「グゥ・・・・う・・・グッ・・」
ギィ・・・ギィ・・・・
ブラブラと足が揺れる、苦しくて悲しくて。
でも、もう意思がなくなり動かなくなる。
ヘイローがチカチカと消え、そしてまた別の形のヘイローが現れる。
「・・・・ガァッ・・・クッ・・・・・・・・・・・・」
ギィッギッ・・・・ギィ・・・
何が起こってるか分からず、無我夢中に足を動かす。
それが自分の首を締め付けると分からずに。
「・・・・・・・・・・」
ギィ・・・・・・・
そしてまた沈黙する。
「・・・・・・・・・・」
ギィ・・・・・・・
「・・・・・・・・・」
・・・・・・ブチッ
ゴトン
何回目かの沈黙が訪れ、縄が切れた。
「・・・・・・・・・」
ドクン
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「おい、ユメちゃんや・・これでコンパス忘れるの何回目?」
「ひぃん・・10回から数えてない・・」
「ハァ・・だと思ったよ。後でホシノに怒られろ」
「ホシノちゃんに怒られたくない・・・」
「自業自得だ馬鹿!!たまたまこの事務所の食料の補充に出かけてなかったら野垂れ死んでたぞ!!」
「ひぃん・・」
アビドス砂漠の果の果て、そこにはハイランダー鉄道学園が唯一所有している区画がある。
同学園生からは流刑地や鉄道の墓場とも言われてるそこにはたったの1人の生徒が所属している。
曰く、ヘイローが割れていると。
曰く、行ったものは五体満足で返さないと。
曰く、会った人の首に己が使った縄で絞めると。
その存在や戦い方、そしてその在り方からとある
名を
ハイランダー鉄道学園から事実上の停学処分を食らった紛い
「とりあえず、回復かけんぞ」
「あっ、ちょっと待ってそれは」
「黙ってろ・・」
腰に備え付けていたホルダーから銃を取り出し、自分の頭に銃口を付ける。
ドンッ!!
パリン
咆哮が一発なると同時に何かが割れる音がした。
それは理性か、それとも人間性か、割れたヘイローが組み直されると同時にその力の真価を発揮する。
砂嵐にでもあったのだろう、ボロボロで擦り傷などが多かったユメの体に黄緑色の光がまとわりつくと全ての怪我を消し去った。
「ひぃん、またホシノちゃんに怒られる理由が出来ちゃったよ・・・」
「取り敢えず傷は無くなったからゼリーでも飲んで後輩待っていろ」
「ありがとうね・・・」
「ふんっ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「・・・・・・・」
その事を知っているのは
自分の意識がはっきりとした時は今でも思い出せるぐらい最悪だった。
散らかった部屋、ボロボロな家具の数々、書きなぐられた手紙の数々。
そして
天井から吊り下げられた途中が千切れた縄。
この時点で何をしてたかは察することができた。
何を望んでいたかわかった気がした。
「・・・・・・・・」
だけど彼女がやりたかったことを自分が叶えてあげることは殆ど出来ない。あの
青春を灰色で終わらした人間なのだから。
悪い大人であった自分ができるのは己を終わらせたかったであろう人達に向かって中指を立てて生きることぐらいだから。
「・・・・・・・・・」
「・・・迎えに来ました」
「おっ、来たかホシノちゃん、とりあえず私は
「後で向かいますね」
ここはアビドス砂漠の果ての果て、スクラップになった物が野ざらしに放置されている此処は鉄道の墓場という。そこに所属するのは少女1人。
他のハイランダー鉄道学園生は興味を持たない、そこで1人野垂れ死にしても、そこから逃げ出して不良になろうとも。此処はそういう所だから。
此処は
「ホント、ままならねぇな」
今日も何処からかスクラップが送られてくる。
ーーーーーーーーーーーーーーー
topic
固有武器 〈SMG〉
MMP-80【
元ネタで言えばMP40辺りが正しいがグレネード発射機構を備えてること、口径が拡大されていること等の魔改造を施されており、見た目がMMP-80になっていたためオリ主はコチラの名称を名乗っている。
ゴットレッドは紫に赤茶色、王冠のエンブレムが目印。
スマジャーは深緑に黒と茶色のフレームカラーが目印。
ーーーーーーーーーーーーーーー
鉄道の墓場、デッドエンド。
過去のアビドス高校が繁栄していた時は、列車の整備工場と操車場を兼ね備えてあった栄光は砂とくず鉄によって覆われてしまったこの場所が私の仕事場だ。
廃車として送られてきた列車や車、時には戦車を解体して出てきた様々な鉄材を売り払って賃金を得る。それ以外に金を得る方法がほとんど無いってのもあるが。
「さて、今日はこいつをやるか」
今日、解体するのはミレニアムの路線を走っていたが経年劣化により引退をした電車だ。
ある意味、幸運の列車だ。自分含めて。
経年劣化による引退ということは、銃撃戦が日常茶飯事のキヴォトスでは中々無いことになる。つまり銃弾や爆弾による損傷がほとんど無く、使える素材が多く手に入る訳だ。
しかも路線ごとに走る列車に特徴があって、ミレニアム路線は最新技術を使われていることが多くそれを含めて高く売れるのだ。
「ふんふっん〜と、やっぱりキヴォトス人パワー様々だな、重機使わずに解体出来るってのが凄いわ」
1両目の外装を剥がし、フレームを切って椅子も分解する。本来だったら重機を使って解体する所をほとんど素手で解体している。キヴォトス全体で見てもそんなことが出来るのはコイツだけだと思う。
「お待たせしました」
「ひぃん、そろそろ機嫌を治してよホシノちゃん〜」
「おぉ〜、こりゃこってり怒られたな、ガハハ」
「ガハハじゃないですよ!!全くもう、貴方のその力はあまり使わせたくないんですから!!」
「さて2両目やるか・・・・」
「無視しないでよ〜」
「さてやりますよ、留年先輩」
「ひぃん・・・」
ガンッ!!ガンッ!!ガンっ!!ガンッ!!ガンッ!!
