仮面ライダーガヴ&ひろがるスカイ!プリキュア   作:仮面大佐

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第39話 激強!プリンとジュースと水羊羹な用心棒

 タケシ君が行方不明になって、調査を開始したソウマ達。

 犯人と思われるグラニュートであるチョールを見つけて、戦闘を開始した。

 そこに、ラーゲ9、ロクマ4、ダークミントが現れて、仮面ライダーヴラム、仮面ライダーヴェロ、仮面ライダーバンカンに変身し、ソウマ達に襲いかかる。

 

「まさか…………俺たちと一緒に戦ってくれる⁉︎」

「そうなんですか⁉︎」

「バカ!グラニュートだぞ!んなわけねぇだろ!」

「だとすると…………!」

「そう。んなわけない」

「お前らの相手は俺だ」

「排除します」

 

 それを見て、ソウマがそう言うと、辛一はそんな風に言う。

 ましろがそう呟くと、ラーゲ9とロクマ4、ダークミントはそう言って、攻撃をする。

 ソウマ達が攻撃を躱すと。

 

「「うわっ⁉︎」」

「くっ⁉︎」

「ソウマ君!辛一さん!」

「触手…………⁉︎」

「来ます!」

 

 ラーゲ9が地面に攻撃すると、地面から触手が出てきて、ソウマと辛一が吹き飛ばされる。

 ロクマ4の方も、氷のようなエネルギーが出てきて、スイクスが吹き飛ばされる。

 ましろがそう叫ぶ中、ツバサがそう言うと、ソラ達にダークミント/仮面ライダーバンカンが迫る。

 ソウマ達が倒れる中。

 

「はっはっはっは!こいつらは………俺を守りに来たんだ!」

「何で…………俺らみたいな力を持ってるのはともかく…………ぶっ倒す相手が増えたのは確かだ!ふっ!はっ!」

 

 チョールはそんな風に笑いながら言うと、辛一はそう叫んで、クリスマックスで攻撃をしていく。

 だが。

 

「フッ!」

「うっ⁉︎」

「少し、羽を休めるか…………」

 

 ラーゲ9は辛一からクリスマックスを奪って、その場に捨てる。

 チョールがそう言って座ると。

 

「のわっ⁉︎うわっ⁉︎」

「ほら、どうした?」

「ううっ!」

 

 辛一は、ラーゲ9に二回ほど蹴られて、ラーゲ9は膝で滑りながら辛一に近寄ると、煽る様にそう言う。

 辛一は攻撃しようとするが、ラーゲ9に躱され、上に座られる。

 

「だ〜る…………」

 

 ラーゲ9はそう言うと、辛一の頭を地面に叩きつける。

 一方、スイクスとロクマ4は。

 

「フッ!はっ!」

「ハァァァァァ!ふっ!」

 

 スイクスはロクマ4に攻撃していく。

 だが、ロクマ4は的確に攻撃を躱しつつ、カウンターで攻撃をしていく。

 

「やるな…………!」

「ふっ。お前に格の違いを見せてやる」

 

 スイクスがそんな風に言うと、ロクマ4はそんな風に言う。

 一方、ソラ達とダークミントは。

 

「ハァァァァァ!」

「ふっ!はっ!」

「ハァァァァァ!」

「ハアッ!」

「フッ!」

 

 ソラ達は、連携してダークミントに向かう。

 だが。

 

「ふっ!ふっ!ハァァァァァ!」

「「「「きゃああああ⁉︎」」」」

「うわっ⁉︎」

 

 ダークミントは五人の攻撃を的確に避けると、地面に攻撃する。

 すると、竹型のエネルギーが出てきて、五人に攻撃する。

 

「強い…………!」

「水羊羹…………だから竹って事?」

 

 ソラがそう言う中、ましろはそう呟く。

 竹に入った水羊羹がモチーフなので、竹型のエネルギーを操れるのだ。

 一方、ラーゲ9の方は。

 

「ふぅぅぅ!ハァァァァァ!」

 

 ソウマがガヴガブレイドのブレイポンを押して、エネルギーを纏わせたガヴガブレイドで攻撃をする。

 ラーゲ9が、ソウマに引っ張られていくと、ラーゲ9はガヴガブレイドを踏んで、近くの柱に足を置く。

 それにより、ガヴガブレイドを抑えたのだ。

 

「なっ⁉︎」

「うっ!」

 

 それを見たソウマが驚く中、辛一はヴァレンバスターで銃撃をする。

 すると、ラーゲ9は一発目は顔を動かして躱し、二発目は瓦礫を使って弾き、弾丸を粉砕する。

 

「うっ⁉︎うわぁぁぁぁ⁉︎」

 

 すると、ラーゲ9はガヴガブレイドをソウマにぶつけて、ソウマにダメージを与える。

 

「ハッハッハッ…………!」

「こいつ…………!桁違いに強ぇ…………!」

 

 チョールがそれを見て高笑いする中、辛一はそう呟く。

 チョールとの戦闘の中、新たな仮面ライダーであるヴラム、ヴェロ、バンカンが現れて、状況は混迷していく。

 それを見たソウマとスイクスは。

 

「だったら!」

「これでいくか!」

 

 そう言って、それぞれのゴチゾウを装填する。

 

ケーキ!

EAT(イート) ケーキ!

ガヴ……ガヴ……

 

 ソウマはケーキングゴチゾウを、スイクスはパンケーキングゴチゾウを装填する。

 ガヴドルを回転させて、デリカッションを押す。

 

「(ゴチゾウの叫び声)」

 

ケーキング!アメイジング!

パンケーキング!ファンタジー!

 

 その音声が鳴ると、ゴチゾウが叫び声と共に展開して、ソウマはケーキングフォームに、スイクスはパンケーキングフォームに変身する。

 

「うっ…………⁉︎」

「強い…………!」

 

 すると、辛一とソラ達は倒れる。

 押されていたのだ。

 そこに、ソウマとスイクスが入ると。

 

ホイップパーティー!

 

 その音声と共に、ソウマはガヴホイッピアからホイップ兵を二体召喚して、スイクスはパンケーキ兵を四体召喚する。

 それを見ていたラーゲ9、ロクマ4、ダークミントは。

 

カップREADY(レディ)

ハイドレーション!

一切れ!

 

 二人はドライバーを操作して、ダークミントは剣を操作する。

 すると、ホイップ兵とパンケーキ兵がプリンとリンゴジュースと水羊羹型のエネルギーに閉じ込められる。

 そして、待機音が流れる中、三人は必殺技を発動する。

 

プディングクラッシュ!

ジューストライク!

水羊羹!壱斬り!

