仮面ライダーガヴ&ひろがるスカイ!プリキュア   作:仮面大佐

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第53話 狂気のグラニュート

 アンダーグ帝国から戻ったソウマ達は、ストマックのバイト達を倒していく日々が続いていた。

 そんな中、とある場所では。

 

「ちっ…………!あいつらのせいで…………ヒトプレスが集まらないわ、闇菓子を食えねぇ………!クソが!」

 

 ギューモは、そんな風に苛立っていた。

 ギューモは何度も涼介に負けて、更にヒトプレスも中々集まらず、闇菓子を食べれてないのだ。

 そんな風に苛立っている中。

 

「随分と荒ぶってんね〜」

「あ⁉︎」

 

 すると、そんなギューモに一人の女性が話しかける。

 それを見たギューモは。

 

「何だテメェ?グラニュートか?」

「そうだよ。ねぇ、僕と手を組まない?」

「あ?」

 

 ギューモがそう聞くと、その女性はそんなふうに提案をする。

 それを聞いて、ギューモは首を傾げる。

 果たして、その女性の提案とは………。

 


 

 一方、ソウマ達はというと。

 

「あ〜っ………!疲れた………!」

「皆、ありがとうね!」

「はい!役に立てたならよかったです!」

「なら、皆でお昼ご飯、食べに行こ!」

「いいね!」

「せっかくだし、いきましょう!」

「ましろも一緒に行こう!」

「うん!」

 

 ソウマ達はそんな風に話をしていた。

 ブンブンに来た依頼が終わり、ソウマは陽香とソラ達と今回の依頼人である陽香の友達のリカと共にお昼に食べに事になった。

 お昼に行く途中で、陽香とリカはある物が目に入る。

 

「ちょっと待って!あれ、ネオ様の雑誌の新刊じゃない⁉︎」

「嘘っ⁉︎マジで⁉︎出てたんだ〜!」

 

 リカがそう言うと、陽香はそう叫ぶ。

 陽香は、モデルのネオの雑誌の新刊を見て、リカと一緒にネオ様と大興奮していた。

 それを見ていたソウマ達は。

 

「ネオ様?知ってますか?」

「いや、知らないな…………」

 

 ソウマとソラはそう話していた。

 ネオ様という初めて聞く名前でソウマとソラが首を傾げていた。

 すると。

 

「えっ⁉︎もしかして、ネオ様を知らないの⁉︎」

「は、はい…………」

「ネオ様って誰なの?」

 

 それを聞いたリカがソウマとソラに詰め寄る。

 ソラが頷く中、ソウマがそう聞くと。

 

「大人気の超スーパースターなファッションモデルだよ!女神さえも虜にする美しい美貌と!中性的な顔立ちで背が高くてスタイル抜群!どんな服も着こなして、似合わない服は存在しない!男も!」

「男も?」

「女も!」

「女も?」

「赤ちゃんも!」

「え?」

「鳥も!」

「はい?」

「お爺ちゃんお婆ちゃんも!老若男女………いや!全ての生き物を魅了させる圧倒的なカリスマ性を兼ね備えた……!モデル界のナンバーワンで!オンリーワンで!ゴージャスで!レジェンド!それがネオ様だよ!」

 

 すると、リカはそう熱弁していく。

 ソウマ、ソラ、エルちゃん、ツバサが首を傾げる中、リカは四人の前にぐいぐいとくる。

 ソウマ達はリカの熱弁に圧倒されていた。

 

「なんか…………よく分かんないけど、凄いね…………」

「はい…………」

「二人は知っているんですか?」

「私は友達から聞いたことあるよ」

「私はお姉ちゃん達から聞いたよ」

「凄い…………!」

 

 ソウマとソラが引き気味にそう言う中、ツバサが特に首を傾げていなかったましろとあげはにそう聞く。

 ましろは友達から、あげはは姉二人から聞いていた事を明かす中、エルちゃんは興味を抱いていた。

 

「よし!じゃあ、買いに行こう!」

「良いねぇ〜!昼飯食べながら、一緒に見よう!」

 

 ソウマ達が話をする中、テンションが上がったリカと陽香は雑誌を購入していく。

 陽香とリカが雑誌を購入して、お昼を食べに向かっていると。

 

「あっ!君、大食い大会に参加しないかい?」

「えっ?」

 

 すると、ソウマはある人に声をかけられる。

 ソウマが振り返ると、そこにはスタッフと思われる格好の人がいた。

 

「大食い大会って何?」

「大食い大会っていうのは、制限時間以内にどれだけの食べ物を食べられるのかを競う競技だよ」

「そうです!今回は、おいしーなタウンの選び抜かれた飲食店が料理を作ってるんですよ!」

 

 ソウマが首を傾げると、ましろはそう説明する。

 大食い大会がどういう物なのかを。

 スタッフがそんな風に言うと。

 

「へぇ〜…………!陽香さん、参加してみる!」

「ええっ⁉︎まあ…………ウマソーほどの食いしん坊ならいけるか」

「おいしーなタウンって…………ゆいちゃん達が住んでた街だったよね?」

「その筈です」

「頑張って下さいね!」

「頑張って!」

「うん!」

 

 それを聞いて、ソウマは興味を示したのか、参加する事にした。

 それを聞いて、陽香達はそう話す。

 そして、ソウマは大食い大会に参加して、ソラ達は近くの売店で食べ物を買って食べながら大食い大会の開始を待つことにした。

 

「凄いいっぱい人がいる…………!」

「そうですね!」

「それだけ、注目されてるって事だね!」

 

 エルちゃん達は周囲を見ながらそう話していた。

 続々とソウマを含めた参加者がステージに立つと、最後の参加者がやって来ると会場がざわつく。

 

「っ⁉︎ちょっと待って⁉︎あの人、ネオ様じゃ無い⁉︎」

「嘘っ⁉︎マジじゃん!そうだ!ネオ様は前回の大食い大会のチャンピオンだった!」

 

 すると、陽香はそんなふうに言う。

 最後に登場したのは、あのネオであった。

 ネオに気づいたリカは、前回の大食い大会のチャンピオンであることを思い出していた。

 すると。

 

「あの人も大食い大会に出るんですか…………でも、モデルさんが大食いしてて大丈夫なんでしょうか?」

「普通のモデルならそうだけど、ネオ様は幾ら食べても太らないの!」

 

 ツバサはそんな疑問を口にする。

 すると、リカはそう叫びながら、ツバサに詰め寄る。

 

「ネオ様はグルメファイターでもあって、どんな物も完食させる事ができるの!食べた後でも体型は全く変わらない!太らない体質の持ち主!そう!正に神に愛されしお方‼︎」

「そうそう!」

「は、はぁ…………」

「凄いです!」

「うん!」

「「あははは…………」」

 

 リカは再び熱弁していく。

 それを聞いて、陽香が頷く中、ソラとエルは信じ込んで目を輝かせ、ツバサは若干引いて、ましろとあげはは苦笑していた。

 そんな中、ルール説明が行われていた。

 

「それでは、すべての選手が出揃いましたので、ルール説明を致します!ルールは、出された四つの品を完食し、最後の決勝戦で出された品を制限時間内により多く完食した者が勝者となります!まず、最初の一品目は……………超大盛り餃子です!」

 

 司会者はそう説明する。

 ルールは至ってシンプルであった。

 司会者がそう言うと、最初の料理が出てくる。

 出てきたのは、巨大な皿に沢山の餃子が乗った超大盛り餃子だった。

 

「うわっ…………あれ見てると、胃もたれする気がする…………」

「まあ、ソウマ君なら大丈夫だよ」

「頑張って下さい!」

 

 それを見たましろは、そんな風に呟いた。

 あげはがそう話しかける中、ソラはそう言う。

 

「それでは…………スタート!」

 

 司会者がそう叫ぶと、大食い大会が始まった。

 

「どんな感じだろ…………いただきます!あむっ!」

 

 ソウマはそう言って、餃子を食べると。

 

「っ!すっごく美味しい!」

 

 ソウマはそんな風に言う。

 そこから、餃子を次々と口に運んでいく。

 そんな中。

 

「あれ?お前ら、こんな所で何してんだ?」

「あっ!シンチー!」

「シンチーも来てたんだ!」

「シンチーはやめろって言ってるだろ」

 

 陽香達に気づいたのか、そんなふうに話しかける男性がいた。

 そこに居たのは、辛一だった。

 陽香とあげはがそう言って、辛一がそう突っこんでいると。

 

「辛一さんはどうしてここに?」

「何かあったんですか?」

「いや。たまたま近くを取材で来てたんだよ。それで、お前らの姿が見えたから、寄ったんだ。…………あれ?ソウマはどうした?」

「ソウマ君なら、今は大会に出てるんです」

「大会?…………あ〜…………」

 

 ソラとツバサがそう聞くと、辛一はそう答える。

 たまたま近くに取材で来ていたのだが、ソラ達の姿が見えたので寄ったのだと。

 ソウマの姿がない事に首を傾げるが、ましろはそう説明する。

 それを聞いた辛一は、ステージの方を見ると、ソウマが参加しているのが見えて、納得した。

 

「まあ、ソウマほどの食いしん坊なら、優勝できるんじゃねぇかな。頑張れよ!」

 

 それを見て、辛一はすぐにソウマの応援をしていく。

 選手達が餃子を食べていくと。

 

「「「ごちそうさまでした!」」」

 

 そんな風に3人が同時に叫んだ。

 食べ終わったのは、ソウマとネオ、茶髪の女の子だった。

 

「あの人…………ソウマさんと同じタイミングで食べ終えていますよ⁉︎」

「凄い…………!」

「とんでも無い実力者ですね…………」

「凄〜い!」

「そうだね」

 

 ソラ達は、ソウマと同じタイミングで完食したネオの実力を前に驚きつつ、そんな風に話をする。

 ちなみに。

 

「うう…………胃もたれが…………」

 

 餃子を食べて、一人は胃もたれの症状が起こったのか、脱落となった。

 そして、二品目の料理がやってくる。

 

「お次は、巨大などんぶりに入った超山盛りラーメンだ!」

 

 司会者はそんな風に言う。

 次にやって来たのは、巨大などんぶりにチャーシュー、ナルト、海苔、コーンに麺が超山盛りのラーメンだった。

 

「やっぱり、見てるだけでお腹いっぱいになっちゃうよ…………」

「流石、おいしーなタウンの料理だな」

 

 それを見たましろと辛一はそう言う。

 そして、試合が始まると。

 

「いただきます!う〜ん…………!やっぱり美味しい!」

 

 ソウマはそんな風に言いながら食べていた。

 因みにスープは飲み干しても残してもどちらでも良いルールとなっている。

 挑戦者が食べ進めていくと。

 

「「「ごちそうさまでした!」」」

 

 ソウマとネオ、女の子はそう言って、スープまで飲み干して完食していた。

 またしても同じタイミングで食べ終えていた。

 次の料理は超巨大ステーキで、厚さ10cm幅が30cmはあろうかと言う分厚い肉が鉄板の上でジュウジュウ音を立てていた。

 

「う〜ん…………!すっごく美味しい!」

 

 噛み切るだけでも苦労しそうだがソウマ、ネオ、女の子の一切止まらずに、またも同時に完食した。

 四品目は様々な揚げ物が乗った山盛りのカレーライスだった。

 揚げ物がカレーを埋め尽くすほど盛られている。

 熱々の揚げ物とカレーに苦戦しながらも、3人共やはり同じタイミングで完食していた。

 

「これで、四品目が終わりました!決勝戦へと進んだのは、この三名となります!」

 

 司会者はそんな風に叫んだ。

 三品目や四品目で、かなりの人数が脱落をして、最後に残ったのはこの3人だった。

 会場は大盛り上がり、ネオと互角の勝負をするソウマと女の子に注目が集まっていた。

 

