スカイランドを後にしたソウマ達。
ソウマ達は今、アンダーグ帝国へと赴いていた。
「ここが…………アンダーグ帝国か」
「なんか…………グラニュートの世界に似てるかも」
「…………そうだな」
初めて、アンダーグ帝国へと訪れたソウマ達はそんな風に呟いた。
アンダーグ帝国の雰囲気が、グラニュート界に似ていると感じていたのだ。
「僕たちは、グラニュートの世界に行った事がないですが…………」
「そういえば、ソラとましろは、グラニュートの世界に行ったよね?」
「どうだったの?」
「どうだったと言われましても…………」
「ストマック社から出てないから、よく分からないよ……………」
ソラ達はそんな風に話した。
実際、ソラとましろはアンダーグ帝国に向かったが、ストマック社から出ておらず、グラニュート界がどんな世界なのかは、いまいち分かっていないのだ。
すると。
「やっと来たんだね。遅かったじゃん」
「うん?」
そんな声が聞こえてきて、ソウマ達は声のした方を向く。
そこには、カバ、バッタ、猪とミノタウロスが合わさった様な見た目の3人の亜人が居た。
「うわっ⁉︎何だこいつら⁉︎」
「彼らが、アンダーグ帝国の女帝、カイゼリンに仕える3人です」
「カバトンにバッタモンダー、ミノトンと言います!」
「なるほどな…………」
「どうもなのねん!」
「貴殿らの話は聞いている。ストマック社とやらと戦っている仮面ライダーなのだと」
辛一は、グラニュートの様な見た目の3人を見て、驚いたが、ツバサとソラはそう説明する。
ラキヤがそう呟く中、カバトンとミノトンはそんな風に言う。
アンダーグ帝国の面々も、ストマック社やグラニュートの事に関しては、情報共有を受けているのだ。
「はい」
「では、カイゼリン様の元に案内しよう。着いてくるがいい」
「早く来ないと置いてくよ?」
ソウマがそう頷くと、ミノトンはそう言って先頭に立って、移動していく。
途中、バッタモンダーは嫌味とも言えるセリフを吐いた。
「何だあいつ?さっきから嫌味ばっかじゃねぇか」
「まあ…………あいつはずっとあんな感じだから」
「とにかく、私たちも行きましょう!」
「うん」
辛一は、そんなバッタモンダーの態度にあまり良い印象は抱かなかったのか、そんな風に呟く。
あげはがそんな風に辛一を宥める中、ソラがそう言うと、ソウマはそう答える。
そして、ソウマ達はカイゼリン・アンダーグの居室へと向かう。
「君たちが仮面ライダーだな。私は、アンダーグ帝国の女帝、カイゼリン・アンダーグだ」
「どうも、ソウマって言います」
「ちゃす。狩夜辛一だ」
「ラキヤ・アマルガだ」
カイゼリンはそう自己紹介をして、ソウマ達も自己紹介をする。
無論、辛一はカイゼリンに名刺を渡していた。
「久しぶりです!カイゼリン!」
「ああ。…………さて、話を聞かせてもらおう。グラニュートやストマック社について」
「うん」
ソラがそう話しかけると、カイゼリンはソラにそう答えつつ、グラニュートやストマック社についての説明を求める。
それを聞いたソウマはそう頷くと、話をしていく。
グラニュートやストマック社、闇菓子について。
グラニュートが、ましろ達の世界やスカイランドにアンダーグ帝国とも異なる異世界の住人である事。
ストマック社が、グラニュート界に存在するお菓子会社である事。
闇菓子は、ストマック社が作っているお菓子で、人間の幸せの感情を材料に作っている事。
その為に、人間を攫っている事。
ソウマに辛一、ラキヤ、涼介、スイクスはストマック社によって家族を奪われた事。
「…………そうか」
「そんな奴らがいるのねん⁉︎」
「やばすぎでしょ?」
「そのグラニュートとやら全てが、闇菓子を食べているわけではないのだな?」
「ああ」
ソウマ達の境遇を聞いて、思うところがある表情を浮かべるカイゼリンだった。
それを聞いたカバトン達は、そんな風に反応していた。
すると。
「…………そういえば、ソラ。黒ソラとやらはどうなった?」
「っ!実は…………」
カイゼリンは、以前に話を聞いていた黒ソラがどうなったのかを聞いた。
それに対して、ソラは答えた。
黒ソラは未だに健在であること。
そして、黒ソラの協力のもと、ダークソウマ/仮面ライダービターガヴと、ダークプリズム、ダークウィング、ダークバタフライ、ダークマジェスティが酸田満の手によって生み出された事。
辛一の師匠の命が奪われる遠因が、酸田にあった事。
それらを話していく。
「マジかよ⁉︎」
「仮面ライダーにプリキュアの偽物⁉︎そんな事が出来る奴がいるのねん⁉︎」
「アンダーグエナジーは、黒ソラから提供があったのは確かだろうが…………」
「その様な者が…………」
「まあ、酸田に関しては、俺とあげはで倒したから大丈夫だ」
それを聞いて、バッタモンダーとカバトンが驚く中、カイゼリンはそう呟き、ミノトンはそう言う。