 

 その音声が鳴ると、ラーゲ9とロクマ4はライダーパンチ、ダークミントは斬撃を放ち、ホイップ兵とパンケーキ兵を撃破する。

 

「そんな…………⁉︎」

「一瞬で…………⁉︎」

「本当に…………私たちの敵なのですか………?」

 

 それを見たソウマとスイクスはそう反応する。

 そして、ソラがそう呟くと。

 

「あの鳥のグラニュートが居ません!」

「逃げられたか…………!」

「みたいだね…………」

 

 ツバサはそう叫ぶ。

 このゴタゴタの隙に、チョールは逃走していた。

 それを見て、辛一とあげはがそう言うと。

 

「上出来だよ!ラーゲ9!ロクマ4!ダークミント!いや…………人間風に言うと…………仮面ライダーヴラム、仮面ライダーヴェロ、仮面ライダーバンカンってとこか」

「あの人は…………!」

 

 そんな声と共に、一人の眼鏡をかけた男が現れる。

 その男は、ニエルブだった。

 エルちゃんがそんな反応をする中。

 

「これは……………僕が君たちを参考にして作った戦闘システムだ。どう?なかなかだったろ?赤ガヴ、青ガヴ」

「ニエルブ……………!」

「もしかして…………お前もストマック社の偉い奴か⁉︎」

「えっ…………⁉︎」

 

 ニエルブはヴラスタムギアに触れながらそう言うと、ソウマはそう言う。

 ソウマがそう言うのを聞いた辛一がそう聞くと、ましろは驚いた。

 すると。

 

「よく知ってるねぇ。君がヴァレンで…………君たちがひろがるスカイ!プリキュアだったか。会えて嬉しいよ」

「どうして…………⁉︎」

「恐らく、黒ソラから聞いたんだと思います」

 

 ニエルブは、辛一とソラ達を見ながらそう言う。

 ニエルブが自分達のことを知っている事に、エルちゃんが驚く中、ツバサはそう言う。

 すると、ソラが口を開く。

 

「ニエルブでしたね…………どうして、クーネスをグラニュートに改造したりしたんですか⁉︎」

「クーネス…………ああ、彼ね。別に良いんじゃない?クーネス君は強くなれたって喜んでいたし、ウラッカ君に再会できたから本望なんじゃないかな?」

「…………ぶっ倒す!」

 

 ソラはそう聞く。

 クーネス本人の口から、グラニュートに改造されたのだと聞いたのだ。

 それを聞いたニエルブは、そんな風に言う。

 すると、辛一はヴァレンバスターで銃撃するが、ラーゲ9によって弾かれる。

 

「今日はこの辺にしておこうか。行くよ。ヴラム、ヴェロ、バンカン」

「分かりました」

 

 ニエルブはそんな風に言うと、ラーゲ9、ロクマ4、ダークミントは撤退していく。

 

「野郎…………!」

「仮面ライダーヴラムに、仮面ライダーヴェロ、仮面ライダーバンカンって…………なんで…………⁉︎」

「厄介な事になったな…………」

 

 辛一が悔しそうにそう言う中、ソウマはガヴを見つめながらそう呟き、スイクスもそう呟く。

 その後、ソウマ達は近くの階段で話をする事になった。

 

「グラニュートはただでさえ強いってのに………俺らみたいな力まで手に入れるなんて…………」

「それにしても、どうしてこまちさんが…………?」

「分かりません……………」

「とにかく、あとで電話して聞いてみよう」

「そっちは頼む。これからも奴らが出張ってくる様なら、攫われた人を助けるのも、難しくなる…………な」

「確かに…………」

「……………」

 

 辛一がそう言うと、ソラはそう呟く。

 何故、こまちに似た人物が、ストマック社に味方するのかを。

 ツバサがそう言う中、あげはがそう言うと、辛一はそう言う。

 実際、仮面ライダーがストマック社側にも生まれてしまった事で、苦戦するだろうと。

 ましろがそう言う中、ソウマとスイクスは黙り込んでいた。

 

『ニエルブ兄さんも、本気で俺を倒しに来たって事か…………。そうだよな。俺、シータ姉さんを倒したし…………』

 

 ソウマはそう考えていた。

 ニエルブが、本気で自分を倒しに来たのだと。

 すると、ましろが話しかける。

 

「ソウマ君?大丈夫?」

「う、うん。大丈夫だよ」

「……………お前、ニエルブって名前知ってたな」

「辛一さん?」

「あいつもお前の仇なのか?」

「うん」

 

 ましろがそう話しかけると、ソウマはそう答える。

 すると、辛一はソウマにそう問いかける。

 それを聞いて、ソラ達は内心、冷や汗をかいた。

 ソウマがストマック社の末っ子である事がバレてしまうのではと。

 すると、ソウマがそう頷くと、辛一が詰め寄る。

 

「やっぱりお前、俺に隠してる事あるよな?言えよ!」

「ちょっと、シンチー…………!」

「俺の事心配してるなら、気にすんな。俺は社長と違って、グラニュートを倒す力がある。…………お前と同じ様にな。それより、ストマック社ってのはなんなんだ?闇菓子の元締めなんだよな?」

 

 辛一はそんな風に詰め寄る。

 あげはが宥めようとすると、辛一はそんな風に言う。

 ソラ達は、不安げな視線をソウマに向ける。

 すると、ソウマが口を開く。

 

「……………ストマック社は、グラニュートの世界で…………お菓子を作って売ってるストマック一族の会社……………だと思う」

「一族?…………ランゴって奴もか?」

「うん。社長のランゴと…………グロッタ、ニエルブ。シータとジープ。兄妹五人で経営している」

「兄妹…………五人…………一人倒したとは言え…………あのレベチな奴がまだ四人も…………」

 

 ソウマはそんな風に伝える。

 ストマック社がグラニュートの世界でお菓子を作っている会社である事、幹部達の事を伝える。

 それを聞いた辛一は、そんな風に反応する。

 すると、辛一は口を開く。

 

「もしかして……………あの鎌振り回してるバカ強い女も、その一人って事か…………!」

「鎌を振り回す女というのは、グロッタの事だ」

「……………辛一、会ってたんだ…………」

「ストマック家の一人と戦ってたの⁉︎」

「まあ、コテンパンにやられちまったけどな。…………なるほどな…………。確かに、あんなのがゴロゴロいる様な所に乗り込むのは、分が悪すぎる。お前が引き留めたの、今更ながら納得だわ」

 

 辛一はそんな風に言う。

 それを聞いたスイクスがそう言うと、ソウマとあげははそう聞く。

 あげはの質問にそう答えると、辛一は納得した様にそう言う。

 シータを倒したとはいえ、それ以上の存在が居るストマック社に乗り込むのを引き留めたソウマの行動に、辛一は納得した。

 

「それが…………引っかかってたんだ…………」

「だから、あんな風に…………」

「そりゃあ…………母親の仇だろ?でも、お前はもうそこまで情報を掴んでた。だから…………これ以上犠牲者を増やさない事を優先してた。そういう事だよな?」

「……………だから今は、さっき逃した鳥みたいなグラニュートから、皆を助け出したいんだ。それで良いかな…………?」

「ああ」

「もちろんです!」

「皆を助けよう!」

 