「あのネオ様と互角の勝負をするなんてな………」

「あの二人、結構凄いな…………」

 

 周囲の人たちは、ネオと互角に戦うソウマと女の子を見ながら、そう話していた。

 

「それでは、今の心境を聞きたいと思います!ネオ様はどうでしょうか?」

「何が来ようが関係ない……今回も勝つのは僕だよ」

『うぉぉぉぉぉぉ!』

 

 司会者はそう言って、ネオに話しかけると、ネオはそう答える。

 それを聞いた会場から、歓声が上がる。

 

「ありがとうございます!お二人はどうでしょうか?」

「作ってくれた人に感謝して、美味しく完食したいです!」

「ご飯は笑顔!最後まで笑顔で食べて、デリシャスマイルー♪」

「デリシャスマイル?…………もしかして⁉︎」

 

 司会者はそう言うと、ソウマと女の子に話しかける。

 ソウマがそう答えると、女の子はそう言う。

 その女の子の言葉にソラが反応し、ソラに釣られて他のみんなも女の子の顔を見る。

 すると、見知った顔である事に気づいた。

 

「あー‼︎ゆいさん!」

「え?あ!ソラちゃんだ!久しぶりだね‼︎」

 

 その女の子を見たソラがそう言うと、ゆいという女の子はそう言う。

 彼女は、和実(なごみ)ゆい。

 デリシャスパーティ♡プリキュアの一人であり、プリムの一件でソラがしばらく行動を共にしていたのだ。

 

「どうしてここに⁉︎」

「この大食いコンテストに参加したくて!皆と一緒に来たんだ!」

「おや?お知り合いがいたのですか?」

「はい!」

 

 ソラがそう叫ぶと、ゆいはそう答える。

 どうやら仲間たちと共にこの大食いコンテストに参加する為にソラシド市に来ていた様だ。

 そんなやりとりがありつつも、決勝戦の内容が発表される。

 

「という訳で、決勝戦はスイーツ対決となります!マカロン、プリン、シュークリーム、ドーナツ、アイスを時間以内にたくさん食べた人が優勝となります!ちなみに、どれから食べても良いですし、同じ物を食べ続けても大丈夫です!」

 

 司会者はそう説明する。

 最後はスイーツ対決であり、時間以内に沢山のスイーツを完食した者が勝者となる。

 因みに出てくるのは、マカロン、プリン、シュークリーム、ドーナツ、アイスで、どれから食べても良いし、同じ物を食べて続けても問題ないとの事。

 因みに味はバニラ、生クリーム、チョコ、イチゴ、抹茶など好きなものを選べる。

 それを見ていたソラ達は。

 

「スイーツなら、ソウマさんの大好物です!」

「ソウマ君!頑張って!」

「それにしても…………陽香の所のバイト君、すっごい食べるね。あのネオ様と互角なんて…………!」

「ウマソーは食いしん坊だからね!」

 

 ソラとましろがそう言う中、リカがそう呟くと、陽香はそう言う。

 そして。

 

「それでは…………試合開始です!」

「「「いただきます!」」」

 

 司会者の合図とともに、3人は互いにスイーツと味を選んでいく。

 そして、それぞれのスイーツを次々と完食していく。

 

「ちょっと待ってください」

「どうしたの?」

「今、ソウマさんがお菓子を食べたら、ゴチゾウが出てきてバレてしまうのでは?」

『っ!』

 

 すると、ツバサはそんな風に口を開く。

 今、ソウマがお菓子を食べたら、ゴチゾウが生まれてしまい、バレてしまうのではと。

 それを聞いたソラ達は。

 

「そ、そうです!」

「そういや、ゴチゾウが生まれるお菓子ばっかりだな!」

「ど、どうしよう…………!」

「少年、お願いしても良い?」

「仕方ないですね。僕に任せて下さい」

 

 それを聞いて、ソラ達は焦ってしまう。

 ゴチゾウがバレたら、色々と面倒な事になるのだと。

 あげはがそう頼み込むと、ツバサはプニバード態になって、ソウマの方へと向かう。

 

「あれ?あの男の子は?」

「あ〜…………トイレに行ったっぽい!」

「そっか」

 

 リカは、ツバサがいない事に気づいたのだが、陽香が咄嗟にそう誤魔化した。

 一方、ソウマは。

 

『そうだ!ゴチゾウが生まれちゃったら、バレちゃうかも…………!』

 

 ソウマもまた、ゴチゾウが生まれてしまう事を懸念していた。

 バレてしまったら、面倒な事になると。

 すると。

 

「ソウマさん!」

「っ⁉︎ツバサ君?」

「僕が生まれたゴチゾウをバレないように誘導します!ソウマさんはそのまま食べ続けてください!」

「っ!ありがとう!」

 

 ソウマの座っているテーブルの下に、ツバサが現れる。

 ツバサは、ソウマのゴチゾウをバレないように誘導するから、ソウマは食べる事に集中するように伝える。

 ソウマはツバサにお礼を言うと、スイーツを食べていく。

 

「う〜ま!やっぱり、スイーツは最高だ!」

「デリシャスマイル〜!」

 

 ソウマとゆいは、そんな風に言いながら食べ進めていく。

 時間が進む中。

 

「そこまで!時間いっぱいです!」

 

 司会者はそう叫ぶ。

 時間切れとなったのだ。

 

「というわけで、3人の食べた量を計測しています。しばらくお待ち下さい」

 

 司会者はそう言う中、スタッフは3人が食べた数を数えていく。

 しばらくすると、結果発表となる。

 

「え〜…………結果を発表します。優勝は………ソウマさん、ネオ様、ゆいさんの同時優勝となります!」

『うぉぉぉぉぉ!』

 

 司会者はそんな風に発表する。

 食べた量は3人共同じで、引き分けの同列優勝となった。

 チャンピオンのネオと同等の相手が現れ、会場は大盛り上がりとなっていた。

 

「という訳で、優勝賞金の二百万円は、3人で山分けとなります!」

 

 司会者はそう言って、優勝商品の二百万円は3人で山分けとなった事を伝えて、3人に渡す。

 

「凄いね、二人とも!」

「ソウマ君だっけ?ソウマ君も凄いよ!」

「なかなかやるな。二人の名を聞かせてくれないか?」

「俺は井上ソウマ」

「私、和実ゆいだよ!」

 

 ソウマとネオ、ゆいは互いを称えていた。

 ネオがそう聞くと、ソウマとゆいは自己紹介をする。

 

「私と同じほどに食べれるとは………見事だね」

「こちらこそ、ありがとう!」

「またね〜!」

 

 ソウマ達はそう話すと、握手を交わす。

 ネオはソウマとゆいが立ち去った姿を見ていると。

 

「またねソウマ君、ゆいちゃん」

 

 ネオはそう呟いて、舌舐めずりをしていた。

 一方、ソウマとゆいは。

 

「おめでとう御座います!」

「まさか、二人も優勝しちゃうなんて!」

「ありがとう!」

「うん!」

 

 ソラとましろは、ソウマとゆいにそう話しかけると、2人はそう答える。

 すると。

 

「ゆい、どうしたんだ?」

「あっ…………ソラちゃん達だ!」

「久しぶり」

「あら、また会えるなんてね!」

「確か…………プリムの一件以来か」

 

 そこに、三人の女の子と男の子、一人の男性がやってくる。

 

「皆!ソラちゃん達も居たんだ!」

「初めまして。ソウマって言います」

「ちゃす。俺は狩夜辛一だ」

「初めまして〜!何でも屋ブンブンの社長、甘義陽香で〜す!」

「私は芙羽(ふわ)ここねって言います」

「私、華満(はなみち)らん!よろしくね!」

菓彩(かさい)あまねだ。よろしく頼む」

「俺は品田(しなだ)拓海(たくみ)だ」

「私はローズマリーって言うの!気軽にマリちゃんで良いわよ!」

 

 やって来たのは、ゆいの仲間達だった。

 ソウマ、辛一、陽香が自己紹介をすると、ここね、らん、あまね、拓海、ローズマリーはそう自己紹介をする。

 すると。

 

「そうです!せっかくなので、ブンブンに行きましょう!」

「そうね。久しぶりの再会だから、話をしましょう」

「うん!拓海も行こう!」

「お、おお…………」

 

 ソラがせっかく再会出来たのでブンブンに行く事を提案する。

 それを聞いたローズマリーがそう言う中、ゆいは拓海にそう話しかけると、拓海は照れつつも同意する。

 ブンブンに向かう途中。

 

「「あ〜っ!」」

「おわっ⁉︎」

「どうしたんですか?」

「何かあったの?」

「サイン、お願いするの忘れてた〜!」

「やっちゃった〜……………!」

「おいおい…………」

「何やってるんですか……………」

 

 リカと陽香は叫び声を出す。

 それを聞いて、拓海、ソラ、ソウマがそう聞くと、二人はそう言う。

 リカにサインをお願いするの忘れていたのだ。

 二人が後悔する中、それを聞いた辛一とツバサは呆れていた。

 


 

 一方、ギューモはというと。

 

「あははは!こんなに質の良いヒトプレスが大量にあるとはな…………!これで、闇菓子は食べ放題だろうな!」

 

 ギューモはそんな風に言って、大量の質の良いヒトプレスを眺めていた。

 すると、そこにクリオネのグラニュートがやって来る。

 

「どうだい?これだけあれば充分だろう?」

「ああ。ありがとな!」

 

 そのクリオネのグラニュートがそう話しかけると、ギューモはお礼を言う。

 


 

 その頃、ソウマ達はリカと一度別れ、ゆい達を連れてブンブンに戻った。

 

「それにしても、ゆいさん達がソラシド市に来ていると思いませんでしたよ!」

「皆は、ゆいちゃんがコンテストに参加するから着いて来た感じ?」

「まあ、そんな所かな…………」

「せっかくなら、2泊3日で観光しようって事になって!」

 

 ソラとましろがそう言うと、ここねとらんはそう答える。

 ここね達は、ゆいが大食いコンテストに参加する際、ついでにソラシド市の旅行に来た様で2泊3日の予定だそうだ。

 その後、ゆい達はソラ達からグラニュートやストマック社の事を聞いた。

 

「怖いね…………ストマック社って…………」

「人を攫って菓子にするとはな…………」

「ブンドル団以上に危険な存在ね」

「なんて奴らだ…………」

「俺たちは、ストマック社と戦ってるんだ」

「これ以上、俺たちと同じ境遇の人たちを増やさない為にもな」

 

 グラニュートやストマック社の事を聞いたゆい、あまね、ローズマリー、拓海はそう話す。

 グラニュートやストマック社の事を聞いて、ゆい達は顔を顰めていた。

 デリシャスパーティ♡プリキュアと戦っていたブンドル団よりも凶悪だと感じたのか。

 ソウマと辛一がそう答える中、ゴチゾウが隠れて見ていると。

 

「ん?何コメ?」

「コメコメ⁉︎」

「出て来ちゃダメだって!」

 

 すると、ゆいのバックから何かが飛び出してくる。

 出て来たのは、小さい薄いピンク色の狐だった。

 コメコメという狐が出て来て、ゆい達は慌てる。

 それに対して、ソウマ達は。

 

「へぇ〜…………その子がコメコメって言うんだ」

「コメコメを知ってるの⁉︎」

「ごめんなさい!私たち、ソウマさん達にプリキュアの事も話していまして…………」

「私たちも、ソウマくん達のことを話してたから、話しても大丈夫かなって思って…………」

「そうだったのか…………」

 

 ソウマが大して驚かずにコメコメを見ながらそう言うと、ローズマリーはそう聞く。

 すると、ソラとましろはそう説明する。

 ソウマ達はソラ達からゆい達がプリキュアでエナジー妖精のことも聞いていた為に驚くことは無かったのだ。

 

