ソウマ達は、ラーゲ9とロクマ4の真実を知った。
闇菓子によって家族を奪われ、ストマック社を潰す為に入った。
その後、2人は撤退した。
その頃、ギューモと戦っていたツバサ達とスイクスは。
「おぉぉらぁぁぁぁ!」
「ちっ!」
「うわっ⁉︎」
「くっ!」
「っ⁉︎」
ギューモはそう叫ぶと、突進攻撃を行う。
それを見て、スイクス達は回避する。
現在、スイクス達は魔石で強化されたギューモを相手に苦戦していた。
すると。
『スカイ!ツヨイ〜!』
「ヒーローガール…………!ダブルスカイパンチ!ハァァァァァ!」
「ハァァァァァ!」
そんな音声と共に、二つの人影が出てきて、ギューモが吹き飛んだ。
そこに居たのは。
「スカイ!ガヴ!」
「お待たせしました!」
「ここにいる人たちは無事だよ!」
「良かった…………!」
ソウマ、ソラ、ましろの三人だった。
それを見て、ツバサとあげははそう反応する。
すると。
「潮時ですね。一旦退却しますよ」
「あ⁉︎俺に命令するんじゃねぇ!」
「ニエルブさんからも、そう言われてるんですよ。ある程度データは出来たら戻ってこいと」
「ちっ!」
「っ!逃げられた…………!」
黒ソラはそう言うと、ギューモに撤退を促す。
ギューモはそう言うが、黒ソラはニエルブにそう言われた事を明かす。
それを聞いて、ギューモは地面を殴って、土煙を上げる。
煙が晴れると、そこに黒ソラとギューモの姿は無かった。
その後、ソウマ達は辛一の様子を見に、酸田の研究室に向かう。
「やあ、ガヴにプリキュア。それに…………ボイクスだっけ?」
「今はアイスガヴでいい」
「そうだったね」
ソウマ達がやってきたのを見て、酸田は作業をしつつ、そんな風に話しかける。
スイクスがそう答える中、ソウマは辛一を見ていた。
「……………大丈夫、大丈夫!意識はまだだけど、体の方はもう…………ほら!」
「もう治ってる…………⁉︎」
「グラニュートの器官を埋め込んだ影響ですよね?」
「そうだね。ここまで来たら、時間の問題」
「良かった……………」
「良かったです!」
ソウマが無言で辛一の事を見ているのに気づくと、酸田はそう言って、絆創膏の一部を剥がす。
そこにあった傷は、もう塞がっていたのだ。
あげはが驚く中、ツバサがそう言うと、酸田は肯定しつつそう言う。
酸田の言葉に、ソウマとソラが安堵すると。
「……………で、仮面ライダー……………ヴラムとヴェロとバンカンだっけ?その後どう?」
「……………バンカンは分からないけど、映画館とかの…………大量失踪の犯人でした」
「そうだったの⁉︎」
「そうだったんだ…………!え?でも、ここ数日は新しいニュース出てないから……………大人しくしてるって事か!静かにされると居場所が分からないから、君たちも倒すに倒さないよね〜」
酸田がそう聞くと、ソウマがそう答える。
あげはがそう反応する中、酸田はそんな風に言う。
すると。
「…………何もない事はいい事ですよ!」
「そうだよ!」
「…………そりゃ失敬」
「…………ソラ?ましろ?」
ソラ、ましろはそんな風に言う。
それを聞いて、酸田がそう呟き、エルちゃんが首を傾げる中、ソウマはある事を思い出していた。
『どうする?…………そのベルトの力、あいつらの野望の為に使い続けるか…………それとも、ここで引き返して、あいつらの野望を止める為に使うか』
ソウマが、ラーゲ9とロクマ4の2人にそう問いかけた事だった。
(…………俺の言葉、ちょっとは届いたのかな。もう一回話してみたいけど…………辛一は、どう思うのかな……………)
ソウマはそんな風に考えていた。
ラーゲ9とロクマ4の2人が、闇菓子ではなく、ストマック社を潰す為に動いている事を辛一に伝えるべきなのかを。
その頃、コメルの捜索願いを見ていたラーゲ9と、寝転がっていたロクマ4。
すると。
「やあ!ラーゲ9、ロクマ4。調子はどうかな?」
そこに、ニエルブがやってきて、そんな風に聞いてくる。
ニエルブがやってきた事に気づいたラーゲ9とロクマ4は。
「……………ヴァレンと赤ガヴ、プリキュアは後一歩までは追い詰めた」
「だが、逃げられた」
「もう?凄いな。流石、僕の作品だ。じゃあ、もうこれはいらないかもしれないけど…………新しい力だ。良かったら使って」
ラーゲ9とロクマ4は、そんな風に答えた。
実際、あと一歩の所まで追い詰めたのは事実だからだ。
それを聞いたニエルブは、ある物を取り出す。
それは、ゼリーの様なゴチゾウと、コーヒーの缶の様なゴチゾウだった。
ラーゲ9がゼリーの様なゴチゾウを、ロクマ4がコーヒーの様なゴチゾウを受け取ると、ニエルブは去っていく。
「ふぅ〜…………」
「さて、どうする…………か」
「ぷるん…………」
「コーヒー…………」
ラーゲ9とロクマ4は一息つくと、受け取ったゴチゾウを見つめる。
そして、ソウマの問いを思い出していた。
その2人の姿を、ポッピングミゴチゾウとおしるこゴチゾウが見ていた。
その夜、虹ヶ丘邸では。
「えっ⁉︎ヴラムとヴェロがストマック社のバイトになったのは、闇菓子の為じゃなくて、ストマック社を潰す為だったんですか⁉︎」
「うん」
「はい」
ツバサはそんな風に叫ぶ。
ソラとましろから、ラーゲ9とロクマ4の目的を聞いて、驚いていたのだ。
すると。
「もしかして…………」
「あの言葉もそういう意味だったのかもね」
「どういう事?」
「実は…………シンチーがやられる直前に2人はこう叫んでたのよ」
それを聞いて、エルちゃんとあげはは合点がいったと言わんがばかりの反応をすると、ましろはそう聞く。
あげはは、あるやりとりを語った。
『俺が…………あの一族…………?』
『何だと…………?』
『…………冗談じゃねぇ‼︎』
『…………あんな奴らと一緒にするんじゃねぇ‼︎』
それは、辛一にストマックの一族なのかを聞かれて、ラーゲ9とロクマ4が激昂した事だった。
