では本編どぞー!
ショタで統べる
俺は目の前の事実に戸惑っていた。
ていうか当たり前だ、こんな普通ではありえない事(ショタ皇帝に憑依した事)が起こればだれでもパニックになるし、戸惑うし、不安になる。しかも最悪なのはよりにもよって傀儡のショタ皇帝だと言う事だった。
今が原作のどの時か解らないが、どっちにしたって何時も肉とか寿司とか食ってるどう見ても健康そうに見えない大臣の傀儡の皇帝である。
どうしたって原作に触れるし、何より傀儡だから大臣のオネストの言う事は聞かねばならない。そうじゃなきゃ闇討ちとかされて殺される可能性も無いとは言えない。
ヘタな事できないし、自由にあれこれとできない。
まあ見方によればこれは合法的にニートできますって言う事でもあるな。
っとそんなふうに考えていたら…。
「おはようございます。皇帝陛下。」
二人の執事がドアをノックして入ってきた。
片方は若くて片方はおじいちゃんだ…。
どうやら皇帝の俺を起こしに来たらしい。
ん?この二人の執事どっかでみたような…。
「おや?すでにお目覚めになられていましたか。」
「おはようございます。陛下。」
あ、思い出した!
この執事たち、黒○事のあくまで執事とヘル○ングの死神老執事だ!!
え?ここってアカメが斬るの世界じゃないの?ここ紅茶中毒の国なのか?狂った少佐とかでてくんの?
「?…陛下、どうかなさいましたか?」
「…え、あ…いや何でもない。」
「「?」」
どうやらポカーンとしていたのが不思議に思ったらしく、二人とも頭に疑問符が浮いている。
かなりこんがらがって来たよ、オイ……。
その後寝起きの紅茶やら着替えやらをぎこちないながら済ませると、朝食をとるため別の部屋へ移動した。
…というか寝起きに紅茶飲むってまんま黒○事じゃん……もしかして魂食われるの俺?
尚、寝ぼけた不利をして二人の名前聞いたら…。
「ウォルター・C(クム)・ドルネーズでございます。陛下。」
「セバスチャン・ミカエリスです。陛下。」
まんまでした…。
まあ、セバスチャンの方は人間らしいから全部一緒じゃなさそうだけど…。
しょっぱなから原作と違うから戸惑いぱなしだよホント…。
そんなこんなで通された部屋には、先客もとい
そういや原作で一緒に食事してたね、こいつと皇帝って…。
「おはようございます。陛下。今日もお元気そうで何よりですなぁ~。」
うん、アニメの声してるな、そう言えばウォルターとセバスチャンもアニメと同じ声だったな。
と言うか言いながら食ってるよこいつ、しかも言葉の一つ一つをちゃんと聞こえる所を考えるとどんな食い方してんだこいつは。
「おはよう、大臣。しかし貴様は早起きだな。」
「これでも健康に気を使ってますもので、早寝早起きは何時も心がけています。」
「ならその食う量を減らせ、そうすればもっと健康になるぞ大臣よ。」
「残り少ない人生を欲望のままに生きるのもまた一考ですぞ?陛下。」
どっちだよ…。
まあ、いいやどっちみち早く死んでほしいには変わりないからな。
口では大臣を気遣う事を言ったが本音は早く死んでほしい、はっきり言って危ないから(主に俺の命が)
「所で陛下、お耳に入れたい事があるのですが…。」
食事中、大臣がいきなり切り出してきた。
おい、今話掛けんなよ!食事のマナー何て昔一度習った程度だから四苦八苦しながら食ってんだぞ今!!まあ、…しょうがないから聞くしかないが。
「…どうした大臣?」
ある程度平然を装って大臣に聞く、内心めっちゃめんどくさく思ってるけどね!
「実は内政が一部滞っておりましてな…、原因を作った内政官はすでに突き止めおりますが、私では対処が出来んのです。」
「ほう…。」
嘘こけ!!
お前めっちゃ権力もってるし、切れ者だし、羅刹四鬼とかいるから暗殺とか簡単にできるだろ!。
ん?まてよそういやこんな事あったな?
何だっけ?
「…それで余にどうしろと?」
「その者を公の場である謁見場で処罰を言い渡していただきたいのです。」
「………。」
…これって確か皇帝と大臣の初登場シーンの奴?