「皆〜!出ておいで〜!」

「(ゴチゾウ達の鳴き声)」

 

 ソウマがそう言うと、ブンブンのあちこちからゴチゾウが出てくる。

 

「コメ〜!」

「すごいたくさんいるパム…………!」

「お菓子ばっかりメン!」

 

 ゆいのパートナーであるコメコメ、ここねのパートナーであるパムパム、らんのパートナーであるメンメンは早速ゴチゾウ達と遊び始めた。

 それを見ていたゆい達は。

 

「すっごい可愛い〜!」

「本当…………!」

「はにゃ〜!たくさん居るんだ〜!」

「これが、ソウマの眷属であるゴチゾウか………」

「なんか、レシピッピに似てるな」

「確かに似てるけど、厳密には違うわね」

 

 そんな風に話をしていた。

 拓海は、ゴチゾウがレシピッピと似ていると感じていた。

 レシピッピとは、料理の妖精であり、ゆい達はブンドル団からレシピッピを守っていたのだ。

 ローズマリーはそんな風に呟く。

 レシピッピが料理の妖精なのに対して、ゴチゾウはソウマが食べたお菓子から生まれた眷属というのもあって、似て非なる存在なのだ。

 すると。

 

「おい、急に呼び出しって何だ?」

「またグラニュートでも現れたのか?」

「……………という訳では無さそうだね」

「どうされましたか?」

 

 ブンブンの扉が開くと、そこからラキヤ、涼介、スイクス、クリスが入ってくる。

 ラキヤ達がそんな風に言うと。

 

「来てくれましたか!」

「という訳で、せっかくソラシド市にゆいちゃん達が来てくれたから、皆でソラシド市を案内しようと思って!」

「おっ。いいんじゃねぇか?」

「良い!良い!」

「せっかくなので、見ていって欲しいですね!」

「うん!」

「案内するよ!」

 

 ソラとソウマはそう提案する。

 ラキヤ達を呼んだのは、ゆい達にソラシド市を案内する事にして、手伝ってもらおうと思ったからだ。

 それを聞いて、辛一やましろ達も同意する様にそう言う。

 

「は?…………だる。でもまあ、付き合ってやるか」

「気分転換にはなるか」

「ところで、陽香は何があったんだ?」

「重いオーラを醸し出していますが…………」

「ちょっと、そっとしておいて…………」

 

 ラキヤと涼介はそんな風に言う。

 すると、落ち込んでいる陽香に気づいたのか、そんな風にスイクスとクリスは言うと、あげははそう言う。

 そうして、皆でソラシド市の観光へと赴く。

 

「これとか、美味しいんですよ〜!」

「どう?」

「うん!すっごく美味しい!」

「何度食べても美味しい!」

「ゆいが二人いる気分だな…………」

 

 ソラとましろは、ソラシド市にあるクレープ屋へと赴いて、クレープを紹介する。

 それを食べたゆいとソウマがそう言う中、拓海はそう呟いていた。

 他の場所では。

 

「どうよ。これ、結構美味いだろ?」

「美味しい…………!」

「はにゃ〜!美味しい!」

「よかったです!」

「シンチー、やるじゃん!こんな美味しい物を知ってるなんて!」

「仕事柄、色々と知れる機会があるんだよ」

「悪くない」

「ええ」

 

 辛一は、とあるパン屋に連れていった。

 それを食べると、ここねとらんはそう言う。

 ツバサがそう言う中、あげはがそう言うと、辛一はそう言う。

 ライターとしての仕事柄、取材に赴く事があるのだ。

 別の場所では。

 

「…………これが俺のお気に入りのプリンだ」

「ここのスムージーも美味いんだよな」

「確かに…………美味しいな」

「う〜ん!イケるわね!」

 

 ラキヤと涼介は、それぞれのお気に入りの店のプリンとスムージーを買って来て、あまねとローズマリーの二人に渡していた。

 二人はそう言って、プリンとスムージーを食べたり飲んだりしていた。

 そんな感じに、ソラシド市の観光をしていく。

 夕方頃になると、ソウマ達は虹ヶ丘邸に集まっていた。

 

「それじゃあ、皆で夕飯を食べましょう!」

「それなら、私たちも手伝うよ!」

「いいの?」

「ああ。色々と紹介してもらったお礼だ。手伝わせてくれ」

「ありがとう!」

 

 ソラがそう言うと、ゆいはそう言う。

 ましろがそう聞くと、拓海はそう答える。

 ソラシド市を案内してもらったお礼をしたいとの事だ。

 そうして、皆で夕飯を食べる事になった。

 料理を作り終えると。

 

「すごいです!」

「これ、ゆい達が作ったのか?」

「うん!私たち、料理得意だから!」

「ソウマもパフェを食べてみないか?」

「食べる!」

 

 ソラがそう言う中、辛一がそう聞くと、ゆいはそう答える。

 色々な料理がテーブルに並んでいたのだ。

 あまねも、パフェを作っており、ソウマに食べるかどうかを聞いて、ソウマはそう答えた。

 

『いただきま〜す!』

 

 皆はそう言って、夕飯を食べていく事に。

 

「どうだ?私のパフェは?」

「うん!すっごく美味しいよ!なんか…………宝箱を開けてるみたいに、色んなフルーツが出てくる!」

「おお…………そう言われると、悪い気はしないな」

 

 あまねがそう聞くと、ソウマはそう答える。

 そんな中、ソウマのガヴがほんのり光っていた。

 食事の後はゆい達を泊まっているホテルまで送り、その日は解散となった。

 


 

 その翌日、ブンブンでは。

 

「あ〜……………ネオ様からサインを貰い損ねたなんて……………」

「まだ落ち込んでますね…………」

「ずっとこの調子で…………」

「大丈夫かな…………」

「これは重症だね…………」

 

 陽香はかなり落ち込んでいた。

 その理由は、昨日、ネオにサイン貰い損ねた事をまだ後悔して落ち込んでいたのだ。

 そんな様子の陽香を見て、どう元気付けようか悩むソウマとソラ達と、朝一でホテルからブンブンにやってきたゆい達だった。

 すると。

 

「おい!皆、大変だぞ!」

「シンチー、どうしたの?」

「何かあったの?」

 

 そこに辛一が慌てた様子でやって来る。

 あげはとソウマがそう聞くと、辛一は口を開いた。

 

「大勢の行方不明者が出たんだ!」

『えっ⁉︎』

「しかも、被害者はあの大食い大会の会場にいた人ばかりだ!」

「ええっ⁉︎」

 

 辛一はそんな風に、沢山の行方不明者が出たと言う情報を知らせる。

 しかも被害者はあの大会の会場にいた人ばかりである事を伝えると、ゆい達も驚く。

 

「どういう事でしょうか…………?」

「もしかしたら…………美味しい食べ物を食べて幸せになっている所を狙われたかもしれませんね……………」

「とにかく、ラキヤ達にも知らせるよ!」

「私たちにも手伝わせて!」

 

 ソラが首を傾げながらそう言うと、ツバサはそう指摘する。

 あの大食い大会の会場には、おいしーなタウンの名だたるお店が出店しており、可能性は十分にあるのだ。

 ソウマがラキヤ達にも連絡しようとすると、ゆいはそう申し出る。

 

「ゆいさん…………」

「もし、私たちの街のお料理をグラニュートが利用して、人を攫ってるのなら、許せない!」

「食べ物は皆を幸せにする物。それを利用するのは許せないから」

「そうそう!ブンドル団みたいな事はさせないよ!」

「人手は多い方がいいだろう」

「心配しなくても、私たちも戦えるわ」

「俺たちにも手伝わせて欲しい」

 

 ソラがそう言う中、ゆい達はそんな風に言う。

 食べ物を餌にして、人間を攫うグラニュートの所業を許せないと感じていたのだ。

 それを聞いたソウマ達は。

 

「ありがとうございます!」

「よし!それじゃあ、グラニュートを探そう!」

『うん!』

 

 ソラがそう言うと、ソウマはそう言う。

 そうして、直ぐに調査を開始する。

 


 

 だが、中々手掛かりが見つからなかった。

 

「どうでしたか?」

「こっちはダメだった………。ソウマ君は?」

「こっちもダメだった」

「そっか………」

「取り敢えず、一回集まろう!」

 

 ソウマ、ソラ、ましろ、ゆいの四人が合流した。

 だが、グラニュートの手がかりは見つからなかった。

 ましろは、他の皆と合流する事を提案して、合流場所である港へと向かう。

 一方、合流先の港の方では。

 

「スイクス」

「涼介か。手がかりはあったか?」

「こっちは手がかりゼロだ。そっちはどうだ?」

「手がかりなしだ。クリスには、もう少し探らせているが…………」

「くっ…………!」

 

 涼介とスイクスはそんな風に話す。

 手がかりが見つからず、涼介は歯軋りをする。

 すると。

 

「オラァァァァ!」

「「っ⁉︎」」

 

 そんな叫び声と共に、何かが突進してくる。

 それに気づいた二人が回避すると、二人がいた場所に牛の姿の怪物がいた。

 

「お前…………ギューモか!」

「見つけたぜ…………熊野郎!」

「変身するぞ!」

「ああ!」

 

 そこに現れたのは、ギューモだった。

 二人はそう言うと、変身する為にゴチゾウをそれぞれのベルトとガヴに装填する。

 

ジュース!

DRINK(ドリンク) ジュース!DRINK(ドリンク) ジュース!

アイス!

EAT(イート)アイス!EAT(イート)アイス!

 

 それぞれのゴチゾウを装填すると、そんな音声が流れてくる。

 二人はギューモの攻撃を躱しながら、叫んだ。

 

「「変身!」」

 

 そう言うと、変身を開始する。

 

うるおいジュース!フルーティー!

アイスボックス!ジャリジャリ!

 

 その音声と共に、二人はそれぞれの初期フォームへと変身する。

 

「またお前か。いい加減、しつこいんだが」

「用があるのは熊野郎だけだ!そこのテメェはすっこんでろ‼︎」

「悪いがそういうわけにはいかない。ここで、倒させてもらう」

「うるせぇ!うぉぉぉぉぉ‼︎」

 

 涼介は呆れた様な口調でそう言うと、ギューモはそう叫ぶ。

 それに対して、スイクスはそう答える。

 すると、ギューモはスイクスには目もくれず涼介に突っ込んでいく。

 涼介も応戦しようとすると。

 

「ふっ!ハァァァァァ!」

「のわっ⁉︎」

「ふっ!はっ!」

「がぁぁぁ⁉︎」

 

 スイクスが2人の間に入り、アイスガヴからアイスガヴガブレイドが射出し、ギューモに直撃させる、

 ギューモが怯んでいる隙に、スイクスはアイスガヴガブレイドを手に取って斬り掛かっていき、涼介もヴェロガンで援護する。

 ギューモは、連携を取る2人に圧倒されていた。

 すると。

 

「オラァァァァァ!テメェらはこれでも食らっとけ!」

 

 ギューモは近くに駐車されていたバスに近づき、両手で持ち上げる。

 ギューモはそう叫びながら、スイクスと涼介に向かってバスを投げつける。

 それに対して、スイクスは。

 

「ふっ!ハァァァァァ!」

 

 スイクスは、アイスガヴガブレイドのアイスブレイポンを押して空間を切断する。

 切断されたバスは破壊されて、爆発する。

 爆煙が周囲に立ち込める中。

 

「ハァァァァァ!」

 

 その爆炎に紛れて、ギューモが巨大な火球を飛ばしてくる。

 だが。

 

エンシェント!

EAT(イート)エンシェント!

グラグラ………!グラグラ………!

 

 そんな音声が鳴ると。

 

ゴォーーン!

エンシェントソルベ!バクバク!

