仮面ライダーガヴ&ひろがるスカイ!プリキュア   作:仮面大佐

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第20話 ノエルのおくりもの

 ある時、ストマック社のバイトを辞めて、罪を償いたいとロジョーはソウマとソラに言った。

 だが、ロジョーはソウマとソラを騙していたのだ。

 ソウマとソラの強さを見て、辛一が狙われてしまったのだ。

 

「ふっ!フッ!おらっ!」

 

 辛一は一人のエージェントに蹴りを入れようとするが、躱されてしまい、地面に叩きつけられ、関節を固められ、倒れてしまう。

 

「てめぇ…………!だったら、これで!」

 

 辛一はそう言うと、ブシュエルゴチゾウを取り出して、ヴァレンバスターに装填する。

 

ケーキ!

SET(セット) ケーキ!SET(セット) ケーキ!

 

 ブシュエルゴチゾウをセットして、クラックジャッキを動かそうとしたが、エージェントに抑えられ、ブシュエルゴチゾウをロジョーに奪われてしまう。

 

「へっへっへっへ!残念だったな!これで終わりだ…………!ふふふふっ!」

 

 ロジョーはそう言うと、体を赤く光らせて、横に素早く動いていく。

 辛一はエージェントに抑えられてしまった。

 

「必殺!横歩き!ハァァァァァ!」

「うわぁぁぁぁぁ!?」

 

 ロジョーはそう言うと、辛一に突っ込み、エージェントに抑えられていた辛一は避けられずに当たってしまい、変身解除に追い込まれる。

 

「はっはっは!お前を捕まえて、ストマック社に突き出す!そうすれば、大量の闇菓子を手に入れられるってわけだ!オリャアーッ!」

「うわぁぁぁぁ!?」

 

 ロジョーはそう叫ぶ。

 ストマック社にガヴやヴァレン、プリキュアを突き出せば、大量の闇菓子を貰えると考えたのだ。

 ロジョーは辛一を踏みつける。

 辛一は気絶してしまい、そこにソウマがやってくる。

 

「おっと!?おお!?」

「はっ…………!辛一!」

 

 ロジョーが驚く中、ソウマはそう叫ぶ。

 すると。

 

「はぁっ!」

 

 スイクスは、アイスボックスバスターで凍結弾をロジョーに向けて発射するも、避けられる。

 

「残念だったな!青ガヴ!じゃあな!」

 

 ロジョーはそう言うと、泡を吐いて、辛一を連れ去ってしまう。

 

「待て!」

「ケーキ!イートケーキ!」

 

 ソウマが追いかけようとしたが、逃げられてしまった。

 そんな中、消える直前に隠れて走っていたケーキングゴチゾウが辛一のズボンのポケットの中に入り込む。

 

「くっ、さっきの戦いで体力が………」

 

 ケーキングフォームの影響でパワーを使いすぎて、変身解除したソウマ。

 すると、スイクスは水色のガヴフォンからinゼリーを取り出しソウマに渡す。

 

「飲んでくれ。ゼリー飲料だ。少しは回復するはずだ」

「ありがとう」

 

 スイクスはそう言うと、inゼリーを渡して、ソウマはそれを飲む。

 すると、ソラがやってくる。

 

「ソウマさん!スイクスさん!辛一さんは!?」

「ごめん…………!逃げられた…………!」

「そんな…………!?」

「とにかく、僕はあのグラニュートを追う。君たちは、ランボーグの相手をしたらどうだい?」

「分かりました!」

「頼む!」

 

 ソラがやってくると、そんなふうに言う。

 ソウマの言葉にソラが唖然となると、スイクスはそう言い、二人はランボーグの対処に向かう。

 スイクスは、ロジョーの捜索を行う事に。

 その頃、ましろ達は。

 

「ハァァァァァ!」

「ハアッ!てやっ!」

「はっ!よっ!」

「ふっ!てやっ!」

 

 ましろ達は、ランボーグと応戦していた。

 だが、変幻自在な攻撃をしてくるプレゼントボックスのランボーグに苦戦していた。

 

「なんか、色々と変な攻撃をしてくるよね…………!?」

「プレゼントボックスのランボーグですからね…………」

「やるじゃん…………!」

「でも…………負けてられない!スリクマス………クリスマスは、皆が笑顔でいて欲しいの!」

「プリンセス…………」

 

 ましろ達はそう話す。

 プレゼントボックスのランボーグは、爆弾だったり、びっくり箱だったりを渡してくるのだ。

 すると、エル/キュアマジェスティはそう叫ぶ。

 実際、エル達のクリスマスは、カイゼリンが侵攻してくるというのもあり、空気が少し重かったのだ。

 そんな風に叫ぶ中、ランボーグは。

 

ランボーグ「ランボーグ!」

 

 爆弾を放り投げてくる。

 すると。

 

「大回転!プリキュア返し!!」

「ハァァァァァ!」

 

 そんな声と共に、爆弾に二人の人間が張り付いて、ランボーグに爆弾を跳ね返した。

 

「お待たせしました!」

「大丈夫!?」

「ソラちゃん!ソウマ君!」

「あの蟹のグラニュートは見つけましたか!?」

「ごめん!騙されちゃって…………」

「やっぱりか……………」

 

 爆弾を跳ね返したのは、ソウマとソラだった。

 ましろがそう言い、ツバサがそう聞くと、ソウマはそう謝る。

 薄々そんな感じがしたのか、あげははそう言う。

 

「話は後にします!今はランボーグを倒しましょう!」

「ええ!」

 

 ソラがそう言うと、エルちゃんはそう答える。

 すると、スカイグミのゴチゾウが出てきて、キュアバタフライの様な絵に変わる。

 

「えっ!?今度はバタフライ!?」

「行こう!」

「うん!」

 

 ソウマがそれを見てそう驚いていると、あげははそう話しかける。

 ソウマは、バタフライのゴチゾウをガヴに装填する。

 

プリキュア!

レジェンドプリキュア!

 

 その音声が鳴ると、ソウマはガヴドルを回転させる。

 そして、デリカッションを押すと、ゴチゾウが展開する。

 

アゲてひろがるワンダホー!キュアバタフライ!

バタフライ!

 

 ソウマはそれを使って、キュアバタフライフォームに変身する。

 

「力が湧いてくる…………!行こう!バタフライ!」

「OK!」

 

 ソウマがそう言うと、あげははそう答える。

 ソウマ達は、ランボーグへと向かっていく。

 

「はっ!ハアッ!」

「よっ!はっ!」

 

 ソウマとあげはは、蝶のバリアを駆使して、攻撃をしていく。

 ランボーグが押される中、ランボーグが箱を開けようとすると。

 

「させない!ハァァァァァ!」

「らっ!?ランボーグ!?」

 

 ソウマはバタフライプレスを発動して、4体のプレゼントボックスのランボーグの蓋を塞ぐ。

 

「蓋が塞がれました!」

「そうか!塞いじゃえば、中身を出せないもんね!」

「ありがとう!じゃあ私も!」

 

 それを見たソラとましろがそう言うと、あげははそう言い、ミックスパレットを取り出す。

 

「ミックスパレット!二つの色を一つに!レッド!ブルー!」

 

 ソラはミックスパレットをあげはに投げ渡す。

 それを受け取ったあげははそう言うと、ペンで赤と白のボタンをタッチする。

 

「ワンダホーに、アゲてこ!」

 

 あげはがそう叫ぶと、近くにいたザクザクチップス、ふわマロ、チョコダン、グルキャンの4体にかかる。

 すると。

 

「「「「(ゴチゾウの鳴き声)」」」」

「「えぇぇぇぇぇ!?」」

「大きくなりましたよ!?」

「嘘…………!?」

「凄いよ!」

「まさか、こうなるなんてね…………」

 

 すると、その4体が巨大化して、ソラ達は驚いた。

 ソウマがそう叫ぶが、あげはは何とも言えない表情を浮かべていた。

 先ほどの力は、あげはもどういう効果が出るのか、分からないからだ。

 

「「「「(ゴチゾウの鳴き声)」」」」

「「「「ら、ランボーグ!?」」」」

 

 ゴチゾウ達はランボーグに襲い掛かる。

 ゴチゾウ達の攻撃を受けて、ランボーグは満身創痍と言える状況になった。

 ゴチゾウ達が元のサイズに戻ると。

 

「ランボーグが弱ってます!」

「ソウマ君!バタフライ!」

「分かった!バタフライ!」

「OK!」

 

 ソラがそう言うと、ソウマとあげははとどめを刺そうとする。

 ソウマは、ガヴドルを回転させる。

 

ガヴ……ガヴ……

CHARGE(チャージ) ME(ミー)CHARGE(チャージ) ME(ミー)

 

 そんな音声が鳴る中、ソウマはデリカッションを押す。

 

バタフライ!ツヨイ〜!