そうなるとその内政遅らせたのって、いわゆる良識派の人間!?
「私としては牛裂きの刑が良いと思うのですがねぇ。」
「………。」
成程、良識派の一人に冤罪か何かを着せ、傀儡の俺を使って公式に処刑させる。
そうすれば自分は皇帝と親しい事がアピールされ、また自身の権力を誇示することができるのか…。
だがそんな事させれば大臣の力がさらに強まる。
ブトー将軍は軍人が政治に口出しすることは~と言ってたから今回の事にも口を挟んでこないから期待はできない。
だが、黙って良識派を処刑させるよう命令してしまえば…。
大体俺がこの大臣に、力を持たせたくない理由がこいつのやり方とある野望にある。
野望の方は良いとして、この大臣は己の権力と利益、そして欲望の為に動いているのは明白なのだが、ここが少しいけ好かないのだ。
まあ、完全に欲望を無くして国の為に働けと言えば、そこは人権とかから文句言われそうだし、現に俺も野望と言う欲望を持ってるから言えた事じゃないけど…。
それを差し引いてもこいつのやり方は国を短命にするとしか思えないのだ。
分かりやすい例えがナチスドイツ第三帝国総統アドルフ・ヒトラーだろう、現にナチスドイツはたった数十年で滅亡、国が二つに分かれているし(というか分けさせられたと言う)、実際この国は革命騒動起きてて、まるでロシアの共産主義革命みたいになっている(まだそこまで過激な事は起こってないが)このまま放っておけば俺がニコライ2世のように処刑されたりするかもしれないのだ。
つまりは俺の身が危ないからこいつのやってることが好かないのである。
原作の皇帝は大臣を信頼しきっていたが、俺は義理を感じてもいなけりゃ最初から嫌いだったので、大臣の言葉を鵜呑みに等できないのである。
「……余はその内政官の名を聞いて無いのだが?」
「おっと、これはとんだ失礼をいたしました。その者の名はショウイ、内政官です。」
なるべく不自然にならないように大臣に聞くと最初は不思議がっていたがやがて満面の笑みで答えて来た。
何故か物凄く腹黒い顔に見えた。
「ならばそのショウイとやらがした事の罪状、などの報告書があるのだろう?それを見せてはくれぬか?」
「……!?」
大臣の顔が満面の笑みから驚愕の物に変わる。
しまった、これはまずいか?
「…報告書など見てどうするのです?」
大臣が怪しげに見てくる。
だがこの程度は何とかなるな…。
「おいおい、貴様だぞ?“私では対処できない”そう言って余に言って来たのは。だから報告書などが無ければ判断などできんだろう?」
「………そうでしたなぁ、この私も歳ですなその様な事を忘れるとは、いや~困ったものです。」
「全くだ、そろそろ大臣もボケが始まっているのではないのか?」
「いえいえ、まだまだそのような歳ではありませんぞ。陛下。」
よし、うまく言ったなでも大臣め完全に油断してるな。
さすがショタ甘く見られてるわ。あ、自分の事じゃん何か悲しくなってきた…。
「では、私はこれで失礼しますぞ陛下。この後の謁見までには報告書を届けますのでそれまでゆっくりとお食事をお楽しみください。」
「ああ、頼んだぞ!大臣。」
そう言って大臣は部屋を出ていく。
あの顔、どうせ子供の気まぐれだとか思ってるんだろな~。って言うかショタの性格解り易くてよかったわ、俺のイメージでは原作の皇帝見たく純粋な感じの言い回しが出来たと思うけど…どうなんだろ?
「セバスチャン!」
「はい、こちらに。」
俺は傍に控えるセバスチャンに声を掛けセバスチャンもそれに返事をする。
というかずっと扉の所にウォルターと一緒に控えていた。
「大臣の事だ、報告書を持って来てもどうせ中身は冤罪やら嘘の報告が書いてあるだろ、お前が今回の事を洗いなおして欲しいのだが?どうだ、できるか?」
「…かしこまりました。」
あ、やっべそういやセバスチャンって何派だ?大臣派だったらヤバイよなこれ。
て言うかウォルターも何派だよ!
つーか何でシ○ルみたいに普通にセバスチャンに頼んだんだよ俺!!
という事を考えて居たら。
「陛下、ご安心くださいませ。」
「私たち二人はブトー将軍の加護の下におります。決して陛下を裏切る事は致しません。」
「………そうか。」
助かった~!!
