ジャーオによって引き離されるも、無事に合流する事が出来たソウマ達とカケル達。
一同が虹ヶ丘邸に向かっている途中で、カケル達は錬金術や魔法、ケミーとマルガムについて簡単に説明する。
ソウマ達も、グラニュートやストマック社や闇菓子について語る。
「なんだよ、それ………!?」
「そんな物騒なもんを作ってんのかよ!?」
「許せない…………!」
「そんな外道な存在がいるとはな」
人間の幸せを利用して闇菓子を作っている事を聞いて、怒りを湧くカケル達だった。
そして、シシリー達が席を外している中。
「ええっ!?」
「お前ら…………転生者なのかよ!?」
「まぁな」
「本当にいるんだ…………」
ソウマ、辛一がそう聞くと、カケルはそう答える。
話したのは、自分たちが元日本人の転生者である事だ。
それには、ソラ達も驚いていた。
「そりゃあ、俺たちも転生したっていうのは、驚いたさ」
「そりゃね」
「でも、エレナ達やケミー、皆と会えたから、最高だよ!」
シンとクリアがそう言うと、カケルはそんな風に言う。
「それに…………子供の頃に憧れだった仮面ライダーにも変身できたしね」
「えっ?どういう事?」
「カケルさんの前世にも、仮面ライダーが居たんですか?」
すると、カケルは感慨深げにそんな風に呟く。
それを聞いたソウマとカケルがそう聞くと、カケルは口を開く。
「ん〜……………ちょっと違うかな。俺の居た世界だと、仮面ライダーにプリキュアも、テレビの中の存在だったんだ」
「えっ!?」
「テレビの中の存在…………!?」
「つまり、創作物という事ですか?」
「うん」
カケルはそう答える。
それを聞いたソラとましろがそう驚くと、ツバサはそう聞く。
それには、カケルも肯定した。
すると、カケルが口を開く。
「でも、仮面ライダーにプリキュアは、色んな人たちに夢や希望を与えてくれる最高の作品だから」
「そ、そうなんですね…………!」
「なんか、照れ臭く感じるね!」
「うん」
カケルはそう答える。
それを聞いたソラ達は、照れ臭そうに笑う。
すると、シシリー達も戻ってきて、オーグは口を開く。
「そういえば、あのジャーオとかいうグラニュートが、アンダーグエナジーを使って、ランボーグとやらを生み出していたが、それは何なんだ?」
オーグはそう聞く。
アンダーグ・エナジーやランボーグについてが気になったのだ。
「アンダーグ・エナジーというのは、私たちがかつて敵対していたアンダーグ帝国に存在している闇のエネルギーなんです」
「それを何かに注ぎ込めば、ランボーグやキョーボーグが生み出されるんです」
「そんな物が…………!?」
オーグの質問に対して、ソラとツバサはそう答える。
それを聞いて、カケル達が驚いていると。
「へぇ〜…………これがあの怪物になるのね…………」
「その銃って!?」
「ランボーグの元になってた奴じゃん!」
「いつの間に…………!?」
キビルはそう言って、銃を取り出す。
先ほどまで応戦していたランボーグに変えられていた物で、ほとんどの人たちが驚く。
すると。
「ふっ!」
「のわっ!?」
「ちょっ!?」
キビルはシンに向けて発砲する。
シンが驚き、ソウマがそう言う中、BB弾がシンに当たる。
「これ、BB弾だな…………」
「ていう事は、玩具の銃って事?」
「玩具でも、化け物に変異するのか…………!?」
「厄介ですね。その場にある物を使って、ランボーグとやらを生み出せるとは…………」
「そうでござるな…………」
発射されたBB弾を見て、辛一がそう呟くと、ましろはそう呟く。
玩具であろうと、怪物へと変異させるアンダーグ・エナジーには、オーグ達は顔を顰める。
「というより、いきなり発砲しないで下さいよ!プリンセスもいるんですよ!?」
「びっくりした……………」
「驚かせないでよ!」
「こんな事も分からないのか?これだから………」
カケル、クロム、ジロソニアは普通に気づいていたからか、何も言わなかったが、ツバサ、エルちゃん、マリアはそう叫ぶ。
それに対して、キビルはそんなふうに言う。
すると。
「てか、何で、俺に撃つんだよ!?撃つ理由ねぇだろ!?」
「魔王を自称する、アンタなら避けられるでしょう?それに仮に本物だったとしても無駄にしぶといアンタなら死ないでしょ?」
「はぁ!?無駄にしぶといとか言うんじゃねぇ!」
シンがそんなふうに叫ぶと、キビルはそんな風に言い、シンは怒った。
それを見ていた他のメンツは。
「なんつうか…………随分と傲慢な野郎だな」
「相変わらずというか…………」
「変わんないね……………」
「全くだ」
辛一がそう呟くと、シシリー、アリス、イアンはそう呟く。
親しい仲以外の人物には、容赦なく傲慢な性格を見せるキビルだった。
「でも、シンとキビルって、なんやかんやで仲が良いんじゃないかな?」
「そうですね!」
「どこがだよ!?」
ソウマとソラがそんな風に言うと、シンがそう突っ込む。
すると、カケルがある事を思い出したのか、口を開く。
「そういえば、戦っている時にゴチゾウが昇天している様に見えたけど、ゴチゾウはどうなったんだ?」
「あ〜…………ゴチゾウは、使うと消えちゃうんだ」
「俺の使うゴチゾウもそんな感じだ」
「僕のも同じく」
カケルがそう聞くと、ソウマ、辛一、スイクスはそう語る。
ゴチゾウは使ったら消えるのだ。
