それぞれの世界のヒーロー達が邂逅して、それぞれのやりとりが行われていた。
ましろとエレナ達は。
『どうしよう…………ゴチゾウが動いたの見られちゃったよね!?どうしたら…………!?』
『ワンダフルキャットを見られちゃったから…………どう誤魔化したら…………!』
ましろとエレナはそんな風に考えていた。
ゴチゾウとケミーをどのように説明するかで考えていたのだ。
すると。
「……………あれ?ましろん?何してんの?」
「陽香さん!」
そこに現れたのは、陽香だった。
無事に逃げられたのだった。
ましろとエレナ達が向かい合っているのを見た陽香は口を開く。
「えっ?もしかして、喧嘩?」
「違います!」
「誤解です!」
陽香がそう聞くと、ましろとエレナはそう叫ぶ。
マリア達も頷く中、陽香はワンダフルキャットに気づく。
「あれ?この子、すっごく可愛いじゃん!」
「キャット!」
陽香がワンダフルキャットに気づいて、撫でると、ワンダフルキャットはそう言う。
すると。
「ん?この子、今、キャットって鳴かなかった?ニャーじゃなくて?」
「いや、これはその…………」
「聞き違いじゃないですか!?」
「に、ニャ〜…………」
「ほら、ちゃんとニャーって鳴いてますよ!」
「気のせい?だと良いんだけど…………」
陽香はそんな風に首を傾げる。
それを聞いたシシリー達が誤魔化す中、ミコはバレないように猫の声の鳴き真似をする。
ましろがそう言うと、陽香は訝しげな表情を浮かべる。
すると、陽香はましろに話しかける。
「あっ、そうだ、ましろん!この後、皆でお菓子パーティーしよ!」
「分かりました!」
「良かったら、そっちの人たちも来る?」
「え、ええ。お言葉に甘えて」
「OK!じゃあ、先に準備してるね!」
陽香はこの後、皆んなでお菓子パーティーしようとましろに言うと、ましろは了承して、エレナ達も誘って立ち去る。
「「「「「ふぅ…………。ふふふっ!」」」」」
一同はホッとすると、お互いの顔を見て笑い出す。
「なんか、助かったわ。私、マリア=フォン=メッシーナ!」
「私はシシリー=ウォルフォードです」
「私はエレナ=フォン=クラーク。よろしくね」
「ミコ=ウォードです」
「そうなんだ…………。私、虹ヶ丘ましろ。よろしくね」
そして、お互いに自己紹介をする。
一方、オーグ達の方では、万引き犯を捕まえた後、近くの公園に移動する。
万引きしようとした男は中学生だった。
「それで…………どうしてこんな事をしたんですか?」
「学生でありながら万引きとは、感心しないな」
トールとオーグはそんな風に聞く。
どうして、万引きをしたのかと。
すると、中学生の男の子は口を開く。
「…………親が仕事をクビになって、沢山の借金をして、それが原因で学校でいじめられてて…………。お小遣いも貰えなくなって、欲しい物も買えなくなって…………。それでイライラして万引きをしようとしたら、そのおじさんに止められて、それで逃げたら、追ってきたんだ…………」
その男の子はそう言う。
親がクビになってしまい、それが原因でいじめられ、万引きをしようとしてしまったのだ。
「気持ちは分かるけど……………」
「犯罪なんてしたら、お店の人も家族も困りますよ」
「そうでござる。犯罪は良くないでござるよ」
「うるせぇな!そこまで知るかよ!」
それを聞いたエルちゃん達はそんな風に言う。
それに対して、少年はそう叫ぶ。
それを聞いた弥彦はかつての自分を思い出す。
ツバサ達が説得しようとするが、突然、弥彦が少年の両肩を掴む。
「なんだ…………?」
「どうしたんですか?」
「……………俺も、お前と同じ事をした事がある」
「えっ…………?」
突然の事に一同は戸惑う。
すると、弥彦はそんな風に語る。
全員が驚いていると、弥彦は口を開く。
