ショt…幼い皇帝に憑依した。   作:サテライト

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何か最近よく時間が取れるから執筆が進む進む。

でもリメイク版なかなか進まない(汗



ショタと変態砲Ⅱ

 それは突然だった。

 

 久しぶりの里帰りを私はとても楽しみにしていたので町が見え始めたあたりでとてもうれしくなった。

 しかし次の瞬間轟音と共に爆風に私は吹き飛ばされ木に叩き付けられ意識を失った……。

 次に意識を取り戻して起き上がった時、私は目を疑った……。

 

 私の故郷のあった場所にはその美しい街並みは無く、そこには夥しい量の瓦礫と大地に空いた巨大な穴が無数にあった……。

 

 

 ―こうして私の故郷は無くなった。

 

 

                ―著書“私の故郷は無くなった”より一部抜粋― 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 巨大な飛行艇、デウス・エクス・マキナの管制室……。

 その部屋の巨大モニターに映る光景は凄まじいものだった……。

 

 瓦礫と化した街並み、街のあった所には無数のクレーターのような穴が空き、散乱する死体は頭が潰れて居たり手足が無かったり逆に手足しかなかったりと体の原型をとどめている物など一つとしてなかった……。

 そして生き残った人々は、瓦礫に埋もれるか、潰れた足を引きづり逃げ回り、腕がちぎれたものは絶叫をあげ喚き散らす……。

 

 ―地獄絵図

 

 まさにその言葉がふさわしい物だった。

 

 その光景にそれを見ていた大臣や官僚、貴族は皇帝派や大臣派など関係なく戦慄や吐き気を覚え、恐怖さえ覚えた。

 しかしそれが今回、この場に各官僚や大臣などを呼んだ理由であった事を大臣含めた数人が気付いた時には時すでに遅しだった・

 

 それらの光景を見て、私は誰にも気づかれないように狂気を含む歓喜の笑み浮かべる。

 

 計画通りだった……逆に上手く行きすぎて怖いくらいだった。

 

 今回、なぜ官僚などにも見せたのか?

 答えは簡単である。

 

 ―わかりやすい警告である。

 

 今発射されたグスタフ/ドーラ80㎝列車砲は単体で使えばただの“取扱いにくい戦術兵器”だ、しかし今回のように十門一度に使えばその兵員の数に見合った“コストの高い戦略兵器”へと早変わりする。

 そして戦略兵器とは大勢を変えるほどの力を持っているのが一般的である。

 

 例を上げるとすると、二次大戦末期に日本本土を一万メートルのはるか上空から無差別に攘夷弾や爆弾などを落とし日本の継戦能力を削いだ“B-29スーパー・フォートレス”等の戦略爆撃機や冷戦期に開発された“大陸間弾道ミサイル”や水爆や中性子爆弾などの“核兵器”もこの戦略兵器だと言える。

 

 今回使用したグスタフ/ドーラ80㎝列車砲は取り扱いが難しいので中々戦略兵器として成立しないが、今回のような条件がそろえば簡単に戦略兵器と成り代わる。

 

 しかもこの国では……というかこの世界では未だに航空機などは異端とされていたため、600㎞程だせる短翼のレシプロ機が開発できる技術があっても未だに武装親衛隊にしかまともに配備されていないので列車砲の大敵である航空爆撃機の脅威が低く、また上記のとおり未だに航空機がそれ程使われていないので航空機偵察など行われておらず、兵士による偵察でもせいぜい一㎞圏内程度……だがこのグスタフ/ドーラ80㎝列車砲の射程は48㎞ヘタをすれば容易に敵の拠点に対して砲撃が容易なのである。

 

 実際は運用上で問題が多く、その主砲もそう寿命のせいでよくて百発撃ったら交換しないといけなかったりかなりコスパが悪いのだが……。

 

 しかしそう言った弱点は未だ敵対勢力には漏れていない……。

 

 つまり敵は何とか知りえる情報からその性能を想像するしかなく、またそれは過大評価されることが多くそう言ったものは大抵恐怖心となって現れてくる。

 

 そしてそれが“抑止”となるのだ……。

 

 ―下手に敵対などしようものならあの町のようになると地方の太守と役員は思っただろう……。

 ―裏切れば恐ろしい事になると皇帝派の官僚は思っただろう……。

 

 しかし上記の物たちはまだいい、だが悲惨なのは大臣派、そして革命軍である。

 

 ―とんでもない連中と敵対していると大臣を含め大臣派の官僚と貴族は思っただろう。

 ―凄まじい存在と相対していると革命軍は思っただろう。

 

 

 だがそれでいい!!

