卍荒罹崇卍のきゅーと&てくにかる配信ちゃんねる! 作:hikoyuki
「とにかく神様はボク達の攻撃を認識外に追いやっているので通りませんが、少なくとも最大HPダメージや毒などの
「【ライフコラプス】は獲得していない。通常攻撃ビルドだからな。もちろん装備にはいくつも
「じゃあボクのアイテムはどうでしょう。【アンプルアロー】は攻撃なので通りませんが、毒薬を直で当てれば通ります。まあそんな毒で死ぬわけないですけど」
「【トラップハンター】なら〈お徳用アイテム〉でもっと出力の高い毒を作れるだろうがな」
神様との戦いの前にも話し合いはしているけれど、視聴者のためにあえて堂々と作戦会議を始める。ここまでは前提条件として考えているぞ、というブラフにもなってくれるかもしれない。
恐らくだけど
何はともあれ、こうして作戦会議を可能な限り引き伸ばし、無駄な堂々巡りの会話を続けていき……。
「——では、そろそろ蹂躙を開始するとしよう。全能たる我の力を」
「【サモン・フィーニクス】!」
瞬間、ボクの後方に巨大な魔法陣が形成され、大いなる輪廻の不死鳥【フィーニクス】が顕現する。【フォッダー】における最高峰かつ異端の召喚スキルで呼び出される、15秒間という非常に限られた時間においてのみ、すべてを塗り替える最上級モンスターだ。【時神の加護】により召喚時間は延長されてはいるが、それでも17.25秒。
けれど——その時間内であればボクらはまさに無敵となる。
神様の眼から放たれた光がボクを貫くけれど、圧倒的な
「【無音詠唱】でずっと唱えていたのか……!」
「どこまで視ているかはわかりませんが、少なくとも全知ではないご様子でっ!」
【フィーニクス】本体の攻撃は神様には通用しない。その場で待機させたまま、ボクは神様へと迫る。
ゆうたさんも今はやりたい放題の無敵時間だ。即座に【アームズスイッチ】で装備を切り替える。それはこれまで使っていた機関銃ではなく、1つの巨大な大砲だ。とても手に持てるような代物ではなく、どすんと地面に設置して狙いを定めていく。
当然ながら、そんな隙だらけの状態で神様が動かないはずがない。けれど今は妨害をしても意味がない。視線でゆうたさんを射抜きつつ、砲の射線からは逃れようとする。すべての攻撃は無効となる——しかしだからこそ、そんな場面で飛び出してきた意味不明の武器への警戒を怠るわけにはいかない。
「いくぞ!」
その合図と共にゆうたさんが砲弾を発射する。ボクは声に合わせて【アームズスイッチ】を発動し、【魑魅魍魎の杖】を【ストレージ】にしまい込む。狙いを定めて、勢いよく放たれた砲弾は、DEXの影響を受けて神を追尾するが、当たらない。神様を掠めるように飛んでいき……その場で炸裂した。
「【ポップガン】だ。これは重いぞ」
【ポップガン】
[アクティブ][投射][エリア][補助][条件:銃器][弾丸]
消費MP:4 詠唱時間:0s 再詠唱時間:60s
効果:[自身]の発動している[投射]の[ターゲット]を[エリア]として[再発動]する。
炸裂した砲弾からは液体——ポーションが撒き散らされ、エリアにその効果が発動する。今の砲弾に入っていたのは〈お徳用アイテム〉のテクニックによって作られた大容量の毒薬。本来なら普通に相手に浴びせても最大限の効果を引き出せないのがお徳用のポーションだけど、それがスキルで発動した時点でカタログスペック100%の効果がシステムとして適用される。
高出力の毒薬の効果を受けた神様のHPはみるみるうちに減少していくが……すぐにぴたっと停止した。そのまま全回復まで持っていかれる。
【オートユーザー】
[アクティブ]詠唱時間:5s 再詠唱時間:24h
効果:[アイテム]を[2つ]まで[選択]する。
[パッシブ][スイッチ][オート]
[選択]した[アイテム]を[発動]する。
【オートユーザー】による【解毒薬】の発動だ。装備部位のどこかに仕込んでいたらしい。ある特定の
しかし【オートユーザー】を切らせることはできた。【オートユーザー】のアイテム変更には24hの
ボクはその直後〈疾風迅雷〉によって神様に肉薄し、足元に堂々と
「【トラップハンター】!」
耐久力の低い【メイジ】は物理戦闘
「さぁ、さらなる
発動したポーションは炎属性ELM低下の
これによって自身も巻き添えにしつつ神様の炎属性ELMを強引に引き下げていく。
瞬時に後方へ跳躍した神様が、数え切れないほどの鋭く尖った氷柱を、ボクを360度囲い込むように配置し、一斉に射出する。回避するような時間はないし必要もない。そのすべての攻撃を無防備に受けてHPが全損し、同時にリスポーン地点である【フィーニクス】の真横に復活する。
ただでさえ
「さて、それでは改めてとどめを……」
「【