 ソウマがそう言うと、辛一はそんなふうに言う。

 それを聞いて、ソウマがそう聞くと、辛一、ソラ、ましろはそう言う。

 すると。

 

「……………てか、お前。仇の顔が分かるって事は……………母親が拐われた時、居合わせたんだよな?あんな奴らを相手に…………よく無事だったな」

「それは……………」

 

 辛一がそんな風に聞くと、ソウマは言葉に詰まる。

 居合わせた所か、目の前でヒトプレスにされて、目の前で握り潰されてしまったのだ。

 それを知っているソラ達は、不安げな表情を浮かべる。

 すると。

 

「…………よく覚えてないんだ」

「…………そっか。まあ…………ショックな出来事は、脳が自分を守る為に記憶をなくすって話もあるしな」

「確かに。その手の話はよく聞きますね」

「……………変な事、聞いて悪かった」

「ううん」

「とにかく、あのグラニュートを早く見つけましょう!」

 

 ソウマはそう答える。

 それを聞いた辛一は、そんな風に言う。

 ツバサもそう言う中、辛一はソウマに謝ると、ソウマはそう答え、ソラはそう言う。

 一方、酸田の研究室では。

 

「ヴラムシステムに、ヴェロシステム、バンカンシステム。我ながら傑作だ」

 

 酸田の研究室にニエルブ、ラーゲ9、ロクマ4、ダークミント、黒ソラが訪れており、酸田はヴラスタムギア、ヴェロドライバー、バンカンドライバーを見つめていた。

 

「ほっほっほ…………!これが!へぇ〜!しかも、こいつらまでお手製とは…………流石ニエルブ君!しかも、プリキュアの髪の細胞から、クローンも作るなんてね!」

「ぷるん…………」

 

 酸田はベルトとゴチゾウ、ダークミントを見ながらそう言う。

 ニエルブが満足げな表情を浮かべる中、酸田の視線は、ラーゲ9とロクマ4と黒ソラの方に向く。

 

「…………で、彼らが…………例のグラニュートにアンダーグエナジーとやらから生まれた悪のプリキュア?」

「……………だりぃ」

「ジロジロ見んな。俺らは見せ物じゃねぇんだぞ」

「おっと…………ラーゲ9君、ロクマ4君」

 

 酸田はラーゲ9、ロクマ4、黒ソラを見ながらそう言うと、ラーゲ9とロクマ4はそう言いながら、酸田に向かおうとする。

 だが、ニエルブが間に入って、二人は酸田に攻撃するのを諦めた。

 すると。

 

「安全が保障された状態で生きてるグラニュートに会うのは初めてだ…………!」

「……………僕も生きてるグラニュートだけどね」

「…………そうだった。どっちかと言うと、ニエルブ君は研究者仲間っていう意識の方が強くてね。…………ちょっと、試して良いかな?失礼するよ。ごめんなさいね」

 

 酸田がそんな風に言うと、ニエルブはそう呟く。

 ニエルブの呟きに対して、酸田は指を鳴らしながらそう言う。

 酸田はそう言いながら、ラーゲ9とロクマ4に近寄ると、ミミックキーを取り外す。

 二人がグラニュート体になると。

 

「おお〜っ!」

 

 それを見た酸田は、そんな風に反応する。

 そして、ミミックキーを戻すと、二人は人間態に戻る。

 

「ハハハハッ!なるほど〜…………!これで人間の姿に化けれるってわけ!へぇ〜!あははは!」

 

 酸田はそう言うと、ラーゲ9とロクマ4の頬を触る。

 すると。

 

「そうだ。渡しておきたい物があるんだった。黒ソラ」

「はい!これです!」

「ん?」

 

 ニエルブはそう言うと、黒ソラに話しかけて、黒ソラはある物を渡す。

 それは、三つの瓶だった。

 

「これは?」

「前に送った、異世界の仮面ライダーが使っていたオルタ属性とネガドのケミー因子とやら、アンダーグエナジーだ。これを使えば、面白い物が作れるんじゃない?」

「へぇ〜…………!面白くなってきたな…………!」

 

 酸田がそう聞くと、ニエルブはそう答える。

 ニエルブが出したのは、アンダーグエナジーとオルタ属性とネガドのケミー因子だった。

 それを見て、酸田はニヤリと笑う。

 その後、酸田の研究室を後にしたニエルブ達は。

 

「…………じゃあ、引き続きよろしく」

「分かりました!」

「はい」

「………赤ガヴとヴァレン、青ガヴ、プリキュアってのは…………倒しても良いんだよな?」

「そこら辺はどうなってるんだ?」

「……………いいよ。できる物ならね」

「了解」

 

 ニエルブがそう言うと、黒ソラとダークミントは動きだす。

 そんな中、ラーゲ9とロクマ4がそう聞くと、ニエルブはそう答える。

 それを聞いて、ラーゲ9とロクマ4は、どこかへと向かう。

 その夜、ソラ達は。

 

『えっ⁉︎ダークミントが現れた⁉︎』

「はい。どういう事なのかは、まだよく分かりませんが……………」

 

 こまちに連絡をしていた。

 ダークミントが現れたのを受けて、秋元こまちにすぐに連絡したのだ。

 プリム/キュアシュプリームが引き起こした一件で、ソラ達は歴代のプリキュアと知り合い、連絡先を貰ったのだ。

 

『そういえば…………ソラちゃん、元に戻したの?』

「えっ?何の話ですか?」

『えっ?お店に来てたじゃない。お店の羊羹を買いに。その時は、ダークヒーローがどうとか言ってたけど…………』

「えっ⁉︎行ってませんよ⁉︎」

「もしかして…………⁉︎」

 

 こまちは、そんな風に聞いてくる。

 それを聞いて、ソラが首を傾げる中、こまちはソラが羊羹を買いに来た事を話す。

 それを聞いて、身に覚えがないソラがそう言うと、ツバサは何かに気づいた。

 

「どうしたの?ツバサ」

「もしかしたら…………来たのは黒ソラかもしれません!」

「まさか⁉︎」

『えっ?何かあったの?』

「実は……………」

 

 エルちゃんがそう聞くと、ツバサはそう言う。

 来たのはソラではなく、黒ソラであると。

 それを聞いて、あげはがそう反応すると、こまちは首を傾げる。

 そこから、ましろは話していく。

 現在、ソラ達はソウマ/仮面ライダーガヴ達と共に、ストマック社と呼ばれるグラニュートの世界の製菓会社と戦っている事。

 グラニュートは、人間を攫って、闇菓子と呼ばれる中毒性の高いお菓子を作っている事。

 そして、アンダーグエナジーから生まれたもう一人のソラである黒ソラがストマック社に協力している事。

 それらを話していく。

 

『えっ⁉︎そのグラニュートというのは、人間を攫ってるの⁉︎』

「はい。その闇菓子というのも、薬物と大して変わらない物なんです」

『…………そういえば、その黒ソラっていう子から、髪の毛を一本取られた様な…………』

 

