仮面ライダーガヴ&ひろがるスカイ!プリキュア   作:仮面大佐

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第3話 ソーダパンチは罪な味

 ソウマは、ブンブンでお世話になったが、ブンブンの社長の陽香の親友がグラニュートに襲われた事で、迷惑をかけないように、正体がバレない様にと、ブンブンを去った。

 そんな中、グラニュート界では、ある女性がエージェントに接触する。

 

「先月の収穫です」

 

 女性はそう言うと、アタッシュケースを開ける。

 そこには、ヒトプレスが五つ入っていた。

 エージェントはそれを受け取る。

 すると、ある人物が入ってくる。

 

「ジープ様……………!」

 

 入ってきたのはジープだった。

 女性がジープに頭を下げる中、ジープは口を開く。

 

「いい笑顔…………!あなたは良質なスパイスを見つけるのが上手なのね!」

「ジープ様。また1人、バイトが消えました」

「あっそ。じゃあ、あなた……………穴埋めよろしくね!」

「お任せください!」

 

 ジープがヒトプレスを見ながらそう言うと、エージェントはそう報告する。

 ジープはそう言いながら、ある箱を渡す。

 女性はそれを受け取ると、部屋から退出する。

 その箱を開けると、中には闇菓子が五つ入っていた。

 女性は、その闇菓子を一つ食べる。

 

「う〜ん……………!最高……………!」

 

 女性はそんな風に言う。

 そんな中、ジープが口を開く。

 

「……………で、シータ。話って何?」

「こいつの事、知ってるか?」

 

 ジープがシータに対してそう聞くと、シータはそう言いながら、スマホの画面を見せる。

 そこには、ガヴとハウンドの戦闘の画像が載っていた。

 

「これ………………グラニュート?こんな変なの居たら、目立って噂になってると思うけど…………」

「だよな……………てことは…………」

「「人間?……………まさか」」

 

 それを見たジープがそう言うと、シータも頷きつつ、2人揃ってそう言う。

 2人は、エージェントに話しかける。

 

「調べて欲しい事がある」

「調べて欲しい事があるの」

「はっ」

 

 2人がそう言うと、エージェントは頷いた。

 その頃、ソウマはというと。

 

「買えるのはこれで最後だ。どれだ…………?どれを買うべきだ……………?これも違うし……………」

「そんなに駄菓子で悩む事ある?」

 

 ソウマはそう言うと、どのお菓子を買うかを吟味していく。

 それを見ていた子供達は、呆れ気味にそう言った。

 

「はい、どうぞ」

「ありがとうございます!」

「ありがとうございました」

「よぉ〜し!これだ!これで少しは腹の足しに…………!」

 

 結局、ソウマが買ったのは、グミだった。

 ソウマがグミの袋を開けると、力加減を誤ったのか、グミが周囲に散乱してしまう。

 それが、強面のお兄さんに当たってしまった。

 

「「「あっ……………」」」

「あぁ……………!!」

「おい!何やってんだ、てめぇ!!」

「あっ…………!ごめんなさ…………い…………」

 

 子供達がそう言う中、お兄さんはそんな風に言う。

 ソウマは謝るが、空腹の限界が近かったのか、そのまま倒れてしまう。

 

「お、おい!?」

 

 お兄さんは流石に驚いたのか、駆け寄る。

 子供達に視線を向けるが、子供達は逃げてしまった。

 

「えっ!?えっ!?おい!おい!?」

 

 お兄さんは慌てながら、ソウマに話しかけていた。

 その頃、虹ヶ丘邸では。

 

「ええっ!?あげはちゃんも、モンスターに遭遇した!?」

「うん……………といっても、ヒーローみたいなのとモンスターが戦っているのを見つけた感じだけどね」

 

 ましろがそう聞くと、あげははそう言う。

 ましろは、あげはから事情を聞く事に。

 あげは曰く、帰っている最中に、ソウマの姿が見えて、後を追ったら、何かの音が聞こえてきて、そこに向かうと、謎のモンスター(ウィップル)謎のヒーロー(ガヴ)が戦闘しているのを発見したのだと。

 

「……………そうなんだ」

「……………ましろん、そのモンスター、かなりやばいと思うよ」

「やばいって?」

「……………そのヒーローが言ってたんだけど、人間を食べるって」

「ええっ!?」

 

 ましろがそう言う中、あげはは真面目な表情でそう言う。

 ましろが首を傾げると、あげははそう伝える。

 

『人間は、お前らに食われる為に幸せになるんじゃない!!』

 

 あげはは、ガヴが言っていた言葉を伝える。

 それを聞いたましろは、驚愕の表情を浮かべる。

 

「人を食べるの…………!?そのモンスターは……………!?」

「多分。私の予想だけど、その闇菓子というのは、人間が材料になるとかなんじゃないかな……………。それも、闇菓子の事について、やめられないと言っていたから、麻薬や薬物みたいな強い依存性もあるんだと思う」

「そんな……………!?」

 

 ましろが驚愕する中、あげはは、ガヴとウィップルの会話から聞いた事を客観的にまとめた。

 それは、ほとんど的を射ていた。

 つまり、闇菓子というのは、麻薬などと大差ない危険な代物であるという事だ。

 

「じゃあ……………スカイランドやアンダーグ帝国で起こっている失踪事件って……………」

「多分、その化け物が関与してる可能性があるわね」

「ソウマ君……………」

 

 ましろがそう言うと、あげはは深刻な顔でそう言う。

 ましろがそう呟くと、あげはが口を開く。

 

