仮面ライダーガヴ&ひろがるスカイ!プリキュア   作:仮面大佐

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第23話 二つの世界のヒーローの邂逅

 ジャーオによって、ソウマ達とカケル達は、仲間と引き離されてしまった。

 そんな中、カケルとシンは。

 

「あの蛇野郎………!エレナ、ミコ、クロム、キビルを引き剥がさすなんて……………絶対に許さないからな!!」

「落ち着けって!」

 

 カケルは、エレナ達と引き離したグラニュートに怒りを抱いていた。

 それを見たシンは慌てて落ち着かせる。

 すると。

 

「カケル君!」

「っ!?」

 

 ガッチャードローホルダーからユキが出てきて、カケルとキスをする。

 シンが驚いて顔を真っ赤にする中、ユキは口を開く。

 

「エレナ達なら、きっと大丈夫だよ。だから、信じよう」

「そうだな。ありがとう」

 

 ユキがそう言うと、カケルはユキにそう礼を言う。

 すると、再びキスをしていく。

 それを見ていたシンは。

 

「おい…………人前でイチャつくなよ」

「ん?何だ、いたのか?シン」

「いや、さっきまで普通に話していただろ!?」

「全く、邪魔しないでよ」

「空気の読めない奴だな……」

「お前らな……!」

 

 シンが呆れながらそう言うと、カケルとユキの2人はそう言う。

 それには、シンも思わず拳を握りしめた。

 恋愛に目覚めてしまったカケル達は、とても面倒になっていた。

 あのオーグですら、面倒だと思うくらいには。

 すると。

 

「…………ていうか、足元になんかいるぞ?」

「え?」

 

 シンはそう指摘すると、カケルは足元を見る。

 そこには、クウガのゴチゾウが居た。

 

「何だそれ?」

「これって…………ソウマに渡したのだな………」

 

 シンがそう聞くと、カケルはそんなふうに答える。

 カケルは、クウガのゴチゾウを渡したのを覚えていた。

 すると、クウガゴチゾウはついてこいと言う様に移動し始める。

 

「ついて来いって事か?」

「多分な。行こう」

 

 二人はそう話すと、クウガのゴチゾウの跡を追う。

 一方、エレナ達は。

 

「な、何とか…………人混みを抜け出せた………」

「そうですね…………」

 

 シシリーとマリアは、疲れた様にそう言う。

 エレナ達は、何とか人混みを抜け出しカケル達と合流する為に移動を始める。

 

「カケル、大丈夫かな…………」

「そうね…………」

「相変わらずですね…………」

「ちょっと。カケルの事しか考えてないの?」

 

 エレナとミコはそんな風に言う。

 2人は、カケルと会えなくて寂しそうにしており、シシリーとマリアが呆れる。

 すると。

 

「いや、他の人たちも考えてるけど…………」

「なんか……………カケルが何だか悲しそうな顔をしてて…………」

「えっ?」

「それってどういう…………?」

 

 ミコとエレナはそう言う。

 離れ離れにされる直前、カケルは悲しげな表情を浮かべていたのだ。

 それについて、シシリーが聞こうとすると。

 

「キャット!」

 

 ミコから、急にワンダフルキャットが出てくる。

 

「ちょっ!?」

「いつの間に!?」

「誰も見てない…………?」

「ダメだって!勝手に出てきちゃ!」

 

 ワンダフルキャットが勝手に出てきた事に一同は驚き、誰にも見られていないか周りをキョロキョロしたり、ワンダフルキャットに注意する。

 すると、ワンダフルキャットは何かを咥えていた。

 

「キャット!」

「……………え?何それ?」

「ケミー…………なのかな…………?」

 

 ワンダフルキャットが咥えていたのは、ポッピングミゴチゾウだった。

 それを見たエレナとミコがそう言う中、マリアは泣いているポッピングミゴチゾウにケミーライザーを向ける。

 

「……………あれ?反応がないわね」

「ケミーじゃない…………みたいですね」

 

 だが、ケミーライザーを向けても、特に反応せず、シシリーとマリアは顔を見合わせて、首を傾げる。

 すると、もう一体のポッピングミゴチゾウが出てきて、咥えられてるポッピングミゴチゾウを離せと言わんばかりに叫んで立ち向かう。

 

「キャット!キャット!」

「流石に止めた方がいいかな…………」

 

 そのポッピングミゴチゾウは、ボールの様に何度も転がされて目を回して、ワンダフルキャットに玩具にされてしまう。

 流石に可哀想だと思ってエレナ達が助けようとする。

 すると。

 

タ〜イム!