 こまちが驚いてそう聞くと、ツバサはそう説明する。

 すると、こまちは黒ソラに髪の毛を一本取られた事を思い出した。

 

「えっ⁉︎」

「もしかして、ニエルブがそれを元にクローンを生み出したのではないでしょうか⁉︎」

「クローンって?」

「要は人間を複製したんです!」

「黒ソラも居るし、ありえるかも…………!」

 

 それを聞いたましろが驚く中、ツバサはある結論に辿り着いた。

 ニエルブが、こまちの髪の毛を使って、クローンを生み出したのではと。

 それは、正解だった。

 それをこまちに伝えると。

 

『……………分かったわ。とにかく、他のプリキュアの皆にも伝えておくわね』

「お願いします」

 

 こまちはそんな風に言う。

 ソラはそう頼み込む。

 その翌日、ソラシド市のとある場所では、ある男に風が吹く。

 すると、目の前には赤いスカーフをつけた女性…………チョールの人間態が現れる。

 それを見た男は。

 

「あっ………!うわぁぁぁぁぁ⁉︎」

「ん…………?」

「ごめん、今日遅れちゃった」

「ああ、いいよ」

 

 チョールの人間態を見た途端、逃げ去っていった。

 チョールが首を傾げている中、その背後に男女の高校生が現れる。

 すると、チョールの人間態を見ると。

 

「お、おい!あれ…………赤いスカーフの女じゃね?」

「こっち見てるよね?」

「早く逃げろ!」

 

 すると、チョールの人間態に気づいた二人はそんな風に話して、逃げていく。

 男の子のスマホには、『赤いスカーフの女を見たら絶対近づくな。こいつは人攫いのバケモノです!』という投稿があった。

 

「何…………?」

 

 チョールは、そんな風に首を傾げていた。

 その頃、ブンブンでは、ソウマと辛一、ソラ達が集まっていた。

 すると。

 

「あぁ!」

「どうした?」

「タケシ君、見つかった?」

「じゃなくて!これ!」

 

 パソコンを操作していた陽香がそう叫ぶと、辛一とソウマはそう食いつく。

 パソコンを見せると、そこには先ほどの投稿があった。

 

「何々…………『赤いスカーフの女を見たら絶対近づくな。こいつは人攫いのバケモノです!』………だって」

「これ、昨日、うちとあげはがスカーフ拾ってあげた人っしょ!」

「そうだね」

「ウマソーも見たよね?」

「あっ、本当だ!皆も見たよね?」

「は、はい!」

「赤いスカーフをつけた女性だね…………」

「ええ…………」

 

 あげはがそう言うと、陽香はそう言う。 

 陽香がそう聞くと、ソウマ達はそう答えつつ、顔を見合う。

 その理由は……………。

 

『…………よし!これで奴が近づいても、皆逃げる筈!』

『なるほど…………そのグラニュートの見た目を投稿して、警戒を促すんですね』

『さっすが、シンチー!』

『でも…………絵がかなり独特だよね………』

『う〜ん…………もうちょっと目が大きかったはず…………』

『えっ?こうか?』

『こんな感じです!』

『えるぅ?』

 

 実は、あの絵は、辛一が描いた絵であり、警戒を促す事で、引っかからない様にしたのだ。

 辛一の絵は、かなり独特だったが、見た目はチョールの人間態の服装がかなり独特だったのもあって、判別は容易かった。

 

「やばっ!人攫いって…………うちとあげはも危なかったじゃん!あん時、ウマソー達が来てくれて、マジ助かった〜…………!」

「たまたまだよ、たまたま!」

「えっ?もしかしてタケシ君、こいつに拐われた可能性ある?」

「その可能性はありますね」

「社長、あげは。こいつに会った時の事、なんか覚えてねぇか?」

 

 陽香はそれを見て、自分たちが攫われる可能性があった事を知り、そう言う。

 ソウマがそう言う中、陽香はそう判断する。

 実際、タケシ君はチョールに攫われたのだ。

 ツバサが頷く中、辛一は陽香にそう聞く。

 そう聞かれた陽香は。

 

「ん〜…………?あん時は別に…………」

「あっ。そういえば、急に凄い風が吹いたよね?」

「あっ!そうそう!」

「「「風?」」」

「うん。それでスカーフ飛んで、追いかけたんだけど…………全然落ちないし…………どっか引っかかりもしないし。ちょうど良い感じのとこ、永遠飛んでんだよね〜」

 

 陽香がそう首を傾げるが、あげははそう言う。

 ソウマ、ソラ、ましろがそう聞くと、陽香はそう話す。

 実際、陽香も口にはしなかったが、違和感を感じていたのだ。

 それを聞いたソウマは。

 

「もしかして…………そうやって人間を誘い込んでいたのかも」

「確かに…………人気(ひとけ)が少ない所に誘導出来るし…………」

「となると…………こいつは風を操れるって事か?」

「そう見て、間違いなさそうですね」

 

 ソウマがそう言うと、ましろ、辛一、ツバサはそう言う。

 チョールのヒトプレスの回収法は、スカーフを風でわざと飛ばし、人気のない所に誘導して、人助けをして嬉しくなる人の心理をついて、質の良いヒトプレスにしていたのだ。

 一方、当のチョールは。

 

「何で、誰も引っかからなくなった⁉︎これじゃ闇菓子が貰えない!どうしたら良いんだ…………⁉︎」

 

 チョールはそんな風に焦りを見せていた。

 これまでは上手くいっていたが、辛一の手により、誰も引っかからなくなったのだ。

 そんな風に焦りを見せる中、それを冷めた目で見ていたラーゲ9とロクマ4は。

 

「闇菓子、闇菓子…………」

「そんなに闇菓子が欲しいのか?」

「……………お前ら、食った事ないのか⁉︎あんな美味いもん、この世にまたとないぞ!口に入れた途端…………全身が痺れる様な甘い衝撃が走るんだ!いや、甘いだけじゃねぇ!ありとあらゆる複雑な刺激が絡み合って、俺の舌に…………腹に…………心に絡みついてくる!もう闇菓子を知らなかった頃には戻れねぇ!ああ…………!闇菓子!闇菓子が食いてえ‼︎

 

 ラーゲ9とロクマ4がそんな風に冷ややかに話しかけると、チョールはそう語っていく。

 その様子は、完全に薬物の禁断症状に陥っている人と全く同じだった。

 その様子のチョールを見ていたラーゲ9とロクマ4の脳裏には。

 

『こっち見ろ!』

『こうでもしなきゃ、もう闇菓子は買えないんだ!』

 

 ラーゲ9の脳裏には、ラーゲ9の目の前にいるグラニュートが、闇菓子中毒に陥ったのか、そんな風に叫ぶ光景が映っていた。

 ロクマ4は。

 

