仮面ライダーガヴ&ひろがるスカイ!プリキュア   作:仮面大佐

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第7話 仮面の下はどんな味

 酸田満によって、グラニュートの器官を埋め込まれた狩夜辛一。

 彼は変身して、師匠を殺害したグラニュートを倒した。

 その後、どこかへと向かい、ソウマもそこへと向かう。

 ソウマが変身したガヴに気づくと、辛一もソウマの事を見る。

 すると、ソウマはある物に気づく。

 

「ん?(…………あれって…………ゴチゾウだよね?)」

 

 それは、辛一が持っている銃に、チョコドンゴチゾウが装填されていた事だ。

 辛一がソウマが銃を見ている事に気付いたのか、銃を隠しつつ、視線を逸らす。

 辛一の心境は。

 

『やっべぇ〜!あいつのアイテム、パクってんのがバレたか!?』

 

 ソウマのアイテム(ゴチゾウ)を奪っている事に気づかれたと思ったのか、慌てていた。

 すると、ソウマが話しかける。

 

「ねぇ、君は…………」

「俺は……………アンタの、後輩みたいなもんだ」

「後輩…………?じゃあ、君も改造されてその力を?」

「ああ」

 

 ソウマがそう聞こうとすると、辛一はそう言う。

 ソウマの問いに辛一はそう答えると、その心中は。

 

『良かったぁ〜!上手く誤魔化せた…………!ってか、やっぱこいつも、改造されてグラニュートの力を取り込んだ人間…………なのか?』

 

 辛一は誤魔化せた事に対してそう思うと、ソウマも自分と同じ存在であると思った。

 それは、半分正解だった。

 ソウマは、人間とグラニュートのハーフだからだ。

 一方、ソウマはというと。

 

『そっか…………この人も俺みたいに改造されたグラニュートなんだ。だから、俺と似たような眷属を…………お腹に口がないのもそれで…………』

 

 ソウマはそんな風に思っていた。

 ソウマの認識は、ある意味では異なっていた。

 辛一は、グラニュートの器官を入れられた人間で、お腹にガヴがないのも、ただの人間だったからだ。

 お互いに少しズレた解釈をする中、辛一は口を開く。

 

「悪いが、お互い詮索は無しで行こうぜ。分かるだろ?秘密を知る者は少ない方がリスクは低い」

 

 辛一は、これ以上詮索されるのを防ぐ為か、そんな風に言う。

 それを聞いたソウマは。

 

「『この世界では正体はバラさない方がいい!分かってる人だ!』…………じゃあ、一つだけ。君は、人間に危害を加えないよな?」

「『当たり前だ!』俺の狙いは、人間を食い物にするグラニュートどもだ」

 

 ソウマはそんな風に思うと、辛一にそう聞く。

 辛一は心の中でそう突っ込むと、そんな風に答える。

 それを聞いたソウマは。

 

『良かったぁ〜…………!ちゃんと人間の味方だ!…………でも、ストマック社の身内だって事は知られない方がいいかも』

 

 ソウマはホッとしつつも、自分がストマック社の身内である事は伏せる事を決める。

 ソウマは口を開く。

 

「分かった。これ以上は俺も聞かない。チョコレート君は、いい奴だね」

「チョコレート君?俺か?」

 

 ソウマはそんな風に言うと、辛一はそんな風に聞く。

 そのチョコレート君という名前に対して、辛一の心境は。

 

『チョコレート君は…………嫌だぁぁぁぁ!絶対に嫌だ…………!でも、本名も避けたい!もっといい感じのペンネーム的な…………!!』

 

 辛一は、『チョコレート君』という呼ばれ方は、お気に召さなかったようだ。

 辛一は考えていき、出した答えは。

 

「俺の事は、ヴァレンとでも呼べ」

「ヴァレンか。分かった」

 

 辛一はとっさに、ヴァレンと名乗った。

 ソウマは頷く中、辛一はというと。

 

「『結局、チョコ繋がりで発想しちまった………』あんたは?赤ガヴで良いのか?」

 

 辛一はそんな風に後悔していた。

 ヴァレンというのも、バレンタインから取ったのだ。

 辛一はそんな風に聞く。

 それを聞いたソウマは。

 

『それは嫌だ嫌だ嫌だ…………嫌だぁぁぁ!でも、ソウマって言えないし…………う〜ん………じゃあ、せめて赤ガヴよりは…………!』

 

 ソウマは心中でそう叫ぶ。

 赤ガヴというのも、グラニュートからの蔑称であり、ソウマは嫌がった。

 ソウマはそう考えると、口を開く。

 

「ガヴだ。赤はいらない」

「じゃあ、またどこかで会うかもな。ガヴ先輩」

「ああ。また」

 

 ソウマはそう言う。

 辛一はそう言うと去ろうとするが、お互いに2回ほどぶつかってしまう。

 その後、去りながら2人は思った。

 

『『…………一旦、これで様子見だな』』

 

 2人はそう思いながら去っていく。

 その頃、グラニュート界では、1人の男が手術台に寝かされていた。

 すると、エージェントが口を開く。

 

「ニエルブ様。準備が整いました」

「やあ、久しぶり。君をアルバイト用に改造した時以来かな?」

「あの……………私、何かしましたでしょうか…………?もしかして、闇菓子を奪われた事で…………!?」

「そんなに緊張しないで。今日はちょっと、君に新たな能力をつけてみたくてね」

 