辛一はそう答えた。
「…………そうか。事態は了解した」
「とにかく、こちらもグラニュートへの対策を進めていかねばなるまい」
「そうなのねん」
「ていうか、人間とグラニュートの見分けかたは何かあるのかよ?」
カイゼリンがそう呟くと、カバトンとミノトンはそう話す。
すると、バッタモンダーはそんな風に言う。
「ちょっと!」
「お前…………少しは空気読めよ!」
「全くなのねん!」
「すまない。だが、我々としても把握しておきたいのだ」
そんな発言をした結果、ましろと辛一はそんな風に言う。
カバトンがそう言う中、ミノトンは謝罪をしつつそう言う。
すると。
「…………大丈夫。話すよ。人間とグラニュートの見分け方を。ラキヤ」
「ああ」
ソウマがそう言うと、ラキヤも共に立ち上がる。
「グラニュートは……………お腹にも口……………ガヴっていうのがあるんだ」
「「「「「っ⁉︎」」」」」
ソウマはそう言うと、ラキヤと共に服を捲る。
それを見たカイゼリン達は、驚愕の表情を浮かべる。
何せ、ソウマとラキヤのお腹に口があるのだから。
「それが…………ガヴというのねん…………⁉︎」
「ソウマは人間とグラニュートのハーフだから、元からこの姿だが、俺はこの姿に化けてるからな。これを使って」
カバトンが驚く中、ラキヤはそう言うと、ミミックキーを取り外す。
すると、ラキヤはグラニュートとしての姿になる。
「おお…………⁉︎」
「これが…………グラニュート…………」
「まあ、驚くのも無理ねぇよな」
それを見たミノトンとカイゼリンがそう反応する中、辛一はそう呟く。
ラキヤがミミックキーを装填して、人間の姿に戻る中、カイゼリンが口を開く。
「…………情報提供、助かる」
「いえ」
「これで、人間とグラニュートの区別がつくのねん!」
「でも、いきなり腹を捲るのはやばくね?」
カイゼリンがそう言うと、ソウマはそう答える。
カバトンとバッタモンダーがそう言う中、ミノトンがソウマを見ながら口を開く。
「……………ソウマといったな」
「あ…………はい」
「我と手合わせを願いたい」
「ミノトン?」
「随分といきなりだな…………」
ミノトンはソウマを見ながら、手合わせを申し出てきた。
それを聞いて、ソラとラキヤがそう反応すると。
「グラニュートとやらの強さがどれほどなのか…………そして、ストマック社とやらとの戦いは、貴様から始まった。その強さを見てみたいのだ」
「……………どうすんだ?」
「やるよ。俺も止まってられないから」
ミノトンはそう言う。
ストマック社との戦いは、ソウマから始まった。
だからこそ、ソウマの強さがどれほどの物なのかを知りたいと思ったのだ。
辛一が聞くと、ソウマはそう答える。
そうして、広い場所に移動して、ソウマとミノトンは相対していた。
他の人たちは、観戦していた。
「頑張って!ソウマ君!」
「頑張って下さい!」
「やったれ!ソウマ!」
「うん!」
ましろ、ソラ、辛一がそう言う中、ソウマはそう答えていた。
そんな中、ツバサとあげはは。
「少年、どう見る?」
「そうですね…………。ミノトンは確かに強いです。ですが、戦闘における機転の良さは、ソウマさんが上手だと思います。どうなるかは分かりませんね」
「どうなるのかねん………!」
「さぁね」
「…………仮面ライダーの力、見せてもらおう」
「頑張って!」
あげはがそう聞くと、ツバサはそう答える。
実際、ミノトンが力押しのパワーファイターなのに対して、ソウマは機転の良さが強みにあると判断していた。
カバトン、バッタモンダー、カイゼリン、エルちゃんがそう呟く中。
「さあ、来い!仮面ライダーよ!」
「うん。行くよ」
ミノトンがそう言う中、ソウマはそう言うと、ガヴにポッピングミゴチゾウを装填する。
『グミ!』
『
『ガヴ……ガヴ……』
そんな音声が鳴ると、ソウマはガヴドルを回転させる。
お菓子の包装のバリアに包まれ、ソウマの周りにグミが漂う中、ソウマは口を開く。
「変身」
そう言うと、デリカッションを押す。
ゴチゾウが展開すると。
『ポッピングミ!ジューシー!』
その音声と共に、ソウマは仮面ライダーガヴ・ポッピングミフォームに変身する。
「ハァァァァァ!」
「ぬんっ!」
ソウマは駆け出していき、パンチをする。
だが、ミノトンは体でそのパンチを受け止めた。
「っ⁉︎受け止めた…………⁉︎」
「なかなかのキレだ。だが、その程度では我は倒せん!」
それを見て、ソウマが驚く中、ミノトンはそう答える。
ミノトンがパンチをしようとすると、ソウマは後ろにジャンプをしながら回避する。
「だったら…………!」
ソウマはそう言うと、パンチングミゴチゾウを取り出す。
『グミ!』
『
『ガヴ……ガヴ……』
ガヴドルを回転させて、デリカッションを押した。
「ハァァァァァ!」
『パンチングミ!』
その音声が鳴ると、ソウマはシュワパンチングを装備して、パンチングミアシストになる。
