第21話 蠢く陰謀
ソウマとソラを騙したロジョーは、ソウマ達とプリキュアの手によって倒された。
だが、辛一はソウマに疑念を抱く事になってしまった。
そんな中、別の世界の地球。
その世界は、地球が二つあり、その片方。
そこでは、1人の青年が昼寝をしていた。
彼はカケル=パラケルス。
仮面ライダーガッチャードに変身して、魔人の首魁であるシュトロームや、ブライスなどを始めとする悪しき錬金術師に勝利して、今は人間とケミーが共に生きていける世界を目指して頑張っていた。
そんな中、カケルは夢を見ていた。
それは、カケルに似た男の子と母親が話をしている光景だった。
『ねえ、翔。大きくなったら何になりたいの?』
『僕は…………仮面ライダーに変身して、皆んなを救えるヒーローになる!』
『そっか…………!応援するわね!』
『うん!』
母親がそう聞くと、その男の子はそんな風に答える。
それを聞いた母は喜び、そう言って頭を撫でる。
すると、カケルは目を覚ます。
「…………なんか、懐かしい夢を見たな…………って、えっ!?なんで俺、エックスレックスに齧られてんの!?」
「レーックス!」
カケルが目を覚ますと、そんな風に呟く。
すると、エンシェント属性のレベルナンバー10であるエックスレックスに頭を咥えられている事に気づき、カケルは驚いた。
すると。
「何やってんの!?」
「レックス!?」
「うわっ!?イテテ…………!?」
そんな声と共に、エックスレックスに氷が飛んできて、エックスレックスに当たると、カケルはエックスレックスから吐き出される。
カケルが尻餅をついていると。
「カケル!大丈夫!?」
「エックスレックスに齧られてたけど…………」
「大丈夫、大丈夫」
そこに、2人の女性が駆け寄る。
片方はエレナ=フォン=クラークで、もう片方はミコ=ウォードだ。
エレナは仮面ライダーマジェード、ミコは仮面ライダーナールイドに変身する。
エレナとミコが駆け寄り、カケルの事を心配していると、氷を投げた女性が口を開く。
「レックス君!こんな事しちゃ、ダメでしょう!」
「レーックス………」
「だって〜……じゃないでしょ!」
その女性は、エックスレックスに対して怒鳴る。
その女性はユキこと、新世代のオカルト属性のレベルナンバー5のフブユキオンナだ。
ユキがエックスレックスに怒鳴り、怒られた子供のようにエックスレックスが言い訳していると、2人の女性が現れる。
「ユキ、落ち着いて下さい」
「この子も悪気があってやった訳じゃないんだし……」
その2人の女性はそう言う。
片方はキビル、もう片方はクロムだ。
キビルはタブー属性の錬金術師で、一時は敵対していたが、今は味方だ。
クロムは、ある存在によって生み出されたダークエルフで、仮面ライダーシャドウに変身している。
ちなみに、エレナ、ミコ、ユキ、キビル、クロムは全員、カケルと付き合っている。
「いや、大丈夫だから。(それにしても………母さんは元気かな)」
キビルとクロムが落ち着かせる中、カケルはそう言う。
カケルは先程見た夢を懐かしみ、母親の事を考えていた。
すると。
「カケル、大丈夫?」
「ああ、いや、何でもないよ。ちょっと、思い出してただけ」
エレナ達に心配されるが、カケルはそんな風に誤魔化す。
すると。
「お姉様」
「どうしたの?」
「お姉様達にお客様が来ました」
「お客さん?」
そこに、1人の女性がやってくる。
彼女は、ジロソニア。
キビルの事を信奉しており、今は味方でもある。
ジロソニアの報告に、カケル達は首を傾げる。
そんな中、一同はキビルの信者達が建てた城の客間に向かう。
ちなみに、この新地球は、特に建物がない状態であり、人間が住めないかの調査を行っている。
すると、客間には、1人の青年が紅茶を飲んでいた。
「あ!湊翔!」
「よう、久しぶりだな」
そこに居たのは、桐ヶ谷湊翔/仮面ライダーギーツだった。
カケル達とは知り合いで、別世界の神様だ。
定期的に、異常がないかのチェックをしている。
「お久しぶりです」
「ああ。それにしても…………カケルが錬成したこの新たな地球…………なかなかいいな」