「「「「っ!?」」」」

 

 そんな叫び声と共に、1人の女の子が駆け寄って、ゴチゾウを回収した。

 やってきたのは、虹ヶ丘ましろだった。

 すると。

 

「キャット!キャット!」

「ごめんね!この子達は玩具じゃないから、許して!」

 

 ワンダフルキャットがそんなふうに文句を言うと、ましろはそんな風に謝る。

 

「ごめんなさい…………迷惑かけちゃって」

「というより…………その子は何なんですか?」

「えっ!?いや…………その…………そう!玩具で…………!」

「でも、それ、さっき動いてたわよ?」

 

 ミコがそう謝ると、エレナはそう聞く。

 それを聞いたましろはそう言うが、マリアはそう突っ込む。

 ましろが考えていると。

 

「……………ん?そういえば、その子、ニャーじゃなくて、キャットって言わなかった?」

「えっ!?いや…………その…………」

「ええっと…………」

 

 ましろは、ワンダフルキャットの鳴き声を思い出したのか、そんなふうに言う。

 普通、猫はニャーと鳴くのに、この猫はキャットと鳴いている事を指摘すると、今度はエレナ達が焦り出す。

 お互いに、慌てていた。

 一方、辛一とあげはは。

 

「どこだよここ…………」

「とにかく、早く合流しよう!」

 

 辛一とあげははそう話す。

 ソラシド市に戻る為に歩いていると。

 

「うわぁぁぁぁ!?」

「っ!?何だ!?」

「行こう!」

 

 悲鳴が聞こえてきて、2人はそう話すと、悲鳴が聞こえた場所に駆けつける。

 すると、そこにはかつて、ソウマと交流した仲村夫妻が居て、仲村良治さんが腰を痛めたのか、抑えており、仲村睦子は慌てていた。

 

「大丈夫ですか?」

「どうしたんだ?」

「実は…………買い物を終えて、帰ろうとしたら、お父さんがぎっくり腰になっちゃって…………」

「イタタタ…………」

 

 辛一とあげはは、そんな風に聞く。

 すると、睦子さんはそんな風に説明する。

 買い物を終えて、家に向かっている途中で、良治さんがギックリ腰に襲われてしまったのだ。

 

「手伝いますよ」

「ありがとう…………」

「よっ…………うっ!?」

 

 辛一は良治さんに肩を貸そうとする。

 だが、先程の戦闘でのダメージが残っていたのか、上手く持ち上げられなかった。

 

「シンチー、無理しないでね」

「シンチーじゃねぇって言ってるだろ!」

「……………大丈夫か?」

 

 あげはがそう言うと、辛一はそんな風に突っ込む。

 すると、そんな声が聞こえてくる。

 辛一達が声のした方を向くと、そこにはイアン、アリス、リン、クリアの姿があった。

 

「誰だよ?」

「お前1人だと厳しいだろ。手伝ってやる」

「…………誰だか知らねぇけど、助かる」

「じゃあ、私たちは荷物を持つね!」

「そうしよう」

「ええ」

「じゃあ、私はお婆ちゃんの手を繋ぐから」

「ありがとうね」

 

 辛一がそう聞くと、イアンはそう答える。

 イアンも加わって、二人で良治さんを自宅まで運ぶ事になった。

 因みにクリア、アリス、リンが荷物を持ってあげはは睦子さんの手を繋いで一緒に歩く事に。

 一方、ツバサとエルちゃんは。

 

「皆…………どこ…………?」

「離れちゃいましたね…………。とにかく、すぐに合流しましょう」

 