 エージェントがそう言う中、ニエルブはそう言う。

 その男がそんな風に言うと、ニエルブはそう言いながら、男のミミックキーを外して、グラニュートとしての姿にする。

 そのグラニュートは、ソラ達を襲ったグラニュートだった。

 ニエルブは道具を手に取ると、笑みを浮かべる。

 その頃、ソウマと陽香は、ある屋敷に訪れていた。

 陽香がインターホンを押すと、中からお婆ちゃんが現れる。

 

「いらっしゃい。始めまして。陽香の大叔母の宝屋敷雅子です」

「井上ソウマです!よろしくお願いします!」

「雅子ちゃん、ブンブンにご依頼ありがとう!」

「さっ、どうぞ」

 

 中から出てきたのは、陽香の大叔母の宝屋敷雅子だった。

 3人はそう話すと、中に入る。

 

「いつも、家事をお願いしているお手伝いさんが里帰りでね。誰か代わりの人を探さなきゃなと思って…………そういえば、陽香ちゃん、何でも屋やってたなって」

「えっ!?思い出してくれて、うれしい!雅子ちゃん、こんな広い家に一人暮らしだもん。大変だよね」

「実は、今は1人じゃないのよ」

 

 雅子が依頼をした理由は、お手伝いさんが里帰りをしていたからだ。

 ちなみに、その話をしている中、ソウマは庭のプールの周りを走っていた。

 雅子はそう言うと、ある部屋に2人を案内する。

 

「若いアーティストさん2人に、お部屋を貸してるの」

「うわぁ〜…………!すげぇ!」

 

 雅子がそう言うと、ソウマはそう言う。

 雅子は、2人のアーティストの元に向かい、紹介する。

 

「彼女は立彫珠希ちゃん。彼は絵川末継君。2人とも無名だけど、私はとっても見所があると思ってるのよ」

「うわっ!それってもしかして、パトロンって奴?すっご〜…………!」

「パトロンって?」

「うん〜…………と。売れない芸術家を支える人みたいな?」

 

 雅子がそう紹介すると、陽香はそう言う。

 ソウマが首を傾げると、陽香はそんな風に説明をする。

 すると、末継がイラつき気味に口を開く。

 

「…………売れなくて悪かったな」

「雅子さんも、人が幸せになる手伝いをしてるんだ」

「あら?じゃあ、陽香ちゃんと一緒ね!」

「うち、レベルまだまだ。さっ!ウマソー、働くよ!」

「はい!」

 

 末継がイラつき気味にそう言うと、陽香はやってしまったと言わんがばかりに口を抑える。

 3人はそう話すと、仕事を始める。

 陽香とソウマは掃除をしたりするのだが……………。

 

「おりゃああ!……………あっ!」

「いやー!」

 

 ソウマははたきで掃除をするが、勢い余って、ツボを割ってしまう。

 次は庭の掃除だが。

 

「いやー!」

 

 陽香は芝刈り機を使う中、ソウマは手作業で雑草を取っていた。

 だが、勢い余って、木が傾いてしまう。

 そして、料理の時は。

 

「んっ…………ああ…………」

「ウマソー、ごめん。邪魔」

「だよね…………」

 

 陽香が料理をする中、ソウマは大量の卵を割ってしまい、陽香からそう言われる。

 すると、キッチンに珠希が入ってくる。

 

「ああ、いたいた!何でも屋の人!」

『加熱を止めました』

 

 珠希がそう言いながら入ると、そんな電子音が響く。

 ソウマは、珠希に着いていく。

 

「いやぁ、ちょっと行き詰まっちゃってさ。なんでも良いから、感想聞きたいんだ」

「う〜ん…………」

 

 珠希は、自分の作品をソウマに見てもらう事にしたのだ。

 ソウマは唸りながら、その作品を見る。

 

「俺は、ここがなんか美味しそう……………」

 

 ソウマはそう言いながら彫刻の腕の部分を持つが、壊れてしまう。

 ソウマは、顔を青ざめながら口を開く。

 

「ごめん!ごめんなさい!」

 

 ソウマは謝りつつ、どうにか直せないかと考える。

 すると、珠希は凄まじいオーラを纏いながら、ハンマーを持って、ソウマの肩を叩く。

 

「………………イヤァァァ〜!!」

「……………これだーー!!」

 

 ソウマはハンマーでぶっ叩かれるかと思ったのか、そんな悲鳴を上げる。

 だが、珠希はそんな風に叫ぶ。

 

「ここが余分だったんだよ!もうサンキュー!何でも屋君!もう、これこれ!ねえ、ちょっと。割っちゃおう」

「全然、役に立ったのなら良かったです」

「本当にありがとう!ってか、さっき美味しそうって言ってたけど、何が美味しそうなの?」

「なんか、マシュマロみたいで」

 

 珠希としては、腕がない方がいいと思ったのか、そんな風に言う。

 2人がそんな風に話をする中、末継はイラつき気味に絵に頭をぶつける。

 その頃、ヒトプレスの集積所では。

 

「次の回収だ」

「ああ」

 

 エージェント達が回収したヒトプレスの仕分け作業を行なっていて、2人がヒトプレスをストマック社の方に運んでいく。

 そこに、シータとジープの2人が入ってくる。

 