「ましろんも、ソウマ君に会ったの?」

「もって……………あげはちゃんも?」

「うん。ただ、陽香先輩曰く、どこか行っちゃったらしいけど……………」

「……………ソウマ君なら、何か知ってるかも」

「そうだね。私も、色々と探してみるよ」

 

 ましろとあげはは、そんな風に話す。

 陽香から、どこかに行ってしまったのだと聞いたのだ。

 2人は、そんな風に結論づける。

 ちなみに、あげははましろからガヴ=ソウマである事は聞かされている。

 その頃、ソウマはというと、椅子に座っていて、男が話しかける。

 

「おらっ、食え!」

 

 男はそう言いながら、ソウマの前にのり弁を置く。

 ソウマはそののり弁を見る。

 

「い、いただきます」

 

 ソウマはそう言うと、のり弁を食べていく。

 

「うま〜!これはなんて食べ物ですか?」

「あ?のり弁だよ!見りゃ分かるだろ?」

「のり弁……………覚えました!ありがとうございます!」

 

 ソウマはそう聞くと、その男…………筋元弥彦はそう言う。

 ソウマがそう言いながらのり弁を食べるのを見ていた弥彦は、ソウマに話しかける。

 

「……………兄ちゃん。金ねぇのか?」

「はい。ちょっとあったんですけど…………使っちゃって…………これ」

 

 弥彦がそう話しかけると、ソウマはそう言いながら、美味しい物ノートを見せる。

 そのノート中身は、お菓子のパッケージが一部貼ってあって、お菓子の絵が描かれていた。

 それを見た弥彦は口を開く。

 

「……………おい、これ全部お菓子じゃねぇか!」

「あ、でも、全然まだまだなんですよ。ほら。マシュマロとか、ソフトクリームとか…………」

「馬鹿野郎!………………これと、これ下さい」

「はい」

 

 弥彦がそう言うと、ソウマはそう言う。

 そう怒鳴ると、近くのキッチンカーに向かい、お惣菜を買ってきた。

 

「これも食え!米も肉も野菜も食べねえと馬力が出ねぇ!そんなんだから倒れちまうんだよ!」

「……………そうなの?」

「ああ。お菓子は小腹が減った時だけ!あとは……………めでてぇ時とか、辛ぇ時に、特別に食べるんだ!」

「辛い時……………」

 

 弥彦は、お惣菜もソウマに渡す。

 ソウマが首を傾げると、弥彦はそう言う。

 それを聞いたソウマは、ある事を思い出す。

 

『はぁ……………ポテトチップ食べたい』

 

 母親であるみちるが、ため息を吐きながらそう言った事を。

 

「そっか……………そういう事か」

 

 ソウマは、弥彦が言った事を聞き、みちるが辛い時にそう言った事を理解した。

 そこから、のり弁やお惣菜を食べていく。

 

「はぁ……………ご馳走様でした!」

「どうだ?馬力出たろ?…………って、そんな早く出るわけねぇか。ははは……………」

「あっ!俺、手伝いますよ!」

 

 ソウマはそう言う。

 それを見て、弥彦はそう言う。

 すると、近くで建材を載せようとしている作業員を見て、ソウマは駆け寄る。

 ソウマは、建材を持つ。

 

「おりゃああ!」

「えぇぇぇぇぇ!?」

「えぇぇぇっ!?」

 

 ソウマが建材を持つと、作業員や弥彦は驚いた。

 重そうな建材を、たった1人で持ち上げたのだから。

 

「これでよしっと!」

「何だあいつ……………!?」

「おじさんの言う通りだった!ありがとう!」

 

 ソウマがそう言う中、弥彦は唖然としていた。

 ソウマが礼を言う中、弥彦はある事を思いついた顔をする。

 

「おい兄ちゃん!俺の仕事手伝わねぇか?分け前…………報酬はやるから!」

「仕事ですか?助かります!どんな仕事ですか?」

「お…………お前も、俺もハッピーになれる仕事だ!」

「おお……………!はい!」

「よし!着いてこい!」

「あっ…………!」

「おお…………ゴミは俺が片付けてやるから!」

 

 弥彦はそう提案する。

 ソウマは頷き、2人はどこかへと向かう。

 ちなみに、弥彦がゴミを片付けていた。

 その姿を、キッチンカーの店員がじっと見ていた。

 そんな中、2人がどこかへと向かうと。

 

「……………居ませんね、その化け物」

「まあ、居たらランボーグとかみたいに、騒動になっている筈ですから」

「それより、お腹空いた〜…………」

「なら、そのキッチンカーで買いましょう!ヨヨさんから、お金は預かっていますし!」

 

 化け物(グラニュート)の調査を行っていたソラ達がやってくる。

 3人は、そのキッチンカーで食事を買う事にした。

 その頃、塩谷総司の事務所では、辛一がスマホを操作して、ガヴとハウンドが写っている画像を総司に見せる。

 

「こっちのバイク……………?みたいなのに乗っている方は、仮面ライダーって呼ばれ始めてます。あと、人間を襲うモンスターと、逆に助けるモンスターが居るらしくて……………!」

「ごめんごめん……………これ、どっちがどっち?」

「それは……………まだ……………はっきりした証言を貰えなくて。でも……………こいつらのうちのどっちかが……………もしかしたら……………母ちゃんを」

 

 辛一がそう言う中、総司はそう聞くと、辛一はそう答える。

 辛一がそう言いながら座り、絵を見る中、総司は口を開く。

 