 エルちゃんが不安げにそう言うと、ツバサはそう言う。

 何とか、ソウマ達と合流する為に移動をする事に。

 すると。

 

「待てぇぇぇぇ!!」

「「っ!?」」

 

 後ろから怒鳴り声が聞こえてきて、二人はビクッとして振り返る。

 すると、1人の男がもう1人の男を追いかけていた。

 追いかけているのは、かつて、ソウマと交流をした筋元弥彦だった。

 

「えっ…………?何事?」

「分かりませんけど…………追いかけましょう!」

 

 2人は困惑するが、すぐに跡を追う。

 2人は追いつくと、走りながら話をする。

 

「あの…………どうしたんですか?」

「あ?あいつ、万引きをしようとしててな、注意したら逃げ出したから追いかけてたんだよ!」

「えっ!?私たちも手伝う!」

「そうですね。万引きはダメですし!」

「ありがとうな!」

 

 ツバサがそう聞くと、弥彦はそう答える。

 弥彦は、万引きをしようとした人を注意したが、逃げ出したので追いかけたのだ。

 それを聞いたツバサとエルちゃんはそう言う。

 3人が追いかけていると。

 

「ハァ…………何だったんだ」

「大丈夫ですか?殿下」

「危なかったでござるな」

 

 逃げる男の前方には、オーグ達が歩いていた。

 あの後、何とか抜け出せたが、車を運転していた人から怒鳴られたのだ。

 すると。

 

「何でしょうか?あの人は…………」

「うん?」

「その人は万引き犯です!」

「捕まえて!」

「っ!頼む!」

「承知でござる!」

 

 逃げている人に気がつく。

 首を傾げていると、ツバサとエルちゃんはそう叫ぶ。

 それを聞いたオーグは、ユリウスに指示をする。

 

「とぉりゃあああ!!」

「うわっ!?」

 

 ユリウスは、その万引き犯に対して、一本背負いを決める。

 

「大丈夫でござるか!?殿下!」

「ああ」

「一本背負い…………!?」

「凄い…………!」

 

 ユリウスがオーグにそう聞くと、オーグはそう答える。

 それを見て、ツバサとエルちゃんはそう言う。

 一方、スイクス達は。

 

「くっ…………!?」

「大丈夫ですか!?」

「何とか…………」

 

 スイクスとクリスは、路地裏から出ようと移動していた。

 先程の戦闘で、レプリザ・サンの太陽の光を浴びてフラフラだった。

 すると。

 

「「「ギャアアア!?」」」

「何だ?」

「行ってみましょう」

 

 そんな悲鳴が聞こえてきて、スイクスがそう言うと、クリスと共に移動する。

 一方、キビル達の元では。

 

「「「イテテテテテテテ!?」」」

 

 怒ったジロソニアが男達の腕を曲がってはいけない方向に曲げていた。

 それを見ていたクロムは口を開く。

 

「あ、あの〜、止めなくて良いのですか?」

「必要無いわ、クロム……悪いのはあの有象無象共だし」

 

 クロムがそう聞くと、キビルはそう吐き捨てる。

 どうして、こうなったのか。

 遡ること数分前。

 

「ねぇ、君たち、可愛いね!」

「良かったら、俺たちと一緒に行かない?」

 

 キビル達は男達にナンパされていた。

 すると。

 

「貴様らぁぁぁぁ!!」

「「「ひっ!?」」」

 

 突然、ジロソニアがキレて、男達に襲いかかっていく。

 

「ま、待って!」

「悪かった!俺たち、帰るから!」

「ゆ、許してくれ!」

 

 男達は命乞いをする。

 それに対して、ジロソニアは。

 

「醜い」

 

 そう言うと、一人を蹴り飛ばす。

 

「汚らわしい」

 

 そう言うと、さらに2人目を殴り飛ばす。

 

「見苦しい。不愉快が過ぎる」

 

 そう言うと、3人目の顔面を掴んで投げ飛ばす。

 3人が倒れると。

 

「貴様ら程度の塵芥がお姉様とクロムを汚そうとするなど………ふざけるなよ奸賊共が!!