「ほう…………どの様に決める?」
「こうするんだ!」
それを見て、ミノトンがそう呟く中、ソウマはそう叫ぶと、ガヴからガヴガブレイドを射出する。
ガヴガブレイドが向かってくる中、ミノトンは。
「ふんっ!」
ガヴガブレイドを上へと弾いた。
だが。
「ふっ!はっ!」
「ぬっ⁉︎」
ソウマはガヴガブレイドと共に接近しており、ガヴガブレイドが弾かれたと同時に、シュワパンチングによる強力なパンチを叩き込む。
それを受けて、ミノトンは多少怯んだ。
「やるな…………!だが!これを受け止められるか!」
「どうかな?」
「っ⁉︎」
ミノトンはそう言って、パンチの一撃を叩き込もうとしていた。
それに対して、ソウマはそう呟く。
すると、ミノトンはある事に気づいた。
それは、ちょうどソウマとミノトンの間に、先ほどミノトンが弾いたガヴガブレイドが落ちてきたのだ。
「あれは…………!」
「さっき弾いたソウマ君の剣⁉︎」
「まさか…………あの剣で追撃をする気か?」
「あいつ…………」
ソラとましろがそう言う。
ソウマは、ガヴガブレイドを囮にするだけでなく、追撃を行おうとしていたのだ。
ラキヤと辛一がそう呟く中。
「ハァァァァァ!」
「ぬおっ⁉︎くっ!」
ソウマはシュワパンチングでガヴガブレイドを泡の勢いで押し出す。
ミノトンが先ほどよりも威力が上がったガヴガブレイドを受け止める中。
『ガヴ……ガヴ……』
『
ソウマはガヴドルを回転させて、必殺技の待機状態に入っていた。
そして、デリカッションを押すと。
「ハァァァァァ!」
『パンチングミパンチ!』
「ふんっ!」
ソウマはパンチングミパンチを発動する。
対するミノトンも、ガヴガブレイドを弾くと、パンチの構えをとる。
「「ハァァァァァ!」」
「のわっ⁉︎」
「凄い衝撃波です…………!」
「ソウマ君…………!」
2人のパンチがぶつかり合うと、周囲に衝撃波が広がる。
それを受けて、そんな風に辛一、ソラ、ましろが反応する。
煙が晴れると、ソウマとミノトンは、お互いに拳をぶつけ合った状態で止まっていた。
「…………どうやら、引き分けの様だな」
それを見たカイゼリンは、そんな風に呟いた。
すると。
「ふむ。なかなかの拳だったぞ。仮面ライダーガヴよ!」
「こっちこそありがとう。付き合ってくれて」
変身解除したソウマとミノトンは、そんな風に話をしていた。
すると。
「ソウマさん!凄かったですよ!あのミノトンのパンチと互角とは!」
「やるじゃねぇか」
「よくやったな」
「ソウマ、凄い!」
「お疲れ様、ソウマ君」
「うん」
ソラ達はソウマの元に駆け寄り、そんな風に話をする。
それを見ていたアンダーグ帝国の面々は。
「マジかよ…………⁉︎」
「あいつ、結構やるのねん!」
「どうだった?ソウマとやらと戦ったが」
「うむ。あの者の思いが伝わってきた。グラニュートから大切な者達を守ろうとする決意が」
「そうか」
アンダーグ帝国の面々は、その様に話をしていた。
その後、ソウマ達はアンダーグ帝国を捜索する事になった。
「ありがとうございます!アンダーグ帝国を案内してくれて」
「うむ。もし、仮に失踪事件がグラニュートの仕業ならば、放ってはおけまい。我も協力しよう」
「ありがとう」
ソラがそう話しかけると、ミノトンはそう答える。
そんな中、建物の影には。
「あいつら…………グラニュートハンターにプリキュアか⁉︎何でこんな所に…………!」
そんな事を呟く存在がいた。
そして。
「…………まあいい。あいつの命を奪ったからな。復讐してやる!」
そのカメレオンのような見た目のグラニュートは、ソウマ達を先回りするように動いていく。
そんな中、周囲を見ていたソウマ達は。
「なんか…………アンダーグ帝国って、グラニュート界に似てるかも」
「さっきも言ってたじゃねぇか」
「そういえば、グラニュートの世界って、社会はどうなってるの?」
「そうだな…………まあ、大統領が居るな。俺らには関係のない話だが」
ソウマが周囲を見渡しながらそう言うと、辛一はそう突っ込む。
あげはは、グラニュート界の社会がどうなっているのかを聞く。
それに対して、ラキヤはそう答える。
グラニュート界には、大統領が居るのだと。
「俺らには関係ない…………ですか?」
「それってどういう…………」
「むっ!何奴!」
ラキヤの口ぶりに、ツバサとソラがそう聞こうとすると、ミノトンはそう叫ぶ。
すると、目の前から舌が伸びてきたが、ミノトンはそれを即座に弾いた。
「俺の奇襲に対応するなんて…………なかなかやるじゃねぇか」
そんな声と共に、ソウマ達の前にある存在が現れる。
それは、カメレオンの姿のグラニュートだった。
「グラニュート!」
「カメレオンみたいですね…………」
「こやつが…………!」
「とにかく、襲ってきたから、倒そう!」
