辛一は、酸田がビターガヴとダークプリキュアを生み出した張本人だと知った。
酸田は仮面ライダーベイクに変身し、ダークプリキュアと共にソウマ達に襲いかかる。
そこで、酸田が辛一の師匠の命を奪った黒幕だと判明した。
ソウマ達は、なんとか撤退することに成功した。
今はブンブンに戻っていた。
ソウマは、陽香に戻れたことを連絡していた。
「うん。俺も辛一もましろちゃん達も体、大丈夫だから」
『とりあえず、シンチーは興奮させないように。そんで、ウマソーはちゃんとアイス食べて体調直す事!』
「俺は全然大丈夫。ましろちゃん達も居るから」
ソウマがそう言うと、陽香はそんな風に言う。
2人が話をする中、辛一はソウマ達の事を見ていた。
その脳裏には…………。
『ソウマ…………ずっと体調悪いんだよ?』
『はい。アイスしか体が受け付けなくなってしまって…………』
『原因は、メンタル的な物みたいです』
エルちゃん達の言葉と、陽香とあげはが頷いた光景だった。
自分のせいで、ソウマ達を危険な目に遭わせてしまった。
そんな自責の念が、辛一の中にあった。
「…………じゃあ」
「シンチー!」
「辛一…………?」
ソウマがそう言って、電話を切ると、辛一は
ソウマ達の前から立ち去ってしまっていた。
「どこに行ったんでしょうか…………⁉︎」
「探しに行きましょう!」
「待って。もう夜も遅いから、ソラちゃん達は留守番をお願い。ソウマ君、手伝って!」
「うん!」
ソラ達はすぐに探しに行こうとする。
だが、夜も遅くなってきたので、あげははソラ達にはブンブンで留守番を頼んだ。
そして、あげはとソウマだけで探しに出ることにした。
そんな中、ソラ達はブンブンにて留守番をする事になった中。
「辛一さん、大丈夫かな…………」
「そうですね…………」
「シンチー…………」
みんなが辛一の心配をしていた。
あまりにも残酷な真実を知ってしまった辛一を。
すると。
「ましろさん」
「どうしたの、ソラちゃん?」
「ましろさんって、ソウマさんのことが好きなんですか?」
「ふぇ⁉︎」
「それ、僕も気になってました」
「私も」
徐にソラがましろに話しかけ、ましろが聞き返したところでソラはそう切り出した。
ましろはソウマのことが好きなのかと。
それに対して、ましろは顔を真っ赤に染めて驚いた。
それに続いてツバサとエルちゃんもそんな風に言う。
3人共、非常事態なのは分かっているが、どうしても聞いておきたかった様子であり、ソラが口を開く。
「こんな時になんてこと聞いてるんだってことは分かってます。でも、どうしても気になって。あの酸田って人が言ってた事が」
ソラはそんな風に言う。
ソラは、酸田が話していたことが気になっていたのだ。
他の2人も、興味深々と言った顔でましろを見つめていた。
そんな3人の視線にましろも観念したのか顔を赤くしたまま、口を開いた。
「うん。私はソウマくんのことが好き………ううん、大好き!」
「うぅ………なんだかこっちが恥ずかしくなってきます…………!」
ましろは、一切の迷いもなく、3人にそう言い放った。
その答えに、ツバサも顔を赤くしていた。
すると、エルちゃんが口を開く。
「それで、告白はしたの?」
「そうです!そうです!どうなんですか?」
「う、うん。したよ。」
エルちゃんは何気なくそう聞くと、ソラは少し興奮気味に聞く。
その質問に少しどもりながらも、ましろはそう答える。
「は、はわわわわわわわ………!ましろさんがいつの間にか大人の階段を!」
「大人の階段をって…………」
ソラは顔を赤くして慌てると、ましろはそう呟く。
ツバサも驚きつつも、顔をさらに赤くする。
エルちゃんはまだ色恋のことをよく理解していない様でらソウマとましろが仲良くしていると思っているだけの様でニコニコしていた。
すると、エルちゃんは口を開く。
「で?ソウマはなんて返事くれたの?」
エルちゃんはニコニコしながら、純粋な問いかけをましろにする。
他の2人も顔を赤くしながらも、興味はあるようでチラチラとましろを見ている。
しばらくしてましろは少し落ち着きを取り戻したのか、息を吐きつつ、ゆっくりと口を開く。
「返事はまだもらって無いんだ。ソウマくんも私のことは好きって言ってくれたけど。この気持ちが本物なのかはまだ分からない、お母さんとしか過ごしてこなかったから。まだそう言う気持ちがよく分からないって言ってた」
ましろはそう答えると、一度口を閉ざす。
3人もソウマの過去を思い出していた。
母親しか味方がいなかった上に、屋敷から出られることもなく監禁された様な生活。
どれだけ心細かったのか、どれだけ心をすり減らしたのか、いったいどれだけの心の傷を負っただのか。
そう思うと、ソラ達は自分達の胸がキュッと締め付けられるような感覚を味わっていた。
すると、ましろは口を開いた。
「でもね、今は返事できないけど。必ず結論は出すから、待っていてほしいって言ってくれたんだ。だから、それまでにソウマくんに私をもっと好きになってもらおうって思ってるんだ!」
ましろはそんな風に言うと、両手を握りしめ、頑張るぞ!と言う気持ちを表現する。
それを見たソラ達は。
「頑張ってください、ましろさん!私たちも応援しますから‼︎」
「はい、何か手伝えることがあったら僕たちを頼ってください!」
「うん。ましろとソウマがもっと仲良く出来る様に私たちも頑張るね!」
「うん!ありがとう。ソラちゃん、ツバサくん、エルちゃん!私頑張るね!」
ソラ、ツバサ、エルちゃんの3人は純粋にましろを応援すると言い、ましろも3人に飛び切りの笑顔で返した。
その頃、デンテの洞窟では、デンテはラキヤと涼介から借りたベルトとゴチゾウを詳しく解析し、新たなベルトの制作に取り掛かっていた。
ラキヤと涼介は、陽香とクリスと一緒に、洞窟内のゴミやガラクタを片付けていた。
「アイツがニセソウマとダークプリキュアを作った犯人か」
「酸田のこと知ってたんだ…………」
「少し前にニエルブと黒ソラに連れて行かれたことがある」
「ヤバイ研究者同士だとは思ったんだ。一度疑ったこともあったのに…………」
ラキヤと涼介は、ダークソウマとダークプリキュアを生み出したのは酸田だと聞いて、そんな風に反応していた。
陽香がそう聞くと、ラキヤと涼介はそう答える。
「おそらく、あの時から既にビターガヴとダークプリキュアを作ることを考えていたんだろう。奴の拠点は分かってる」
「俺達で乗り込んでぶっ潰す。行くぞ、ラキヤ」
「ああ」
ラキヤと涼介はそう話すと、デンテの机にあるそれぞれのベルトとゴチゾウを持って、洞窟内を出る。
「ん?おお…………あれ?」
そんな中、いきなりベルトが無くなったことに首を傾げるデンテだった。
それを見ていたスイクスは。
「…………クリス、ここは頼む」
「かしこまりました」
スイクスはそう言うと、どこかへと向かい、クリスはスイクスを見送った。
その頃、ソウマとあげはは、辛一を捜索していた。
「はぁ………!はぁ………!辛一、どこ行ったんだろう…………!」
「電話にも出ない…………!」
だが、一向に辛一が見つからず、ソウマとあげははそう呟く。
その頃、辛一は生気が抜けた様に街を彷徨っていた。
「うっせぇよ!ボケ!」
そんな中、向かい側からチンピラが歩いていて、辛一はぶつかってしまう。
「ってぇな………!おい!聞こえねぇのか!おい!」
チンピラはイラついたように、辛一に話しかけると同時に、辛一を殴る。
辛一は何もしなかった。
その結果、チンピラ達に袋叩きにされていた。
その頃。
「トロ!トロ〜!トロ〜!」
「もふ!もふもふ〜!」
ソウマの元にはチョコドンゴチゾウ、あげはの元にはドーマルゴチゾウが現れる。
「えっ…………!」
「シンチー、見つけたの⁉︎」
ソウマがそんな風に反応すると、あげははそう聞く。
それを聞いたゴチゾウが頷く中、2人は顔を見合わせる。
すると。
「…………彼の行き先は分かるよ」
「スイくん…………!」
「彼は今、師匠の事務所にいる」
「事務所…………!行こう!」
そこに、スイクスが現れる。
スイクスは、辛一が今、塩谷ジャーナリスト事務所にいると。
それを聞いて、ソウマ達はすぐに向かう。
その頃、辛一はかつて師匠と共に過ごしたライター事務所に足を運んでいた。
久しぶりに中に入ると、その事務所の中は、机の上のライトが付いていて、中はそのままだった。
すると。
『もし、お袋さんの仇が分かったらお前、どうするつもりなんだ?』
『例のバケモンの目撃情報か?』
辛一は、師匠である塩谷総司との思い出を思い出していた。
その際、総司の半分に割られてしまったヒトプレスを取り出して、それを見つめる。
『…………正直、危ない真似はして欲しくないって思ってるよ。親代わりやってきた身としてはな』
すると、そんな言葉が蘇る。
それを思い出した辛一は。
「…………師匠…………ううっ…………!ごめん…………!」
辛一は、総司のヒトプレスに謝りながら、泣いていた。