というか何で考えてること分かったの?
取りあえず大臣派じゃなさそうだな。
「それでは陛下、一旦執務室に向かいましょう。」
「報告は後程行います。」
「…ん、わかった。」
あ~でもやはり心配だよ、だって二人が嘘ついてるかもじゃん…。
まあ今は信じるしか無さそうだね。
あ、でもウォルターって…………。
不安を覚えながら執務室、大臣側の報告書とセバスチャンの報告をまった。
その頃大臣は、不思議な物を見たような顔をして歩いていた。
「(皇帝陛下も成長さしたものだぁ、しかしこのまま政治にどんどん興味を持てれると不味い事になりかねんなぁ…。)」
大臣は何故か何時も以上に不安に思っていた。
しかし相手はまだ幼い子供、どうせ気まぐれだと一旦完結させつつも、もしもの事に備えて思案していた。
「(ショウイの件も、もしあのブトー将軍のとこの執事二人が余計な事を吹き込めば私の目論見が破産しかねない。かといって二人は皇帝の信頼厚く、将軍の信頼も厚い…、しかも本人達も化け物クラスとくれば、暗殺も出来ない。)」
しかし完結させた筈でもかなり不安が残っていた。
そして気付く…。
「(もしや、今回の件はかなり不味い事に逆になりかねないかもしれんなぁ…。だが、私の希望は言ってある、私の事を信頼しきっているあの皇帝ならば…。)」
だがさしもの大臣も皇帝に別の人間が憑依しているなど気付くはずも無く、いままでなら正しかったその考えも改めないけらばならないとは気付かなかった。
あの後俺はウォルターと数人の護衛と共に執務室へ向い、豪華な造りの椅子に腰かけながら報告書を待っていた。
途中ウォルターが出してくれた紅茶を飲みながら外の景色を眺めていた。
……っておい!皇帝様に仕事は無いの!?
いや考えてみればこの年で仕事とかおかしいな…、て言うかこの国って主義体制って何なんだろう?
ふと思った俺はウォルターにこの国の歴史書か何かないか聞くとすぐに何十冊も用意してきた。
「パーフェクトだウォルター!」
「ありがとうございます、陛下。」
…言いたかっただけだよ?
持ってきた歴史書の一冊を開いて読んでみた。
尚この国の言葉はドイツ語っぽいんだけど地方によっては英語、ロシア語、日本語、ラテン語っぽい方言がある。ちなみに中国語は無かった…漢字があって中国語ないって…違和感しかねえよ!
ちなみに憑依前は日本語しかできなかったんだがこっちに来ると普通にこの世界の言葉と文字理解できたんだよな~、あれか?よくある特典みたいなやつ。
まあ何わともあれ読んでみると、原作で出てきたようにこの国は千年の栄華を誇り、かつて初代皇帝が帝具なる現行では生産できないチート兵器を48個、開発し長く続く繁栄の為に後世に残した。
しかしいくつか起こった内戦により、いくつかのの帝具を紛失現在ではもはや文献しか残っていない物も多く、その存在は謎が多い。
また初代皇帝は帝具とその優秀な臣下たちと共に諸国を攻略、今や日の沈まぬ大帝国となって居る。
何かどこぞの紅茶中毒国家にも思えるけど…。
これが主な内容だが、中には原作に無かった話も含まれていた、たとえば極東方面では初代皇帝でも攻略出来なかった島国があり、そこの兵士は一人で数百人を軽く薙ぎ払ったと言う。
実はこの出来事が帝具開発の一因では?と言う声も上がっているらしい。
また、大陸の西の端には錬金術と言う技術を持つ国が無数に存在しており、初代皇帝が征伐を行おうとしたがその前に病に倒れたという経緯があった。
しかもこの大陸以外に他の大陸は見つかっておらず、またこの形もどことなくユーラシア大陸を思わせる物だった。
此処まで読んでみて思った事は。
「これ何てモンゴル帝国?」
…といった感じで暇をつぶしていた。
早く報告書こないかな~。
尚この小説はオリジナル設定を多分に含みます。
多分物語の味を殺す事になりそうだな~っとは思いますがご容赦を…。
絶賛ショタの名前募集中!いいのあったらメールください!
ついでに帝国の名前も何かいいのあったらよろしくです!
締め切りは来週一杯って事で。