「この集積所はまだ無事みたいだな」

「赤ガヴに襲われる前に、こまめに回収した方がいいかも」

 

 シータとジープの2人は、そんな風に話す。

 すると、ドアが開き、そこからグロッタが入ってくる。

 

「こんなところに居たの」

「「グロッタ姉さん…………」」

「こんな所まで何だよ。珍しい」

「決まってるでしょ。クレームつけに来たのよ」

 

 グロッタがそう言う中、シータがそう聞くと、グロッタはそう言いながら、2人に近寄る。

 

「最近、ヒトプレスの仕入れ量が減ってるのは何なの?」

「あっ、いや、それは…………」

「最近、バイト君の質が落ちてて…………」

「ふ〜ん…………」

 

 グロッタがそう聞くと、シータとジープの2人はそう言う。

 すると、グロッタは2人の肩に腕を置き、2人の事を見る。

 それには、シータとジープは、グロッタの顔を見ないように笑う事しかできなかった。

 それを聞いたグロッタは。

 

「良いわ。私がケツを叩きに行ってあげる」

「「はぁ……………」」

 

 グロッタはそう言うと、集積所から出ていき、2人はため息を吐く。

 その頃、酸田満の研究室では。

 

「う〜ん…………今んところ、異常なし!狩夜辛一改造作戦は順調だ」

「本当かよ…………」

「君の変身に必要なサンプルも、また補充してきた。数に限りはあるけど…………まあ、上手い事使いこなして」

 

 酸田はそんな風に言うと、辛一はそう悪態をつく。

 酸田はあるケースに入っていたチョコドンゴチゾウを四つ取り出す。

 すると、辛一は口を開く。

 

「…………グラニュート研究家って、あんたの他にも居んの?」

「居るかもね。会った事ないけど。何で?」

「あいつも改造されたって言うから…………」

 

 辛一がそう聞くと、酸田はそう言う。

 酸田の問いに対して、辛一がそう言うと、酸田はチョコドンゴチゾウが四つ入ったトレーを机に置きながら口を開く。

 

「あいつ?ああ…………仮面ライダー。えっ!?仲良くなったの!?じゃあ、連れてきてよ!彼のことも調べたいし、俺がこれを作れる様になったら、戦闘の自由度はもっと上がる!ねえ、いつ来られそう?」

 

 酸田はそう聞くと、テンションを高くしながらそう言う。

 その姿はまるで、反抗期の息子に友達が出来たと聞いて、喜ぶ親の様だった。

 辛一はチョコドンゴチゾウを鞄に入れながら口を開く。

 

「来ねぇよ!」

 

 辛一はそう言うと、研究室から出ていく。

 階段で立ち止まると、口を開く。

 

「…………酸田みてぇのが、もう一人いるってことか?」

 

 辛一はそう呟く。

 その頃、ブンブンでは。

 

「陽香さん、凄いっすね。何でもできるし」

「まあね。いやこう見えて、色々勉強してんだから」

「よし!次は明後日だ!今度は俺も頑張ろ!」

 

 ソウマがそう言うと、陽香はそう言う。

 ソウマがそんな風に気合を入れる中、陽香は口を開く。

 

「あっ…………ウマソー、次は留守番でいいや」

「えっ!?」

「いや、流石にもうちょい仕込んでからじゃないと厳しかったかなって反省した。明後日は、事務所の掃除でもしてて。じゃっ、お疲れ!」

「あっ…………」

 

 陽香はそう言う。

 ソウマは色々とミスをしたからだ。

 陽香がそう言って帰ると、ソウマは口を開く。

 

「そっか…………掃除の練習だ。………うん?」

「バリバリ!バリバリ!」

 

 ソウマはそう言う。

 すると、そんな声が聞こえてくる。

 窓には、ザクザクチップスゴチゾウが居た。

 その頃、宝屋敷邸に来訪者がいた。

 

「はい」

「こんにちは。私、ここでギャラリーを営んでおります、岩清水と申します」

 

 雅子が対応すると、岩清水と名乗る男がそう言う。

 その夜、ソウマはデンテの元に来ていた。

  

「わざわざすまんのう!まあ、座ってくれ」

「デンテおじさん、どうしたの?」

「ん?今日はわしの、すんばらしい発明を授けてやる!」

「じゃあこれ、お土産!」

「おお!ハハハハハハハ!」

 

 ソウマがそう聞くと、デンテは何かをソウマに渡して、ソウマはお菓子を渡す。

 ソウマが受け取ったのは、スマホみたいな物だった。

 

「人間が持ってるスマホみたい。えっ?くれるの?」

「ああ!人間との連絡にも使えるが、イチオシは、ここにお前さんの眷属を嵌めてみい」

「ゴチゾウを?」

「うん!」

「こう?」

 

 ソウマがそう聞くと、デンテはそう言う。

 そのスマホは、ソウマのガヴをスマホの形に落とし込んだみたいなデザインだった。

 デンテがそう言うと、ソウマはガヴフォンにポッピングミゴチゾウを装填する。

 すると、ヴァレンとオタケの戦闘映像が映る。

 

「おお!何これ!?」

「ハッハッハッ!こいつの見た物がここに映るという、すんばらしい機能もあるんじゃ!…………うん?なかなかの戦いぶりじゃのう………」

 