『あ〜ああ〜あ、ひでぇざまだな、おい。ああ?やんちゃするのもいい加減にしとけよ、この野郎』
「ごめん…………!ごめん…………!」
辛一はかつて、総司に拾ってもらった時のことを思い出していた。
そんな風に言う中、総司とのやり取りを思い出していく。
『お前、話の持っていき方考えろ。世間一般にとっちゃ、モンスターなんか想像上の生き物なんだから』
『スクープだ。GO!』
思い出したのは、グラニュートの存在を知る直前のやり取りだった。
「俺が………師匠の事…………頼らなかったら…………!」
『今日から張り込み行けるか?」
「勿論っす!』
辛一が自身を責め続ける中、思い出したのは、総司との最後のやり取りだった。
そんな中、壁にあった辛一と総司のツーショット写真を手に取る。
「…………俺が…………モンスターなんか探してなければぁぁぁっ!」
辛一は写真を見つめると、そんな風に叫んで、壁に頭をぶつける。
自分の無力さを嘆いていた。
その嘆きは、ある結論へと繋がってしまった。
「俺がやられればよかった…………!俺が…………!俺なんか居なければぁぁぁぁぁっ!」
辛一はそう叫ぶと、頭を壁にぶつけていく。
辛一の心の中は、ある後悔の念が募っていた。
師匠が死んだのは自分の所為だ。
自分がモンスターなんか探していなければこんなことにはならなかった。
逝くなら自分が逝けば良かった。
そうすれば母ちゃんに会えたかもしれないのに。
そんな後悔の念が、辛一を壁に頭をぶつけ続ける行動へと繋がってしまった。
そんな時にゴチゾウ達に案内されて、ソウマとあげはとスイクスが事務所に入ってくる。
「ダメだよ!」
「離せよ!」
ソウマは、自傷行為を行う辛一を止めようとする。
辛一は、ソウマを振り払った。
「大丈夫、ソウマくん⁉︎」
「お前、グラニュートの癖に弱った俺なんかに負けてんじゃねぇよ‼︎お前がそんな弱ってるの…………全部俺の所為じゃねぇか‼︎」
「辛一…………」
「シンチー…………」
「……………」
「俺なんかほっとけよ…………!ううっ…………!」
あげはが、突き飛ばされたソウマに駆け寄る中、辛一はそんな風に叫ぶ。
ソウマとあげはがそう呟き、スイクスが無言で見つめる中、辛一は涙を流しながら、その場に崩れ落ちる。
すると。
「お前は全然悪く無いのに………理不尽にキレて、お前を避ける様な奴なんだよ!もう放っといてくれよ……………!」
「(ゴチゾウ達の鳴き声)」
「うわぁぁぁん!うわぁぁぁぁぁぁーーーっ!」
辛一はそんな風に叫ぶと、そんな風に泣き出す。
自分のせいでこの状況を招いた。
自分のせいで師匠が死んだ。
自分のせいでソウマが弱ってしまい、ソラ達を危険な目に遭わせてしまった。
辛一はそんな罪悪感と、酸田に裏切られた絶望感に押し潰されそうなり、脇目を振らずに泣きじゃくっていた。
そんな辛一を心配する様にチョコドンとドーマルのゴチゾウは近づいて行き、ソウマは辛一の背中を優しく撫でていた。
すると。
「シンチー」
「えっ………?えっ⁉︎」
そんな中、あげはが泣きじゃくる辛一の前に膝立ちになり、辛一の顔を両手で上げさせて、そっと自分の胸元に抱き寄せた。
突然のことに辛一も泣くのをやめて、離れようとするが、あげはが辛一の頭をしっかりと抱き寄せて離さない。
すると。
「よしよし…………」
「あげは…………?」
そのまま、あげはは辛一の頭をヨシヨシと優しく撫でる。
辛一が呆然とする中、あげはは口を開く。
「大丈夫だよ。シンチーは悪くないよ、ただ一生懸命だっただけなんだから。ソウマくんも私もましろん達もシンチーの側にいるからね。シンチーは1人じゃないから、私達がついてるから。大丈夫だよ」
あげはは、辛一の頭を撫でながら優しく辛一に語りかける。
それは正に母親が我が子を慰める様にも見えた。
あげはから感じる柔らかな温もりと女性特有の甘い香り、そして何より声色。
普段の元気いっぱいの彼女とは全く違う慈愛、母性に満ちた声。
辛一が幼い頃、母親に同じ様に抱きしめてもらった記憶が蘇っていた。
すると。
「…………確かに、過去は変えられないさ。だが、君は1人じゃない。僕たちもいるさ」
「スイクス…………」
スイクスはそんな風に話しかける。
それを聞いた辛一は。
「ううっ…………!うわぁぁぁぁぁぁ!うわぁぁぁぁぁぁん‼︎」
辛一は、知らず知らずの内にまた涙が溢れて来ていた。
辛一はあげはに泣きついたまま、年甲斐もなく泣き続けた。
そんな2人をソウマとゴチゾウ達は静かに見守っていた。
『俺も…………母さんに抱きしめてもらってたな…………』
この時、ソウマの脳裏にも幼い頃に母親に抱きしめてもらった記憶が蘇っていた。
窓から日が差し込み、外はすでに朝を迎えていた。
それを見ていたスイクスは。
「…………あとは彼らに任せるか。問題は、酸田がどう動くかだな」
そんな風に呟き、事務所を後にしたのだった。
その頃、デンテの洞窟では、陽香がゴミや使わないガラクタなどを片付けており、デンテの洞窟内は綺麗に整頓されていた。
デンテは相変わらず、ベルトとゴチゾウ作りに没頭している。
陽香は、『片付けの約束』が書かれたホワイトボードを飾っていた。
すると、陽香はデンテに話しかける。
「すごい一生懸命やってくれんだね♪」
「え?シンチーは長らくソウマを支えてくれたからの。後はまあ…………ストマックの者としてのお詫びじゃ」
「そっか♪」
陽香がそう話しかけると、デンテはそう答える。
辛一はソウマを長く支えていたこと。
そして、辛一の悲劇の原因である闇菓子を生み出した者としてのお詫びとして、ヴラスタムギアの複製を頑張っていた。
すると。
「陽香さん、デンテさん。おはようございます!」
「おはようございます!片付けをしてると聞いたので手伝いに来ました!」
「おはよ〜。まだ少し眠いよ〜」
そこに、ソラ達がやってきていた。
デンテ達の手伝いをするために。
ソラ達が来た事に気づいた陽香とデンテは。
「あ!ソラちゃん、ツバサくん、エルちゃん!おはよう!」
「おお、お前さんら!ん?ましろんがいない様じゃが?」
「ましろさんはソウマさん達の方へ行きました」
「てことはもしかして!シンチー見つかったの?」
「はい!まだ完全に立ち直ることは出来ていませんが…………」
陽香とデンテがそう言うと、デンテはましろがいない事に気づいた。
デンテがそう聞くと、ソラはそう答える。
ましろは、ソウマ達の方に向かったのだ。
陽香がそう聞くと、ツバサはそんな風に答える。
「まあ、それは仕方ない。心の傷はそう簡単に癒える物では無いからの………」
「うん、それは分かってる。でも、そんな時だからこそ仲間がいるんだよね♪今もあげはとソウマとましろが辛一と一緒にいるんだって!」
「そうか、そうか!なら安心じゃわい!ワシはワシに出来ることをするぞい」
ツバサの言葉に、デンテはそう言う。
それに対して、エルちゃんがそう答えると、デンテはそう言って、ベルトの開発に戻った。
そのベルトをソラ達は興味深そうに見ている。
「そのベルトは?」
「シンチーが使える様にってラキヤンと涼介のベルトを参考にデンテさんが作ったの!」
「すごいですね...……さすがはソウマさんのガヴを改造しただけはあります」
「それでは私達は私達が今やることをやりましょう!陽香さん、お片付け手伝います!」
「うん、ありがとう。後は出たゴミを捨てるだけだから。それ手伝ってくれる?」
「分かりました!」
「まかせてください!」
「うん!がんばるね!」
エルちゃんがそう聞くと、陽香はそう答える。
ラキヤのヴラスタムギアと、涼介のヴェロドライバーを参考に、新たなベルトを作っているのだと。
そんな風に話すと、陽香はソラ達と共に、片付けをしていく。
一方その頃、あげはとソウマのおかげでなんとか落ち着きを取り戻した辛一はソウマ、あげは、後から連絡して合流したましろと一緒に外に出ていた。
ソラ、ツバサ、エルちゃんは陽香の片付けの手伝いにデンテのいる洞窟に行っている。
「悪かったな。年甲斐も無く、みっともないところ見せちまって。服、後で弁償するから」
辛一はそんな風に言う。
あげはの胸で泣きじゃくって、服を汚してしまったことに対して、恥ずかしさと気まずさであげはの顔をまともに見られなかった。
それに対して、あげはは。
「気にしなくて良いよ。それに弁償するって言うならみんなで何か美味しい物食べに行こ!ね♪」
「そうだな…………。その方がいいか」
あげはは全く気にしていない様で、お金を使うならみんなで食事に行こうと提案する
そんなどこまでも優しいあげはに辛一は少し笑顔を浮かべ、そう答える。
「でも良かったですよ辛一さん。私達ずっと心配してたんですよ?」
「ましろちゃんもありがとうな。おかげで大分スッキリしてきた」
ましろはそんな風に言う。
純粋に辛一のことを心配しており、その瞳からは本気であることが伝わってきた。