「そんな事が……………」
「そっか。ましろんはソウマ君と一緒にいて、ソラちゃんと少年はバンカンと黒ソラと戦ってたもんね」
「だとしたら…………本当みたいですね」
ましろがそう呟くと、あげははそう言う。
実際、そのやり取りを聞いていたのは、あげはとエルちゃん、辛一、スイクスの4人だけだったからだ。
すると。
「…………私、ヴラムと話をしてみようと思います」
「ソラちゃん…………」
「ヴラムも、私と同じく弟がいます。だからこそ…………ヴラムの気持ちは痛いほど分かるんです。それに…………私たちが戦う理由なんて無いはずです。だから…………!」
ソラはそんな風に語っていく。
同じ弟が居る者として、ラーゲ9の気持ちが分かるのだ。
そんな風に語ると。
「……………そうだね。ストマック社を憎んでるなら、私たちと戦う理由なんてないよね」
「うん!きっと分かってくれるよ!」
「…………ですが、辛一さんにはなんて説明するんですか?」
「大丈夫。美少年の事を聞いて、分かってくれたから。ちゃんと話せば伝わるよ」
エルちゃんとましろがそんな風に言うと、ツバサは現実的にそう言う。
それに対して、あげははそんな風に言う。
その翌日、ブンブンでは、陽香はタケシ君の捜索願いを印刷していた。
「…………タケシ君、まだ帰ってこないんだって」
「そっか…………」
「赤いスカーフの化け物って、仮面ライダーとプリキュアが倒してくれたんだよね?でも…………って事は、あいつが犯人じゃ無かったのかな…………?ガチの家出って可能性もあるよね」
「うん」
「御手洗さん、ずっと辛そうでさ…………あっ!タケシ君が見つかるまでは、ブンブンで手伝うから!だから…………ウマソーもこれ!よろしく!」
陽香がそう聞くと、ソウマはそう答える。
実際には、
陽香はそう言うと、タケシ君の捜索願いの紙をソウマに渡す。
「……………じゃあ、うち、御手洗さんの近所回ってくる!」
陽香はそう言うと、ブンブンから外出する。
陽香が出ていくと、ゴチゾウ達がテーブルに出てくる。
「(ゴチゾウ達の鳴き声)」
「……………うん。今日も俺はストマック社のアジトを探しにいく」
ゴチゾウ達がそんな声を出す中、ソウマはそう言う。
すると。
「(ゴチゾウ達の鳴き声)」
「君たちは……………」
窓から、二体のゴチゾウが現れる。
ソウマがそう言う中、ゴチゾウはソウマに報告していく。
「えっ⁉︎ヴラムとヴェロとギューモを見つけた?」
「(ゴチゾウ達の鳴き声)」
それを聞いて、ソウマがそう聞くと、ゴチゾウ達はそう答える。
ラーゲ9達の潜伏場所と、ギューモの居場所が分かったのだ。
タケシ君の捜索願いを見ているゴチゾウ達を見ると。
「もしかして……………!」
ソウマはそう呟く。
すると、すぐにガヴフォンを取り出す。
ガヴフォンを取り出すと、ましろに連絡する。
『えっ⁉︎ヴラムとヴェロのアジトとギューモの居場所が分かったの⁉︎』
「うん。俺はそっちに向かう。皆は…………」
『私とましろさんも、ヴラムとヴェロの方に向かいます!』
ソウマが連絡すると、ましろはそう驚く。
ソウマがそう言うと、ソラはそう叫んだ。
「ソラちゃん……………」
『お願いします。ヴラムとは、直接話がしたいんです。きっと…………分かってくれると思いますから』
「……………分かった。お願い。ギューモを見つけたゴチゾウは、そっちに向かわせたから」
ソウマがそう呟く中、ソラはそんな風に言う。
それを聞いたソウマは、そんな風に答える。
一方、虹ヶ丘邸では。
「ごめんなさい。その…………」
「大丈夫ですよ。そのギューモというグラニュートの方には、僕たちが行きます」
「2人は、ソウマ君の事、よろしくね!スイクスにも声をかけておくから!」
「人たちを助けて」
「うん」
ソラが申し訳なさそうにそう言うと、ツバサ達はそう言う。
スイクスにも声をかけて、ギューモの方に向かうと。
そうして、ソラ達はソウマの元に、ツバサ達はゴチゾウの案内のもと、ギューモの方に向かう。
その頃、ラーゲ9とロクマ4は移動しようとしていた。
「っ⁉︎およおよ…………⁉︎」
2人を見ていたおしるこのゴチゾウが気づかれたと思ったのか、姿を隠す。
すると。
「どこに行くの?ヴラム、ヴェロ」
「…………………ふぅ。だる〜…………」
「ここまで嗅ぎつけて押しかけるのかよ…………」
そんな声と共に、ソウマ、ソラ、ましろの三人が入ってくる。
それを見たラーゲ9とロクマ4は、そう呟く。
すると、ソラは口を開く。
「……………この間の話、答えは決まりましたか?」
「「………………」」
「良かった……………迷ってはくれてるんだ」
「……………じゃあ、一緒に来て欲しいところがあるの」
ソラがそう聞くと、ラーゲ9とロクマ4はそんな風に黙り込む。
まだ、結論が出ていないからだ。
それを見たソウマがそう言うと、ましろはそう言う。
「は?何で…………?」
「見せたいものがある」
「あ?」
ラーゲ9がそう聞くと、ソウマはそう答える。
それを聞いて、ロクマ4は訝しげな表情を浮かべていた。
その頃、スイクスと合流したあげは達は。
「…………そうか。ラーゲ9とロクマ4は…………闇菓子の被害者だったのか」
「はい」
「……………やっぱり、闇菓子はダメだよ。人間だけじゃなくて、グラニュートも不幸にしちゃうんだから」
「そうだね。だからこそ…………これ以上の被害を増やさない為にも、ヒトプレスを取り戻そう!」
「………ああ」
スイクスがそう言うと、ツバサ達はそう言う。
人間だけじゃなく、グラニュートをも不幸にさせてしまう闇菓子に憤っていた。
そんな風に話しながら、ギューモの潜伏場所へと向かっていた。
その頃、ソウマ達は。
「どんな小さい情報でもいいので、お願いします!」
「この人探してます!すいません!何でもいいので教えて下さい!」