エレナがそう話しかけると、湊翔はそんな風に呟く。
すると。
キビル「私達のカケルだから当然よ!」
「「「「うんうん!」」」」
キビルがそんな風に威張りながら言うと、エレナ達も賛同する。
「そ、そうか…………それで、その後の進展はどうなってるんだ?」
湊翔はキビル達に引きながらも、そんなふうに聞く。
だが、湊翔はすぐに後悔した。
なぜなら…………。
「いやぁ…………エレナ達とは上手くやってるよ」
カケルはそんな風に言う。
カケル達の惚気は、続いていた。
しかも、三十分くらいは。
「……………そ、そうか!お前らがラブラブなのは分かった!今日は用事があって来たんだ!また今度で!」
「「「「「「えぇ……………」」」」」」
湊翔は圧倒されかけるが、何とか止める。
すると、6人はまだ言い足りなそうな顔をする。
それを見ていた湊翔は。
(…………確かに、幸せになれよって言ったけど……………付き合うようになってから、かなりポンコツになったよな、カケル達って)
湊翔は恋人ができてから、ポンコツになったカケルやエレナ達に呆れていた。
すると、カケルは口を開く。
「そういえば、用事って言ってたけど、どうしたの?」
「ああ…………うぅん!その話に関しては…………シン達、アルティメット・マジシャンズも呼んでくれ。少し、面倒な事になった」
カケルがそう聞くと、湊翔は咳払いをしながら、そんな風に言い、他のメンツも呼び出すように言う。
果たして、湊翔の用事とは。
一方、その頃、ソラシド市では。
「うま〜!」
ソウマは虹ヶ丘邸にやって来ていて、クッキーを食べていた。
定期的にお茶に誘われており、この日は特に何も用事が無かったので、来たのだ。
すると、ガヴからゴチゾウが出てくる。
「こんな感じにゴチゾウが出るんですね!」
「これは…………クッキーのゴチゾウかな?」
「色々なお菓子で出るんだ…………」
「よろしくね!」
出てきたのは、クッキッキーというゴチゾウだった。
それを見たソラ、ましろ、エルちゃん、あげははそう話す。
クッキッキーゴチゾウがましろ達や他のゴチゾウ達に挨拶をしている。
すると、何かのゴチゾウが出てきた。
「あれ?これもゴチゾウ?」
「でも…………この子、何のお菓子のゴチゾウなの?」
そこに出てきたのは、クウガゴチゾウだった。
エルちゃんがそう言う中、あげははソウマにそう聞くと。
「う〜ん…………俺も、その子が何のお菓子なのか、分からないんだよね」
「ゴチゾウなのにですか!?」
「どうしてなの?」
ソウマも何のゴチゾウなのか分からない様だ。
ソラが驚く中、ましろがそう聞くと。
「このゴチゾウ…………厳密には俺が生み出したんじゃないんだ。前に知らない仮面ライダー二人に貰ったんだ」
「知らない仮面ライダー?」
「誰なの?」
「えっと…………
「そうなんだ…………」
ソウマがそう言うと、エルちゃんとあげははそう聞く。
ソウマがそんな風に答えると、ましろはそう反応する。
ちなみに、ソウマは桐ヶ谷湊翔とカケル=パラケルスと遭遇した事があるのだ。
すると、そこにツバサが何かの絵本を持ってくる。
「少年、その本は?」
「読書をしようと思って、本を探していたら、見つけたんですよ」
「『錬金術の大いなる道』ですか…………」
「こんな本があったんだ…………」
あげはがそう聞くと、ツバサはそう答える。
それを見たソラとましろはそんな風に呟く。
すると、ソウマが口を開く。
「ねえ、錬金術って何?」
「錬金術というのはね、古代から中世にかけて行われた、卑金属を金に変えたり、不老不死の薬を作ったりする学問の事よ」
ソウマがそう聞くと、ヨヨさんはそんな風に答える。
それを聞いたソラは。
「なんか、魔法みたいですね!」
「魔法?魔法って?」
「魔法というのはね、人間の力では出来ない不思議な事を行う術や、人智を超えた力を呼び出す事が出来る技の事よ」
ソラがそう言うと、ソウマはそんな風に聞く。
ヨヨさんはそんな風に答えた。
「へぇ〜!魔法とかって、この世界に実在するの!?」