「親父に恩返しをする為に金を盗もうとしたんだ。とても優しい兄ちゃんを利用してな」
「えっ…………?」
「でも、その兄ちゃんに言われたんだ。『そしたら、今度は泥棒された人が困るだろ!……………おじさんは、俺に泥棒させる為にご飯くれたの?』…………ってな」
弥彦はそう語る。
かつて、ソウマを利用しようとしたが、ソウマにそう言われた事を語った。
「俺はその事を今でもずっと後悔している!だから、お前にも、俺みたいになって欲しくないんだ!」
「…………っ!ごめんなさい……………」
弥彦は、自分と同じ過ちを犯して欲しくないという気持ちから、そんな風に語る。
それを聞いた、少年は泣き出して謝る。
すると。
「おいおい、男ならこのくらいのことで泣くなよ……ほら、これやるから!」
弥彦はそう言って、少年にグミを渡す。
彼が盗もうとしていたのはお菓子だったのだ。
「お菓子だったんだ…………」
「そうなのでござるか……………」
それを見たエルちゃんとユリウスの2人はそう言う。
それを聞いた少年は。
「大好きなお菓子……ずっと食べれなかったんだよ……子供っぽくて悪いかよ?」
「いいや、私も偶に食べているぞ」
「僕も小腹が空いた時に」
「ああ、そうだな………小腹が減った時とか、めでてぇ時とか、辛ぇ時に、特別な時に食べるお菓子は美味しいよな?」
少年は少しだけ、尖った口調でそう言う。
それに対して、オーグとツバサがそう言うと、弥彦はソウマに対して言った言葉を言う。
「うん…………美味しい!」
少年はグミを食べると笑顔になり、それを見た一堂も笑顔になる。
「迷惑をかけました……………それと、ありがとうございます」
「気にしなくていいよ」
「もし困った事があれば、僕たちや僕たちの知り合いが、何でも屋をやってるので、相談して下さいね」
「うん!」
「この子の事は任せてくれ」
その少年が謝ると、エルちゃんとツバサはそんな風に言う。
その後、弥彦が少年を送る為に立ち去っていく。
「良かったね…………」
「はい。それじゃあ、僕たちもソラシド市に戻りましょう」
「ちょっと待て」
ツバサとエルちゃんはそう話すと、オーグはそう話しかける。
「何ですか?」
「私たちも、そのソラシド市に向かおうと思っていてな。良かったら同行させてくれないか?」
ツバサがそう聞くと、オーグはそんな風に言う。
「良いんじゃない?悪い人じゃないみたいだし」
「そうですね。自己紹介が遅れました。僕は夕凪ツバサです。こちらは、プリンセス・エルです」
「王族なのですか!?」
「なるほどな……………。私はアウグスト=フォン=アールスハイドだ。アールスハイド王国の王太子だ」
「自分は、殿下の護衛であるトール=フォン=フレーゲンです」
「同じく、護衛のユリウス=フォン=リッテンハイムでござる!」
ツバサ達はお互いに自己紹介をする。
エルちゃんとオーグがお互い王族である事や、ツバサがナイトでユリウスとトールが護衛である事を知った。
一方、イアン達は仲村夫婦を自宅に送ると、クリアが良治さんの腰のマッサージをしながら、こっそり回復魔法を掛けていた。
「……………よし。これで大丈夫ですよ」
「おぉぉ…………!痛みが消えた…………!まるで魔法みたいだな…………!」
クリアがそう声をかけると、良治さんはそう言う。
すると、アリスが口を開く。
「そりゃあ、魔法をつか……むぐっ!?」
「しーっ」
「ん?魔法?」
「みたいで凄いですよね、クリアのマッサージ」
「ああ、お陰でこの通りだよ、ありがとうねクリアちゃん」
「いえいえ」
アリスが魔法を使ったと言いかけると、リンはアリスの口を塞ぐ。
あげはが首を傾げると、リンはそんな風に誤魔化す。
良治はクリアに礼を言う。
「…………アリス。湊翔やカケルが言ってたでしょ。魔法はあまり公言するなって」
「ごめんって…………」
「………………」