向かった場所には、2人の男女と陽香が必死に捜索願いを配っている姿があった。
ソウマ達が引っ張ると、ラーゲ9とロクマ4はソウマの手を振り解く。
「……………こんな所に連れてきて、何の用だ」
「…………ストマック社に攫われた人間を探してるんだ」
「あそこの2人は、御手洗タケシ君っていう子の両親…………残された家族なの」
「……………何が言いたい?」
ロクマ4がそんな風に聞くと、ソウマとましろは、必死に捜索願いを配る陽香達の姿を見ながらそう言う。
ラーゲ9がドスの効いた声でそう聞くと、ソラは口を開く。
「……………あなた達には分かるはずです。あの人たちの痛みが……………!」
ソラはそんな風に語る。
それを聞いたラーゲ9とロクマ4は。
「……………人間なんて、ストマック社に入って初めて知った程度の存在だ」
「俺にはどうでも……………」
「うわっ⁉︎」
「大丈夫⁉︎」
「大丈夫ですか⁉︎」
それを見たラーゲ9とロクマ4がそんな風に言うと、タケシ君のお父さんが倒れて、お母さんと陽香はそう話しかける。
それを見たラーゲ9とロクマ4の脳裏には。
『うおっ⁉︎なあ!うちの弟が出入りしていた場所、知らねえか⁉︎情報が欲しいんだよ!』
ラーゲ9は、街ゆくグラニュート達に必死にコメルの捜索願いを出したが、一蹴されてしまった記憶。
『どうして…………ああなっちゃったの…………あなた……………』
『母さん…………』
ロクマ4の方には、突如、闇菓子で変貌してしまった父の事を気にしているお母さんの姿が映った。
そのお母さんの姿が、今のタケシ君の両親の姿と重なって見えたのだ。
すると。
「お願いだ!君が攫った人たちを返して欲しい!」
「お願いです…………!」
「…………もう、全部奴らに渡した」
ソウマとソラはそんな風に話しかける。
それを聞いたラーゲ9は、そんな風に答える。
すると。
「それじゃあ、奴らから助け出したい!他のグラニュートが攫った人たちも皆…………!スパイスにされる前に…………!」
「スパイスにされたら…………もう手遅れなの!お願い!」
ソウマとましろはそんな風に頼み込む。
それを聞いたラーゲ9とロクマ4は黙り込んでいた。
ラーゲ9はある事を思い出していた。
『兄ちゃん…………』
『しっかりしろ!何があった⁉︎』
『ごめんなさい…………俺が悪かった…………どうしよう…………俺…………とんでもない事………しちゃった…………』
それは、コメルが事切れる前、コメルが言った言葉だった。
すると、ラーゲ9は口を開く。
「……………なあ。コメルは…………どうして死んだと思う?」
「……………私が思うのは…………人間を攫うのを…………辞めようとしたんだと思います。コメル君がそう言ったのなら…………」
ラーゲ9はそう聞くと、ソラはそう答える。
ラーゲ9の発言から、コメルが心優しい性格の持ち主なので、自分が人間を攫うというとんでもない事をしているのに気づいて、足を洗おうとしたが、粛清されたのだと。
そして、ロクマ4は。
「…………そうか。母さんもきっと……………」
「…………うっ…………うっ…………!」
ロクマ4はそんな風に呟く。
すると、ラーゲ9はそんな風に嗚咽を漏らしていた。
「ううっ…………!あいつは…………優しい奴だったからな……………」
ラーゲ9はそう呟く。
ラーゲ9は、コメルが闇菓子の中毒に陥っても、本質的な優しさを失っていなかった事に気づいたのだ。
すると、ラーゲ9とロクマ4は口を開く。
「……………今から取り返すには…………直接ストマック社に向かうしか無い」
「それでいいんだな?」
「……………ああ。俺はソウマ」
「私はソラ・ハレワタールです!」
「私は虹ヶ丘ましろ。あなた達は?」
「……………ラキヤだ」
「フレッドだ」
「…………行こう!ラキヤ、フレッド!」
ラーゲ9とロクマ4がそう聞く。
ソウマ達に協力する事を決めたのだ。
それを聞いたソウマ、ソラ、ましろがそう言うと、ラーゲ9とロクマ4は、本来の名前であるラキヤとフレッドと名乗った。
そうして、ソウマ達は動き出す。
「あっ…………でも、どうやってグラニュート界に戻るか知ってる?俺、勢いで飛び出してきたから……………分かんなくて」
ある路地を歩いていると、ソウマはそう聞く。
ソウマも、逃げるのに必死だった為、覚えていなかったのだ。
すると、ラキヤとフレッドは口を開く。
「……………俺も分からん」
「同じく」
「えっ?」
「そうなんですか?」
「だるい事に…………アルバイトは自由に行き来出来ない様に情報が操作されてる」
「一時的にヒトプレスを集める集積場も…………一体に二、三ヶ所しか知らされてないからな。伏せて静かにしろ」
ラキヤとフレッドはそう言う。
機密保持の為か、グラニュート界に戻る方法に関しては、秘密にされていたのだ。
すると、フレッドはそう言って、ソウマ達を隠す。
その視線の先には……………。
「あれって…………!」
「エージェント……………!」
「ここがその一つだ」
「そうなんだ…………」
「ただ…………本気で乗り込むなら、方法はある。回収にきたエージェントは帰っていく。その時を狙えばいい」
「なるほど…………!」
そこに居たのは、ランゴのエージェントだった。
ソラとましろがそう呟く中、フレッドはそう言う。
ソウマがそう呟く中、ラキヤはそんな風に言う。
すると、エージェントが出てくる。
「行くぞ」
「はい」
エージェントが出てきたのを見て、ラキヤがそう言うと、ソラも頷き、五人でエージェントの後を追う。
すると、エージェントは男子トイレの方に入る。
「だ…………男子トイレ………!」
「ましろさん。緊急事態ですから、やむを得ません!」
「ううっ…………!エージェントを追うためとはいえ、男子トイレに入りたく無かったよ…………」
エージェントが男子トイレに入っていくのを見て、ましろは顔を赤らめた。