「実在するわけではありませんが、使える知り合いはいますよ」
「ああ〜!みらいちゃん達ね!」
「プリキュアの中に、魔法を使える『魔法つかいプリキュア』がいるの」
「へぇ〜!」
ソウマが実在するのかを聞くと、ツバサはそんな風に答える。
実際、ソラ達はプリム/キュアシュプリームが起こした一件で、魔法つかいプリキュアの面々と出会っているのだ。
「確かに…………魔法を使えるプリキュアは居るわね。でも、錬金術や魔法を使える世界が、この世界とは違う世界では使えるかもしれないわね」
「へぇ〜……………ねえ、皆は本当に魔法があったらどうするの?」
ヨヨさんはそんな風に言う。
それを聞いたソウマは、ソラ達にもし魔法が使えたらと聞く。
「私は、強くなってヒーローになりたいです!」
「僕は…………空を飛んでみたいですね」
「私は、魔法を使って子供達と遊んでみたいかな!」
「ツバサみたいに変身してみたい!」
それを聞いたソラ達はそんな風に答える。
「ましろさんはどうしたいんですか?」
「私は……………」
「魔法を使って、ソウマ君との恋を成就させたいとか?」
「えええっ!?」
ソラはましろにそう聞くと、あげはが耳打ちしてそんな風に揶揄う。
ましろは顔を真っ赤にして驚き、ソウマ達は首を傾げ、ヨヨは微笑む。
「それで、ソウマさんはどうしたいの?」
「俺は……………。(やっぱり、もう一度、母さんに会いたいな…………)」
ヨヨさんがそう聞くと、ソウマは母親を思い浮かべて、そんな風に考える。
すると。
「ゴチゾウ?どうしたの?」
ゴチゾウが慌てた様子でやってきた。
ソウマが聞くと、そのゴチゾウは慌てた様に何かを言う。
「何か、街で怪物が暴れてるんだって!」
「えっ!?」
「行きましょう!」
ソウマがそう言うと、ソラ達はそう言い、すぐに急行する。
一方、辛一は酸田の研究所にいて、酸田はヴァレンバスターの点検を行っていた。
すると、辛一は本棚から漫画を取り出す。
取り出したのは、異世界物の漫画だった。
「アンタでもこういうの読むのか?」
「ああ、暇つぶしに読んでるよ。結構面白くてね…………」
辛一がそう聞くと、酸田はヴァレンバスターの点検を行いながら、そう答える。
すると、酸田は口を開く。
「ねえ、辛一君はさ、魔法が本当に存在したらどうしたい?俺は勿論、研究に使いたいな」
「何言ってんだ。魔法なんてある訳ないだろ」
「はぁ〜…………夢が無いね〜…………」
「ほっとけ」
酸田はヴァレンバスターを点検しながらそう聞く。
それに対して、辛一は素っ気なくそう答える。
酸田が辛一にヴァレンバスターを返却する中、辛一はある情報を見つける。
「あ?化け物の目撃情報!?グラニュートか!」
辛一はそれを見ると、すぐに現場に向かう。
それを見ていた酸田は。
「頑張ってね…………。俺の目的の為にも」
酸田はそんな風に呟く。
果たして、酸田の言う目的とは。
一方、スイクスは。
「…………何かが動いたか」
「行きましょう、スイクス様」
「ああ」
スイクスも察知して、動きだした。
「辛一!」
「ソウマ!グラニュートが現れたのか!?」
「そうみたいです!」
「行こう!」
「…………やれやれ。僕も居る事を忘れないでくれ」
「分かってるよ、美少年!」
ソウマ達は合流して、そんな風に話す。
一同が現場に着くとそこには。
「「「がぁぁぁぁぁ!!」」」
カマキリの様な怪人と、蟻の様な怪人と、電池の様な怪人が暴れ回っていた。
「何だあれ!?」
「グラニュート…………?」
「いや、グラニュートの目的は人を攫う事。こんな目立つ真似はしない筈…………」
「見て下さい!お腹に口がありません!」
「本当だ……………」
「ランボーグでもありませんし…………」
「どうなっているの…………!?」
それを見た辛一とましろはそう言う中、ソウマはそう言う。
グラニュートは、人を攫うのが目的なので、暴れ回るのはおかしいと感じていたのだ。
ツバサがそう言うと、エルちゃん、ソラ、あげははそう言う。
グラニュートでもランボーグでもない相手に疑問を抱く。