「「「ひぃぃ!?」」

「お前たちの下卑たまなざし、汚臭、唾液……一滴たりとも二人には届かせはしない!」

 

 ジロソニアはそんな風に叫ぶ。

 そこから、男達を痛めけていく。

 すると、レプリフブユキオンナこと、クロユキが現れる。

 

「ちょっと!流石にやり過ぎ!それ以上やったら死ぬわよ!?」

「そんな事知るか…………」

「ここで殺しなんてしたら、カケルに迷惑がかかるわよ!そしたら、キビルとクロムにも迷惑になるでしょ!?」

 

 クロユキがそう言うと、ジロソニアは最初は無視するが、キビルとクロムにも迷惑になると聞くと、流石に動きを止めた。

 だが、男達はボロボロになって気絶していた。

 クロムは男達に近づき、回復魔法で治療する。

 すると。

 

「本当、ジロソニアはクロムの事も大好きなのね!」

「ち、違います!つ、ついでです!ついで!お姉様のお気に入りなのですから!」

「素直じゃない所もステキよ、ジロソニア♪」

「ありがとうございます、ジロソニアさん」

「う、うるさい!///勘違いするな!///」

 

 キビルがそう話しかけると、ジロソニアはそう否定する。

 だが、キビルとクロムがそう言うと、ジロソニアは顔を赤くして、そっぽを向く。

 

「ツンデレね♪」

「お、お姉様!」

「ホッパー!」

「スナイパー」

 

 キビルがそう揶揄う中、レプリホッパー1とレプリナイスナイパーが現れる。

 すると、冷気が飛んできて、3人は回避する。

 3人が冷気が飛んできた方を向くと、そこにはスイクスとクリスがいた。

 

「お前達……………あのジャーオとかいうグラニュートの仲間か?」

「いきなりとは随分なご挨拶ね」

「何者だ貴様!殺される覚悟ができているだろうな!」

 

 スイクスはそんな風に聞く。

 その理由は、先ほどの光景をスイクスが見ていたのだが、ジロソニアの人間離れした力、クロムの回復魔法、レプリケミーを見た事で、ジャーオの仲間だと判断したのだ。

 キビルが睨み、ジロソニアがタブースラッシャーを構えて殺意を抱く。

 こちらは、一触即発の状況になっていた。

 一方、カケルとシンは、クウガゴチゾウの跡を追っていた。

 すると。

 

「わぁぁぁぁん!!」

「お、落ち着いてください!」

「どうしたら…………?」

 

 ある光景が目に入った。

 そこには、子供が泣いており、ソラとソウマが困っていた。

 それを見た2人は、ソウマ達に話しかける。

 

「えっと…………どうしたんだ?」

「何かあったの?」

「実はですね…………」

「お母さん、どこ〜!」

「お母さんと逸れちゃったみたいで…………お母さんの特徴を聞こうとしたんだけど、泣き止んでくれなくて…………」

 

 シンとカケルがそう聞くと、ソラとソウマはそう説明する。

 泣いている理由は、お母さんと逸れた様で、特徴を聞こうとしても、泣き止んでくれずに困っていたのだ。

 それを聞いたシンは。

 

「よーし!ここは子持ちの俺に任せろ!」

 

 シンはそう言うと、子供と向き合う。

 すると。

 

「べぇ〜!」

「うわぁぁぁぁぁん!?」

「ええっ!?」

 

 シンは変顔をして笑わせようとする。

 だが、余計に泣いてしまったのだ。

 

「シルバーなら、泣き止んでくれたのに………」

「どんまい」

 

 シンが落ち込み、カケルが肩に手を置きながらそんな風に慰める。

 すると。

 

「なるほど、まずは落ち着かせる事が必要ですね!では、今度は私が!」

「頑張って!ソラちゃん!」

「はい!私もこの子と同じぐらいの歳の弟がいるので、自信あります!」

 

 今度はソラが動いた。

 ソウマがそう言うと、ソラは。

 

