卍荒罹崇卍のきゅーと&てくにかる配信ちゃんねる!   作:hikoyuki

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第451話 アリスケルトン

 【ストレージ】に入っていた【ゴブゾウスケルトン】と【ゴブゾンビ】の効果を確認する。

 

【ゴブゾウスケルトン】

COST:3 HP:1 AT:6

効果:[自身]が[場]から[離れた][時]、[任意]の[モンスター]に[3][ダメージ]を[与える]。

 

【ゴブゾンビ】

COST:3 HP:3 AT:1

効果:[自身]が[場]から[離れた][時]、[手札]に[戻る]。その[後]、[ゴブゾンビ]の[コスト]を[1][ポイント][低下]させる。

 

「【ゴブゾウスケルトン】の効果は……【カウンター】に似ていますが、別の能力ですね。――発動条件が緩い分、盤面の読み合いが一段と複雑になりそうだ。攻撃を受けたときだけでなく、手札に戻るときなどにも発動するのでしょう。【ゴブゾンビ】は実際の挙動次第ですね。素のステータスは低いですし、【フォールダウン】は手札が潤沢ですから、再利用できるだけでは意味が薄そうです」

 

 もしかすると、手札に戻るたびにコストが下がるのかも?コスト0で運用できるなら強力だと思う。普通に使うだけなら、所詮は攻撃力1のモンスターだ。

 

「この【カード】の重要なところは『ゴブ蔵』というボクが名付けた名前が参考にされていること。それと……アンデッドとしての【カード】であることですね」

 

 Burontさんの【カード】はアンデッドの状態ではない生身の【カード】だった。間違いなく他にも方法はあるのだと思うが、ボクとしては、イラストがアンデッドでも新しい効果の【カード】なら問題はない。

 

「次はあたしー!あたしの【カード】を作ってー!」

 めりぃさんは両手をぶんぶん振ってはしゃいでいる。

 

「わかりました!それではアンデッドに転生できるイヤリングを着けてくださいね」

 

 ゴブ蔵から借りたイヤリングを装備しためりぃさんの最大HPを0にし、同じように乱獲する。すると今度もちゃんと【カード】が現れた。光の粒が散り、厚みのあるカードが虚空から滑り落ちる。

 

【メリィスケルトン】

COST:4 HP:9 AT:0

効果:[タウント][エレメンタル]を[持つ]。

 

【メリィゾンビ】

COST:4 HP:9 AT:0

効果:[自身]が[場]に[存在]する[限り]、[味方][エレメンタル][モンスター]の[AT]を[2][ポイント][増加]させる。

 

「ちゃんと元になった人によって効果が違いますね!めりぃさんは【エレメンタル】関係ですか!」

 

 ボクの持っている【カード】で言えば【疾風のファイアエレメンタル】とシナジーがあるようだ。デッキ構築のイメージが頭の中で一気に色づいていく。

 

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>自身が強化対象じゃないのはちょっと微妙かも

 

>逆にスケルトンの方はエレメンタル扱いだけど味方エレメンタルを強化できないのか

 

>両方入れよう(提案)

----

 

「それじゃあ次はボクですね。イヤリングをください!」

 

 めりぃさんからイヤリングを受け取って装備し、同じ手順で乱獲すると、あっという間に【カード】を入手できた。

 

「これが卍さんの【カード】かー」

 

 めりぃさんの瞳が好奇心でキラキラと輝いている。

 

 アンデッドのボクを乱獲したのはめりぃさんなので、【カード】を手に入れたのもめりぃさんだ。早速受け取って効果を見てみる。

 

【アリスケルトン】

COST:3 HP:1 AT:0

効果:[自身]が[場]に[出た][時]、[任意]の[モンスター]に[7][ダメージ]を[与える]。[自身]が[場]に[出た][時]、[自身]に[1][ダメージ]を[与える]。

 

【アリスゾンビ】

COST:3 HP:3 AT:4

効果:[自身]が[場]に[出た][時]、[ライフ]を[10][ポイント][消費]して、[マナの欠片]を[手札]に[加える]。

 

「これは……随分と偏った能力ですね。ですが、どちらも使い道が多そうですよ」

 

 【アリスケルトン】はこのゲームではほとんど存在しない魔法カードのような役割を果たしてくれる。使い捨てではあるが、場に出た瞬間にダメージを飛ばせるのはかなり偉い。この【カード】を手札に2枚揃え、コストを溜めておけば【ヒュマデサタン】を倒すこともできる。

 

 とはいえ【ヒュマデサタン】が召喚されたターンの行動を阻止することはできない。【ヒュマデサタン】を出される前提で合計コスト6を溜めておく動きは弱い。

 

 【アリスゾンビ】はかなり速攻向きの【カード】だ。ライフを消費する代わりに、マナ効率で優位に立てる。仮に【ヒュマデサタン】に対抗するとしたらこちらを活用するべきだろうか。

 

 それからスキルや職業(クラス)を変更して【カード】を生成してみたが、残念ながら効果は変化しなかった。今のステータスではなく、これまでのプレイ歴が参考にされてるのかな?

 

「これは他の人の【カード】が気になってきますね!」

 

「そうだねー。【黄金の才(ユニークスキル)】を持ってる人とか強そうじゃないー?」

 

「いいですね!帝王龍さんを呼び出してみますか!」

 

 と思ったのだが、どうやらログインしていなかったので断念した。猫姫さんもいないみたいだ。

 

 他に誰かいないかな?と思ったら、」さんがログインしていたので呼んでみる。

 

卍荒罹崇卍 >」さん遊びましょう!!

 

」 >えー、もしかしてアンデッドにされちゃう?こわいー

 

卍荒罹崇卍 >怖くないですよー。なでなでしてあげますよ

 

」 >ほんとー?それじゃああそびにいくねー

 

 ごめんなさい、アンデッドにもします。ボクは心の中でそっと土下座した。

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