ましろの心配の言葉に辛一は少し笑みを浮かべて返す。
そんな時に屋台でチョコフラッペを買って来たソウマが3人に渡す。
あげはにはイングリッシュティーラテ・ウィズ・ホワイトチョコレート・アド・エクストラホイップのフラッペ。
ましろにはソウマと同じホイップフラッペのチョコソース乗せだ。
「はい、チョコフラッペ。そこの屋台で買ったんだ。アイスって心も体も元気にしてくれるから」
「ありがとう!」
「ありがとうね。ソウマ君」
ソウマはそう言うと、辛一にチョコホイップフラッペを渡す
ソウマにお礼を言うあげはとましろだった。
すると。
「ん?」
辛一はなんとも言えない反応をして、そんな辛一の反応に、ソウマは首を傾げる。
すると、辛一は口を開く。
「俺は甘いの苦手だし。多分、フラッペはアイスじゃねえ」
「そうなの⁉︎」
「こう言う時はあったかい飲み物渡すもんなんだよ」
辛一はそう言うと、ソウマは驚く。
フラッペは厳密にはアイスではなく、細かく砕いた氷にシロップやミルクを混ぜて作るフローズンドリンクであるのだ。
辛一がそんな風に言うと。
「いててててて⁉︎」
「シンチー。せっかく買って来てくれたんだから、お礼はちゃんと言わないと。はい、ありがとう」
「…………ありがとう」
辛一はそんな悲鳴を出す。
その理由は、あげはが辛一の耳を引っ張っていたからだ。
あげはは子供に言い聞かせる様に、辛一にお説教をする。
辛一も思うところはあるのか、渋々とソウマにお礼を言う。
「ふふふ、あげはちゃん。なんだか辛一さんのお姉さんみたいだね」
「ふふふ。じゃあ今度からそうするね」
「…………そうしろ」
そんなどこか微笑ましい光景にましろはクスクスと笑っており、ソウマも笑いながら辛一とましろの隣に座り、フラッペを飲む。
「うま!これやっぱ、アイスみたい!チョコなのにすっきりさっぱり…………!うん!チョコチップもクリーム乗っててうま!」
ソウマはそんな風に言いながら、フラッペを美味しそうに味わっていた。
ましろもそんなソウマを優しく見つめながらフラッペを飲んでいた。
辛一とあげはも、フラッペを飲んでいると。
「…………辛一の所為じゃないよ。…………辛一は被害者でしか無い。ただ利用されただけ」
「でも、利用されるってのも…………」
ソウマはそんな風にゆっくりと語っていく。
辛一は被害者でしかなく、利用されただけだと。
その言葉に、辛一はまだ納得は出来ていないのか、そんな風に言う。
すると、ソウマは川の方に歩き続けながら、口を開く。
「うん。自分の所為ってどうしても思うの………分かるよ」
ソウマはそんな風に言う。
それを聞いた辛一の脳裏には、ある景色が映っていた。
『ごめん、辛一!こんな大事な事……………今まで忘れて…………!ごめん!俺がグラニュートだとか、そんな事よりももっと…………!本当にごめんなさい!』
ソウマが母親が消された時の記憶を思い出した時のことが蘇っていた。
すると。
「どんなに違うって言われても…………心から離れない。ずっと後悔してる。あの時…………俺があんなことしなかったらって………。だからこそ、悲しいこと繰り返さない様に…………前に進むしか無いって思う。そうするしか…………償えないって思うから」
ソウマは辛一に語りながらも、自身に言い聞かせる様にも言う。
過去を変えることは出来なくても、それでも前に進む。
これ以上悲しみを増やさないことでしか償うことは出来ない。
その言葉はあげはとましろの胸にも入っていった。
すると、辛一はソウマの隣に立つ。
「…………そうだな」
「…………分かんないけど」
「分かんねえのかよ」
辛一が頷くと、ソウマはそう言い、辛一はそう突っ込む。
そこに、ましろとあげはが並ぶ。
「うん。私達がみんなを守っていけば、誰かが悲しいことになることもなくなる。その為にも前を向かなきゃ」
「そうだよ。私達がへこんでたら誰がみんなを守るのって話だし。アゲて行こ!」
ましろとあげはもそう言う。
それを聞いて、ソウマと辛一も笑みを浮かべたのだった。
その頃、酸田の研究室では、酸田がパソコンを操作していた。
酸田の手には手袋が付けられており、手首の方には、焦げたような痕があった。
両手はミイラ化しており、手袋で隠していたのだ。
自身の体からもデータを採取する中、ダークソウマが口を開く。
「ご主人様…………これは?」
「うん?最高に強い生物を作る研究。何があっても死なない…………誰よりも強く長く生きる命…………」
ダークソウマがそう聞くと、酸田はそう答える。
それが、酸田の野望だった。
すると、足音が鳴ると、ラキヤと涼介の2人が現れる。
「…………何?今度は君たち?」
「人間にも色んな奴が居ると分かったが………」
「お前はその中でも最悪の部類だな」
酸田が面倒くさそうにそんな風に言うと、ラキヤと涼介はそんな風に言う。
浩二やキラキラ☆プリキュアアラモードとの出会いを経て、人間の事を学んだ2人からしても、酸田は最悪の部類だったのだ。
それに対して、酸田は口を開く。
「せっかく来てもらってあれなんだけど…………ご覧の通り、忙しいのよ。ビターガヴ君、遊んであげて」
酸田はそんな風に言うと、ダークソウマはビターガヴを出す。
そして、ラキヤと涼介も、それぞれのベルトにゴチゾウを装填する。
『グミ!』
『
『ガヴ……ガヴ……』
『カップオン!』
『ジュース!ミルク!フルーツミルク!』
『
そんな音声が鳴ると、ダークソウマの周りにはコーラのようなエネルギーが漂う。
ラキヤと涼介も、それぞれのエフェクトに包まれると。
「「「変身」」」
そう言うと、三人は変身を開始する。
『プディングヴラムシステム!』
『フルーツミルク!ミックス!』
『スパーキングミ!ヤミー!』
ラキヤは仮面ライダーヴラム・プリンカスタム、涼介はヴェロ・フルーツミルクフォーム、ダークソウマはビターガヴ・スパーキングミフォームに変身する。
三人が戦う中、酸田はパソコンに繋いでいた研究データを保存したポータブルSSDを手に研究室を脱出する。
「待て…………!」
「行かせませんよ」
「あなたの相手をしてあげる」
それを見た涼介はすぐに酸田を追おうとする。
だが、ダークウィングとダークマジェスティに阻まれる。
涼介は酸田の追跡を諦め、応戦する。
「まだ居るんだろ、お前らの仲間…………!」
「まとめて始末してやるよ」
ラキヤと涼介はそんな風に言うと、研究室の奥へと向かう。
その頃、辛一、ソウマ、あげは、ましろは街を歩いていた。
デンテの元へと戻る為に。
「体調の方はどう?」
「あ〜…………」
「も〜…………探したよ、辛一君。ありゃ、もしかしてダブルデート?」
「酸田…………!」
「酸田さん…………!」
あげはは、辛一の体調を心配したのか、そんな風に聞く。
辛一が答えようとすると、そんな声が響いてくる。
4人の目の前には、酸田の姿があった。
酸田の姿を見て、辛一とあげはは表情が厳しくなる。
すると。
「君には俺の技術が必要。分かってるでしょ?ほら、行こう?」
酸田は辛一にそんな風に言う。
酸田は、フレンドリーな態度ながらも、目は笑っていない狂気の表情を浮かべており、辛一を諦める様子は無いのが分かる。
それを聞いて、あげはは少し心配気に辛一を見つめる。
すると。
「断る!」
辛一はそんな風に告げる。
酸田が首を傾げて、あげはが安心したような笑みを浮かべる。
そして。
「…………確かにあんたには助けられた。でも…………もう目の前の誘惑には負けねぇ!たとえ、どんなに強くなれるとしても…………金輪際、二度と!あんたには絶対頼らねぇ!」
「分かったでしょ?もう諦めなさい!」
辛一は、酸田にヴァレンの力をくれた事を感謝しつつも、二度と頼らないという決別の宣言をする。
それを見たあげはは、そんな風に叫んだ。
それを聞いた酸田は。
「はぁ…………。ここで諦めるわけにはいかないんだよなぁ〜…………。何人もの実験台を経て…………辛一君」
『
「や〜っと君に出会えたんだから…………」
『チェンジング!』
酸田はため息を吐くと、杖を捨てて、メガネをコートの中に仕舞いながら、そんな風に言う。
そして、ベイクマグナムにブレイクッキーゴチゾウを装填すると、クリムゾンジャッキを三回操作する。
待機音が流れる中、酸田は右手の指を鳴らしつつ口を開く。
「へ〜んしん」
酸田はそう言うと、首元の方に焦げたような痕が現れる。
変身の負荷が起こっていたのだ。
すると。
『ファイヤー!』
すると、ベイクマグナムからベイクマグナムの銃身の様なエネルギーが発射され、ベイクマグナムの銃身の様なエネルギーは酸田の頭上に向かうと、酸田の周囲を囲む。
すると、ベイクマグナムの銃身の様なエネルギーが離れると、今度はオーブントースターのヒーターの様なエネルギーに変換される。
『ビヨンドバイオロジー!ベイク!』
その音声と共に、酸田は仮面ライダーベイクに変身する。
「(酸田の鼻歌)」
「変身!」