男子トイレに入る事には抵抗がある様だ。
ソラがそう言うと、ましろはそう呟いて、覚悟を決める。
その間、エージェントは扉のうちの一つに手を翳すと、口の模様が出てくる。
エージェントはその中に入る。
扉が閉まると、その口の模様は消えていく。
ソウマ達が中に入って、その扉を開くが、そこはただの男子トイレだった。
「えぇ〜……………⁉︎」
「どこに行ったんでしょうか…………?」
「ただ向こうに繋がってるわけじゃないんだ…………」
「確か、こうやって……………」
それを見て、ソウマ達はそう話す。
ただ繋がっているわけでは無いのだと。
すると、ラキヤはそう言うと、手を翳してから、扉を開ける。
だが、変化はなかった。
「……………そう簡単には行かないか」
フレッドはそんな風に呟く。
ソウマも一応、トイレの扉に手を翳す。
すると、笑い声と共に口の模様が浮かぶ。
「えっ⁉︎」
「……………マジか」
「……………だりぃ〜…………」
「ごめん…………」
「とにかく、行きましょう!」
「うん!」
ソウマが驚くと、フレッドとラキヤはそう呟く。
ソウマが謝ると、ソラ達はそう言い、その扉の中に入る。
中に入ると、そこには無数の扉がある空間に繋がっていた。
「ここは…………!」
「どこ行きゃいいんだ?」
「こんなにあると…………骨が折れそうだね…………」
「片っ端から行きましょう!」
「待て。無闇に開けても、繋がっているとは限らないぞ」
それを見て、ソウマとラキヤがそう言うと、ましろ、ソラ、フレッドはそう言う。
すると。
「確か…………あの辺!」
ソウマはそう言うと、扉を開ける。
だが、繋がったのは会社のオフィスだったり、倉庫だった。
一つの扉を開けると、そこはおどろおどろしい空間に繋がった。
「ここだ………!」
「ここが…………ストマック社……………!」
「つまり、グラニュートの世界…………!」
「ヒトプレスは地下の工場で闇菓子のスパイスに加工されてる!工場を目指そう!」
「待ってください!」
ソウマがそう言うと、ソラとましろはそう呟く。
ソウマはそう言うと、駆け出していき、ラキヤ達も後を追いかける。
その頃、ツバサ達は。
「あそこですね…………!」
「ヒトプレスは…………まだあるみたい!」
「急ごう!」
「ああ」
ツバサ達は、ギューモの潜伏場所に辿り着いており、そんな風に話す。
ギューモはヒトプレスを集めていた時であり、まだヒトプレスがあった。
そう話すと、ギューモの方へと向かう。
「おい、グラニュート!」
「あ?テメェら!何でここに⁉︎」
「探したのよ!あなたを見つける為に!」
「そのヒトプレスは返して貰うよ!」
「あ?ヒトプレスを返せだ?冗談じゃねぇぞ!これはやるかよ!」
「なら…………取り戻すだけだ」
ツバサがそう話しかけると、ギューモはいつの間にか嗅ぎつけられた事に驚いていた。
あげはとエルちゃんがそう言うと、ギューモはそう叫ぶ。
スイクスがそう言うと、ツバサ達は変身する態勢を取る。
「「「スカイミラージュ!トーンコネクト!」」」
三人はスカイミラージュにスカイトーンを装填する。
そして、スイクスはアイスガヴにアイスボックスゴチゾウを装填する。
『アイス!』
『
『ガヴ……ガヴ……』
そんな音声が鳴ると、スイクスはガヴドルを回転させる。
そして。
「ひろがるチェンジ!ウィング(バタフライ)(マジェスティ)!」
「変身!」
4人はそう言うと、プリキュアと仮面ライダーに変身する。
『アイスボックス!ジャリジャリ!』
「天高くひろがる勇気!キュアウィング!」
「アゲてひろがるワンダホー!キュアバタフライ!」
「降り立つ気高き神秘!キュアマジェスティ!」
ツバサ達がプリキュアに変身して、そう名乗る中、スイクスもアイスガヴに変身する。
それを見たギューモは。
「へっ!これでぶっ潰してやるよ!」
ギューモはそう言うと、魔石を摂取する。
そして、4人はギューモと応戦していく。
その頃、ソウマ達はストマック社を歩いていた。
途中、パスワードを打ち込んで開錠した。
「…………随分と迷いなく進んでいくな」
「知ってるのか?ストマック社の構造を」
「そうかな…………?結構記憶あやふやなんだけど……………」
「ふ〜ん…………俺たちはこの建物の構造を隠されてたけどな」
「そうなんだ…………」
ラキヤとフレッドは、迷いなく進むソウマにそう聞くと、ソウマはそう言う。
多少、訝しんでいたのだ。
それを見て、ソラとましろは何とも言えない表情を浮かべていた。
ソウマがここを知っているのは、ストマック社の幹部達とは異母兄弟だと知っているからだ。
すると、ラキヤが影に気づいて、ソウマ達を隠す。
ラキヤに触れられたソウマは。
「はっ⁉︎」
『母さん…………!』
『私と一緒に迎えに行こう』
ソウマの脳裏にある光景が過ぎる。
それは、1人の女性がソウマと話をしていた光景だった。
「あれは…………エージェント…………!」
「まあ、本拠地だからな」
『今の…………辛一のお母さん…………⁉︎』
ソラがそう呟くと、フレッドはそう言う。
そんな中、ソウマはそう考えていた。
先ほどの女性が、辛一のお母さんである事を。
「ソウマ君?大丈夫?」
「う、うん…………」
ましろがそう聞くと、ソウマはそう答える。
すると。
「侵入者発見」
「見つかった⁉︎」
「ちっ!」
別のエージェントに見つかってしまい、ましろがそう叫ぶと、エージェントは銃撃してくる。
それを見て、ラキヤとフレッドはすぐに動いた。
「ふっ!はっ!」
「はっ!」
ラキヤとフレッドは、帽子を銃撃で飛ばされつつも、エージェントを抑えようとする。
だが、エージェントは逆に2人を抑えようとする。
すると、エージェントは突然倒れた。
その理由は…………。
「ソウマ君!」
「助かった」
ソウマがエージェントの落とした銃で銃撃したのだ。
すると。
ビーッ!ビーッ!ビーッ!