「「あははは……………」」
リンが小さな声でアリスに注意する。
すると、あげはが2人の事をじっと見つけてきて、二人は笑って誤魔化す。
「イテテテテ…………」
「大丈夫か?」
辛一はまだ体が痛むのか、そんな風に呟く。
すると、辛一が痛んでいる事に気づいていたイアンが回復魔法で治療した。
「治った…………」
「お前も仮面ライダーなんだろ?」
辛一が突然治った事に戸惑うと、イアンが耳打ちをする。
「えっ!?何で分かったんだよ!?」
「見えているぞ」
「えっ?あっ!」
辛一が理由を聞くと、イアンはポケットの方に指を指す。
そこには、チョコドンゴチゾウが少しだけ見えて、慌てて隠す。
すると。
「皆、おにぎりを作ったから、良かったら食べて」
「ありがとうございます!」
睦子さんがおにぎりを持ってきて、イアン達に渡す。
イアン達はおにぎりを美味しく食べていく。
すると、辛一はある物に気づく。
「えっ!?ソウマ!?」
「えっ?嘘っ!?確かに似てる…………!」
辛一が気づいたのは、誠さんの写真だった。
それを見たあげはもそんな反応をする。
「その写真は一人息子の誠だ。20年前に亡くなってね」
「あっ…………すんません」
良治さんはそう言うと、辛一は謝罪する。
触れてはいけない事だったと思ったのだ。
「それより、ソウマ君のお友達?」
「はい…………」
「そうです。元気にやってますよ」
「そうか…………良かった…………」
「ソウマ君に伝えて欲しい。ありがとうって。あと、いつでも遊びにおいでって」
「はい。伝えておきます」
「分かりました」
睦子さんがそう聞くと、辛一とあげははそう答える。
それを聞いた睦子さんがホッとすると、良治さんはそう言う。
それを聞いた二人は了承する。
「ありがとうございました」
「美味しかったです!」
「ありがとうございました」
「世話になった」
クリア達は外に出ようとする。
すると。
「あっ、そうだ!良かったらこれ、食べてくれ」
「あ、ありがとうございます」
良治さんは、マシュマロをクリアに渡す。
クリアはそう言って、マシュマロを受け取った。
辛一とあげはも一緒に外に出ると。
「お前達、行き先はどこなんだ?」
「あ?ソラシド市だけど…………」
「どうしようかな……………ピヨちゃんが無いし…………」
イアンに行き先を聞かれると、辛一はそう言い、あげははそう呟く。
ピヨちゃんとは、あげはの愛車である。
「ソラシド市!?私たちもそこに向かおうってことになってたんだ!」
「ちょうど良かった」
「私たちも同行するわ。」
「本当!?あ、自己紹介が遅れたね!私、聖あげは!19歳!血液型はB。誕生石はペリドット!ラッキーカラーはベイビーピンク!最近のブームはイングリッシュティー・ラテ・ウィズ・ホワイトチョコレート・アド・エクストラホイップ!で、こっちが…………」
「狩夜辛一だ」
それを聞いたアリス達はそう言う。
クリアの同行の申し出に対して、あげはは自己紹介をする。
辛一も素っ気なくそう言うと。
「なるほど…………。私はクリア=テンフェクト」
「イアン=シグネットだ」
「私はアリス=コーナー!」
「リン=ヒューズ」
それを聞いたクリア達も自己紹介をする。
すると、辛一は口を開く。
「…………お前らも仮面ライダーなのか?」
「ああ」
「そうだけど…………」
「私とリンもだよ!」
「うん」
辛一はそう聞くと、イアン達は肯定する。
すると、辛一は口を開く。
「…………じゃあ、何であのグラニュートと同じ力を持っているんだ?答えろ!お前らもスイクスと同じ、グラニュートなのか!?」
「ち、ちょっと!?」
辛一はそう言って、ヴァレンバスターを構える。
それを見て、あげはは慌てる。
「グラニュート?」
「湊翔が言ってた存在ね。まあ、魔法を使ってたから、疑われても無理ないか…………」