酸田は鼻歌を歌いながらゆっくりと歩いてくる。
それを見たソウマはそう叫ぶと。
「(ゴチゾウの叫び声)」
『ケーキング!アメイジング!』
その音声と叫び声と共にケーキングフォームに変身し、ソウマは酸田と応戦していく。
だが、体調が戻っておらず、劣勢気味だった。
それを見た辛一は、変身しようとヴァレンバスターを取り出す。
すると。
「辛一!使っちゃダメだ!辛一はまだ、体が…………!」
「邪魔だって!」
ソウマはそんな風に叫んで、止める。
それに対して、酸田はソウマを蹴る。
「ソウマ君!スカイミラージュ!トーンコネクト!」
それを見たましろは、そんな風に叫びながら、スカイミラージュにスカイトーンを装填する。
「ひろがるチェンジ!プリズム!」
ましろはそう言うと、変身を開始する。
「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!」
ましろは、キュアプリズムに変身して、ベイクに向かう。
だが。
「邪魔しないでよ〜」
「きゃっ⁉︎」
そんな声と共に、闇球が飛んできて、ましろはそれを受けてしまう。
飛んできた方向を向くと、ダークプリズムの姿があった。
「ましろん!私も…………!スカイミラージュ!トーンコネクト!」
それを見たあげはは、すぐにスカイミラージュを取り出して、スカイトーンを装填する。
「ひろがるチェンジ!バタフライ!」
あげははそう叫ぶと、変身を開始する。
「アゲてひろがるワンダホー!キュアバタフライ!」
あげはは、キュアバタフライに変身して、そんな風に名乗る。
ましろに加勢しようとすると。
「はっ!」
「ふっ!」
「っ⁉︎」
どこからともなく攻撃が飛んできて、あげはは回避する。
すると。
「私たちも混ぜてよ」
「行きますよ」
「私の偽物に、黒ソラまで…………⁉︎」
乱入してきたのは、ダークバタフライと黒ソラだった。
その2人を見たあげはは、そんな風に呟く。
すると、ソウマはガヴにブルキャンゴチゾウを装填する。
『キャンディ!』
『
ソウマがガヴドルを回転させると、デリカッションを押す。
『ブルキャン!』
その音声が鳴ると、辛一の前にバイクが現れる。
「今はそれで逃げて!」
「かっこいいねぇ!流石、仮面…………ライダーだ!」
ソウマはブルキャンバイクを辛一に渡して逃げる様に促す。
それに対して、酸田はソウマに攻撃する。
辛一が迷う中。
「ここは私たちに任せて!」
「今は逃げて!」
すると、あげはとましろもソウマの意見に賛成する様にそう言う。
それを聞いて、辛一は悔しそうに歯を食いしばりつつも、バイクに乗ってその場を離脱する。
「辛一君!…………断言するよ。辛一君は戻ってくる」
酸田はそんな風に言う。
すると。
「戻ってくるのなら、時間を稼ぐまでだ」
「スイクス…………!」
そこに、パンケーキングフォームに変身したスイクスも現れる。
「ヘェ〜…………君も来たんだ。まあいいや。相手してよね!」
「ふっ!」
スイクスの姿を見た酸田は、そんな風に言い、スイクスも酸田と応戦する。
その頃、離脱した辛一はデンテの元へ向かっていた。
洞窟の中では片付けを終えた陽香、ソラ、ツバサ、エルちゃんが各々自由に過ごしていた。
「シンチー!」
「辛一さん!」
「大丈夫ですか?」
「何かあったの?」
駆け込んで来た辛一にデンテ以外が反応する。
すると、辛一はデンテに話しかける。
「じいさん!今の俺が戦える方法はねえか⁉︎ソウマとあげはとましろちゃんが危ねぇんだ‼︎」
「なぬ、ソウマとましろ達が⁉︎」
辛一はそう叫ぶと、デンテはそんな風に叫んだ。
ソウマ達が危ない。
それを聞いて、ソラ達も驚愕の表情を見せた。
すると、デンテの手元にヴラスタムギアとカップゴチゾウが置かれている事に気付いた。
「ヴラムのベルト…………なんでこんなとこに?」
「ラキヤンのじゃなくて、デンテさんが作ったやつ」
「今のお前さんが使える様。心臓に負担がかかり辛い様、改良したんじゃ」
「助かる!…………っ!」
辛一は、ラキヤのヴラスタムギアがここにある事を訝しんだが、陽香とデンテはそう説明する。
そのヴラスタムギアが、デンテが作った物であり、辛一が使える様に、心臓に負担がかかり辛い様に改良を加えた物だと。
その説明に希望を見出した辛一は、ヴラスタムギアとゴチゾウを持う。
洞窟を出ようとした際、陽香が用意したお菓子の山からグミを一袋掴み、洞窟を出ようとする。
「待ってください!私も行きます‼︎」
すると、ソラはそう名乗り出る。
それを聞いた辛一は。
「……………確かに、現れたダークプリキュアは三人だしな。…………分かった。ソラ、乗れ!」
「はい!」
辛一はそう呟く。
現れたダークプリキュアは、ダークウィングとダークマジェスティ以外なので、ソラも連れて行く事にした。
辛一は、ソラにバイクの後ろに乗れと急かし、ソラは予備のヘルメットを被って、バイクの後ろに跨り、辛一の腰に手を回す。
ブオォォォォォン‼︎
「「っ………!」」
辛一とソラは、来た道を急いで戻っていく。
大切な仲間の為に。
その頃、ソウマ、ましろ、あげははベイクとダークプリキュアと応戦していた。
だが、強さに歯が立たず、苦戦を強いられていた。
「ぐはっ⁉︎」
「ちょっと、ちょっと〜…………もう息上がっちゃってない?俺より全然若いのにさ〜!頑張れ、頑張れ〜!」
ソウマは酸田の攻撃を受けて倒れる。
酸田はそう言うと、ガヴホイッピアを蹴り、一方的に攻撃をしていく。
すると。
「僕の事を忘れてちゃ困るな」
「忘れてなんかないよ〜。ただ、俺の相手はソウマ君だからさ〜…………。君の相手は彼女がするよ」
「彼女?っ⁉︎」
スイクスはそう言うと、酸田に攻撃しようとする。
酸田は躱すと、そんな風に言う。
すると、スイクスに向かって、羊羹が飛んでくる。
「仮面ライダーバンカン…………!」
「相手をします」
「ニエルブ君に頼み込んでいて、正解だったよ〜」
そこにいたのは、仮面ライダーバンカンだった。
バンカンはそう言うと、スイクスと応戦していく。
酸田はそう呟いた。
ニエルブにバンカンを連れてくる様に頼んでいたのだ。
そんな中、ましろとダークプリズムは。
「どうしたの〜?ましろちゃ〜ん?このままじゃソウマくんがご主人様にやられちゃうよ〜?」
「くっ…………⁉︎」
ダークプリズムはましろにそんな風に話しかけていた。
ダークプリズムは過度な攻撃は加えず、ましろをじっくりと痛ぶっていたのだ。
すると。
「じゃあ、そろそろ本物のソウマくんのこと貰っちゃおうかな〜。そしたら、すぐに赤ちゃん作っちゃうね〜?ましろちゃんの目の前で〜。ましろちゃんがどんな顔を見せてくれるのか考えただけで、子宮がキュンキュンしちゃうよ〜」
ダークプリズムはそんな風に言うと、興奮した様子で頬を赤くして、息を激しくしながらスカートを押さえていた。
その様子に、ましろは恥ずかしなるが、冷静に返す……………。
「ダメーーー‼︎ソウマ君の初めては私がもらうんだもん‼︎ソウマ君の赤ちゃんは、私が産むんだからーーーーーーー‼︎‼︎」
…………ことは出来なかった。
ましろはダークプリズムの煽りに、顔を真っ赤にして目を回しながら、勢いでとても人の前では口に出せない言葉を口走ってしまう。
あまりの衝撃発言に、その場にいた全員が一度動きを止めた。
「ま、ましろちゃん⁉︎こんな外でなんてこと言ってるの⁉︎」
ソウマはましろに対して、そんな風に言う。
ソウマはましろのあまりの衝撃告白に、パニックになっていた。
すると、それを聞いていた酸田は。
「へー。あの恥ずかしがり屋のましろちゃんがあそこまで大胆なことを…………ソウマく〜ん、若い内はちゃんと避妊しなよ?これ、年上からのアドバイス」
「え⁉︎ま、まだましろちゃんとはそう言うことする関係じゃ無いから‼︎」
酸田はましろの大胆な行動に感心しつつ、1人の大人として釘を刺す。
イカれたマッドサイエンティストでも最低限の常識は持っている様だった。
ソウマも立派な成人の為、酸田の言葉も理解出来ているが、中々落ち着くことが出来ず、心の整理がついていなかった。
「……………」
ダークプリズムは、ましろからのまさかの返しに一瞬動きが止まった。
それを聞いていたあげはは。
「ましろん。勢いで言っちゃったんだろうけど大胆すぎ。私まで恥ずかしくなって来ちゃったよ…………!」
あげはも、妹分であるましろの爆弾発言に少し取り乱していた。
すると。
「ねえ私〜、あんなこと言われてるけど良いの?ましろんに彼氏も子供も先越されちゃうよ?まあでも…………ここで私に倒されて終わりか〜」
ダークバタフライはあげはに揺さぶりを掛けようとする。
ましろへの劣等感を煽る様に。
だが。
「何言ってるの。大事な親友であり妹分でもあるましろんが幸せになれそうなんだよ。これを祝えないなんて、親友失格じゃん。それに、ソウマ君なら、ましろんを絶対に幸せにしてくれる。そう信じられるだけの心の強さを…………ソウマ君は持ってる!」