 

「ハァァァァァ!」

「何っ⁉︎」

 

 そんな音声と共に、そんな叫び声が聞こえてくると、火球は相殺される。

 ギューモが驚く中、煙が晴れると、そこにはエンシェントソルベフォームに変身したスイクスの姿があった。

 口から崩壊エネルギーを放って、火球を相殺したのだ。

 

「グゥゥゥゥ!テメェに用はねぇって言ってんだろ!ハァァァァァ!」

「くっ!」

 

 ギューモはそんな風に叫ぶと、頭の角を取って斧に変え、斧に雷をまとわせて、涼介に襲いかかる。

 スイクスと涼介は応戦しようとする。

 だが。

 

「くっ…………!涼介に近くに居ては…………迂闊に攻撃出来ない…………!」

「はっ!仲間を巻き込むわけにはいかねぇよなぁぁ!そこで大人しくしてやがれ!」

「ちっ!面倒だな…………!」

 

 ギューモは涼介しか見えていないのか、スイクスを無視して涼介に迫って行った。

 スイクスは援護に入ろうとするがギューモはスイクスに見向きもしなかった。

 涼介のすぐ近くに涼介がいる為、スイクスは迂闊に攻撃することが出来ずにいた。

 ギューモもそれが分かっている様で、涼介の側を離れようとしなかった。

 涼介もギューモの猛攻に隙がない為、押されていると。

 

「「ハァァァァァ!」」

「のわっ⁉︎」

 

 そんな叫び声と共に攻撃が飛んできて、ギューモは吹き飛ばされる。

 涼介とスイクスは、攻撃が飛んできた方向を向くと。

 

「大丈夫⁉︎二人とも!」

「ソウマ!」

「おい、俺を忘れてんじゃねぇ!」

 

 そこにやってきたのは、ガヴ・チョコダンフォームとなったソウマとヴァレン・チョコドンフォームになった辛一だった。

 ギューモが倒れている中。

 

ガヴ……ガヴ……

CHARGE(チャージ) ME(ミー)CHARGE(チャージ) ME(ミー)

 

 ソウマはガヴドルを回転させて、辛一はヴァレンバスターのクラックジャッキを操作していた。

 

「行こう、辛一!」

「ああ!」

 

 二人はそう叫ぶと、必殺技を放つ。

 

チョコドン!

チョコダン!フィニッシュ!

 

「「ハァァァァァ!」」

「ぐぅぅぅぅぅ⁉︎…………ちっ!」

 

 二人の必殺技がギューモに向かう中、ギューモは斧で防ごうとする。

 だが、ギューモは吹き飛ばされ、斧は壊れてしまい、斧を投げ捨てる。

 

「テメェらァァァァァ!よくも邪魔しやがったなァァァァ!」

「「っ⁉︎うわぁぁぁ⁉︎」」

 

 ギューモは怒り狂いながらそう叫ぶと、再び火球を放つ。

 ソウマと辛一は、チョコドンガンとヴァレンバスターで相殺しようとする。

 だが、僅かに押し切られ、衝突によるエネルギーの爆発で吹き飛ばされる。

 その際に2人の変身が解除される。

 

「大丈夫⁉︎」

「怪我はない⁉︎」

「うん…………!」

「野郎………相変わらず魔法使いやがって………」

 

 そこに、ラキヤ、ひろプリ、デパプリの面々も加勢にやってくる。

 ましろはソウマに、あげはが辛一に駆け寄る中、スイクスと涼介もソウマ達と合流すると。

 

「テメェらァァァァ!何度も何度も邪魔しやがって!何で邪魔しやがんだよ‼︎」

『っ⁉︎』

 

 次々にやってくる相手にギューモの苛立ちは頂点まで上がり、何故邪魔をするとソウマ達に喚き散らす。

 そんなギューモに、プリキュア達はギューモの怒り狂う姿を見て少し怯む。

 だが、気を取り直すと、各々が言葉を投げかける。

 

「何度でも邪魔をしますよ!」

「街の人たちを攫わせないんだから!」

「はい!闇菓子をこれ以上、作らせません!」

「アンタ達が街の人たちを攫うせいで、泣いている人がいるの!」

「これ以上、ソウマ達の様な思いをさせたくない!」

「美味しい料理で人を攫おうとするなんて、絶対に許さない!」

「お料理は、そんな事をする為にあるんじゃない!」

「そうだよ!闇菓子なんて、人間もグラニュートも不幸にする物って聞いたし!」

「お前達の行いを、見過ごす訳にはいかない!」

「お前達を止める!」

「私たちが相手よ!」

 

 ソラ達はそんな風にそれぞれの思いを叫んだ。

 人間とグラニュートを不幸にしてしまう闇菓子。

 そんな物の為に、人は攫わせないと。

 そして、スイクスと涼介以外は変身の体制に入る。

 

グミ!

EAT(イート) グミ!

チョコ!

SET(セット) チョコ!SET(セット) チョコ!

カップオン!

 

「「「「「スカイミラージュ!トーンコネクト!」」」」」

 

 ソウマと辛一ラキヤがゴチゾウを装填する中、ソラ達はスカイミラージュにスカイトーンを装填し、ゆい達はそれぞれのパートナー妖精が変身する際の姿になり、あまねはハートフルーツペンダントを取り出す。

 そして。

 

「「「変身!」」」

「ひろがるチェンジ!スカイ!(プリズム!)(ウィング!)(バタフライ!)(マジェスティ!)」

「「「「プリキュア・デリシャスタンバイ!パーティーゴー!」」」」

 

 ソウマ達はそんな風に叫び、変身を開始する。

 

ポッピングミ!ジューシー!

チョコドン!パキパキ!

プディングヴラムシステム!

 

 その音声が鳴ると、ソウマ達は仮面ライダーに変身する。

 一方、ソラ達は宇宙空間のようなエフェクトに包まれるステージへと降り立つ。

 5人の髪が伸びて、靴が現れる。

 

「きらめきホップ!」

 

 ソラのその言葉と共にステージ部分にHOPの文字が浮かび、5人の頭に装飾が付き、耳にも飾りがつく。

 

「さわやかステップ!」

 

 続けて、その言葉と共にステージがSTEPに変わると、5人にそれぞれの服が現れて、ソックスも現れ、ツバサは腰マントが付く。

 

「はればれジャンプ!」

 

 更に、その言葉と共にステージがJUMPに切り替わり、腕にグローブなどが付くと、ソラの左肩からマントが現れ、エルのスカートの後ろ側に星の意匠が付く。

 一方、ゆい達の方は。

 

「にぎにぎ!」

「コメコメ!」

「ハートを!」

「コメコメ!」

「オープン!」

「パムパム!」

「サンド!」

「パムパム!」

「くるくる!」

「メンメン!」

「ミラクル!」

「メンメン!」

「フルーツ!ファビュラス・オーダー!」

 

 4人はそれぞれのパートナー妖精やアイテムを握ったり、タッチしたりしていく。

 

「「「「シェアリンエナジー!」」」」

「コメ〜!」

「テイスティ!」

「ワンターン!」

 

 そう叫ぶと、パートナー妖精と変身アイテムから光が出てきて、それを食べる。

 すると、姿が変わっていく。

 

「トッピング!ブリリアント!シャインモア!」

「コメコメ!」

「パムパム!」

「メンメン!」

 

 それぞれの姿が変わっていき、それぞれのパートナー妖精が腰につき、ハートフルーツペンダントが胸元につく。

 ソラがウインクをするのを皮切りに、プリキュア達は名乗りをあげる。

 

「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」

「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!」

「天高くひろがる勇気!キュアウィング!」

「アゲてひろがるワンダホー!キュアバタフライ!」

「降り立つ気高き神秘!キュアマジェスティ!」

「レディ…………!」

『ゴー!ひろがるスカイ!プリキュア!』

「熱々ご飯で漲るパワー!キュアプレシャス!美味しい笑顔で満たしてあげる!」

「ふわふわサンドde心にスパイス!キュアスパイシー!分け合う美味しさ焼き付けるわ!」 

「煌めくヌードルエモーション!キュアヤムヤム!美味しいの独り占め、許さないよ!」

「ジェントルに、ゴージャスに、咲き誇るスウィートネス!キュアフィナーレ!食卓の最後を、この私が飾ろう」

「「「「デリシャスパーティ♡プリキュア!」」」」

 

 ソラ達はプリキュアに変身し、そう名乗る。

 そして、拓海もブラックペッパーと呼ばれる戦士の姿に変化する。

 ギューモとの戦いを再開しようとすると。

 

「くっ⁉︎」

「スイクス⁉︎」

「何だあの触手は⁉︎」

「どこから…………⁉︎」

 

 背後から触手が伸びて、スイクスが捕まり、噛まれてエネルギーを吸収されていく。

 スイクスは堪らずに膝をつき、ソウマ達はスイクスを心配する。

 そこにゆっくりと歩いてくるグラニュートがいた。

 

「誰だ⁉︎」

「グラニュート…………⁉︎」

「クリオネみたいな姿だが…………」

「だったら、こいつも倒すだけだ!行くぞ、ソウマ!」

「うん!」

 

 もう一体のグラニュートが現れて、一同は驚いた。

 ソウマと辛一で攻撃を仕掛けるが…………。

 

「くっ⁉︎」

「魔力障壁⁉︎」

「ちっ!ハァァァァァ!」

 

 二人の攻撃はギューモの魔力障壁によって防がれる。

 スイクスは冷気で触手を凍らせて破壊して脱すると、触手は再生し元に戻る。

 グラニュートは口を大きく開けており、触手はそこから伸びており、触手を引っ込ませて口を閉じる。

 

「どこをほっつき歩いてたんだ。バッカル」

「おいおい、その呼び方はやめてくれと言っているだろう?僕の名前はニンファだ」

 

 ギューモがそう言うと、そのグラニュートはそんな風に言う。

 皆が呆気に取られる中、スイクスは口を開いた。

 

「まさか今回の一件の首謀者はお前か?」

「そうだけど。それが?」

「ヒトプレスを返して下さい!」

「残念。もう他の仲間に届けに行かせちゃったわよ」

 

 スイクスがそう聞くと、ニンファは肯定する様にそう言う。

 ソラがヒトプレスを返す様に言うが、他の仲間に届けに行かせた様だ

 一同はニンファに怒りを見せる中、ソウマは口を開く。

 

「お前も闇菓子がそんなに欲しいの?」

「いいや、僕は闇菓子には興味がないよ」

「えっ⁉︎」

 

 ソウマがそう聞くと、ニンファはそう答える。

 それを聞いて、ソウマ達が驚いていると、ニンファは質の悪いヒトプレスを取り出すと、人を解放する。

 

「えっ?ここどこ…………?ひっ⁉︎ば、化け物⁉︎」

 

 解放された女性が困惑していると、ニンファの姿を見て悲鳴を上げる。

 すると。

 

「フフフ、君って可愛いね♪」

「え?えへへ〜…………」

「えっ⁉︎」

「一体何を…………⁉︎」

 

 ニンファはそんな風に言うと、身体からフェロモンの様な物を出して、女性に浴びせる。

 すると、女性は蕩けた様な表情を浮かべる。

 ニンファに魅了されているような様子の女性を見て、ソウマ達が困惑していると、ニンファは虜になった女性を抱き寄せて、頭を撫でて愛でる。

 

「本当に可愛い子猫ちゃんだ………食べちゃいたい♪」

『なっ⁉︎』

「見ちゃダメよ!」

「見ちゃダメ!」

「くっ!」

「あ〜あ…………」

 

 ニンファがそう呟くと、口から六本の触手を伸ばして女性を捕獲する。

 その女性をそのまま頭から飲み込み、じっくりと捕食していく。

 ギューモは呆れて、ソウマ達は唖然となる。

 ローズマリーとあげはは、即座にソラ達の視界を塞ぐ。

 

「僕が興味あるのは闇菓子じゃなくて……その素材の人間の方だよ」

 

 ニンファは女性を食べ終えると、そんな風に言う。

 あまりにも衝撃的な光景に、ソウマ達は戦慄して、動くことが出来なかった。

 我に帰った辛一が怒りを露わにしながら、口を開く。

 

「てめぇ!人間をそのまま食うのかよ⁉︎」

「気味が悪いな」

「何をそんなに怒ってるいるんだい?君達、人間だって他の生き物を食い物にしているじゃないか。僕らとやっている事と何も変わらないよ」

違う!