『もうやめて!』

『うるさい!闇菓子が………!闇菓子が食いたいんだ!金をさっさと出せ!』

『どうしたんだ…………⁉︎』

 

 ロクマ4の脳裏には、大人の男が女性を振り払い、お金を手にしていた。

 その男も、闇菓子中毒に陥っている様な様子を見せて、ロクマ4はそれを見て、困惑していた。

 そんな中、チョールは。

 

「一刻も早く、人間どもをかき集めて、また闇菓子を貰わないと!」

 

 チョールはそんな風に言うと、ミミックキーを取り外して、グラニュート態になる。

 

「要は、俺の姿を見られなきゃ良いんだよな?ふぅ!」

 

 チョールはそう言うと、何処かへと飛んでいく。

 それを見ていたラーゲ9とロクマ4は、ため息を吐きながら、チョールの後を追う。

 その頃、ブンブンでは。

 

「…………よし!新しい目撃情報が出た!」

「マジか⁉︎」

「見せて!」

 

 陽香がそう言うと、ソウマ、辛一、ソラ達はパソコンに駆け寄る。

 パソコンの画面に写っていた写真を見ると。

 

「そこ!どこか分かるか⁉︎」

「待って、今特定する!」

「あれ?何か来ましたよ?」

 

 辛一がそう叫ぶと、陽香はすぐに特定を開始しようとする。

 すると、新しい通知が来て、ソラはそう言う。

 陽香がその通知を開くと。

 

「…………ん?何これ…………?」

「何々…………『衝撃的な暴風映像。みんな、安全な場所に避難して‼︎』…………?」

「今日って、こんな天気だっけ?」

「こんな暴風は吹いてないはずだけど…………」

 

 陽香はその投稿を見て、困惑した。

 あげはがその投稿を読み上げる中、ソウマがそう言うと、ましろはそう言う。

 すると。

 

「「「「「「「「…………風!」」」」」」」」

 

 ソウマ達はそう言う。

 それを見て、ソウマ達はすぐにそこに向かう。

 その騒動は、スイクスも気づいていた。

 

「…………風。あのグラニュートが動き出したか!」

 

 そう言うと、風の発生源に向かっていく。

 一方、ソラシド市で突風が吹いている場所では。

 

「ううっ…………!うわぁぁぁぁ⁉︎」

 

 あまりの突風に、人が飛ばされそうになったり、何人かが飛ばされていた。

 ソウマ達が着くと、必死に耐えていた。

 

「何だこれ…………⁉︎」

「プリンセスはゆりかごに入ってください!」

「えるっ!」

「風が強すぎるよ…………⁉︎」

「おわっ⁉︎」

「きゃああ⁉︎」

「辛一!」

「ましろさん!」

 

 皆は、風に飛ばされないように必死に堪えていた。

 エルちゃんは、あげはが持ってたゆりかごに赤ちゃんの状態になって入る。

 すると、辛一とましろが飛ばされそうになり、ソウマとソラが掴む。

 

「グラニュートの仕業か⁉︎」

「そう見て、間違い無いでしょう!」

 

 辛一がそう叫ぶと、ツバサもそう叫ぶ。

 その頃、発生源にいるチョールは。

 

「バッサ!バッサ!バッサ!バッサ!バッサ!」

 

 チョールは翼を動かして、突風を巻き起こしていた。

 すると、突風を止めて、人々を落とす。

 

「はっはっはっ!この方法なら、質は劣るが数は稼げる!もっともっと集めてやる!」

 

 チョールはそんな風に言う。

 チョールは、質よりも量を取る作戦に出て、ヒトプレスを回収しようとしていた。

 その頃、ソウマ達は。

 

「奴はどこだ⁉︎」

「どこにいるんでしょうか⁉︎」

「どこかで風を起こしてるなら…………!」

「そうだ…………!風に連れていってもらおう!皆!」

「OK!エルちゃん、万が一の時はお願いね!」

「えるっ!」

「行きましょう!」

「うん!」

 

 辛一とソラがそんな風に叫ぶ中、ソウマがそう言うと、ましろはそう思いつく。

 ヒトプレスにする必要がある以上、必ずチョールの元に行けるのではと。

 そうして、ソウマとソラは手を離し、風に乗っていく。

 すると。

 

「「「うわぁぁぁぁ⁉︎」」」

「「「きゃあああ⁉︎」」」

「えるっ!」

 

 ソウマ達が吹き飛ばされる中、エルちゃんはテレキネシスで皆を支えて、ダメージを最小限に抑えた。

 すると。

 

「げっ!お前ら!どうして⁉︎」

「お前の風に案内してもらったんだ!」

「あなたが起こす風で人々を集めて、ヒトプレスにするには、必ずあなたのもとにいかないといけませんからね!」

「なるほど!流石、少年!ましろんも!」

「うん!」

「皆を返してもらうよ!」

「今度こそ、観念しろ!グラニュート!」

「皆を取り戻します!」

 

 チョールが、ソウマ達がやってきたのを見て驚くと、ソウマとツバサはそう言う。

 あげはがそう言う中、ましろ、エルちゃん、辛一、ソラはそう言う。

 すると。

 

「調子に乗るなよ。今の俺には、用心棒がいるんだ!」

 

 チョールはそんな風に言う。

 すると、チョールの背後から、ラーゲ9、ロクマ4、ダークミント、黒ソラが現れる。

 

「調子に乗ってんのはお前だろ。…………だる」

「ヒトプレスを集めるどころか、グラニュートハンターとプリキュアも呼び寄せたんだからな」

 

 ラーゲ9とロクマ4はそう言うと、ソウマ達と対峙する。

 すると。

 

「どうやら、間に合った様だね」

「スイクスさん!」

 

 そこに、スイクスも現れる。

 そんな中、ソウマは口を開く。

 

「ヴラム…………!ヴェロ…………!バンカン…………!」

「何度も怠いからなぁ。これで終わらせる」

「お前らはここで倒させてもらうぜ」

「ニエルブ様の命により、ここで倒させてもらいます」

「行きますよ!」

 

ヴラスタムギア!

ヴェロドライバー!

バンカンドライバー!

 

 三人はそう言うと、それぞれのベルトを腰に装着する。

 それを見たソウマ達は。

 

「これで終わりたいのは、こっちも同じだ」

「今日こそ、攫った人を返してもらう」

「行きましょう!」

 

 辛一、ソウマ、ソラはそう言うと、それぞれのアイテムを装填する。

 

グミ!

EAT(イート) グミ!

チョコ!

SET(セット) チョコ!SET(セット) チョコ!

アイス!

EAT(イート)アイス!EAT(イート)アイス!

 

「「「「「スカイミラージュ!トーンコネクト!」」」」」

 

 ソウマと辛一とスイクスがゴチゾウを装填する中、ソラ達はスカイミラージュにスカイトーンを装填する。

 そんな中、ラーゲ9達も、ゴチゾウをベルトに装填する。

 

カップオン!