 ソウマが驚くと、デンテはそう説明する。

 どうやら、ゴチゾウが見た物をガヴフォンに映し出せるのだ。

 デンテはお菓子を食べると、映像を見ながらそう言う。

 すると、ソウマは口を開く。

 

「俺じゃないよ」

「えっ!?そうなの?じゃあ…………誰?」

「ヴァレンって名前以外、俺も分かんなくて。そっか……………デンテおじさんが改造したんじゃないんだ」

「う〜ん…………?」

 

 ソウマがそう言うと、デンテは驚きながらそう言う。

 ソウマの言葉に、デンテは首を傾げたのだった。

 後日、宝屋敷邸に向かった陽香は、口を開く。

 

「えっ!?珠希ちゃんがパリに!?」

「そうなの。今朝早くに。一昨日、あなた達が帰った後に、美術商の方がいらしてね」

 

 陽香が驚くと、雅子はそう言う。

 岩清水という男が、珠希をスカウトしたのだ。

 それを受けて、珠希はパリに向かった。

 

「フットワークの軽い子だから、まあとにかく、一度行ってくるって」

「うわぁ〜!凄い!よかったね!」

 

 雅子がそう言うと、陽香はそう言う。

 それを見ていた末継は、なんとも言えない表情を浮かべて、去っていく。

 一方、ブンブンの近くでは。

 

「ここが…………あげはさんの親友が経営している何でも屋って所ですか?」

「そっ!ブンブンって言うの」

「そうなんですね…………」

「ここにソウマ君が…………」

「とにかく、入ってみよう」

 

 ソラ達がやってきていた。

 陽香から、ソウマは事務所で待機してもらっていると聞いたソラ達は、来ることにした。

 その際、助けたポッピングミゴチゾウを連れていた。

 その頃、ソウマは。

 

「…………ゴチゾウの家も作らないとね。これを使う感じで良いかな…………?」

 

 ソウマは、宅配ダンボールを手にそんな風に言う。

 すると、扉が開く。

 

「あっ、いらっしゃいま……………!?」

 

 ソウマは対応しようとすると、驚きの表情を浮かべる。

 入ってきたのは、ソラ達だったのだ。

 

「ソウマ君!」

「ましろちゃん…………」

「勝手に出ていって、今まで何してたの!?」

「ご、ごめん!勝手に出ていって…………」

 

 ましろがそう言うと、ソウマはそう謝る。

 すると、ソラ達が口を開く。

 

「ましろさん、落ち着いて下さい」

「こんなましろ、初めて見た…………」

「はい」

「さて。ソウマ君だよね?君に聞きたい事があってね」

「聞きたい事?」

「ええ。グラニュートや、君が変身する仮面ライダーについて」

「えっ!?」

 

 ソラ達がそう言う中、あげははそう言う。

 それを聞いたソウマは驚いた。

 

「何で…………!?」

「ましろんもグラニュートに襲われたから、私たちも知るべきだと思ってね」

「……………分かった」

 

 ソウマがそう聞くと、あげははそう言い、ソウマは頷いた。

 そこから、ソウマは話していく。

 グラニュートは人間の世界とは違う世界に居る存在で、そのグラニュートが求めるのが、闇菓子。

 闇菓子とは、グラニュート界にある会社、ストマック社が売り捌いているお菓子で、人間の幸福を材料にして居る事。

 幸福を抽出されたヒトプレスは、握り潰せるくらいに脆くなり、割れたらその人は死んでしまう事。

 そして、ソウマはストマック家の出身であり、人間とグラニュートのハーフである事。

 ブーシュ・ストマックが攫った女性である井上みちるとの間に生まれた存在である事。

 ブーシュが亡くなった後、ランゴ達によって、母親であるみちるが殺害されてしまった事。

 それらを話していった。

 

「そんな…………!?」

「ソウマさんのお母さんは、殺害されてしまったんですか…………!?」

「しかも、その闇菓子って、ただの嗜好品なんですか…………!?」

「その為に人間を攫ってるって事………!?」

「許せない…………!」

 

 それを聞いたソラ達は、そんな風に憤る。

 ソウマのお母さんの幸せを奪って、そのまま殺害したストマック家の面々、危険な嗜好品である闇菓子を食べる為に、人間を攫うグラニュート。

 すると、ソラは口を開く。

 

「私たちも戦います!そのグラニュートから人たちを守る為に!!」

「ダメだ!君たちはただの人間だから…………!巻き込むわけには……………!!」

 

 ソラがそう言うと、ソウマはそう言う。

 ソウマとしては、ただの人間であるソラ達を巻き込みたくないと思っていた。

 それを聞いたソラ達は頷くと、ましろが口を開く。

 

「大丈夫だよ。私たち、プリキュアだから」

「えっ!?プリキュアなの!?」

「そうです!」

「私たちも、ソウマ君の力になってあげたいんだ。だから……………お願い」

 

 ソラ達は、自分たちがプリキュアである事を明かす事を決めていたのだ。

 ソウマが驚く中、ましろはそんな風に言う。

 それを聞いたソウマは。

 

「……………分かった。お願い」

「はい!絶対に守って見せます!」

「うん!」

「グラニュート達の好きにはさせません!」

「OK!」

「ええ」

 