 

 辛一は怒りながら、スイクスは引きながらそう言うと、ニンファはそんな風に言う。

 すると、ゆいはそう叫んだ。

 

「プレシャス…………?」

「確かに、私たちは命を頂いている。でも、私たちは感謝しているの。あなたのみたいに一方的に食べる事と一緒にしないで!」

「……………そうだね。お前の様な奴は絶対に許さない!」

「はい!どんな理由があろうと人を食べるのは許しません!」

 

 ゆいはそんな風に言う。

 それを聞いて、ソウマとソラがそう言うと、突然ニンファは蒼炎を飛ばしてくる。

 ソウマ達が何とか躱すと。

 

「許せない?……許せないのは僕の方だよ‼︎」

「え?」

 

 ニンファは、先ほどの態度から一変させて、そんな風に叫び、突然の事にソウマ達は驚いた。

 すると。

 

「僕の大好きな人達を奪った癖に!被害者ズラするなよ!」

「大好きな人たち…………?」

「僕のウラッカ様と黒闇様を!よくも!」

「ウラッカに黒闇⁉︎」

「あいつらか…………⁉︎」

 

 ニンファはそんな風に叫んだ。

 ウラッカと黒闇の名前を聞いて、ソウマ達とソラ達が驚く中、デパプリの面々は戸惑っていた。

 

「ウラッカに黒闇って、誰の事なの?」

「ウラッカと黒闇は、別の世界の悪の仮面ライダーです」

「別の世界の仮面ライダー⁉︎」

「はにゃー⁉︎異世界って事⁉︎」

「クッキングダムとも違う世界か………」

「私たちと別の世界の仮面ライダーであるガッチャード達と一緒に倒したのですが…………」

 

 ゆい達に対して、ソラはウラッカと黒闇のことを簡単に話す。

 ウラッカと黒闇は、別の世界の悪の仮面ライダーであり、カケル=パラケルス/仮面ライダーガッチャードを始めとする別世界の仮面ライダーと共に倒したのだと。

 すると。

 

「私にとって、あの二人は本当に恩人なんだ!」

 

 ニンファはそんな風に叫ぶと、ウラッカと黒闇との関係を語っていく。

 かつて、ニンファはグラニュート界にいた頃は貴族の令嬢だった。礼儀正しいお嬢様口調で両親の言う事を素直に聞き、上品でお淑やかな性格で今とは似ても似つかない感じだった。

 しかし、それは表向きで裏では今の暮らしに満足しておらず、自由になりたいと刺激を求めていた。

 そんな時、ウラッカと黒闇が現れた。

 最初からは戸惑ったが友好的な二人に自由になりたいと相談したニンファ。

 すると。

 

「そんなの簡単だよ〜、ニンファちゃん!」

「消せば良いんだよ……お前の自由を邪魔する奴なんて」

 

 二人はそんな風に言う。

 そして、ニンファは両親を殺害した。

 それを見たウラッカと黒闇はニンファを気に入ったが、二人はやる事があるので終わったら迎えに行くと言い残し、姿を消した。

 そしてラキヤ、涼介と同じ方法でストマック社に入り、現在に至る。

 

「両親を殺したのですか…………⁉︎」

「嘘…………⁉︎」

「彼らは僕に自由と!力を与えてくれた恩人だ!なのに……!なのに君達は……!お前らは‼︎」

『……………』

 

 両親を何の躊躇いもなく殺したニンファの異常性に皆がドン引きしている中、ニンファはそう叫ぶ。 

 何人かが気まずそうにしていると。

 

「僕のメインデッシュの邪魔をしやがって!」

「メインディッシュ…………⁉︎」

「どういうこと?」

 

 ニンファはそんな風に叫んだ。

 突然の言葉にソウマとましろが呟く中、スイクスが口を開く。

 

「逆恨みにも程があるな。助けてくれた恩人を歪んだ信仰心で自ら葬る……笑えないな」

「お前、頭おかしいんじゃないか?」

「僕が彼らを食べるつもりだったのに!それをお前達が奪ったんだ!」

「食べるって………まさか………⁉︎」

 

 スイクスと涼介がそんな風に言うと、ニンファはそんな風に言う。

 ニンファの言葉にライダーとプリキュア達が困惑していると、ゆいは食べるってどういうことなのか聞く。

 すると、ニンファは口を開く。

 

「……何を驚いているの?言葉通りの意味だよ!感謝して美味しく頂くの!ほら、良くいうでしょ?『感謝を込めて食す』って」

「えっ…………⁉︎」

「僕はあの二人に感謝をしている……だから、美味しく食べるの!血を啜って!皮を噛みちぎって!肉も貪って!骨も噛み砕いて!肝臓も!内臓も!心臓も!脳も!全部!余さず残さず!平らげて!飲み込んで!お腹を満たすの!!勿論最後にはご馳走様って感謝するのを忘れない様にね」

「お前…………そのウラッカと黒闇って奴を餌としか見ていないのか…………⁉︎」

 

 ニンファはそんな風に言う。

 それを聞いて、ローズマリーが困惑する中、ニンファはそう熱弁していく。

 拓海がドン引きしながらそう聞くと。

 

「失礼だな………愛しているよ!食べちゃいたい位にね♪」

 

 ニンファは笑顔でそんな風に告げる。

 その笑顔は麗しくとも狂気を感じさせ、ソウマ達は恐怖を感じていた。

 すると。

 

「だけど、君らは奪った……僕の大事な人達を………だから、僕は君らを許さない……一人残らず、血も肉も骨も内臓も全部……!余さず残さず!食してあげるよ!」

「来るぞ!」

 

 ニンファはそんな風に叫んだ。

 ウラッカと黒闇を奪った事への恨みからか。

 ニンファがソウマ達に向かう中、辛一はそう叫ぶ。

 そこから戦闘が始まり、ニンファはソウマ、辛一、ラキヤ、ましろ、あげは、ソラ、ゆい、拓海が対応し、ギューモは涼介、スイクス、ツバサ、エルちゃん、ここね、らん、あまね、ローズマリーが交戦する。

 

「ハァァァァァ!」

「ふっ!はっ!」

「ハァァァァァ!」

「はっ!ハァァァァァ!」

 

 ニンファの方はソラ、ゆい、ソウマ、ローズマリーが接近戦をしかけていた。

 

「私たちは援護をしましょう!」

「だな!」

「ああ」

「おう!」

「サポートは任せて!」

 

 ラキヤ、ましろ、辛一、拓海が遠距離射撃を、あげははミックスパレット、バタフライバリアで後方から支援する。

 すると。

 

「ハァァァァァ!」

「うわっ⁉︎」

「強い…………!」

「うっ⁉︎」

 

 ニンファは触手の先から蒼炎を噴射して牽制と攻撃を同時に行いつつ、接近戦では相手の攻撃を受け流して最低限の攻撃と防御だけを行う。

 4人の射撃攻撃を触手で弾いた際、僅かに隙が出来る。

 

「スカイ!」

「はい!プレシャス!」

「「ハァァァァァ!」」

 

 出来た隙に、ソラとゆいが攻撃を仕掛ける。

 だが。

 

「邪魔よ」

「「きゃあああ⁉︎」」

「スカイ!」

「プレシャス!大丈夫か?」

「うん!ありがとう、拓海!」

 

 二人の攻撃は、あっさりと触手で防がれ蒼炎を纏った触手で弾かれて吹き飛ばされる。

 吹き飛ばされたソラはラキヤが、ゆいは拓海が受け止めていた。

 一方、ギューモの方では。

 

「ふっ!ハァッ!」

「はっ!はっ!」

「ハアッ!はっ!」

「てやっ!ハァァァァァ!」

 

 ギューモの方は涼介、スイクス、つばさ、エルちゃんは接近戦を仕掛けていた。

 

「バリカッターブレイズ!」

「ハアッ!」

「ふっ!はっ!」

 

 らんは麺やワンタン型のエネルギーを飛ばして遠距離からの援護をし、ここねはバリア、あまねはフルーツ型のエネルギーを飛ばして中距離からの援護をしていく。

 だが。

 

「オラァァァァ!そんなもんが効くかァァァァァ!」

「ちっ!面倒だな…………!」

「オラァァァァァ!」

「「「「きゃあああ⁉︎」」」」

「うっ⁉︎」

 

 涼介達が応戦していくが、耐久力とパワーが前より上がっており、涼介たちは苦戦を強いられていた。

 火球を連続で放ち、牽制した所を新しく作り出した斧にエネルギーを纏わせて、地面に振り下ろす。

 すると、エネルギーが地面を伝って、広範囲に広がり全員が吹き飛ばされてしまう。

 ギューモと戦っていた面々はニンファと戦っている面々の方に吹き飛ばされる。

 

「皆!」

「強い…………!」

「ハァァァァァ!」

「死ねやゴラァァァァ!」

『うわぁぁぁぁ⁉︎』

『きゃあああ⁉︎』

 

 全員が集まった所でニンファとギューモは無数の火球をライダーとプリキュア達に放つ。

 大爆発が起こり、全員が吹き飛んで地面に叩きつけられる。

 すると、ニンファは口を開く。

 

「ウフフ。君たちも中々の物を持っているけど、まだまだ僕には届かないね」

 

 ニンファはそう言うと、触手を長い髪をかき上げる様に払う。

 その仕草を見た瞬間、ソウマとゆいは目を見開く。

 

「まさか、お前は⁉︎」

「ネオさん⁉︎」

「えっ⁉︎」

「ネオさんって…………⁉︎」

「マジかよ…………⁉︎」

 

 ソウマとゆいの言葉に周りの面々は驚く。

 それを聞いて、ニンファは口を開く。

 

「ウフフ。やはり君たちは僕のメインディッシュに相応しいよ」

 

 ニンファはそう言うと、ミミックキーを自分のガヴに挿し込む。

 すると、ニンファの姿は人間の姿に変わっていく。

 それは正に大食い大会に出場していたネオだった。

 あまりの事実に目を見開き驚きの声を上げるライダーとプリキュア達だった。

 

「ネオ様がグラニュート?」

「そんな…………⁉︎みんなあなたを応援してくれてたのに…………⁉︎」

「なんで………なんで何ですか‼︎」

「なんで?さっきも言ったじゃないか。小猫ちゃん達を僕は心の底から愛してる。愛してるからこそ食べてあげないとね‼︎」

 

 あげはとここねが唖然となりながらそう言うと、拓海はそう叫ぶ。

 それに対して、ニンファは本当に愛する者を慈しむ様な表情を浮かべて言い放つ。

 その狂気地味た思想に、仮面ライダー達とプリキュア達は驚愕と恐怖を抱いた。

 すると。

 

「おい、ニンファ‼︎あんまり待たせんじゃねえよ‼︎確かにグラニュートハンターとプリキュアを倒すのに協力はした!約束通り、熊野郎は俺の好きにさせてもらうからな‼︎」

「ああ、もちろんだとも。彼には最初から興味は無いよ。私は人間を食べるのが好きなだけで同胞を食べる趣味は無いからね」

「なんて奴だ…………⁉︎」

 