「ちっ。動揺したところをサクッといくつもりだったのに、残念」
あげはは、そんな風に答える。
あげはに、精神的な揺さぶりなど全く効いておらず、むしろソウマを完全に信頼している口ぶりだった。
それを見たダークバタフライは舌打ちをしながら、そんな風に言う。
すると。
「そんなことはどうでも良いんですよ。あなた達を何とかしないと闇菓子がもらえないんですから。とっとと倒されてください!」
黒ソラは苛立ち気味にそう叫んだ。
黒ソラがましろとあげはにゆっくりと近づいていく中、どこからかバイクのエンジン音が聞こえてくる。
そこに、ブルキャンのバイクが到着して、辛一とソラがブルキャンのバイクから降りる。
「ほら、戻ってきた」
酸田は予想が的中したことにほくそ笑む。
そして、それを見ていたスイクスとバンカンは。
「狩夜辛一が到着しました。これで役目は終わりです」
「逃げたか…………。だが、あとは見届けるだけだ」
バンカンはそう言うと、すぐに撤退をする。
バンカンの役目は、あくまでスイクスを抑える為であり、長時間出ていると、ランゴのエージェントに見つかる可能性があったからだ。
スイクスも、辛一が到着するまでの時間稼ぎだったのか、見届ける事にした。
ブルキャンのバイクが役目を終えて、消える中、ソラは黒ソラに話しかける。
「黒ソラ、ここからは私が相手です」
「何度も何度もしつこいですね。あなたのお仲間はもうボロボロで戦えませんよ?」
ソラがそう言うと、黒ソラはそんな風に答える。
黒ソラの言う通り、あげはとましろはボロボロで立っているのがやっとと言ったところだ。
三対一と、ソラの方が不利だった。
「あなた1人で私達を倒せると思っているんですか?」
「いいえ、私は1人ではありません。私には信じている仲間がいますから」
「「ハァァァァァ!」」
「くっ⁉︎」
「きゃっ⁉︎」
「うわっ⁉︎」
黒ソラがそんな風に言うと、ソラはそう答える。
それと同時に、攻撃が飛んできて、黒ソラ達は怯む。
現れたのは……………。
「お待たせしました!」
「何とか間に合ったね!」
「お2人共、来てくれると信じていましたよ!…………ヒーローの出番です!」
すでにプリキュアに変身しているツバサとエルちゃんだった。
それを見たソラはそう叫ぶと、スカイミラージュを取り出す。
「スカイミラージュ!トーンコネクト!」
ソラはそう言うと、スカイミラージュにスカイトーンを装填する。
「ひろがるチェンジ!スカイ!」
ソラはそう叫ぶと、変身を開始する。
「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」
ソラはキュアスカイに変身する。
ソラは黒ソラと、ツバサはダークバタフライと、エルちゃんはダークプリズムと応戦する。
「プリズム、バタフライ。ここは私達に任せてください!」
「2人はソウマと辛一の所に行ってあげて」
「僕たちも後で必ず合流しますから。辛一さんの戦いを見届けてあげてください」
「ごめんね。みんな、ありがとう」
「後で必ず来てね。必ずだから!」
ソラ達はましろとあげはにそう言う。
辛一とソウマの方に行ってほしいと。
それを聞いたあげはとましろは傷ついた体に鞭を打ちつつも、ソウマと辛一の元へ向かう。
一方、辛一の方は。
「ソウマ。こいつは俺が引き受ける…………!」
『ヴラスタムギア!』
「お帰り〜」
辛一はそんな風に言うと、デンテ製のヴラスタムギアを腰に装着する。
辛一は、カップゴチゾウをセットする。
『エラー音』
「変身!」
カップゴチゾウを装填すると、そんなエラー音が鳴る。
それを気にせず、辛一はヴラスタムギアのフォルタネイターを操作する。
だが、ヴラスタムキルンは展開されず、変身しなかった。
「……………おい!どうなってんだよ…………⁉︎」
辛一は変身しない事に困惑して、そのゴチゾウを取り出す。
すると、ゴチゾウの中は空っぽだった。
その理由は……………。
「中身空っぽ⁉︎」
「ニエルブに作れた物が…………わしには作れん!ブランクか⁉︎才能の差か⁉︎世代交代かぁぁぁぁぁぁっ〜⁉︎」
その頃、陽香とデンテはお菓子を食べていたのだが、陽香はそう聞く。
すると、デンテはそう叫ぶと号泣しだす。
デンテの腕では、肝心のゴチゾウの複製までは出来なかったのだ。
辛一は、まさかの事態に動揺していた。
すると。
「もういいって、辛一君。俺と行こう。ね?」
肩透かしを食らった酸田は、辛一にそう言いながら歩み寄る。
それを見たソウマは。
「やめろ…………!くっ!」
「寝てなって」
「ぐはっ⁉︎」
「「「ソウマ(君)!」」」
ソウマが止めようとするが、ベイクマグナムの射撃を受けてあっさりやられてしまい、強制変身解除してしまう。
そこにあげはとましろも合流し、辛一と共にソウマに駆け寄る。
すでにかなりのダメージを負っているソウマは起き上がることが出来ずにいた。
それを見た辛一は。
「…………2人とも、ソウマの事を頼む」
「えっ?」
「シンチー?」
「うわぁぁぁぁぁ!」
辛一はソウマをあげはとましろに任せて、生身の状態で酸田に立ち向かう。
辛一の生身のパンチは、酸田には効いていなかった。
「辛一君は、最強生物を作る礎となるの!」
「うっ⁉︎ぐはっ⁉︎」
酸田はそんな風に言うと、辛一にパンチをする。
辛一はそれを受けて、口の端から血が出てくるが、それを右手で拭う。
「何が……………最強…………生物だぁぁぁぁぁ‼︎」
辛一はそう叫ぶと、酸田に向かっていくが、あっさりと躱されてしまう。
「そんなもんの為に…………!うわぁぁぁぁぁ!」
「ふっ!」
「うわっ⁉︎」
「そういうのやめよう、辛一君。みっともないから」
辛一はそう叫びながら攻撃するが、酸田のカウンター気味の腹パンチを受けて倒れると、酸田は宥める様にそう言う。
すると。
「くっ…………!そんなもんの為に…………!師匠の命を!ゴミみたいに!奪いやがってぇっ!うわぁぁぁ!」
辛一はそう叫ぶと、酸田の方に向かい、酸田に掴み掛かりつつ、パンチをしていく。
だが、酸田は辛一を地面に叩きつけて、辛一を踏む。
それでも、辛一の闘志は揺るがなかった。
「ニエルブの野郎と…………手ぇ組んで…………!勝手にソウマやあげは達の偽物作って!人間犠牲にして!俺はぁ!許さねぇぇぇぇぇっ!」
辛一はそう叫ぶ。
最強生物を生み出す為に、何人もの人間を犠牲にして来た酸田。
ソウマやあげは達の偽物を作り、無関係なたくさんの人達を傷つけて来た所業にありったけの怒りをこめて殴りかかり、頭突きをする。
「はい。ふっ!」
「うっ⁉︎」
「辛一…………!」
「辛一さん…………!」
「シンチー…………!」
だが、酸田にあっさり返り討ちにされてしまう。
ソウマ達が心配する中、辛一は。
「泣いて、後悔している場合じゃねぇ………!俺は………!お前にぃ!これ以上やべぇ真似させるわけにはいかねぇんだよぉぉぉぉ!」
辛一はそう叫ぶ。
これ以上の悲劇を繰り返させない為に。
そんな中、酸田が辛一にパンチをしようとする。
すると。
「うっ!」
「させないよ!」
「ハァァァァァ!」
そこに、ソウマ、あげは、ましろも加わって、酸田のパンチを逸らす。
「ハァァァァァ!」
「はぁぁぁぁ!」
「はっ!ハァァァァァ!」
「おりゃぁぁぁぁ!」
「しつこい…………!なんなの…………君らは!やめろって!」
ソウマ、あげは、ましろも加わり、辛一と一緒に酸田を止めようとするが、圧倒的な力の前に成す術なく吹き飛ばされていた。
その頃、ソラと黒ソラは。
「ふっ!はっ!」
「ハァァァァ!はっ!」
黒ソラとソラは近接戦闘を繰り広げていた。
だが。
「くっ⁉︎」
「ハァァァァァ!」
「うっ⁉︎」
しかし、徐々にソラが押され始めていた。
すると、ソラの攻撃へのカウンターとして、黒ソラは顔面を殴る。
それを受けて、ソラが倒れ、変身が解除される。
「ソラ・ハレワタール。これがあなたと私の差ですよ。あなたでは私には勝てません」
黒ソラはソラに対して、そんな風に言う。
だが、ソラは折れなかった。
「確かに、黒ソラ…………あなたは強いです。でも諦める訳にはいかないんです!何より、あなたを救う為にも負ける訳にはいかないんです‼︎」
ソラはそんな風に叫ぶ。
倒すのではなく、黒ソラを救うのだと。
かつての、ブラックスカイの様に。
そんな時、ソラのミラージュペンが変化していく。
それは、ル・ビートの一件で変化した、クリアーミラージュだった。
すると、ソラが負った傷も治っていく。
「それは…………⁉︎」
「行きます!ヒーローの…………出番です!」
黒ソラがそんな風に反応する中、ソラはそう叫んだ。
「クリアーミラージュ!トーンコネクト!」
ソラはそう言うと、クリアーミラージュに変化したスカイミラージュに、スカイトーンを装填する。
「ひろがるチェンジ!クリスタルスカイ!」
そして、そんな風に叫ぶ。