「えっ!?マジかよ!?」
「という事は…………消耗品?」
「そうじゃない…………?」
「まあ、お菓子を食べて生まれるんだったら、そうなるのも無理ないとは思うわ。ゴチゾウとケミーは違うし」
「……………」
他の面々は驚いたが、すぐに納得した。
お菓子を食べてで生まれているから、ケミーとゴチゾウは違うと考えていた。
だが、カケルだけは頭の中では分かっているが、あまり納得はしていないのか、モヤモヤした表情を浮かべていた。
しばらくすると、虹ヶ丘邸に到着する。
「大きい…………!」
「まあ、シンの屋敷と比べれば、小さい方だがな」
「そうなんですか!?」
「とにかく、中に入りましょう」
それを見たアリスがそう言うと、オーグはそう呟く。
ソラがそう反応すると、クリスはそう言う。
中に入ると。
「あっ!ウマソー!皆もやっと来たんだ!」
「あれ?陽香さん!」
「社長。虹ヶ丘邸で何やってんだよ?」
そこには、陽香も来ていた。
ソウマと辛一がそう聞くと、陽香は口を開く。
「あれ?言ってないの?この後、皆でお菓子パーティーしようって?」
「あ!ごめんなさい…………伝えるのを忘れてました……………」
「そっか…………ところで、なんか人数が増えてるけど、誰なの?」
陽香がそんな風に聞くと、ましろはそう謝る。
ランボーグが現れてしまって、それどころでは無かったからだ。
陽香がカケル達に気づいて、そう聞くと。
「初めまして。俺はカケル=パラケルスと言います。ちょっと、遠くの国から、日本に遊びに来たんです」
「おい!?」
「その方が自然だろ。異世界から来ましたなんて、言えないだろ」
「まあ…………それもそうか」
カケルは口を開き、遠くの国から日本に遊びに来たと語った。
シンが突っ込みかけるが、カケルはそう言う。
それを聞いて、シンが納得すると。
「キビルよ。よろしく」
「私はエレナ=フォン=クラーク。よろしくお願いします」
「ミコ=ウォードです」
「私はクロムと申します」
「私はジロソニアだ。有象無象の事は知らなくていい」
「またかよ!?俺はシン=ウォルフォードだ」
「私はシシリー=ウォルフォードと申します」
「私はマリア=フォン=メッシーナよ」
「私はアウグスト=フォン=アールスハイド。アールスハイド王国の王太子だ」
「自分は、殿下の護衛であるトール=フォン=フレーゲンです」
「同じく、護衛のユリウス=フォン=リッテンハイムでござる!」
「私、アリス=コーナー!」
「リン=ヒューズ」
「イアン=シグネットだ」
「私はクリア=テンフェクト」
カケル達は自己紹介をしていく。
それを聞いた陽香は。
「おぉ〜……………色々といるんだね…………よろしく!」
陽香は、オーグが王太子である事に驚きつつも、そんな風に言う。
「どうせなら、皆もパーティーに参加しない?」
「いいのか?」
「うん!やっぱり、パーティーは大勢いた方が楽しいじゃん!」
「お言葉に甘えて」
陽香は、カケル達もパーティーに誘う。
それを聞いたオーグがそう聞くと、陽香はそう答える。
クリアがそう言うと。
「OK!あ…………でも、人数が多すぎて、お菓子が足りないかな……………」
「だったら、他の材料は俺たちが用意しますよ」
「そうだな。俺たちは飛び入りだからな。それくらいはすべきだろう」
「じゃあ、私たちが買い出しに行ってきます」
「本当!?助かるよ!じゃあ、お願いね!」
陽香はそう言う。
当初は、ソウマ達とソラ達だけだったのだが、かなり人数が増えたので、それ相応のお菓子が必要になったのだ。
それを聞いたカケル達は、買い出しに出かける事を提案する。
そうして、買い出しに行く事になった。
「そういえば、キビルとジロソニアって、お金はどれくらい持ってるの?」
「確かに…………気になる」
「え?これくらいだけど?」
アリスとリンは、気になったのか、キビルとジロソニアにそう聞く。
そう聞かれた2人は、所持金を見せる。
「「嘘っ…………!?」」
アリスとリンはキビルとジロソニアの所持金を見ると、あまりの大金に驚き、気絶した。
一同は一度、ソラシド市にあるソラシドモールで買い物をして、材料を集める事になった。
すると。
「階段が動いています……………!?」
「あっちは、箱が上下に動いてるよ!?」
「どうなっているんだ…………!?」
「やっぱり、そうなるんだ…………」
シシリー、アリス、オーグがそう言う中、ましろはそう呟く。
エレベーターやエスカレーターを見て、オーグ達が驚いていた。
その光景は、かつて、ソラがソラシド市にやってきた時と同じだった。
すると、シンは何かを考え込んでいた。
「おい。俺たちの世界で、アレらを新しい魔道具として、再現しようと考えていないだろうな?」
「ぎくっ!?」
「シン殿!やはりそう考えていたんですね!」
「これ以上、非常識な物を作るのはやめろ!」
シンが何かを考え込んでいると、イアンがそう聞く。
すると、シンはそんな風に反応して、オーグとトールに詰め寄られる。
それから、皆で買い物を楽しんでいく。
そんな中。
「……………」
「どうしたんでしょうか…………?」
「さっきから、ぼーっとしてるよね…………」
カケルはぼーっと遠くを見つめており、ソラとソウマが心配していた。
すると。
「「ふ〜っ」」
「うわっ!?」
キビルとユキがカケルの左右の耳に息を吹きかけて、驚くと、