ましろがそう叫ぶ中、ツバサがそう言うと、ミノトンはそう呟く。
ソウマがそう言うと、ソウマ達は変身の態勢に入る。
『グミ!』
『
『チョコ!』
『
『カップオン!』
「「「「「スカイミラージュ!トーンコネクト!」」」」」
ソウマと辛一ラキヤがゴチゾウを装填する中、ソラ達はスカイミラージュにスカイトーンを装填する。
待機音が流れる中。
「「「変身!」」」
「ひろがるチェンジ!スカイ!(プリズム!)(ウィング!)(バタフライ!)(マジェスティ!)」
ソウマ達とソラ達はそう言うと、変身を開始する。
『ポッピングミ!ジューシー!」
『チョコドン!パキパキ!』
『プディングヴラムシステム!』
その音声が鳴ると、ソウマ達は仮面ライダーに変身する。
一方、ソラ達は宇宙空間のようなエフェクトに包まれるステージへと降り立つ。
5人の髪が伸びて、靴が現れる。
「きらめきホップ!」
ソラのその言葉と共にステージ部分にHOPの文字が浮かび、5人の頭に装飾が付き、耳にも飾りがつく。
「さわやかステップ!」
続けて、その言葉と共にステージがSTEPに変わると、5人にそれぞれの服が現れて、ソックスも現れ、ツバサは腰マントが付く。
「はればれジャンプ!」
更に、その言葉と共にステージがJUMPに切り替わり、腕にグローブなどが付くと、ソラの左肩からマントが現れ、エルのスカートの後ろ側に星の意匠が付く。
ソラがウインクをすると、5人は名乗りをあげる。
「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」
「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!」
「天高くひろがる勇気!キュアウィング!」
「アゲてひろがるワンダホー!キュアバタフライ!」
「降り立つ気高き神秘!キュアマジェスティ!」
「レディ…………!」
『ゴー!ひろがるスカイ!プリキュア!』
ソラ達はプリキュアに変身し、そう名乗る。
そして、ミノトンと共にカメレオンの姿のグラニュートと応戦していく。
「ふっ!ハァァァァァ!」
「はっ!ハァァァァァ!」
ソウマとましろは連携して、カメレオンの姿のグラニュートと戦う。
すると。
「ふっ!これならどうだ!」
カメレオンのグラニュートはそう言うと、姿が透明になる。
「えっ⁉︎消えた⁉︎」
「どうなってるの⁉︎」
「のわっ⁉︎」
「うわっ⁉︎」
それを見たあげはとエルちゃんがそう言う中、辛一とツバサは攻撃を受けたのか、仰け反る。
「どうなっているんですか…………⁉︎」
「だる。面倒だな…………!」
「カメレオンみたいな見た目だからな!周囲の景色に溶け込んでるんだ!」
「確かに…………そんな事が出来そうですね………!」
「小賢しい…………!」
ソラがそう言うと、ラキヤはそう呟く。
辛一はそんな風に叫んだ。
カメレオンみたいな見た目もあってか、周囲の景色に溶け込む事が出来るのだ。
ミノトンがイラつき気味にそう呟くと。
「へっ!たった1人を相手にそんな数で襲いかかってくる方が卑怯だろうが!そんな事はどうでもいい!俺はあいつの仇を取れるなら、どんな手でも使うんだよ!」
「……………仇?」
「誰の仇なんですか?」
「何?」
そのカメレオンのグラニュートは、そんな風に言う。
実際、カメレオンのグラニュートに対して、ソウマ達は9人がかりで戦っているのだから。
仇という単語に、ソウマ、ソラ、ラキヤがそう反応すると。
「俺の弟だ!俺はお前らがスカイランドとやらで倒したライヤーの兄のエキルだ!」
「なっ…………⁉︎」
「あのグラニュートのお兄さん…………⁉︎」
カメレオンのグラニュートは、エキルと名乗り、スカイランドで現れたライヤーの兄だと語った。
それを聞いて、ソウマとソラはそんな風に反応する。
「そうだ!俺の弟を殺しやがって…………!お前らは絶対に許さねえ!」
「来るぞ!」
エキルはそう叫ぶと、ソウマ達に襲いかかる。
ミノトンがそう言うと、ソウマ達は。
「とにかく、接近戦じゃ相性が悪いな!」
「なら、遠距離戦だ!」
辛一がそう言うと、ソウマはそう叫んで、チョコダンゴチゾウをガヴに装填する。
『チョコ!』
『
その音声が鳴ると、ソウマの周りにお菓子の袋状のエネルギーが現れ、チョコレートが現れる。
デリカッションを押すと、ゴチゾウが展開して、姿が変わっていく。
『チョコダン!パキパキ!』
その音声と共に、ソウマはチョコダンフォームへと変身する。
「ふっ!はっ!」
「おりゃっ!ハァァァァァ!」
「ふっ!はっ!」
「ハァァァァァ!」
「僕たちは、ソウマさん達の援護をしましょう!」
「はい!」
「OK!」
「うん!」
「うむ!」
ソウマはチョコダンガン、辛一はヴァレンバスター、ラキヤはヴラムブレイカーの弓モード、ましろはプリズムショットを放つ。