 

 

 そこまで思考が至った時、私の顔は歳不相応な笑みを浮かべてしまう。

 

 私の右隣で立つ少佐が不気味なそれでいていい笑顔を浮かべる。

 

 その光景に気づいた貴族の一人が小さい悲鳴を上げ、それにつられて見た官僚や貴族も若干引いていたり小さい悲鳴を上げていた。

 

 そんな中興奮の冷めない私は立ち上がる。

 

「素晴らしいじゃないか!!……たった!!たった一回の一斉射で都市が一つ消し飛んだぞ!!……すごいなぁ!……ああ!語彙が少ない事が悔やまれる!!この素晴らしさを言い表す事のできないもどかしさよ!!!!」

 

 それはもはや子供なのかを疑う域にまで達するセリフだった。

 しかし私は構わない、今が最高に楽しいのだから……。

 

「まったくですなぁ!!私など今のだけで絶頂すら覚えてしまいますよ!!!!」

 

 ノリノリの少佐は最近稀に見るハイテンションぶりで話す。

 そしてそれを見て異常だと言う声がかすかに聞こえた。

 

「しかしなぁ~……まだ少し撃ち残しがあるようだな……次弾装填を急げ!!早くもう一度あの一斉射をみせてくれ!!」

 

『了解いたしました!次弾装填開始します。』

 

 するとグスタフ/ドーラ80㎝列車砲を映していたモニターが切り替わり官僚や貴族、特にエスデス将軍に見えないようにしてしまう。

 それをとても残念そうにするエスデス将軍の姿があった。

 

 そんな中、親衛隊の隊員がシャンパンのグラスを各官僚や各貴族などに渡し始める。

 大臣には厚切りのステーキ付きである。

 

「諸君!今日ほど素晴らしい日があっただろうか?否!なかっただろう!エスデス将軍の帰還やグスタフ/ドーラ80㎝列車砲の成功!それを祝して乾杯といこうではないか!」

 

『『『『『『…………』』』』』』

 

 シャンパンのグラスを受け取った官僚や貴族は嬉々として言う皇帝とは真逆に顔が恐怖に染まっていた。

 それは主に自身の仕えるまだ幼い私は実はとんでもない存在だと認識したからであった。

 

 

 

 ―後に“始皇帝の再来”と帝国三千年の歴史で語られまた“狂気の皇帝”と後々まで恐れられる皇帝の、未だ幼かった頃に見せた最初の狂気だったとさまざまな書物に記載されている。

 

 

 

 

「では諸君!帝国の明るい未来に!Prosit!(プロージット)(乾杯)!!」

 

 

 

 

 ―その後の第二斉射でその都市での生き残りはほぼ0となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後、官僚や貴族たちを乗せたデウス・エクス・マキナは無事帝都に到着する。

 道中を革命軍の協力者などにみられデウス・エクス・マキナの存在が知られるが、それを含めて今回の目的を達成した私は意気揚々と宮殿に戻った。

 

 そして帰ると留守を任せていたブトー将軍が近衛隊共々迎えてくれた。

 

「うむ、ブトー将軍留守の間世話になった。」

 

「ありがたき幸せにございます。」

 

 社交辞令も程々に私は宮殿の渡り廊下をウォルター、ブトー将軍、少佐と共に執務室へ向かう尚セバスチャンは現在エスデス将軍の条件に合う者を割り込み中でいない。

 

 そしてその途中でエスデス将軍と出くわした。

 エスデス将軍は三銃士を従え、私の事を見ると直ぐに軍帽を脱ぎ一礼をする。

 三銃士の三人も同じように一礼してくる。

 

「おお、エスデス将軍かそう言えば今君の好みに合う者は選抜中だ、楽しみにしておいてくれ。」

 

「ありがとうございます、陛下…………時に陛下。」

 

 エスデス将軍は改まって向き直る。

 

「今回のアレを見て私はとても感動を覚えました、ぜひともあの砲を一門でもいいので我が軍団に欲しいのですが……。」

 

 そう大臣は頬をほんのり赤らめて言って来る。

 そうきたか……流石エスデス将軍、政治とか興味ないのかお構いなしだな。

 

「残念だがそれはできんな、なんせ数がないのだぞ?あれ一つ生産するだけでもかなりの費用が掛かる、そんな貴重な物が30門あるとはいえ“たかが”地方軍如きに渡せはしないし、運用もできんだろ?」

 

「……なるほど……それは残念です………………たかが地方軍だと(ボソ」

 

 エスデス将軍は自身のペットたちが低く見られているのに若干怒ったのか不満げに話す。

 残念なのが半分、憤り半分といった所だろうか?