 ギューモはニンファに涼介を好きにさせてもらうと確認を取ると、ニンファはそう言う。

 ニンファはあくまで人間を食べるのが好きなので、自分と同じグラニュートを食べる趣味は無いといったのだ。その言葉に改めて悪寒を覚える辛一とプリキュア達だった。

 ニンファとギューモはゆっくりとソウマ達に歩み寄る。

 そんな中、ゆいは両手を広げてニンファとギューモに立ちはだかる。

 

「もうやめてよ!なんでそこまで人間にこだわるの⁉︎」

 

 ゆいはそう叫ぶと、ニンファに何故そこまで人間にこだわるのかを問いかける。

 それに対して、ニンファは。

 

「何故とは?」

「確かに自分達とは違う色んな生き物を食べてるのは私達も同じだよ?でも、だからこそ感謝を忘れちゃダメなんだよ‼︎命をいただくと言うのはそう言うことだから!でも、貴方が人間を食べた時にはちっとも美味しいって気持ちが伝わって来なかった!食べるって言うのは美味しいって気持ちで心を満たすことにあるんだよ!そうでなきゃ貰った命に申し訳が立たないんだよ‼︎」

 

 ニンファは首を傾げながらそう聞くと、プレシャスはニンファに語りかける。

 食べると言うことは他の生き物の命をもらうこと。その命にいただいて美味しいと言う気持ちで心を満たすことが、いただいた命に対する礼儀であると説く。

 ソウマ達がゆいを見る中、ゆいは語っていく。

 

「貴方は美味しいから人間を食べてるんじゃない!それは命に1番やっちゃいけないことなんだよ!それなのになんで貴方はそこまで人間を食べることにこだわるの⁉︎」

 

 プレシャスはそんな風に語り続ける。

 先程、ニンファから人間を食べる理由を聞いたが、それだけではどうしても理解できなかった。

 それに対してニンファは口を開く。

 

「そうだね。本来なら答える義理は無いんだけど、メインディッシュの君になら教えてあげても良いかな?」

「…………」

 

 ニンファがそう言う中、ゆいはニンファを見ると、ニンファは語り始める。

 

「先程も言ったが、僕は子猫ちゃん達…………人間を心から愛しているんだよ。だからこそ、僕以外の誰かに触れられるなんて我慢出来るはずがない!だから、子猫ちゃん達を食べて僕の血肉になってもらうのさ!子猫ちゃん達は僕の中で永遠に生き続ける。これこそ本物の愛じゃないか‼︎」

「そんな…………⁉︎」

「プレシャス!」

 

 ニンファはそんな風に語る。

 ニンファはそんな歪んだ愛を持っていたのだ。

 ニンファの言葉は到底理解出来る物では無かった。

 愛しているからこそ他の者には触らせたくない。

 だから自分の血肉にすることこそがニンファの最上級の愛なのだと。

 その言葉には、人間の辛一やプリキュア勢だけでは無く。同じグラニュートのソウマ達も言葉を失っていた。その言葉にプレシャスはショックのあまりに膝をついてしまう。

 拓海はプレシャスを支える。

 その光景を見たニンファは口を開く。

 

「先程から何を気安く触れているんだい?ゆいちゃんは僕のメインディッシュなんだ、君の様な前菜が触れて良い物では無いよ?」

 

 ニンファは穏やかな笑顔で、そんな風に拓海に話しかける。

 その声には若干の怒りが混じっていた。

 すると。

 

「良い加減にしろよ!さっきから愛しているから血肉にするなんて!誰が頼んだんだよ!さっきの女の人だって…………まだまだやりたいことがたくさんあった筈なのに!貴方はそんな未来を奪ったんだ!貴方のは愛なんかじゃない。ただ貴方の考えを押し付けただけじゃないか!」

「ブラぺ…………」

「どうやら君には僕の愛は理解すること出来ない様だね。残念だが、君には前菜の価値すら無いよ。消えてくれ」

 

 拓海はそんな風に言う。

 ニンファが勝手に女の人の未来を奪った事に憤慨していた。

 すると、ニンファはそう言うと、ミミックキーを抜いてグラニュートの姿に戻る。

 そこから、触手に蒼炎を纏わせて拓海に伸ばしていく。

 

「拓海‼︎」

「「「「プレシャス!」」」」

 

 ゆいは拓海を抱きしめ、ニンファの攻撃を背中で受けようとする。

 ここね、らん、あまね、ローズマリーがそう叫ぶと。

 

「させない!ハァァァァァ!うわっ⁉︎」

『ソウマ(君)!』

 

 そこに、ソウマが触手と2人の間に割り込んで、ガヴガブレイドで触手を受け止める。

 だが、ダメージを受けた体では受け止めきれず押し負けてしまい触手の攻撃をもろに受けてしまう。

 ライダーとプリキュア勢、拓海とローズマリーもソウマの名前を叫ぶ中、攻撃を受けたソウマは吹き飛ばされた時に強制変身解除されて、プレシャスと拓海の前に倒れてしまう。

 拓海とゆいは、ソウマを心配して駆け寄る。

 

「ソウマ君!」

「おい!大丈夫なのか⁉︎」

「大丈夫…………俺、結構頑丈だから」

 

 拓海とゆいがそう話しかけると、ソウマはそう答える。

 すると。

 

「ソウマ君。何故邪魔をするんだい。そんなにその子達が大事なのかい?昨日の感じだとその子たちとは昨日初めて会ったようだけど。大した付き合いも無いのに。何故そこまで本気になれるんだい?」

「っ!」

「てめぇ…………!」

 

 ニンファはうっすらと笑いながらソウマを貶す。

 他のプリキュアとライダーは怒りを覚えたのか、顔を顰めていた。

 すると、ソウマは怒りを堪えて力を振り絞り体をゆっくりと起こすと、口を開く。

 

「関係ない…………!」

「え?なんだって?」

「付き合いが長いとか、関係ない…………!ゆいちゃん達は楽しい時間を共に過ごした大切な仲間だ。俺にとっての代えの効かない大事な存在なんだ。だから、俺はそんな人達を絶対に守る‼︎」

 

 ソウマはそんな風に言う。

 時間なんて関係なく、守るのだと。

 それを聞いたソラ達は。

 

「ソウマさん…………!そうですね。私たちはヒーローですから…………!」

「うん…………!そうだね!」

「こんな所で…………くたばってたまるか………!」

「はい…………!これ以上、闇菓子による被害は出させません…………!」

「そうだね!」

「うん…………!」

「コメルの仇を討つまでは………負けん…………!」

「行こう」

「ええ…………!」

「うん!」

「ああ!皆の幸せを守ってみせる…………!」

「皆…………!」

 

 そのソウマの言葉に力もらったかの様にライダーとプリキュア達は徐々に立ち上がり始める。

 立ち上がる際に全員がみんなの幸せを守りたいと口にする。全員が立ち上がり、ニンファとギューモに力強い視線を向ける。

 それに対して、ニンファとギューモは。

 

「全く、せっかくのメインディッシュになると思ったのに。君たちの愚かさには呆れたよ、全員ここで始末してしまおうか」

「おいおい、黙ってやったんだから。少しは俺にもやらせろよ。言っとくが熊野郎には手出すんじゃねえぞ?さもねえと殺すからな!」

「分かっているよギューモ。ゆいちゃんとソウマくんは一時とは言え、僕が認めた存在だ。その2人以外は君に任せるよ」

「よっしゃあ!」

 

 ニンファがそう言うと、ギューモはそうつっかかる。

 ニンファの言葉にギューモは獰猛な笑みを浮かべる様に涼介達に向き直り、ソウマ達も向き直る。

 ソウマが再びポッピングミ変身しようとした時。

 

「っ⁉︎ガヴが…………⁉︎」

「ゴチゾウかな…………」

 

 ガヴの口が光りだし、4体のゴチゾウが生成される。

 ソウマとましろは、生み出されたゴチゾウを見つめる。

 それはプレシャス、スパイシー、ヤムヤム、フィナーレをゴチゾウに落とし込んだ様なデリシャスパーティー♡プリキュアのゴチゾウだった。

 

「それって…………プレシャス達のゴチゾウですか⁉︎」

「プリキュアのゴチゾウ、まだ出るのかよ…………!」

 

 いきなりゴチゾウが生成されたことに驚くライダーとプリキュアたち。

 ニンファとギューモも呆気に取られる中、新しいゴチゾウには、ソウマも戸惑っていた。

 すると。

 

「『ゴチゾウの鳴き声』!」

「えっ?使えって事?」

 

 フィナーレのゴチゾウが自分を使えと言わんばかりに飛び跳ねて訴えかける。

 ソウマが聞くと、フィナーレのゴチゾウは頷いた。

 その懸命な姿を見たソウマは。

 

「分かった。行こう!」

 

 そう言うと、ソウマはフィナーレゴチゾウをガヴにセットする。

 

プリキュア!

レジェンドプリキュア!

 

 その音声が鳴ると、ソウマはガヴドルを回転させる。

 

「変身!」

 

 そして、ソウマはそう叫び、デリカッションを押すと、ゴチゾウが展開する。

 

ジェントルに、ゴージャスに、咲き誇るスウィートネス!キュアフィナーレ!食卓の最後を、この私が飾ろう

フィナーレ!

 

 その音声が鳴ると、ソウマはガヴ・キュアフィナーレフォームに変身する。

 マスクの複眼は青に変わり、頭部にはティアラの様な飾りがつき、白と紫を基調としたボディーの至る所には様々なフルーツがあしらわれていた。

 

「姿が変わった⁉︎」

「はにゃー⁉︎」

「しかも、フィナーレにそっくり…………」

「これは驚いたな……………」

「マジかよ…………!」

「凄いじゃない!ソウマ君!」

 

 ソウマの姿が変わったことに、ゆい達は驚いていた。

 

「皆、行こう!」

「はい!」

「うん!」

 

 ソウマがそう言うと、ソラとましろはそう答える。

 ニンファには、ソウマ、ましろ、ゆい、ここね、らん、あまね、拓海、ローズマリーが、ギューモにはスイクス、ラキヤ、涼介、辛一、ソラ、ツバサ、あげは、エルちゃんが相手をする。

 

「全く、君の愚かさには、本当呆れるよ!」

 

 ニンファは呆れながらそんな風に言うと、蒼炎を触手から撃ち出す。

 だが。

 

「ふっ!はっ!」

「なっ⁉︎」

 

 ソウマはダメージを負ったことを全く感じさせない動きで攻撃を見切って躱していた。

 他の仲間はというと。

 

「私たちはソウマ君の援護をしよう!」

「うん!」

「任せて!」

「ああ!」

 

 ましろ達は、ソウマが戦いやすい様に触手や蒼炎弾を対処していた。

 

「くっ!邪魔だ!」

「躱しきれ…………⁉︎」

 

 ニンファは苛立ったのか、蒼炎の数をさらに増やして撃ち出していく。

 ソウマが焦ると。

 

「させない!ハァァァァァ!」

 

 ましろはそんな風に叫んだ。

 かわしきれない蒼炎はブリザードスタイルに変身したましろがプリズムアイスショットで相殺した。

 

「ありがとう!」

「うん!」

「ハァァァァァ!」

「ぐっ⁉︎」

 

 ソウマはましろにお礼を言いつつ、ニンファに渾身の正拳突きを撃ち込む。

 

「やるね…………!なら、これならどう⁉︎」

「させない!ハァァァァァ!」

 

 ニンファはソウマの攻撃を受けたことに関心をしながらも、触手に蒼炎を纏わせ直接攻撃してくる。

 すると、今度はあまねが放った金平糖のエネルギー弾によって触手を弾かれる。

 

「くっ…………!この前菜如きがァァァァ!よくもやってくれたなァァァァァ!」

「っ!」

 

 あまねの乱入によりニンファは怒りを覚えたのか、あまねに攻撃対象を変える。

 すると。

 

「ハァァァァァ!」

「ぐっ⁉︎」

 

 ソウマはフルーツ型のエネルギー弾を両手から撃つ。

 フルーツ型のエネルギー弾はニンファに直撃し、ニンファは怯んだ。

 

「ソウマ、行こう」

「うん!」

 

 ソウマはあまねと頷き合い、 クリーミーフルーレを取り出す。

 二人は、クリーミーフルーレを4回操作して、エネルギー体を4回フルーレから絞り出す。

 

「「ブルーミン・ダンシンフルーツ!」」

 

 二人はそう叫ぶと、フルーレで正面に∞のマークを描く。

 そして。

 

ガヴ……ガヴ……

CHARGE(チャージ) ME(ミー)CHARGE(チャージ) ME(ミー)

 

 ソウマはガヴドルを回転させる。

 そんな音声が鳴る中、ソウマはデリカッションを押す。

 

フィナーレ!ツヨイ〜!