それを見たソラ達は、ソウマ達のサポートに出る。
ソウマ、辛一とラキヤ、ましろの遠距離攻撃を中心とした戦法と数に押されていく。
「くっ!流石に勝ち目がねぇか!逃げるしかねぇ!」
「待て!だ〜っ!逃げられた!」
「………………」
「ひとまず、カイゼリン様に報告するぞ」
そんな状況に、エキルは勝ち目が無いと感じて逃亡した。
辛一がそう言う中、ソウマは顔を俯かせていた。
ミノトンがそう言うと、ソウマ達はカイゼリンの元に戻る事にした。
その後、カイゼリンの元に戻ったソウマ達。
カイゼリンに、グラニュートがいる事を伝えた。
「……………そうか。スカイランドやましろ達の世界だけでなく、アンダーグ帝国にも、グラニュートが潜伏していたか」
「うむ。この様子であると、失踪事件はグラニュートが引き起こしている可能性が高いと思われます」
カイゼリンがそう呟くと、ミノトンはそう伝える。
アンダーグ帝国での失踪事件も、ましろ達の世界やスカイランドと同様に、グラニュートが関与している可能性が高いと。
それを聞いて、カイゼリンは悲痛な表情を浮かべる。
カイゼリンの表情を見たソウマは。
「……………カイゼリン。大丈夫?」
「ああ、大丈夫だ。だが、あんな思いは二度としたくはなかったのだがな…………」
「あんな思い?」
「何かあったのか?」
ソウマがそう聞くと、カイゼリンはそう答える。
カイゼリンの呟きを聞いて、辛一とラキヤがそんな風に反応する。
それを聞いて、ソラ達が何とも言えない表情を浮かべる中。
「……………カイゼリン。私が話してもいい?カイゼリンの過去について……………」
「いや。ソウマ達も、辛い過去を打ち明けてくれたのだ。自分で話さないといけないと思うからな」
エルちゃんはカイゼリンを気遣ったのか、そんな風に言う。
それに対して、カイゼリンはそんな風に答えた。
そこから、カイゼリンは語っていった。
エルちゃんが前に話したように、300年前のスカイランドとアンダーグ帝国は、戦争状態にあった。
当時のカイゼリンは実力至上主義なアンダーグ帝国の思想に対して、平和主義を持っていた。
偶然、エルレインと出会い、父であるカイザーの説得に当たるが、カイザーはスキアヘッドに命じて、ランボーグをけしかけた。
カイザーとエルレインが戦闘になる中、カイゼリンはエルレインの一撃からカイザーを守り、負傷した。
アンダーグエナジーによって一命を取り留めたカイゼリンを見て、カイザーは停戦を決意した。
だが、それを良しとしなかったスキアヘッドもといダークヘッドによってカイザーが殺害され、エルレイン/キュアノーブルがカイザーを殺害したという偽りの記憶を植え付けられた。
それにより、スカイランドとアンダーグ帝国の関係は破綻した。
「…………それが、私の過去だ」
「…………そう…………だったんだ…………」
「父親を…………ダークヘッドって奴に…………」
カイゼリンはそう言って、話を締めくくる。
話を聞いて似た境遇を持つソウマと辛一は同情的な視線を送っていた。
ダークヘッドの事は、ソラ達からも聞いており、己の野望の為に暗躍していた事を知っている為か、あまり良い感情は持っていなかった。
一方、ラキヤは両親に嫌な思い出しかない為からよく理解出来ていない様子だった。
「ソウマ君…………」
「シンチー…………」
「カイゼリン…………」
すると、ましろはソウマに、あげはは辛一に、エルちゃんはカイゼリンに寄り添った。
その場が暗くなる中、カイゼリンは口を開く。
「…………だが、今の私は1人ではない。プリンセス・エルに、たくさんの仲間がいる。私は1人ではないからな。大丈夫だ」
「…………そっか」
「強いな、アンタは」
カイゼリンはそんな風に言う。
今の自分は1人ではないと分かっているため、大丈夫だと。
それを聞いて、ソウマと辛一はそう呟く。
グラニュートに対処する為に作戦会議を始めることになったが、一旦休憩となった。
ラキヤは廊下で空を眺めていた。
「アイツも弟を…………。コメル…………」
『ごめんなさい…………俺が悪かった…………どうしよう…………俺…………とんでもない事………しちゃった…………』
ラキヤはそう呟きながら、自分の手を見つめて、拳を握る。
その顔は悲痛に歪んでおり、脳内にコメルの最後の姿が何度もチラついていた。
そんなラキヤを心配してソラは遠目に見つめていた。
ラキヤの悲痛な顔を見ていられなかったのか、ラキヤに声をかける。
「ラキヤ…………大丈夫ですか?」
「ソラ…………悪いな。こんなところ見せちまって……………」
ソラはそんな風に話しかけた。
ラキヤはソラを見ると何でもない様に表情をいつもの無表情に戻す。
大人としてこんな場面を子供のソラに見せてしまったことに申し訳ないと感じてしまったのか。
そんなラキヤにソラが話しかける。
「いえ。…………もしかしてコメル君のことを思い出してたんですか?」