 

「ひろがる!バタフライプレス!」

「ハァァァァァ!」

 

 二人はバタフライプレスを同時に発動して、4体のランボーグを一気に押し潰す。

 それを受けたランボーグ達は。

 

「「「「スミキッタ〜…………」」」」

 

 そう言うと、ランボーグは浄化されて、周囲が修復される。

 ソウマ達はランボーグを撃破したのだった。

 その頃、ストマック社では、エージェントが大量のヒトプレスをテーブルに出す。

 

「例の新しいアルバイトが納品した物です」

 

 エージェントがそう言うと、ランゴとグロッタは、ヒトプレスを見る。

 

「どれもこれもすっごい幸せそう…………!こんな高品質のヒトプレス、なかなか手に入んないわよ」

「量も申し分ない。実に素晴らしい…………!この調子で励む様に伝えろ」

「はっ」

 

 ランゴとグロッタは満足げにそう言う。

 ランゴがエージェントにそう命令すると、ランゴは追加の命令を出す。

 

「やり過ぎて目立つな…………ともな」

「はい」

 

 ランゴがそう言うと、エージェントはそう答えて、仕事に戻った。

 すると、ランゴはタブレットでラーゲ9のデータを出しつつ、口を開く。

 

「コードネーム…………ラーゲ9。期待通り、優秀な男の様だ」

「あいつの毒には、一時的に極限まで幸福度を引き上げる作用があるって聞いてたけど…………まさか、一気にこの量…………!赤ガヴやプリキュアどもが、目立つアルバイトに気を取られてる隙に、ラーゲ9がこっそりヒトプレスを集める。高品質を大量に…………!これがランゴ兄さんの計画だったわけね」

 

 ランゴが満足げにそう言うと、グロッタはそう言う。

 ラーゲ9の毒で幸福度を高めて、一気に集める。

 閉鎖空間さえ確保できれば、大量のヒトプレスを集める事が出来るのだ。

 

「ふん。こんなにも早く優秀なアルバイトが現れるとは……………あいつが闇菓子にハマってくれてよかったよ」

 

 ランゴはそう呟く。

 そんな中、ラーゲ9はソラシド市のどこかを歩いていた。

 その頃、ニエルブの研究室に、黒ソラが戻ってきた。

 

「ニエルブ兄さん、只今戻りました」

「あぁ、お帰り。其れで目的の物は回収できたかな?」

「はい、ご覧の通り!」

 

 黒ソラがそう言うと、作業をしていたニエルブは作業を一旦止めて、黒ソラにそう話しかける。

 黒ソラはそう言いながら、袋に入って居る小町の和菓子と秋元こまちの髪の毛、三本を机の上に置く。

 

「うん、上出来だね」

 

 ニエルブはそう言って秋元こまちの髪の毛三本をシャーレに入れて保管する。

 次にニエルブは袋の方に手を入れて、袋の中を取り出して、五千円分の竹筒羊羹、抹茶味の水まんじゅう、桃味の葛アイスを取り出す。

 

「其れで此れは如何言ったお菓子かな?」

「はい、その前に………」

 

 ニエルブがそう聞くと、黒ソラはそう言ってニエルブの研究室にあった桶に水を入れて、その中に抹茶味の水まんじゅうを入れた。

 

「それは?」

「いや、なんか水まんじゅうとセットで入って居て、水まんじゅうを美味しく頂く説明書が有ったので、その方法で容器を取り外そうと思います」

 

 ニエルブがそう聞くと、黒ソラはそう言いながら、水まんじゅうを美味しく頂く説明書をニエルブに差し出す。

 それを受け取ったニエルブは、その説明書を見ると。

 

「へぇ~…………ならそうしよう」

「分かりました!それじゃあ先ずは桃味の葛アイスから!」

 

 ニエルブは『郷に入っては郷に従え』と言うのか、そんな風に言う。

 黒ソラはそう言って、桃味の葛アイスを二本手に取り、包装袋を外す。

 

「はい!」

「頂くよ」

 

 黒ソラはニエルブに桃味の葛アイスを渡して、桃味の葛アイスを一口食べる。

 すると。

 

「う~ん、アイスとは全く別な触感です!口に含んだ時は、凍った桃のシャリ、シャリと音が鳴るのに、噛んでいくと葛の触感が伝わってきまので、二重の意味で美味しくて面白いですね!」

 

 黒ソラはそんな風に説明しながら食べていく。

 ニエルブは、何とも言えない表情を浮かべていた。

 黒ソラはあっという間に桃味の葛アイスを食べ終わり、少し遅れてニエルブも食べ終わる。

 

「闇菓子も良いですけど、たまには食感違う菓子食べるのも良いですね。他にも有りますので食べましょう」

 

 黒ソラはそう言うと、ニエルブに自分が選んだ和菓子の説明を忘れたのか、和菓子を食べ始める。

 

「…………」

 

 ニエルブは、黒ソラが選んだ和菓子を食べながら、頭の中で新しいドライバーの設計図を作成していた。

 その頃、ソウマはデンテの元に訪れていた。

 ちなみに、ソラ達も付いてきていた。

 

「どうも!ソウマが世話になってる様じゃな!」

「ええっと…………あなたが?」

「ソウマ君の大叔父ですよね?」

「うむ!わしがデンテ・ストマックじゃ!」

 

 デンテは明るく接するが、ソラ達は少し警戒する。

 何せ、グラニュートが目の前に居るのだから。

 一応、ソウマからデンテの人となりは聞いていた。

 闇菓子を作った人物であるとも。

 そこから、デンテと話をする。

 ロジョーを信じたかったが、裏切られたと。

 

「……………まあ、そう気を落とすな。お前さんだって、信じておったわけではないのだろう?」

「だけど…………信じたかった。あいつが更生出来るって…………」

「虜になってしまうと、辞められないのじゃよ、闇菓子は。我ながら…………罪な物を作ったもんじゃ…………」

「………………」

 

 デンテはそう言うと、ソウマはそう言う。

 どこか、自画自賛の様に聞こえるその言葉には、プリキュアの面々は、デンテを睨んでいた。

 すると、デンテは口を開く。

 

「しかし、お前さんは不思議な事を気にするんじゃな。ストマック家に生まれながら…………誰に似たんじゃろうな…………」

 

 デンテはそんな風に言う。

 ソラ達がデンテを睨む中、ソウマはある言葉を思い出していた。

 

無理に決まってんだろ!グラニュートは…………根こそぎぶっ倒す!スイクスって奴もいずれはぶっ潰す!!

 

 それは、辛一のグラニュートに対する憎しみの言葉だった。

 それを思い出すと。

 

「辛一に…………俺がグラニュートだって言えてないんだ」

「…………それは、言わん方が良いかもな」

「でも、このまま黙ってるのも…………!」

「知られたら、次にヴァレンが狙うのは、お前さんじゃぞい」

 

 ソウマがそう言うと、デンテは真面目にそう忠告する。

 すると。

 

「…………私は信じてる。辛一さんは、スイクスがグラニュートだと知っても、何とか矛を収めてくれた。だったら…………!」

「ですが、衝突するのは避けられませんよ」

 

 ましろはそう言う。

 辛一も、スイクスがグラニュートだと知っても、事情を聞いた事で、矛を収めてくれた事を。

 だが、ツバサの言うことも一理あった。

 ソウマ達は、対応に悩んでいた。

 辛一に対する対応を。

 その頃、辛一はロジョーが拠点にしている廃墟に居た。

 

「うっ…………ううっ…………!ここは…………」

 

 辛一はロープで手足を縛られた状態で目を覚ました。

 ロープで手足を縛られている事に気づくと。

 

「しくったな…………捕まっちまうなんて………」

 

 辛一がそう言うと、周囲を見渡す。

 辛一の視線の先には、辛一のバッグと、ヴァレンバスターが置かれていた。

 

「あれを取り返せれば…………!」

 

 辛一はそう言うと、何とか抜け出そうとする。

 すると、割とあっさり手をロープから外す事が出来た。

 

「楽勝じゃねぇか…………!」

「ジープ様!」

 

 辛一はそう言うと、足のロープも切ろうとする。

 すると、そんな声と共に扉が開く音がした。

 辛一はすぐに横になる。

 すると、ロジョーと共に、ジープが現れる。

 

「こちらです。見て下さい!手土産でございます!ほら、赤ガヴやプリキュアともう一人、邪魔をしていた男です!ははは!私が捕まえました」

(あいつは…………確か…………)

 

 ロジョーがジープに対してそう話す中、辛一はそう考える。

 辛一のことを、ジープは無言で見つめていた。

 経緯は、ロジョーがジープの元に来た頃に遡る。

 

『おい〜…………おあっ!ジープ様!探しましたよ!やっとお目にかかれた!実はですね…………』

『誰?』

『ええっ!?俺ですよ!俺俺!アルバイトの!まあ良いです。取り敢えず!そんなことよりですね…………もうすぐ例の赤ガヴを捕まえられそうなんですよ!ぜひ、ジープ様にもご覧いただきたくて……………』