 ソウマはそう言う。

 そうして、ソウマ/仮面ライダーガヴとひろがるスカイ!プリキュアの間で、協力関係が結ばれた。

 すると、ましろのポケットから、ポッピングミゴチゾウが出てくる。

 

「ゴチゾウ!どうしたの?」

「実は、その子がランボーグっていう怪物にされてたの」

「ランボーグ?前見たあの化け物?」

「そうなんです」

 

 ソウマが首を傾げると、ましろはそう言う。

 ソラがそう言うと、ソウマはガヴフォンを取り出す。

 

「それは?」

「俺の知り合いが作ってくれたんだ。これを使えば、ゴチゾウが見た物を映し出せるんだ」

「へぇ…………凄いですね」

 

 エルがそう聞くと、ソウマはそう言い、ツバサは感心しながらそう言う。

 ソウマはポッピングミゴチゾウをガヴフォンに装填すると、何かが映し出され、それを全員で覗き込む。

 すると、そこに映っていたのは。

 

『おぉぉぉ…………!美味しいです!』

 

 ソラに似た容姿の女の子が、闇菓子を食べている映像。

 そして。

 

『あれが……………グラニュートというのを倒している存在ですか。試してみましょう。来なさい!アンダーグ・エナジー!』

 

 その女の子が、ゴチゾウをランボーグ化している映像だった。

 

「これって……………!?」

「ソラちゃん…………!?」

「というより、以前に現れたブラックスカイみたいな感じの様な…………!?」

「どうなっているんですか!?」

「っ!」

 

 それを見たソラ達は驚愕する。

 かつて、自分たちの前に現れたブラックスカイという存在に似ていた事に。

 あげははそれを録画すると。

 

「ソラちゃん!少年!エルちゃん!アンダーグ帝国に向かうよ!」

「そうですね…………カイゼリンなら、何か知ってる可能性がありますし」

「はい!」

「ええ!」

 

 あげははそう言うと、ソラ達を連れて、ブンブンから出ていく。

 ソウマは、ましろに話しかける。

 

「あれ?ましろちゃんは行かなくていいの?」

「うん。ソウマ君から、色んな話を聞きたいから。どんな感じに過ごしてたのかを」

 

 ソウマがそう聞くと、ましろはそう言う。

 その後、ソウマはましろにこれまでどんな感じに過ごしてきたのかを話しつつ、何かを作っていく。

 

「…………出来た!」

「それ何?」

「へへへっ!お〜い、ゴチゾウ!今日からこれが、皆の家だ。見つかりそうになったら、ここに隠れるんだぞ」

 

 ソウマがそう言う。

 箱はゴチゾウを大きくした様な感じで、ソウマが食べてきたお菓子のパッケージが貼られており、上にはMaison Gochizoと書かれていた。

 ゴチゾウは中に入ると、バブルラムネゴチゾウがレバーを倒すと、中から出てくる。

 

「そりゃあ、珠希さんより凄くないかもだけどさ」

「いや、十分凄いと思うよ…………」

 

 ソウマがそう言うと、ましろは苦笑気味にそう言う。

 すると。

 

「ちわ〜っす」

 

 そんな風に言いながら、辛一が入ってくる。

 ソウマは慌ててゴチゾウをメゾンゴチゾウの中に隠す。

 

「いらっしゃいませ、こんにちは!…………あっ」

「あの人って…………」

 

 ソウマが立ち上がりながらそう言うと、ましろと共にある事に気づく。

 それは。

 

『そうだ!化け物から、皆を助けた…………仮面ライダーだ!プリキュアと同じで、ヒーローなんだよ!』

 

 前に、ましろ/キュアプリズムと共に、ソウマの事を庇った人であると。

 すると、辛一が口を開く。

 

「あれ?社長は?」

「あっ、仕事で出てます!」

「そっか……………そっちは?バイト?」

「新人の井上ソウマです!」

「私は、ソウマ君の友達の虹ヶ丘ましろです」

「ええっと…………お客さんですか?」

「ああ。SNSで調べ物を頼んでる狩夜だけど」

「ああ…………!」

 

 辛一がそう聞くと、ソウマはそう言う。

 辛一がそう言うと、依頼リストを見ていく。

 

「狩夜…………狩夜…………あった!狩夜辛一さん!」

「ええっと…………モンスター、仮面ライダー、プリキュアのワードで日々検索をかける!?」

 

 ソウマはそれを見て、依頼書を見つける。

 それを見ていたましろは驚く。

 

『ええっ!?俺、あの人に調べられてたの!?気をつけないと…………!』

『私たちも調べられてるの!?ソラちゃん辺りに気をつける様に言っておかないと…………』

 

 ソウマとましろは、それぞれがそんな風に思っていた。

 すると、辛一が話しかける。

 

「それ、アンタでも分かる?」

「あっ…………ごめんなさい。俺じゃあちょっと…………」

「あっ、そう…………じゃっ、また来るか」

「あの…………何で、そんなのを調べてるんですか…………?」

「えっ…………?」

 

 辛一がそう言うと、ソウマはそう答える。

 辛一がブンブンから出て行こうとすると、ましろはそう話しかける。

 それを聞かれた辛一は。

 

『やっべ〜…………!グラニュート探したかったけど……………今じゃ、俺も仮面ライダーみたいなもんだしなぁ……………!俺の正体探られると困る…………!』

 