そこから、一度キュアスカイに変身すると、水晶へと包まれ、姿が変わると、その水晶が砕け散る。
「無限に輝く水晶の煌めき!キュアスカイ・クリスタルスタイル!」
ソラはそう叫ぶと、クリスタルスタイルに変身したのだった。
それを見た黒ソラは。
「姿が変わったくらいで…………!」
「行きます」
そんな風に戸惑っていた。
ソラはまっすぐに突っ込んで来て、ソラに対して、パンチを入れようとする。
だが、直前でソラの姿が消える。
「消えた⁉︎どこ………どこに行ったんですか⁉︎」
「はっ!」
「くっ⁉︎」
ソラの姿が直前で消えた事に、黒ソラは戸惑っていた。
すると、突然目の前にソラが現れ、顔面に1発パンチを喰らう。
「これでおあいこです!」
「くっ…………!」
ソラは意趣返しの様にそう言い、黒ソラは歯軋りをする。
そこから、ソラは突然姿を消しては攻撃の直後に現れると言う戦法で黒ソラを追い詰めていく。
「くっ………⁉︎」
「ハァァァァァ!」
「くっ⁉︎」
黒ソラは徐々に体力を消耗していき、ソラの渾身の右ストレートをくらい、大きく吹き飛ばされる。
一方、ツバサとエルちゃんは、ダークバタフライ、ダークプリズムとタッグを組んで戦っていた。
「ハァァァァァ!」
「はっ!」
「ふっ!」
「よっと!」
最初は何とかくらいついていたツバサとエルちゃんだった。
だが、ダークプリキュアのあまりの強さに少しずつ押され始めていた。
すると。
「ダークプリズムショット!」
「うわぁぁぁぁ⁉︎」
「きゃっ⁉︎」
ツバサとエルちゃんは、ダークプリズムの必殺技を受けてしまい、変身が解除されてしまう。
そこに。
「それじゃあ…………とどめと行こっか!ハァァァァァ!」
「っ⁉︎」
「させません!」
ダークバタフライはそんな風に言いながら、エルちゃんに攻撃しようとする。
エルちゃんが動けない中、ツバサはダークバタフライの攻撃から、エルちゃんを守る。
「ツバサ!」
「大丈夫ですか…………⁉︎プリンセス…………!」
「ツバサは⁉︎」
ツバサがエルちゃんの盾になったのを見て、エルちゃんが心配してそう聞く。
すると。
「このくらい…………大丈夫です!プリンセスは僕が守る!プリンセスは僕の大事な人だから‼︎」
ツバサはそんな風に叫ぶ。
エルちゃんをナイトとして、絶対に守ると。
すると。
「あつっ⁉︎」
「これは…………」
その言葉に反応したのかツバサのミラージュペンとスカイトーンが変化する。
ミラージュペンは、持ち手部分の色が根本が赤で、先端にいくほどオレンジになるグラデーションカラーになった。
スカイトーンの形は変わらないが、色が朱色のクリアーカラーにエンブレムはスカイブルー、中央のクリスタルの色がゴールドに変化した。
それを受けて、ダークバタフライが下がり、ツバサがそれを手に取る。
すると。
「私だって…………!」
「プリンセス?」
「私だって、守られるだけじゃない!私も………ツバサを守る!」
エルちゃんはそんな風に叫んだ。
ツバサに守られてばかりではなく、自分もツバサを守るのだと。
すると、その言葉に反応したのか、エルちゃんのミラージュペンとスカイトーンも変化していく。
ミラージュペンは、持ち手部がヴァイオレットカラーに変わり、さらに雷の様な形のゴールドのラインが走った模様になった。
スカイトーンも形は変わらないが、色が上からパープル、ミルキーグリーン、レモンイエローのグラデーションに変わり、エンブレムはシルバー、中央のクリスタルは琥珀色に変化していた。
「これは…………」
「傷が…………⁉︎」
2人がそう反応する中、体の傷もすっかり治っていた。
すると、2人は顔を見合わせて、再度変身を行う。
「フレイムミラージュ!」
「サンダーミラージュ!」
「「トーンコネクト!」」
2人はそう言うと、変化したスカイミラージュに、スカイトーンを装填する。
「「ひろがるチェンジ!」」
「プロミネンスウィング!」
「ライトニングマジェスティ!」
2人はそう叫んだ。
すると、一度キュアウィングとキュアマジェスティに変身すると、ツバサは炎に、エルちゃんは雷に包まれていく。
そして、炎と雷が弾けると、変身が完了する。
「天高く昇る希望の炎!キュアウィング・プロミネンススタイル!」
「
ツバサはプロミネンススタイル、エルちゃんはライトニングスタイルに変身する。
2人の見た目は、ツバサの方は頭の1番太い鶏冠の様な髪の毛にゴールドのメッシュが入り、元からあった黄色のメッシュがエメラルドグリーンに変わる。
更に、頭のハットに赤い炎のエンブレム、マントのグラデーションの先端に緑色が、ブーツの外側の側面にオレンジと赤の炎のエンブレムが追加されていた。
エルちゃんは、髪に白の長いメッシュが入り、ニーソックスの太もも部分とグローブの甲に紫の雷のエンブレムが入り、スカートの裾に白の雷のエンブレムが追加されていた。
「姿が変わったからって…………!」
「私たちに勝てると思ってるの⁉︎」
それを見たダークバタフライとダークプリズムはそんな風に言う。
だが。
「ハァァァァァ!はっ!」
「はっ!てやっ!」
ツバサとエルちゃんはダークバタフライとダークプリズムに攻撃していく。
「ハァァァァ!はっ!」
「うわっ⁉︎あつっ⁉︎」
ツバサは炎の翼を背中から生やして飛び上がる。
羽を羽ばたかせる度にダークバタフライに火の粉が降り注ぎ、ダークバタフライは近づけずにいた。
「ダークバタフライキッス!」
「無駄です!」
ダークバタフライは、ダークバタフライキッスで攻撃をする。
だが、ツバサは羽を大きく羽ばたかせて、炎で相殺する。
「なっ⁉︎」
「行きます!ハァァァァ!」
「うわっ⁉︎」
その光景に、ダークバタフライは目を見開いて驚く。
さらにツバサは足に炎を纏わせて巨大な鳥の鉤爪を作り出し、ダークバタフライに襲いかかる。
ダークバタフライはバタフライバリアで防ぐ。
だが。
「なっ⁉︎バリアが…………⁉︎」
すると、炎の熱でバリアが徐々に溶け始める。
その後もダークバタフライはツバサに攻撃しようとするが、パワーアップして炎の力まで得たツバサには手も足も出ない。
一方、エルちゃんはダークプリズムと戦い始める。
「ハァァァァ!」
「ふっ!はっ!」
「消え…………⁉︎きゃっ⁉︎」
ダークプリズムは闇球を撃ち続けるが、エルちゃんは雷を全身に纏うとダークプリズムが消えたかと錯覚するスピードで距離を詰めて、ダークプリズムに迫る。
「ダークプリズムショット!」
「ハァァァァ!はっ!」
ダークプリズムは、至近距離でダークプリズムショットを撃ちながら後ろに飛ぼうとする。
だが、それに対して、エルちゃんは雷を手に纏わせて雷の刃を作り出し、ダークプリズムショットを両断する。
「えっ………⁉︎」
「ハァァァァ!」
その光景に驚愕するダークプリズム。
その後も遠距離から攻撃を続けるが何度距離を取っても一瞬で距離を詰められてしまう。
雷の力を得て、更なるスピードを得たマジェスティに同じく手も足も出ない。
パワーアップした2人を相手にダークバタフライとダークプリズムは手も足も出せずにいた。
すると。
「きゃっ⁉︎」
「スカイ!」
「大丈夫ですか⁉︎」
「はい!それより………決めましょう!」
「うん!」
「はい!」
そこに黒ソラが吹き飛ばされ、ソラと合流する。
三人はそう話すと、必殺技を撃つ体制を取る。
「ヒーローガール………!クリアースカイパンチ!ハァァァァァ!」
「ひろがる!プロミネンスウィングアタック!」
「ひろがる!ライトニングアワーズエンド!」
三人は必殺技を放つ。
それを見た黒ソラ達も動いた。
「ダークスカイブレイク!」
「ダークプリズムショット!」
「ダークバタフライプレス!」
黒ソラ達も、対抗する様に必殺技を放つ。
それぞれの必殺技がぶつかり合い、周囲に衝撃波が飛ぶ。
だが。
「「「ハァァァァァ!」」」
三人はダークプリキュアの必殺技を押し切り、攻撃する。
「「スミキッタ〜…………」」
ダークプリズムは切られたと同時に雷が花の様に広がり、ダークバタフライは巨大な火柱に飲み込まれる。
ダークプリズムとダークバタフライは浄化され、空に赤い花火が広がり、何本もの雷が空を走り、何とも幻想的な光景を見せていた。
「くっ…………!引くしかないのですか…………!」
黒ソラは大ダメージを受けたのもあって、腕を抑えながら、そのまま撤退した。
「倒しましたね…………」
「うん…………」
「早く、ソウマさん達の方に向かいましょう!」
3人はそんな風に話すと、そのままソウマ達の元へ急ぐ。
一方、酸田はしつこく向かってくるソウマ達を鬱陶しい様に対応していた。
すると。
「「うぉぉぉぉぉぉ!」」
「「はぁぁぁぁぁぁ!」」
ソウマと辛一、ましろとあげははそう叫ぶと、酸田に向かっていき、パンチを叩き込む。
それに対して…………。
「分かった!分かった!はい!終了!」
「ソウマ!」
「「ソウマ君!」」