クロムとミコがカケルの両手を握って、引っ張る。
「カケル、行こう」
「うん」
エレナがカケルにそう誘うと、カケルと一緒に買い物をする。
「あの…………カケルさんは大丈夫なんでしょうか?」
「さっきから、ぼーっとしてるから…………」
「あ〜……………あいつなら大丈夫だ。エレナ達も居るしな」
ソラとソウマは、そんな風にシンに聞く。
シンは少し考えると、そんな風に答える。
実際、カケルもエレナ達と買い物をして少しずつ笑顔になっていた。
「大丈夫みたいですね」
「そうだね」
それを見たソラとソウマはそう話す。
一方、ジロソニアはかごの中には玩具や絵本や和菓子や洋菓子を入れていた。
「あれ?これ、どうしたの?」
「これか?孤児院とお姉様の信者に、お土産に買おうと思ってな」
あげはがそう聞くと、ジロソニアはそう答える。
孤児院の子供とキビルの信者に対して、お土産を買おうとしていたのだ。
「ねぇ、子供達が好きなの?」
「…………別に。ただ懐かれるだけだ」
「それって子供達はジロっちの事が大好きだからだと思うよ!好きでも無い人に懐かないからね」
「………っ!」
あげはがそう聞くと、ジロソニアはそっけなくそう答える。
すると、あげはジロソニアの事をあだ名で呼びつつそう言うと、ジロソニアはある事を思い出す。
『ふふ、本当にあなたって子供達に好かれるわね』
『ジロソニアさんは本当に優しいですね』
ジロソニアはかつて、キビルとクロムに言われた時の事を思い出していた。
すると、あげはが話しかけた事で、意識が現実に戻る。
「ジロっちだって、子供達の事が大好きなんでしょ?」
「………フン、お姉様のお気に入りだからな」
「素直じゃないな〜、ジロっちは」
あげはがそう聞くと、ジロソニアはそっぽを向きながらそう言う。
すると、ある事に気付いた。
「というか、ジロっちって何だ?」
「ジロソニアちゃんのあだ名だよ!可愛いでしょ?」
「何処かだ」
ジロソニアがそう聞くと、あげははそう答える。
すると。
「あら、それ良いわね!ねぇ、ジロっち♪」
「お、お姉様!?」
「宜しくお願いします。ジロっちさん」
「おい!お前まで呼ぶな!」
「ウィー!僕のクロっちとお揃いだね!ジロっち♪」
「や、やめろ〜!」
話を聞いていたキビル、クロム、クロスウィザードが揶揄いに行く。
それを言われて、顔を赤くしていると。
「「なあ、ジロっ…………ぶっ!?」
シンとオーグが何かを言おうとすると、2人は倒れる。
その理由は、ジロソニアが目にも止まらぬ速さで二人の腹を殴ったからだ。
「殴られたいのか?クソ虫共が」
「「もう殴ってるだろ!?」」
「黙れ、貴様らに呼ばれると虫唾が走る!反吐が出る!寒気がする!気持ち悪い!……殺意が湧いてくる!」
「「そこまで!?」」
ジロソニアがそう言うと、シンとオーグはそう突っ込む。
それを見ていたカケル達は。
「俺達は言わない方が良さそうだな……」
「「「「うん」」」」
「異世界人………怖っ」
カケル達はそんな風に言い、辛一はそんな風に呟くのだった。
カケル達は買い物を終えて虹ヶ丘邸に戻ると、カケル、エレナ、ミコ、クロム、キビル、ジロソニア、イアン、ましろ、あげは、クリス、ソウマ、陽香達でお菓子作りを始める。
「カケル達って、お菓子作るの上手いんだね!」
「上手、上手!」
「定期的に作ってるんだよ」
「これくらい、出来て当然だ」
カケル達の上手さにソウマと陽香はそう言う。
カケルとイアンがそう答えていると。
「私も手伝いましょうか?」
「いい!いい!いいから、シシリーは待ってて!」
シシリーも手伝おうとそう言うが、マリアに全力で止められてしまう。
シシリーは料理が下手である為だ。
お菓子を作っていると。
「ソウマ君、味見をお願いして良いかな?」
「うん!……………う〜ま!美味しいよ!」
ましろがソウマに味見をお願いして、ソウマが美味しそうな顔をしながら食べる。
ましろがそんなソウマを見ていると。
「あれ?どうしたの?俺の顔に何かついてる?」
「ふえっ!?な、何でもないよ!」
ソウマが首を傾げながらそう聞くと、ましろはそんな風に言う。
「ふ〜ん…………」
それを見ていたカケルは、ニヤニヤしながらましろの気持ちに気づく。
暫くしてお菓子が完成する。
「おぉぉぉぉ!」
「色々ありますね!」
それを見たソラとソウマはそう言う。
テーブルには、チョコペンでケミーやゴチゾウ達が描かれているクッキーに兎、熊、猫、犬、ツバサの顔のマカロン、丸型、ハート型、星の型やチョコ、いちご、クリームなどの色んな味のドーナッツが置かれていた。
更にポテトチップス、マシュマロ、グミ、飴等の市販のお菓子も買っていた。
因みにジュースと紅茶とコーヒーはクロムとクリスが作った。
「早速食べようよ!」
「そうだな。それじゃあ…………!」
『いただきまーす!』
ソウマとカケルはそう言うと、一同はそう言って、お菓子を美味しく食べていく。
すると、クロムは辛一に話しかける。
「辛一様。これを」
「あ?これって…………?」
「陽香様から、辛一様は甘い物が苦手だと聞きましたので、甘さ控えめに作らせていただきました」
「おう」
クロムはそう言って、辛一に甘さ控えめのお菓子を渡す。
因みにクロムはいつの間にかメイドに着替えていた。