『何?』

 

 ロジョーがそう言うと、ジープはそっけなくそう言う。

 すると、ロジョーがそう言うと、ジープは反応した。

 シータの仇が取れるからだ。

 そうして、エージェントや黒ソラを使って、捕獲しようとしたのだ。

 

「ジープ様の眷属をお借り出来たおかげで、黒ソラとか言うやつの協力を得て、捕まえる事が出来ました!ささ、報酬の闇菓子を!」

 

 ロジョーはそう言う。

 どうやら、ジープに赤ガヴを差し出すことで、闇菓子を手に入れる事を画策した様だ。

 だが。

 

「……………赤ガヴじゃない」

「え?えっ?えっと…………ちょっと…………えっ!?それはですね!」

 

 ジープはそう呟くと、どこかへと去っていく。

 ソウマじゃ無い以上、関係なかったのだ。

 それを見たロジョーは。

 

「あぁぁ!何なんだあいつ…………!うぉら!」

 

 ロジョーは苛立ち気味に、近くにあった机を蹴る。

 壊れた机が辛一の方に転がる中、ロジョーは可児としての姿になる。

 

「あ〜あ…………クビになった奴に擦り寄っても仕方ないか…………。やっぱ、ランゴ様に取り入るしかないかな…………」

 

 可児はそんな風に言う。

 それを聞いていた辛一は。

 

(ランゴ?そいつが偉い奴なのか?このままここに居れば…………ストマック社の事が分かるかもしれない)

 

 辛一はそんな風に判断する。

 ストマック社に乗り込むチャンスだと感じていた。

 そして、ある言葉を思い出す。

 

『もし…………もしもだよ。闇菓子に関わらないグラニュートが居たとしたら、辛一さんは信用出来る?』

『そうだよ!美少年だって…………!』

 

 それは、ましろとあげはの言葉だった。

 ひろプリは、アンダーグ帝国と和解出来たから、グラニュートとも和解出来ると見ていると、辛一は判断していた。

 

「…………あのさ、ランゴ様にね、伝えたい事があるんだけども…………」

(グラニュートは信用できないって事を………証明してやる!)

 

 可児が電話で誰かに話しかける中、辛一はそう決める。

 ソウマやソラ達の為に、グラニュートが悪だという事を示す為に。

 その頃、ブンブンでは、陽香が昼食を作る中、ソウマはゴチゾウ達の報告を受けていた。

 

「辛一、見つからなかったか…………」

 

 辛一が見つかっていないという報告を受けて、ソウマがそう呟くと、ザクザクチップスゴチゾウとふわマロゴチゾウは泣き出した。

 まるで、役に立てていない事を後悔するかの様に。

 

「もう少し、お願い出来る?」

 

 ソウマがそう聞くと、2体のゴチゾウは頷き、辛一の捜索に戻る。

 すると。

 

「お昼出来たよ〜」

「……………ありがとう」

 

 陽香がそう言って、昼食を置く。

 昼食は、ナポリタンだった。

 ソウマがそう答えると、陽香はソウマの様子がおかしい事に気づいた。

 

「元気ないじゃん。シンチーとまだ仲直り出来てないんだ」

「……………うん。ていうか、俺が間違ってたんだ」

「ふ〜ん…………そっか…………」

 

 陽香がそう聞くと、ソウマはそう答えながら椅子に座る。

 それを聞いた陽香は。

 

「……………でも、友達ってそういうもんじゃん」

「え?」

「皆、喧嘩ぐらいするっしょ。しょうもない事から、ガチなやらかしまで色々さ。うちとりっつんもアホしたし」

 

 陽香はそう語る。

 陽香も、律と喧嘩した事がある様だ。

 陽香が椅子に座ると、口を開く。

 

「悪いなって思ったら、謝ったら良いんだよ。ごめんねって」

「ごめんは言ったんだけど…………」

「あ、言ったんだ。まあ、許すかどうかは相手が決める事だしね。…………あ、でも、届いてないって思ったら、何回でも言うんだよ」

 

 陽香がそう言うと、ソウマはそう言う。

 それを聞いた陽香は、何回でも言う事を言う。

 すると、ソウマが寝ているロフトの方に向かい、ある物をソウマに渡しながら口を開く。

 

「……………ほら、『賢者の贈り物』。思いやり」

 

 陽香が渡したのは、賢者の贈り物だ。

 それを聞いたソウマは。

 

「うん」

「今日のクリパ、あげは達も来るんだけど、シンチーも来られたらな…………」

「絶対連れてくる!だから…………陽香さんは準備をお願い!行ってきます!」

「ちょ…………!?えっ!?食べないの!?ウマソー!?」

 

 ソウマは頷く。

 陽香は、クリスマスツリーを見ながらそう言う。

 それを聞いたソウマはそう言うと、ブンブンから出ていく。

 

「……………マジか」

 

 陽香はただ一言、そう呟いた。

 その頃、ある映画館では。

 

『どう?』

『すごい似合ってる』

 

 映画を見ている人たちがいた。

 すると、スクリーンの前に、ある男が現れる。

 

「おい、邪魔だ。どけよ」

 

 それを見たお客さんの一人は、そんな風に言う。

 すると、その男はミミックキーを取り外して、クラゲの様な姿になる。

 ラーゲ9だったのだ。

 

「「「うわぁぁぁぁ!?」」」

 

 ラーゲ9が現れた事にお客さん達が驚く中、ラーゲ9は光の触手を放つ。

 それにより、お客さんを極度の幸福状態にさせる。

 そして、そのままヒトプレスにしていく。

 その後、映画館から出たラーゲ9は、エージェントの元に向かう。

 ラーゲ9は、エージェントにヒトプレスを渡す。

 

「…………ふむ。質も量も申し分ない。ランゴ様もグロッタ様もお喜びだ」

「ありがとうございます」

「目立たない様、気をつけつつ、この調子で励め」

「はい!」

 

 エージェントはそう言うと、報酬の闇菓子を渡す。

 ラーゲ9はそう頭を下げると、エージェントが去っていく。

 エージェントが去ったのを見ると。

 

「うわあ〜……………やれやれ…………。取り敢えず認められたな」

 

 ラーゲ9はそう言うと、報酬の闇菓子を階段のほうに放り投げる。

 興味がないと言わんがばかりに。

 

「…………この調子で、もっと信用される様になれば…………」

 

 ラーゲ9はそう呟く。

 何かの目的で、ストマック社に近づいた様だ。

 果たして、その目的とは。

 その頃、ロジョーのアジトでは、ロジョーがギターを弾いていた。

 すると、ランゴのエージェントが現れる。

 

「おわぁぁぁ!待ってたよ!ななななななぁ!ランゴ様に伝えてくれたか?なんて言ってた?闇菓子、くれるって?」

「…………承認はされなかった」

 

 エージェントを見たロジョーがそう聞くと、エージェントは端的にそう言う。

 それを聞いたロジョーは。

 

「は?何でだよ…………!?何でだよ!?いつでもこいつの事、グラニュート界に連れていけんだぞ!なあ!直接話させてくれよ…………!なあ、扉の位置何処だよ!?教えてくれよ!なあ!?なあ!!」

(…………扉?そこに行けば、奴らが居るのか?だったら…………!)

 

 可児はそんな風に叫ぶ。

 闇菓子の中毒性に飲み込まれ、後先考えられずにいたのだ。

 それを聞いた辛一はそう考える中、エージェントは口を開く。

 

「…………ヒトプレス回収に励め」

 

 エージェントはそう言うと、去ろうとする。

 すると。

 

「ぬわぁぁぁぁ!!っ!?頼む!命だけは助けてくれ!俺の知ってる事、何でも話す!そうだ…………!ガヴの弱点なんてどうだ!?」

「っ!どうっすか!?」

「……………人間の情報など、必要ない」

 

 辛一はそう叫ぶ。

 ガヴの弱点をチラつかせて、グラニュート界に連れていく必要がある事をアピールしたのだ。

 ロジョーもそう聞くが、エージェントはそんな風に答えて、そのまま去っていく。

 

「ああ……………!ふふふふ……………良い心がけだ…………。でもな、もう少し上手く言えよ!」

「うわっ!?」

 

 ロジョーは辛一に対して、そう言うと、回し蹴りをする。

 辛一は頭をぶつけて、気絶する。

 すると、ロジョーの上着から、ブシュエルゴチゾウが出てくる。

 

「あ〜あ…………!もうどうっすかな…………!めんどくせぇ…………!!」

 

 可児がイラつき気味にそう言う中、ブシュエルゴチゾウが抜け出した事に気づいておらず、ブシュエルゴチゾウは何処かへと向かう。

 そして、それをケーキングゴチゾウが見ていて、何処かへと向かう。

 その頃、ニエルブは。

 