ジュース!

DRINK(ドリンク) ジュース!DRINK(ドリンク) ジュース!

水羊羹!

EAT(イート)水羊羹!EAT(イート)水羊羹!

 

「ダークミラージュ!トーンコネクト!」

 

 ラーゲ9達もゴチゾウを装填して、そんな待機音が流れると。

 

「「「変身」」」

「アンダーグチェンジ!ダークスカイ!」

 

 そう言うと、ラーゲ9達は変身を開始する。

 

プディングヴラムシステム!

うるおいジュース!フルーティー!

LIQUID(リキッド)

水羊羹!

 

「無限に染まる暗黒の空!ダークスカイ!」

 

 その音声が鳴ると、ラーゲ9はヴラム、ロクマ4はヴェロ、ダークミントはバンカンに、黒ソラはダークスカイに変身する。

 そして。

 

「「「変身!」」」

「ひろがるチェンジ!スカイ!(プリズム!)(ウィング!)(バタフライ!)(マジェスティ!)」

 

 ソウマ達とソラ達はそう言うと、変身を開始する。

 

ポッピングミ!ジューシー!

チョコドン!パキパキ!

アイスボックス!ジャリジャリ!

 

 その音声が鳴ると、ソウマ達は仮面ライダーに変身する。

 一方、ソラ達は宇宙空間のようなエフェクトに包まれるステージへと降り立つ。

 5人の髪が伸びて、靴が現れる。

 

「きらめきホップ!」

 

 ソラのその言葉と共にステージ部分にHOPの文字が浮かび、5人の頭に装飾が付き、耳にも飾りがつく。

 

「さわやかステップ!」

 

 続けて、その言葉と共にステージがSTEPに変わると、5人にそれぞれの服が現れて、ソックスも現れ、ツバサは腰マントが付く。

 

「はればれジャンプ!」

 

 更に、その言葉と共にステージがJUMPに切り替わり、腕にグローブなどが付くと、ソラの左肩からマントが現れ、エルのスカートの後ろ側に星の意匠が付く。

 ソラがウインクをすると、5人は名乗りをあげる。

 

「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」

「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!」

「天高くひろがる勇気!キュアウィング!」

「アゲてひろがるワンダホー!キュアバタフライ!」

「降り立つ気高き神秘!キュアマジェスティ!」

「レディ…………!」

『ゴー!ひろがるスカイ!プリキュア!』

 

 ソラ達はプリキュアに変身し、そう名乗る。

 そして、すぐにチョールへと向かっていく。

 

「来るぞ!」

 

 チョールがそう言う中、辛一とスイクスはそれぞれの銃で銃撃して、ソウマは攻撃する。

 

「うっ!」

「ふんっ!」

「おわっ⁉︎」

 

 辛一がパンチをすると、ラーゲ9は回避して、近くに置いてあった荷物を乗せるためのパレットを持ち上げると、ソウマにぶつける。

 ソウマにパレットを乗せると、ラーゲ9はその上に座る。

 

「野郎!」

「ふっ!」

「ハァァァァァ!」

 

 辛一がそのパレットを蹴ると、ラーゲ9はすぐに回避する。

 ソウマとましろがチョールを追おうとすると、ラーゲ9が阻止しようとする。

 

「待ちやがれ!」

「させないよ!」

 

 ラーゲ9の方には、辛一とあげはが向かう。

 一方、ロクマ4とダークミントと黒ソラの方には。

 

「行こう、プリンセス・エル」

「うん!プリズムとガヴの邪魔はさせない!」

「ちっ!」

「あなたの相手は、私たちです!」

「行かせません!」

「邪魔をしないで」

「仕方ないですね。相手をしてあげますよ!」

 

 ロクマ4の方にはスイクスとエルちゃんが、ダークミントと黒ソラの方には、ソラとツバサが対応する。

 

「うおっ⁉︎」

「ハァァァァァ!逃さない!」

「皆を返して!」

 

 チョールがソウマとましろが迫ってくるのを見て、慌てると、ソウマとましろはチョールに攻撃する。

 すると。

 

「邪魔すんなよ…………!」

「全くだ」

 

ヴラムブレイカー!

ヴェロガン!

 

 ラーゲ9とロクマ4がそう言うと、武器が出現する。

 ラーゲ9の方は弓形の武器で、ロクマ4の方は銃型の武器だった。

 

「おわっ⁉︎」

「うっ⁉︎」

「くっ⁉︎」

「きゃっ⁉︎」

 

 ラーゲ9とロクマ4は、それぞれの相手をしている人を怯ませると、ラーゲ9は弓矢による狙撃を、ロクマ4は銃撃を行う。

 

「うわっ⁉︎」

「きゃっ⁉︎」

 

 それを受けて、ソウマとましろは吹き飛ぶ。

 

「助かるぜ!俺は今のうちに…………納品だ!」

「待って!」

「くっ⁉︎」

 

 チョールはそう言うと、ヒトプレスを納品しに行こうとする。

 それを見て、追跡しようとするが、ラーゲ9とロクマ4の攻撃で、ソウマは倒れる。

 

「こっちだ」

「お前らの相手は俺だ」

「ガヴ!プリズム!奴を頼んだ!」

「こいつらは、私たちが抑えるから!」

「行ってください!」

「皆を頼みます!」

「お願い!」

「頼んだぞ!」

「分かった!」

「皆も、気をつけて!」

 

 ラーゲ9とロクマ4がそう言うと、ソウマとましろを攻撃しようとする。

 すると、ソラ達が相手を抑える。

 それを見て、すぐにソウマとましろは、チョールを追跡していく。

 

「お前の相手は…………俺たちだ!」

「ましろんとソウマ君の邪魔はさせないよ!」

「あ〜あ…………だる」

 

 辛一とあげはがそう叫びながら、ラーゲ9に向かうと、ラーゲ9は二人を蹴る。

 辛一はそのまま倒れて、あげはが両手で防御する中、ラーゲ9はそう呟く。

 

「邪魔すんな!」

「邪魔するよ!皆を攫わせない!」

「相手をしてやるよ」

 

 ロクマ4がそう言う中、エルちゃんとスイクスはそう言う。

 すると、スイクスは別のゴチゾウを取り出して、装填する。

 

スナック!

EAT(イート) スナック!

 

 取り出したのは、ザクザクチップスゴチゾウに似たゴチゾウだった。

 ガヴドルを回転させると、デリカッションを押す。

 

ヒエヒエチップス!ヒエッヒエ~!

 

 その音声が鳴ると、アイスガヴの見た目が、ザクザクチップスフォームに似た姿に変わる。

 一方、ソラ達の方は。

 

「行きますよ!」

「はい」

「意思がほとんどないんでしょうか…………?」

「私は絶対に負けません!」

 

 黒ソラがそう言うと、ダークミントはそう答える。

 それを見たツバサがそう言うと、ソラはそう叫ぶ。

 その頃、ソウマとましろは。

 

「バッサ!バッサ!バッサ!バッサ!バッサ!」

「逃すか!ましろちゃん!これ使って!」

 

チョコ!