酸田は辛一とましろとあげはに攻撃すると、腕にしがみついたソウマをアッパーカットの要領で吹き飛ばす。
辛一達がソウマに駆け寄ると。
「ふっ!」
「「うわっ⁉︎」」
「「きゃっ⁉︎」」
酸田の回し蹴りでソウマ達は一際大きく吹き飛ばされ、その際にあげはとましろの変身も解除されてしまう。
それでも、4人は立ちあがろうとした。
そんな時、ソウマのガヴが光りだしていくと。
「すいません………あっ!」
「早よ出してんか!」
そんな声と共に、新しいゴチゾウが飛び出して来た。
そのゴチゾウはチョコフラッペの形をしており上と下で独立している2体で1体のゴチゾウであった。
しかも、普通のゴチゾウとは違い、流暢に言葉を話していた。
「ん?」
「君は…………チョコフラッペ?」
酸田が首を傾げる中、ソウマはそのゴチゾウ…………フラッぺいずゴチゾウを手に取る。
ソウマがそう聞くと。
「はじめまして!」
「せやで!よう出て来たわ、やっと!」
そのゴチゾウ達はそう答える。
チョコとクリームの部分はフラッペ一郎、コップの方はフラッペ二郎だ。
そして、フラッペ二郎の部分に、ヴァレンのライダーズクレストに似たマークが浮かび上がる。
それを見たソウマは。
「辛一、これ使って!」
ソウマはそう言うと、フラッぺいずゴチゾウを辛一に渡す。
辛一が、フラッぺいずゴチゾウを受け取ると。
「つこうてや!」
「はい、お願いします。使ってください!」
「いや、使って」
「ありがとな………!」
「シンチー…………良かった。っ!ミラージュペンが!それに体が軽くなってきた!」
フラッぺいずゴチゾウは、辛一に対してそんな風に言う。
辛一がソウマにお礼を言う中、あげははそう呟く。
その時、あげはのミラージュペンとスカイトーンが変化していく。
ミラージュペンは、持ち手部分がパステルブルーとパステルグリーンの竜巻模様に変わった。
スカイトーンは、風の様な曲線で周りを囲われ、スイッチは風をイメージした突起になっており、色はシアン、エンブレムは若草色、中央の宝石はルビーピンクに変わっていた。
更に、体の傷が治り、体力まで回復する。
それを見たましろは。
「私の時と同じ………!きっと、あげはちゃんの辛一さんを思う気持ちにミラージュペンが答えてくれたんだよ!」
「っ…………だったら、ちゃんと答えないとね!…………シンチー、一緒に行こう!」
「ああ、俺たちで決着をつけるぞ!あげは‼︎」
ましろはそんな風に言う。
あげはの辛一を想う気持ちに、ミラージュペンが答えてくれたのだと。
それを聞いたあげはは、辛一の隣に並び立つ。
辛一は、ストローの部分を持つと、回転させる。
「ぎょうさん混ぜると強なるで!」
「頑張って、頑張って!」
一郎と二郎はそんな風に言う。
そして、辛一はフラッぺいずゴチゾウをヴラスタムギアに装填する。
『『フラッペ!』』
『オン!』
フラッぺいずゴチゾウを装填すると、そんな音声が鳴る。
そして。
「ストームミラージュ!トーンコネクト!」
あげははそう叫ぶと、ストームミラージュにスカイトーンを装填する。
待機音が流れる中、2人は叫んだ。
「変身!」
「ひろがるチェンジ!ウィンディーバタフライ!」
2人はそう叫ぶと、辛一はヴラスタムギアのフォルタネイターを操作して、あげはも変身を開始する。
ヴラスタムギアの内部でチョコフラッペが生み出されると、落下する。
『『フラッペカスタム!シャリシャリ!』』
すると、その音声と共に、辛一の身体中が氷塊に覆われて、素体となるスーツが装着される。
そして、氷塊がひび割れると、装甲が形成され砕け散る。
あげはの方は、一度キュアバタフライの姿にな変わると、ピンク色の竜巻に飲み込まれ、姿が変わっていく。
両手のカバーの甲に風のエンブレム、頭の右側に風車の様な髪飾りが1つ追加され、髪の毛にエメラルドグリーンのメッシュが入り、腰の長い方のリボンの裾部分と右足のストッキングの太ももからふくらはぎにかけての部分に、白い風の様な模様が入った。
竜巻が弾けると、新しい姿を見せる。
「アゲテ吹き荒ぶ癒しの風!キュアバタフライ・ウィンディースタイル!」
辛一はヴァレン・フラッペカスタムに変身し、あげははキュアバタフライ・ウィンディースタイルに変身する。
それを見たソウマとましろが笑みを浮かべる中、酸田は。
「じゃあ、俺とどっちが強いか検証して、勝った方の技術で次のステップに進むってのはどう!」
「俺が…………いや、俺らが勝って、終わらせんだよ!」
「行くわよ!」
酸田はそんな風に叫ぶと、ベイクマグナムを構えながら向かってくる。
それに対して、辛一とあげははそう答える。
すると。
「うううっ!」
「うっ⁉︎」
「ハァァァァ!」
向かってきた酸田に対して、辛一は右ストレートを、あげはは右の跳び膝蹴りを叩き込む。
それを受けて、酸田は吹き飛ぶ。
その頃、ビターガヴとダークウィングとダークマジェスティと応戦していたラキヤと涼介は。
「うっ!」
「うわっ⁉︎」
「くっ⁉︎」
「きゃっ⁉︎」
「これは…………⁉︎」
ラキヤと涼介の2人は、ビターガヴとダークウィングとダークマジェスティを圧倒しており、三人は倒れる。
すると、ある部屋に入ったのだが、そこには衝撃の光景が広がっていて、涼介は言葉を失う。
それは…………ソウマとましろ達のクローンが培養されている部屋だった。
「…………なんて光景だ」
「さっさと終わらせるか」
2人はそう話すと、それぞれのゴチゾウを武器に装填する。
『
2人が武器にゴチゾウを装填するのを見たビターガヴとダークウィングとダークマジェスティは。
「やめろ…………!」
「ここは、ご主人様の大事な場所なんです!」
「させない…………!」
「それを潰しに来たんだ…………!」
「ここで終わりだ…………!」
ビターガヴ達は止めようとするが、2人はそう一蹴して、武器を構える。
そして。
『ヴラムシューティング!』
『ヴェロスナイプ!』
「「うわぁぁぁぁぁ⁉︎」」
「きゃああああ⁉︎」
2人の必殺技を受けて、ビターガヴとダークウィングとダークマジェスティは倒され、背後にあった水槽にいたソウマとましろ達のクローンも一掃する。
水槽から流れ出た培養液によって、部屋に置いてあった赤ちゃん用具は流されていき、ラキヤの足下には小さな靴下が流れてくる。
ラキヤは変身解除すると、その靴下を一度拾う。
「何だこれは?」
「さぁな」
ラキヤと涼介はそう言うと、ラキヤは靴下を投げ捨て、立ち去り、涼介もそれに続く。
2人が去った部屋の床に落ちた靴下の側には、写真立てに入った若い頃の酸田が、小さな赤ちゃんを抱いて微笑んでいる写真があった。
その意味とは…………。
一方、酸田と戦っている辛一とあげはは、辛一がヴラスタムギアを操作する。
『フローズン!』
「ふっ!」
「うわっ⁉︎」
辛一は右腕を氷結させると、それで酸田の事を攻撃する。
二度のパンチで、氷は砕けて、酸田はベイクマグナムで銃撃する。
すると。
「ふっ!ハァァァァァ!」
「ぐっ⁉︎」
あげはは自在に風を起こして、空を蝶の様に舞い、空から追い風の加速力を得て、威力をました攻撃を次々と繰り出す。
その間、辛一はヴラスタムギアを再度操作する。
『フリージング!』
その音声が鳴ると、今度は左腕を氷結させて、アッパーを繰り出す。
酸田を転ばせると、辛一は再度ヴラスタムギアを操作する。
『フローズン!』
「ふっ!」
「ハァァァァァ!」
「うわぁぁぁぁ⁉︎」
今度は左足を氷結させて、辛一はキックをして、あげはも攻撃をする。
それを受けて、酸田が吹き飛ぶと。
『フリージング!』
「ふっ!」
「ハァァァァァ!」
辛一は右足を地面に叩きつけると、広範囲が凍結して、酸田は凍る。
そこから、辛一とあげはは、コンビネーションで攻撃をしていく。
「食らえ!」
「ハァァァァァ!」
「うわっ⁉︎」
「効いてる〜!」
「痺れますね〜!」
辛一はドロップキックを、あげははハイキックを繰り出して、酸田に攻撃する。
それを見て、一郎と二郎はそう話す。
すると、三人は図書館の中に移動して、辛一とあげはが本棚の影に隠れる中、酸田はベイクマグナムを発砲する。
「辛一く〜ん!強くなってくれて俺は嬉しいよ〜!」
「(ゴチゾウの鳴き声)」
酸田がそんな風に言う中、辛一のそばにチョコドンゴチゾウが現れる。
辛一はそのチョコドンゴチゾウを手に取ると、ヴラスタムギアのリバースコフィンに装填する。
『プルイン!』
「テンション上がんないもんね〜!ねぇ〜!あははは!」
『チョコドンガン!』
「あむっ!」
「行くわよ!」
「あ?」
その音声が鳴ると、辛一の右手にチョコドンガンが召喚される。
辛一が齧って銃口の形にすると、ホワイトチョコが飛んできて、酸田は訝しむ。
「ううっ!」
「バタフライスナイプ!」
辛一はヴァレンバスターとチョコドンガンの2丁拳銃で、あげはは、バタフライキッスを人差し指に集中し風の加速力を上乗せして撃ち出す新技、バタフライスナイプで攻撃する。