「……………デンテおじさんの残した資料に…………酸田さん提供の資料。データが揃えば揃うほど、面白いものが作れる…………!」

 

 ニエルブはそう言うと、作業を再開する。

 ニエルブの手によって、ある二つのドライバーが作成されていた。

 その頃、ソウマはソラと合流して、辛一の捜索をしていた。

 

「居ましたか!?」

「いや…………何処を探せば…………」

 

 ソラがそう聞くと、ソウマはそう答える。

 すると、ブシュエルゴチゾウがやってくる。

 

「君は…………辛一に渡した…………」

「ブシュ!ブシュ!」

 

 ソウマがそう言うと、ブシュエルゴチゾウは、何かを喋る。

 すると、ソウマのガヴフォンに連絡が入る。

 

「ん?スイクス?」

 

 ソウマがガヴフォンを見ると、連絡相手はスイクスだった。

 ソウマが応答すると。

 

「スイクス!辛一を見てない?」

「見つけたよ。例の廃工場にいる。何があったか説明してくれないかい?」

「それが……」

 

 ソウマがそう聞くと、スイクスはそう答える。

 スイクスの手には、ケーキングゴチゾウの姿があった。

 辛一を見ていたケーキングゴチゾウは、スイクスの物だったのだ。

 スイクスにそう聞かれると、ソウマとソラは、ロジョーの事を説明する。

 それを聞いたスイクスは。

 

「闇菓子を止める……か。例の薬品の力は中毒性が高い。辞められる訳がない」

「薬品?」

「なんでもない。とにかく闇菓子を諦めるなんて不可能に近い」

 

 スイクスはそう言う。

 それに対して、ソウマが首を傾げると、スイクスはそう断言する。

 

「とにかく、俺は辛一がいる場所に向かうから!」

「ああ」

 

 ソウマがそう言うと、スイクスはそう答えて、連絡を切る。

 そして、ソウマはソラに話しかける。

 

「ソラちゃん。ましろちゃん達にも、この事を知らせて」

「えっ?でも…………!」

「頼んだよ!」

 

 ソウマはソラにそう言うと、そのまま、ロジョーの潜伏先へと向かう。

 それを見ていたソラは。

 

(…………今回の一件は、私とソウマさんがあのグラニュートを信じてしまったから、こんな事になったんです。私も!)

 

 ソラはそんな風に思っていた。

 ロジョーに辛一が連れ攫われた一件は、ソラも責任感を感じていたのだ。

 ソラもソウマに付いて行こうとすると、ヒリヒリチップスとまるマロのゴチゾウが現れて、体を横に振る。

 行くなと言う事だろう。

 

「ゴチゾウさん…………お願いします!私も辛一さんを助けに行きたいんです!だから…………ましろさん達に知らせてくれませんか?」

 

 それを見たソラはそう頼み込む。

 それを聞いたゴチゾウは、少し考え込むと頷き、何処かへと向かう。

 

「ありがとうございます!」

 

 ソラはそう言うと、ソウマの後を追う。

 しばらくして、ソウマはスイクスが送った位置情報と、ブシュエルゴチゾウの案内のもと、潜伏先に着いた。

 

「ここに…………辛一が…………!」

 

 それを見たソウマがそう言うと、中に乗り込んでいく。

 乗り込む際、音が鳴り、ロジョーも気づいた。

 ソウマは中に入り、周囲を警戒しながら進んでいくと。

 

「へへっ!よくここが分かったな!」

「お前…………!」

「何しに来たんだ?お?そうか!俺を…………闇菓子から解放してくれるのか!ありがたいな〜!!」

 

 ロジョーがグラニュートとしての姿になり、ソウマにそう言う。

 ソウマが睨みながらそう言うと、ロジョーは煽る様にそう言う。

 そして、その頃。

 

「やっと着きました!ここですね…………!」

 

 ソラも到着して、中に入っていく。

 一方、ソウマは。

 

「ふざけんな…………!辛一はどこだ!」

 

 ソウマはそう叫びながら、ガヴを取り出す。

 すると。

 

「おい、待て待て待て!下手な動きすれば…………仲間がどうなっても知らないぞ………?ガヴをしまえ」

 

 ロジョーはそんな風に言う。

 辛一を人質にして、ソウマの動きを制限してきたのだ。

 ソウマは、ガヴを出すためのチャックを閉じる。

 

「そうだ………!ハッハッハッ!甘い男だな!」

「うわっ!?」

 

 それを見たロジョーは、ソウマを煽りつつ、殴り飛ばす。

 

(それなら…………!)

 

 殴り飛ばされたソウマは、何かを思いつく。

 すると、ロジョーはソウマの髪を掴んで、腹を殴る。

 

「ハハハハハハハ!おらっ!ひひっ!うらっ!痛いか?オラっ!」

「うわっ!?」

 

 ロジョーは、ソウマが変身出来ない事をいい事に、痛ぶっていく。

 

「おおお…………!お?おおおお!俺の勝ちだぁぁぁぁぁ!!」

 

 ソウマが気絶した事を確認すると、そう叫ぶ。

 それと同時に、ソラも忍び込んでいた。

 

「っ!ソウマさん…………!」

 

 ソウマが倒れているのを見たソラは、思わず声を出しそうになり、隠れようとする。

 だが、その際、一斗缶が倒れて、大きな音が鳴ってしまう。

 

「っ!?」

「誰だ!?」

(やってしまいました…………!どうすれば…………!そうだ!あのドラマで見たあれをやれば…………!)

 

 ソラが驚く中、ロジョーはそう叫ぶ。

 ソラがどうするべきかを考えると、ある事を思いつく。

 それは。

 

「に、ニャア〜……………」

「あ?何だ、猫か。紛らわしいんだよ!」

 

 ソラは咄嗟に、猫の様な鳴き声を出す。

 以前、とあるドラマを見た際、見つかりかけた際に、猫のような鳴き声を出して、誤魔化すというのを見たのだ。

 それを聞いたロジョーは、あっさりと騙されて、ソウマを連れていく。

 

(あ、危なかったです…………!)

 

 ソラはロジョーが居なくなるのを見て、安堵のため息を出す。

 ソラに潜入されている事に気づいていないロジョーは、ソウマの手足を縛ると、辛一の元に連れていく。

 

「『それでも愛して、愛して、愛して欲しいんだ〜』二人仲良く、ねんねしな。さて、ランゴ様のエージェントに連絡だ」

 

 ロジョーは歌いながらそう言うと、ランゴのエージェントに連絡しようとする。

 すると、ある事を思い出す。

 

「あっ…………あれ?あれあれあれ?ジープ様でも良いんじゃね?あははは!」

 

 ロジョーはそう言うと、何処かへと向かう。

 ロジョーが去ると、ソウマは口を開く。

 

「上手く行った…………!辛一、辛一!」

「……………ソウマ?どうしてここに!?」

 

 ソウマはそう呟く。

 敢えて捕まる事で、辛一の元に行こうと考えたのだ。

 ソウマがそう話しかけると、辛一はそう聞く。

 

「助けに来たんだ!大丈夫?」

「助けに来たって…………お前だって捕まって…………!」

「ソウマさん!辛一さん!助けに来ましたよ!」

 

 ソウマがそう言うと、辛一はそう聞く。

 すると、そんな声がしてくる。

 ソラが隙を見て、やってきたのだ。

 

「ソラちゃん!?どうしてここに!?」

「私も助けに来たんです!今、ほどきますね!」

 

 ソウマが驚きながらそう聞くと、ソラはそう言って、ソウマの紐を解く。

 あまりキツく縛られていないおかげもあって、あっさり解く事に成功した。

 

「ありがとう!」

「はい!辛一さんも!」

「余計な事を…………!」

 

 ソウマがソラに礼を言うと、ソラは辛一の紐を解こうとする。

 すると、辛一はそう叫んで自力で起き上がる。

 

「何で…………?どうして…………?」

「もう少しで奴らの世界に行けるんだ!ストマック社に乗り込むチャンスなんだよ!」

「えっ…………?どうしてそんな無茶をするんですか!?」

 

 ソウマが驚くと、辛一はそう言う。

 ソラは、辛一がストマック社に乗り込もうとしていたのを聞いて、そう聞く。

 

「奴らの正体を…………調べる為だ。あいつらの酷さがはっきり分かれば、お前だって迷わず仇を討てるし、プリキュア達も、迷わず奴らを倒せるだろ!」

「俺や……………」

「私達の為に…………?」

 

 辛一はそう語る。

 ストマック社……………グラニュート界に乗り込む理由は、グラニュートが悪だと証明して、ソウマやプリキュア達が迷わず倒せる様にする為だった。

 気まずそうにする中、ソウマは口を開く。

 

「俺は辛一を助けなきゃって思って…………(でも、辛一は俺やソラちゃん達の為に…………。それって…………)」

「私も、迷惑をかけてしまいましたし…………」

 