 辛一は、内心でそんな風に思う。

 辛一も今や、仮面ライダーヴァレンとなった事で、対象になってしまっているのだ。

 辛一はそんな風に思うと、咳払いをしながら口を開く。

 

「ううん!俺、ライターやってるんだわ!数あるネタの一つ?」

「へぇぇ…………凄いですね!」

「そ、そうですね!」

「「あははは!アハハハハ!」」

 

 辛一がそう言うと、ソウマとましろはそう言い、ソウマと辛一が笑う。

 その際の2人の心境は。

 

『『絶対、俺の正体、バレちゃダメな奴だ…………!』』

 

 そんな風に思っていた。

 すると、辛一はブンブンから出る。

 

「じゃあ、社長によろしく。……………今度、依頼取り下げるか、内容見直すかしないとまずいな…………」

 

 辛一がブンブンから出ると、そんな風に呟き、出ていく。

 一方、ソウマとましろは。

 

「大丈夫かな…………?ゴチゾウ、見られてないよな…………?」

「ソラちゃん達にもちゃんと伝えないと…………」

 

 2人はそんな風に呟く。

 すると、窓からポッピングミゴチゾウが現れる。

 

「ちょっ!?さっきの人に見られたら…………えっ?君、パトロールお願いしてた子だよね?」

 

 ソウマはポッピングミゴチゾウに話しかけるが、パトロールに出ていた個体であると判断した。

 そして、ゴチゾウが何かを伝えると、ソウマはましろと共に、どこかへと走っていく。

 一方、辛一はというと。

 

「…………基本に立ち戻って、未解決の失踪事件を当たるか」

 

 辛一はそう言うと、タブレットを取り出して、未解決の失踪事件を洗い出す。

 すると、ある記事に目が止まる。

 それは、『人気若手画家失踪か』と書かれた物で、失踪したのは、芸田真悟という人物だった。

 その頃、ソウマとましろは、あるギャラリーに着いていた。

 周囲を見渡していると。

 

「こんにちは。小さいギャラリーですけど、どうぞ、ごゆっくり」

 

 2人にある男が話しかける。

 その男は、宝屋敷邸に来ていた岩清水という男だった。

 すると、ソウマは口を開く。

 

「見たいのは作品じゃない。アンタの正体だ!」

「正体?何の事でしょう?」

 

 ソウマがそう言うと、岩清水は首を傾げる。

 ソウマが先程のポッピングミゴチゾウをガヴフォンに装填すると、ある映像が映し出される。

 それは、珠希さんが岩清水という男によって、ヒトプレスにされた光景だった。

 ポッピングミゴチゾウは、それを見ていたのだ。

 

「……………グラニュートだったんですね」

「お前ら、そんな物どこで!?」

「どうする?珠希さんを解放して、二度と闇菓子に関わらないか、それともこの場で俺に倒されるか」

「はっ!これを返せって?冗談じゃないぜ!」

 

 ましろがそう言うと、岩清水は驚く。

 ソウマがそう聞くと、岩清水はミミックキーを外して、本来の姿になる。

 それは、頭部に肉食魚のような小さく鋭い歯を持つだけでなく上半身は鱗に覆われており、平らに置かれた黄色い眼の魚を正面から見たような姿のグラニュートだった。

 

「あのグラニュートは!」

「おりゃあ!」

「ふっ!」

 

 ましろがそう反応する中、ディーンは2人に襲いかかるが、2人はそれを躱して、変身する準備に入る。

 

グミ!

EAT(イート) グミ!

 

「スカイミラージュ!」

 

 ソウマはポッピングミゴチゾウをガヴに装填して、ましろはスカイミラージュを取り出す。

 そして、ましろがスカイトーンをスカイミラージュに装填する中、ソウマはガヴドルを回転させて、口を開く。

 

「変身!」

「トーンコネクト!ひろがるチェンジ!プリズム!」

 

 2人はそう言うと、グミがディーンに襲いかかる。

 ディーンは小魚を放つが、ソウマは倒れながら変身した為、後ろの柱に当たった。

 

ポッピングミ!ジューシー!

 

「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!」

 

 ソウマがガヴに変身する中、ましろはキュアプリズムに変身する。

 

「お前、あの時のプリキュア!そうか…………お前が赤ガヴか」

「珠希さんを返せ!」

「その人は返してもらうよ!」

 

 ディーンがそう言う中、ソウマとプリズムはそう言う。

 

「ふっ!はっ!」

「はっ!ハアッ!」

 

 ソウマが格闘戦で、プリズムはプリズムショットを撃ちながら攻撃する中、ディーンは魚状の弾丸を撃つ。

 3人の戦闘は激しくなっていく。

 その頃、宝屋敷邸では。

 

「……………あぁぁぁぁぁっ!!」

 

 末継が絵を描いていたが、苛立ったのか、筆を地面に投げ捨て、椅子を蹴ったり、絵の道具が入った道具入れを払いのける。

 それに気づいた陽香は、何かを思いついたのか、どこかへと向かう。

 その頃、アトリエには。

 

「ちょっと、お伺いしたい事が……………何だ?強盗か何か?それとも…………!?」

 

 アトリエに辛一が訪れたが、アトリエは荒らされていた。

 ソウマとプリズムとディーンは、既に何処かへと移動していた。

 辛一が周囲を見渡すと、ある物に気がつく。

 それは、珠希のパスポートだった。

 