「おい、焦んな。確信するにはまだ情報が少ないぞ」

「……………っすよね。ああ〜!今まで、師匠が信じてくれた以外、何の進展も無かったから」

 

 総司が宥めるようにそう言うと、辛一はそう言う。

 すると、総司は辛一に聞く。

 

「……………なあ、辛一。もし、お袋さんの仇が分かったらお前、どうするつもりなんだ?相手はモンスターだぞ?」

「………………分かんないっす」

「…………正直、危ない真似はして欲しくないって思ってるよ。親代わりやってきた身としてはな」

「師匠……………」

 

 総司は、辛一のお母さんの仇が分かったらどうすると聞くと、辛一は考えて、そう言う。

 総司は心配する様にそう言う。

 すると、重くなった空気を変える為か、口を開いた。

 

「……………まあ、この仕事に引き摺り込んだ俺が言うのも何だけどな」

「そうっすよ!ってか、何回やばい現場の張り込みに行かされたと思ってるんっすか!?」

「ちょっと待って!何だ!?やんのか、この野郎!」

 

 総司がそんな風に言うと、辛一はそう言いながら、首を絞めようとする。

 総司と辛一は、そんな風に戯れあっていた。

 その頃、ソウマと弥彦は、ある家に向かっていた。

 弥彦は、インターホンを押す。

 

「こんにちは〜!山田さん!水回りの点検に来ました〜」

 

 弥彦はインターホンを押すと、そう言う。

 だが、何も反応が無かった。

 すると、弥彦は口を開く。

 

「おかしいな……………。この時間に約束したんだけどな……………ああっ!もしかして山田さん、中で倒れてんのかも!」

「えっ!?大変じゃないですか!?」

「山田さん〜!」

 

 弥彦はそう言うと、ソウマはそう反応する。

 弥彦はドアを叩くが、鍵が閉まっていた為、開かなかった。

 

「おい、力持ち!この扉、開けられるか!?」

「やってみる!ううぅ……………!!」

 

 弥彦はそう言うと、ソウマは力を込める。

 すると、ドアが外れた。

 2人は中に入る。

 

「山田さん〜!」

「山田さん〜!」

 

 ソウマがそう言う中、弥彦は笑みを浮かべながら、ある場所に向かう。

 

「山田さん!誰か倒れてますか?」

 

 ソウマはそう言いながら部屋の中を探すが、誰も倒れていなかった。

 そんな中、弥彦は棚の中を物色していた。

 そこに、ソウマがやってくる。

 

「おじさん、誰もいないみたい。…………何してんの?」

 

 ソウマがそう言いながら入ると、部屋が荒らされており、弥彦は棚からある物を出す。

 それは封筒であり、中身は現金だった。

 

「ああ〜……………!こんだけかよ!」

「それって、お金?」

「もっと、ガチな金庫がある筈だけどな…………」

 

 弥彦がお金を取り出しながらそう言うと、ソウマはそう聞く。

 弥彦は、強盗目当てでこの家に来たのだ。

 弥彦が金庫を探そうとする中、ソウマは話しかける。

 

「待って!ここん家のお金って事!?何してんの!?」

「うるせぇ!お前は黙って見てろ!」

「ダメだよ!だって泥棒じゃん!ふっ!ううううっ!」

 

 ソウマがそう止めようとする中、弥彦はそう言う。

 ソウマはそう言うと、弥彦を担いで、家から出ていく。

 ちなみに、荒らされた部屋に関しては、ゴチゾウ達があっという間に片付けていた。

 その頃、辛一はブンブンへと訪れていた。

 

「ちわーっす」

「これ、大好き!あっ!シンチーじゃん!いらっしゃい!」

「シンチーはやめろ。辛一だ。やめろ!」

 

 辛一がそう言いながら入ると、陽香はそんな風に話しかける。

 中には、律の姿もあり、律がマジックハンドで弄る中、辛一はそう言う。

 すると、辛一が口を開く。

 

「ってか、友達じゃないんだから、狩夜さんって呼べよ!」

「良いじゃん!お得意様なんだし!」

「まだ3回しか頼んでねぇ!」

「3回来たら、うちではお得意様です〜!」

 

 辛一がそう突っ込むと、陽香はそう言う。

 陽香達のテンションの高さに、辛一は振り回されていた。

 すると、辛一は口を開く。

 

「相変わらず、暇そうで助かるわ。っつか、またSNSで情報収集を頼みたいんだけど」

「今度は何調べんの?芸能人?」

「これ、知ってる?」

 

 辛一は皮肉を込めてそう言うと、仕事の依頼をする。

 陽香がそう聞くと、辛一はガヴとハウンドの画像を見せる。

 すると、律が口を開く。

 

「あぁ〜!私、知ってる!それ!ってか、見た。生で」

「えっ!?」

「あっ!前なんか、化け物に襲われたって言ってたやつ!?」

「マジ!?どこで!?いつ!?」

 

 律がそう言うと、陽香と辛一はそう反応する。

 辛一がそう聞くと、陽香は口を開く。

 

「え〜っと……………先週、なんか急にぬるっとしたと思ったら、記憶無くなって。で、気づいたら目の前に多分……………こっちみたいなのが居た」

「………………ぬる?」

「ぬる。まあ、普通にビビるじゃん?だから、『うわ〜!化け物!』って騒いでたら、『…………じゃあ、気をつけて』って言って、どっか行った。そういえば、あげはもいたよ」