 ソウマはそんな風に言う。

 ソラがそう言う中、ソウマはある言葉を思い出していた。

 

『う〜ん……………好きピ同士の2人が、ガチ大事なものを贈ったって訳。お互いを思いやる気持ち。ましろちゃんは、それを伝えたくて、その本を紹介したんじゃないかな?』

 

 それは、賢者の贈り物を読んでいた際に、陽香から言われた言葉だった。

 それを思い出すと。

 

「ごめん!俺が間違ってた…………!」

「すいませんでした!」

「いや…………俺のほうこそ、すまなかった。助けてくれようとしたのにな」

 

 ソウマとソラはそんな風に謝る。

 それを聞いた辛一も、謝った。

 お互いのすれ違いが、解消されたのだった。

 

「とにかく、早く逃げよう!」

「ああ…………待て待て待て!やめろって!話聞いてたか!?今なら、奴らの世界に………!」

 

 ソウマがそう言うと、辛一はなおも、グラニュート界に乗り込もうとしていた。

 それを聞いたソウマは。

 

「ダメだよ!」

「何でだよ!?」

「えっ!?いや…………どんな危険なところか分からないし、いきなり、でかい化け物に喰われちゃうかもしれないんだよ!?」

「ソウマさん…………そうですよ!今は情報が無さすぎます!」

「それは…………」

 

 ソウマはそんな風に言う。

 それを聞いた辛一がそう言うと、ソウマはそう言う。

 ソラは察したのだ。

 グラニュート界に行けば、ソウマがストマック社の血縁者である事がバレてしまう可能性があるのだと。

 ソラのフォローに辛一がそう言うと。

 

「言っただろ。生きててこそだって…………」

 

 ソウマは、以前に言った事を言う。

 それを聞いた辛一は。

 

「……………分かったよ」

「良かった…………」

 

 納得していない様にも見えたが、辛一は引き下がった。

 ソウマとソラが紐を解いていると、鼻歌を歌いながら、可児がやってくる。

 

「ふんふん…………おい貴様ら!何で解けてんだよ!?それに…………プリキュア!」

「私が助け出したんです!」

「お前らァァァァァ!!」

 

 可児はそんな風に言うと、ソラはそう叫ぶ。

 可児はそう叫ぶと、三人に突っ込んでくる。

 ソウマとソラが抑える中、辛一は机の上のヴァレンバスターを回収する。

 二人が可児を台車に落として、辛一と合流すると、変身準備を始める。

 

グミ!

EAT(イート) グミ!

チョコ!

SET(セット) チョコ!SET(セット) チョコ!SET(セット) チョコ!SET(セット) チョコ!SET(セット) チョコ!SET(セット) チョコ!

 

「スカイミラージュ!」

 

 ソウマと辛一がゴチゾウを装填すると、ソラはスカイミラージュを構える。

 可児は、ロジョーとしての姿に戻る。

 

「俺を舐めるなぁぁぁぁ!」

 

 ロジョーがそう言う中、三人は変身する。

 

「「変身!」」

「ひろがるチェンジ!スカイ!」

 

 そう叫ぶと、変身を開始する。

 

ポッピングミ!ジューシー!

チョコドン!パキパキ!

 

「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」

 

 ソウマはガヴ・ポッピングミフォームに、辛一はヴァレン・チョコドンフォームに、ソラはキュアスカイに変身する。

 

「オラァァァァァ!うわっ!?」

 

 ロジョーが三人に突っ込もうとすると、何処からともなく弾丸が飛んでくる。

 弾丸が飛んできた方を向くと。

 

「やぁ、邪魔するよ。」

「お前…………ッ!来てたのか?」

「事前に調べておくものだろう?」

「スイクスは先に調べていたんだ。」

「青ガヴまで!?ついてねぇ〜…………!」

 

 そこには、ボイクスに変身したスイクスの姿があった。

 ソウマ、辛一、スイクスがそう話すと、ロジョーはそう呟く。

 

「さっさと倒して仲直りしたらどうだい?こういうのサムいんだよ」

「……わかった。ガヴ!」

「ああ!行こう!」

「そうですね!」

 

 スイクスがそう言うと、辛一はそう言い、ソウマ達はロジョーと応戦していく。

 

「ふっ!はっ!」

「おらっ!ハアッ!」

「てやっ!ハアッ!」

「ふっ!」

「オラっ!」

 

 ソウマ達は、ロジョーと応戦していく。

 だが、殻の硬さで苦戦気味だった。

 

「このっ!」

 

 辛一はヴァレンバスターから銃弾を発射するが、殻の硬さに阻まれて、ダメージが入っていなかった。

 跳ね返った銃弾を、ソウマとソラが回避すると。

 

「うぉぉぉぉ!」

「ハァァァァァ!」

 

 ソウマとソラが攻撃しようとする。

 だが、ガヴガブレイドとパンチも殻の硬さに阻まれ、ダメージがソウマとソラに入る。

 

「オラァ!」

 

 二人が震えてる中、ロジョーは二人に攻撃する。

 二人が倒れる中、スイクスも攻撃する。

 

「ふっ!」

 

 だが、辛一のヴァレンバスターと同様に弾かれてしまう。

 

「かってぇ…………!」

「硬いです…………!」

 

 ソウマとソラは、そんな風に言う。

 ソラに関しては、拳を抑えて、涙目になっていた。

 

「アハハハ!俺ほど、体の硬いグラニュートは、そうそう居ないぞ!」

「そうだ!」

「オリャアーッ!」

 

 ロジョーはそう言うと、横に動き回り、エネルギーを貯めていて、横向きで突進してきた。

 それを見たソウマは、ブシュエルゴチゾウを乗せたゴチスピーダーをガヴガブレイドに装填する。

 

ケーキ!

PUSH(プッシュ) ME(ミー)PUSH(プッシュ) ME(ミー)

ブシュエル!

 

 その音声が鳴ると、ソウマはガヴガブレイドのトリガーを引く。

 

「食らえぇぇ!」

「うわっ!?」

 

 ロジョーは、辛一を跳ね飛ばすが、ソラとスイクスはすぐに回避する。

 そして、ソウマはすぐにガヴガブレイドのブレイポンを押す。

 

GO(ゴー)

 

 ブシュエルゴチゾウを乗せたゴチスピーダーは、近くにあったビニールの幕を切り裂く。

 ソウマが回避すると、ロジョーにビニールの幕がかかる。

 

「おおおぉわ!?何だ?これ、邪魔だ!?」

「ハアッ!」

「ふっ!」

「ハァァァァァ!」

 

 ロジョーがビニールの幕に包まれる中、ソウマはガヴガブレイドで攻撃して、スイクスは、比較的装甲が薄い場所に、アイスボックスバスターを連射し、ソラもロジョーの足に攻撃する。

 ブシュエルゴチゾウが乗ったゴチスピーダーは、辛一の元に向かう。

 

「あん?お前…………帰ってきたか」

「ヴァレン!それ使ってみて!」

「おう」

「一気に決めよう」

 

 辛一がゴチスピーダーを手に取ると、ソウマはそう言い、スイクスも動く。

 辛一はゴチスピーダーから、ブシュエルゴチゾウを取ると、ヴァレンバスターに装填する。

 

ケーキ!

SET(セット) ケーキ!SET(セット) ケーキ!

 

 ソウマとスイクスも、ケーキングゴチゾウとパンケーキングゴチゾウをそれぞれの変身アイテムに装填する。

 

ケーキ!

EAT(イート) ケーキ!

ガヴ……ガヴ……

 

 その音声が鳴ると、ソウマはガヴドルを回転させて、スイクスの周りにパンケーキのエフェクトが飛ぶ。

 ソウマがデリカッションを押して、辛一がクラックジャッキを動かして、トリガーを弾き、スイクスもトリガーを引く。

 

CRASH(クラッシュ)ON(オン)

 

 その音声が鳴る中、ソウマはクリームに、辛一はチョコクリームに包まれる。

 

「ハアッ!ハァァァァァ!」

 

ケーキング!アメイジング!

パンケーキング!ファンタジー!

 

 ソウマはケーキングフォームに、スイクスはパンケーキングフォームに変身する。

 

ブシュエル!ふわふわ!