チョコドン!

 

「うん!」

 

 チョールを追いかける中、ソウマはチョコドンゴチゾウを使って、チョコドンガンを生成して、ましろに渡す。

 ましろがチョコドンガンを受け取る中、ソウマはふわマロゴチゾウを装填する。

 

マシュマロ!

EAT(イート) マシュマロ!

 

 その音声が鳴るとガヴドルを回転させて、デリカッションを押す。

 

「(ゴチゾウの叫び声)」

 

ふわマロ!ふわふわ〜!

 

 ゴチゾウが展開して、叫び声を出す中、ソウマはふわマロフォームに変身する。

 体を叩いて、フワフワという文字を出すと、ソウマはそれに掴まり、飛んでいく。

 

「ハァァァァァ!」

「しつこい野郎だ!」

「はっ!」

「うわっ⁉︎」

 

 ソウマが追いかける中、チョールは羽を飛ばして、ソウマを墜落させる。

 ましろが光弾とチョコの弾を発射して牽制する中、チョールは着地したソウマの方に向かう。

 

「俺は!今すぐ闇菓子が食いたいんだ!邪魔すんな!」

「邪魔するよ!闇菓子の為に、皆は攫わせない!」

「くっ!」

 

 チョールは、ソウマに攻撃しながらそう言うと、ましろはそう叫びながら、光弾とチョコの弾丸を発射する。

 チョールの攻撃を躱したソウマは、ザクザクチップスゴチゾウを取り出す。

 

スナック!

ザクザクチップス!ザックザク〜!

 

「ハァァァァァ!」

 

 ソウマはザクザクチップスフォームに変身すると、チョールの羽を切りつつ、ザクザクチップスラッシャーの一つをぶん投げる。

 チョールが弾くと、刀身が割れるが、壁についたと同時に、ソウマがキックをして抑える。

 

「ふっ!」

「うわっ⁉︎」

「ハァァァァァ!」

 

 すると、刀身が再生して、チョールにダメージを与えて、ましろが追撃をする。

 

「ふっ!はっ!」

「ハァァァァァ!はっ!」

「うわっ⁉︎うわっ⁉︎くっ⁉︎」

 

 ソウマはザクザクチップスラッシャーで攻撃して、ましろは光弾とチョコの弾丸で攻撃する。

 ソウマが近接で攻撃して、ましろが援護する。

 二人の連携プレーが出来上がっていた。

 すると、ソウマはガヴドルを回転させる。

 

ガヴ……ガヴ……

CHARGE(チャージ) ME(ミー)CHARGE(チャージ) ME(ミー)

 

 そんな音声が鳴る中、ソウマはデリカッションを押す。

 

「離れて!ハァァァァァ!」

 

ザクザクチップス!フィニッシュ!

 

 ソウマはましろにそう言うと、ましろは離れて、ソウマはザクザクチップスラッシャーの破片を飛ばす。

 だが、チョールは風を起こして、破片を吹き飛ばす。

 

「行くぞ!」

 

 チョールはそう叫ぶと、ソウマとましろの方に向かおうとする。

 すると。

 

「はっ!」

「ハァァァァァ!」

「ぐわっ⁉︎」

 

 ソウマは躱しつつ、ガラ空きとなった胴体にザクザクチップスラッシャーで攻撃して、ましろが光弾とチョコの弾丸でダメージを与える。

 

「ううっ⁉︎お前らと遊んでる暇はない!じゃあな!」

「やばい!飛んでいかれたら見失う!」

「逃さないよ!」

「あばよ!」

 

 チョールはそう言うと、納品を優先したのか、そう叫ぶ。

 ソウマがそう叫び、ましろが攻撃するが、チョールはうまく躱していた。

 すると。

 

「ほっ!ほほっ!」

「…………そうか!」

 

 ソウマの左目に、ケーキングゴチゾウが現れる。

 ケーキングゴチゾウを見たソウマは、ケーキングゴチゾウをガヴに装填する。

 

ケーキ!

EAT(イート) ケーキ!

ガヴ……ガヴ……

 

 ソウマはケーキングゴチゾウを装填すると、ガヴドルを回転させて、デリカッションを押す。

 

「(ゴチゾウの叫び声)」

 

ケーキング!アメイジング!

 

 その音声が鳴ると、ザクザクチップスフォームの装甲が取れて、ソウマにクリームがかかっていき、ホールケーキのような形状になると、それが8等分に分かれて、アーマーに変化して装着される。

 最後に、周囲を飛び交っていたイチゴがトッピングされ、ケーキングフォームに変身する。

 

「どうするの?」

「任せて!ハァァァァァ!」

 

 ましろがそう聞くと、ソウマはそう叫んで、ガヴホイッピアのホイップッシュを押す。

 

「バッサ!バッサ!バッサ!バッサ!バッサ!………あ?うわぁぁぁ⁉︎何だこりゃ⁉︎羽が…………⁉︎」

 

 チョールは、ホイップ攻撃を避けていくが、振り向いた瞬間に命中する。

 すると、チョールは墜落する。

 その理由は、生クリームには油分が含まれており、それにより、羽がべたついて、羽ばたく事が出来なくなったのだ。

 

「凄い…………!」

「あとは任せて」

「うん」

 

 ましろがそう呟く中、ソウマはガヴホイッピアにケーキングゴチゾウを装填する。

 

ホールケーキ!

 

 その音声が鳴ると、ソウマはガヴホイッピアのホイップッシュを3回押す。 

 すると、ガヴホイッピアの刀身にエネルギーが溜まっていく。

 

ホイップチャージ!

 

 その音声が鳴ると、待機音が鳴る。

 そして、ソウマはチョールに話しかける。

 

「どうする?二度と闇菓子に関わらないか…………それとも、ここで俺に倒されるか!」

「ハハハハハハ…………!闇菓子は最高だぁ!もっと、人間を集めないと…………!」

「会話が成立してない…………⁉︎」

 

 ソウマは、いつもの最終通告をチョールに行う。

 すると、チョールは会話が成立しないほどに錯乱していたのか、そう言うと、ソウマに向かっていく。

 それを見たましろがそう呟くと、ソウマは。

 

「……………だったら…………仕方ない」

 

 ソウマはそう呟くと、ガヴホイッピアを構える。

 

ケーキングブレイキング!

 

「ハァァァァァ!」

闇菓子〜!