「っ⁉︎」
ソラがそう言うと、ラキヤは動揺する。
自分の考えていたことを言い当てられ、ラキヤは目を見開いた。
ソラにごまかしは効かないと察したのか、ラキヤは語り始める。
「……………さっきのグラニュートも弟が殺されたと聞いてから、ずっとコメルのことが頭から離れないんだ」
「……………」
「あいつも俺と同じ様に弟の敵を取ろうとした。それでアイツの弟をやったのは俺。言ってしまえばアイツの仇は俺だ。そう思うと俺はアイツに倒されるべきなのか?って思ってしまった。でも俺はコメルの仇を取るまでは死ねない。だが、アイツも俺と同じだと思うと………何だか分かんなくなっちまったよ」
ラキヤはそんな風に語っていく。
それを、ソラは黙って聞いていた。
エキルの弟を倒したのは自分だから、エキルの仇は自分と言うことになり、エキルも自分と同じ理由で戦っていると。
自分はエキルに倒されるべきなのではと言う考えが過ってしまった。
そこから、自分のやっていることはエキルのやっていることと何が違うのか分からなくなってしまったのだ。
そんなラキヤに、ソラが話しかける。
「ラキヤ。1人で抱え込まないでください。それに、俺じゃなくて俺達ですよ。スカイランドのグラニュートを倒したのは私も同じなんです。ラキヤに罪があると言うなら私にも罪はあります。私を守ってくれるのは嬉しいです。でも、それでラキヤが傷ついてしまうなら…………私は守ってほしくなんかありません。ラキヤが傷つくと言うのなら、私がラキヤを守ります」
ソラはそんな風に語り、ラキヤの手を両手で力強く握りしめ目を見つめる。
最初は誰も信用しなかったラキヤがここまで心の内を打ち明けてくれたことがソラは何より嬉しかった。
そんなラキヤが自分を犠牲にしようとしているのをソラは見過ごせる筈も無く、ラキヤに1人で抱え込まないでと伝えた。
ラキヤはソラの力強い手と瞳の奥に宿る光を見て、自然と笑顔が浮かんでいた。
「ありがとうな、ソラ。お前が居てくれるなら俺は最後まで俺で居られる。だから最後まで頼むな」
ラキヤはソラにそうお礼を言う。
ラキヤはソラのことを異性としては意識してはいないが、確かにラキヤの心にソラと言う大事な存在として刻み込まれた。
それは他のプリキュアとは明らかに違う。
ソラが自分を心から思ってくれる様に、ラキヤもソラを心から守ってやりたい、大事にしてやりたいと知らず知らずのうちに思い初めていた。
しばらく2人で見つめ合っていると。
「〜〜〜〜っ///」
ソラが段々と落ち着いてきたのか、手を握りながら見つめ合っている状態を理解してくると頬を赤く染めながらラキヤの手を離し、モジモジし始めた。
そんなソラは改めてラキヤを上目遣いで見上げる。
整った顔立ち、高い背丈、気怠げながら色気を感じる表情。
ソラは以前のレッドの発言から完全にラキヤを仲間としてでは無く、1人の異性として見ていた。
『な、何ででしょうか………最近、ラキヤを見ていると、ドキドキしてしまいます…………』
ソラはそんな風に感じていた。
ソラもこんな感情は生まれて初めてであり、自分自身に戸惑っていた。
「どうした?」
「い、いや!何でもないです!」
ラキヤはそんなソラを首を傾げながら見つめてきて、ソラはそう答える。
そんな何気ない仕草でもソラには心臓が高なってしまうのだった。
しばらくして、ヒトプレスの捜索を開始した仮面ライダーとひろプリの面々。
更にミノトン達幹部も加わっていた。
「この辺りで、不審な人を見かけたの?」
「ああ。やけにお腹を隠すように歩いてたらしいからな。グラニュートって奴の可能性がある!」
「ありえるかもな」
「行こう」
あげはがそう聞くと、バッタモンダーはそう答える。
この辺りで、不審な人物が目撃されていたのだ。
そんなソウマ達の後方には。
「あいつら…………!こんな所まで嗅ぎ付いたのか…………!なら、追いかけるか…………!」
エキルの姿があり、ソウマ達を追跡していた。
しばらくして、とある廃倉庫の前に着く。
「ここですか?」
「ああ」
「あのグラニュートとやらが潜んでいるかもしれん。気をつけるぞ」
「うん」
「はい」
ツバサがそう聞くと、バッタモンダーはそう答える。
ミノトンの言葉にソウマとソラがそう答えつつ、中に入る。
中に入って、捜索をすると。
「っ!あった!ヒトプレスだ!」
『っ!』
ソウマがヒトプレスを発見して、すぐにソラ達もソウマの元に向かう。
「これがヒトプレスって奴なのねん?」
「何という事を…………!」
「で、これどうやって戻すの?」
「その紐みたいなのを切れば、元に戻るんだけど…………」
「気をつけろよ。割れたらその時点でその人は亡くなるからな」
「なんと⁉︎」
カバトンとミノトンがそう言う中、バッタモンダーはそう聞く。
それに対して、ソウマと辛一はそう答える。
すると。
ダァァァァン!