 

 その音声が鳴ると、辛一からブッシュ・ド・ノエルの様なアーマーが伸びてくる。

 それを、右手のクリスマックスで切断すると、アーマーの状態になる。 

 辛一は、ブシュエルフォームに変身した。

 すると。

 

「ソラちゃん!」

「お待たせしました!」

「さあ、反撃と行こう!」

「行こう!」

「皆!」

 

 そこに、ましろ達も合流する。

 ロジョーはビニール幕を剥がしながら立ち上がった。

 

「ああ?何だぁ?」

「こいつでかち割ってやる」

「はっ!やれるもんならやってみろ!」

「その隙に、ミックスパレット!二つの色を一つに!レッド!ホワイト!」

 

 ロジョーがそう言う中、辛一はクリスマックスを構える。

 ロジョーが突進する中、あげははミックスパレットを取り出して、ペンで赤と白のボタンをタッチする。

 

「元気の力!アゲてこ!」

 

 あげはがそう叫ぶと、バフがソウマ達にかかる。

 そして、辛一にもかかった。

 

「サンキュー!ハァァァァァ!オラァァ!」

「うわっ!?」

 

 辛一はあげはに礼を言うと、クリスマックスを遠心力の要領でぶん回し、ロジョーの殻に叩きつける。

 すると、攻撃にびくともしなかった殻にヒビが入った。

 

「ガヴ!今だ!」

「おう!ううっ!ハァァァァァ!」

 

 辛一がそう叫ぶと、ソウマはガヴホイッピアで攻撃する。

 ソウマの攻撃で、ロジョーの胸部部分の殻が破壊される。

 

「ああっ!?そんなバカな!?」

「殻が壊れました!」

「一気に決めよう!」

 

 ロジョーは、これまで破壊されなかった殻が破壊された事に動揺する中、ソラ達も攻撃をしていく。

 

「ふっ!ハアッ!」

 

 ソラは防御力が下がったロジョーに攻撃していく。

 

「ハアッ!はっ!」

 

 ましろは、ロジョーに向かって光球を放って、攻撃をしていく。

 

「ハアッ!てやっ!」

 

 ツバサは、ヒットアンドアウェイの要領で空中を素早く飛び、ロジョーを翻弄しつつ攻撃していく。

 

「はっ!よっ!」

 

 あげはは、蝶形のバリアで攻撃を防ぎつつ、素早く動いて、ロジョーに攻撃していく。

 

「ふっ!てやっ!」

 

 エルちゃんは、相手の懐に素早く潜り込み、ロジョーに攻撃していく。

 ソウマ達も、ロジョーに攻撃していく。

 すると、辛一はクリスマックスを投げる。

 

「プリキュア!ガヴ!離れろ!」

 

 辛一がそう叫ぶと、ソウマ達はロジョーから離れる。

 すると、ロジョーの周りを飛ぶクリスマックスから、粉砂糖の様な粒子が出てくる。

 

「何だこれ…………!?」

「ふっ!」

「うわぁぁぁ!?」

 

 ロジョーが困惑していると、辛一はクリスマックスをキャッチして、ヴァレンバスターで銃撃する。

 あの粒子は起爆性を持っており、ヴァレンバスターによって連鎖爆発を起こし、ロジョーにダメージを与える。

 ロジョーが倒れると。

 

「ハァァァァァ!」

 

 スイクスは、パンケーキングアームからパンケーキエフェクトを生成し、巨大な剣を目の前に無数に召喚して、ロジョーに攻撃していく。

 ロジョーが怯む中、ソウマは。

 

「ふっ!」

「うわぁぁぁ!?」

 

 ソウマはガヴホイッピアから、ビームを放ち、ロジョーを吹き飛ばす。

 ソウマ達の猛攻を受けたロジョーは。

 

「やばい…………!これは逃げないと!うわぁぁぁぁぁ!!」

 

 ロジョーは己の不利を悟り、逃走を図ろうとする。

 

「あっ!逃げちゃう!」

「逃すか!」

 

 ましろがそう叫ぶと、ソウマはガヴホイッピアにチョコダンゴチゾウをセットする。

 ゴチゾウが消えると、ソウマはホイップッシュを長押しする。

 

デコレーション!

 

 その音声が鳴ると、ガヴホイッピアの上にザクザクチップスゴチゾウが現れる。

 ソウマは、今度はザクザクチップスゴチゾウをセットする。

 再びホイップッシュを長押しすると。

 

デコレーション!

 

 その音声と共に、二つのクリームがロジョーに向かって発射される。

 すると、ロジョーの逃げる先にザクホイップ兵がチョコホイップ兵を肩車している状態で現れる。

 

「うわっ!?またお前らかよ!うわっ!?」

 

 ロジョーがそう毒づく中、ザクホイップ兵がザクザクチップスラッシャーで斬撃すると、組体操のサボテンの様な状態になり、チョコホイップ兵が銃撃する。

 ロジョーが倒れると。

 

「皆!いくぞ!」

「ああ」

「はい!」

「うん!」

「はい!」

「OK!」

「うん!」

「言われるまでもない」

 

 ソウマがそう言うと、全員が必殺技を放つ体制になる。

 ソウマは、ガヴホイッピアにケーキングゴチゾウを装填する。

 

ホールケーキ!

 

 その音声が鳴ると、ソウマはガヴホイッピアのホイップッシュを3回押して、辛一とスイクスはそれぞれの武器を操作する。

 

ホイップチャージ!

CHARGE(チャージ) BOX(ボックス) CHARGE(チャージ) BOX(ボックス)

 

 その音声が鳴る中、ロジョーは口を開く。

 

「俺はお前らを差し出して、好きなだけ闇菓子を食える身分になるんだァァァ!うわぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 ロジョーはそう叫ぶと、やぶれかぶれと言わんがばかりに突進をする。

 ちなみに、二体のホイップ兵は、当たらないように退避していた。

 辛一とスイクスがトリガーを引くと、ロジョーの周りに丸太とパンケーキエフェクトが現れて、ロジョーを拘束する。

 

「「ハァァァァァ!」」

「氷河の闇へ消えろ!」

「ヒーローガール…………!スカイパンチ!!ハァァァァァ!!」

「ヒーローガール!プリズムショット!」

「ひろがる!ウィングアタック!」

「ひろがる!バタフライプレス!」

「ひろがる!マジックアワーズエンド!」

 

ケーキングブレイキング!

ブシュエル!

ケーキングシュート!

 

 ソウマ達は必殺技を発動して、それがロジョーに殺到する。

 

「うわぁぁぁぁ!?」

 

 それらを受けたロジョーは、大爆発する。

 闇菓子と己の手柄を諦めきれなかったグラニュートは、仮面ライダーとプリキュアの手によって、引導を渡されたのだった。

 

「やったね」

「ああ。こいつ(ブシュエル)、なかなかいいな」

 

 ソウマがそう言うと、辛一はブシュエルの事を気に入ったのか、そんな風に言う。

 すると。

 

「流石ですねぇ!」

『っ!?』

 

 拍手と共にそんな声が聞こえてきて、ソウマ達は声のした方を向く。

 そこには、黒ソラの姿があった。

 

「黒ソラ!」

「来たんですね…………!」

「もうグラニュートは倒したぞ!」

 

 それを見たましろ、ソラがそう言うと、ソウマはそう叫ぶ。

 それを聞いた黒ソラは。

 

「そうですね。ですが、ただでは終わりませんよ!クリスマスプレゼントです!」

「あれは…………雪だるまのぬいぐるみとクリスマスツリーと…………シャケのぬいぐるみ!?」

「何でシャケが…………?」

 

 黒ソラはそんな風に言うと、ある物を取り出す。

 それは、雪だるまのぬいぐるみとクリスマスツリーとシャケのぬいぐるみだった。

 それを見て、辛一とツバサが困惑すると。

 

「来なさい!アンダーグ・エナジー!」

 

 黒ソラはそう言うと、手に持っている物にアンダーグ・エナジーを注ぎ込む。

 すると。

 

「ランボーグ!」

「キョーボーグ!」

「なんだ、あのランボーグは?」

「雪だるまのぬいぐるみのランボーグと、ツリーとシャケのキョーボーグ!?」

 

 雪だるまのぬいぐるみのランボーグとツリーとシャケのキョーボーグが生まれた。

 キョーボーグは巨大なツリーに腕がシャケになっていた。

 それを見て、スイクスとエルちゃんは唖然となる。

 すると、ランボーグとキョーボーグが誕生して、建物が崩れそうになっていた。

 

「やばっ!?」

「脱出するぞ!」

「はい!」

 

 ソウマが驚く中、辛一とソラはそう言い、建物から脱出する。

 建物から脱出すると。

 

「頑張って下さい!ランボーグ!キョーボーグ!」

「あいつ、何で焼き鮭を食ってんだ?」

「さぁ…………?」

「何でですかね?」

「エル、分かんない」

「なんか…………美味しそう…………!」

「はい!とても美味しそうです!」

「そんな事言ってる場合じゃないよ!?」

 

 黒ソラは焼き鮭を食べながら、そう言う。

 それを見た辛一達が首を傾げながらそう話すと、ソラとソウマは涎を垂らしながらそんな風に言う。

 それを聞いて、ましろが突っ込んでいると。

 

「ランボーグ!」

「キョーボーグ!」

 

 ランボーグが雪玉を、キョーボーグは飾りを飛ばして攻撃してきて、ソウマ達は回避する。

 すると。

 

「ランボーグ!」

「さ、寒いです!」

「寒い…………!」

「くそっ…………!手が悴んで…………!」

 