「ハァァァァァ!はっ!てやっ!」

 

 ソラは回し蹴り、上段蹴り、サマーソルトキックをする。

 それを見たソウマは。

 

「おぉぉ…………!」

「うわぁぁぁぁん!!」

「そんな!?」

 

 ソウマは拍手をしていたが、子供は全く見ておらず、泣いたままであった。

 それを見て、ソラが落ち込むと。

 

「はぁ…………ドッキリマジーン、君も頼む」

「ドッキリマジーン!」

 

 カケルはドッキリマジーンとクウガゴチゾウにお願いすると、ドッキリマジーンとクウガゴチゾウは了承する。

 カケルは、ケミーライザーにドッキリマジーンを装填する。

 

ケミーライズ!DOKKIRIMAJIN(ドッキリマジーン)

 

 その音声が鳴ると、カケル達の服装がマジシャンの格好に変わる。

 

「えっ!?」

「何これ!?」

「私もですか!?」

「ちょっと…………手伝ってくれ」

 

 服装が変わった事に驚いたソウマ達だったが、カケルはそう話しかける。

 3人がカケルから話を聞くと。

 

「面白そう!やってみよう!」

「泣き止むかもしれませんね!」

「分かったよ」

 

 カケルの提案に対して、3人はそう言う。

 すると、カケルが口を開く。

 

「それじゃあ、今からマジックショーをやるよ!」

 

 カケルがそう言うと、子供は泣き止み、カケルの方へと向く。

 

「それじゃあ、まずは……………ここに、何の変哲もないハンカチと玩具があります」

「あ、俺のゴチゾウ…………!」

「そうですね」

「ん?」

 

 カケルがそう言うと、ソウマとソラはそう反応して、シンは首を傾げる。

 カケルは、クウガゴチゾウを手のひらに乗せるとハンカチで覆い被せる。

 

カケル「それじゃあ、行くぞ。3、2、1、0!」

  

 

 カケルはステッキを取り出して、カウントダウンを始める。

 カウントダウンがゼロになると、カケルはステッキを振る。

 ハンカチを取ると、カケルの手から、クウガゴチゾウが消えていた。

 

「凄い!」

「確かに凄い!」

「凄いです!」

 

 それを見た子供とソラとソウマはそんな風に言う。

 シンは黙って見ていたが。

 

「それじゃあ…………よっと!」

「「「ん?」」」

 

 カケルはそう言うと、ソウマ、ソラ、シンのシルクハットにステッキを当てる。

 すると。

 

「帽子が動き出しましたよ!?」

「なんで!?」

「帽子を取ると……………」

 

 突然、シルクハットが動き出して、ソウマ達は驚く。

 カケルがそう言って、シルクハットを取ると、そこから白い鳩が出てくる。

 

「凄いです!」

「凄いよ!」

 

 ソウマ達はそんな風に言う。

 すると、三羽の鳩はシンの頭の上に乗る。

 

「おい、何で俺に乗るんだよ」

 

 鳩がシンの頭の上に乗っかり、シンがそんな風に文句を言うと、鳩達に突かれる。

 

「イテテテテテテテ!?」

「「アハハハ!」」

 

 シンがそんな悲鳴を出すと、その光景を見た子供とカケルは笑う。

 

「おい!笑ってないで何とかしろ!」

「分かった、分かった!ほら!」

 

 シンがそんな風に叫ぶと、カケルはステッキを振る。

 すると、更に鳩の数が増えてシンを突く。

 

「おい!増やしてどうすんだよ!」

「「アハハハ!!」」

「おい!!」

 

 シンはカケルに対して怒るが、子供とカケルは笑っていた。

 すると。

 

「そうだ。2人とも、帽子を脱いで持ってて」

「え?」

「分かりました」

 

 カケルはそう言うと、2人は帽子を脱ぐ。

 

「さあ、戻っておいで!」

 

 カケルが鳩達にそう言うと、鳩達は3人の帽子の中に入っていく。

 

「えっ!?鳩さんが消えた!?」

「ほら、鳩が居ないだろ?」

 