そんな警報音が鳴り響く。
「バレちゃったんですかね⁉︎」
「そうだよね!」
「急ぐぞ」
それを聞いて、ソラとましろはそう言うと、フレッドはそう言う。
すると。
「私たちは、変身します!」
「うん!」
ソラとましろはそう言うと、スカイミラージュを取り出す。
「「スカイミラージュ!トーンコネクト!」」
ソラとましろはそう言うと、スカイミラージュにスカイトーンを装填する。
そして、2人は叫ぶ。
「ひろがるチェンジ!スカイ(プリズム)!」
2人はそう言うと、変身を開始する。
「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」
「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!」
「レディ…………!」
「「ゴー!ひろがるスカイ!プリキュア!」」
ソラとましろは、プリキュアに変身すると、そんな風に名乗りをあげる。
その頃、酸田の研究室では。
「うっ⁉︎うっ…………⁉︎はぁ…………⁉︎」
辛一が目を覚ますと体を起こす。
すると、痛みが出たのか、胸を抑える。
落ち着いたのか、口を開く。
「何で、俺ここに…………?」
「おはよう、おはよう。いいお目覚めで。とても死にそうだったとは思えない〜」
辛一がそんな風に呟くと、そう言って酸田が現れる。
酸田がコーヒーを飲むと、辛一が口を開く。
「……………答えろよ。何で俺ここに居んだよ?確か…………グラニュートの仮面ライダーにやられて…………」
「もう1人の仮面ライダー君とプリキュア達が連れてきたの」
辛一はそんな風に問いかける。
すると、酸田はそんな風に答えた。
「ソウマとソラ達が⁉︎ここに…………」
「へぇ〜…………あの子、ソウマって言うんだ。ソラっていうのは、どの子かな…………」
辛一がそんな風に言うと、酸田はそう呟く。
すると、辛一は口を開く。
「…………お前、あいつらに変な事してねぇだろうな?」
「変な事って何よ。何もしてないよ。それに、プリキュアも中学生くらいの子がいるし、手を出したら通報案件でしょうが」
辛一がそう聞くと、酸田はそんな風に冗談まじりにそう言う。
そんな酸田の机には、6個のシャーレが置かれていて、一つは血のついたガーゼで、残りはソウマ、ましろ、ツバサ、あげは、エルちゃんの毛髪だった。
パソコンの画面には、遺伝子解析の様な図面が映し出されていた。
果たして、酸田は何を企んでいるのか。
その頃、ストマック社では。
「うっ⁉︎」
エージェントの1人が、ソウマの銃撃によって倒された。
「ここが…………闇菓子の工場…………!」
「早く、皆を助けましょう!」
それを見て、ましろとソラはそう言う。
ソウマは、母親がヒトプレスにされ、殺害される光景を思い出していたが、すぐに意識を切り替えて、ヒトプレスがある場所に向かう。
「タケシ君…………!」
「良かった…………!まだ無事だったんだ…………!」
「急ぎましょう!」
すると、タケシ君のヒトプレスを発見する。
それを見て、ソウマとましろが安堵すると、ソラはそう言う。
そう話して、ヒトプレスを回収しようとすると。
「伏せろ!」
「えっ⁉︎うわっ⁉︎」
フレッドがそう叫ぶと、ソウマの前に斬撃が飛んでくる。
すると、ましろがソウマを庇う様に伏せて、その斬撃波は近くにあった柱を切断する。
「ありがとう、プリズム」
「うん!」
「今のは…………⁉︎」
「勝手に触らないで。闇菓子に使う貴重な原材料よ」
「そうですよ!闇菓子が減ってしまいます!」
ソウマがましろにお礼を言う中、ソラがそう呟くと、そんな声が聞こえてくる。
そこに居たのは、グロッタと黒ソラだった。
黒ソラは、ダークスカイに変身していた。
「グロッタ…………!」
「黒ソラ…………!」
「久しぶり…………でもないわね。赤ガヴにプリキュア。ここで会えるとは思わなかったわ」
ソウマとソラがそう言うと、グロッタはそんな風に言う。
ソウマが睨む中、グロッタは口を開く。
「それより………ラーゲ9、ロクマ4。赤ガヴとプリキュアと一緒に居るって事は…………私たちを裏切ったって事?」
「闇菓子を食べれなくなってもいいんですか?」
グロッタと黒ソラは、そんな風に問いかける。
それを聞いたラキヤとフレッドは。
「はぁ…………闇菓子…………んなダルいもん食った事ねぇよ!」
「食うわけねぇだろ」
「俺はラキヤ・アマルガ。闇菓子に翻弄され、お前らに殺されたコメル・アマルガの兄だ!」
「俺はフレッド。お前らの闇菓子のせいで、俺の家族はぶち壊されたんだぞ!」
ラキヤとフレッドは、そんな風に名乗りを上げながらそう問いかける。
ラキヤからしたら、コメルの死の真相を知ることができる機会がやってきたのだ。
すると。
「…………と言ってますが、どうなんですか?」
「コメル…………?誰?誰だか知らないけど…………闇菓子で身を滅ぼすのは私たちのせいじゃ無い。み〜んな…………自分で手を出すの。自己責任よ」
黒ソラがそう聞くと、グロッタはそんな風に答える。
闇菓子に手を出したのが悪いのであって、自分たちは悪く無いと正当性を主張しているのだ。
「貴様…………!」
「ふざけないで下さい!」
「ソラちゃん…………!」
「あなた達の闇菓子で…………人間とグラニュート…………その両方が不幸になっているんです!それで開き直らないで下さい!」
「へっ!どうでもいいわよ。人間も、弱いグラニュートもね」
ラキヤとフレッドが怒りを見せる中、ソラはそう叫ぶ。
ソラは、ストマック社の悪辣さに怒ったのだ。
それに対して、グロッタはそう吐き捨てる。
すると。
「…………こいつらには話は通用しない。なら、ぶちのめすだけだ」
フレッドはそう言うと、ラキヤと共にベルトを装着する。
『ヴラスタムギア!』
『ヴェロドライバー!』
2人がベルトを装着すると、ゴチゾウを装填する。
『カップオン!』
『ジュース!」
『
装填すると、そんな音声が鳴る。
そして。
「「変身」」
そう言うと、ベルトを操作する。
『プディングヴラムシステム!』
『うるおいジュース!フルーティー!』
その音声と共に、ラキヤは仮面ライダーヴラムに、フレッドは仮面ライダーヴェロに変身する。
そして、グロッタと黒ソラの方に向かうと、攻撃する。