ソウマ達の前に居るのは、マンティスマルガム、アンツマルガム、バッテリーマルガムだった。
本来、この世界には存在しない筈だった。
すると。
「うわぁぁぁぁ!?化け物!?」
「陽香さん!?」
そんな声が聞こえてくる。
それを聞いたソウマ達が声のした方を向くと、マルガムに陽香が襲われかけていた。
「嘘でしょ!?」
「行くぞ」
「はい!ヒーローの出番です!」
あげはが驚く中、スイクスがそう言うと、ソラ達は変身しようとする。
ソウマは、ポッピングミゴチゾウをガヴに装填する。
『グミ!』
『
その音声が鳴る中、辛一もヴァレンバスターにチョコドンゴチゾウを装填する。
『チョコ!』
『
その音声が鳴る中、スイクスもアイスボックスバスターにゴチゾウを装填する。
『アイス!』
『
それぞれの待機音が鳴る中、ソウマ達は叫ぶ。
「「「変身!」」」
そう言うと、変身を開始する。
『ポッピングミ!ジューシー!」
『チョコドン!パキパキ!』
『
『アイスボックス!ジャリジャリ!』
ソウマ達は、それぞれの仮面ライダーに変身する。
ソラ達はスカイミラージュを構える。
「「「「「スカイミラージュ!」」」」」
5人はスカイミラージュを取り出すと、スカイトーンを装填する。
「トーンコネクト!ひろがるチェンジ!スカイ!(プリズム!)(ウィング!)(バタフライ!)(マジェスティ!)」
5人はそう言うと、変身を開始し、宇宙空間のようなエフェクトに包まれるステージへと5人は降り立つ。
5人の髪が伸びて、靴が現れる。
「きらめきホップ!」
ソラのその言葉と共にステージ部分にHOPの文字が浮かび、5人の頭に装飾が付き、耳にも飾りがつく。
「さわやかステップ!」
続けて、その言葉と共にステージがSTEPに変わると、5人にそれぞれの服が現れて、ソックスも現れ、ツバサは腰マントが付く。
「はればれジャンプ!」
更に、その言葉と共にステージがJUMPに切り替わり、腕にグローブなどが付くと、ソラの左肩からマントが現れ、エルのスカートの後ろ側に星の意匠が付く。
ソラがウインクをすると、5人は名乗りをあげる。
「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」
「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!」
「天高くひろがる勇気!キュアウィング!」
「アゲてひろがるワンダホー!キュアバタフライ!」
「降り立つ気高き神秘!キュアマジェスティ!」
「レディ…………!」
『ゴー!ひろがるスカイ!プリキュア!』
ソラ達はプリキュアに変身し、そう名乗る。
ソラ達がマルガムと応戦する中、ソウマは陽香の元に向かう。
「えっ!?仮面ライダー!?」
「危ないから、早く下がって!」
「下がりますよ!」
「クリスん!?何でここに!?」
「たまたま居ただけです」
ソウマは陽香にそう言う。
陽香が驚いていると、クリスがやってきて、陽香を連れて行く。
ソウマも、マルガムと応戦していく。
今回はここまでです。
今回は、自分が投稿している賢者の孫とガッチャードとのコラボエピソードです。
ガッチャード側は、最終決戦後なので、ネタバレだらけです。
桐ヶ谷湊翔/仮面ライダーギーツによって、何かが伝えられようとしていた。
そして、ひろプリの世界に何故か、マルガムが出現する。
果たして、そのマルガムの正体とは。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
今後の展開などでリクエストがあれば、活動報告から受け付けています。
ひろプリの強化アイテムをどのタイミングで出すのかとかですね。
あと、25話と26話で、もしかしたら、キラキラ☆プリキュアアラモードを出すかもしれません。
ル・ビートがカブトダンシを利用して、ヒトプレス集めをしているのに対して、キュアカスタードが激昂するかもしれないので。
今日のガヴで、大統領やその娘が登場する。
そして、新たなビジュアルには、新たなガヴのフォームが。
あれが、最終フォームかもしれませんね。