辛一は、それを食べる。
「……………うめぇな」
「ありがとうございます」
「なんか…………本物のメイドさんみたい…………」
「本物ですよ」
辛一はそのお菓子を食べると、そう呟く。
陽香はクロムを見ながらそう言うと、クロムはそう微笑みながら言う。
「う〜ま!どんどん食べられる!」
ソウマはそんなふうに言いながら、美味しそうに食べていると、色んなゴチゾウ達が次々と出てくる。
もちろん、陽香には見られないように。
カケルが偶々それを見ると、ある事を思い出す。
『あ〜…………ゴチゾウは、使うと消えちゃうんだ』
『俺の使うゴチゾウもそんな感じだ』
『僕のも同じく』
それは、ゴチゾウが消耗品だと言われた事だった。
それを思い出すと、表情が沈む。
「カケル?どうしたの?」
「何でもないよ。ちょっと、トイレ行ってくる」
「なら、私が案内しますよ!」
「ありがとう」
エレナが心配して、カケルにそう聞くと、カケルはそう言って、ソラの方を見る。
ソラはカケルの意図に気づき、一緒に向かう。
二人はソラの部屋に向かう。
そこにはケミー達がお菓子を食べたり、ゴチゾウ達と一緒に戯れていた。
ホッパー1、スチームライナー、ニジゴン、スマホーン、ワンダフルキャット、ダークカゲロウ、アクマウス、サボニードル、ドンホッパー9、クロユキ、クロスウィザード、ネコマタキメラ、グリルシファー、レヴィアマーメイドがいた。
「ありがとうな、部屋を貸してくれて」
「いいえ!」
カケルはソラに部屋を貸してくれた事にお礼を言うと、ケミー達に近づく。
すると、ケミー達が喜んで擦り寄ってきて、ゴチゾウ達もカケルに懐いてくる。
「ケミーの皆さんはカケルさんが大好きなんですね!」
「…………まあな」
「……………それと、ゴチゾウさんの事、気にしているんですよね?」
ソラがそう言うと、カケルは頷く。
カケルがゴチゾウの事を気にしているのを見抜いていたのだ。
「…………そりゃ、ゴチゾウはケミーとは違う事は分かってるよ。でも、やっぱりどうしても考えちゃうんだよな…………」
カケルはそう呟く。
元の世界では、レプリケミーを消費して変身するドレッドが居て、それと重なって見えるのだ。
すると、ソラが口を開く。
「私たちも、最初の方は驚きましたけど、ソウマさん達は決して、ゴチゾウさん達の事を蔑ろにしているわけではないと思います」
「それも分かってる。ソウマも、ゴチゾウの事を大切にしているって。でも、消えるなんてあんまりだろ………………」
ソラがそんな風に言うと、カケルはそう呟く。
すると、ケミーとゴチゾウ達が騒ぎ出す。
「ホッパー!?」
「スチーム!?」
「何だゴン!?」
「カケル!後ろ見て、後ろ!」
「えっ?」
ケミー達やゴチゾウ達が騒ぎ出して、カケルとソラが困惑していると、クロスウィザードが後ろを見るように言う。
すると、そこには、天使の羽と輪っかがついたゴチゾウ達がいた。
「ゴチゾウか?」
「ひゃああ!?幽霊!?」
「落ち着いて!大きな声を出さないで!」
それを見たソラは驚き、悲鳴を上げようとすると、慌ててクロスウィザードが口を押さえて、落ち着かせる。
ソラは、お化けが苦手だったのだ。
「この子達、可愛い〜!」
「えっ!?」
「あははは……………」
レプリフブユキオンナのクロユキは、天使のゴチゾウ達を見て、そんな風にうっとりしながらそう言う。
ユキのレプリなので、ユキと同じくお化けや幽霊が大好きなのだ。
すると、エンジェルゴチゾウ達がカケルに話しかけて、何かを伝えようとしていた。
「えっと……………何を言ってるんでしょうか?」
「さぁ…………?スマホーン、頼む」
「スマホーン!」
だが、ゴチゾウの言葉は2人には伝わらず、ソウマはスマホーンにそう頼む。
それを見たスマホーンが翻訳アプリを開いて、ゴチゾウの言葉を聞き取る。
エンジェルゴチゾウ達の言葉を翻訳して、カケルに伝えるべく、画面にゴチゾウの言葉を映す。
『僕達はご主人様の役に立てたから、辛くはないよ』
そんな風に書かれており、他のゴチゾウ達も、賛同するかの様に騒ぎ出す。
「主人の為に命を捧げる……素晴らしいことじゃない」
「…………それが、ゴチゾウなんだな」
クロユキは、そんな風に呟く。
クロユキも、元は同じく消耗品であるレプリケミーである為、思うところがあったようだ。
それを聞いたカケルは、ゴチゾウの事を受け入れた。
カケルとソラが戻ってくると、エレナ達はカケルに笑顔が戻っている事に気づく。
「カケル、大丈夫なの?」
「うん。心配かけたな」
「そうか」
エレナがそう聞くと、カケルはそう答えて、シンはそう呟く。
すると、クロムが入ってくる。
「皆さん。ヤシの実ジュースが出来ましたので、飲んで下さい!」
「おぉぉ〜!」
クロムはそう言うと、一同にヤシの実のジュースを渡す。
これは、アロハナッツの力と果物を使って調理したのだ。
「う〜ま!これがヤシの実ジュース!?なんか、南国みたいな感じがする!」
「まさか、日本でヤシの実ジュースを飲む事になるなんてな…………」
「美味しい!」
「なんか、トロピカってる味ね!」
「うん」
「トロピカってるって何だよ?」
ソウマはそんな風に言うと、シンはそんな風に呟く。
あげはがそう言う中、クリアとエレナはそう言うと、辛一はそう突っ込む。
「…………確か、キュアサマーの口癖だったはずですが…………」