「へぇ〜…………!新たな2人のグラニュートハンターって…………お前らだったのね!」
「その様ですね!」
「ソウマ!ソラ!ましろ!」
「急げ!」
「うん!」
「なるべく急ぎます!」
「時間稼ぎお願い!」
グロッタと黒ソラはそう言うと、ラキヤとフレッドと応戦していく。
ラキヤとフレッドの言葉を聞いたソウマ達は、ヒトプレスを回収していく。
「うっ!私の工場…………荒らすんじゃ無いよ!」
「闇菓子の材料は奪わせません!」
「させるか!」
グロッタと黒ソラはそう叫ぶと、ソウマ達に攻撃しようとする。
だが、ラキヤとフレッドの2人がグロッタと黒ソラを抑える。
その間、ソウマ達はアタッシュケースにヒトプレスを入れていく。
「ふっ!はっ!」
「ハァァァァァ!」
「ちっ!」
「くっ!」
黒ソラとグロッタは2人に攻撃していき、2人は押されていた。
すると。
「ラキヤ!フレッド!」
「ヒトプレスは取り戻しました!」
「早く脱出しよう!」
ソウマ達はアタッシュケースを持つと、ラキヤとフレッドにそう言い、工場から脱出していく。
逃げていく中、ソウマ達はエージェントに追われていた。
そうして、扉に入り、扉の間に着く。
「おい…………!どの扉だ!」
「どこでもいい!」
「とにかく、元の世界に戻ろう!」
「っ!来ます!」
ラキヤがそうぼやくと、ソウマとましろはそう言う。
すると、ソラの叫びを聞くと、背後にグロッタと黒ソラが迫っていた。
「ハァァァァァ!」
グロッタが鎌にエネルギーを纏わせていると、ソウマはガヴにポッピングミゴチゾウを装填する。
『グミ!』
『
ソウマは素早くガヴドルを回転させて、デリカッションを押す。
すると、グロッタの斬撃で、五人は吹き飛ばされる。
その頃、とあるクラブでは、ライブが行われていた。
すると。
「うわっ⁉︎」
「くっ⁉︎」
「ここは………?」
「クラブかな…………?」
扉からソウマ達が出てきて、ライブをしていた人たちは驚いていた。
すると。
「ふっ!」
「「うわっ⁉︎」」
「「きゃあああ⁉︎」」
グロッタが斬撃波を放ち、ソウマ達は吹き飛ばされる。
ソウマ達が倒れていると。
「ここなら、どれだけ暴れても問題ないわね〜!」
グロッタはエージェント4人と黒ソラを連れて現れる。
すると、グロッタはミミックデバイザーからミミックキーを取り外す。
グロッタは、怪人態へと変貌していく。
その見た目は、ステンドグラスを彷彿させる紫色のマスクで口元を覆い、魔女のような長く尖った被り物が特徴で、どこかイカやタコなどの頭足類を思わせる見た目だった。
「「ふっ!」」
「っ!」
「皆さん!逃げて下さい!」
「急いで!」
すると、エージェント4体と黒ソラが迫ってきて、ソウマ、ましろ、ソラはそう叫ぶ。
人々が逃げていくと。
「ふっ!」
「「くっ⁉︎」」
グロッタは大きくジャンプをして、ラキヤとフレッドに鎌で攻撃すると、足で2人を踏む。
すると、周りが窪んだ。
「ラキヤ!フレッド!」
「何…………あのパワー…………⁉︎」
「当たったらひとたまりもありません!」
それを見たソウマ達は、ヒトプレスを奪われまいとしつつそう言う。
すると。
「覚悟なさい。ラーゲ9、ロクマ4、赤ガヴ、プリキュア!」
グロッタは、そんな風に言う。
その頃、情報収集をしていた辛一は、最新情報が入り、ソウマ達とラキヤとフレッドとグロッタが映し出された写真を見つける。
「ソウマにソラとましろの奴…………三人だけで6体と黒ソラの相手してんのかよ⁉︎」
辛一はそう言うと、ソウマ達の元に向かおうとする。
その頃、ギューモと戦っていたツバサ達は。
「ハァァァァァ!」
「ふっ!はっ!」
「ハアッ!はっ!」
「はっ!ハァァァァァ!」
「ふっ!無駄だァァァァァ‼︎」
ギューモに対して、連携して攻撃していた。
だが、ギューモはそう叫ぶと、4人を吹き飛ばす。
「うっ!相変わらずの馬鹿力ですね!」
「当たったら無事じゃ済まないかも………!」
「とにかく、ヒトプレスを取り戻そう!」
「なら…………!」
それを見て、ツバサ達はそう話す。
ギューモを倒すよりも、ヒトプレスを奪還する事を優先した。
そして、スイクスはパンケーキングゴチゾウを装填する。
『ケーキ!』
『
『ガヴ……ガヴ……』
スイクスはパンケーキングゴチゾウを装填する。
ガヴドルを回転させて、デリカッションを押す。
「(ゴチゾウの叫び声)」
『パンケーキング!ファンタジー!』
その音声と叫び声と共に、スイクスはパンケーキングフォームに変身する。
すると、パンケーキ兵が召喚される。
「ヒトプレスを頼む!」
スイクスはそう言うと、パンケーキ兵はヒトプレスを回収していく。
すると。
「あっ!てめぇら!人のもんを勝手に取るんじゃねぇ!」
「人間は、あなたの物ではありません!」
「勝手に攫っておいて、何言ってるの!」
「させないよ!」
「ふっ!」
ギューモはパンケーキ兵を倒そうとするが、ツバサ達に邪魔をされる。
一方、ソウマ達の方では。
「ふっ!ふっ!」
「くっ⁉︎」
「ぐぅ⁉︎」
グロッタは鎌で攻撃していき、ラキヤとフレッドを押していた。
一方、ソウマ達は。
「ふっ!」
「くっ⁉︎」
「さあ、ヒトプレスを返して下さい!」
「返さないよ!」
「だったら………!」
ソウマ達は、エージェントに押されていた。
グロッタに生み出されたのもあったり、ヒトプレスが入ったアタッシュケースを守りながらというのもあってか、苦戦していたのだ。
黒ソラがそう言う中、ソウマはケーキングゴチゾウをガヴに装填する。
『ケーキ!』
『
『ガヴ……ガヴ……』
ソウマはケーキングゴチゾウを装填する。
ガヴドルを回転させて、デリカッションを押す。
「(ゴチゾウの叫び声)」
『ケーキング!アメイジング!』
その音声と叫び声と共にケーキングフォームに変身する。
すると、ガヴホイッピアの穂先であるクリムノズルをアタッシュケースの持ち手部分に向けると。
「これ頼む!」
『ホイップパーティー!』
その音声と共にホイップ兵がアタッシュケースの持ち手部分をホイップロッドに通して、ホイップ兵が走っていく。
「待ちな!」
「逃しませんよ!」
「行かせません!」
「邪魔はさせないよ!」
それを見たグロッタと黒ソラがホイップ兵を倒そうとするが、ソウマ達はグロッタと黒ソラの妨害を行う。