「えぇ〜!なんか悪い奴じゃ無さそう!ってか、あげはも居たんだ。もしかして、助けてくれたんじゃん?」

「えっ?そっち?」

「そっちだよ〜!」

「どうしよう?好きになっちゃう!」

 

 律はそんな風に説明した。

 ヒトプレスにされた時の記憶は無い模様だ。

 陽香がそう言うと、律と陽香はそんな風に盛り上がり、辛一は画像を見ながら、何かを考え込んでいた。

 その頃、ソウマと弥彦は、どこかのベンチに座っていて、事情を聞いていた。

 

「…………おじさん、何で泥棒なんか…………?」

「…………親父に恩返ししてぇんだよ」

「父さんに?」

「父親じゃねぇ。行き場も取り柄もねぇ俺を拾って、飯を食わせてくれた恩人でよ。資金繰りに困って、会社畳もうとしてんだよ。だから……………今度は俺が助けるのが筋ってもんだろ!金さえありゃ、親父に恩返し出来るんだよ」

 

 ソウマがそう聞くと、弥彦はそう言う。

 泥棒を企んだ理由は、自分を拾ってくれた親父に恩返しをしたかったからだ。

 すると、ソウマは口を開く。

 

「そしたら、今度は泥棒された人が困るだろ!」

「うるせぇな!そこまで知るかよ!」

「でも……………!」

「いいから!お前は黙って手伝え!飯…………食わしてやったろ!」

 

 ソウマがそう言うと、弥彦はそう言い、ソウマの胸ぐらを掴む。

 すると、ソウマは口を開く。

 

「……………おじさんは、俺に泥棒させる為にご飯くれたの?」

「……………っ!お前なんか、拾うんじゃ無かったよ。じゃあな!」

「おじさん……………!」

 

 ソウマはそう聞くと、弥彦は顔を歪ませて、そう言うと去っていく。

 ソウマは、ポッピングミゴチゾウを取り出す。

 

「…………様子見てくれるかな?」

 

 ソウマはそう言うと、そのポッピングミゴチゾウは、弥彦の後を追う。

 その後、弥彦は。

 

「そろそろ、次のターゲットを探さねぇとな……………」

 

 弥彦はそう呟く。

 すると、無人のキッチンカーを見つける。

 弥彦は周囲を見渡すと、そのキッチンカーの中に入っていく。

 その様子を、店員さんが見ていた。

 

「……………良質なスパイスを手に入れるには、こっちで作ってやれば良いのさ。幸せをな」

 

 その店員はそう言う。

 店員の正体は、エージェントに接触していたグラニュートだったのだ。

 罠だともつゆ知らず、弥彦は誰もいない事を確認すると、お金が入っている箱を開ける。

 

「おおお……………!これで……………親父を助けられる!ははははは……………!!」

 

 弥彦は笑いながらそう言う。

 すると、店員が腹を捲ると口が出てきて、そこから舌が伸びて、弥彦に絡まる。

 弥彦はお金を落としたが、そのお金は、大半が偽物だった。

 弥彦はヒトプレスにされて、その店員が回収する。

 

「幸せスパイスの元、一丁上がり!」

 

 店員がそう言いながら、キッチンカーの中に入る中、その光景を弥彦の後をつけていたポッピングミゴチゾウが見ていた。

 慌てると、ソウマの元に戻っていく。

 一方、闇菓子の製造工場では、グロッタがヒトプレスを取りながら口を開く。

 

「良い笑顔……………人間が幸せであればあるほど、良質なスパイスを搾り取れる。良質なスパイスは……………良質なお菓子を作る」

 

 グロッタはそう言う。

 グロッタの目の前で、次々と闇菓子が量産されていった。

 その頃、ソウマは。

 

「……………こういう時にお菓子を食べるんだよね」

 

 ソウマはそう言うと、残っていたグミを取り出して、グミを取り出す。

 そのグミは青かった。

 

「ソーダかな……………?」

 

 ソウマはそう呟くと、そのグミを食べる。

 すると。

 

「美味しい……………っ!すげぇ!おお、これがソーダか!うわぁ〜……………やばい!おお?」

 

 ソウマはそう言うと、電撃が走る。

 ソーダのシュワシュワ感を気に入ったようだ。

 服のチャックを開けると、新たなゴチゾウが生まれていた。

 

「シュワ〜……………シュワ!」

「こんにちは。君は初めましての子だよね?」

 

 新たに生成されたゴチゾウ……………パンチングミゴチゾウを見ながらそう言う。

 すると、先ほどのやり取りを思い出し、ソウマは口を開く。

 

「お礼におじさんを手伝った方が良かったのかな……………。いや、助けてもらったからって、悪い事はダメだ。せっかく、あの家から逃げてきたんだから」

 

 ソウマはそう呟くが、すぐに思い直す。

 助けられたからといって、悪事をして良いわけがないと。

 すると、ポッピングミゴチゾウがソウマに向かって走ってきた。

 ポッピングミゴチゾウは、弥彦がヒトプレスにされた事を伝えた。

 ソウマは走り出す。

 グラニュートが操るキッチンカーが道路を走る中、ある存在が現れる。

 

「ふっ!」

 

 それは、バイクに乗ったソウマだった。

 ソウマは先回りをすると、キッチンカーを止めるようにバイクを止める。

 キッチンカーも止まり、中から出てくる。

 

「ちょっと、危ないじゃないですか。道の真ん中で」

「……………アンタ、ストマック社の手先だったんだ」

「……………お前、一体…………?」

 

 店員がそう言うが、ソウマの言葉を聞くと、顔色が変わる。

 店員がそう聞くと、ソウマはヘルメットを取りながら口を開く。

 

「…………せっかく、お弁当美味かったのに………おじさんを返せ!」

「ああ…………こいつと一緒にいた人間か。面倒だな。質は落ちるが、道連れにしてやるか!」

 

 ソウマがそう言うと、その店員は弥彦のヒトプレスを出しながらそう言う。

 すると、店員の声が女性の物と男性のものが混じった声になり、お腹の口から舌を伸ばす。

 それを見たソウマは、ポッピングミゴチゾウをガヴに装填する。

 

グミ!