「『タテホリ タマキ』…………」

 

 辛一が珠希のパスポートを見ていると、別の人物が入ってくる。

 

「ここにバイト君が居るって聞いてきたんだけど……………アンタがバイト君?」

 

 入ってきたのは、グロッタだった。

 グロッタは椅子に座り、机に足を置くと、辛一にそう聞く。

 辛一は、名刺を取り出しながら口を開く。

 

「いや……………俺、フリーでライターやってる者なんですけど……………あなたはここの関係者…………?」

「馴れ馴れしい」

「うわっ!?ううっ…………!?」

 

 辛一はそう言いながら話を聞こうとするが、グロッタはそう吐き捨て、辛一を蹴る。

 辛一が倒れる中、グロッタが口を開く。

 

「あら、人間だったのね」

「お前………まさか、グラニュート…………!?」

 

 グロッタが笑いながらそう言うが、辛一はそう言う。

 すると、グロッタの顔から笑みが消えて、立ち上がりながら辛一のことを見る。

 

「私たちの事、知ってるの?」

「…………そうか。人間に化けれんのか…………!道理で目撃情報が少ねぇわけだ…………!」

 

 グロッタがそう聞くと、辛一はそう言いながら立ち上がる。

 その頃、ニエルブは。

 

「へぇぇぇ……………ランボーグにプリキュアか。興味深いね……………」

 

 ニエルブは、プリキュアがランボーグと戦う映像を見ていた。

 すると、ある事に気づく。

 

「あの女の子……………闇菓子を食べてるのかな」

 

 それは、ランボーグを召喚した黒ソラが、闇菓子を食べているという事だ。

 すると、ニエルブはエージェントを出して、口を開く。

 

「…………君、彼女を連れてきてくれないかな」

「はっ」

 

 ニエルブは、エージェントにそう命令する。

 一方、ソウマ達の方は。

 

「ふっ!ハアッ!」

「はっ!はあっ!」

 

 ソウマとプリズムは、連携して攻撃していくが、ディーンの蹴りを受けると、弾丸が飛んできて、2人は柱に隠れる。

 

「うわっ!?」

「ハハハハ…………!」

「あの攻撃が厄介だね…………!」

 

 2人が隠れて、顔を出すと、ディーンが弾丸を撃ってきて、2人は顔を引っ込める。

 すると、チョコダンゴチゾウが現れて、ガヴを展開すると、ポッピングミゴチゾウを退かして装填される。

 ポッピングミゴチゾウは、不満げな表情を浮かべながら、消えていく。

 

チョコ!

 

「ちょっ!?勝手に…………!?」

「えっ!?なんか消えてったけど!?」

「ああ…………もう!」

 

 ソウマはチョコダンが勝手に入った事に、プリズムはゴチゾウが消えていった事に驚く中、ソウマはそう言うと、ガヴドルを回転させる。

 

EAT(イート) チョコ!

 

 その音声が鳴ると、ソウマの周りにお菓子の袋状のエネルギーが現れ、チョコレートが現れる。

 デリカッションを押すと、ゴチゾウが展開して、姿が変わっていく。

 

「ううっ…………!」

 

チョコダン!パキパキ!

 

 その姿は、どこか、ガンマンを思わせる様な姿だった。

 これが、仮面ライダーガヴ・チョコダンフォームだ。

 

「今度はチョコレートの姿!?」

「あっ…………!そうか!あむ!チョコと言えば銃だ!ふっ!」

「それは違うと思うよ!?」

 

 プリズムは、ソウマの姿が変わった事に驚く中、ソウマはチョコダンガンの先端を銃口の形にして、撃っていく。

 プリズムは、ヴァレンの存在は知らないので、そんな風に突っ込む。

 ソウマの周囲にチョコで出来た『バキューン』の文字が浮かぶ中、発射されたチョコの弾丸は、ディーンに当たる。

 

「あだっ!?」

「すっげぇ!うっ!」

「本当に凄い…………!ハアッ!」

 

 ディーンが怯む中、2人はそう言って、チョコダンガンと光球で攻撃していく。

 ディーンも負けじと、発射する。

 2人はそれを躱して、攻撃していく。

 

「うっ!」

「待て!」

 

 ディーンが逃げる中、ソウマとプリズムは後を追う。

 ただし、ソウマが撃つ中、プリズムは光球を撃てなかった。

 激しい銃撃戦が起こる中、ソウマが撃った場所には、ゴチゾウが群がっていたが、ディーンの攻撃によって、吹き飛ばされる。

 

「あっ…………?こ、小魚?」

「みたいだね…………」

 

 壁に突き刺さったそれを見て、2人はそう言う。

 すると、ディーンの小魚による攻撃が飛んでくる。

 

「ふっ!」

 

 ソウマはチョコダンガンを撃つと、一発が壁に穴を開けて、残りの弾丸がディーンに向かう。

 一発は撃ち落とされたが、もう一発は当たる。

 

「ハァァァァァ!」

「はあっ!ふっ!」

 

 ソウマとプリズムは壁から飛び出すと、それぞれの攻撃をディーンに当てていく。

 ディーンは、2人の猛攻に倒れる。

 その頃、宝屋敷邸では。

 