 

「「プリキュア・デリシャスフィナーレ・ファンファーレ!」」

 

 二人はそう叫ぶと、キュアフィナーレの必殺技であるプリキュア・デリシャスフィナーレ・ファンファーレを2人同時に放つ。

 それを受けて、ニンファは吹き飛んだ。

 だが。

 

「ぐぅぅぅ!だったら…………これでどうだ!」

 

 ニンファが立ち上がると、触手4本で1つの巨大な蒼炎弾を作り出しソウマに放ってくる。

 それを見たここねは。

 

「危ない!クラスティ・パン・バリア!」

 

 そんな風に言いながら、ソウマの前に躍り出るとクラスティ・パン・バリアを展開し蒼炎弾を受け止める。

 だが。

 

「そんな程度じゃ、僕の炎は止められない!」

「くぅぅ…………!」

「スパイシー!」

 

 ニンファはそう叫ぶと、ここねは段々と押されていく。

 すると。

 

「『ゴチゾウの鳴き声』!」

「うん!分かった!」

 

 キュアスパイシーゴチゾウが肩に乗り、ソウマに訴える。

 それを見たソウマはキュアスパイシーゴチゾウをガヴに装填する。

 

プリキュア!

レジェンドプリキュア!

 

 その音声が鳴ると、ソウマはガヴドルを回転させる。

 そして、デリカッションを押すと、ゴチゾウが展開する。

 

ふわふわサンドde心にスパイス!キュアスパイシー!分け合う美味しさ焼き付けるわ!

スパイシー!

 

 その音声が鳴ると、ソウマはガヴ・キュアスパイシーフォームに変身する。

 見た目は、複眼はグリーンになっていて、ボディーはブルーをメインにして所々にマゼンタのラインが入っており、肩のアーマーにはブルーとマゼンタのリングの装飾がついている。

 それはスパイシーの頭の上のリングの様に見える。

 

「今度はスパイシーか⁉︎」

「本当に凄いわね、あの子…………」

「そうだよ!ソウマ君は凄いの!」

「……………なんでお前が誇らしげなんだ?」

 

 それを見たあまねとローズマリーがそう言うと、ましろは誇らしげにそう言う。

 拓海が突っ込む中、ソウマはガヴドルを回転させる。

 

ガヴ……ガヴ……

CHARGE(チャージ) ME(ミー)CHARGE(チャージ) ME(ミー)

 

 そんな音声が鳴る中、ソウマはデリカッションを押す。

 

スパイシー!ツヨイ〜!

 

「俺も!クラスティ・パン・バリア!」

 

 ソウマは必殺技を発動しクラスティ・パン・バリアを発動する。

 

「でかいパム⁉︎」

「スパイシーのよりも大きい…………!」

「ソウマさん…………!」

「行こう!」

「「ハァァァァァ!」」

「うわぁぁぁぁ⁉︎」

 

 ソウマのバリアはここねの物より一回り大きく、パムパムとゆいはそう言う。

 ソウマのバリアはここねのバリアと合体して、ニンファの巨大蒼炎弾を弾き飛ばす。

 巨大蒼炎弾はニンファに直撃し、自分の攻撃を受けたニンファは大ダメージを受けて膝をついた。

 ニンファは明らかに弱っていた。

 

「助けてくれて、ありがとう」

「ううん。こっちも助かったよ。ありがとう!」

「う、うん………」

 

 ここねは、ソウマに助けてくれたことにお礼を言う。

 すると、ソウマもお礼を返すと、ここねは頬を赤く染めて、顔を逸らしつつも、チラチラとソウマを見ている。

 その様子を見ていたましろは。

 

「むぅ〜…………!」

「あらあら…………!」

「ましろっちって…………!」

 

 嫉妬しているのか、ましろは頬を膨らませ、ローズマリーとらんはニヤニヤとしながら見守っていた。

 

「ねぇ、スパイシーはなんで顔を逸らしてるの?」

「はぁ…………やれやれ」

「「?」」

 

 ソウマはここねが顔を逸らした理由が分からず、近くにいたあまねにそう聞く。

 すると、あまねは意図が分かっていたのか、呆れた様子でため息をついて、ゆいと拓海は同じく理由が分からない様で首を傾げていた。

 そんな和やかな空気が流れる中。

 

「さっきから、よくも…………!本気にさせた事、後悔させてあげるよ!」

「うわっ⁉︎」

「皆、離れて!」

 

 ニンファは立ち上がり怒りに震えている様にそう言う。

 すると、頭の口を全開にして、中から夥しい数の触手を出してソウマ達に襲いかかる。

 ソウマ達が回避すると、触手の一本一本に鋭利な棘が生えていたのもあり、周囲の船や建物は触手に触れた部分が抉り取られていた。

 

「何あれ⁉︎」

「当たったらひとたまりもない…………!」

「やばいっしょ⁉︎」

「本気を出したということか…………!」

「無事じゃ済まないよ!」

「これ以上、被害は出させない!」

 

 その光景にプリキュア勢は顔を青くしていた。

 ソウマはそう言うと、被害を広げる訳にはいかないとバリアで仲間を守りながらニンファに近づいて行く。

 だが。

 

「攻撃が激しすぎる…………!どうすれば………!」

 

 ソウマはニンファの攻撃が激しく、近づくことが出来ない。

 どうしようかと思案していると。

 

「『ゴチゾウの鳴き声』!」

「君を使えってこと?」

 

 キュアヤムヤムゴチゾウが足元で飛び跳ねていた。

 ソウマはキュアヤムヤムゴチゾウにそう聞くと、ヤムヤムゴチゾウはその言葉に頷いた。

 その言葉を信じて、ソウマはキュアヤムヤムゴチゾウをガヴに装填する。

 

プリキュア!

レジェンドプリキュア!

 

 その音声が鳴ると、ソウマはガヴドルを回転させる。

 そして、デリカッションを押すと、ゴチゾウが展開する。

 

煌めくヌードルエモーション!キュアヤムヤム!美味しいの独り占め、許さないよ!

ヤムヤム!

 

 その音声が鳴ると、ガヴ・キュアヤムヤムフォームに変身する。

 見た目は、複眼は赤、ボディーはオレンジがメインで所々にイエローのラインが入っており、肩にはシニョンの様な赤い装飾がついている。

 

「はにゃー!今度は私だー!」

 

 らんは自分のゴチゾウを使ってくれたのが嬉しいのか目がキラキラしていた。

 

「それがどうしたって言うのさ!」

 

 ニンファはそう言うと、触手でソウマ達を攻撃しようとする。

 それに対して、ソウマはガヴドルを回転させる。

 

ガヴ……ガヴ……

CHARGE(チャージ) ME(ミー)CHARGE(チャージ) ME(ミー)

 

 そんな音声が鳴る中、ソウマはデリカッションを押す。

 

「一緒に行こう!」

「うん!」

「「「バリバリ!ワンターン!ブレイズ!」」」

 

ヤムヤム!ツヨイ〜!

 

 ソウマは必殺技を発動し、らんもノリノリで同時にバリバリワンターンブレイズを撃つ。

 2人の合体した技は黄金の巨大な光線となり無数の触手を焼き切ってしまう。

 

「なっ…………⁉︎ぐっ⁉︎」

「よし!」

「やったね!」

 

 これにはニンファも驚きを隠せずにいた。

 触手を焼き切った光線は無数の麺とワンタンの形に変わり、麺はニンファを縛り、ワンタンは麺の端と地面を繋ぎ止めて動きを封じる。

 ソウマとらんがハイタッチをする中、ニンファは。

 

「うぅ…………!なんなんだこの力はどいつも前菜程度の力しか無い筈なのに…………⁉︎」

 

 ニンファは次々と自分の攻撃を封じ込められ、舐め切っていたソウマとゆい以外にやられている現状を理解出来ずにいた。

 すると、ローズマリーはニンファに話しかける。

 

「私たちには守るべき物があるのよ。それが貴方には無かった。それが貴方が負けた要因よ」

 

 ローズマリーはニンファにそう説いた。

 守る物があるか無いかの差がニンファが負けた要因であると。

 それを聞いたニンファは。

 

「守る物だと?僕だって持っているさ!子猫ちゃん達はぼくの守るべき物だからね!」

 

 ニンファは、ローズマリーの言葉を理解できなかったのか、そんな風に声を上げる。

 それに対して、ソウマと拓海は。

 

「まだ分からないんだね。君は人間を大事な食糧としてしか愛していないんだ。俺たちが言っているのは大事な仲間のことだよ!」

「そうだ!一緒に笑って、怒って、泣いて。時には喧嘩して、最後にはお互いに認め合える。そんな大事な人達のことなんだよ!」

 

 ソウマと拓海は、そんな風に言う。

 ニンファの守るべき物というのは、人間を食糧としか見ていないのだと。

 大事な仲間であると、二人はそう言う。

 すると、ゆいはニンファに話しかける。

 

「ネオさん。確かに私達一人一人じゃ貴方には敵わないよ。でもね、人の力も出汁も、合わせるのがミソ!1人じゃ出来なくてもみんなの力を合わせればどんな相手にだって立ち向かえるの!私たちが貴方をここまで追い詰めた様に」

 

 ゆいはニンファにそう説く。

 一人では無理でも、仲間と一緒だから、追い詰める事が出来たのだと。

 その言葉にニンファは今の自分の状況を見て納得出来たのか、突然笑い出した。

 

「ハ、ハハハ…………!確かにそうかもしれないね。ゆいちゃん、やっぱり君の秘められた力はボクの予想なんて超えていたよ。…………ボクの負けだ。だからこそ、君の手でボクを終わらせてもらいたいんだ」

「えっ?」

 

 ニンファは負けを認めたのか、どこか清々しいと言わんがばかりに、そんな風に言う。

 最後はゆいの手でトドメをさして欲しいと…………つまりは介錯を求めたのだ。

 それを聞いたゆいは。

 

「そんな…………⁉︎」

 

 ゆいはニンファの言葉に手を握り込み震えていた。

 グラニュートとは言え、食べる為以外で命を奪うことには多少は抵抗があったのか。

 そんなゆいの肩にソウマと拓海が手を置く。

 

「大丈夫だよ。ゆいちゃん、俺たちがついてる」

「そうだ、ゆい。辛い時は俺たちを頼れ!1人が怖いなら俺達がお前を支える」

 

 ソウマと拓海はそんな風に言う。

 ゆいの事を支えるのだと。

 その言葉にゆいは力強く頷き。両手を握りしめて、ニンファに問いかける。

 

「最後にもう一度聞くよ。2度と人間を食べないか。ここで私達に倒されるか!」

 

 ゆいはソウマがいつもやっている最後の問いかけをニンファにする。

 それに対してニンファは…………。

 

「あぁ、君の…………いや、君たちの手で終わられてくれ」

 

 ニンファの意思は変わらない様であり、そんな風に答える。

 それを聞いたソウマとゆいは。

 

「やっぱりそれが貴方の答えなんですね。行こう、ゆいちゃん!」

「うん‼︎」

 

 二人はそう話す。

 そして、ソウマは最後のキュアプレシャスゴチゾウをガヴに装填する。

 

プリキュア!