EAT(イート) グミ!

 

 その音声が鳴ると、ソウマはガヴドルを回転させる。

 すると、体からグミが出てきて、お菓子のパッケージの様なものに包まれて、舌が阻まれる。

 ソウマは、左手を顔の右の方にやると、左側に持ってくる。

 すると、ソウマの目が紫色に光り、口を開く。

 

「変身!」

 

 そう言うと、デリカッションを押す。

 すると、ゴチゾウが展開して叫ぶ。

 そこから、周囲を漂っていたグミがガヴの中に吸い込まれる。

 

「ううっ…………!」

 

 ソウマは一瞬倒れかけるが、そこからアーマーが展開されていき、変身する。

 

ポッピングミ!ジューシー!

 

「はっ!」

 

 その音声が鳴ると、ソウマは仮面ライダーガヴ・ポッピングミフォームに変身して、パンチで舌を攻撃する。

 それを見た店員は。

 

「そうか…………最近、バイト仲間が消えているとは聞いていたが…………お前の仕業ってわけか!」

 

 店員はそう言うと、腹からミミックキーを取り出して、本来の姿に戻る。

 その姿は、ハリセンボンや機雷を思わせる様な全身棘だらけの姿だった。

 グラニュート・ボンがそう言いながらソウマに向かうと、ソウマも口を開く。

 

「ふっ!ああ、そうだ!人間を、お前らの手から救い出すためにな!」

 

 ソウマは毅然とそう言い、ボンと応戦していく。

 すると。

 

「居ました!お腹に口があるモンスターです!」

「しかも、ましろさんやあげはさんが言ってた謎のヒーローも居ます!」

「本当にお腹に口がある…………」

「とにかく、行きましょう!」

 

 そこに、ソラ、ツバサ、エルの3人がやってくる。

 3人はそう言うと、スカイミラージュを取り出す。

 

「「「スカイミラージュ!」」」

 

 3人がそう叫ぶと、スカイトーンを取り出して、スカイミラージュに装填する。

 

「トーンコネクト!ひろがるチェンジ!スカイ!(ウィング!)(マジェスティ!)」

 

 スカイトーンを装填すると、上部が回転しだして、ソラの物はSKY、ツバサの物はWING、エルの物にはMAJESTYと浮かぶ。

 すると、宇宙空間のようなエフェクトに包まれるステージへと3人は降り立つ。

 3人の髪が伸びて、靴が現れる。

 

「きらめきホップ!」

 

 ソラのその言葉と共にステージ部分にHOPの文字が浮かび、3人の頭に装飾が付き、耳にも飾りがつく。

 

「さわやかステップ!」

 

 続けて、ツバサの言葉と共にステージがSTEPに変わると、3人にそれぞれの服が現れて、ソックスも現れ、ツバサは腰マントが付く。

 

「はればれジャンプ!」

 

 更に、エルの言葉と共にステージがJUMPに切り替わり、腕にグローブなどが付くと、ソラの左肩からマントが現れ、エルのスカートの後ろ側に星の意匠が付く。

 ソラがウインクをすると、三人は名乗りをあげる。

 

「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」

「天高くひろがる勇気!キュアウィング!」

「降り立つ気高き神秘!キュアマジェスティ!」

「レディ…………!」

「「「ゴー!ひろがるスカイ!プリキュア!」」」

 

 3人はそう名乗りを上げると、そこから、そう名乗る。

 それには、ソウマとボンも気づいた。

 

「あ?プリキュアだと?この街で噂のヒーローって奴か!」

「他にも居たんだ…………」

「そこの棘頭のモンスター!一体何をするつもりですか!?」

「うるせぇ!邪魔をするなら、お前らも消してやるよ!」

「話は通じなさそうですね」

「行こう!」

「ち、ちょっと…………!?」

 

 ボンとソウマはそう言う。

 ソウマは、プリキュアはキュアバタフライとしか遭遇していない為、1人だけだと思っていたのだ。

 ソラ達も、ボンと応戦していく。

 その頃、辛一は。

 

「仮面ライダーって呼ばれてる方は…………恐らく、モンスターを倒してる。って事は…………仮面ライダーは、人間?」

 

 辛一は、陽香達から聞いた情報を整理していた。

 すると、連絡が入ってきた。

 

「どうした?」

『仮面ライダー!今、なう!倉庫街の近くにいるってよ!しかも、プリキュアも居る!』

「プリキュアも…………!?」

 

 辛一がそう聞くと、陽香はそう言う。

 SNSで、ソウマとプリキュアとボンの戦闘が拡散されていたのだ。

 それを聞いた辛一は、自転車に乗って走っていく。

 その頃、ソウマ達は。

 

「ふっ!ん…………?」

 