「何でか分からないけど、言いたくなったのよね」
「そうね」
「確かに。トロピカルな味がします」
ソラがそう呟く中、クリアとエレナ、クロムはそう言う。
「………うん!これ、すっごくトロピカってる!」
「トロピカってて美味しいです!」
「伝染したぞ…………」
「これはトロピカってるガッチャな感じがする!」
ソラやソウマもそう言うのを見て、オーグがそう呟く中、カケルはそんな風に言う。
すると、ソウマが口を開く。
「ねぇ、ガッチャって何?」
「ガッチャっていうのは、「どでかい夢」とか「やった!」「掴んだ!」みたいな感じ」
「こいつの口癖だよ」
「へぇ〜…………!良い言葉だね!」
「そうですね!」
ソウマがそう聞くと、カケルはそう説明して、シンはそう補足をする。
それを聞いたソラとソウマはそう言い、ソラは、ヒーロー手帳にメモをする。
一方、その頃、ストマック社では。
「何?赤ガヴや青ガヴども以外のグラニュートハンターが増えただと?」
「はい。15人ほど増えたようです!」
「黒ソラの言う通り、15人ほどを確認しました」
ランゴがそう聞くと、黒ソラとランゴのエージェントはそう言う。
赤ガヴ以外に、多数のの
「まさか、こんな短期間で一気に増えるとはね…………」
「面白そうじゃない。相手してやろうじゃない」
「私も行きます!」
ニエルブは顎に指を当てながらそう言うと、グロッタはそう言って、出撃しようとする。
それに黒ソラも加わろうとすると。
「俺達も混ぜろよ」
「おい、ニエルブ。何か言ったか?」
「いや…………何も言ってないけど?」
「何?」
そんな声が響いてきて、ランゴはそう聞くと、ニエルブはそう答える。
謎の声が聞こえて周囲を見渡すが、誰もいない。
すると、そこにオーロラカーテンが現れる。
「お前は………?」
ランゴは、目の前に現れた男を見て、そう呟く。
一方、その頃、ソウマ達は。
「あ〜ん」
「「「「「あ〜ん………!」」」」」
カケルがエレナ達と食べさせ合いをして、イチャついており、甘い空気が広がっていた。
「甘い…………!甘すぎる!」
「空気が甘いんですけど…………」
「ブラックコーヒーを飲まないとやってられんな」
オーグ達はそんな風に言い、イアンはそう言って、ブラックコーヒーを飲んでいく。
すると、陽香が口を開く。
「ねぇ、カケっち達っていつもあんなラブラブな感じ?」
「ああ、そうだよ」
「甘い空気を醸し出しているんですよね………」
「本当にね!見せつけやがって、この野郎!」
「リン…………この空気をどうにか…………!?」
陽香がそう聞くと、シン達はそう言う。
彼氏がいないマリアは、血の涙を流しているように見えて、不気味さを感じていた。
アリスがリンに声をかけようとすると。
「はい、あ〜ん」
「あ〜ん…………!」
「いつの間に!?」
「いつもの事でしょ」
リンもいつの間にかズッキュンパイアとお菓子の食べさせ合いをしてイチャついており、アリスはそんな風に驚くと、クリアはそう呟く。
クリアもブラックコーヒーを飲んでいた。
すると、陽香が口を開く。
「えっ!?誰、あのイケメン!?」
「私の旦那様です!」
「いや、まだ結婚してないよね!?」
「いつも通りでござるな」
「ですね」
陽香がそう聞くと、リンは照れながらそう言う。
シン達は呆れており、マリアがそう突っ込む。
そんな中、ジロソニアは。
「ぐぬぬぬ…………!」
ジロソニアは身体から黒と紫の闇のオーラが溢れて出ていて、カケルを睨んで嫉妬していた。
「ひっ!?」
「ど、どうしたんでしょうか…………!?」
「なんか、オーラが見える気がするんですけど…………」
「いや、私にも見える!」
「どういう事…………?」
「ああ〜…………心配すんな。いつもの事だから」
「いつもの事!?いつもあんな感じなの!?」
「気にしたら負けだ」
「そういう話じゃないよね!?」
ソラ達が怖がるが、シン達はいつもの事なので慣れていた。
シンとオーグの言葉に、ましろがすかさず突っ込みを入れる。
すると。
「大丈夫?」
「ソウマ!?何やってんだよ!?」
「危なくないですか!?」
「気にするの、そっち!?」
ソウマがジロソニアにそんなふうに声を掛けると、シン達は慌てて、ましろは突っ込みを入れる。
「ほら、お菓子どうぞ。コーヒーに砂糖入れる?」
「ソウマが殺される!?」
「ええっ!?」
ソウマは自分の分のお菓子を分けて、コーヒーに砂糖を入れるか聞く。
それを見たシン達はそう慌てる。
すると、ジロソニアは容器に入っていた角砂糖を自分の分のコーヒーに入れた。
それを見た一同は驚愕するが、ジロソニアはスプーンでかき混ぜると、一気に飲み干す。
「ふぅ〜……………」
ジロソニアはそんな風に一息吐くと、ソウマから貰ったお菓子を食べる。
「ちょっと、角砂糖入れすぎじゃない?」
「あ〜…………ジロソニアって、超絶な甘党なのよ」
「いや、超絶にも程があるだろ!?角砂糖入れすぎだろ!」
陽香がそんなふうに聞くと、マリアはそんな風に言うと、辛一はそんな風に叫ぶ。
すると。
「良い腕だな」
「ありがとう!コーヒーってそうやって飲むんだ!」
「ソウマ君!ソウマ君は普通に飲んでね!」
ジロソニアは、ソウマの事をそう褒めると、ソウマはそんな風に言う。
それを聞いたましろは、すぐにソウマを止める。