「っ⁉︎」
「何の音だ?」
「大変です!倉庫が閉められています!」
「ええっ⁉︎」
そんな音が聞こえてきて、ソウマ達が首を傾げると、ツバサはそう叫ぶ。
ソウマ達が倉庫の中に閉じ込められたのだと。
すると。
「のわっ⁉︎」
「くっ⁉︎」
カバトンと辛一の2人が吹き飛ばされる。
「カバトン!」
「辛一!大丈夫?」
「攻撃が飛んできた……………⁉︎」
「あのグラニュートかも…………」
「とにかく、変身しましょう!」
ソラとソウマが、2人を心配する中、ツバサはそう叫ぶ。
そして。
「「「変身!」」」
「ひろがるチェンジ!スカイ!(プリズム!)(ウィング!)(バタフライ!)(マジェスティ!)」
ソウマ達はそう叫んで、変身を開始する。
『ポッピングミ!ジューシー!」
『チョコドン!パキパキ!』
『プディングヴラムシステム!』
「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」
「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!」
「天高くひろがる勇気!キュアウィング!」
「アゲてひろがるワンダホー!キュアバタフライ!」
「降り立つ気高き神秘!キュアマジェスティ!」
「レディ…………!」
『ゴー!ひろがるスカイ!プリキュア!』
その音声と共にソラ達は名乗り、変身を完了する。
そして、エキルと応戦をする。
だが。
「うわっ⁉︎」
「きゃっ⁉︎」
「暗い所から奇襲する感じか。だる」
「ぬぅぅぅぅっ!先ほどから、真正面から来ないとは…………!この卑怯者め!」
「まあ、戦術としては合ってるんだろうけどね」
「そんな事言ってる場合じゃないのねん!」
「このままでは…………!」
暗くて視界が悪い上に、遮蔽物が多い倉庫内にて、エキルは隠れながら長い舌を使って攻撃を続けていた。
変身して周囲を警戒するが、エキルの姿を捉えられずソウマ達は苦戦していた。
ミノトンがそう叫ぶ中、バッタモンダーはそう呟き、カバトンは突っ込む。
そんな中。
「っ!させっかよ!」
「っ⁉︎シンチー⁉︎」
エキルはあげはに後方から攻撃を加えようとした。
だが、それにいち早く気づいた辛一が自ら受ける。
「シンチー⁉︎大丈夫⁉︎」
「大丈夫だ…………!それよりも…………捕まえた!」
「どわっ⁉︎」
あげはは辛一を心配していたが、辛一はあげはを安心させるようにそう言う。
そして、舌を掴んでいた為、そのまま引っ張り出して、エキルは遂に姿を表した。
「嘘…………⁉︎」
「引っ張り出したのねん…………⁉︎」
「やるな…………」
それを見て、カバトン達はそんな風に呟いていた。
「なんて奴だ…………!」
「一つ聞きたい事がある」
「あ?」
エキルがそんな風に毒付く中、辛一はそう話しかける。
エキルは訝しげな表情を浮かべる中、辛一は口を開く。
「お前…………ライアーの兄貴なんだろ?あいつの事はどう思ってたんだ?」
「あ?どう思ってたって…………決まってんだろ!アイツが居たから、地味な俺が目立てたんだ!だから大事にしてたんだよ!死んでしまって実にもったいないことをしたもんだ!」
「……………は?」
辛一は、ライアーの事をどう思っていたのかを聞く。
それに対して、エキルはそんな風に答える。
そんな悪様に言う姿には、ソラ達は唖然となった。
「……………兄弟としての愛情を抱いた事はないの?」
「あ?そんなもんあるわけねぇだろ。俺の都合のいい道具に過ぎねぇんだからよ!」
ソウマはそんな風に聞くと、エキルはそう吐き捨てた。
それを聞いて……………。
「……………あんな奴の為に、悩んでいたのが馬鹿馬鹿しく思えてきたな」
「……………テメェ、覚悟しろよ」
「……………皆、行こう」
「はい…………!」
「うん…………!」
「本気で行くよ…………!」
「はい…………!」
「うん…………!」
ラキヤがそう呟くと同時に、ソウマ達から怒りの気配が湧いてきていた。
悪辣なエキルの言い分を聞いた面々は同情していた気持ちが怒りに変わったのだ。
すると、ソウマはブリザードソルベエゴチゾウを取り出し、辛一はヴラスタムギアを取り出す。
そして。
『アイス!』
『
『チュポン………!チュポン………!』
『『フラッペ!』』
『オン!』
『カップオン!』
ソウマと辛一とラキヤがそれぞれのゴチゾウを装填して、待機音が流れる中。
「クリアーミラージュ(アイスミラージュ)(フレイムミラージュ)(ストームミラージュ)(サンダーミラージュ)!トーンコネクト!」
ソラ達がそう叫ぶと、変化したスカイミラージュに変化したスカイトーンを装填する。
「ひろがるチェンジ!クリスタルスカイ(ブリザードプリズム)(プロミネンスウィング)(ウィンディーバタフライ)(ライトニングマジェスティ)!」
そして、ソラ達がそう叫ぶと。
『いやぁ〜あ〜!』
『ブリザードソルベ!ヒエヒエ!』
『『フラッペカスタム!シャリシャリ!』』
『ゼリーヴラムシステム!』