「心外」
「……………」
それに対して、アリス達がそう話す中、イアンは無言で見つめていた。
辛一達の方が一触即発の状態になる中、キビルとジロソニアとスイクスの方も一触即発の空気になっており、お互いに睨み合って構えていた。
「お前らは奴の仲間だな?」
「誰の仲間かは知らないけど、気に入らない奴と同じ扱いされているのはわかるわ」
「お姉様とクロムを侮辱するとは……死にたいらしいな!」
「大体、アンタ……人間じゃないでしょ」
「お前らもだろ?」
「貴様如きが、お姉様とクロムと同列に語るな!!」
スイクス、キビル、ジロソニアは、売り言葉に買い言葉と言わんがばかりにそんな風に話していく。
苛立ちがピークに達し、お互いに変身しようとする。
すると。
「「お待ち下さい!」」
クロムがキビルとジロソニアを、クリスがスイクスを止める。
「落ち着いて下さい!私達が争う必要はないと思います」
「スイクス様!彼女達は悪人ではないと思います」
「邪魔をするな!クロム!ソイツはお前とお姉様を……!」
「待ちなさいジロソニア」
クロムとクリスは、キビル達を止めようとする。
ジロソニアがそう言う中、キビルはジロソニアを止める。
「お姉様?」
「理由を聞かせて」
「はい、あの人は私達をグラニュートだと誤解していますが、彼から僅かですが怒りを感じました……ですが、それは悪意のあるものではありません……それはグラニュートから人を守るという優しさを感じました!」
「彼女達は確かに普通の人間達とは違う力はありますが、ですが、彼女達はグラニュートでも仲間でもはないと思うのです……彼女達から大切な物を守りたいという気持ちが伝わります」
「「「っ!」」」
キビルが話をさせると、クロムとクリスはそう語っていく。
クロムとクリスにお互いの本質を見抜かれて、3人は驚いた。
すると。
「うっ!?」
「スイクス様!」
スイクスは、顔色を悪くして倒れる。
レプリザ・サンの光を浴びたダメージがまだ残っていたのだ。
「クロユキ。お願い」
「分かった」
すると、クロユキが現れて、スイクスに冷気を浴びせる。
そこから、クロム、キビル、ジロソニアが回復魔法を使って、レヴィアマーメイドが歌い出す。
すると、スイクスは回復していき、顔色が戻っていく。
「……………すまなかった」
「ありがとうございます」
「いえいえ、お気になさらず」
「有り難く感謝なさい」
「特別に許してやって良い!」
「あんた達ね……!」
スイクスは謝罪の言葉を、クリスが感謝の言葉を言う中、クロムは普通だったが、キビルとジロソニアは上から目線の発言だった。
平常運転のキビルとジロソニアに呆れるクロユキだった。
「僕はスイクス・ストマック」
「私はクリス・ストマックです。私たちはグラニュートです」
「私はクロムです。こう見えても、ダークエルフです」
「傲慢の錬金術師、キビルよ」
「嫉妬の錬金術師、ジロソニア」
スイクス達は、そんな風に自己紹介を行う。
一方、その頃、カケル達は。
「俺はカケル=パラケルス!」
「俺はシン=ウォルフォードだ」
「俺は井上ソウマ。よろしく」
「私はソラ・ハレワタールと申します!」
カケル達はそんな風に自己紹介を行なっていた。
そして、話をする事に。
「それにしても、俺とシンは日本から異世界へ転生したけど、お前達は異世界から日本に来るとはな」
「うん、少し似ているけど、ちょっと違うね」
カケルとソウマはそう話す。
実際、お互いの境遇は、シンとカケルが転生者、ソラとソウマは異世界からやってきたのだ。
似たような境遇だった。
「お二人は、魔法と錬金術が使えるんですよね!?見せて欲しいです!」
「分かったよ。人がいない所なら良いよな?」
「良いと思うよ」
ソラはカケルとシンにそう言う。
それを聞いた二人は了承して、人がいない所に移動する。