暫くしてパーティーが終わると。
「それじゃあ、うちは仕事があるから戻るけど、ウマソーはどうする?」
「俺、もうちょっと皆と一緒にいるよ」
「分かった。シンチー、スイくん。ウマソーの事、よろしくね」
「おう」
「分かった」
陽香はブンブンで仕事があり、ソウマは残る事にした。
陽香が帰ると、一同は改めてジャーオについて話をしていく。
「それにしても、あのジャーオというのは、何者なんでしょうか?」
「ただのグラニュートじゃないのは、確かだが」
「それなんだよな…………」
ソラとスイクスとカケルはそう話す。
ジャーオがなぜ、シン達の世界の魔法や錬金術を使えたのかが分からなかったのだ。
すると、シンが口を開く。
「それにしても、蛇の敵か…………。あんまり、蛇みたいな敵には、嫌な思いしかないからな」
「私もです」
「あ〜…………ダイジャーグの事ね」
「こっちはオロチマルガムの事ね」
シンがそう言うと、ソラも同意して、あげはとクリアはそう言う。
シンが言う蛇みたいな敵とは、オロチマルガムの事で、ソラの場合はスキアヘッド/ダークヘッド/ダイジャーグの事である。
実際、オロチマルガムは、未来のカケル/仮面ライダーガッチャードデイブレイクが居なかったら全滅していて、ダイジャーグの元になった存在であるスキアヘッド/ダークヘッドは、ソラ達を苦しめた強敵だからだ。
「まあ、あいつはどちらかというと、バジリスクだけどな」
「バジリスクって何ですか?」
「バジリスクというのは、中世ヨーロッパに伝わる伝説の毒蛇の事です」
カケルがそう呟くと、ソラはそう聞く。
すると、ツバサはそう説明する。
バジリスクとは、中世ヨーロッパに伝わる伝説の毒蛇の事だ。
すると、サポードローンとゴチゾウがやってくる。
「おっ、サポードローン!見つけたか!?」
「ゴチゾウ達も、あいつ見つけたの!?」
サポードローンとゴチゾウは、ジャーオの捜索に当たっていたのだ。
ソウマとカケルの問いに、サポードローンとゴチゾウは頷いた。
「それじゃあ、早く行きましょう!これ以上、人たちが攫われる前に!」
「だが…………無策で行けば、再び離れ離れにされるぞ。相手は空間転移の禁術を使えるんだ」
「じゃあ、どうすんだよ?」
ソラがそう叫んで行こうとすると、イアンはそう言う。
何も考えずに行けば、再び離れ離れにされる可能性が高かったからだ。
辛一がそう言う中、カケルは口を開く。
「大丈夫だよ」
「えっ?」
「何故なら、魔法と錬金術が使えるのは向こうだけじゃないからな」
「何か、考えがあるの?」
「うん。皆、聞いてくれ」
カケルはそう言うと、エレナはそう反応する。
それに対して、あげはがそう聞くと、カケルは作戦を皆に伝えていく。
その後、ジャーオの元に全員が向かう。
「見つけたぞ、グラニュート!」
「今度は逃さない!」
「お前らには用はない!ハァァァァァ!」
辛一とソウマがそう言うと、ジャーオはそう叫ぶ。
すると、ジャーオはカケル以外の全員を転移させる。
「…………皆!何で俺だけを?」
「貴様だけは…………!貴様だけは絶対に許さない………!絶対に殺してやる!!」
『…………何だ?様子が変だ。まさか?』
カケルは、自分だけ転移されなかった事に疑問を抱き、そう聞く。
すると、ジャーオはカケルに向かって、そんな憎しみを込めた視線を向けて、そう叫ぶ。
様子がおかしいジャーオに、カケルは疑問を持つが、ある答えに辿り着く。
すると。
「「ハァァァァァ!」」
「ぐはっ!?何っ!?」
突然、背後からソラとソウマが現れて、ジャーオを蹴り飛ばす。
突然の事に戸惑って、ジャーオは炎を飛ばす。
「ふっ!」
だが、その炎はシンの障壁で塞がれる。
「くっ!?行け!お前達!」
ジャーオは蛇達に命令するも、突然怯えて、動かなくなる。
ジャーオが困惑していると。
「動くんじゃないわよ。ゴミ虫が」
その理由は、キビルが威圧で動きを止めていたからだ。
「今です!」
「オリャアーッ!」
蛇が動けなくなっている中、クロムがアサルトライフルを錬成すると、辛一と一緒に撃って蛇達を消滅させる。
「銃の扱いが上手くなりましたね」
「ま、俺も銃を使ってるしな」
クロムは少し銃の扱いが上手くなった辛一を褒めると、辛一はそう答える。
他のメンバーも全員、ジャーオの元にいた。
「バカな!?なぜ、どうして赤ガヴ共がここにいるんだ!?」
「魔法と錬金術とケミーの力が使えるのはお前だけじゃないんだぜ」
ジャーオが困惑しながらそう言うと、カケルはそう答える。
それと同時に、カケルはエレナと共に、ある物を見せる。
そこには、インフィニティウォンテッドとサスケマルが装填されているケミーライザーだ。
「それは…………!?」
「実は、ここに来る前に、インフィニティウォンテッドとサスケマルの力を借りたんだ」
ジャーオがそう言う中、カケルはそう言う。
実は、ここに来る前にインフィニティウォンテッドとサスケマルをケミーライザーに装填して、カケル達を分身させて、光学迷彩で姿を消して、身体強化を使って移動して、手分けして色んな場所をゲートで登録したのだ。
勿論、ここの場所も。
万が一ジャーオに飛ばされたとしてもゲートで戻れるように。
「バカな…………!?だとしても、赤ガヴ共は、ゲートという魔法が使えないはず!?」