 ソウマは、ボンに攻撃するが、頭部の方にはあまりダメージが入らなかった。

 ボンの攻撃を躱すと、弾力を活かして、攻撃をする。

 

「うぉぉぉぉ!」

「ハァァァァァ!」

 

 ソウマだけでなく、ソラも追撃に参加する。

 すると、左腕の棘が大きくなる。

 

「ふっ!ハァァァァァ!」

「うわっ!?」

「きゃっ!?」

 

 ボンは、それを使って、ソウマとソラに攻撃して、2人は吹っ飛ぶ。

 ソウマが柱に叩きつけられて、アーマーの一部が弾ける中、ソラは途中で回転して、地面に着地する。

 

「スカイ!」

「強化した…………!?」

 

 エルがそう言う中、ソウマは向かってきたボンに対して、左腕を止めつつ、攻撃するが、攻撃が右手に当たり、右手の棘が大きくなる。

 

「ありがとよ。俺の腕を強化してくれて」

「あの手に攻撃したら、強化されるみたいです!手以外に攻撃しましょう!」

「分かりました!」

 

 ボンがそう言って、ソウマを吹き飛ばす中、ツバサはそう言って、3人は手に攻撃が当たらない様に攻撃していく。

 そこに、辛一が到着する。

 

ポッピングミ!ジューシー!

 

 その音声と共に、ガヴのアーマーが再装備される中、辛一は隠れて撮影をする。

 

「居た…………!モンスターだ…………!モンスターだよな、あれ!遂に……………遂に本物を見つけた!」

 

 辛一はそう言いながら撮影をする。

 そんな中、プリキュア達は攻撃していた。

 

「ハァァァァァ!ふっ!」

「はっ!はあっ!」

「ふっ!はっ!」

 

 ソラは格闘戦で、ツバサは空を飛びながらのヒットアンドアウェイ、エルは瞬間移動めいた速さで懐に飛び込み、攻撃を的確に叩き込む。

 そんな中、ソウマはザクザクチップスゴチゾウをガヴに装填する。

 

スナック!

EAT(イート) スナック!

 

 その音声が鳴ると、ガヴドルを回転させる。

 すると、ポテトチップスと袋のエネルギーが現れて、ソウマを包み込む中、ソウマはデリカッションを押すと、ゴチゾウが展開する。

 そこから、ポッピングミのアーマーが消えると、ポテトチップスがソウマに吸い込まれ、アーマーになっていく。

 

「うぉぉぉぉぉ!」

 

ザクザクチップス!ザックザク〜!

 

 その音声と共に、ザクザクチップスフォームに変身する。

 

「何だ?姿が…………変わった?」

 

 辛一はそう言う。

 3人が攻撃する隙をついて、ザクザクチップスラッシャーで攻撃する。

 

「ぐわぁぁぁぁ!?」

「これなら行ける!」

 

 パンチで攻撃したよりも効いており、ソウマはそう言うと、攻撃をしていく。

 4対1の状況に、徐々にボンは追い詰められていた。

 すると、頭の棘が光りだす。

 

「ちょこまかと!これでどうだ!」

 

 ボンはそう言うと、その棘を発射して、ソウマやプリキュア達に向かわせる。

 

「危ないです!?」

「プリンセス、大丈夫ですか!?」

「ええ!」

 

 ソラ達がそう言う中、ソウマはゴチゾウを変える。

 

グミ!

EAT(イート) グミ!

 

 その音声が鳴ると、ソウマはガヴドルを回転させ、デリカッションを押す。

 

ポッピングミ!ジューシー!

 

「うわっ!?」

 

 ソウマはポッピングミフォームに戻るが、パンチを受けて吹っ飛び、そここら追撃に棘のミサイルを飛ばす。

 ソウマはそれを受けて吹っ飛んでいく。

 そのミサイルは辺り一体に飛ばされていて、プリキュア達への牽制にもなっていた。

 

「攻撃が激しい…………!」

「これでは近づけませんよ!?」

「どうすれば…………!?」

 

 これまでのランボーグやキョーボーグと違った敵に、歴戦を戦い抜いたプリキュア達も苦戦する。

 そんな中、ソウマのアーマーは上半身が右腕と左胸の一部しか残っていなかった。

 

「いって!?」

 

 ソウマは頭にミサイルが直撃して、倒れる。

 すると、そこには二体のゴチゾウが居た。

 ポッピングミゴチゾウとパンチングミゴチゾウだ。

 

「あっ……………!君は…………!ソーダか!頼むぞ!」

 

 ソウマはその二体を手に取ると、まずはポッピングミゴチゾウをガヴに装填する。

 

グミ!

EAT(イート) グミ!

 

 ポッピングミゴチゾウをガヴに装填した後、ガヴドルを回して、デリカッションを押す。

 その直後に、パンチングミゴチゾウをガヴに装填する。

 

グミ!

EAT(イート) グミ!

 

 再びガヴドルを回して、デリカッションを押すと、ゴチゾウが展開する。

 

「うぉぉぉぉぉ……………!!」

 

パンチングミ!