「じゃあ、まずは俺だな。そらっ!」
「「おぉぉぉぉぉ!!」」
シンはそんな風に言う。
シンが魔法で空を飛んだり、手のひらから炎や水や風などを出すと、ソウマとソラは目を輝かせる。
それを見ていたカケルは口を開く。
「そのまま、でかいの撃って街を壊すなよ?」
「やらねぇよ!」
「信用ならないな〜……何せお前、魔王だからな」
「おい!だからそれ言うな!!」
カケルがそう言うと、シンはそう突っ込む。
カケルが魔王と言うと、ソウマ達が口を開く。
「え!?シンって魔王なの!?」
「悪の魔王何ですか!?」
「そうそう、極悪非道な魔王なんだよ」
「おい!?嘘を教えるな!!二人とも、冗談だからな!」
ソラとソウマがそう反応すると、カケルは肯定して、シンは突っ込んだ。
「いや、魔王なのは本当だろ?お前名乗っていただろ?」
「誤解を招くようなことを言うな!大体あれはオーグ達が勝手に決めたことだ!!」
「それに紅玉竜とかも呼ばれているぞ、紅玉竜の魔王シン。かっこいいだろ?」
「紅玉竜……何か、かっこいい!」
「はい!とってもかっこいいです!」
「やめろ!そんな純粋な眼で見ないでくれ!!」
カケルはそんな風に言うと、シンは突っ込む。
カケルがシンが紅玉竜の魔王と呼ばれている事を明かすと、ソウマとソラはそう言い、シンはそう叫ぶ。
「良かったな……ふふ」
「何笑ってんだよ!?」
「よし、次は俺だな」
「無視すんな!」
カケルがそう言って笑うと、シンはそう突っ込む。
そこから、カケルは錬金術を使って物を動かしたり、剣を錬成するとソラとソウマは目を輝かせる。
「「おぉぉぉ…………!!」」
「ホッパー!」
「流石はカケルだゴン!」
ソウマとソラが目を輝かせる中、ホッパー1とニジゴンとゴチゾウ達もはしゃぐ。
「なあ、こいつらって何だ?」
「それはゴチゾウって言うんです!」
「ゴチゾウ?」
「うん。俺の眷属。お菓子を食べると生まれてきて、俺をサポートしてくれるんだ。欠かせない存在だよ」
カケルがゴチゾウについてそう聞くと、ソラがそう答え、シンが首を傾げると、ソウマはそう説明する。
ゴチゾウの事を聞いたカケルとシンは。
「なんか…………ケミーに似てる」
「確かに…………」
カケルとシンはそう呟く。
ゴチゾウがケミーに似ている事を。
「ところで、ケミーって何なの?」
「確かに。気になりますね!」
「分かった。話すよ」
ソウマとソラは、ケミーについてを聞く。
そこから、カケルとシンはケミーの事を説明する。
錬金術によって生み出された生命体で、多数の種族とレベルナンバーとケミーの法や人の悪意に触れるとマルガムになる事や仮面ライダーに変身する時に使用する事を説明する。
「そんな感じなんですね……………」
「ケミーはカケルの眷属なんだね!」
ソラがそう呟くと、ソウマはそう言う。
すると、カケルが口を開く。
「それはちょっと違うかな」
「えっ?」
「確かにケミー達はいつも俺達の事を助けてくれるけど、俺にとってケミーは仲間で友達だ」
「ホッパー!」
「ゴンゴン!」
「ええ」
カケルはそんな風に言う。
それを聞いたホッパー1とニジゴンとユキが嬉しそうに頷く。
すると、グラニュートの捜索に向かったサポードローンとゴチゾウ達が戻ってくる。
「お帰り」
「どうだった?」
カケルとソウマはスマホーンとガヴフォンを取り出す。
カケルはドローンの映像を、ソウマはゴチゾウが見た映像を流す。
すると。
『……………よし。こんな物か』
廃墟の建物の中で、ジャーオが人間の姿に擬態すると、異空間収納からヒトプレスにされた人間達が入ったケースを取り出す。
「ヒトプレスです!」
「今ならまだ間に合うかも!」
「行くぞ!」
「おう!」
工場に持って行こうとしているのが分かり、ジャーオのいる場所に向かおうとする。
『ケミーライズ!