「それは心配すんな。たとえ、魔法が使えないソウマ達が逸れても合流できるように、発信機を作っておいたんだよ」
ジャーオがそういう中、シンはそういう。
魔法が使えないソウマ達が逸れたとしても、シンが作った発信機の魔道具を作って、ソウマ達に渡しており、探してゲートで迎えに行ったのだ。
「流石は、カケル君達だね!」
「こんな作戦、僕たちには不可能でしたからね」
「うん。凄いよ」
「魔法の世界って凄いって思ったよ」
「さぁ、大人しくしてください!」
「氷河の闇に消える覚悟はできたか?」
「ぶっ潰してやるよ」
「これ以上、お前の好きにはさせない!」
ソラ達やソウマ達はそんな風に言う。
すると、それを聞いたジャーオは激怒する。
「貴様らは………貴様らは、何度、この私を………この俺を怒らせれば気が済むんだ!?お前達の所為で……!お前達の所為で!あのお方は……!」
「あのお方?」
ジャーオは激怒しながらそう言うと、スイクスは首を傾げる。
すると、カケルが口を開く。
「やっぱり………お前は錬金術師なんだろ?俺達の世界の」
『えっ!?』
カケルは確信を得たようにそんな風に聞く。
一同が驚く中、ジャーオはミミックキーを装填すると、人間の姿になる。
人間態の容姿は黄色いツリ目に蛇柄のジャケットを羽織った、厳つい見た目をしている。
そして、指輪を人差し指にはめると服装が変わる。
「その服装は…………!?」
「錬金連合の…………!?」
「錬金連合の出身だったのか!?」
それを見た一同は驚愕し、エレナ、ミコ、イアンはそう言う。
なぜなら、ジャーオが来ていた服は、まさに錬金連合の制服だからだ。
「私の名前はクーネス!偉大なるウラッカ様の信者だ!!」
「ウラッカですって!?」
「あいつ繋がりか…………!!」
ジャーオが本当の名前を名乗ると、それを聞いたマリアとオーグはそう言う。
ジャーオの正体は、ウラッカという人物の信者だったのだ。
「ウラッカって?」
「…………ウラッカはかつて、俺たちの前に立ちはだかった存在だ。ブライスって奴の息子で、多くの命を奪ったんだ」
「でも、仮面ライダーエルドになったけど、最後はカケルが倒したはずなんだけど………」
ソウマがそう聞くと、カケル達は説明する。
ウラッカはブライスの息子で多くの命を奪い、カケル達を苦しめた強敵で、最終的に仮面ライダーエルドに変身して、世界を黄金に染めてから破壊しようとしたが、カケルとケミー達の力で勝利した。
「貴様、何の目的だ?」
「それと、どうしてこの世界にいるのよ?」
「何で、グラニュートになってんだよ!?」
「……………それは、彼の方に会ってから全てが始まった」
イアン、クリア、シンはジャーオもとい、クーネスにそう聞く。
そう聞かれた彼は、語っていく。
クーネスは錬金術師の家系に生まれたのだが、禁術に興味を抱いていたのだ。
そんなクーネスの前にウラッカが現れて、彼から禁術を教わる。
彼から教わった禁術は強力で凄まじかった。
禁術を使用する度に肉体が妨害していくが、彼は既に禁術の虜になり、ウラッカを崇拝していった。
しかし、カケル達の手によってウラッカが倒されてしまう。
クーネスはカケル達に復讐する為により強力な禁術を生み出す為に数日間眠らずに、禁術を使い続け研究を続けていく。
しかし、ある日空間の再錬成を行なっているとゲートが開いてクーネスは吸い込まれてしまう。
彼が辿り着いた先はグラニュート界であった。
『な、何だここは…………!?』
突如、見た事もない世界に転送されたクーネスは混乱するが、数日間眠らずに禁術を使い過ぎた結果、体力に限界が来てしまい、気絶してしまう。
すると。
『…………おや?どうして人間がここに?』
そう言って現れたのは、ニエルブだった。
ニエルブは、人間がグラニュート界にいる事に疑問を抱いたが、クーネスを見ると、口を開く。
『…………ほう。面白い痕跡があるね。実験台に使えそうだ。彼を運んで』
『はっ』
クーネスの体を見ると、ニエルブは知的好奇心を刺激されたのか、エージェントにクーネスを運ぶように指示をする。
その後、実験室に運ぶと。
『これは…………!普通の人間にはない力を持っているのか。ますます興味が出てきたね………。これを使えば、更なる実験が出来そうだ…………!』
クーネスの身体を調べたニエルブは、そんな風に言う
普通の人間にはない力…………禁術や魔法の痕跡を見て、更に興味を抱いたニエルブは、クーネスをグラニュートに改造する。
『…………それじゃあ、お願いね』
『はい!入りなさい!アンダーグ・エナジー!』
ニエルブは、黒ソラにお願いして、クーネスにアンダーグ・エナジーを注入して貰った。
すると、クーネスが目を覚ますと。
『ここは…………?』
『やあ、目が覚めたかい?』
『お前は…………?』
『僕はニエルブ。それで、君の名前は?』
『…………分からない…………思い出せない…………』
目を覚ましたクーネスにニエルブはそう話しかける。
ニエルブの問いに対して、クーネスには自分の名前やウラッカの事も全て忘れて、記憶を失っていた。
体力限界まで禁術を使い続けて、異世界に移動したことで記憶喪失になってしまったのだ。
『そうか。まあ、これでも食べて、元気を出して』
ニエルブはそう言うと、闇菓子を差し出す。
クーネスは、闇菓子を食べると。