「逃すか…………!」
「フッ!」
「あなたの相手は私です!」
グロッタがそう言う中、ソウマはグロッタに向かい、ソラとましろは黒ソラと応戦する。
一方、ラキヤとフレッドはエージェント4人に押されていた。
すると、ぷるゼリーゴチゾウとカンカンコーヒーゴチゾウを取り出す。
「せっかくだ。使ってみるか」
「そうだな。どんな力か、確かめるか」
2人はそう言うと、ベルトにゴチゾウを装填する。
『カップオン!』
『コーヒー!」
『
そんな音声が鳴ると、2人はベルトを操作する。
『ゼリーヴラムシステム!』
『カンカンコーヒー!ビター!』
その音声が鳴ると、ラキヤには上向きのゼリーの容器型のエネルギーが現れると、チェリーゼリーで満たされる。
すると、ヴラムブレイカーで切り裂き、そのまま姿が変わる。
フレッドの方は、コップ型のエネルギーなのは変わらないが、コーヒーが注がれていき、ある程度満ちると、それが弾ける。
これが、ヴラム・ゼリーカスタムとヴェロ・カンカンコーヒーフォームだ。
2人はそれぞれの姿を見ると、ラキヤはドライバーを操作する。
『カップ
その音声が鳴ると、ヴラスタムギアからピンク色の触手のような物体が伸びて、ラキヤの心臓を覆う。
再びドライバーを操作すると。
「うっ⁉︎」
『インビジブルゼリー!』
その音声と同時に触手のようなものが心臓に巻き付いて、心臓が止まる。
すると、ラキヤは透明になる。
ゼリーカスタムは、心臓を止める事で、透明になれるのだ。
「消えた?こっちも相手してやる!」
それを見たフレッドがそう言うと、エージェントに向かう。
すると。
「うわっ⁉︎速い…………!これなら!」
フレッドは素早く動くと、エージェント2人を引っ張っていく。
カンカンコーヒーフォームは、超加速が出来、反応速度も上昇する。
一方、ラキヤと応戦していたエージェントは、ラキヤが消えた事に困惑していると。
「なっ⁉︎」
「くっ⁉︎うっ!」
1人のエージェントが攻撃を喰らうと、もう1人が銃撃するが、ラキヤには当たらなかった。
ラキヤは、透明化しているのをいい事に、エージェントに攻撃していく。
ある程度攻撃すると。
『ゼリーオーバー!』
その音声と共に、透明化が解除される。
エージェントが倒れる中、ラキヤは胸を抑える。
「うっ⁉︎やべぇな、こりゃ…………!」
ラキヤはそう呟く。
心臓が止められているのもあって、負担が大きいのだ。
すると、ラキヤはぷるゼリーゴチゾウをヴラムブレイカーに装填する。
『
その音声が鳴ると、ラキヤはヴラムブレイカーのレバーを三回引く。
エネルギーを貯めると、再びヴラスタムギアを操作する。
『カップ
『インビジブルゼリー!』
その音声と共に透明化して、エージェントに一方的に攻撃していく。
「うっ⁉︎っ⁉︎うわぁぁぁぁ⁉︎」
『ヴラムスラッシュ!』
女性型のエージェントが柱に背中を当てると、背後からチェーンソーの音がして、振り返る。
すると、振り返ると同時に斬撃を受けて、撃破される。
ラキヤは息切れをする中、再びヴラスタムギアを操作する。
『インビジブルゼリー!』
その音声と共に再び透明化する。
エージェントが周囲を警戒する中、レバーを引っ張る音が聞こえてくる。
すると、背後にラキヤが現れて、足蹴にされて、階段を滑り落ちていく。
「ううっ!」
「うわぁぁぁぁぁ⁉︎」
それと同時に。
『ヴラムスラッシュ!』
「うわぁぁぁぁ⁉︎」
エージェントにヴラムスラッシュを発動して、エージェントを撃破する。
「ああっ…………!うっ!」
ラキヤは苦しんでいたが、すぐにソウマの方に向かう。
一方、フレッドは。
「ハァァァァァ!」
フレッドは超加速を駆使して、エージェントを翻弄していた。
エージェントは銃を撃つが、素早く動くフレッドには当たらなかった。
「これで…………どうだ!」
フレッドはそう言うと、ドライバーを操作する。
『ハイドレーション!』
『コーヒーアクセラレータ!』
その音声が鳴ると、更に加速していき、エージェントにヴェロガンを乱射していく。
「ぐっ⁉︎ぐわぁぁぁぁ⁉︎」
その猛攻を受けて、一体のエージェントは倒れた。
すると。
「くっ⁉︎負担があるのか…………!」
フレッドは胸を抑えながらそう言う。
カンカンコーヒーフォームは、コーヒーのカフェインから因んだのか、瞬間的な加速能力があるが、負担がかかるフォームなのだ。
「あんまりのんびりしてられねぇか………!」
フレッドはそう言うと、ヴェロガンにカンカンコーヒーゴチゾウを装填する。
『
その音声が鳴る中、再びドライバーを操作する。
『ハイドレーション!』
『コーヒーアクセラレータ!』
その音声が鳴ると、フレッドは加速していき、エージェントを翻弄する。
エージェントが周囲を向く中。
「これで終わりだ」
『ヴェロスナイプ!』
「うわぁぁぁぁ⁉︎」
フレッドはエージェントの背後に回り込み、必殺技を発動して、エージェントを撃破する。
「くっ…………!ひとまず、あいつらの方に向かうか」
フレッドは負担に苦しみながらも、ソウマ達の方に向かう。
その頃、ソウマ達は。
「くっ⁉︎」
「ほら、立ちな!」
「強い…………!」
「ハァァァァァ!」
「フッ!はっ!」
ソウマはグロッタと、ソラとましろは黒ソラと応戦していたが、グロッタには劣勢気味になっていた。
すると。
「うわっ⁉︎」
「くっ⁉︎」
「ウィング!バタフライ!マジェスティ!スイクスさん!」
「皆!」
そこに、ギューモとツバサ達が現れる。
「スカイ!プリズム!ガヴ!」
「無事だったんだね!」
「こっちはヒトプレスは取り戻したよ!」
「こっちも取り戻しました!」
「ヒトプレスは心配するな。クリスがホイップ兵からも受け取っている」
ツバサとエルちゃんがそう言うと、あげはとソラ、スイクスはそう言う。
一方、そこに辛一も到着した。
『チョコ!』
『
辛一は、ヴァレンバスターにチョコドンゴチゾウを装填する。
すると。
「ふっ!」
グロッタにラキヤが攻撃を仕掛けるのを見て、動きを止める。
すると。
「てめぇがロクマ4か!俺を手伝え!」
そこに、フレッドもやってきて、ギューモはフレッドに対してそんな風に言う。
すると。
「フッ!」
「のわっ⁉︎」