 

 ソウマがケーキングブレイキングを発動すると、それを受けたチョールはそう叫びながら、爆散した。

 すると、チョールが持っていたヒトプレスがその場に落ちる。

 ましろは、ヒトプレスを回収する。

 

「……………っ!ソウマ君!タケシ君が居ない!」

「えっ⁉︎まさか…………もう工場に運ばれて…………⁉︎」

「そんな…………⁉︎スカイ達の方に戻ろう!」

 

 ましろはヒトプレスを回収するが、その中にタケシ君のヒトプレスは無かった。

 ソウマの懸念通り、タケシ君のヒトプレスは、既に工場に運ばれてしまっていたのだ。

 一方、ソラ達は。

 

「ふっ!」

「はっ!」

「ふっ!」

 

 辛一がヴァレンバスターで銃撃する中、あげははバタフライキッスで攻撃する。

 ラーゲ9はそれを躱すと、辛一とあげはにヴラムブレイカーから矢を発射して、ダメージを与える。

 ラーゲ9は辛一に接近すると、足で踏みつける。

 

「シンチー!ハァァァァァ!」

「このっ!」

「っ!」

 

 あげはが攻撃しようとし、辛一もヴァレンバスターで攻撃しようとする。

 だが、ラーゲ9はヴラムブレイカーを巧みに使い、ヴァレンバスターを撃墜しつつ、あげはに攻撃する。

 だが、あげはは矢を躱しつつ、キックでヴラムブレイカーを吹き飛ばす。

 

「サンキュー!ハァァァァァ!」

「ふっ!」

 

 辛一は格闘戦を仕掛けていく。

 だが、ラーゲ9は巧みに攻撃を逸らし、辛一の左手に触手を巻き付けて、吹き飛ばす。

 

「うっ!」

「ハァァァァァ!」

 

 辛一は吹き飛ばされたが、すぐにヴァレンバスターを回収して、銃撃し、あげはもバタフライキッスを行う。

 だが、ラーゲ9はその銃弾と蝶を回避すると、ヴラムブレイカーで二人に攻撃する。

 一方、スイクスとエルちゃんとロクマ4は。

 

「ハァァァァァ!」

「ふっ!はっ!」

「ハァッ!ふっ!」

 

 スイクスはヒエヒエチップスラッシャーで攻撃して、エルちゃんは素早く攻撃をしていく。

 一方、ロクマ4は、ヴェロガンで巧みに攻撃をしていく。

 

「やるね…………」

「強い…………!」

「ちっ!しぶといな…………」

 

 スイクスとエルちゃんがそう言う中、ロクマ4はそんな風に舌打ちをしながら言う。

 一方、ソラ達の方は。

 

「ハァァァァァ!」

「ふっ!はっ!」

「ハァァァァァ!はっ!」

「ふっ!」

 

 ソラと黒ソラは、お互いに互角の格闘戦を繰り広げていき、ツバサは縦横無尽に飛び回る。

 すると、ダークミントは竹を伸ばして、空にいるツバサに攻撃していく。

 

「この攻撃…………思いの外厄介ですね!」

 

 ツバサは竹の攻撃を躱しつつ、そんな風に言う。

 そんな中、辛一とあげはは。

 

「大丈夫かい?」

「大丈夫⁉︎」

「大丈夫だよ。マジェスティ」

「お前に心配されるつもりはねぇよ!」

 

 そこに、スイクスとエルちゃんが駆けつけて、あげはと辛一はそう答える。

 すると、ラーゲ9とロクマ4が攻撃する。

 

「あ〜あ。だるいんだよな。諦めの悪い奴ってのは」

「そうだな。しつこいんだよ」

「お前ら…………今までの下っ端グラニュートとは違ぇな!」

「ふっ!」

「確かに…………強い!」

「でも、負けられない!皆を助ける為にも!」

 

 ラーゲ9とロクマ4が、四人に攻撃を仕掛ける中、辛一達はそう言う。

 辛一とスイクスがラーゲ9とロクマ4の攻撃で吹き飛ぶ中、あげはとエルちゃんは二人に駆け寄る。

 

「大丈夫⁉︎」

「ああ…………お前らも…………ストマックの一族なのか⁉︎」

「「はぁ…………?うっ⁉︎」」

 

 あげはがそう聞き、辛一がそう答えつつ、そう叫ぶ。

 それを聞いて、呆気に取られたラーゲ9とロクマ4は、辛一の攻撃を受ける。

 すると。

 

「俺が…………あの一族…………?」

「何だと…………?」

…………冗談じゃねぇ‼︎

…………あんな奴らと一緒にするんじゃねぇ‼︎

「えっ………⁉︎」

「何…………⁉︎」

「っ!二人は下がれ!」

 

 ラーゲ9とロクマ4は、そんな風に声を荒げた。

 それを聞いたあげはとエルちゃんが困惑する中、スイクスは二人を下がらせる。

 すると、ラーゲ9とロクマ4は、それぞれのゴチゾウをそれぞれの武器に装填する。

 

SET(セット)

 

 その音声が鳴ると、ラーゲ9は弓を引き、ロクマ4は銃を構える。

 すると、ラーゲ9の前に幾何学模様が現れ、矢が生成されて、ロクマ4の前に、巨大な光弾が現れる。

 

「ヴァレン…………!」

「皆、大丈夫⁉︎」

 

 そこに、ソウマとましろが到着する。

 二人がそう言うと。

 

ヴラムシューティング!

ヴェロスナイプ!

 

「うっ⁉︎うわぁぁぁぁ⁉︎」

「ちっ⁉︎」

 

 その音声が鳴ると、無数の矢と光弾が辛一とスイクスに向かう。

 それを受けて、辛一は爆発し、スイクスは防御する。

 

…………ヴァレン!スイクス!

「そんな⁉︎」

「っ!」

「ヴァレン!」

「スイクスさん!」

「っ!」

「二人とも!」

 

 それを見たソウマとソラ達はそう叫ぶ。

 爆炎が晴れると、そこには変身解除した辛一と、装甲にダメージが入りつつも、何とか堪えたスイクスの姿があった。

 

「うっ…………!くっ…………⁉︎」

 

 辛一はそんな呻き声を出すと、そのまま気絶してしまう。

 果たして、辛一の運命は。




今回はここまでです。
今回は、18話に相当する話です。
ラーゲ9だけでなく、ロクマ4も、闇菓子に因縁がある模様で。
そして、酸田はアンダーグエナジーやケミー因子を受け取っていた。
何を企んでいるのか。
チョールは撃破できたものの、辛一が倒されてしまう。
次回は、ラーゲ9とロクマ4の秘密が明らかになる。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
現時点で、ダークソウマだけでなく、キュアプリズム達の複製体を出そうかなと考えていますが、どうでしょうか?
酸田のモチーフである酸賀研造なら、やりかねないですし。
酸賀研造が作り出そうとしていた『K』という存在が、結局明かされずに終わりましたね。
今後の展開でリクエストがあれば、活動報告から承っております。
25話と26話では、キラキラ☆プリキュアアラモードも出す予定ですが、どんな感じに関わって欲しいというのがあれば、受け付けています。
あと、ひろプリの強化アイテムとして、ゴチゾウの力を使えるアイテムをデンテとツバサが共同で作る予定です。
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