強化はどんな感じにするか

  • デンテが作ったアイテムで強化
  • スカイミラージュにゴチゾウの力が宿る
  • ゴチゾウがスカイトーンに変化する
  • スカイトーンとゴチゾウが融合する
  • スカイトーンにゴチゾウが取り込れる
  • ダイヤモンドリボンスタイルみたいな感じ
  • 強化なし
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