フレッドはヴェロガンをギューモに向けて、攻撃する。
「てめぇ…………!何のつもりだ!」
「別に…………お前を助ける義理は無いだけだ!」
突如、フレッドが己を攻撃したのを見て、ギューモがそう聞くと、フレッドはそう答える。
それを聞いたギューモは。
「裏切りやがったなぁぁぁぁ!ぶっ潰す!」
「ふっ!裏切ったつもりはねぇんだよ!」
ギューモはそう叫ぶと、フレッドと応戦していく。
一方、ソウマはガヴホイッピアでクリーム攻撃を行う。
「あらあら!」
グロッタはそう言いながら攻撃を躱す。
それを見ていた辛一は、チョコドンゴチゾウをヴァレンバスターから外す。
「何だ………?なんでソウマとソラ達がヴラムとヴェロの手助けを…………⁉︎」
辛一は困惑気味にそう言う。
ソウマとソラ達が、敵であるはずのヴラムとヴェロの手助けをしているのが理解できなかったのだ。
すると。
『インビジブルゼリー!』
「ふっ!」
「ハアッ!」
ラキヤはインビジブルゼリーを発動して、グロッタの攻撃を躱す。
そこから、ソウマはガヴホイッピアでグロッタに攻撃していく。
すると、エネルギーが右腕に集まっていく。
『ゼリーオーバー!』
「ふっ!」
ラキヤは奇襲を行い、グロッタにダメージを与える。
すると。
「ほら…………!返すわよ!」
「のわっ⁉︎」
「うわっ⁉︎」
グロッタはそう叫ぶと、思い切りパンチを行い、ラキヤとソウマを吹き飛ばす。
「ソウマ君!」
「今のは…………⁉︎」
「攻撃に対するカウンター。あれがグロッタの能力だ!」
「嘘…………⁉︎」
ましろとソラがそう言うと、スイクスはそう言う。
グロッタは、相手の攻撃に対するカウンターの能力を持っているのだ。
ソラとましろがソウマとラキヤに駆け寄って、グロッタと黒ソラは並び立つ。
「あら〜…………もう終わりかしら?」
「このままじゃダメだ!何とか逆転しないと!」
「私もいきます!」
「僕も行こう」
グロッタがそう言う中、ソウマとソラとスイクスがそう言うと、三人は必殺技の体勢に入る。
『ガヴ……ガヴ……』
『
そんな音声が鳴る中、ソウマとスイクスは必殺技の体勢に入る。
「はあっ!ふっ!」
ソウマはそう叫ぶと、ガヴホイッピアを地面に突き刺す。
すると、グロッタと黒ソラに向かって、両脇に蝋燭があるクリームの道が生成される。
ソウマとスイクスがデリカッションを押すと。
『ケーキング!フィニッシュ!』
『パンケーキング!フィニッシュ!』
「「ハァァァァァ!」」
「ヒーローガール…………!スカイパンチ!ハァァァァァ!」
そんな音声が鳴ると同時に、ソウマとスイクスはライダーキックの体勢に入り、ソラもスカイパンチを発動する。
それに対して。
「ハァァァァァ!」
「ダークスカイブレイク!ハァァァァァ!」
グロッタはエネルギーを纏わせた鎌で攻撃して、黒ソラもパンチを放つ。
「「「ハァァァァァ!」」」
「ふふっ!ハアッ!」
五人の攻撃がぶつかり合い、拮抗状態になる。
すると、グロッタは鎌で攻撃して、ソウマ、スイクス、ソラが吹き飛ばされる。
「うっ⁉︎」
「ソウマ君!スカイ!」
「ちっ…………!」
倒れるソウマ達に、ましろが駆け寄る。
すると。
「ん?」
「っ⁉︎」
グロッタの鎌の刀身部分が折れて、黒ソラも右手を痛めていた。
グロッタは鎌を砕くと。
「思ったよりやるじゃない」
グロッタはそう言うと、ミミックデバイザーにミミックキーを装填して、人間の姿に戻る。
「赤ガヴ。
「あっ…………⁉︎」
「「「「っ⁉︎」」」」
「「「「「あっ⁉︎」」」」」
グロッタは賞賛混じりでそんな風に言い、それを聞いて、ラキヤとフレッドはソウマを見る。
その言葉は、辛一にも届いており、辛一も驚愕の表情を浮かべる。
ソラ達は、ソウマにとっての秘密をあっさり喋ったグロッタに驚いた。
スイクスが苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる中。
「いいわ…………!楽しかったから、今日は引き上げてあげる。また戦いましょう」
「ギューモ!撤退して下さい!」
「ちっ!ぬわぁぁぁぁ!」
グロッタはどこか満足げにそう言うと、撤退していき、ギューモも黒ソラの言葉で撤退する。
ソウマ達が変身解除すると。
「お前…………ストマックの…………あいつらの弟なのか?」
「色々と合点がいくな」
ラキヤとフレッドは、そんな風に聞いてくる。
それに対して、ソウマが黙っていると。
「…………どういうことだよ」
「シンチー…………!」
「目が覚めてたの…………!」
「辛一…………!」
辛一はそう追いかけ、あげはとエルちゃんがそう言う中、ソウマはそう呟く。
すると。
「ソウマ……………お前…………グラニュートなのか?ストマックの弟ってどういう事だよ⁉︎」
「辛一さん…………!」
「落ち着いて…………!」
辛一はそんな風に叫ぶ。
それを見て、ソラとましろが落ち着かせようとする。
それに対して、ソウマは何も答えられなかった。
すると。
「何とか言え!」
「シンチー、落ち着いて!」
「……………うっ!」
辛一はソウマの胸ぐらを掴んでそう聞く。
あげはも落ち着かせようとするが、辛一はソウマの事を殴る。
ソウマは、ただ殴られる事しかできなかった。
ヒトプレスの奪還には成功したが、ソウマの秘密が明かされ、辛一の間に、不和が生まれてしまった………………。
今回はここまでです。
遂に、ソウマがグラニュートである事を知ってしまった辛一。
原作のガヴを見てて、本当に辛い展開ですからね。
その分、結束は上がりましたが。
カンカンコーヒーフォームは、チョコルドフォームと似たような弱点を抱えている事が判明。
そして、次回はビターガヴにましろ、ツバサ、あげは、エルちゃんの偽物が登場します。
ビターガヴの存在は、ショウマに濡れ衣を被せましたからね。
ましろとあげはも、社会的なダメージを負いそうです。
ツバサとエルちゃんは異世界人なんで、ノーダメージですが。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
ガヴのVシネマであるギルティ・パルフェは、どんな感じの話になるのか楽しみですね。
場面写真がいくつか公開されましたし。
今後の展開などでリクエストがあれば、活動報告から承っております。