『何だこれは…………!美味い、美味いぞ!』
クーネスはそう言うと、闇菓子を食べ尽くしてしまう。
『もう無いのか…………?なあ、もっと食べさせてくれよ!』
『ふふふ…………そうか。なら、君もバイトとして、働かないかい?』
クーネスは闇菓子を気に入ったのか、ニエルブにそう言う。
ニエルブはそう言うと、クーネスをスカウトする。
そうして、クーネスはコードネームジャーオを名乗り、数多くのヒトプレスを集めて闇菓子を貰っていた。
グラニュートになった事で、禁術を使っても肉体が崩壊せず、魔法と錬金術も強化して、更にアンダーグエナジーの力も手に入れた事で、ランボーグやキョーボーグを生み出せる様になり、今に至る。
「あいつか………!」
「ニエルブが………!?」
「ん?ていうか、元は人間だったのかよ!?」
「俺は新たな力を手に入れた。この力で貴様らを地獄に送ってやる!」
「来るぞ!」
スイクスとソウマがそう言うと、辛一はソウマの言葉に反応しつつも、そう言う。
ジャーオがそう叫ぶと、カケル達は変身しようとする。
すると。
「待て待て待て待て待て、ま………ってぇぇぇぇぇいいいい!!その戦い、ちょっと待ったぁぁぁぁぁぉ!!」
「えっ!?」
「誰ですか!?」
「誰?」
そんな声と共に、1人の青年が入ってくる。
ソウマ達が驚き、首を傾げる中、カケル達は信じられないと言わんばかりの顔をする。
「おいおい、落ち着けて」
「いや〜、ごめんね!彼らに会うの久しぶり過ぎて、テンション上がちゃった♪」
「まあ、別にいいけどよ」
更に、別の男の声が聞こえてきて、その青年と合流する。
すると、シン達が口を開く。
「おい、この声って……!?」
「嘘……でしょ…!?」
「そんな…………!?」
「馬鹿な!?ありえない!」
「まさか…………!?」
「そんな………!?」
「あまりにも……笑えないジョークだ」
「おぉ!久しぶりの顔がいっぱいいるね!」
「俺は初めて見るけどな」
シン達は、鳩が豆鉄砲を食ったような表情を浮かべて、そう言う。
その2人の男がそう言う中、エレナ達も口を開く。
「何で……!?」
「ねぇ、これって夢だよね……?」
「だとしたら最悪ね」
「こんなの夢でも現実でも最悪過ぎますよ……!」
「何で………?」
「お待ちしておりました!!」
エレナ、ミコ、キビル、ジロソニアがそう言う中、ジャーオは頭を下げる。
「何で、お前らが……?」
「カケルさん!?あの2人は知り合いなんですか!?」
「やっほー!久しぶりの人は久しぶりだね!!初めましての人はシクヨロちゃん!!」
「何で、お前らが生きているんだよ!?ウラッカ!黒闇!」
「また会ったね!カケル君☆」
カケルがそう言う中、ソラがそう聞くと、その青年はそう言う。
すると、カケルはそう叫ぶ。
目の前に現れたのは、かつて、カケル達の前に立ちはだかった、ウラッカと黒闇・クロックだった。
かつての因縁の相手と、この世界で再び、相見える事になったのだった……………。
今回はここまでです。
今回は、それぞれの情報共有と、敵の出現です。
賢者の孫とガッチャードのネタバレになりますが、ラスボスである仮面ライダーエルドに変身したのは、ウラッカという人物です。
カケルは、ゴチゾウが消耗品だと聞いて、思うところがありました。
レプリケミーと重なってしまったのか。
本来、撃破したはずのウラッカと黒闇が何故、姿を現したのか。
その理由は、次回に明かします。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
昨日のガヴは、ランゴ兄さんが強かったですね。
オートガードを使えるのはかなり強いですよ。
しかも、オーバーモードをエネルギー切れによる変身解除に追い込めるくらい強いですし。
ランゴ兄さんによって、ショウマは生きている事が間違いと吐き捨てられてしまう。
ランゴ兄さんからしたら、ショウマは嫌悪する存在で、キングオージャーで出てきたデズナラクの言葉を借りれば、人間でもグラニュートでもない半端者ですからね。
次回、マスターモードが登場しますが、果たして、それでランゴを倒せるのか。
そして、新たに登場したキービジュアルにて、ヴラムが強化される事が分かりましたね。
しかも、プリンアラモードモチーフの形態になるみたいで。
ガヴの夏映画についてもちょっと判明しましたが、パラレルワールドが舞台になりそうですね。
ひろプリとガヴで、今後の展開にリクエストがあれば、活動報告から承っております。
ひろプリの強化に関しては、二つ考えています。
一つは、ひろプリがゴチゾウの力を使えるアイテムで、もう一つがひろプリ全員の強化です。
それらのアイテムの作成は、デンテが対応する予定です。
あと、上記の様にヴラムの強化が判明しましたが、ヴラムにもプリキュアの力を宿した形態を出す予定で、プリンモチーフのキュアカスタードと、一時は敵対していたが味方になって、スイーツモチーフ、お子様ランチドレスでプリンアラモードになったキュアフィナーレの形態を出す予定です。
あと、ひろプリ側の時系列は、最終決戦から数ヶ月が経過して、9月からガヴの物語が絡んできた設定なので、ましろも中学3年生になり、高校に上がりますが、高校に関する設定はどんな感じにするか考えていて。
リクエストがあれば、活動報告から承っております。