レジェンドプリキュア!

 

 その音声が鳴ると、ソウマはガヴドルを回転させる。

 そして、デリカッションを押すと、ゴチゾウが展開する。

 

熱々ご飯で漲るパワー!キュアプレシャス!美味しい笑顔で満たしてあげる!

プレシャス!

 

 その音声が鳴ると、ガヴ・キュアプレシャスフォームに変身する。

 その見た目は、ボディーは濃いピンクと薄いピンクになっていて、複眼は紫に肩には桜の花と稲穂の金の装飾が付いていた。

 

「…………ありがとうね、ソウマ君」

「うん」

 

 ゆいは、最後の最後に自分のゴチゾウを使ったソウマに感謝を伝える。

 そして、ソウマはガヴドルを回転させる。

 

ガヴ……ガヴ……

CHARGE(チャージ) ME(ミー)CHARGE(チャージ) ME(ミー)

 

 そんな音声が鳴る中、ソウマはデリカッションを押す。

 

プレシャス!ツヨイ〜!

 

「「5000キロカロリーパンチ!」」

 

 そして、ゆいとソウマは必殺技の5000キロカロリーパンチを放つ。

 2人の技を受けて、ニンファは爆発した。

 ニンファは断末魔の声を上げる事なく消えていった。

 そんな中、ギューモの方はというと。

 

「オラァァァァァ!」

「ふっ!はっ!」

「おりゃっ!よっと!」

「はっ!はっ!」

「はっ!」

「ハァァァァァ!」

「ふっ!はっ!」

「はっ!よっと!」

「ふっ!はっ!」

 

 ギューモに対しては、スイクス、ラキヤ、涼介、辛一、ソラ、ツバサ、あげは、エルちゃんが相手をしており、全員がヒットアンドアウェイを意識して戦っていた。

 

「ちっ!ちょこまかと…………!」

「効いてます!」

「あいつの魔法は厄介だからな!」

「この調子で押していこう!」

「油断するな。奴の苛立ちは更に高まっているはずだ。何をしてくるのか………」

 

 ヒットアンドアウェイの戦法によって、ギューモは苛立っていた。

 それを見て、ソラ達はそう話す。

 だが、ギューモの苛立ちがどんどん高まっているのを見て、スイクスは警戒する様に促す。

 すると。

 

「お前ら……………!何度も邪魔しやがって!全員消えろぉぉぉぉっ‼︎」

 

 ギューモはそんな風に叫ぶと、角を外して剣の形にして、魔法を周囲に乱発しながら暴れ回る。

 

「やべぇな…………!ヤケ起こしやがった!」

「このままじゃ…………!」

「俺に考えがある。ラキヤ、手伝え」

「あ?……………分かった」

「ソラ達は強化形態になっておけ」

「あ?おう!」

 

 それを見た辛一とあげははそんな風に言う。

 ヤケを起こして暴れ回り、周囲に被害が出ていたからだ。

 しかも、今のギューモは耐久力とパワーが上がっており、攻撃をするのも至難の業だと。

 それを見ていた涼介はそう言って、ラキヤに何かを伝える。

 それを聞いたラキヤが動き出して、涼介はそう言う。

 それを聞いた辛一達は、強化フォームへと変身しようとする。

 

「今日も頑張ります!」

「めいいっぱい回して!」

 

 辛一はフラッぺいずゴチゾウを出すと、上部の一郎の部分を回転させる。

 そして、ヴラスタムギアを装着して、ゴチゾウを装填する。

 

『『フラッペ!』』

オン!

 

 辛一がフラッぺいずゴチゾウを装填して、待機音が流れる中。

 

「クリアーミラージュ(フレイムミラージュ)(ストームミラージュ)(サンダーミラージュ)!トーンコネクト!」

 

 ソラ達がそう叫ぶと、変化したスカイミラージュに変化したスカイトーンを装填する。

 

「ひろがるチェンジ!クリスタルスカイ(プロミネンスウィング)(ウィンディーバタフライ)(ライトニングマジェスティ)!」

 

 そして、ソラ達がそう叫ぶと。

 

『『フラッペカスタム!シャリシャリ!』』

 

「無限に輝く水晶の煌めき!キュアスカイ・クリスタルスタイル!」

「天高く昇る希望の炎!キュアウィング・プロミネンススタイル!」

「アゲテ吹き荒ぶ癒しの風!キュアバタフライ・ウィンディースタイル!」

稲光(いなびか)る気高き(いかずち)!キュアマジェスティ・ライトニングスタイル!」

 

 そんな音声が鳴って、そう名乗ると、ソラ達は強化形態へと変身する。

 すると。

 

「おい、ギューモ。お前、闇菓子を食いたいって言ってたな?」

「あ?それが何だって言うんだよ!」

「お前にヒトプレスを集めるのは不可能だって言ってんだよ」

「涼介さん…………?」

「一体何を…………?」

「もしかして…………」

「俺たちに邪魔されたって言って怒ってるけどな。あんな単純な方法でヒトプレスを集めるのは不可能だって言ってんだよ。闇菓子を食って単純になってるお前にはな」

 

 すると、涼介はそんな風にギューモを煽っていく。

 ツバサとソラが訝しむ中、あげはは意図を察したのか、そんな風に呟いた。

 それを聞いたギューモは。

 

「テメェ……………!言わせておけば…………!もう許せねぇ!お前から潰してやらぁぁぁぁ‼︎」

 

 ギューモは涼介の煽りに激昂したのか、身体強化魔法や炎の魔法を付与して、涼介に向かって突進していく。

 

「何を……………そういう事か。皆!ラキヤの合図で、一斉に必殺技を叩き込むぞ!」

「えっ⁉︎」

「どういう事?」

「なるほど…………!」

「少年も分かったみたいだね!」

「お、おう!」

 

 スイクスは一瞬戸惑ったが、意図を察したのか、そんな風に叫ぶ。

 ソラ達は戸惑いながらも、そう答える。

 涼介にギューモが迫ろうとしていると。

 

「ふっ!」

 

プディングクラッシュ!

 

 ラキヤはヴラスタムギアを操作すると、ギューモの足元にプリンの形のエネルギーを形成して、ギューモを拘束する。

 

「あっ⁉︎そんな程度で……………!」

「今だ!」

「はい!」

 

 ギューモはそんな風に言って、プリンの拘束を破ろうとするが、なかなか破れなかった。

 それを見て、スイクスがそう叫ぶと、ソラ達は必殺技を放とうとする。

 

チョコ!

 

「ヒーローガール………!クリアースカイパンチ!ハァァァァァ!」

「ひろがる!プロミネンスウィングアタック!」

「ひろがる!バタフライストーム!」

「ひろがる!ライトニングアワーズエンド!」

「食らえ!」

 

チョコ!

 

 辛一が一郎をヴァレンバスターに装填する中、ソラ達は必殺技を発動する。

 そして、辛一も必殺技を発動して、ビームを放つ。

 それを受けたギューモは。

 

「ぐぅぅぅ…………!舐めるなぁぁぁ!」

『きゃっ⁉︎』

「おわっ⁉︎」

 

 ギューモは耐えながら、そんな風に叫ぶと、魔力を放出させる。

 ソラ達は吹き飛ばされるが、すぐに体勢を立て直した。

 

「ふざけやがって…………!」

「これで終わりだ」

「ああ」

「氷河の闇に消えろ!」

 

 ギューモはそんな風に呟く。

 すると、涼介達はそう言って、必殺技の体勢に入る。

 

SET(セット)

ガブッ!

 

 涼介とラキヤが武器にゴチゾウを装填する中、スイクスはゴチゾウを回転させていた。

 そんな音声が鳴る中、デリカッションを押して、涼介達も必殺技を発動する。

 

ヴラムシューティング!

ヴェロスナイプ!

ゴォーーン!

エンシェントブレイク!

 

 三人は必殺技を発動して、ギューモはそれを受ける。

 すると。

 

「ぐぅぅぅ…………!うぉぉぉぉぉ‼︎」

 

 ギューモはそう叫ぶと、再び魔力を放出する。

 それを受けて、ラキヤ達の攻撃は無力化されてしまった。

 

「しぶといな…………!」

「まさか、僕たちの必殺技を受けて、まだ耐えれるなんてね」

「くっ…………!分が悪いか…………!覚えてやがれ!」

 

 それを見たラキヤとスイクスはそう反応する。

 すると、ギューモはニンファが倒されたのに気付いたのか、そんな捨て台詞を吐くと、魔法で土煙を上げて、逃走する。

 

「逃げられたか……………」

「まあ、今度倒せば良いだけだろ」

「気楽だな」

「あ?うるせぇよ!」

「「まあまあ…………」」

 

 涼介がそう呟く中、辛一はそう言う。

 それを聞いて、ラキヤが呆れた様にそう呟くと、辛一は喧嘩腰になり、ソラとあげはは抑える。

 こうして、戦いは終わったのだった。

 だが。

 

「そういえば!ヒトプレスはどうしましょう⁉︎」

「どうしよう、辛一!ましろちゃん!」

「えっ⁉︎ど、どうすれば…………⁉︎」

「あいつを倒しちゃったから、場所が分かんねぇな………!」

 

 ソラはそう叫ぶ。

 ニンファ達が集めたヒトプレスは、既に持っていかれているのだと。

 ソウマ達が焦っていると。

 

「ご心配なく」

「クリスさん!」

「ヒトプレスは回収してくれたかい?」

「ええ。ヒトプレスは全て無事です」

「クリスん、流石!」

「良かった〜!」

「ひとまずは、解決ね!」

 

 そこに、クリスがやってくる。

 クリスの手には、ヒトプレスが入っているケースがあった。

 実は、クリスはニンファの仲間を追跡しており、ヒトプレスの奪還に成功したのだった。

 こうして、この騒動は幕を閉じた。

 


 

 ニンファとの戦いが終わった後、ソウマ達は一度、ブンブンへと向かった。

 その理由は……………。

 

「えっ⁉︎ネオ様がグラニュートだったの⁉︎」

「ああ。大食い大会に出ては、その大会にいた人たちをヒトプレスにしてたらしい」

「しかも、人間をそのまま食ってたからな」

「嘘……………⁉︎」

 

 それは、陽香がファンであるネオが、グラニュートである事を伝える為だ。

 陽香がショックを受ける中、ソウマとゆいが口を開く。

 

「でも…………ネオさんは最後は自分から倒される事を望んでたんだ」

「うん。確かに、人間をヒトプレスにしたり、人間をそのまま食べたりと、許されない事をした。でも、誇り高いグラニュートだった事は間違い無いと思う」

「そっか…………うん。寂しいけど、ネオ様のことは、胸にしまっておくよ」

「そうですか…………」

 

 ゆいとソウマの2人はそう伝える。

 許されない事をしたのは事実だが、誇り高きグラニュートだった事は間違いないのだと。

 それを聞いた陽香は納得したのか、そんな風に呟く。

 ソラがそうつぶやく中。

 

「ヒトプレスを取り戻せたんでしょ?なら、大丈夫だよ!これから、皆でお祝いのパーティーをしよう!」

「そうだな」

「アゲていこう!」

「うん!」

 

 すると、陽香はそんな風に言う。

 それを聞いて、ソウマ達はそう答えるのだった。

 その後、虹ヶ丘邸でパーティーが開かれる事になった。




今回はここまでです。
大変長らくお待たせしました。
今回は、デリシャスパーティプリキュアとのコラボ回です。
ガヴとは、食べ物繋がりという事で。
ニンファという、ウラッカと黒闇に影響を受けたグラニュートが登場しました。
そして、デパプリのゴチゾウも登場しました。
次回は、この話の後日談みたいな感じです。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
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