『キャンディ!』
カケルがケミーライザーでゴルドダッシュを召喚する中、ソウマはブルキャンゴチゾウをガヴに装填する。
『
ソウマがガヴドルを回転させると、デリカッションを押す。
『ブルキャン!』
その音声が鳴ると、バイク状態のブルキャンが召喚される。
ソウマはソラを、カケルはシンを乗せて走り出す。
「飴のバイクか!良いな!」
「君のバイクも綺麗だね!」
「この子はゴルドダッシュ、バイクのケミーだよ」
「ダーッシュ!」
「その子もケミー何ですか!?凄いですね!」
走りながら、ソウマ達はそんな風に話していく。
一方、ジャーオはエージェントが来るまで考えて事をしていた。
『私は一体何なんだ…………?何故、私に不思議な力が使えるのか、私は何者なんだ………』
ジャーオはそう考える。
ジャーオには、過去の記憶がなく、魔法や錬金術、ランボーグの召喚などを行える事が引っかかっていた。
すると。
「…………まあ、やれる事をやるか。出よ!アンダーグエナジー!」
ジャーオは意識を切り替えて、レプリケミーのカードを放り投げながら、そう叫ぶ。
すると、ジャーオが放り投げたレプリケミーと蛇達と融合して、マルガムとなっていく。
更にアンダーグエナジーを使って、ランボーグ達を生み出すと、何処かに転送させる。
すると。
「ランボーグ!」
「ランボーグ!?」
「マルガム!?」
エレナ達の前に、レンガのランボーグ、ケルベロスマルガム、オルトロスマルガム、カラカサオバケマルガム、フェアリーマルガムが現れる。
それを見たましろとエレナはそう叫ぶ。
「ランボーグ!」
「ランボーグです!」
「えるっ!」
「マルガムも現れるとは…………」
オーグ達の前には、鉄パイプのランボーグ、ホークマルガム、ゴリラマルガム、ムーンマルガム、スケボーマルガムが現れて、それを見たツバサ、エルちゃん、オーグはそう言う。
「ウィールマルガムにエンジェルマルガム…………!?」
「何だよ、あいつら!?」
「ヤバそうな気配を感じるね…………」
イアン達の前にはウィーンマルガム、オロチマルガム、エンジェルマルガム、ポイゾナスマッシュルームマルガムが現れて、イアン、辛一、あげははそう言う。
「こいつら…………!」
「敵が差し向けてきたか…………」
キビル達の前にはウルフマルガム、クラーケンマルガム、サブマリンマルガム、リッチーマルガム、サーベルタイガーマルガムが現れ、キビルとスイクスはそう言う。
その頃、ましろとエレナ達は。
「皆、逃げて!」
「ましろちゃんの方こそ逃げて!」
ましろとエレナ達はお互いに逃げる様に言うが、お互い何故か逃げてくれず、困惑していた。
すると。
「ランボーグ!」
「シシリー!」
「ええ!」
「行こう!」
「うん!」
ランボーグがレンガを飛ばしてきて、シシリーとマリアが魔力障壁で防ぐ。
そこから、エレナとミコが錬金術で周囲の石を剣に錬成すると、ランボーグとマルガムに飛ばしてダメージを与える。
「凄い……………!って、そんな場合じゃなかった!」
ましろはそれを見て驚く中、スカイミラージュを取り出す。
そんな中、エレナ達も変身しようとしていた。
『アルケミスリンク』
エレナとミコがそれぞれのアルケミストリングをドライバーにスキャンすると、カードを装填する。
『
『
『
『
それぞれのカードを装填すると、待機音が流れてくる。
『
『
そんな音声と、神楽鈴と舞の様な待機音が流れてくる。
「スカイミラージュ!トーンコネクト!」
ましろはスカイミラージュを取り出すと、スカイトーンを装填する。
そして、ましろ達は叫ぶ。
「ひろがるチェンジ!プリズム!」
「「「「変身!」」」」
そう叫ぶと、それぞれが変身する。
『ガガガガッチャーンコ!』
『ガッチャーンコ!』
『プロミネンスホーン!』
『サンユニコーン!』
『メディウムキャット!』
『カミノネコ!』
『
『
「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!」
エレナ達は仮面ライダーに、ましろはキュアプリズムに変身する。
すると、お互いの姿を見る。
「えっ!?エレナちゃん達が、仮面ライダー!?」
「ましろちゃんが…………プリキュアって戦士!?」
ましろとエレナはそう叫ぶ。
ましろがプリキュアで、エレナ達が仮面ライダーだという事に驚いた。
「そんな事言ってる場合じゃないわよ!」
「一緒に戦いましょう!」
「行こう!」
「う、うん!『シシリーさんの声、どこかで聞いた事があるような…………?』」
マリアとシシリーとミコがそう叫ぶと、ましろはそう答える。
その時、シシリーの声が誰かに似ている事を気にしていたが。
ましろは、エレナ達と協力してランボーグとマルガムに立ち向かっていく。