 

 ソウマがそう叫ぶと、無くなったアーマーが再生成されて、右腕には水色のパンチ力増強手であるシュワパンチングが装備される。

 

「そうか…………!パンチにはパンチだ!」

「危ないです!」

 

 ソウマがそう言うと、ソラがそう叫び、ソウマの元にミサイルが飛んでくる。

 爆炎に包まれる中、ソウマは駆け出していた。

 

「うぉぉぉぉぉ!!はっ!ハアッ!」

「何っ!?」

 

 ソウマはそう叫びながら走ると、シュワパンチングでミサイルを叩き落としていく。

 それを見たソラは。

 

「凄いです!私も負けられませんね!」

 

 ソラはそう言うと、駆け出していく。

 ソラは紙一重でミサイルを躱していき、接近していく。

 ソウマがジャンプしたり、ミサイルから攻撃を受ける際に、泡が出てくる。

 その戦闘を、エージェントが見ていた。

 

「はっ!ハァァァァァ!」

「うわっ!?」

「凄いシュワシュワですね!ハァァァァァ!」

 

 ソウマとソラは、パンチで攻撃していく。

 2人の猛攻に、ボンは倒れるが、両手の棘が更に大きく、赤くなっていた。

 

「ハアッ!」

「ハァァァァァ!」

「ヒーローガール…………!スカイパンチ!!」

 

 ボンは巨大化した手でパンチを放つが、ソウマのシュワパンチングと、ソラのヒーローガールスカイパンチとぶつかり合う。

 スカイパンチとシュワパンチングの泡の勢いを受けたボンは吹っ飛ぶ。

 だが、撃破までには至らなかった。

 

「スカイの攻撃を受けて、倒れないの!?」

「やっぱり、ランボーグなどとは違うみたいですね」

 

 それを見たエルとツバサの2人はそう言う。

 ランボーグとは違って、グラニュートは浄化されなかった。

 

「ハァァァァ…………!っ!?」

 

 ボンは、右腕にエネルギーを貯めて、反撃しようとする。

 だが、ボンの周囲をソーダ色の泡がたくさん取り囲んでいた。

 ソウマは、ガヴドルを回転させる。

 

CHARGE(チャージ) ME(ミー)CHARGE(チャージ) ME(ミー)

CHARGE(チャージ) ME(ミー)CHARGE(チャージ) ME(ミー)

 

 その音声が鳴る中、ソウマは口を開く。

 

「どうする?二度と闇菓子に関わらないか、この場で俺に倒されるか!」

「闇菓子をやめられるわけねぇだろ!!」

「「闇菓子…………?」」

「本当に何なんでしょうか?」

 

 ソウマがそう聞くと、ボンはそう叫ぶ。

 それを聞いた物陰に隠れていた辛一とエルがそう言うと、ツバサは首を傾げる。

 

「……………そうか」

 

 ソウマはそう言うと、デリカッションを押す。

 すると、泡がシュワパンチングの形に変わっていき、六つのシュワパンチングがボンに攻撃していく。

 ソウマは、エネルギーを貯めていた。

 

「うわぁぁぁぁぁ!?」

「ふっ!」

 

 ボンが怯む中、ソウマはジャンプする。

 

パンチングミパンチ!

 

「ハァァァァァ!」

 

 その音声と共に、ソウマはパンチを叩き込む。

 ボンは右腕で迎撃するが、ぶつかると同時に、エネルギーがボンの内部に流れ込む。

 

「あぁぁぁぁぁ!?」

 

 ボンはそれを受けて、爆発する。

 ソウマが着地すると、ガヴに装填されていたパンチングミゴチゾウが天使の羽と輪っかを出して、消えていく。

 

「凄ぇ…………!」

 

 辛一はそう呟く。

 それを見ていたゴチゾウ達は喜んでいたが、ゴチゾウ達の背後に杖が現れると、一番後ろにいたチョコダンゴチゾウと、チョコドンゴチゾウが、誰かに捕まえられる。

 

「お疲れ様です、スカイ」

「お疲れ様!」

「はい!……………ところで」

 

 ソラ達はそう話す中、ソウマの方を見る。

 ソラがソウマに話しかけようとすると、ソウマはボンが持っていた弥彦のヒトプレスを手に取る。

 ガヴガブレイドで紐を切断すると、弥彦は元に戻る。

 

「あ、あれ!?俺の金は!?」

「ええっ!?」

「あのキーホルダーみたいなのが、人に…………!?」

「どうなっているの…………!?」

「わぁぁぁぁぁ!?何だお前!?バケモンか!?」

 

 弥彦は、金がなくなった事に驚いていたが、ソラ達は、突然人が現れた事に驚いていた。

 すると、ソウマは口を開く。

 

「もう…………悪い事、考えるなよ」

 

 ソウマはそう言うと、そのまま去っていく。

 弥彦は、呆気に取られていた。

 すると、ソラは弥彦に話しかける。

 

「おじさん。あの人は、あなたをモンスターから助けてくれたんですよ」

「えっ…………!?プリキュア…………!?」

「それだけは、分かってあげて下さい」

 

 ソラは弥彦にそう言う。

 ソラはそう言うと、ツバサとエルと共に、ソウマの後を追う。

 ソウマはある倉庫の間に居た。

 すると、ソウマは話しかけられる。

 

「おい!」

 

 ソウマは声のした方を向くと、そこには辛一の姿があった。

 辛一は、ガヴに話しかける。

 

「あんた……………人間?」

 

 辛一は、ソウマにそう聞く。

 ソラ達も追いつく中、辛一の背後から、別の人物が現れる。

 

「お前もグラニュートなのか?」

「えっ?」

「えっ?」

「グラニュート…………?」

「えっ?」

「何それ?」

 

 その男はソウマを見ると、そう聞く。

 それを聞いたソウマ、辛一、ソラ、ツバサ、エルがそう反応すると、その男は口を開く。

 