 ランボーグが吹雪を出してきて、それを受けて、ソウマ達は寒がる。

 ちなみに、スイクスは平然としていた。

 すると。

 

「キョーボーグ!」

『うわっ!?』

「ふっ!」

 

 キョーボーグは、一同にシャケの切り身を飛ばして食べさせる。

 ソウマと辛一は変身が解けて、口の中に入るが、スイクスは剣型のパンケーキエフェクトを自身の周囲に展開してカーテン型バリアを生成しシャケの切り身を弾き返す。

 ソウマと辛一、ソラ達が一瞬震えると。

 

「「「「「美味しい!」」」」」

「「美味い!」」

「えっ?」

 

 ソウマ達はそう叫ぶ。

 飛んできたシャケは、普通に美味しかったのだ。

 それには、黒ソラも唖然となる。

 

「皮はパリパリで骨もなくて、塩加減も良くて…………美味しい!」

「はい!すっごく美味しいです!」

「あいつ…………敵の癖に美味いもん食わせるじゃねぇか」

「どういう事…………?」

「ふざけているのか?」

 

 ソウマ達はそんな風に言う。

 ソウマとソラはそんな風に叫ぶ。

 辛一がそんな風に言い、ましろが困惑していると、スイクスはそう聞く。

 

「ふざけてませんよ!なんで美味しいシャケを飛ばしているんですか!?」

「キョーボ…………クリスマスにはシャケを食えぇぇぇぇ!!」

 

 スイクスにそう聞かれた黒ソラは、そう答えつつ、キョーボーグにそう聞く。

 すると、何かの干渉を受けたのか、キョーボーグはそう叫ぶと、黒ソラにも焼き鮭を飛ばす。

 

「あむっ!?……………美味しいです!おかわりをお願いします!」

「ええっ!?」

「やっぱり、黒ソラって言っても…………ソラなんだね」

「ですね」

「私もおかわりをお願いします!」

「俺も!」

「お前ら、何言ってんだ!?」

「そんな事言ってる場合じゃないって!!」

 

 黒ソラは焼き鮭を食べると、そんな風に叫ぶ。

 それを聞いて、皆がずっこけて、そう話す。

 黒ソラは、アンダーグ・エナジーから生まれたと言っても、ソラであると感じた。

 ソラとソウマもそう叫ぶと、辛一とましろはそう叫ぶ。

 すると。

 

「ランボーグ!」

 

 ランボーグが再び雪玉を飛ばしてきて、避ける一同。

 

「行け」

 

 スイクスはパンケーキエフェクトでパンケーキ兵を複数呼び出して、パンケーキ兵は両腕に鉤爪型パンケーキエフェクトを纏い、高速移動しながらランボーグと交戦しに行く。

 すると、スカイグミゴチゾウがマジェスティゴチゾウに変わる。

 

「今度はマジェスティに!?」

「シャケも食べて、元気になったし!行こう!」

「鮭ってすげぇな…………」

「シャケだけでは心許ない。これも飲んでおいたら?」

「うん!」

 

 ツバサがそう叫ぶと、ソウマはそう言い、辛一はそんな風に呟く。

 ソウマは、スイクスからゼリー飲料を貰って、飲み、マジェスティのゴチゾウをガヴに装填する。

 

プリキュア!

レジェンドプリキュア!

 

 その音声が鳴ると、ソウマはガヴドルを回転させる。

 

「変身!」

 

 ソウマはそう叫んで、デリカッションを押すと、ゴチゾウが展開する。

 

降り立つ気高き神秘!キュアマジェスティ!

マジェスティ!

 

 ソウマはそれを使って、キュアマジェスティフォームに変身する。

 

「今度は私の力!?」

「行こう!」

 

 それを見たエルちゃんが驚く中、ソウマはそう言う。

 

「ランボーグ!」

「キョーボーグ!」

「ハアッ!」

「ふっ!」

 

 ランボーグとキョーボーグが雪玉と飾りを飛ばしてくるとソウマはマジェスティックベールで、スイクスは剣型のパンケーキエフェクトを自身の周囲に展開してカーテン型バリアで防ぐ。

 すると。

 

「食らえぇぇぇっ!!」

 

チョコドン!

 

 ヴァレンに再変身した辛一が必殺技でランボーグを吹き飛ばす。

 

「行きますよ!」

「OK!」

「「ハァァァァァ!」」

 

 ツバサ、あげはの二人は、キョーボーグを蹴り飛ばした後、真正面から急降下して行き、二体のパンケーキ兵が両腕に鉤爪型パンケーキエフェクトを纏い切り裂く。

 

「ランボーグ!」

「させない!ヒーローガール!プリズムショット!」

 

 ランボーグが巨大な雪玉を飛ばすと、ましろが必殺技で弾き返す。

 すると。

 

「お願いしますね!ハァァァァァ!」

 

 ソラがランボーグを空中に投げ飛ばす。

 

「決めるよ!」

「分かった!」

 

 ソウマとエルちゃんがそう話すと、ソウマはガヴドルを回転させる。

 

CHARGE(チャージ) ME(ミー)CHARGE(チャージ) ME(ミー)

 

 その音声が鳴ると、デリカッションを押す。

 

マジェスティ!ツヨイ〜!

 

「ひろがる!マジックアワーズエンド!」

「ハァァァァァ!」

 

 二人は必殺技を発動する。

 それを受けたランボーグは。

 

「スミキッタ〜…………」

 

 ランボーグはそう言うと、浄化される。

 それを見た黒ソラは。

 

「このままじゃまずいです!ダークミラージュ!トーンコネクト!」

 

 黒ソラはそう言って、シャケを食べながら、ダークミラージュを取り出す。

 

「アンダーグチェンジ!ダークスカイ!」

 

 黒ソラはそんな風に叫び、変身を開始する。

 

「無限に染まる暗黒の空!ダークスカイ!」

 

 黒ソラは急いでダークスカイに変身して、ソウマに襲いかかる。

 すると。

 

「させません!」

「させないよ!」

「ふっ!」

 

 あげは、つばさ、エルちゃんが足止めをする。

 すると、黒ソラの後ろからはスイクスが足止めをする。

 

「逃がさないよ」

 

 スイクスはそんな風に言う。

 ソウマは辛一、ソラ、ましろと合流する。

 

「こいつら、早く倒そう!」

「おう」

「はい!」

「うん!」

 

 ソウマがそう言うと、辛一達はそう答えて、共にキョーボーグに立ち向かおうとしたその時、スカイグミゴチゾウが二体出てきて、スカイとプリズムのゴチゾウに変わる。

 

「これって…………!」

「私とスカイの…………!」

「ヴァレン!プリズムのゴチゾウ、使ってみて!」

「お、おう!」

 

 ソラとましろがそう言うと、ソウマはそう言って、辛一にプリズムゴチゾウを渡す。

 辛一も、プリズムのゴチゾウをヴァレンバスターに装填する。

 

プリキュア!

レジェンドプリキュア!

 

 その音声が鳴ると、ソウマはガヴドルを回転させ、辛一はクラックジャッキを操作する。

 そして、二人は変身する。

 

無限にひろがる青い空!キュアスカイ!

スカイ!

プリズム!

 

 ソウマはキュアスカイのフォームに変身して、辛一はキュアプリズムのフォームに変身する。

 

「行こう!」

「はい!」

「俺たちはサポートだな!」

「うん!」

 

 ソウマ達はそう話すと、キョーボーグへと向かっていく。

 

「「ハァァァァァ!」」

「おりゃっ!ハアッ!」

「ふっ!てやっ!」

 

 ソウマはソラと一緒に接近戦を行い、辛一とましろは共に光弾を飛ばしてサポートする。

 

「ふっ!」

「キョーボーグ!?」

 

 すると、スイクスは剣型のパンケーキエフェクトをキョーボーグの周囲に射出して、両腕に纏った鉤爪型のパンケーキエフェクトと足場に円型のパンケーキエフェクトを生成して飛び上がり、急降下して切り裂く。

 

「はぁっ!」

「おりゃああ!これも悪くねぇな」

 

 二人はそう言って、攻撃していく。

 元々身体能力の高いソウマはスカイゴチゾウと遠距離攻撃をする辛一はプリズムゴチゾウと相性が良く、キョーボーグを圧倒していた。

 一方、黒ソラの方は。

 

「行くよ!ミックスパレット!二つの色を一つに!ホワイト!イエロー!速さの力、アゲてこ!」

 

 あげははミックスパレットを取り出して、支援をツバサとエルちゃんにかける。

 

「ありがとうございます!」

「ハァァァァァ!」

「くっ!?」

 

 ミックスパレットでスピードが強化されて、高速で動いて黒ソラを翻弄して圧倒していく。

 さらに、もう2体のパンケーキ兵が剣型のパンケーキエフェクトを生成して、黒ソラを拘束する。

 

「なっ!?」

 

 すると、もう2体のパンケーキ兵が両脚に鉤爪型のパンケーキエフェクトを纏い、交互に回し蹴りして、上空に吹き飛ばし、もう一体のパンケーキ兵が右手に持った槍型のパンケーキエフェクトで振り回し地面に叩き伏せる。

 

「決めるぞ!」

「はい!」

 

 辛一とましろがそう話すと、二人は必殺技を放つ体制に入る。

 

「ヒーローガール!プリズムショット!」

「食らえぇぇぇぇぇっ!!」

 

プリズム!