バッチチチチチチチチチチチチチチチ!!
ガチャッン!!バキッン!キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル
「そいやぁホシノ!!」
ガンッ!!ガンッ!!ガンっ!!ガンッ!!ガンッ!!
バッチチチチチチチチチチチチチチチ!!
「なんです?!」
ガンッ!!ガンッ!!ガンっ!!ガンッ!!ガンッ!!
「今日はシロコちゃんとノノミちゃんはどうしたの!?」
バッチチチチチチチチチチチチチチチ!!
「すいません、聞こえないです!!」
ガンッ!!ガンッ!!ガンっ!!ガンッ!!ガンッ!!
バッチチチチチチチチチチチチチチチ!!
「ひぃん、耳がぁぁ・・」
「ちゃんと耳栓してくださいユメ先輩!!」
ガンッ!!ガンッ!!ガンっ!!ガンッ!!ガンッ!!
バッチチチチチチチチチチチチチチチ!!
・・・・・・・
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙、やっと終わったぁ・・・」
「うへぇ〜、もう疲れたよぉ〜」
「やっと終わった〜」
月が天に登り始めた午後8時頃、解体して出来た資材を倉庫に入れたりしていたらもうこんな時間になってしまっていた。
「しゃあねぇ、車出すしラーメン行くか」
「うへへ、良いですねラーメン」
「やったあ!!チャーハンも追加していいかな?」
「とりあえず、行こうぜ」
1番はしゃいでいるのが私達の中じゃ1番年上ってまじ?
ホシノの目を見てみろよ(やれやれ、仕方がない先輩だなあ)って完全に保護者の目をしているぞ。
「やれやれ顔していますがあなたも同じ顔していますよ」
「・・・・・」
「おおーい!!早く行くよ!!」
とりあえず、この身体の望んでいた青春は謳歌出来てるのだろうか、生きるしかないか。
って、まてユメちゃん。いきなり競走はズルいだろ!!ホシノもそっち側に行かないでくれ!!
あぁ、もう!!そんな事しなくても奢るけどさぁ!!
キャラクター紹介
ハイランダー鉄道学園︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎3年生
所属部署 《デッドエンド解体場》
首を吊った状態というリスキル状態のせいで死んだ前憑依者達の力が使えるせいで自分の転生特典が分からない。
ペルソナ3式の技が使えるため(純粋にカッコイイ)と思う気持ちと(厄介ネタの匂いしかしねぇ)の二つがある。
アビドス高校に解体を手伝ってもらう代わりに出てきた廃材やらなんやらを譲ることでちょっとした関係を築いてる。
見た目
・ボンキュッボンのナイスバディ
・髪は短くボーイッシュに
・首には荒縄のようなチョーカー
比率
元の体の神秘2割
名前の元ネタ2割
死んだ転生者達の残骸3割
転生者2割
謎1割
名前の元ネタ
史哲→私鉄と死んだ鉄道(略して死鉄)のダブルミーニング
サイモンは競走馬セントサイモン
固有武器MMP-80【
彼が居ることによって厄介ネタが2~3個は確実に増える。
例えば、
・真夜中の首都高を走る幽霊車
・真夜中に幻の1時間の25時が現れる
・いつの間にかきさらぎ駅が追加されている
・マヨナカテレビの噂
etc
頑張れ先生。
梔子ユメ
アビドス高校
アビドス生徒会《生徒会長兼留年生》
オリ主によって運命が切り替わった人。
水筒とコンパスを忘れ遭難しけけた。
1度、長期入院するレベルの遭難をして周りからどちゃクソ怒られた。なのにまた忘れる馬鹿。*1
アビドスの借金が確実に減ったことと新入生が来たことが嬉しい。
小鳥遊ホシノ
アビドス高校
アビドス生徒会《副会長》
梔子ユメが生きているので絶好調の過去おじ状態。
ユメ先輩の保護者。遭難してからより過保護に。
アビドスの暴力装置。
ユメ先輩がいない所ではうへぇ〜となっていることがしばしばある。
最近、あと1年ユメ先輩が留年すれば同級生になるという事実に気が付いた。
ユメ先輩と後輩絶対守るガール。
???「ふざけんな!!ルール違反だっ!!チートだろこんなん!!」台パン
???「クックックッ、ホルスの神秘とはまた違った至高、しかもいくつもの死と可能性の塊、興味深いですが触らぬ神に何とやら、まだ手を出すときでは無い」