「無限に輝く水晶の煌めき!キュアスカイ・クリスタルスタイル!」
「ひんやりと広がる優しい冷気!キュアプリズム・ブリザードスタイル!」
「天高く昇る希望の炎!キュアウィング・プロミネンススタイル!」
「アゲテ吹き荒ぶ癒しの風!キュアバタフライ・ウィンディースタイル!」
「
ソウマと辛一はそれぞれの強化フォームに、ラキヤはゼリーカスタムに変身する。
そして、ソラ達もそれぞれの属性を纏った形態になる。
「あ?姿が変わったところで…………!」
それを見て、エキルはそう呟く。
すると。
『パッキーン!』
『フローズン!』
「ふっ!ハァァァァァ!」
「オリャアーッ!ハァァァァァ!」
「ハアッ!はっ!」
「とりゃっ!ハァァァァ!」
ソウマと辛一がベルトを操作すると、ソウマはガヴガブレイドに、辛一は右腕に氷を纏わせて、攻撃をする。
ましろとあげはも、氷のプリズムショットだったり、バタフライスナイプで攻撃していく。
「な、何だ…………⁉︎」
『インビジブルゼリー!』
「ハァァァァァ!」
「ふっ!」
「はっ!」
「てやっ!」
「ぐっ⁉︎」
エキルがダメージを受ける中、ソラとラキヤは透明化する。
そこから、ラキヤの鎌モードのヴラムブレイカーで、ツバサは炎の鉤爪を、エルちゃんは雷の刃、ソラは水晶の爪をそれぞれ手に作り出しての斬撃していく。
そして、最後にラキヤ、ソラ、ツバサ、エルちゃんの斬撃による同時攻撃をする。
そんな猛攻に、エキルは押されていた。
「…………あれが、新たな力か」
「凄まじいねん…………!」
「僕たち、いる?」
それを見ていたカバトン達はそんな風に話す。
一方、猛攻を受けていたエキルは。
「何だ、何でこんなに強く…………⁉︎」
「どうする?二度と闇菓子に関わらないか…………この場で…………この場で俺たちに倒されるか!」
エキルはダメージを受けながらも、そんな風に呻き声を出す。
そして、ソウマはそんな最終宣告をエキルに突きつける。
エキルはその問いに対して。
「は?何バカな事言ってんだ。闇菓子を諦めるわけねぇだろ!バァァァーカ!」
エキルは闇菓子を諦めない旨を言い、そんな風に罵る。
それを聞いたソウマは。
「……………残念だよ」
「決めるぞ!」
「うん!」
「OK!」
ソウマはそんな失望の声を出す。
そして、ソウマ、ソウマ、ましろ、辛一、あげはは必殺技を放つ体勢に入る。
ソウマはブリザードソルベエゴチゾウを4回回転させる。
『カッキーン!』
そんな音声が鳴り、エキルの周りにアイスクリーム状の攻撃効果を複数生成される。
一方、辛一はヴラスタムギアのフォルタネイターを操作すると、フラッぺいずゴチゾウの一郎の部分を三回回転させ、フォルタネイターを操作し、あげはと共にジャンプする。
そして、ソウマはデリカッションを押して、ましろ達も必殺技を放つ。
『いやぁ〜あ〜!』
『アイスイリュージョン!』
「ハァァァァァ!」
「ヒーローガール………!プリズムアイスショット!」
そんな音声が鳴り、ソウマが叫ぶと、ましろも必殺技を放ち、エキルは凍結する。
そして。
「ハァァァァァ!」
「ひろがる!バタフライストーム!」
『フラッぺいずボルテックス!』
「うわぁぁぁぁぁぁぁ⁉︎」
2人のキックが凍結したエキルに命中する。
それと同時に、エキルは爆発する。
「やったな」
「お疲れ様!」
「ソウマ君、お疲れ様」
「うん」
ソウマ達はそんな風に話をする。
そうして、ソウマ達はヒトプレスを回収して、カイゼリンの元に戻る。
「…………そうか。ヒトプレスにされた者達は無事か…………!」
「はい」
「ただ、まだグラニュートが潜伏している可能性はあるので、気をつけて下さい」
「ああ。だが…………今は無事に戻ってきた事を喜ぶべきだ」
「そうですね!」
カイゼリンは安堵した表情でそう言う。
ソウマと辛一がそう言うと、カイゼリンはそう答える。
そうして、ソウマ達は一日、アンダーグ帝国で過ごした。
その翌日、ソウマ達はソラシド市に戻る事になった。
「今回は、お世話になりました!」
「いや。こちらこそ、民を助けてくれて、感謝する」
「またいつでも来るのねん!」
「まぁ、あんまり何度も来られるのも迷惑なんだけどね」
「次に来た時は、また手合わせしようぞ!」
「はい!」
「それじゃあ、帰るか」
ソウマがそう言うと、カイゼリン達はそんな風に答える。
ソラがそう返事をすると、辛一はそう呟く。
そうして、ソウマ達はソラシド市へと戻っていく。
今回はここまでです。
今回は、アンダーグ帝国での話になります。
スカイランドに現れたライヤーの兄であるエキルと対峙しました。
動機は最低であっても、弟の仇を討とうとした事に、思うところがあるラキヤだった。
復讐による騒動は、ギルティ・パルフェでも起きますからね。
次回からは、ヴェロのパワーアップ回だったり、歴代のプリキュアが絡む話になります。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。