「ううっ⁉︎へぇ〜…………!そういうので行く⁉︎」
酸田はそんな風に言うと、辛一とあげはとの銃撃戦を行う。
本棚を陰にして、銃撃戦が行われ、本が飛び散っていく中、酸田の攻撃でチョコドンガンを落としてしまう。
だが、辛一は慌てずにフラッぺいずゴチゾウの一郎の部分を外して、ヴァレンバスターに装填する。
『チョコ!』
辛一はヴァレンバスターに一郎の方を装填して、クラックジャッキを操作する。
すると、エネルギーが溜まっていき、辛一はトリガーを引く。
『チョコ!』
「うわぁぁぁぁぁ⁉︎」
ヴァレンバスターから青白い強力なビームが発射され、建物から外まで酸田を吹っ飛ばした。
2人が酸田の前に降り立つと。
「あれは…………辛一とバタフライですか⁉︎」
「新しい力でしょうか…………?」
「凄いよ…………!」
「本当に凄い…………!」
「うん」
そこに、ダークプリキュアを倒して、黒ソラを退けたソラ達がソウマとましろと合流した。
そんな風に話す中、酸田は辛一に話しかける。
「ねぇ、辛一君。やっぱ君には、人間を超えられる素質があるよ!俺と一緒に更なる高みへ行こう…………!」
更に強くなった辛一を見て、改めて一緒に行く様に誘う。
それに対して、辛一は。
「俺はそっちには行かねぇ!強くなる為にお前みたいになるくらいなら…………俺は、俺のまま…………弱い人間のまま強くなってやる!それに…………」
辛一は酸田の誘いに対して、明確に断る。
そして、あげはをチラリと見ると。
「あげはが隣に居てくれれば………俺はどこまでも強くなれる‼︎」
「っ!…………私も!シンチーと一緒ならどこまでも強くなれる!」
辛一はあげはを見ながらそう言う。
その言葉に、あげはも頬を赤くしながらも、笑顔を浮かべながらそう叫んだ。
そして、辛一はヴラスタムギアのフォルタネイターを操作すると、フラッぺいずゴチゾウの一郎の部分を三回回転させ、フォルタネイターを操作する。
辛一は、あげはと共にジャンプする。
それを聞いた酸田は。
「そんな事言わないでさぁぁぁぁ!」
『ベイキング!』
そんな風に叫ぶと、ベイクマグナムのクリムゾンジャッキを二回操作して、エネルギーを貯めて、辛一とあげはに向ける。
あげはは、自分の背後にバタフライバリアを作り出し、バリアから強烈な追い風を吹かせ、自分にも風を纏い、自身の風とバリアからの追い風の加速力を得て、エネルギーを溜めた両足で両足蹴りの態勢をとる。
辛一も、両足蹴りの態勢を取る。
そして、辛一とあげは、酸田の必殺技がぶつかり合う。
『フルブラスト!』
「ハァァァァァ!」
「ひろがる!バタフライストーム!」
『フラッぺいずボルテックス!』
光線と2人のキックがぶつかり合う中、2人のキックは光線を貫き、酸田に決まる。
2人が酸田の背後に着地すると。
「ぐはっ…………⁉︎辛一君…………辛一君って!うっ…………⁉︎」
酸田はそう叫ぶと、最後の悪あがきとして、2人に銃撃しようとする。
だが、酸田の脳裏に、今まで辛一をサポートしてきた日々がフラッシュバックする。
すると、ベイクマグナムのトリガーを引こうとする指が止まる。
そんな中。
「じゃあな…………!」
「これで、終わり…………!」
辛一とあげはは、酸田にそう言う。
辛一にとって、酸田は自身の人生を狂わせた張本人にして、恩師の仇であるが、ヴァレンの力をくれた人物であり、あげはは酸田とはそんなに関わったわけでは無いが、辛一の人生を狂わせた物の、ヴァレンの力を与えた人物。
2人は短く、そんな風に言う。
酸田はそのまま凍結する。
そして。
「「ハァァァァァ!」」
「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ⁉︎」
2人で渾身のストレートを酸田に叩き込んだ。
それを受けた酸田は吹き飛び、酸田は爆発して、撃破された。
全員で酸田の最後を見届けた。
辛一とあげはは変身解除すると、辛一は総司のヒトプレスの半分を取り出す。
辛一は総司のヒトプレスを見つめ、前を向いた。
その帰り道、辛一は体力を使い果たし、ソウマに背負われていた。
ましろはツバサに、あげははソラに背負われおり、エルちゃんはみんなの少し後ろをゆっくり歩いていた。
すると、辛一は口を開く。
「あのさ…………このままヌルッと言っても良いんだけど…………一応、改めて………」
「ん?」
「俺たちの間には色々ある。多分…………これからも。でも。やっぱり俺…………お前らのこと、好きだわ」
辛一はそう口を開く。
ソウマが首を傾げる中、辛一は自分の思いを口にする。
その言葉に全員がキョトンとした顔を浮かべる中、辛一は口を開いた。
「これからもよろしくな」
全員に向けて辛一は心からの笑みを浮かべて言った。
その言葉に今度こそ全員の顔に笑顔が戻った。
「うん、俺もよろしく」
「「「「「私も(僕も)よろしく(お願いします)」」」」」
辛一の言葉に、ソウマとプリキュアはそんな風に答えて、改めて辛一との絆を確かめた。
それを少し離れた場所で見ていたスイクスとクリスは。
「友情の証………か」
「皆さんの絆も高まった気がします」
そんな風に呟いていた。
そんな時、ソウマから久方ぶりの腹の虫が聞こえて来た。
「あっ…………」
「久しぶりに聞いた気がする…………!」
「ほら。食え」
ソウマの腹の虫が暴れる中、ましろがそんな風に呟く中、辛一はポケットのグミをソウマの口に放り込む。
「うん!」
「うぉ⁉︎いってぇ…………⁉︎」
「あっ!ごめん…………!」
「いいから。うぃ………食えよ」
ソウマは辛一を落としてしまう。
辛一が呻き声を出して、ソウマが謝る中、辛一は気にすることなくグミをソウマに渡す。
ソウマはグミを食べる。
「う〜ん…………!う〜ま!」
ソウマはそんな風に言う。
その光景にプリキュア勢も微笑ましい笑みを浮かべていた。
辛一は立ち上がると。
「お菓子だけじゃなくて、社長でも誘って、飯でも行くか!」
「うん!」
「いいね!」
「いいですね!」
「やった〜!」
「いいじゃん!」
「うん!」
「何食いたい?」
辛一は、陽香も誘って全員で食事に行こうと提案する。
全員が賛成すると、辛一はそう聞く。
すると。
「ポテトチップ!」
「ましろさんのくもパンを久しぶりに食べたいです!」
「私は何食べようかな…………」
「せっかくだし、ヤーキターイを食べましょう!」
「いいじゃん!」
「私も!」
「バラバラじゃねぇか!なら、食材を買って、問題が解決した事を報告するのも兼ねて、虹ヶ丘邸で食べるか!いいよな?」
「うん!」
すると、食べたい物が全員バラバラだった為、食材を買って問題が解決したことの報告と兼ねて虹ヶ丘邸で作って食べることにした。
その頃、ある路地裏では、酸田は壁に寄りかかっていた。
「タ〜ラ〜ラララ〜…………ラララ〜…………げほっ⁉︎」
酸田は何処か諦めたような笑みを浮かべながら子守唄のメロディーを口ずさみ、咳き込んだ。
酸田はベイクへの変身の負荷と、辛一とあげはに敗北した際のダメージで限界を迎え、全身の痛みに苦しんでいたのだ。
すると。
「やっぱり、人間って生き物は…………弱いねぇ〜…………」
酸田はそう呟く。
酸田の脳裏には若かりし頃の自分が赤ん坊を抱いた姿が浮かんでいた。
その呟きに込められていたのは、野望が潰えたことへの悔しさや怒りでもなく、脆弱な肉体でしか生きられない生物への失望であった。
そのまま酸田は意識を失う。
すると、そこにニエルブが現れる。
「本当に……………まあ、後は僕に任せてよ。それと…………これからもよろしく頼むよ。黒ソラ、ダークプリキュア」
「はい…………!」
ニエルブは酸田の発言に同意しつつ、力尽きた酸田を見ながらそう呟き、不敵な笑みを浮かべつつ、ある方を向く。
ニエルブの視線の先には、黒ソラと全て倒した筈の4人のダークプリキュアが立っていた。
ダークプリキュアは全て始末した様に見えたが、実は一体ずつ生き残っていたのだ。
ソウマと辛一達が和解をする中、ニエルブの暗躍は続くのだった……………。
今回はここまでです。
今回は、フラッペカスタムの初登場です。
酸田に追い詰められ、自暴自棄になってしまう辛一。
あげはの母性ある抱擁によって、立ち直りました。
そして、フラッペカスタムに変身して、酸田をあげはと共に撃破しました。
そんな中、酸田から引き継いだニエルブが暗躍をしていく。
次回は、『ジープの電撃結婚!』ではなく、それまでの1ヶ月でのオリジナルストーリーをやっていきます。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
今後の展開でリクエストがあれば、活動報告から承っております。
お菓子の家の侵略者、ファイナルステージ、ギルティ・パルフェのやる順番についても受け付けています。
現状は、上記の順番でやろうかなと考えていますが、こうして欲しいというのがあれば、受け付けています。