一方、オーグ達の方では。
「お前達、逃げろ」
「あいつらは自分たちがどうにかします!」
「早く逃げるでござる!」
「いえ、逃げません!」
「私たちはヒーローだから!」
オーグ達はツバサとエルちゃんに逃げる様に言う。
だが、二人は断って、スカイミラージュを取り出す。
覚悟が決まった表情を見ると。
「…………分かった。行くぞ」
「「はっ!」」
オーグは了承して、変身する体勢を取る。
「「スカイミラージュ!トーンコネクト!」」
ツバサとエルちゃんがスカイミラージュにスカイトーンを装填する。
そんな中、オーグ達も動く。
『
『
それぞれのケミーカードをドライバーなどに装填する。
すると。
「ひろがるチェンジ!ウィング!(マジェスティ!)」
「「「変身!」」」
オーグ達はそう叫ぶ。
『
『
『(アークル音)』
「天高くひろがる勇気!キュアウィング!」
「降り立つ気高き神秘!キュアマジェスティ!」
オーグ達は仮面ライダー、ツバサとエルちゃんはプリキュアに変身する。
「えっ!?アウグスト殿下達は仮面ライダーなんですか!?」
「ソウマと同じ…………!?」
「行くぞ」
ツバサとエルちゃんは、オーグ達が仮面ライダーである事に驚いた。
だが、オーグのその言葉と共に、応戦していく。
一方、イアンは変身する前に辛一に話しかける。
「お前に何があったのかは知らん。だが、俺達は錬金術師で仮面ライダーだ。化け物ではない。それを今から証明する」
「もし敵なら、容赦なく倒すぞ」
「その時は返り討ちにするさ」
イアンは辛一にそう言うと、辛一はそう言う。
そして、変身を開始する。
『
『
『
『
イアン達はそれぞれのカードを装填する。
『チョコ!』
『
辛一は、ヴァレンバスターにチョコドンゴチゾウを装填する。
「スカイミラージュ!トーンコネクト!」
あげはは、スカイミラージュを取り出して、スカイトーンを装填する。
辛一がヴァレンバスターのクラッキジャッキを操作する中、叫ぶ。
「ひろがるチェンジ!バタフライ!」
「「「「「変身!」」」」」
イアン達はそう叫ぶ。
『ガッチャーンコ!バースト!』
『ヴァルバラド!』
『Xアップ!』
『ウィザードXフォームアップクリア!』
『ネクスト
『チョコドン!パキパキ!』
『レディ⋯⋯
イアン達はそれぞれの仮面ライダーへと変身する。
「アゲてひろがるワンダホー!キュアバタフライ!」
あげはも、キュアバタフライへと変身する。
そして、イアン達はマルガムに立ち向かう。
一方、キビル達は。
「あいつ…………!」
「イラついてきたな…………!」
キビルとジロソニアはサブマリンマルガムを見て、あの時のチンピラにナンパされた時の事を思い出して苛立つ。
キビルが威圧を放つとマルガム達は少し怯える。
「……………行きましょう」
クロムはウルフマルガムとリッチーマルガムを見て、サーと悪魔の事を思い出してしまうが、気を引き締める。
「休んでて良いわよ?」
「サムイ事言うな。戦えるさ」
「共に戦いましょう」
「足を引っ張る真似をするなよ」
キビルはスイクスにそう告げる。
スイクスはそれを断って、そう言う。
キビル達は変身する。
『シャドウリンク』
クロムがアルケミストリングをドライバーにスキャンすると、カードを装填する。
『
『
『ガッチャ!』
『
『ガコン!』
『ガッチャ!』
『
『ガコン!』
『アイス!』
『
それぞれの変身アイテムにケミーカードだったり、ゴチゾウを装填する。
「「変身!」」
「「魔装」」
4人はそう言うと、変身を開始する。
『ガッチャーンコ!』
『シャドウライフル!』
『ダークスナイパー!』
『
『
『
『アイスボックス!ジャリジャリ!』
それぞれの戦士に変身して、マルガムに向かっていく。
二つの世界のヒーローの共闘が実現したのだった。
今回はここまでです。
今回は、それぞれの世界のヒーロー達の交流です。
辛一からしたら、本来は改造手術を受けないと変身出来ない筈の仮面ライダーに変身できると聞いたら、グラニュートと疑いますね。
そして、ジャーオによって、マルガムとランボーグが生み出されて、それぞれが変身して応戦する。
次回は、戦闘になります。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
ガヴも、ランゴ兄さんが仕入れ担当になったのにも関わらず、意外と冷静でしたね。
そんな中、ラキアと絆斗が遭遇したグラニュートが、コメルを殺害した犯人である可能性が浮上。
果たして、どうなるのか。
ゴチポッドという新たなアイテムがどのように登場するのか、楽しみですね。
それが最終フォームになるのか、まだ最終フォームが控えているのかも気になりますし。