 

 2人はプリズムショットを放って、キョーボーグにダメージを与える。

 

「ガヴ!スカイ!」

「ソウマ君!スカイ!」

「はい!決めましょう!」

「ああ!」

 

 辛一とましろがそう叫ぶと、ソラとソウマはそう答えて、ソウマはガヴドルを回転させる。

 

CHARGE(チャージ) ME(ミー)CHARGE(チャージ) ME(ミー)

 

 その音声が鳴ると、デリカッションを押す。

 

スカイ!ツヨイ〜!

 

「ヒーローガール…………!スカイパンチ!!ハァァァァァ!!」

「ハァァァァァ!」

 

 二人は必殺技を発動する。

 満身創痍のキョーボーグは、2人のパンチを受けると。

 

「スミキッタ〜…………」

 

 キョーボーグはそう言うと浄化され、周囲の建物や破損が修復される。

 スイクスは、黒ソラに話しかける。

 

「黒ソラ。これで終わりだ」

 

 スイクスは黒ソラにそう言う。

 すると。

 

「ふっ、ふはははっ!」

「何がおかしい?」

 

 黒ソラはそんな風に笑い出す。

 それを見て、スイクスは訝しげな表情を浮かべると、黒ソラは口を開く。

 

「これだからヒーローは辞められません。私はアンダークエナジーの集合体。もっと強く!極限を上にさらに強く!だから、闇菓子は絶対に諦めない。その為にも、貴方達を徹底的に潰して、力で全てを支配する!」

 

 黒ソラはそんな風に叫ぶ。

 それには、ソラ達も驚いた表情を浮かべる。

 すると、黒ソラは撤退する。

 その場には、何とも言えない空気が満ちていた。

 その後、虹ヶ丘邸でクリスマスパーティが催された。

 本来は、ブンブンでやる予定だったが、人数が多い事から、虹ヶ丘邸で行われる事になった。

 

『メリークリスマス!』

「さ、食べよう!」

「いただきま〜す!」

 

 ソウマ達はそう言うと、グラスをぶつけ合う。

 陽香がそう言うと、ソウマはそう言う。

 陽香は、ヨヨさんに話しかける。

 

「ありがとうございます!今日は虹ヶ丘邸を貸してくれて!」

「いいえ。食事は皆で行う方がいいですから」

 

 陽香がそう言うと、ヨヨさんは微笑みながらそう言う。

 

「本当に美味しいです!」

「うん!」

「たくさんありますし、どんどん食べましょう!」

「そうね!」

「美味しい〜!」

 

 ソラ達はそんな風に話しながら、食事をしていく。

 

「…………悪くないな」

「ええ」

 

 スイクスとクリスも、食事をしていた。

 すると、陽香がソウマに話しかける。

 

「ウマソー、賢者れた?」

「賢者れた!」

「「イェーイ!」」

 

 陽香がそう聞くと、ソウマはそう答えて、2人はハイタッチする。

 すると、辛一が口を開く。

 

「あ?何の話だよ?」

「いいのいいの!あ〜美味しそう!」

「いただきま〜す!」

 

 辛一が訝しげな表情を浮かべると、陽香はそう答えて、ソウマはチキンを食べる。

 そんな中、辛一はソウマに視線を向けながら考えていた。

 

(…………ソウマの奴、危険だってことは別にしても、あんな嫌がるか?)

 

 辛一が考えていたのは、グラニュート界に乗り込もうと言った際に、ソウマがやけに拒否していたことだ。

 ソウマとのやりとりを思い出すと。

 

(もしかして…………なんか知ってて、隠してんのか…………?)

 

 辛一はそんな風に考える。

 何か、隠し事があって、グラニュート界に行く事を拒否したのではと。

 ソウマはというと。

 

(……………いつか、俺は辛一に言えるのかな………。自分がグラニュートだって…………)

 

 ソウマはそんな風に考えていた。

 すると、陽香が口を開く。

 

「あ〜…………!やっぱ、ブンブンはこの面々だよね!」

「げほっ!?ちょ…………待て!?いつから入ってんだよ!?」

「「乾杯!」」

「おい、無視すんな!おい!あ〜…………もうダメだ。食うしかねぇな」

「まあいいじゃん!なんか、私たちも馴染んできたし!」

「うん!」

「そうですよ!」

「僕たち、仲間みたいな感じがしますよ」

「うん!」

 

 陽香がそう言うと、辛一はそう突っ込む。

 すると。

 

「そういえば、ウマソー、ましろちゃんにプレゼントは?」

「えっ!?今!?」

「いいじゃん!ほら!」

 

 陽香がそう言うと、ソウマは少し恥ずかしそうにする。

 あげははそう言う。

 すると、ソウマはましろに話しかける。

 

「……………ましろちゃん」

「どうしたの?」

「ましろちゃんに…………プレゼントがあって」

「えっ!?」

 

 ソウマはましろに話しかけると、ソウマはそう言う。

 ソウマは包みをましろに渡す。

 

「開けていいの?」

「うん」

 

 ましろがそう聞くと、ソウマはそう答える。

 中から出てきたのは、マフラーだった。

 

「これって…………」

「うん…………陽香さんやあげはさんに作り方を教わって、作ってみたんだ」

 

 ましろがそう聞くと、ソウマはそう答える。

 それを聞いたましろは、嬉しそうに抱きしめると。

 

「ありがとうね!ソウマ君!」

「うん!」

 

 ましろは笑顔でそう言うと、ソウマも笑顔でそう答える。

 そんな風に話して、クリスマスパーティは続いていく。

 その頃、ストマック家のニエルブの研究室では。

 

「……………さあ、完成だ」

 

 ニエルブはそう呟く。

 ニエルブの視線の先には、二つのドライバーがあり、プリンと竹筒羊羹のゴチゾウがあった。

 ニエルブの新たな発明品が完成したのだ。

 ニエルブは、プリンのゴチゾウと青いドライバーを持って、タブレットが置いてある机の方に向かう。

 

「……………さて。あれは使用者は決まってるから…………これを最も使えるのは…………」

 

 ニエルブはそう言うと、チラリととある装置を見る。

 それは、培養ポッドの様な装置だった。

 タブレットを見て、バイトで使えそうな人を探す。

 

「改めて比べてみても…………やっぱり、フィジカルデータ的に…………君が逸材だよね。ラーゲ9君」

 

 ニエルブはタブレットを操作しながらそう言う。

 タブレットには、ラーゲ9のデータが載っていた。

 

「……………そういえば、前に僕が改造したあの変わった彼は元気かな?」

 

 ニエルブはそう言って、別のデータを呼び起こす。

 そこには、蛇の様な見た目のグラニュートの写真があった。

 そんな中、人間界をラーゲ9が歩いていた。

 ソウマ達は、この時には知らなかった。

 この世界に、ビターな刺激が齎されるという事を……………。




今回はここまでです。
今回は、ロジョーとの決着です。
ひろプリのゴチゾウで使われていなかったスカイ、バタフライ、マジェスティのゴチゾウも使いました。
そして、黒ソラが生み出したキョーボーグは、とある怪人の影響を受けました。
クリスマスといえばのあの怪人の。
ガヴとルパパトは、メイン脚本家が香村純子さんですし。
そして、ニエルブはヴラスタムギアだけでなく、別のドライバーも完成させていた。
今回でガヴの1stシーズンが終わり、次回からは賢者の孫とガッチャードとのコラボエピソードに入っていく予定です。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
アンケートは締め切って、ひろプリの強化アイテムは、デンテが作成することにしました。
デンテにどんな強化アイテムを作って欲しいのか、意見があればよろしくお願いします。
ソウマのヒロインは、ましろになる予定ですが、今後のガヴの展開を見て、どこでくっつけるのかを考えていきます。
あと、この小説には、酸賀研造に相当するキャラとして、酸田満が居ますが、そのキャラによって、ダークソウマ/ビターガヴだけでなく、ましろ、ツバサ、あげは、エルちゃんのクローンも生み出すかどうかも悩み中です。
酸賀研造なら、プリキュアのクローンを作ってもおかしくないかなとは思いますが、それだと、かなり大変になるのがネックで。
意見があれば、よろしくお願いします。
それと、ましろはひろプリ放送時には中学2年生で、ガヴのストーリーの時点では、中学3年のはずなので、高校に進学する描写も入れましょうか?
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