 

「それにエスデス将軍は今は賊の任があるであろう?そちらに集中したまえ。」

 

そう言うと俺はエスデス将軍の隣を通って進む。 

その時俺の後ろに付いてきたウォルターと少佐を見て何やら嬉しそうにドSな笑みを浮かべていた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 宮殿の廊下でエスデス将軍は大臣と共に歩いていた、もちろんただ並んで歩いているのではなく大臣のお願い(仕事の依頼)を聞くためだった。

 

「……と言う事で消えて貰いたい人がいるのですよねぇ。」

 

「ふう……まあいいだろう、条件の帝具使い6人はちゃんと用意してもらうぞ?」

 

「全く帝具使い6人とは要求がドSすぎますよ。」

 

「だが、ぎりぎり許容できる範囲なのだろ?……問題はだ……。」

 

「陛下……ですな?」

 

 エスデスは無言でうなずき大臣も少し思案顔になる。

 二人にとってなにより邪魔なのは何を隠そう幼い皇帝とその勢力だった。

 

 エスデスはかつて、現役引退して間もないウォルターと戦い敗北した屈辱的な過去を持つ。

 あの頃と違いエスデスは帝具を手に入れウォルターは自身の愛用していた帝具を弟子に譲ったがその弟子が戦死、帝具もろとも行方不明となっているため今彼の手元には帝具は無い。

 少佐にも軍事演習で自身の指揮する部隊を相当苦しめられた経緯があったためその名を忘れないようにしていた。

 

 またエスデス自身の求める闘争も邪魔しそうなのも現皇帝な為にエスデスが大臣の側に付くのは実は必然だった。

 そして彼女自身、皇帝派の私兵武装SSやブトー大将軍の指揮する精鋭近衛部隊とも戦ってみたいと言う願望が勝り、皇帝に付くのではなく大臣に付く道を選ばせてしまったのである。

 

「最近、武装SS指揮下の特殊治安維持部隊ゲシュタポによる規制が強くなり始めましてな、はたはた困り果てているのですよ……。」

 

「その勢力も恐ろし物になるつつあると言うではないか?何故それ程になるまで貴様が有効な手を思いつかなかったのだ?」

 

 

 大臣はハアと溜息をつきつつ手に持つ肉にかじりついて話す。

 

「皇帝は最初小規模の組織を作ったと思うと行き成り大規模部隊を組織し始めた、その速度が異常でしてな……今や独自の情報網まで出来つつあるようで……帝国軍の一部も幾つも吸収されています……なにより厄介なのが軍を総括する人物が皇帝の配下に居る事です。」

 

「…………ブトー大将軍か……。」

 

「ええ……あの男は皇帝陛下の命とあれば軍事関係の事は直ぐに実行に移しているのですよ、しかも軍内部でも私の息のかかる者が次々と予備役となり軍への影響力が減った事も理由の一つですなぁ…………。」

 

 しかしです、っと大臣は一拍おく。

 その後ニヤと笑う。

 

「こちらも北方軍団にエスデス将軍の軍団、帝都警備隊と軍部や警察機構への影響力はある程度あるのですよ……それに皇帝派には私に対抗できるだけの器を持つ政治家がいない、貴族も私の見方です……よって未だに国政の大半は私の手にあるのです。」

 

「……成程、だから今回の仕事も関係が深いと?……まあいい、私は自分の興味のある事しか知らんからな。」

 

 

 大臣はくれぐれもよろしくたのみますよ?と言って立ち去る。

 その後エスデスは三獣士を呼び仕事の内容を話、行動を起こさせたのである。

 

 

 

 ―そしてその日から1週間の間に皇帝派の政治家が数人暗殺され、犯行現場にはナイトレイドと書かれた紙が置かれていた……。

 




はい今回、眠気眼で書いたのでかなり低レベルかと思います。
眠気には勝てなかったよ(泣

どんどん狂気にそまりダーク化していく我らがショt……幼い皇帝!
ちなみに次回あたりでこのショタのイメージモデルが分かる……かも?

さて革命軍勝てるのかなこれ?ってそろそろ思い始めましたので革命軍ある程度強化したいと思います。
別にやったっていいでしょ?

エスデス様うまく書けない(汗

そしてリメイク版今更書くの面倒になってきた……、でもやらんとなんだよなぁ。


取りあえずまた次回。

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