「失礼しま〜す!おやつタイムで〜す!末継さん、ご飯もあんま食べてないじゃん。お腹減るとイライラするよ〜」

 

 陽香はそう言いながら、おやつを置く。

 末継がだんだんイラついている中、陽香は口を開く。

 

「あっ!うち、この絵とか好きだよ。なんか、優しくて。うふふふっ!ああ、うちの好みとかどうでも良いか」

「うるさい…………!」

「大丈夫だよ。末継さんの絵が好きな人、絶対世界にたっくさん居るから!だから、末継さんもきっと…………」

「うるさい!!」

 

 陽香がそう言う中、末継はそんな風に苛立ちながらそう言うと、陽香はそう言う。

 すると、末継はそう叫びながら、ペンキを陽香にぶちまける。

 

「何も分からない癖に…………適当な事言うな!!」

「はぁ!?だからって…………!」

 

 末継がそう叫ぶと、陽香は怒りながらそう言おうとするが、少し黙ると口を開く。

 

「いえ……………ごめんなさい…………」

 

 陽香は、そんな風に謝る。

 その頃、戦いは佳境に入りつつあった。

 

「ハァァァァァ!ソウマ君!」

「OK!」

 

 プリズムが光弾を撃っていく中、ソウマはガヴドルを回す。

 

CHARGE(チャージ) ME(ミー)CHARGE(チャージ) ME(ミー)

 

 その音声が鳴ると、ソウマはデリカッションを押す。

 

「これで終わりだ!」

 

チョコダン!フィニッシュ!

 

 ソウマはそう言うと、ディーンの真上にジャンプして、ポンチョ部分から生成される高熱の液体チョコレートでディーンをドーム状に包み込むように捕縛する。

 

「ハァァァァァ!ハァァァァァ!」

「熱!?熱!?うわぁぁぁ!?」

 

 そこにチョコダンガンの銃撃を食らわせてディーンもろとも凝固して、爆裂させる。

 ソウマは着地すると、珠希のヒトプレスを拾い上げる。

 

「珠希さん…………!」

「良かった…………」

 

 2人はそんな風に呟く。

 その頃、黒ソラは。

 

あれ(闇菓子)がもう無くなってしまいました。もっと食べたいです…………」

 

 そんな風に呟きながら、彷徨っていた。

 すると。

 

「……………あれ、この匂いは…………!」

 

 匂いを嗅ぎ取ったのか、歩いていく。

 すると。

 

「あなたは…………!」

 

 そこに居たのは、オレンジ色のリボンをつけたエージェントだった。

 黒ソラが戦闘態勢に入ると。

 

「闇菓子を食べたいか?」

「えっ!?良いんですか!?」

 

 エージェントがそう言うと、黒ソラはそう聞く。

 すると、エージェントは闇菓子を渡す。

 黒ソラはそれを受け取って、食べる。

 

「やっぱり美味しいです…………!」

「もっと食べたいのなら、ついて来い」

「分かりました!」

 

 黒ソラがそう言うと、エージェントはそう言い、黒ソラはエージェントについていく。

 その頃、辛一はヴァレンバスターにチョコドンゴチゾウを装填する。

 

チョコ!

SET(セット) チョコ!SET(セット) チョコ!

 

「グラニュートは…………俺がぶっ倒す!」

 

 チョコドンゴチゾウを装填すると、そんな音声が流れる。

 辛一がそう言いながらクラッキジャッキを操作すると、銃口みたいな形になり、ゴチゾウが展開する。

 電気ショックの様な音と、ゴチゾウの悲鳴の様な音が鳴る中、辛一はヴァレンバスターを地面に当てて叫ぶ。

 

「変身!」

 

 そう言いながらトリガーを引くと、チョコのエネルギーが辛一にまとわりついて、素体を形成する。

 さらに上から板チョコ状の生体組織が身体の各所に装甲板として分割して配置される。

 

チョコドン!パキパキ!

 

 その音声が鳴る中、銀紙状に固まった表面の保護膜を破り捨てて、変身を完了する。

 それを見たグロッタは、棒を伸ばしていくと、それは鎌の形になる。

 

「覚悟しやがれ…………!うぉらぁぁぁぁぁ!!」

 

 辛一はそう言うと、グロッタに向かっていく。




今回はここまでです。
今回は、第7話の話です。
ソウマは、ヴァレンとひろプリの面々と協力関係を築く事が出来ました。
そんな中、ニエルブのエージェントが、黒ソラに接触する。
黒ソラの立場は、次回明らかになります。
次回は、8話の内容に入ります。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
今後の展開などでリクエストがあれば、活動報告から承っております。
絆斗がヴァレンであると、ショウマは気づいた。
果たして、2人の関係はどうなるのか。
ガヴとガッチャードの冬映画は、やらない事が確定しましたね。
春にやるのかどうかも含めて、様子見していきます。
やるのなら、ガッチャード側はVシネマ以降になりそうな気がしますね。

ひろプリの強化はどんな感じにするか

  • デンテが作ったアイテムで強化
  • スカイミラージュにゴチゾウの力が宿る
  • ゴチゾウがスカイトーンに変化する
  • スカイトーンとゴチゾウが融合する
  • スカイトーンにゴチゾウが取り込れる
  • ダイヤモンドリボンスタイルみたいな感じ
  • 強化なし
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