 子供がそう驚く中、カケルは子供に帽子の中身を見せる。

 だが、鳩はいなくなっていた。

 すると。

 

「うわっ!?何だ!?」

「あっ、帽子が!」

「どこへ行くんですか!?」

 

 シンの帽子が落ちて、ソラとソウマは取ろうとするが、避けられてしまう。

 再び取ろうとするが、またしても避けられてしまう。

 

「それじゃあ…………よっ!」

 

 それを見たカケルは帽子を取ると、中にはクウガゴチゾウが居た。

 

 

「凄い、凄い!」

 

 それを見た子供は、大喜びした。

 

「やっと笑ってくれたな」

「凄いよ!」

「本当に凄いです!マジシャンなんですか!?」

「アハハハ……………」

 

 カケル達は子供が笑顔になって良かったと喜ぶ。

 ソラの問いに対しては、カケルは苦笑する。

 ドッキリマジーンの力だからだ。

 すると。

 

「居た!」

「お母さん!」

 

 そこに、母親がやってきて、子供を抱きしめる。

 すると、母親は口を開く。

 

「ありがとうございます。この子を見つけてくれて」

「いえ!ヒーローとして、やるべきことをやっただけです!」

「お兄ちゃん、マジック楽しかったよ!」

「ありがとうな。もうお母さんと逸れちゃダメだぞ?」

「うん!」

 

 母親はお礼を伝えると、ソラはそう言う。

 子供はカケルに対してそう言うと、カケルはそう言う。

 それに対して、子供が返事をすると、カケルは子供の頭を撫でる。

 親子と別れると、四人の服装が元に戻る。

 

「あっ!元に戻りました!」

「本当だ…………」

 

 ソラとソウマは、そんな風に話す。

 すると、カケルはソウマに話しかける。

 

「久しぶりだな、仮面ライダーガヴ」

「えっ?ソウマさんの知り合いですか?」

「いや…………知らないけど…………」

「そっか…………変身した状態で会ってたからな。無理ないか。これなら分かるかな?」

 

 カケルがそう話しかけると、ソラはソウマにそう聞く。

 だが、ソウマは首を傾げていた。

 カケルはそう言うと、ある物を取り出す。

 

ガッチャードライバー!

 

 それは、ガッチャードライバーだった。

 それを見たソラとソウマは。

 

「ベルト…………ですかね?」

「あっ!もしかして、あの時の水色の仮面ライダー!?」

「そう。改めて自己紹介をするよ。俺はカケル=パラケルス。仮面ライダーガッチャードだ!」

 

 ガッチャードライバーを取り出すのを見て、ソラが首を傾げると、ソウマは、カケルがあの時の水色の仮面ライダーと気づく。

 そして、カケルはそう自己紹介をする。

 

「じゃあ、君がキツネの仮面ライダー?」

「いやいや、俺はギーツじゃないよ。俺はシン=ウォルフォード。仮面ライダールーラートだ」

 

 ソウマがそう聞くと、シンは否定しつつ、自己紹介をする。

 それを聞いたソウマ達は。

 

「そっか…………。俺は井上ソウマ。仮面ライダーガヴ!」

「私はソラ・ハレワタールと言います!キュアスカイです!」

 

 ソウマとソラは、そう自己紹介をする。

 それぞれの場所で、二つの世界の住人が邂逅していた。




今回はここまでです。
今回は、それぞれの世界のヒーロー達が出会う話です。
ゴチゾウがワンダフルキャットに弄ばれました。
そして、これまでにソウマと出会ってきた人たちを出しました。
果たして、どの様な話をするのか。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
今後の展開でリクエストがあれば、活動報告から承っております。
本家のガヴは、ストマック社がジャルダック家に乗っ取られていましたね。
ソウマのヒロインはましろ、辛一のヒロインはあげはの予定ですが、他にリクエストがあれば、受け付けています。
あと、ましろは、ひろプリ放送時点で中学2年生でしたが、ガヴのストーリーが始まった時点で中学3年生になっている筈なので、ましろの動向についても、リクエストがあれば受け付けています。
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