「それとも別の生命体か?一体何なんだ?調べさせろ!あと、そこのプリキュア達もな!」

「おいおっさん!邪魔すんな!」

「ち、ちょっと…………」

「知るか、何だお前」

「あぁ!?」

「今、大事な話をしているんだ。若造は引っ込んでろ」

「俺だって大事な話があるんだ!」

 

 男はそう叫ぶと、辛一と揉める。

 ソラ達が唖然としながら見ていると、ソウマはある事を考えていた。

 

「(やばい…………!このままここにいちゃ、正体バレそう…………!)はっ!」

 

 ソウマはそう考えると、倉庫の壁を伝って、逃走する。

 それを見たソラ達は。

 

「逃げちゃいましたよ!?」

「僕たちも逃げましょう!」

「このままだと、正体がバレちゃうから!」

「わ、分かりました!」

 

 ソラ達も、目の前の2人に正体がバレないように逃走した。

 それを見た辛一と男は。

 

「「あっ…………!」」

「どうすんだ!せっかく接触出来たってのに!」

「こっちのセリフだよ!ってか、アンタ何なんだよ!?」

「……………俺はグラニュート研究家だよ」

「グラニュート…………?」

 

 男がそう言うと、辛一はそう聞く。

 男はそう名乗った。

 辛一はグラニュートという単語を聞いて、首を傾げる。

 その後、弥彦はというと。

 

「申し訳ない。会社は…………畳む事になりましたが……………今日で皆、ご苦労だったな」

 

 社長はそう言う。

 会社を畳む事になったのだ。

 弥彦は、口を開く。

 

「……………親父。何も恩返し出来ず……………すいませんでした!!」

「……………馬鹿野郎!お前になんとかしてもらおうと思って、拾ってやったわけじゃねぇよ!」

 

 弥彦はそう言って頭を下げる。

 すると、社長はそう言う。

 それを聞いた弥彦は、ソウマのある言葉を思い出す。

 

『……………おじさんは、俺に泥棒させる為にご飯くれたの?』

 

 ソウマのその言葉を思い出した弥彦は、涙を流しながら口を開く。

 

「ごめんよ……………兄ちゃん…………」

「さあ、お前はもう一度、山田さんとこに、頭下げに行くぞ」

「……………はい」

 

 弥彦は、ソウマにそう謝ると、社長と共に山田さんの所に向かう。

 その頃、シータとジープの所に、エージェントが戻ってきた。

 

「……………これを」

「「やっぱり…………!こいつ赤ガヴだ!」」

 

 エージェントが持ってきたスマホには、ソウマとボンの戦闘している姿が映り、シータとジープはそう言う。

 ストマック社に、ソウマの生存を知られてしまった。

 そして、ストマック社の別の部屋では、ソウマ、ソラ、ツバサ、エル、ボンの戦闘映像を見ている人が居た。

 

「赤ガヴ……………デンテの改造手術は失敗に終わったと聞きましたが……………まさか、今になって、あれ程の力を発揮するとは………」

「決めた。クリス、人間界に行くよ」

「承知ですか?人間の世界にある太陽をあれ程嫌がっていたのに」

「人間界のお菓子に興味が湧いた。行って赤ガヴの力を確かめる」

「かしこまりました」

 

 別の部屋では、執事と思われる女性がその映像を見ながらそう言うと、男はそう言って立ち上がる。

 執事が忠告する中、男はそう言い、何処かへと向かう。

 その頃、ソラシド市のある場所では。

 

「お腹が空きました……………」

 

 ソラに似た少女が歩いていた。

 すると。

 

「何か…………匂いを感じますね。あそこからですね」

 

 ソラに似た少女はそう言うと、ある物を見つける。

 それは、ボンが乗っていたキッチンカーだった。

 ソラに似た少女が中に入って、物色すると、ある物を見つける。

 それは、ボンが受け取っていた闇菓子だった。

 

「お〜……………!いただきます!」

 

 ソラに似た少女は、闇菓子を食べる。

 すると。

 

「おぉぉぉ…………!美味しいです!」

 

 そう言うと、闇菓子を食べていく。

 あっという間に完食してしまった。

 

「美味しいかったです…………もっと食べたいです…………!」

 

 その少女はそう言う。

 それを見ていたキッチンカーの窓から見ていたポッピングミゴチゾウは、慌ててソウマに報告しようとする。

 すると。

 

「…………ん?何ですかね、これ」

 

 その少女に気づかれて、捕まってしまい、ポッピングミゴチゾウは涙を流していた。




今回はここまでです。
今回は、ボンとの戦闘です。
ソラ、ツバサ、エルも変身しました。
パンチングミアシストも初登場して、チョコダンとチョコドンの二体が誘拐されました。
そんな中、ストマック社…………シータとジープにソウマの生存がバレて、ソラに似た少女が闇菓子を食べて、戦闘映像を見ていたキャラが、人間界へと向かう。
果たして、その2人のキャラはどの様に動くのか。
ソラに似た少女に捕まったポッピングミゴチゾウの運命は。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
グルキャンフォームが登場しましたね。
重量級フォームですが、活躍は凄いですね。
そして、絆斗はグラニュートを追うが、ケーキ屋が消えてしまった。
どういうカラクリなのか。
来週はお休みですね。
来週あたりに、冬映画の情報が来るかもしれませんね。
アンケートは、5話辺りまでは続ける予定です。
ヒロインをつけるとしたら、ソウマはましろとくっつけようかなと思っています。

ガヴ関連のキャラで、ヒロインはいるか

  • いる
  • いらない
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